JP2000182594A - 積層電極の製造方法 - Google Patents

積層電極の製造方法

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JP2000182594A
JP2000182594A JP10357655A JP35765598A JP2000182594A JP 2000182594 A JP2000182594 A JP 2000182594A JP 10357655 A JP10357655 A JP 10357655A JP 35765598 A JP35765598 A JP 35765598A JP 2000182594 A JP2000182594 A JP 2000182594A
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positive electrode
continuous member
electrode plate
plate continuous
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JP10357655A
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Koji Yamaguchi
孝司 山口
Masayoshi Shimada
正義 島田
Kazuhiro Hachikawa
和弘 八川
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Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Chemical Engineering Corp
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Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Chemical Engineering Corp
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  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の積層型電池などに使用される積層電極
を効率的に製造できる積層電極の製造方法を提供する。 【解決手段】 正極板の横幅相当の所定ピッチで九十九
折りされる正極板連続部材と、負極板の横幅相当の所定
ピッチで九十九折りされる負極板連続部材とを重ね合わ
せ、その本体部分を九十九折りの折目に沿って切断し且
つその連結部(2D),(3D)を九十九折りする。そ
して、これらを厚さ方向に圧縮して各正極リード部(2
A)同士および各負極リード部(3A)同士を接合した
後、連結部(2D),(3D)を切落して積層電極を製
造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層電極の製造方
法に関し、詳しくは、各種の積層型蓄電池に使用される
積層電極を効率的に製造できる積層電極の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、積層型蓄電池に使用される積層
電極は、正極リード部が突設された複数の正極板と、負
極リード部が突設された複数の負極板とがセパレータを
介して交互に積層された構造を備えている。そして、複
数の正極リード部同士および負極リード部同士は、相互
に離間して配置され、かつ、各々スポット溶接やハンダ
付けによって接合されることにより、電気的に一体化さ
れている(特開平7−201311号公報 図5参
照)。
【0003】前記積層電極は、通常、複数の正極板、負
極板およびセパレータをそれぞれ所定形状に型抜き成形
し、これらを所定の順序で且つ縦横に揃えて重ね合わせ
た後、厚さ方向に圧縮し、この状態で複数の正極リード
部同士および負極リード部同士をスポット溶接し、ある
いはハンダ付けして製造されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した積
層電極の製造方法においては、複数の正極板、負極板お
よびセパレータの全てを所定形状に型抜き成形し、これ
らを所定の順序で重ね且つ平面方向に揃えて重ね合わせ
る必要があるため、その作業を連続化することが困難で
ある。特に、電極板の積層枚数が増加すると、その重合
わせ作業に手間が掛かり、製造効率が大幅に低下すると
いう問題がある。
【0005】本発明は、前記の実情に鑑みなされたもの
であり、その目的は、各種の積層型蓄電池に使用される
積層電極を効率的に製造できる積層電極の製造方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、第1の発明に係る積層電極の製造方法は、正極リー
ド部が突設された複数の正極板と、負極リード部が突設
された複数の負極板とから成り、かつ、前記正極板およ
び負極板がセパレータを介して交互に積層された積層電
極の製造方法であって、次の(a1)〜(a9)の工程、す
なわち、 (a1):帯状の正極用金属板の片側縁部以外の本体部分
の裏面に正極材を塗布し、帯状の連結部によって相互に
連結された複数の正極リード部を前記片側縁部に打抜き
