JP2000183645A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP2000183645A JP10361457A JP36145798A JP2000183645A JP 2000183645 A JP2000183645 A JP 2000183645A JP 10361457 A JP10361457 A JP 10361457A JP 36145798 A JP36145798 A JP 36145798A JP 2000183645 A JP2000183645 A JP 2000183645A
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    • H01Q5/45Imbricated or interleaved structures; Combined or electromagnetically coupled arrangements, e.g. comprising two or more non-connected fed radiating elements using two or more feeds in association with a common reflecting, diffracting or refracting device

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の衛星の追尾が可能で、コンパクトで比
較的小スペースに設置可能なアンテナ装置を提供するこ
と。 【解決手段】 本発明によるアンテナ装置50は、電波
ビームを集束するための球体レンズ1と、球体レンズ1
の中心から略一定の間隔をおいて配置された保持部12
とを備えている。保持部12には、球体レンズ1に向け
られると共に、保持部12に沿って移動可能な複数の給
電部20、23が設けられている。本発明のアンテナ装
置50は、1つの球体レンズ1に複数の給電部20、2
3が配置可されるため、複数の衛星を同時に追尾するこ
とができ、かつ小スペースに設置することが可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナ装置に係
り、とりわけ、複数の通信用衛星を同時に追尾すること
が可能なアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通信用衛星は、現在すでに約200個が
比較的低高度において地球上を周回している。このた
め、地球上のどの地点においても、少なくとも数個の衛
星と交信することが可能である。通信用衛星を利用した
システムとして、イリジウムシステムや、スカイブリッ
ジシステムが提案されている。
【0003】通信用衛星のための従来のアンテナ装置と
しては、パラボラアンテナ装置やフェーズドアレイアン
テナ装置が広く用いられている。
【0004】パラボラアンテナ装置の例を図11及び図
12に示す。図11に示すパラボラアンテナ装置100
は、地面あるいは建物上に鉛直に設立したポスト101
と、ポスト101の上端部にポスト101と平行にポス
ト101周りに回動可能に取リ付けられた回動軸102
と、この回動軸102に外嵌された歯車102gと、歯
車102gと噛合すると共に回動モータ(図示せず)に
よって回転駆動される歯車103とを備えている。
【0005】電波集束部120の上部が、回動軸102
の上端部にブラケット111を介して上下回動自在に取
り付けられ、電波集束部120の下部が、回動軸102
の下方部に取り付けたシリンダユニット112のロッド
112aの先端に取り付けられている。電波集束部12
0による電波集束位置には、給電部130が設けられて
いる。
【0006】このようなパラボラアンテナ装置100
は、回動モータを駆動させることにより、歯車103、
102gを介して回動軸102を回動させて電波集束部
120の方位角を制御することができる。一方、シリン
ダユニット112を伸軸作動させることにより、電波集
束部120の仰角を制御することができる。これによ
り、パラボラアンテナ100は、通信衛星を追尾して、
電波集束部120を通信衛星に向け、通信衛星が出力す
る電波を良好な通信状態で受信する、あるいは、通信衛
星に向けて電波を良好な通信状態で送信することができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のパラボラアンテ
ナ装置100は、1つの電波集束部120が1つの給電
部130に対応して構成されている。従って、追尾する
