JP2000183750A - 記録符号変換装置 - Google Patents

記録符号変換装置

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JP2000183750A
JP2000183750A JP10355485A JP35548598A JP2000183750A JP 2000183750 A JP2000183750 A JP 2000183750A JP 10355485 A JP10355485 A JP 10355485A JP 35548598 A JP35548598 A JP 35548598A JP 2000183750 A JP2000183750 A JP 2000183750A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1,7符号化は、最小反転間隔Tmin=
1.33T、最大反転間隔Tmax=5.33T、検出
窓幅Twin=0.67T、DCがFree状態でない
というという課題がある。 【解決手段】 25チャンネルビットの組み合わせが以
下の条件を満たすようにする。“1”が2ビット以上
連続しない“1”が25ビット中iビット以上存在し
ない“0”が(Tmax)ビット以上存在しないシ
ンボルの最後尾で“0”が(Tmax−1)ビット連続
しないであり、テーブルAとテーブルBの組み合わせと
して、一方が正のCDS、他方が負のCDSであるこ
と 一方が“1”から開始するとき、必ず、他方は“0”
から開始することただし、一方が“01”から開始する
とき、他方は規定されず、空白(未使用)でもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録符号変換装置
に関し、特に、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、
相変化ディスク装置、ハードディスク装置などのデジタ
ル記録ディスク装置およびディジタル記録VTRに対し
て適用される記録符号変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタルデータないし画像・音
声データをディジタル記録する光ディスク装置、光磁気
ディスク装置、相変化ディスク装置、ハードディスク装
置といったデジタル記録ディスク装置およびディジタル
記録VTRは、データをそのまま記録せずに、記録符号
化した後に記録を行っていた。このような記録符号化の
代表的な一例として、1,7符号化がある。
【0003】次に、この1,7符号の符号変換表を図6
に示す。同図において、2ビットのビットデータを3ビ
ットのチャンネルビットに変換し、あるいは、4ビット
のビットデータを6ビットのチャンネルビットに変換し
た後に、NRZI規則で記録する。ここで、NRZI規
則とは、NoReturnToZeroInverse
規則の略称であり、“1”により反転し、“0”により
非反転を実行しつつ記録するという規則のことをいう。
また、この1,7符号化では、記録再生時のエラー等に
より復号パターンずれを起こしたときに復帰するため、
数百〜数千ビットごとに同期信号を挿入している。これ
は、通常のデータ中には出現しないチャンネルビットパ
ターンを使用し、データと明確に区別できるようにして
いる。
【0004】また、記録符号変換装置として、特開平9
−275347号公報に開示されているものが知られて
いる。同公報においては、8ビットの入力データを13
ビットの符号に変換した後、NRZI変換して記録信号
を取得する。かかる場合、“1”が2ビット以上連続せ
ず、“0”が6ビット以上連続せず、かつ末尾に“0”
が5ビット以上連続しない449通りの13ビットの符
号のうち“01”で始まる111通りの符号を第一,第
二の変換テーブルに共通に割り付け、“1”で始まる1
45通りの符号を第一の変換テーブルに、“1”あるい
は“01”で始まらない145通りの符号を第二の変換
テーブルに割り当てている。そして、共通の111通り
以外の145通りの符号については、第一,第二の変換
テーブルでの変換結果のうち、“1”が2ビット以上連
続せず、“0”が6ビット以上連続しない条件を満足す
る方を選択している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の記録符
号化において、通常、記録符号の特性を評価するとき
は、最小反転間隔Tmin、最大反転間隔Tmax、検
出窓幅Twin、直流成分であるDCで評価するのが一
般的である。ここで、この最小反転間隔は小さい程、最
大反転間隔は大きい程、検出窓幅は大きい程、DCはF
ree状態であるのが望ましい。しかし、上述した1,
7符号化は、最小反転間隔Tmin=1.33T、最大
反転間隔Tmax=5.33T、検出窓幅Twin=
0.67T、DCがFree状態でないという課題があ
る。従って、このような記録系においては、最小反転間
隔Tminが小さく、あるいはDCがFree状態にな
る記録符号化が求められている。
【0006】また、後者においては、最小反転間隔を小
さく、最大反転間隔および検出窓幅を大きく、DCをF
ree状態にすることができるものの変換テーブルが二
つであるため変換パターンが限定されるという課題があ
る。
【0007】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、16ビットのビットデータを所定の変換テーブ
ルにより25ビットのチャンネルビットに符号変換した
後に、NRZI規則に従ってデジタル記録ディスク装置
にこの符号変換したチャンネルビットを記録する記録符
号装置であって、上記所定の変換テーブルは、第一〜第
三の変換テーブルを備えるとともに、33554432
ビットパターンある25ビットのチャンネルビットにつ
いて、“1”が2ビット以上連続せず、上記テーブルの
最後尾以外では“0”が8ビット以上連続せず、上記テ
ーブルの最後尾では7ビットが連続しないビットパター
ンのうち、上記第一の変換テーブルは、CDSが正であ
り、かつ最初が“01”,“001”,“0001”,
“00001”,“000001”,“000000
1”から開始する全ビットパターンと最初が“1”から
開始する特定ビットパターンを加えた65536ビット
パターンから構成され、上記第二の変換テーブルは、C
DSが負であり、かつ最初が“01”,“001”,
“0001”,“00001”,“000001”,
“0000001”から開始する全ビットパターンと最
初が“1”から開始する特定ビットパターンを加えた6
5536ビットパターンから構成され、上記第三の変換
テーブルCは、残りのビットパターンから構成され、こ
の第一〜第三の変換テーブルを最適に選択することによ
り、最短連続ビット数を2ビットにし最長連続ビット数
を8ビットにするとともに、DCを低減することが可能