形成する工程であって、前記正極リード部は、正極用金
属板を所定ピッチで九十九折りした場合、相互に重なる
位置に配列される正極板連続部材の製造工程、 (a2):帯状の負極用金属板の片側縁部以外の本体部分
の表面に負極材を塗布し、帯状の連結部によって相互に
連結された複数の負極リード部を前記片側縁部に打抜き
形成する工程であって、前記負極リード部は、負極用金
属板を所定ピッチで九十九折りした場合、相互に重なる
位置に配列される負極板連続部材の製造工程、 (a3):前記正極板連続部材の正極材塗布層または負極
板連続部材の負極材塗布層にセパレータを積層するセパ
レータ積層工程、 (a4):前記セパレータを介して正極材塗布層と負極材
塗布層とが対面し且つ正極リード部と負極リード部とが
所定間隔を開けて配列される様に、正極板連続部材と負
極板連続部材とを重ね合わせる重合わせ工程、 (a5):重ね合わせた正極板連続部材および負極板連続
部材の本体部分をセパレータと共に前記九十九折りする
場合の折目に沿って切断する切断工程、 (a6):重ね合わせた正極板連続部材および負極板連続
部材の片側縁部の連結部を九十九折りに折り畳む折畳み
工程、 (a7):前記連結部の折り畳みにより正極板連続部材お
よび負極板連続部材を重畳して厚さ方向に圧縮する圧縮
工程、 (a8):圧縮した正極板連続部材の各正極リード部同士
を接合し、かつ、負極板連続部材の各負極リード部同士
を接合して電気的にそれぞれ一体化するリード部接合工
程、 (a9):前記リード部接合工程の後、正極板連続部材お
よび負極板連続部材の各片側縁部の連結部を切除する裁
断工程を備えていることを特徴とする。
【0007】また、第2の発明に係る積層電極の製造方
法は、同様の積層電極の製造方法であって、次の(b1)
〜(b9)の工程、すなわち、 (b1):帯状の正極用金属板の両側縁部以外の本体部分
の両面に正極材を塗布し、前記正極用金属板の片側縁部
に複数の正極リード部を形成する工程であって、前記正
極リード部は、正極用金属板を所定ピッチで九十九折り
した場合、奇数番目同士および偶数番目同士が相互に重
なる位置に配列される正極板連続部材の製造工程、 (b2):帯状の負極用金属板の両側縁部以外の本体部分
の両面に負極材を塗布し、前記負極用金属板の片側縁部
に複数の負極リード部を形成する工程であって、前記負
極リード部は、負極用金属板を所定ピッチで九十九折り
した場合、奇数番目同士および偶数番目同士が相互に重
なる位置に配列される負極板連続部材の製造工程、 (b3):前記正極板連続部材と負極板連続部材とを重ね
た場合、正極板連続部材または負極板連続部材の両面に
セパレータが位置する様に、正極板連続部材の正極材塗
布層または負極板連続部材の負極材塗布層にセパレータ
を積層するセパレータ積層工程、 (b4):前記正極板連続部材および負極板連続部材の片
側縁部の正極リード部と負極リード部とが所定間隔を開
けて配列され且つ他の片側縁部の余剰帯部分が相互に重
なる様に、正極板連続部材と負極板連続部材とを重ね合
わせる重合わせ工程、 (b5):重ね合わせた正極板連続部材および負極板連続
部材の本体部分から余剰帯部分の幅中心に亘る部分をセ
パレータと共に前記九十九折りする場合の折目に沿って
切断する切断工程、 (b6):前記切断工程により切り分け形成した複数の極
板片を1つおきに前記余剰帯部分の幅中心で折り返し、
かつ、余剰帯部分を九十九折りに折り畳む折畳み工程、 (b7):前記余剰帯部分の折り畳みによりその両側の各
極板片をそれぞれ相互に重畳して厚さ方向に圧縮する圧
縮工程、 (b8):圧縮した前記各極板片の各正極リード部同士を
接合し、かつ、各負極リード部同士を接合して電気的に
それぞれ一体化するリード部接合工程、 (b9):前記リード部接合工程の後、前記余剰帯部分を
切除する裁断工程を備えていることを特徴とする。
【0008】さらに、第3の発明に係る積層電極の製造
方法は、同様の積層電極の製造方法であって、次の(c
1)〜(c9)の工程、すなわち、 (c1):帯状の正極用金属板の両側縁部以外の本体部分
の両面に正極材を塗布し、帯状の連結部によって相互に
連結された複数の正極リード部を前記両側縁部にそれぞ
れ打抜き形成する工程であって、前記正極リード部は、
正極用金属板を所定ピッチで九十九折りした場合、相互
に重なる位置に配列される正極板連続部材の製造工程、 (c2):帯状の負極用金属板の両側縁部以外の本体部分
の両面に負極材を塗布し、帯状の連結部によって相互に
連結された複数の負極リード部を前記両側縁部にそれぞ
れ打抜き形成する工程であって、前記負極リード部は、
負極用金属板を所定ピッチで九十九折りした場合、相互
に重なる位置に配列される負極板連続部材の製造工程、 (c3):前記正極板連続部材と負極板連続部材とを重ね
た場合、正極板連続部材と負極板連続部材との間にセパ
レータが位置する様に、正極板連続部材の正極材塗布層
または負極板連続部材の負極材塗布層にセパレータを積
層するセパレータ積層工程、 (c4):前記セパレータを介して正極材塗布層と負極材
塗布層とが対面し且つ正極リード部と負極リード部とが
所定間隔を開けて配列される様に、正極板連続部材と負
極板連続部材とを重ね合わせる重合わせ工程、 (c5):重ね合わせた正極板連続部材および負極板連続
部材の本体部分をセパレータと共に前記九十九折りする