衛星の数が複数ある場合、追尾する衛星の数に応じた複
数のパラボラアンテナ装置100が必要である。例えば
2つの衛星を追尾するためには、2つのパラボラアンテ
ナ装置100が必要である。
【0008】2つのパラボラアンテナ装置100は、お
互いに、電波集束部120と衛星との間の障害物となら
ないように配置される必要がある。例えば、電波集束部
120が直径45cmの円形に構成されている場合、一
方の電波集束部120が他方の電波集束部120に
「影」を形成しないようにするためには、図12に示す
ように、両電波集束部120が略水平に配置されると共
に、略3m程度離して配置される必要がある。
【0009】しかしながら、図12のような装置は、設
置に広いスペースが必要であり、一般家庭に普及しにく
いものであった。
【0010】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、複数の衛星の追尾が可能で、しかもコン
パクトで比較的小スペースに設置可能なアンテナ装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、電波ビームを
集束するための球体レンズと、球体レンズの中心から略
一定の間隔をおいて配置された保持部と、球体レンズに
向けられると共に、保持部に沿って移動可能な複数の給
電部と、を備えたことを特徴とするアンテナ装置であ
る。
【0012】本発明によれば、1つの球体レンズに複数
の給電部が配置可能であるため、複数の衛星を追尾する
ことができ、かつ小スペースに設置可能である。
【0013】好ましくは、本発明は、固定ベースと、球
体レンズの中心を通る第1回転軸周りに回転可能に固定
ベース上に取り付けられた回転ベースと、回転ベース上
に固定され、球体レンズの両側において球体レンズの中
心を通り第1回転軸と略直交する第2回転軸に至る一対
の支持部と、を更に備え、保持部は、第2回転軸周りに
回転可能に一対の支持部に両端を軸支された球体レンズ
と同心の円弧状アームを有することを特徴とする。
【0014】この場合、複数の給電部の互いの移動に干
渉が生じることを防止することができる。特に給電部が
2つの場合には、給電部の移動に干渉が生じることが極
めて効果的に回避できる。
【0015】また、本発明は、特許請求の範囲請求項4
に記載のアンテナ装置の2つの給電部を、天空上に存在
する2つの衛星の位置にそれぞれ対応させて位置決め制
御する方法であって、2つの衛星の位置を制御装置に入
力する工程と、入力された2つの衛星の位置から球体レ
ンズの中心を通って延びる各軸線上に2つの給電部の各
々を配置すべく、給電部の配置されるべき2つの位置を
演算する工程と、給電部が配置されるべき2つの位置と
球体レンズの中心とを含む第1仮想平面と、球体レンズ
の中心を通り回転ベースの第1回転軸と直交する第2仮
想平面との交線上に第2回転軸が配置されるよう回転ベ
ースを回転させる工程と、円弧状アームを第2回転軸周
りに回転させると共に、円弧状アームに沿って給電部を
移動させて2つの給電部をそれらの配置されるべき位置
に配置する工程と、を備えたことを特徴とするアンテナ
装置の位置決め制御方法である。
【0016】本発明によれば、2つの給電部を2つの衛
星の位置にそれぞれ対応する位置に、それらの移動に干
渉が生じることなく移動させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施の形態によるアン
テナ装置50を示す構成概略図である。図1に示すよう
に、本発明の一実施の形態のアンテナ装置50は、地面
あるいは建物上に固定される略円形の固定ベース32
と、第1回転軸Y周りに回転可能に固定ベース32上に
取り付けられた略円形の回転ベース6と、第1回転軸Y
上に中心がくるように配置された球体レンズ1とを備え
ている。
【0019】球体レンズ1は、その両側において、球体
レンズ1の中心を通り第1回転軸Yと略直交する第2回
転軸Xに至る一対の支持部によって回転ベース6上に固
定されている。一対の支持部は、第1回転軸Yに平行に
直立する支持柱4、5と、支持柱4、5から球体レンズ
1側に第2回転軸Xに沿って延びる支持棒2、3とによ
って形成されている。
【0020】本実施の形態では、固定ベース32上に、
略円形で中央部分上方側に第1回転軸Yと同軸の突円部
7cを有する固定台7が形成されている。一方、回転ベ
ース6の下面側には、第1回転軸Yと同軸であって、突
円部7cよりも大径の突円部6cが形成されている。そ
して、突円部7cの外周には、ベアリング8を介して回