な記録符号変換装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】構成 上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、1
6ビットのビットデータを所定の変換テーブルにより2
5ビットのチャンネルビットに符号変換した後に、NR
ZI規則に従ってデジタル記録ディスク装置にこの符号
変換したチャンネルビットを記録する記録符号装置であ
って、上記所定の変換テーブルは、第一〜第三の変換テ
ーブルを備えるとともに、33554432ビットパタ
ーンある25ビットのチャンネルビットについて、
“1”が2ビット以上連続せず、上記テーブルの最後尾
以外では“0”が8ビット以上連続せず、上記テーブル
の最後尾では7ビットが連続しないビットパターンのう
ち、上記第一の変換テーブルは、CDSが正であり、か
つ最初が“01”,“001”,“0001”,“00
001”,“000001”,“0000001”から
開始する全ビットパターンと最初が“1”から開始する
特定ビットパターンを加えた65536ビットパターン
から構成され、上記第二の変換テーブルは、CDSが負
であり、かつ最初が“01”,“001”,“000
1”,“00001”,“000001”,“0000
001”から開始する全ビットパターンと最初が“1”
から開始する特定ビットパターンを加えた65536ビ
ットパターンから構成され、上記第三の変換テーブルC
は、残りのビットパターンから構成され、この第一〜第
三の変換テーブルを最適に選択することにより、最短連
続ビット数を2ビットにし最長連続ビット数を8ビット
にするとともに、DCを低減する構成としてある。
【0009】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
に記載の記録符号変換装置において、上記第一の変換テ
ーブルおよび第二の変換テーブルの組み合わせは、一方
が正のCDSかつ他方が負のCDSであり、一方が
“1”から開始するときは、必ず他方が“0”から開始
するとともに、一方が“01”から開始するときは、他
方は規定されず、空白でもよく、また、上記第三の変換
テーブルには第一の変換テーブルおよび第二の変換テー
ブルに使用されなかったビットパターンを任意に配置す
る構成としてある。
【0010】さらに、請求項3にかかる発明は、請求項
1または請求項2に記載の記録符号変換装置において、
上記第三の変換テーブルは、上記符号変換したチャンネ
ルビットの先頭部が同じビットデータで、かつ、CDS
が逆極性なる第一の変換テーブルあるいは第二の変換テ
ーブルのビットデータと同じビットデータに対応する構
成としてある。
【0011】さらに、請求項4にかかる発明は、請求項
1〜請求項3のいずれかに記載の記録符号変換装置にお
いて、上記第一〜第三の変換テーブルは、ビットパター
ンの最後部と次ビットパターンの先頭部の接続点にて、
最短連続ビット数を2ビットにするとともに、最長連続
ビット数を8ビットにすることを実現する条件を満たす
中で、1シンボル変換後のDSVが最も低減するように
選択される構成としてある。
【0012】さらに、請求項5にかかる発明は、請求項
4に記載の記録符号変換装置において、上記選択は、1
シンボルを越えるもっとも長い期間に渡って仮符号変換
を実行しつつ、合計したDSVの絶対値を低減する変換
テーブルを上記第一〜第三の変換テーブルから選択する
構成としてある。
【0013】さらに、請求項6にかかる発明は、16ビ
ットのビットデータを所定の変換テーブルにより25ビ
ットのチャンネルビットに符号変換した後に、NRZI
規則に従ってデジタル記録ディスク装置にこの符号変換
したチャンネルビットを記録する記録符号装置であっ
て、上記所定の変換テーブルは、第一〜第三の変換テー
ブルを備えるとともに、33554432ビットパター
ンある25ビットのチャンネルビットについて、“1”
が2ビット以上連続せず、“0”がテーブルの最後尾以
外ではTmaxビット以上連続せず、テーブルの最後尾
では(Tmax−k)ビットが連続しないパターンのう
ち、上記第一の変換テーブルは、CDSが正であり、か
つ最初が“1”あるいは“0”が1〜(Tmax−1)
ビット連続した後、“1”から開始するパターンから構
成され、上記第二の変換テーブルは、CDSが負であ
り、かつ最初が“1”あるいは“0”が1〜(Tmax
−1)ビット連続した後、“1”から開始するパターン
から構成され、 テーブルCは、残りのパターンから構
成され、これらのテーブルを最適に選択することによ
り、最短連続ビット数を2ビットにし最長連続ビット数
をTmaxにするとともに、DCを低減する構成として
ある。
【0014】さらに、請求項7にかかる発明は、請求項
6に記載の記録符号変換装置において、上記第一の変換
テーブルおよび第二の変換テーブルの組み合わせは、一
方が正のCDSかつ他方が負のCDSであり、一方が
“1”から開始するときは、必ず他方が“0”から開始
するとともに、一方が“0”が1ビット〜kビット連続
した後に“1”が出現するパターンから開始するとき
は、他方は規定されず、空白でもよく、また、上記第三
の変換テーブルには第一の変換テーブルおよび第二の変
換テーブルに使用されなかったパターンを任意に配置す
る構成としてある。
【0015】さらに、請求項8にかかる発明は、請求項
6または請求項7に記載の記録符号変換装置において、
上記第三の変換テーブルは、上記符号変換したチャンネ
ルビットの先頭部が同じビットデータで、かつ、CDS
が逆極性なる第一の変換テーブルあるいは第二の変換テ
ーブルのビットデータと同じビットデータに対応する構
成としてある。 さらに、請求項9にかかる発明は、請
求項6〜請求項8のいずれかに記載の記録符号変換装置
において、上記第一〜第三の変換テーブルは、ビットパ
ターンの最後部と次ビットパターンの先頭部の接続点に
て、最短連続ビット数を2ビットにするとともに、最長
連続ビット数をTmaxにすることを実現する条件を満
たす中で、1シンボル変換後のDSVが最も低減するよ
うに選択される構成としてある。
【0016】さらに、請求項10にかかる発明は、請求
項9に記載の記録符号変換装置において、上記選択は、
1シンボルを越えるもっとも長い期間に渡って仮符号変
換を実行しつつ、合計したDSVの絶対値を低減する変
換テーブルを上記第一〜第三の変換テーブルから選択す
る構成としてある。
【0017】さらに、請求項11にかかる発明は、請求
項1〜請求項10のいずれかに記載の記録符号変換装置
において、上記チャンネルビットは、25ビットデータ
中に“1”が存在しない構成としてある。
【0018】さらに、請求項12にかかる発明は、請求
項1〜請求項10のいずれかに記載の記録符号変換装置
において、上記チャンネルビットは、25ビットデータ
中に“10”の連続パターンが存在しない構成としてあ
る。