場合の折目に沿って切断する切断工程、 (c6):重ね合わせた正極板連続部材および負極板連続
部材の両側縁部の各連結部を九十九折りに折り畳む折畳
み工程、 (c7):前記連結部の折り畳みにより正極板連続部材お
よび負極板連続部材を重畳して厚さ方向に圧縮する圧縮
工程、 (c8):圧縮した正極板連続部材の各正極リード部同士
を接合し、かつ、負極板連続部材の各負極リード部同士
を接合して電気的にそれぞれ一体化するリード部接合工
程、 (c9):前記リード部接合工程の後、正極板連続部材お
よび負極板連続部材の各両側縁部の連結部をそれぞれ切
除し、かつ、両側縁部の間の中央部から本体部分を分断
する裁断工程 を備えていることを特徴とする
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る積層電極の製
造方法について、図面を参照しつつ説明する。図面にお
いて、図1は本発明の製造方法が適用される積層電極の
外観を示す斜視図である。図2は第1の発明の正極板連
続部材の製造工程において正極材が塗布された正極用金
属板の平面図である。図3は第1の発明の正極板連続部
材の製造工程において正極リード部が打抜き形成された
正極板連続部材の平面図である。図4は第1の発明の正
極板連続部材の製造工程および負極板連続部材の製造工
程で使用される打抜きラインの概略構成を示す側面図で
ある。図5は第1の発明の負極板連続部材の製造工程に
おいて負極材が塗布された負極用金属板の平面図であ
る。図6は第1の発明の負極板連続部材の製造工程にお
いて負極リード部が打抜き形成された負極板連続部材の
平面図である。図7は第1の発明のセパレータ積層工程
におけるセパレータの積層状況を示す斜視図である。図
8は第1の発明の重合わせ工程において重ね合わされ且
つ切断工程において本体部が切断された正極板連続部材
および負極板連続部材の平面図である。図9は第1の発
明の折畳み工程において連結部が折り畳まれた正極板連
続部材および負極板連続部材の斜視図である。図10は
第1の発明の圧縮工程において圧縮され且つリード部接
合工程において各リード部が接合された正極板連続部材
および負極板連続部材の斜視図である。図11は第1の
発明の裁断工程における連結部の切落し状況を示す斜視
図である。図12は第1の発明により製造された積層電
極の層構造の一部を示す断面図である。図13は第2の
発明の正極板連続部材の製造工程において正極材が塗布
された正極用金属板の平面図である。図14は第2の発
明の正極板連続部材の製造工程において正極リード部が
形成された正極板連続部材の平面図である。図15は第
2の発明の負極板連続部材の製造工程において負極材が
塗布された負極用金属板の平面図である。図16は第2
の発明の負極板連続部材の製造工程において負極リード
部が形成された負極板連続部材の平面図である。図17
は第2の発明のセパレータ積層工程におけるセパレータ
の積層状況を示す斜視図である。図18は第2の発明の
重合わせ工程において重ね合わされ且つ切断工程におい
て切断された正極板連続部材および負極板連続部材の平
面図である。図19は第2の発明の折畳み工程において
極板片が折り返された正極板連続部材および負極板連続
部材の平面図である。図20は第2の発明の折畳み工程
において余剰帯部分が折り畳まれた正極板連続部材およ
び負極板連続部材の斜視図である。図21は第2の発明
の圧縮工程において圧縮され且つリード部接合工程にお
いて各リード部が接合された極板片の斜視図である。図
22は第2の発明の裁断工程における余剰帯部分の切落
し状況を示す斜視図である。図23は第2の発明により
製造された積層電極の層構造の一部を示す断面図であ
る。図24は第3の発明の正極板連続部材の製造工程に
おいて正極材が塗布された正極用金属板の平面図であ
る。図25は第3の発明の正極板連続部材の製造工程に
おいて正極リード部が打抜き形成された正極板連続部材
の平面図である。図26は第3の発明の負極板連続部材
の製造工程において負極材が塗布された負極用金属板の
平面図である。図27は第3の発明の負極板連続部材の
製造工程において負極リード部が打抜き形成された負極
板連続部材の平面図である。図28は第3の発明のセパ
レータ積層工程におけるセパレータの積層状況を示す斜
視図である。図29は第3の発明の重合わせ工程におい
て重ね合わされ且つ切断工程において本体部が切断され
た正極板連続部材および負極板連続部材の平面図であ
る。図30第3の発明の折畳み工程において連結部が折
り畳まれた正極板連続部材および負極板連続部材の斜視
図である。図31は第3の発明の圧縮工程において圧縮
され且つリード部接合工程において各リード部が接合さ
れた正極板連続部材および負極板連続部材の斜視図であ
る。図32は第3の発明の裁断工程における連結部の切
落し状況を示す斜視図である。図33は第3の発明によ
り製造された積層電極の層構造の一部を示す断面図であ
る。
【0010】先ず、本発明の第1の発明に係る積層電極
の製造方法を説明する。第1の発明に係る積層電極の製
造方法は、図1に示す様な積層電極(1)、すなわち、
正極リード部(2A)が突設された複数の正極板(2)
と、負極リード部(3A)が突設された複数の負極板
(3)とから成り、かつ、前記正極板(2)および負極
板(3)がセパレータ(4)を介して交互に積層された
積層電極(1)の製造方法である。この製造方法は、次