転ベース6の突円部6cが嵌合固定されている。回転ベ
ース6及び固定台7の第1回転軸Y近傍の各々には、導
線案内用の貫通孔6h、7hが形成されている。
【0021】突円部6cの外周側には、第1回転軸Yと
同軸に回転歯車9が取り付けられている。回転歯車9
は、伝達歯車11と螺合している。伝達歯車11は固定
台7と固定ベース32との間の空間に設置された回転モ
ータ10によって回転するようになっている。
【0022】支持棒2、3には、球体レンズ1と同心
の、すなわち、球体レンズ1の中心から略一定の間隔を
おいて延びる円弧状アーム12が、第2回転軸X周りに
回転可能に軸支されている。円弧状アーム12は、支持
棒2に第2回転軸Xと同軸に取り付けられた仰角調整歯
車13と結合されている。仰角調整歯車13は、歯付き
ベルト15を介して、回転ベース6上に設置された仰角
調整モータ14に接続されている。
【0023】円弧状アーム12には、球体レンズ1に向
けられると共に、円弧状アーム12に沿って移動可能な
2つの給電部20、23が設けられている。一方、固定
台7と固定ベース32との間の空間には、制御装置30
が設置されている。2つの給電部20、23と制御装置
30とは、給電部20、23に電力を供給したり各種信
号の送受信を行うための導線28によって接続されてい
る。制御装置30は、図示しない導線を介して、回転モ
ータ10及び仰角調整モータ14にも接続されている。
【0024】給電部20、23に接続される導線28
は、回転ベース6の貫通孔6h内(第1回転軸Y近傍)
を通過して固定ベース32側に延び、固定台7の貫通孔
7h内を通過して制御装置30に至っている。貫通孔7
hの内周側には、導線28を摺動によって引起こされ得
る損傷から保護するため、ゴムなどの弾性部材で構成さ
れた固定ブッシュ31が設置されている。導線28は、
断線防止効果のため、スパイラル状に癖付けがされてい
る。
【0025】球体レンズ1、支持柱4、5及び円弧状ア
ーム12が移動し得る領域を覆うように、キャップ型の
カバー部材33が固定ベース32上に接合されている。
これにより、前述の全ての構成要素が外界に対して密閉
されている。カバー部材33は、電波透過性を有すると
ともに熱伝導率の低い材質、例えば樹脂によって構成さ
れ、一方、固定ベース32は金属などの熱伝導率の高い
材質によって構成されている。
【0026】ここで球体レンズ1は、球状誘電体レンズ
とも呼ばれ、同心の球面に誘電体が積層されて構成さ
れ、これを通過する略平行な電波を一点に集束させるこ
とができるものである。
【0027】図2は、球体レンズ1の作用を示す概略図
である。図2に示す場合、球体レンズ1は4層構造であ
るが、誘電体の層数はこれに限定されない。また一般
に、積層される誘電体の各誘電率は、外側にいくほど低
くなっている。
【0028】次に、図3(a)、図3(b)及び図4を用
いて、円弧状アーム12と給電部20、23との関係の
詳細について説明する。図3(a)及び図3(b)は、
球体レンズ1の中心側から見た円弧状アーム12の図で
あり、図4は、円弧状アーム12及び給電部20の断面
側面図である。
【0029】図3(a)、図3(b)及び図4に示すよう
に、円弧状アーム12は、円弧状のアーム板16と、ア
ーム板16の両側部に設けられた一対の筒状レール17
と、アーム板16の内面上に敷かれたラックギアレール
18とを有している。
【0030】給電部20は、特に図4に示すように、電
波ビームの送受信を担うアンテナ素子26と、電波ビー
ムの処理を担う電子回路基板20cと、電子回路基板2
0cを収納する本体部20aとを有している。電子回路
基板20cは導線28に接続されている。
【0031】本体部20aのアーム板16側には、図3
(a)、図3(b)及び図4に示すように、一対の筒状
レール17に当接して摺動する3個のV字ベアリング1
9と、ラックギアレール18と噛合する案内歯車22
と、案内歯車22を駆動する案内モータ21とが設けら
れている。案内モータ21は、電子回路基板20c、導
線28を介して制御装置30に接続されている。
【0032】給電部23は、図3(a)及び図3(b)
に示すように、アンテナ素子27及び本体部23aを有
する他、給電部20と略同様の構成となっている。
【0033】アンテナ素子26、27は、図3(a)及
び図3(b)に示すように、本体部20aと本体部23
aが最も近接した時に略隣接するように、本体部20a
と本体部23aの近接する端部近傍で向き合うように配
置されている。
【0034】その他、制御装置30は、図示しないホス