【0019】さらに、請求項13にかかる発明は、請求
項1〜請求項12のいずれかに記載の記録符号変換装置
において、上記第一〜第二の変換テーブルは、そのうち
の任意の1パターンまたは、組になっている2パターン
または、複数パターンを同期信号として使用されるとと
もに、そのパターンは、上記第一〜第二の変換テーブル
から除かれ、データとして使われない構成としてある。
【0020】さらに、請求項14にかかる発明は、請求
項1〜請求項12のいずれかに記載の記録符号変換装置
において、上記第三の変換テーブルは、そのうち任意の
1パターンまたは、複数パターンを同期信号として使用
されるとともに、そのパターンは、この第三の変換テー
ブルから除かれ、データとして使われない構成としてあ
る。
【0021】作用 本発明は、16ビットのビットデータを所定の変換テー
ブルにより25ビットのチャンネルビットに符号変換し
た後に、NRZI規則に従ってデジタル記録ディスク装
置にこの符号変換したチャンネルビットを記録する場合
に、“1”が2ビット以上連続せず、“0”がテーブル
の最後尾以外ではTmaxビット以上連続せず、テーブ
ルの最後尾では(Tmax−k)ビットが連続しないパ
ターンのうち、第一の変換テーブルは、CDSが正であ
り、かつ最初が“1”あるいは“0”が1〜(Tmax
−1)ビット連続した後、“1”から開始するパターン
で構成する。
【0022】そして、第二の変換テーブルは、CDSが
負であり、かつ最初が“1”あるいは“0”が1〜(T
max−1)ビット連続した後、“1”から開始するパ
ターンで構成し、第三の変換テーブルを残りのパターン
で構成する。さらに、第一の変換テーブルと第二の変換
テーブルの組み合わせについて、一方のCDSを正に
し、他方のCDSを負にするとともに、一方が“1”か
ら開始するときは、必ず、他方は“0”から開始させ
る。
【0023】このとき、一方において“0”が1ビット
〜Kビット連続した後に、“1”が出現するパターンで
開始するときは、他方は規定されず、空白(未使用)で
もよいことにすることによって、最小反転間隔Tmin
を1.12T,最大反転間隔Tmaxを5.12Tない
し4.48T,検出窓幅Twinを0.64Tそして、
DCをFree状態にする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、16ビットデータを25
チャンネルビットに変換する変換テーブルの一例を示し
ている。16ビットデータの組み合わせは、全部で65
536ビットパターン存在し、そこから割り当てられる
25チャンネルビットの組み合わせは、全部で3355
4432ビットパターン存在する。そして、この335
34432ビットパターンの中で、“1”が2ビット以
上連続せず、“1”が25ビット中12ビット以上存在
せず、“0”が8ビット以上存在せず、かつシンボルの
最後尾で“0”が7ビット以上連続しないビットデータ
の組み合わせは、158816ビットパターン存在する
ことになる。
【0025】ここで、“1”が2ビット以上連続しない
とは、最短連続ビット数を2ビットにするための条件で
あり、“1”が25ビット中12ビット以上存在しない
とは、“101010・・・”のように“1”が多数個
になることにより、最短連続ビットパターンが連続する
ことによってPLLはずれが発生するのを防ぐための条
件である。また、“0”が8ビット以上連続しないと
は、最長連続ビット数を8ビットにするための条件であ
る。そして、シンボルの最後尾で“0”が7ビット以上
連続しないとは、それに続く次のシンボルの先頭が“0
1で開始するとき、接続点において最長連続ビット数を
8ビットにするための条件である。
【0026】ここで、CDS(CodeWordDig
italSum)を25チャンネルビットデータについ
てNRZ/NRZI規則に従って変換した後のDCレベ
ル値として、“H”のビット数から“L”のビット数を
減算した値と定義する。これは、“L”から開始し、チ
ャンネルビットをNRZ/NRZI規則に従って変換し
たときに、“L”を−1、“H”を+1として25ビッ
ト分積算した値のことである。
【0027】例えば、“00001010000010
00100101010”から構成されるチャンネルビ
ットデータにおいては、“L”から開始し、NRZ/N
RZI規則に従って変換すると、“LLLLHHLLL
LLLHHHHLLLHHLLHH”となり、“L”を
−1、“H”を+1として25ビット分を積算すると、
CDSは、−5となることが分かる。
【0028】また、上記158816ビットパターンの
うち、NRZ/NRZI規則に従って変換した後のデー
タが“L”から開始するとき、CDSが正であり、最初
のビットパターンに応じて以下に示すビットパターンが
存在することになる。 最初が“1”から開始するテーブルは、39637ビ
ットパターン存在する。 最初が“01”から開始するテーブルは、21506
ビットパターン存在する。 最初が“001”から開始するテーブルは、1124
9ビットパターン存在する。 最初が“0001”から開始するテーブルは、561
8ビットパターン存在する。 最初が“00001”から開始するテーブルは、26
58ビットパターン存在する。 最初が“000001”から開始するテーブルは、1
173ビットパターン存在する。 最初が“0000001”から開始するテーブルは、
473ビットパターン存在する。 最初が“00000001”から開始するテーブル
は、168ビットパターン存在する。
【0029】また、NRZ/NRZI規則に従って変換
した後のデータが“L”から開始するとき、CDSが負
であり、最初のビットパターンに応じて以下に示すビッ
トパターンが存在することになる。 最初が“1”から開始するテーブルは、21371ビ
ットパターン存在する。 最初が“01”から開始するテーブルは、16629
ビットパターン存在する。 最初が“001”から開始するテーブルは、1257
2ビットパターン存在する。 最初が“0001”から開始するテーブルは、925
8ビットパターン存在する。 最初が“00001”から開始するテーブルは、66
32ビットパターン存在する。 最初が“000001”から開始するテーブルは、4
628ビットパターン存在する。 最初が“0000001”から開始するテーブルは、
3150ビットパターン存在する。 最初が“00000001”から開始するテーブル
は、2094ビットパターン存在する。
【0030】次に、テーブルAとしてNRZI変換後の
データが“L”から開始するとき、CDSが正であるテ
ーブルを65536ビットパターン決定し、テーブルB
として、NRZI変換後のデータが“L”から開始する
とき、CDSが負であるテーブルを65536ビットパ
ターン決定し、テーブルCとして、CDS調整用テーブ
ルを残り27744ビットパターンに決定する。
【0031】そして、テーブルAに関しては、CDSが