の(a1)〜(a9)の工程、すなわち、(a1):正極板連
続部材の製造工程、(a2):負極板連続部材の製造工
程、(a3):セパレータ積層工程、(a4):重合わせ工
程、(a5):切断工程、(a6):折畳み工程、(a7):
圧縮工程、(a8):リード部接合工程、(a9):裁断工
程を備えている。
【0011】(a1)の正極板連続部材の製造工程におい
ては、図2に示す様に、帯状の正極用金属板(2B)の
片側縁部以外の本体部分の裏面に正極材(2C)を塗布
する。そして、図3に示す様に、帯状の連結部(2D)
によって相互に連結された複数の正極リード部(2A)
を正極用金属板(2B)の片側縁部に打抜き形成する。
その際、各正極リード部(2A)は、正極用金属板(2
B)を一点鎖線の位置において所定ピッチで九十九折り
した場合、相互に重なる位置に配列して打抜き形成す
る。以上の操作により正極板連続部材(5)を製造す
る。
【0012】正極用金属板(2B)としては、通常、厚
さが20〜60μm程度、幅が100〜150mm程度
のアルミニウム板を使用する。また、正極材(2C)と
しては、例えば、バインダおよび極性溶媒が配合された
マンガン酸リチウムを使用する。バインダにはポリフッ
カビニリデン等が使用でき、極性溶媒にはN−メチルピ
ロリドン等が使用できる。正極材(2C)の塗布厚は、
通常、50〜150μm程度である。塗布された正極材
(2C)は、通常、300〜400℃の温度で焼結乾燥
する。
【0013】各正極リード部(2A)は、正極用金属板
(2B)を正極板(2)の横幅に相当する所定ピッチで
九十九折りした場合に、その横幅の例えば左寄りに位置
して相互に重なる様に、正極用金属板(2B)の長手方
向に沿って交互に異なる2つのピッチで配列する。各正
極リード部(2A)の打抜き形成には、図4に示す様
に、正極用金属板(2B)の巻出しリール(6A)と巻
取りリール(6B)との間で正極用金属板(2B)を上
下方向から挟み込む一対の巻取りローラ(6C)及び一
対の打抜きローラ(6D)を備えた打抜きライン(6)
を使用することが出来る。この打抜きライン(6)によ
れば、一対の打抜きローラ(6D)によって各正極リー
ド部(2A)を連続的に効率良く打抜き形成することが
出来る。
【0014】(a2)の負極板連続部材の製造工程におい
ては、図5に示す様に、帯状の負極用金属板(3B)の
片側縁部以外の本体部分の表面に負極材(3C)を塗布
する。そして、図6に示す様に、帯状の連結部(3D)
によって相互に連結された複数の負極リード部(3A)
を負極用金属板(3B)の片側縁部に打抜き形成する。
その際、各負極リード部(3A)は、負極用金属板(3
B)を一点鎖線の位置において所定ピッチで九十九折り
した場合、相互に重なる位置に配列して打抜き形成す
る。以上の操作により負極板連続部材(7)を製造す
る。
【0015】負極用金属板(3B)としては、通常、厚
さが10〜30μm程度、幅が100〜150mm程度
の銅板を使用する。また、負極材(3C)としては、例
えば、バインダおよび極性溶媒が配合されたコバルト酸
リチウムを使用する。バインダにはポリフッカビニリデ
ン等が使用でき、極性溶媒にはN−メチルピロリドン等
が使用できる。負極材(3C)の塗布厚は、通常、40
〜60μm程度である。塗布された負極材(3C)は、
通常、300〜400℃の温度で焼結乾燥する。
【0016】各負極リード部(3A)は、負極用金属板
(3B)を負極板(3)の横幅に相当する所定ピッチで
九十九折りした場合に、その横幅の例えば右寄りに位置
して相互に重なる様に、負極用金属板(3B)の長手方
向に沿って交互に異なる2つのピッチで配列する。各負
極リード部(3A)は、前述した各正極リード部(2
A)と同様に、図4に示す打抜きライン(6)を使用し
て連続的に効率良く打抜き形成することが出来る。
【0017】(a3)のセパレータ積層工程においては、
正極板連続部材(5)の正極材(2C)の塗布層または
負極板連続部材(7)の負極材(3C)の塗布層に帯状
のセパレータ(4)を積層する。例えば、図7に示す様
に、負極板連続部材(7)の表面の負極材(3C)の塗
布層にセパレータ(4)を貼着する。セパレータ(4)
としては、多孔質の絶縁フィルム、例えば、厚さ25μ
m程度の多孔質のポリエチレンフィルムを使用する。
【0018】(a4)の重合わせ工程においては、セパレ
ータ(4)を介して正極材(2C)の塗布層と負極材
(3C)の塗布層とが対面し且つ正極リード部(2A)
と負極リード部(3A)とが所定間隔を開けて配列され
る様に、正極板連続部材(5)と負極板連続部材(7)
とを重ね合わせる。すなわち、図8に示す様に、九十九
折りする場合の一点鎖線で示す折目位置を合わせた状態
として、正極板連続部材(5)と負極板連続部材(7)
とを重ね合わせる。
【0019】(a5)の切断工程においては、図8に示す
様に、重ね合わせた正極板連続部材(5)および負極板
連続部材(7)の本体部分をセパレータ(4)と共に一
点鎖線で示す九十九折りする場合の折目に沿って切断す
る。また、(a6)の折畳み工程においては、図9に示す
様に、重ね合わせた正極板連続部材(5)および負極板
連続部材(7)の片側縁部の連結部(2D),(3D)
を九十九折りに折り畳む。
【0020】(a7)の圧縮工程においては、図10に示