ト装置に接続され、衛星の位置に関する情報が入力され
るようになっている。
【0035】次に、このような構成よりなる本実施の形
態の作用について図5及び図6を用いて説明する。図5
は、給電部の位置決め制御の概略を示す斜視図であり、
図6は、給電部の位置決め制御の概略を示すフロー図で
ある。
【0036】まず、選択された通信可能な2つの衛星4
1、42の大まかな位置s1、s2が、ホスト装置から
制御装置30に入力される(STEP11)。
【0037】制御装置30は、図5に示すように、入力
された2つの衛星の位置s1、s2から球体レンズ1の
中心を通って延びる各軸線a1、a2上に2つの給電部
20、23の各々を配置すべく、給電部20、23(よ
り詳細には、それらのアンテナ素子26、27)の配置
されるべき2つの位置P1、P2を演算する(STEP
12)。
【0038】次に、制御装置30は、給電部20、23
の配置されるべき2つの位置P1、P2と球体レンズ1
の中心Oとを含む第1仮想平面Sと、球体レンズ1の中
心Oを通り回転ベース6の第1回転軸Yと直交する第2
仮想平面Hとの交線上に第2回転軸Xが配置されるよ
う、回転モータ10を駆動して回転ベース6を回転させ
る(STEP13)。
【0039】回転ベース6の回転に続いて、あるいは回
転ベース6の回転と同時に、制御装置30は仰角調整モ
ータ14を駆動させ、円弧状アーム12を第2回転軸X
周りに回転させて、円弧状アーム12を位置P1、P2
に重ね合わせる(STEP14)。
【0040】仰角調整モータ14の駆動に続いて、ある
いは仰角調整モータ14の駆動と同時に、制御装置30
は給電部20、23の各案内モータ21を駆動させ、給
電部20、23を円弧状アーム12に沿って位置P1、
P2に移動する(STEP15)。これにより、給電部
20、23の初期位置決めが達成される。
【0041】2つの衛星41、42は、地平線(水平
線)から現れて地平線(水平線)に沈むまで約10分と
いう速さで、その軌道上を周回移動する。本実施の形態
によるアンテナ装置50は、このように比較的高速に位
置を変える衛星s1、s2を、以下のように追尾する。
【0042】初期位置決めが達成された後、2つの衛星
41、42のうち一方の衛星、例えば衛星41のより正
確な位置(位置変化後の位置の意味を含む)が探索され
る(第1探索工程:STEP21)。衛星41の位置の
探索は、例えば以下のように行われ得る。
【0043】まず、仰角調整モータ14を双方向に微小
量回転させて円弧状アーム12を第2回転軸X周りに微
小に双方向に回転させると共に、円弧状アーム12上で
衛星41に対応して位置決めされている給電部20の案
内モータ21を双方向に微小量駆動して給電部20を円
弧状アーム12に沿って双方向に微小距離移動させる。
これにより、給電部20は2次元の微小球面内を移動す
る。
【0044】この微小球面内の移動の間に、衛星41と
給電部20との通信状態がより良好である地点Q1を探
索する。通信状態の良否は、受信信号の強度などを監視
することで判断することができる。地点Q1は、衛星4
1のより正確な位置から球体レンズ1の中心Oを通って
延びる軸線上の位置に対応していると考えることができ
る。すなわち、地点Q1の探索により、衛星41のより
正確な位置を知ることができる。
【0045】次に、第1探索工程で探索された一方の衛
星41の位置と第1探索工程による位置変化探索前の他
方の衛星42の位置とから球体レンズ1の中心Oを通っ
て延びる各軸線上の位置が演算される。この場合、2つ
の位置Q1、P2が確認される(STEP22)。
【0046】そして、給電部20、23が次に配置され
るべき2つの位置Q1、P2と球体レンズ1の中心Oと
を含む新たな第1仮想平面Sと、第2仮想平面Hとの交
線上に第2回転軸Xが配置されるよう回転モータ10が
駆動されて回転ベース6が回転される(STEP2
3)。
【0047】回転ベース6の回転に続いて、あるいは回
転ベース6の回転と同時に、制御装置30は仰角調整モ
ータ14を駆動させ、円弧状アーム12を第2回転軸X
周りに回転させて、円弧状アーム12を位置Q1、P2
に重ね合わせる(STEP24)。
【0048】仰角調整モータ14の駆動に続いて、ある
いは仰角調整モータ14の駆動と同時に、制御装置30
は給電部20、23の各案内モータ21を駆動させ、給
電部20、23を円弧状アーム12に沿って位置Q1、
P2に移動する(STEP25)。これにより、給電部
23の位置P2を保存しつつ、給電部20の追尾位置決
めが達成される。このような制御形態は非干渉制御と呼
ばれるものである。