正であり、かつ最初が“01”“001”“0001”
“000001”“0000001”“0000000
1”から開始するテーブルを42845パターンをすべ
て採用し、さらに、最初が“1”から開始するテーブル
39637パターン中22691パターンを加えて65
536パターンとする。また、最初が“1”から開始す
る残りの16946パターンは、テーブルCとする。さ
らに、テーブルAについては、最初が“1”“01”
“001”“0001”“00001”“00000
1”“0000001”“00000001”から開始
するテーブルを22691,21506,11249,
5618,2658,1173,473,168ビット
パターンの順に配置する。
【0032】次に、テーブルBに関しては、CDSが負
であり、かつ最初が“01”“001”“0001”
“000001”“0000001”“0000000
1”から開始するテーブルを54963パターンをすべ
て採用し、さらに、最初が“1”から開始するテーブル
21371パターン中10573パターンを加えて65
536パターンとする。そして、最初が“1”から開始
する残りの10798パターンはテーブルCとする。さ
らに、テーブルBには最初が“1”“01”“001”
“0001”“00001”“000001”“000
0001”“00000001”から開始するテーブル
を2094,3150,4628,6632,925
8,12572,16629,10573ビットパター
ンの順に配置する。
【0033】次に、テーブルCに関しては、NRZI変
換したデータが“L”から開始するとき、CDSが負で
あり、かつ、最初が“1”から開始するパターンのうち
テーブルBで使われなかった10798パターンを、テ
ーブルAで、同じく最初が“1”から開始し、かつ、C
DSが正なるデータが配置されたと同じ先頭位置から配
置し、DSVの絶対値低減のための選択を容易に行える
ようにする。また、CDSが正であり、かつ最初が
“1”から開始するパターンのうちテーブルAで使われ
なかった16946パターンをテーブルBで、同じく最
初が“1”から開始し、かつCDSが負なるデータが配
置されたと同じ最後尾位置から配置し、DSVの絶対値
低減のための選択を容易に行えるようにする。残りの3
7792パターンは空白(未使用)とする。
【0034】上述したテーブルA〜Cによって構成され
る変換テーブルには、25ビットの変換データを加え、
CDSあるいはINVなるデータを記憶している。この
INVは、“L”から開始し、チャンネルビットをNR
Z/NRZI変換したとき、“L”で終了するか“H”
で終了するかを示すデータであり、前者のときは“0”
になるとともに、後者のときは“1”となる。すなわ
ち、チャンネルビット中、“1”が偶数個存在すれば、
INV=“0”、奇数個存在すれば、INV=“1”に
なる。
【0035】例えば、“00001010000010
00100101010”となるチャンネルビットデー
タにおいては、“1”が7ビット存在するためINV=
“1”となり、NRZ/NRZI変換後、“L”から開
始すれば“H”で終了し、“H”から開始すれば“L”
で終了する。
【0036】上述した本テーブルA〜Cを使用しての1
6ビットデータから25チャンネルビットへの変換は以
下のように実行される。 DSV、NZIを新設する。このDSVはストリーム
全体のDCレベル値、NZIはストリーム全体における
現時点での“L”ないし、“H”を示す値であり、
“L”のときNZI=“0”、“H”のときNZI=
“1”となる。また、初期状態として、DSV=0、N
ZI=0とする。
【0037】16ビットデータを25チャンネルビッ
トデータに変換する。第一のシンボルではテーブルAを
使用する。そして、同時に、テーブルを示すCDS値を
DSVに代入し、INV値をNZIに代入することによ
り、第一シンボル変換後のDSV、NZIを求める。
【0038】第二シンボル以降でも、16ビットデー
タを25チャンネルビットデータに変換するが、ここ
で、テーブルA,Bないし65536パターン中277
44パターンに関しては、さらにテーブルCから、以下
の方法により、最適なテーブルを選択する。
【0039】(1)あるテーブルを選ぶことにより、直
前の25チャンネルビットデータと、対象とする25チ
ャンネルビットデータの接続点で“1”の連続、ない
し、8ビット以上の“0”の連続が発生するとき、その
テーブルは選択対象から外す。その結果、選択可能テー
ブルが1種類となったときは、そのテーブルを選択す
る。
【0040】(2)選択可能テーブルが2種類以上とな
ったときは、DSVの絶対値が低減する方のテーブルを
選択する。すなわち、直前のNZIが“0”のとき、2
5チャンネルビットは“L”から開始するため、選択可
能テーブルに関して、直前のDSVとCDS値を加算し
て新しいDSVを計算し、その絶対値が小さい方のテー
ブルを選択する。DSVが同じ値の場合、どちらのテー
ブルを選択してもよいことになる。また、直前のNZI
が“1”のとき、25チャンネルビットは“H”から開
始するため、選択可能テーブルに関して、直前のDSV
と(−1*CDS)値を加算して新しいDSVを計算
し、その絶対値が小さい方のテーブルを選択する。DS
Vが同じ値の場合、どちらのテーブルを選択してもよ
い。上述した場合、1シンボルごとにDSVの絶対値が
小さくなる方のテーブルを選択するが、もっと長い期間
に渡って仮符号変換を実行し、合計したDSVの絶対値
を低減するテーブルを選択してもよい。
【0041】テーブル選択後、DSV、NZIを更新
する。直前のNZIが“0”のとき、25チャンネルビ
ットは“L”から開始するため、直前のDSV値と、C
DS値を加算して新しいDSVに代入し。INVを新し
いNZIに代入する。また、直前のNZIが“1”のと
き、25チャンネルビットは“H”から開始するため、
直前のDSV値と、(−1*CDS)値を加算して新し
いDSVに代入し、INVの反転データ(INV=
“0”のときは、“1”、INV=“1”のときは
“0”)を新しいNZIに代入する。 その後は、〜を繰り返す
【0042】変調符号は、25チャンネルビットデータ
を並列/直列変換し、NRZ/NRZI変換した後に出
力される。また本テーブルを使用した16〜25逆変換
(復号)は以下のように行う。入力した変調符号は、
NRZI/NRZ変換、直列/並列変換の後、25チャ
ンネルビットが16ビットデータに変換され出力され
る。
【0043】以上の変換システムを実現する回路ブロッ
クを図2に示す。同図においては、ビットデータを16
ビットとして入力部201から入力する。そして、1ク
ロックのラッチDによりタイミングが合わせられたこの
16ビットデータ202は、16−25変調用ROM2
03へ入力される。この16−25変調用ROM203
にはテーブルA,B,Cが記憶されており、最終的には
このうちから1テーブルが選択される。ここで、テーブ