す様に、前記連結部(2D),(3D)の折り畳みによ
り正極板連続部材(5)および負極板連続部材(7)を
重畳して厚さ方向に圧縮する。そして、(a8)のリード
部接合工程においては、圧縮した正極板連続部材(5)
の各正極リード部(2A)同士を接合し、かつ、負極板
連続部材(7)の各負極リード部(3A)同士を接合し
て電気的にそれぞれ一体化する。接合作業は、スポット
溶接またはハンダ付けにより行うことが出来る。
【0021】(a9)の裁断工程においては、図11に示
す様に、各正極リード部(2A)同士が接合された正極
板連続部材(5)および各負極リード部(3A)同士が
接合された負極板連続部材(7)の片側縁部の連結部
(2D),(3D)を切除する。以上の(a1)〜(a9)
の工程により、図12に示す層構成および図1に示す外
観を有する積層電極(1)を製造する。
【0022】以上説明した様に、第1の発明に係る積層
電極の製造方法においては、正極リード部(2A)が突
出する縦方向の向きを揃えた複数の正極板(2)が横幅
方向に連続した形態の正極板連続部材(5)と、同様に
構成された負極板連続部材(7)とをそれぞれ製造す
る。そして、正極板連続部材(5)、負極板連続部材
(7)及びセパレータ(4)を重ね合わせ、これらの本
体部分をセパレータ(4)と共に正極板(2)または負
極板(3)の横幅相当のピッチで切断する。また、各正
極リード部(2A)および各負極リード部(3A)をそ
れぞれ連結している連結部(2D),(3D)を前記ピ
ッチで九十九折りする。その後、セパレータ(4)と共
に重畳された複数の正極板(2)及び負極板(3)を圧
縮して正極リード部(2A)同士および負極リード部
(3A)同士をそれぞれ接合し、連結部(2D),(3
D)を切除して積層電極(1)を製造する。従って、第
1の発明に係る積層電極の製造方法によれば、各正極板
(2)と負極板(3)との重ね合わせ作業を簡単に且つ
確実に行うことが出来、積層電極を効率的に製造するこ
とが出来る。
【0023】次に、本発明の第2の発明に係る積層電極
の製造方法を説明する。第2の発明に係る積層電極の製
造方法は、図1に示した積層電極(1)と同様の積層電
極を製造する方法であって、次の(b1)〜(b9)の工
程、すなわち、(b1):正極板連続部材の製造工程、
(b2):負極板連続部材の製造工程、(b3):セパレー
タ積層工程、(b4):重合わせ工程、(b5):切断工
程、(b6):折畳み工程、(b7):圧縮工程、(b8):
リード部接合工程、(b9):裁断工程を備えている。
【0024】(b1)の正極板連続部材の製造工程におい
ては、図13に示す様に、帯状の正極用金属板(2B)
の両側縁部以外の本体部分の両面に正極材(2C)を塗
布する。そして、図14に示す様に、正極用金属板(2
B)の片側縁部に複数の正極リード部(2A)を形成す
る。その際、各正極リード部(2A)は、正極用金属板
(2B)を一点鎖線の位置において所定ピッチで九十九
折りした場合、奇数番目同士および偶数番目同士が相互
に重なる位置に配列して打抜き形成する。以上の操作に
より正極板連続部材(8)を製造する。
【0025】各正極リード部(2A)は、正極用金属板
(2B)を正極板(2)の横幅に相当する所定ピッチで
九十九折りした場合に、奇数番目同士が相互に重なって
前記横幅の例えば左寄りに位置し、偶数番目同士が相互
に重なって前記横幅の例えば右寄りに位置する様に、正
極用金属板(2B)の長手方向に沿って九十九折りする
場合のピッチと同一のピッチで配列する。なお、正極用
金属板(2B)の材料および厚さ、正極材(2C)の材
料、塗布された正極材(2C)の焼結乾燥の条件など
は、第1の発明の正極板連続部材の製造工程において説
明した通りである。
【0026】(b2)の負極板連続部材の製造工程におい
ては、図15に示す様に、帯状の負極用金属板(3B)
の両側縁部以外の本体部分の両面に負極材(3C)を塗
布する。そして、図16に示す様に、負極用金属板(3
B)の片側縁部に複数の負極リード部(3A)を形成す
る。その際、各負極リード部(3A)は、負極用金属板
(3B)を一点鎖線の位置において所定ピッチで九十九
折りした場合、奇数番目同士および偶数番目同士が相互
に重なる位置に配列して打抜き形成する。以上の操作に
より負極板連続部材(9)を製造する。
【0027】各負極リード部(3A)は、負極用金属板
(3B)を負極板(3)の横幅に相当する所定ピッチで
九十九折りした場合に、奇数番目同士が相互に重なって
前記横幅の例えば右寄りに位置し、偶数番目同士が相互
に重なって前記横幅の例えば左寄りに位置する様に、負
極用金属板(3B)の長手方向に沿って九十九折りする
場合のピッチと同一のピッチで配列する。なお、負極用
金属板(3B)の材料および厚さ、負極材(3C)の材
料、塗布された負極材(3C)の焼結乾燥の条件など
は、第1の発明の負極板連続部材の製造工程において説
明した通りである。
【0028】(b3)のセパレータ積層工程においては、
正極板連続部材(8)と負極板連続部材(9)とを重ね
た場合、正極板連続部材(8)または負極板連続部材
(9)の両面にセパレータ(4)が位置する様に、正極
板連続部材(8)の正極材(2C)の塗布層または負極
板連続部材(9)の負極材(3C)の塗布層に帯状のセ
パレータ(4)を積層する。例えば、図17に示す様
に、正極板連続部材(8)の両面の正極材(2C)の塗