【0049】給電部20の追尾位置決めが達成された
後、2つの衛星41、42のうち他方の衛星42のその
時点のより正確な位置(位置変化後の位置の意味を含
む)が探索される(第2探索工程:STEP31)。衛
星42の位置の探索は、衛星41の位置の探索と同様に
行われ得る。
【0050】第2探索工程で探索された衛星42の位置
と第2探索工程による位置探索前(第1探索工程による
位置探索後)の衛星41の位置とから球体レンズ1の中
心Oを通って延びる各軸線上の位置が演算される。この
場合、2つの位置Q1、Q2が確認される(STEP3
2)。
【0051】そして、給電部20、23が次に配置され
るべき2つの位置Q1、Q2と球体レンズ1の中心Oと
を含む新たな第1仮想平面Sと、第2仮想平面Hとの交
線上に第2回転軸Xが配置されるよう回転モータ10が
駆動されて回転ベース6が回転される(STEP3
3)。
【0052】回転ベース6の回転に続いて、あるいは回
転ベース6の回転と同時に、制御装置30は仰角調整モ
ータ14を駆動させ、円弧状アーム12を第2回転軸X
周りに回転させて、円弧状アーム12を位置Q1、Q2
に重ね合わせる(STEP34)。
【0053】仰角調整モータ14の駆動に続いて、ある
いは仰角調整モータ14の駆動と同時に、制御装置30
は給電部20、23の各案内モータ21を駆動させ、給
電部20、23を円弧状アーム12に沿って位置Q1、
Q2に移動する(STEP35)。これにより、給電部
20の位置Q1を保存しつつ、すなわち、非干渉的に給
電部23の追尾位置決めが達成される。
【0054】以後、給電部20の追尾位置決めと給電部
23の追尾位置決めを交互に連続に行っていくことで、
2つの衛星41、42をほぼ連続的に追尾していくこと
が可能である。
【0055】なお、本実施の形態のアンテナ素子26、
27は、本体部20aと本体部23aを近接させること
により略隣接するようになっているため、2つの衛星4
1、42が接近した状態となる場合にも対応可能となっ
ている。また、給電部20、23が、対応する衛星4
1、42を交換することが可能な場合、追尾制御がより
容易になる。
【0056】このように位置決めされる給電部20、2
3から電波が放射状に放射されると、放射電波は球体レ
ンズ1の層状誘電体を順次通過することにより進行方向
をほぼ平行に変換されて、平行電波として衛星41、4
2に送信される(図2参照)。
【0057】一方、衛星41、42から平行に入射した
電波は、球体レンズ1を通過することでその焦点位置に
配置された給電部20、23に向けて集束され、給電部
20、23によって効率よく受信される(図2参照)。
【0058】以上のように本実施の形態によれば、1つ
の球体レンズ1に2つの給電部20、23が配置されて
いるため、2つの衛星41、42を同時に追尾すること
ができると共に、小スペースに設置することが可能であ
る。
【0059】また、本実施の形態によれば、円弧状アー
ム12に2つの給電部を設けているため、2つの給電部
20、23の互いの移動に干渉が生じることを防止する
ことができる。
【0060】さらに本実施の形態によれば、2つの衛星
41、42が接近した場合でも、2つのアンテナ素子2
6、27を隣接させることができるため、2つの衛星4
1、42を常に追尾することができる。
【0061】なお、本実施の形態では、衛星41の移動
を探索して、給電部23の位置を変えないように衛星4
1の移動に合わせて給電部20を移動することと、衛星
42の移動を探索して、給電部20の位置を変えないよ
うに衛星42の移動に合わせて給電部23を移動するこ
ととを交互に行っているが、一度の探索動作で衛星41
及び42の移動を探索し、給電部20及び23を複合的
に一動作で新たな目標位置に調整する制御方法も採用さ
れ得る。
【0062】また、衛星41及び42の探索によって給
電部20、23の位置にフィードバック制御をかける制
御方法に限られず、例えばホスト装置から制御装置30
に与えられる位置情報が正確なものであれば、その情報
に基づくオープン制御によって給電部20、23の位置
を制御することも可能である。このオープン制御につい
ても、給電部20及び23の位置決めを交互に行う態様
と、複合的に一動作で行う態様とがある。
【0063】次に、本発明の第2の実施の形態のアンテ
ナ装置について図7を用いて説明する。図7に示すよう
に、本実施の形態のアンテナ装置50は、球体レンズ1
が、一対の支持部によって保持固定される代わりに、カ
バー部材33に固定された樹脂製のレンズ保持部材36
に接合されて固定されている他は、図1乃至図6に示す