ルA,B,Cからは、それぞれ25ビットのチャンネル
ビットデータ204と、8ビットのフラグデータ205
が出力される。この8ビットのフラグデータは、7ビッ
トの2’sコンプリメントで示すCDSと、1ビットの
INVから構成される。
【0044】25チャンネルビットデータ204中のM
SB7ビットデータ207は、1クロック前の25チャ
ンネルビットデータ204中のLSB7ビットデータ2
08とともに、条件判定回路206に入力される。この
条件判定回路206では、1クロック前のLSB7ビッ
トデータ208と、本クロックのテーブルA,B,Cに
対応したMSB7ビットデータ207との接続点で
“1”の連続、ないし、“0”について8ビット以上連
続が存在しないかを判定し、もし、どちらかでも存在す
れば、対応するテーブルの選択不許可フラグ209を
“1”にセットする。
【0045】次に、フラグデータのうち、7ビットのC
DSデータ211と、1クロック前のフラグデータにお
ける7ビットDSVデータ215,216とを1ビット
のNZIデータ212としてDSV計算回路210に入
力する。このDSV計算回路210では、1クロック前
のDSVデータ215,216と、本クロックのテーブ
ルA,B,Cに対応したCDSデータ211から、新し
いDSVデータ213を計算する。
【0046】ここで、1クロック前のNZIデータ21
2がNZI=“0”のとき、本クロックではNRZ/N
RZI変換後のデータを“L”から開始するため、1ク
ロック前のDSVデータ212に本クロックのCDSデ
ータ211を加算して新しいDSVデータ213とする
が、1クロック前のNZIデータ212がNZI=
“1”のとき、本クロックではNRZ/NRZI変換後
のデータを“H”から開始するため、1クロック前のD
SVデータ212に本クロックの(−1*CDS)デー
タ211を加算して新しいDSVデータ213とする。
そして、新しいDSVデータ213を出力する。また、
比較選択回路214には、テーブルA,B,Cに対応し
た25ビットのチャンネルビットデータ204、8ビッ
トのフラグデータ205、選択不許可フラグ209、新
しいDSVデータ213を入力する。
【0047】ここでは、まず、選択不許可フラグ209
が“1”、すなわち、不許可のテーブルを非選択とし、
選択可能テーブルの中で新しいDSVデータ213の絶
対値を比較し、その値が最も小さいテーブルを最終的に
選択する。選択されたテーブルから、25チャンネルビ
ットデータ217に出力し、同時に25チャンネルビッ
トデータ217中のMSB7ビットを次クロックにおけ
る条件判定回路208へ出力する。また、選択されたテ
ーブルより計算された新しい7ビットのDSVデータ2
15を出力する。
【0048】ここで、比較選択回路214には、DSV
データが7ビットの範囲を超えたときのために、図示し
ないリミッタ回路を内蔵している。同時に、選択された
テーブルのINVと1クロック前のNZIデータ212
の排他的論理和をとって新しいNZIデータ216を出
力する。25チャンネルビットデータ217は、並列/
直列変換回路(P/S)218で直列化され、NRZ/
NRZI変換回路219でNRZI変換されるととも
に、変調後のビットストリーム220として出力され
る。
【0049】また、以上の逆変換システムを実現する回
路ブロックを図3に示す。同図において、入力した変調
符号301は、NRZI/NRZ変換302により、N
RZに変換され、直列/並列変換回路(S/P)303
により並列化され、D−フリップフロップ304により
タイミングを合わせられる。そして、25−16復調用
ROM305により25チャンネルビットデータが16
ビットデータに変換される。この25−16復調用RO
M305には、テーブルA,B,Cの全テーブルが内蔵
されており、全チャンネルビットに対するビットデータ
が出力される。さらに、D−フリップフロップ306を
経て、16ビットデータ307が出力される。
【0050】次に、図1に示した変換テーブルの変形例
を図4に示す。同図において、テーブルAに関しては、
CDSが正であり、かつ最初が“1”から開始するテー
ブル39637パターン、最初が“01”から開始する
テーブル21506パターンを全て採用し、最初が“0
01”から開始するテーブル11249パターン中43
93パターンを加えて65536パターンとする。残り
の最初が“001から開始するテーブル11249パタ
ーン中6856パターン、最初が“0001”“000
001”“0000001”“00000001”から
開始するテーブル5618、2658、1173、47
3、168パターンの計16946パターンはテーブル
Cとする。そして、テーブルAには、最初が“1”“0
1”“001”から開始するテーブル39637,21
506,4393ビットパターンをこの順に配置する。
【0051】また、テーブルBに関しては、CDSが負
であり、かつ最初が“1”から開始するテーブル213
71パターン、最初が“01”から開始するテーブル1
6629パターン、最初が“001”から開始するテー
ブル12572パターン、最初が“0001”から開始
するテーブル9258パターンを全て採用し、最初が
“00001”から開始するテーブル6632パターン
中5706パターンを加えて65536パターンとす
る。残りの最初が“00001から開始するテーブル6
632パターン中926パターン、最初が“00000
1”“0000001”“00000001”から開始
するテーブル4628、3150、2094パターンの
計10798パターンはテーブルCとする。そして、テ
ーブルBには、最初が“00001”“0001”“0
01”“01”“1”から開始するテーブル5706,
9258,12572,16629,21371ビット
パターンをこの順に配置する。
【0052】そして、テーブルCに関しては、NRZI
変換したデータが“L”から開始するとき、CDSが正
であり、かつ、最初が“00000001”“0000
001”“000001”“00001”“0001”
“001”から開始するパターンのうちテーブルAで使
われなかった16946パターンを先頭から配置し、C
DSが負であり、かつ、最初が“00000001”
“0000001”“000001”から開始するパタ
ーンのうちテーブルBで使われなかった10798パタ
ーンを最後尾に配置し、残りの37792パターンは空
白(未使用)とする。
【0053】さらに、他の変形例を図5に示す。同図
は、Tmax=7Tを実現するテーブルの一例である。
同図において、16ビットデータの組み合わせは全部で
65536パターン存在し、そこから割り当てられる2
5チャンネルビットの組み合わせは全部で335544
32パターン存在する。この33554432パターン
の中で、“1”が2ビット以上連続せず、“1”が25
ビット中12ビット以上存在せず、“0”が7ビット以