布層にそれぞれセパレータ(4)を貼着する。なお、セ
パレータ(4)の材料および厚さは、第1の発明のセパ
レータ積層工程において説明した通りである。
【0029】(b4)の重合わせ工程においては、正極板
連続部材(8)および負極板連続部材(9)の片側縁部
の正極リード部(2A)と負極リード部(3A)とが所
定間隔を開けて配列され且つ他の片側縁部の余剰帯部分
(2E),(3E)が相互に重なる様に、正極板連続部
材(8)と負極板連続部材(9)とを重ね合わせる。す
なわち、図18に示す様に、九十九折りする場合の一点
鎖線で示す折目位置を合わせた状態として、正極板連続
部材(8)と負極板連続部材(9)とを重ね合わせる。
【0030】(b5)の切断工程においては、図18に示
す様に、重ね合わせた正極板連続部材(8)および負極
板連続部材(9)の本体部分から余剰帯部分(2E),
(3E)の幅中心に亘る部分をセパレータ(4)と共に
前記九十九折りする場合の折目に沿って切断する。ま
た、(b6)の折畳み工程においては、図19に示す様
に、切断工程により切り分け形成した複数の極板片(1
0)を1つおきに前記余剰帯部分(2E),(3E)の
幅中心で折り返し、かつ、図20に示す様に、余剰帯部
分(2E),(3E)を九十九折りに折り畳む。
【0031】(b7)の圧縮工程においては、図21に示
す様に、前記余剰帯部分(2E),(3E)の折り畳み
によりその両側の各極板片(10)をそれぞれ相互に重
畳して厚さ方向に圧縮する。そして、(b8)のリード部
接合工程においては、圧縮した各極板片(10)の各正
極リード部(2A)同士を接合し、かつ、各負極リード
部(3A)同士を接合して電気的にそれぞれ一体化す
る。接合作業は、スポット溶接またはハンダ付けにより
行うことが出来る。
【0032】(b9)の裁断工程においては、図22に示
す様に、各正極リード部(2A)同士および各負極リー
ド部(3A)同士が接合された各極板片(10)を連結
している余剰帯部分(2E),(3E)を切除する。以
上の(b1)〜(b9)の工程により、図23に示す層構成
および図1に示す外観を有する2組みの積層電極(1)
を製造する。
【0033】以上説明した様に、第2の発明に係る積層
電極の製造方法においては、正極リード部(2A)が突
出する縦方向の向きを揃えた複数の正極板(2)が横幅
方向に連続し、かつ、正極リード部(2A)と反対側に
余剰帯部分(2E)を有する形態の正極板連続部材
(8)と、同様に構成された負極板連続部材(9)とを
それぞれ製造する。そして、正極板連続部材(8)、負
極板連続部材(9)及びセパレータ(4)を重ね合わ
せ、これらの本体部分から余剰帯部分(2E),(3
E)の幅中心に亘る部分をセパレータ(4)と共に正極
板(2)または負極板(3)の横幅相当のピッチで切断
する。また、切り分け形成した複数の極板片(10)を
1つおきに余剰帯部分(2E),(3E)の幅中心で折
り返し、かつ、余剰帯部分(2E),(3E)を前記ピ
ッチで九十九折りする。その後、セパレータ(4)と共
に重畳された複数の正極板(2)及び負極板(3)を圧
縮して正極リード部(2A)同士および負極リード部
(3A)同士をそれぞれ接合する。そして、各極板片
(10)を連結している余剰帯部分(2E),(3E)
を切除して2組みの積層電極(1)を製造する。従っ
て、第3の発明に係る積層電極の製造方法によれば、各
正極板(2)と負極板(3)との重ね合わせ作業を簡単
に且つ確実に行うことが出来、積層電極を効率的に製造
することが出来る。
【0034】続いて、本発明の第3の発明に係る積層電
極の製造方法を説明する。第3の発明に係る積層電極の
製造方法は、図1に示した積層電極(1)と同様の積層
電極を製造する方法であって、次の(c1)〜(c9)の工
程、すなわち、(c1):正極板連続部材の製造工程、
(c2):負極板連続部材の製造工程、(c3):セパレー
タ積層工程、(c4):重合わせ工程、(c5):切断工
程、(c6):折畳み工程、(c7):圧縮工程、(c8):
リード部接合工程、(c9):裁断工程を備えている。
【0035】(c1)の正極板連続部材の製造工程におい
ては、図24に示す様に、帯状の正極用金属板(2B)
の両側縁部以外の本体部分の両面に正極材(2C)を塗
布する。そして、図25に示す様に、帯状の連結部(2
F)によって相互に連結され複数の正極リード部(2
A)を正極用金属板(2B)の両側縁部にそれぞれ打抜
き形成する。その際、各正極リード部(2A)は、正極
用金属板(2B)を一点鎖線の位置において所定ピッチ
で九十九折りした場合、相互に重なる位置に配列して打
抜き形成する。以上の操作により正極板連続部材(1
1)を製造する。
【0036】正極用金属板(2B)の両側縁部の各正極
リード部(2A)は、正極用金属板(2B)を正極板
(2)の横幅に相当する所定ピッチで九十九折りした場
合に、その横幅の例えば左寄りに位置して相互に重なる
様に、正極用金属板(2B)の長手方向に沿って九十九
折りする場合のピッチの2倍のピッチで配列する。この
場合、正極用金属板(2B)の片側縁部の各正極リード
部(2A)と、他の片側縁部の各正極リード部(2A)
とは、九十九折りの1ピッチ分だけ相互に位置をずらし
て配列する。なお、正極用金属板(2B)の材料および
厚さ、正極材(2C)の材料、塗布された正極材(2