第1の実施の形態と同様の構成である。第2の実施の形
態において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同
一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0064】本実施の形態によれば、回転ベース6の回
転に伴って球体レンズ1が回転することが無いため、給
電部20、23の位置決め等の駆動性能が著しく向上す
る。
【0065】なお、レンズ保持部材36の材質は、電波
の障害になりにくい材料であれば樹脂に限定されない。
【0066】次に、本発明の第3の実施の形態のアンテ
ナ装置について図8を用いて説明する。図8に示すよう
に、本実施の形態のアンテナ装置50は、給電部20、
23に接続される導線28の回転ベース6と固定台7と
の間の部分が光信号伝達素子によって構成されている他
は、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同様の構成
である。第3の実施の形態において、図1乃至図6に示
す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し
て詳細な説明は省略する。
【0067】導線28は、電気信号と光信号とを互いに
変換する光電変換素子28a、28bを含んでいる。光
電変換素子28aは、回転ベース6の中心部に設けられ
た貫通孔6hに嵌合されており、光電変換素子28b
は、固定台7の中心部に設けられた貫通孔7hに嵌合さ
れている。光電変換素子28aと光電変換素子28bと
の間の空隙は、約1mm程度となっている。光電変換素
子28a、28bは、通常、半導体レーザ及びフォトデ
ィテクタ等の光カプラ部材で構成されている。
【0068】給電部20、23で受信された信号は、電
気信号に変換され、この電気信号は、光電変換素子28
aにおいて光信号に変換され、1mm程度の空隙を通過
して、固定台7の中心部に設けられた光電変換素子28
bに至る。この光信号は、光電変換素子28bで再び電
気信号に変換され、導線28を介して制御装置30に至
る。制御装置30から給電部20、23への信号送信
は、これと逆の経路を辿って行われる。
【0069】光電変換素子28a、28bは、2つの給
電部20、23に対して共用されており、制御装置30
と給電部20、23との信号通信は、給電部20、23
及び制御装置30内部に設けられた図示しないダイクロ
ックミラー等の光フィルタを用いて、波長の異なる光を
用いて行われるようになっている。制御装置30と仰角
調整モータ14との信号通信も、同様に波長の異なる光
が用いられる。各種の信号通信を区別する方法として
は、時分割で信号を伝送する方法も採用され得る。
【0070】本実施の形態によれば、回転ベース6と固
定台7との間で非接触状態で信号が伝達されるため、回
転ベース6の固定台7に対する回転に伴って導線28が
損傷するおそれが無く、回転ベース6を連続的に360
度以上回転することが可能になり、よりスムーズな衛星
追尾が可能となる。
【0071】なお、導線28は、光ファイバによって構
成されてもよい。この場合、信号伝達の媒体は導線全体
において光信号となるため、光電変換素子28a、28
bの代わりに分配器などが用いられる。
【0072】次に、本発明の第4の実施の形態のアンテ
ナ装置について図9を用いて説明する。図9に示すよう
に、本実施の形態のアンテナ装置50は、カバー部材3
3が、外側から、赤外線を反射する層33aと、光吸収
層33bと、ハッポウスチロ一ルによる断熱層33cと
からなる3層構造となっている他は、図1乃至図6に示
す第1の実施の形態と同様の構成である。第4の実施の
形態において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と
同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0073】本実施の形態によれば、太陽光からの熱エ
ネルギが赤外線反射層33aによって反射され、反射層
33aで反射されずに通過した熱エネルギは光吸収層3
3bによって吸収され固定ベース32から放射され、断
熱層33cは密閉空間内への熱エネルギの侵入を防止す
るため、太陽光によってアンテナ装置50の内部が加熱
されることが効果的に防止される。
【0074】次に、本発明の第5の実施の形態のアンテ
ナ装置について図10を用いて説明する。図10に示す
ように、本実施の形態のアンテナ装置50は、カバー部
材33の一部に赤外域光の透過率が可視光の透過率より