上連続せず、かつシンボルの最後尾で“0”が6ビット
以上連続しないデータの組み合わせは、135200パ
ターン存在する。
【0054】ここで、“1”が2ビット以上連続しない
とは、最小反転間隔を2Tにするための条件である。
“1”が25ビット中12ビット以上存在しないとは、
“101010・・・”のように“1”が多数個になる
ことにより、最小反転間隔パターンが連続し、PLLは
ずれが発生するのを防ぐための条件である。“0”が7
ビット以上連続しないとは、最大反転間隔を7Tにする
ための条件である。シンボルの最後尾で“0”が6ビッ
ト以上連続しないとは、それに続く次のシンボルの先頭
が“01で開始するとき、接続点において最大反転間隔
を7Tにするための条件である。
【0055】上記135200ビットパターンのうち、
NRZ/NRZI規則に従って変換した後のデータが
“L”から開始するとき、CDSが正であり、最初のビ
ットパターンに応じて以下に示すビットパターンが存在
することになる。 最初が“1”から開始するテーブルは、34286ビ
ットパターン存在する。 最初が“01”から開始するテーブルは、18557
ビットパターン存在する。 最初が“001”から開始するテーブルは、9603
ビットパターン存在する。 最初が“0001”から開始するテーブルは、472
5ビットパターン存在する。 最初が“00001”から開始するテーブルは、21
74ビットパターン存在する。 最初が“000001”から開始するテーブルは、9
23ビットパターン存在する。 最初が“0000001”から開始するテーブルは、
352ビットパターン存在する。
【0056】また、NRZ/NRZI規則に従って変換
した後のデータが“L”から開始するとき、CDSが負
であり、最初のビットパターンに応じて以下に示すビッ
トパターンが存在することになる。 最初が“1”から開始するテーブルは、17871ビ
ットパターン存在する。 最初が“01”から開始するテーブルは、14284
ビットパターン存在する。 最初が“001”から開始するテーブルは、1105
8ビットパターン存在する。 最初が“0001”から開始するテーブルは、827
0ビットパターン存在する。 最初が“00001”から開始するテーブルは、59
99ビットパターン存在する。 最初が“000001”から開始するテーブルは、4
217ビットパターン存在する。 最初が“0000001”から開始するテーブルは、
2881ビットパターン存在する。
【0057】次に、テーブルAとしてNRZI変換後の
データが“L”から開始するとき、CDSが正であるテ
ーブルを65536ビットパターン決定し、テーブルB
として、NRZI変換後のデータが“L”から開始する
とき、CDSが負であるテーブルを65536ビットパ
ターン決定する。ところが、CDSが正のテーブルAは
候補が70620パターンと、65536パターンより
多いため問題ないが、CDSが負のテーブルBは、候補
が64580パターンと、65536パターンより95
6パターン小さいためテーブルBの一部が空白になって
しまう。そこで、テーブルBの956パターンにはテー
ブルAの“01”で開始するパターンを対応させること
により、ここでは必ずテーブルAのパターンで変換さ
れ、Tmin,Tmaxの条件が満たされる様になる。
テーブルCとして、CDS調整用テーブルを残り508
4ビットパターンに決定する。
【0058】ここで、テーブルAに関しては、CDSが
正であり、かつ最初が“01”,“001”“000
1”“000001”“0000001”から開始する
テーブルを36334パターンをすべて採用し、さら
に、最初が“1”から開始するテーブル34286パタ
ーン中29202パターンを加えて65536パターン
とする。最初が“1”から開始する残りの5084パタ
ーンはテーブルCとする。そして、テーブルAには最初
が“1”“01”“001”“0001”“0000
1”“000001”“0000001”から開始する
テーブルを29202,18557,9603,472
5,2174,923,352パターンの順に配置す
る。
【0059】そして、テーブルBに関しては、CDSが
負であり、かつ最初が“1”,“01”“001”“0
001”“00001”“000001”“00000
01”から開始するテーブルを64580パターンをす
べて採用する。このとき、956パターンが空白になっ
てしまうが、そこはテーブルAの“01”で開始するパ
ターンを対応させることにより、必ずテーブルAのパタ
ーンで変換され、Tmin,Tmaxの条件が満たされ
る。そして、テーブルBには、最初が“000000
1”“000001”“00001”“0001”“0
01”“01”“1”から開始するテーブル2881、
4217、5999、8270、11058、1428
4、17871パターンの順に配置する。“01”から
開始するパターンと、“1”から開始するパターンの間
に956パターンの空白を挿入する。
【0060】また、テーブルCに関しては、NRZI変
換したデータが“L”から開始するとき、CDSが正で
あり、かつ、最初が“1”から開始するパターンのうち
テーブルAで使われなかった5084パターンを最後尾
に配置し、残りの60452パターンは空白(未使用)
とする。
【0061】ところで、PLLはずれなどにより、変換
の区切りのずれが発生することがある。これをもとに復
帰するため、あらかじめ、定期的にストリーム中に同期
信号を挿入する。同期信号は、テーブルAないしBのう
ちの任意の1パターン、組みになっている2パターン、
ないし複数パターンを使用する。同期信号として使用し
たパターンはテーブルから除かれ、データとして使われ
ることはない。あるいは、同期信号はテーブルCのうち
の任意の1パターンないし複数パターンを使用する。以
上のように複数のテーブルが存在可能である。
【0062】本発明を実現するにあたり重要なことは、
25チャンネルビットの組み合わせが以下の条件を満た
されていれば良いことになる。 “1”が2ビット以上連続しない “1”が25ビット中iビット以上存在しない “0”が(Tmax)ビット以上存在しない シンボルの最後尾で“0”が(Tmax−1)ビット
連続しないであり、テーブルAとテーブルBの組み合わ
せとして、 一方が正のCDS、他方が負のCDSであること 一方が“1”から開始するとき、必ず、他方は“0”
から開始することただし、一方が“01”から開始する
とき、他方は規定されず、空白(未使用)でもよい。
【0063】さらに、条件を一般化すると、この25ビ
ットの組み合わせは、以下に示す条件が満たさせばよい
ことになる。 “1”が2ビット以上連続しない “1”が25ビット中iビット以上存在しない “0”が(Tmax)ビット以上連続しない シンボルの最後尾で“0”が(Tmax−K)ビット
以上連続しないであり、テーブルAとテーブルBの組み