C)の乾燥焼結の条件などは、第1の発明の正極板連続
部材の製造工程において説明した通りである。
【0037】(c2)の負極板連続部材の製造工程におい
ては、図26に示す様に、帯状の負極用金属板(3B)
の両側縁部以外の本体部分の両面に負極材(3C)を塗
布する。そして、図27に示す様に、帯状の連結部(3
F)によって相互に連結された複数の負極リード部(3
A)を負極用金属板(3B)の両側縁部にそれぞれ打抜
き形成する。その際、各負極リード部(3A)は、負極
用金属板(3B)を一点鎖線の位置において所定ピッチ
で九十九折りした場合、相互に重なる位置に配列して打
抜き形成する。以上の操作により負極板連続部材(1
2)を製造する。
【0038】負極用金属板(3B)の両側縁部の各負極
リード部(3A)は、負極用金属板(3B)を負極板
(3)の横幅に相当する所定ピッチで九十九折りした場
合に、その横幅の例えば右寄りに位置して相互に重なる
様に、負極用金属板(3B)の長手方向に沿って九十九
折りする場合のピッチの2倍のピッチで配列する。この
場合、負極用金属板(3B)の片側縁部の各負極リード
部(3A)と、他の片側縁部の各負極リード部(3A)
とは、九十九折りの1ピッチ分だけ相互に位置をずらし
て配列する。なお、負極用金属板(3B)の材料および
厚さ、負極材(3C)の材料、塗布された負極材(3
C)の乾燥焼結の条件などは、第1の発明の負極板連続
部材の製造工程において説明した通りである。
【0039】(c3)のセパレータ積層工程においては、
正極板連続部材(11)と負極板連続部材(12)とを
重ねた場合、正極板連続部材(11)と負極板連続部材
(12)との間にセパレータ(4)が位置する様に、正
極板連続部材(11)の正極材(2C)の塗布層または
負極板連続部材(12)の負極材(3C)の塗布層にセ
パレータ(4)を積層する。例えば、図28に示す様
に、負極板連続部材(12)の表面の負極材(3C)の
塗布層にセパレータ(4)を貼着する。なお、セパレー
タ(4)の材料および厚さは、第1の発明のセパレータ
積層工程において説明した通りである。
【0040】(c4)の重合わせ工程においては、セパレ
ータ(4)を介して正極材(2C)の塗布層と負極材
(3C)の塗布層とが対面し且つ正極リード部(2A)
と負極リード部(3A)とが所定間隔を開けて配列され
る様に、正極板連続部材(11)と負極板連続部材(1
2)とを重ね合わせる。すなわち、図29に示す様に、
九十九折りする場合の一点鎖線で示す折目位置を合わせ
た状態として、正極板連続部材(11)と負極板連続部
材(12)とを重ね合わせる。
【0041】(c5)の切断工程においては、図29に示
す様に、重ね合わせた正極板連続部材(11)および負
極板連続部材(12)の本体部分をセパレータ(4)と
共に一点鎖線で示す九十九折りする場合の折目に沿って
切断する。また、(c6)の折畳み工程においては、図3
0に示す様に、重ね合わせた正極板連続部材(11)お
よび負極板連続部材(12)の両側縁部の各連結部(2
F),(3F)を九十九折りに折り畳む。
【0042】(c7)の圧縮工程においては、図31に示
す様に、前記連結部(2F),(3F)の折り畳みによ
り正極板連続部材(11)および負極板連続部材(1
2)を重畳して厚さ方向に圧縮する。そして、(c9)の
リード部接合工程においては、圧縮した正極板連続部材
(11)の各正極リード部(2A)同士を接合し、か
つ、負極板連続部材(12)の各負極リード部(3A)
同士を接合して電気的にそれぞれ一体化する。接合作業
は、スポット溶接またはハンダ付けにより行うことが出
来る。
【0043】(c9)裁断工程においては、図32に示す
様に、各正極リード部(2A)同士が接合された正極板
連続部材(11)および各負極リード部(3A)同士が
接合された負極板連続部材(12)の両側縁部の連結部
(2F),(3F)をそれぞれ切除し、かつ、両側縁部
の間の中央部から本体部分を分断する。以上の(c1)〜
(c9)の工程により、図33に示す層構成および図1に
示す外観を有する2組みの積層電極(1)を製造する。
【0044】以上説明した様に、第3の発明に係る積層
電極の製造方法においては、正極リード部(2A)が突
出する縦方向の向きが交互に反転する複数の正極板
(2)が横幅方向に連続した形態の正極板連続部材(1
1)と、同様に構成された負極板連続部材(12)とを
それぞれ製造する。そして、正極板連続部材(11)、
負極板連続部材(12)及びセパレータ(4)を重ね合
わせ、これらの本体部分をセパレータ(4)と共に正極
板(2)または負極板(3)の横幅相当のピッチで切断
する。また、各正極リード部(2A)および各負極リー
ド部(3A)をそれぞれ連結している連結部(2D),
(3D)を前記ピッチで九十九折りする。その後、セパ
レータ(4)と共に重畳された複数の正極板(2)及び
負極板(3)を圧縮して正極リード部(2A)同士およ
び負極リード部(3A)同士をそれぞれ接合する。そし
て、両側縁部の連結部(2D),(3D)を切除し、か
つ、両側縁部の間の中央部から本体部分を分断して2組
みの積層電極(1)を製造する。従って、第3の発明に
係る積層電極の製造方法によれば、各正極板(2)と負
極板(3)との重ね合わせ作業を簡単に且つ確実に行う
ことが出来、積層電極を効率的に製造することが出来
る。