低い部材で形成された窓33wが設けられている他は、
図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同様の構成であ
る。第5の実施の形態において、図1乃至図6に示す第
1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳
細な説明は省略する。
【0075】本実施の形態によれば、窓33wによっ
て、アンテナ装置50を分解すること無く、その内部機
構の異常等を点検する事ができる。
【0076】なお、以上に説明した各実施の形態におい
ては、回転ベース6の回転、円弧状アーム12の仰角調
整及び給電部20、23の移動の各駆動系に、平歯車の
組み合わせによって構成される駆動系を採用している
が、ウオームギヤを援用することによってそれぞれの姿
勢保持力を強化することが可能である他、公知の他の駆
動系に置換され得ることは言うまでもない。
【0077】また、円弧状アーム12を複線レールタイ
プに構成して、給電部20と給電部23とがそれぞれの
レール上を移動するように構成することも可能である。
この場合、給電部20と給電部23の移動が互いに干渉
することが物理的に無くなる。なお複線レールは、アン
テナ素子26、27が隣接可能な態様で設けられること
が好ましい。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
つの球体レンズに複数の給電部が配置可能であるため、
複数の衛星を同時に追尾することができ、かつ小スペー
スに設置することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアンテナ装置の第1の実施の形態
を示す概略断面図。
【図2】図1のアンテナ装置の球体レンズの作用を示す
概略図。
【図3】図1の給電部近傍を球体レンズ側から見た概略
図。
【図4】図1の給電部の概略断面図。
【図5】図1の給電部の位置決め制御の概略を示す斜視
図。
【図6】図1の給電部の位置決め制御の概略を示すフロ
ー図。
【図7】本発明によるアンテナ装置の第2の実施の形態
を示す概略断面図。
【図8】本発明によるアンテナ装置の第3の実施の形態
を示す概略断面図。
【図9】本発明によるアンテナ装置の第4の実施の形態
を示す概略断面図。
【図10】本発明によるアンテナ装置の第5の実施の形
態を示す概略断面図。
【図11】従来のアンテナ装置の構成を示す概略図。
【図12】従来のアンテナ装置の配置例を示す図。
【符号の説明】
1 球体レンズ 2、3 支持棒 4、5 支持柱 6 回転ベース 6c 突円部 6h 貫通孔 7 固定台 7c 突円部 7h 貫通孔 8 ベアリング 9 回転歯車 10 回転モータ 11 伝達歯車 12 円弧状アーム 13 仰角調整歯車 14 仰角調整モータ 15 歯付きベルト 16 アーム板 17 筒状レール 18 ラックギアレール 19 V字ベアリング 20、23 給電部 21 案内モータ 22 案内歯車 26、27 アンテナ素子 28 導線 28a、28b 光電変換素子 30 制御装置 31 固定ブッシュ 32 固定ベース 33 カバー部材 33a 赤外線反射層 33b 光吸収層 33c 断熱層 33t 窓 36 レンズ保持部材 41、42 衛星 50 アンテナ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 19/06 H01Q 19/06 H04B 10/14 H04B 9/00 Q 10/135 10/13 10/12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電波ビームを集束するための球体レンズ
    と、 球体レンズの中心から略一定の間隔をおいて配置された
    保持部と、 球体レンズに向けられると共に、保持部に沿って移動可
    能な複数の給電部と、を備えたことを特徴とするアンテ
    ナ装置。
  2. 【請求項2】各給電部は、電波を送受信するアンテナ素
    子を有し、 各給電部のアンテナ素子は、各給電部が接近した際に略
    隣接可能となっていることを特徴とする請求項1に記載
    のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】固定ベースと、 球体レンズの中心を通る第1回転軸周りに回転可能に固
    定ベース上に取り付けられた回転ベースと、 回転ベース上に固定され、球体レンズの両側において球
    体レンズの中心を通り第1回転軸と略直交する第2回転