合わせとして、 一方が正のCDS、他方が負のCDSであること 一方が“1”から開始するとき、必ず、他方は“0”
から開始することただし、一方が“0”が1ビット〜K
ビット連続した後、“1”が出現するパターンから開始
するとき、他方は規定されず、空白(未使用)でもよ
い。
【0064】従って、上記条件を満たす限りは、テーブ
ルA,Bを入れ替えてもよいし、テーブルA,B,C全
体を上下入れ替えてもよいし、テーブルA、Bを入れ替
え、かつ、テーブルA,B,C全体を上下に入れ替えて
もよいし、テーブルCを削除してもよい。もちろん、図
1〜図5の実施例に関わらず、データをランダムに入れ
替えてもよい。また、上述した例では、“1”が25ビ
ット中12ビット以上存在しないとしているが、これ
は、12ビット以外の数値でもよく、あるいは、この条
件はなくてもよい。さらに、例えば、“10”の連続が
jパターン以下という条件にしてもよい。そして、上述
した条件を満たす限りは、最大反転間隔Tmaxは8
T,7Tおよびそれ以下、または9Tおよびそれ以上に
することも可能である。さらに、本実施形態においては
テーブルA,B,CをDSVにより選択する構成として
いるが、その他の方法で選択する構成であってもよい。
例えば、反転回数が多くなるように選択する構成を採用
してもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、16ビッ
トのビットデータを所定の変換テーブルにより25ビッ
トのチャンネルビットに符号変換した後に、NRZI規
則に従ってデジタル記録ディスク装置にこの符号変換し
たチャンネルビットを記録する場合に、“1”が2ビッ
ト以上連続せず、“0”がテーブルの最後尾以外ではT
maxビット以上連続せず、テーブルの最後尾では(T
max−k)ビットが連続しないパターンのうち、第一
の変換テーブルは、CDSが正であり、かつ最初が
“1”あるいは“0”が1〜(Tmax−1)ビット連
続した後、“1”から開始するパターンで構成する。
【0066】そして、第二の変換テーブルは、CDSが
負であり、かつ最初が“1”あるいは“0”が1〜(T
max−1)ビット連続した後、“1”から開始するパ
ターンで構成し、第三の変換テーブルを残りのパターン
で構成する。さらに、第一の変換テーブルと第二の変換
テーブルの組み合わせについて、一方のCDSを正に
し、他方のCDSを負にするとともに、一方が“1”か
ら開始するときは、必ず、他方は“0”から開始させ
る。
【0067】このとき、一方において“0”が1ビット
〜Kビット連続した後に、“1”が出現するパターンで
開始するときは、他方は規定されず、空白(未使用)で
もよいことにすることによって、最小反転間隔Tmin
を1.12T,最大反転間隔Tmaxを5.12Tない
し4.48T,検出窓幅Twinを0.64Tそして、
DCをFree状態にすることができる記録符号変換装
置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる記録符号変換装置
における16ビットデータと25チャンネルビットデー
タの符号変換表を示した図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる記録符号変換装置
における16ビットデータと25チャンネルビットデー
タの符号変換回路を示した図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる記録符号変換装置
における16ビットデータと25チャンネルビットデー
タの符号逆変換回路を示した図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる記録符号変換装置
における16ビットデータと25チャンネルビットデー
タの符号変換表の変形例を示した図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる記録符号変換装置
における16ビットデータと25チャンネルビットデー
タの符号変換表の他の変形例を示した図である。
【図6】従来の記録符号変換装置における16ビットデ
ータと25チャンネルビットデータの符号変換表を示し
た図である。
【符号の説明】
210 データ入力 202 変調用ROM入力データ 203 16−25変調用ROM 204 変調用ROMからの25ビットデータ出力 205 変調用ROMからのフラグ出力 206 条件判定回路 207 25ビットデータ出力中のMSB7ビット 208 1クロック前に変調された25ビットデータ出
力中のLSB7ビット 209 条件判定回路出力 210 DSV計算回路 211 変調用ROMからのフラグ出力 212 1クロック前のデータ終了点までのDSVおよ
びNZIデータ 213 本クロックのデータ終了点までのDSVデータ 214 比較選択回路 215 1クロック前のデータ終了点までのDSVデー
タ 216 1クロック前のデータ終了点までのNZIデー
タ 217 25ビット変換データ出力 218 並列/直列変換回路 219 NRZ/NRZI変換回路 220 データ出力

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 16ビットのビットデータを所定の変換
    テーブルにより25ビットのチャンネルビットに符号変
    換した後に、NRZI規則に従ってデジタル記録ディス
    ク装置にこの符号変換したチャンネルビットを記録する
    記録符号装置であって、 上記所定の変換テーブルは、第一〜第三の変換テーブル
    を備えるとともに、 25ビットのチャンネルビットについて、“1”が2ビ
    ット以上連続しない場合であり、上記テーブルの最後尾
    以外では“0”が8ビット以上連続しないとともに上記
    テーブルの最後尾では7ビットが連続しないビットパタ
    ーンの場合にて、上記第一の変換テーブルは、CDSが
    正であり、かつ最初が“01”,“001”,“000
    1”,“00001”,“000001”,“0000
    001”から開始する全ビットパターンと最初が“1”
    から開始する特定ビットパターンを加えたビットパター
    ンから構成され、 上記第二の変換テーブルは、CDSが負であり、かつ最
    初が“01”,“001”,“0001”,“0000
    1”,“000001”,“0000001”から開始
    する全ビットパターンと最初が“1”から開始する特定
    ビットパターンを加えたビットパターンから構成され、 上記第三の変換テーブルCは、残りのビットパターンか
    ら構成され、 この第一〜第三の変換テーブルを最適に選択することに
    より、最短連続ビット数を2ビットにし最長連続ビット
    数を8ビットにするとともに、DCを低減することを特
    徴とする記録符号変換装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の記録符号変換装置