    軸に至る一対の支持部と、を更に備え、 保持部は、第2回転軸周りに回転可能に一対の支持部に
    両端を軸支された球体レンズと同心の円弧状アームを有
    することを特徴とする請求項1または2に記載のアンテ
    ナ装置。
  4. 【請求項4】回転ベースの第1回転軸周りの回転と、円
    弧状アームの第2回転軸周りの回転と、円弧状アームに
    沿っての各給電部の移動と、を制御する制御装置が設け
    られたことを特徴とする請求項3に記載のアンテナ装
    置。
  5. 【請求項5】給電部に接続される導線が、回転ベースの
    第1回転軸近傍を通過して固定ベース側に延びているこ
    とを特徴とする請求項3または4に記載のアンテナ装
    置。
  6. 【請求項6】給電部に接続される導線は、スパイラル状
    に癖付けがされていることを特徴とする請求項5に記載
    のアンテナ装置。
  7. 【請求項7】給電部に接続される導線は、少なくとも回
    転ベースと固定ベースとの間の部分が光信号伝達素子に
    よって構成されていることを特徴とする請求項5に記載
    のアンテナ装置。
  8. 【請求項8】球体レンズと保持部と給電部とは、カバー
    部材によって密閉されていることを特徴とする請求項1
    乃至7に記載のアンテナ装置。
  9. 【請求項9】カバー部材は、熱伝導率の低い材質によっ
    て構成されていることを特徴とする請求項8に記載のア
    ンテナ装置。
  10. 【請求項10】請求項4に記載のアンテナ装置の2つの
    給電部を、天空上に存在する2つの衛星の位置にそれぞ
    れ対応させて位置決め制御する方法であって、 2つの衛星の位置を制御装置に入力する工程と、 入力された2つの衛星の位置から球体レンズの中心を通
    って延びる各軸線上に2つの給電部の各々を配置すべ
    く、給電部の配置されるべき2つの位置を演算する工程
    と、 給電部が配置されるべき2つの位置と球体レンズの中心
    とを含む第1仮想平面と、球体レンズの中心を通り回転
    ベースの第1回転軸と直交する第2仮想平面との交線上
    に第2回転軸が配置されるよう回転ベースを回転させる
    工程と、 円弧状アームを第2回転軸周りに回転させると共に、円
    弧状アームに沿って給電部を移動させて2つの給電部を
    それらの配置されるべき位置に配置する工程と、を備え
    たことを特徴とするアンテナ装置の位置決め制御方法。
  11. 【請求項11】更に、2つの衛星のうち一方の衛星の位
    置変化後の位置を探索する第1探索工程と、 第1探索工程で探索された一方の衛星の位置変化後の位
    置と第1探索工程による位置探索前の他方の衛星の位置
    とから球体レンズの中心を通って延びる各軸線上に2つ
    の給電部の各々を配置すべく、給電部が配置されるべき
    これら2つの位置を演算する工程と、 給電部の配置されるべき2つの位置と球体レンズの中心
    とを含む第1仮想平面と、球体レンズの中心を通り回転
    ベースの第1回転軸と直交する第2仮想平面との交線上
    に第2回転軸が配置されるよう回転ベースを回転させる
    工程と、 円弧状アームを第2回転軸周りに回転させると共に、円
    弧状アームに沿って給電部を移動させて2つの給電部を
    それらの配置されるべき位置に配置する工程と、 2つの衛星のうち他方の衛星の位置変化後の位置を探索
    する第2探索工程と、 第2探索工程で探索された他方の衛星の位置変化後の位
    置と第2探索工程による位置探索前の一方の衛星の位置
    とから球体レンズの中心を通って延びる各軸線上に2つ
    の給電部の各々を配置すべく、給電部が次に配置される
    べきこれら2つの位置を演算する工程と、 給電部の次に配置されるべき2つの位置と球体レンズの
    中心とを含む第1仮想平面と、球体レンズの中心を通り
    回転ベースの第1回転軸と直交する第2仮想平面との交
    線上に第2回転軸が配置されるよう回転ベースを回転さ
    せる工程と、 円弧状アームを第2回転軸周りに回転させると共に、円
    弧状アームに沿って給電部を移動させて2つの給電部を
    それらの配置されるべき位置に配置する工程と、を備え
    たことを特徴とする請求項10に記載のアンテナ装置の
    位置決め制御方法。
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