    において、 上記第一の変換テーブルおよび第二の変換テーブルの組
    み合わせは、一方が正のCDSかつ他方が負のCDSで
    あり、一方が“1”から開始するときは、必ず他方が
    “0”から開始するとともに、一方が“01”から開始
    するときは、他方は規定されず、空白でもよく、また、
    上記第三の変換テーブルには第一の変換テーブルおよび
    第二の変換テーブルに使用されなかったビットパターン
    を任意に配置することを特徴とする記録符号変換装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載の記
    録符号変換装置において、 上記第三の変換テーブルは、上記符号変換したチャンネ
    ルビットの先頭部が同じビットデータで、かつ、CDS
    が逆極性なる第一の変換テーブルあるいは第二の変換テ
    ーブルのビットデータと同じビットデータに対応するこ
    とを特徴とする記録符号変換装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の記録符号変換装置において、 上記第一〜第三の変換テーブルは、ビットパターンの最
    後部と次ビットパターンの先頭部の接続点にて、最短連
    続ビット数を2ビットにするとともに、最長連続ビット
    数を8ビットにすることを実現する条件を満たす中で、
    1シンボル変換後のDSVが最も低減するように選択さ
    れることを特徴とする記録符号変換装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項4に記載の記録符号変換装置
    において、 上記選択は、1シンボルを越えるもっとも長い期間に渡
    って仮符号変換を実行しつつ、合計したDSVの絶対値
    を低減する変換テーブルを上記第一〜第三の変換テーブ
    ルから選択することを特徴とする記録符号変換装置。
  6. 【請求項6】 16ビットのビットデータを所定の変換
    テーブルにより25ビットのチャンネルビットに符号変
    換した後に、NRZI規則に従ってデジタル記録ディス
    ク装置にこの符号変換したチャンネルビットを記録する
    記録符号装置であって、 上記所定の変換テーブルは、第一〜第三の変換テーブル
    を備えるとともに、 25ビットのチャンネルビットについて、“1”が2ビ
    ット以上連続せず、“0”がテーブルの最後尾以外では
    Tmaxビット以上連続せず、テーブルの最後尾では
    (Tmax−k)ビットが連続しないパターンのうち、 上記第一の変換テーブルは、CDSが正であり、かつ最
    初が“1”あるいは“0”が1〜(Tmax−1)ビッ
    ト連続した後、“1”から開始するパターンから構成さ
    れ、 上記第二の変換テーブルは、CDSが負であり、かつ最
    初が“1”あるいは“0”が1〜(Tmax−1)ビッ
    ト連続した後、“1”から開始するパターンから構成さ
    れ、 テーブルCは、残りのパターンから構成され、 これらのテーブルを最適に選択することにより、最短連
    続ビット数を2ビットにし最長連続ビット数をTmax
    にするとともに、DCを低減することを特徴とする記録
    符号変換装置。
  7. 【請求項7】 上記請求項6に記載の記録符号変換装置
    において、 上記第一の変換テーブルおよび第二の変換テーブルの組
    み合わせは、一方が正のCDSかつ他方が負のCDSで
    あり、一方が“1”から開始するときは、必ず他方が
    “0”から開始するとともに、一方が“0”が1ビット
    〜kビット連続した後に“1”が出現するパターンから
    開始するときは、他方は規定されず、空白でもよく、ま
    た、上記第三の変換テーブルには第一の変換テーブルお
    よび第二の変換テーブルに使用されなかったパターンを
    任意に配置することを特徴とする記録符号変換装置。
  8. 【請求項8】 上記請求項6または請求項7に記載の記
    録符号変換装置において、 上記第三の変換テーブルは、上記符号変換したチャンネ
    ルビットの先頭部が同じビットデータで、かつ、CDS
    が逆極性なる第一の変換テーブルあるいは第二の変換テ
    ーブルのビットデータと同じビットデータに対応するこ
    とを特徴とする記録符号変換装置。
  9. 【請求項9】 上記請求項6〜請求項8のいずれかに記
    載の記録符号変換装置において、 上記第一〜第三の変換テーブルは、ビットパターンの最
    後部と次ビットパターンの先頭部の接続点にて、最短連
    続ビット数を2ビットにするとともに、最長連続ビット
    数をTmaxにすることを実現する条件を満たす中で、
    1シンボル変換後のDSVが最も低減するように選択さ
    れることを特徴とする記録符号変換装置。
  10. 【請求項10】 上記請求項9に記載の記録符号変換装
    置において、 上記選択は、1シンボルを越えるもっとも長い期間に渡
    って仮符号変換を実行しつつ、合計したDSVの絶対値
    を低減する変換テーブルを上記第一〜第三の変換テーブ
    ルから選択することを特徴とする記録符号変換装置。
  11. 【請求項11】 上記請求項1〜請求項10のいずれか
    に記載の記録符号変換装置において、 上記チャンネルビットは、25ビットデータ中に“1”
    が存在しないことを特徴とする記録符号変換装置。
  12. 【請求項12】 上記請求項1〜請求項10のいずれか
    に記載の記録符号変換装置において、 上記チャンネルビットは、25ビットデータ中に“1
    0”の連続パターンが存在しないことを特徴とする記録
    符号変換装置。
  13. 【請求項13】 上記請求項1〜請求項12のいずれか
    に記載の記録符号変換装置において、 上記第一〜第二の変換テーブルは、そのうちの任意の1
    パターンまたは、組になっている2パターンまたは、複
    数パターンを同期信号として使用されるとともに、その
    パターンは、上記第一〜第二の変換テーブルから除か
    れ、データとして使われないことを特徴とする記録符号
    変換装置。
  14. 【請求項14】 上記請求項1〜請求項12のいずれか
    に記載の記録符号変換装置において、 上記第三の変換テーブルは、そのうち任意の1パターン
    または、複数パターンを同期信号として使用されるとと
    もに、そのパターンは、この第三の変換テーブルから除
    かれ、データとして使われないことを特徴とする記録符
    号変換装置。
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