【0045】本発明の第1〜第3の発明に係る積層電極
の製造方法においては、正極用金属板(2B)の正極材
(2C)の塗布層の表面、または、負極用金属板(3
B)の負極材(3C)の塗布層の表面に多孔質の絶縁層
を塗布することによってセパレータを構成してもよい。
【0046】本発明の第1〜第3の発明に係る積層電極
の製造方法によって製造された積層電極(1)は、例え
ば、電気自動車等に搭載されるリチウム蓄電池の構成部
材として使用される。このリチウム蓄電池は、Li塩を
溶解した非プロトン性有機溶媒の電解液に積層電極
(1)の正極リード部(2A),(3A)を除いた本体
部分を浸漬して構成される。前記Li塩としては、Li
BF4、LiClO4等が使用される。また、非プロトン
性有機溶媒としては、プロピレンカーボネート、ジメチ
ルスルホキシド、3−メチル−1,3−オキサゾリジン
−2−オン、スルホラン、1,2−ジメトキシエタン、
2−メチルテトラヒドロフラン等が使用される。
【0047】
【発明の効果】以上説明した様に、第1の発明に係る積
層電極の製造方法においては、正極リード部が突出する
縦方向の向きを揃えた複数の正極板が横幅方向に連続し
た形態の正極板連続部材と、同様に構成された負極板連
続部材とをそれぞれ製造する。そして、正極板連続部
材、負極板連続部材及びセパレータを重ね合わせ、これ
らの本体部分をセパレータと共に正極板または負極板の
横幅相当のピッチで切断する。また、各正極リード部お
よび各負極リード部をそれぞれ連結する連結部を前記ピ
ッチで九十九折りする。その後、セパレータと共に重畳
された複数の正極板および負極板を圧縮して正極リード
部同士および負極リード部同士をそれぞれ接合し、連結
部を切除して積層電極を製造する。従って、第1の発明
に係る積層電極の製造方法によれば、各正極板と負極板
との重ね合わせ作業を簡単に且つ確実に行うことが出
来、積層電極を効率的に製造することが出来る。
【0048】また、第2の発明に係る積層電極の製造方
法においては、正極リード部が突出する縦方向の向きを
揃えた複数の正極板が横幅方向に連続し、かつ、正極リ
ード部と反対側に余剰帯部分を有する形態の正極板連続
部材と、同様に構成された負極板連続部材とをそれぞれ
製造する。そして、正極板連続部材、負極板連続部材及
びセパレータを重ね合わせ、これらの本体部分から余剰
帯部分,の幅中心に亘る部分をセパレータ(4)と共に
正極板(2)または負極板(3)の横幅相当のピッチで
切断する。また、切り分け形成された複数の極板片を1
つおきに余剰帯部分の幅中心で折り返し、かつ、余剰帯
部分を前記ピッチで九十九折りする。その後、セパレー
タと共に重畳された複数の正極板及び負極板を圧縮して
正極リード部同士および負極リード部同士をそれぞれ接
合する。そして、各極板片を連結している余剰帯部分を
切除して2組みの積層電極を製造する。従って、第3の
発明に係る積層電極の製造方法によれば、各正極板と負
極板との重ね合わせ作業を簡単に且つ確実に行うことが
出来、積層電極を効率的に製造することが出来る。
【0049】さらに、第3の発明に係る積層電極の製造
方法においては、正極リード部が突出する縦方向の向き
が交互に反転する複数の正極板が横幅方向に連続した形
態の正極板連続部材と、同様に構成された負極板連続部
材とをそれぞれ製造する。そして、正極板連続部材、負
極板連続部材およびセパレータを重ね合わせ、これらの
本体部分をセパレータと共に正極板または負極板の横幅
相当のピッチで切断する。また、各正極リード部および
各負極リード部をそれぞれ連結している連結部を前記ピ
ッチで九十九折りする。その後、セパレータと共に重畳
された複数の正極板および負極板を圧縮して正極リード
部同士および負極リード部同士をそれぞれ接合する。そ
して、両側縁部の連結部を切除し、かつ、両側縁部の間
の中央部から本体部分を分断して2組みの積層電極を製
造する。従って、第3の発明に係る積層電極の製造方法
によれば、各正極板と負極板との重ね合わせ作業を簡単
に且つ確実に行うことが出来、積層電極を効率的に製造
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法が適用される積層電極の外観
を示す斜視図である。
【図2】第1の発明の正極板連続部材の製造工程におい
て正極材が塗布された正極用金属板の平面図である。
【図3】第1の発明の正極板連続部材の製造工程におい
て正極リード部が打抜き形成された正極板連続部材の平
面図である。
【図4】第1の発明の正極板連続部材の製造工程および
負極板連続部材の製造工程で使用される打抜きラインの
概略構成を示す側面図である。
【図5】第1の発明の負極板連続部材の製造工程におい
て負極材が塗布された負極用金属板の平面図である。
【図6】第1の発明の負極板連続部材の製造工程におい
て負極リード部が打抜き形成された負極板連続部材の平
面図である。
【図7】第1の発明のセパレータ積層工程におけるセパ
レータの積層状況を示す斜視図である。
【図8】第1の発明の重合わせ工程において重ね合わさ
れ且つ切断工程において本体部が切断された正極板連続
部材および負極板連続部材の平面図である。
【図9】第1の発明の折畳み工程において連結部が折り
畳まれた正極板連続部材および負極板連続部材の斜視図
である。
【図10】第1の発明の圧縮工程において圧縮され且つ
リード部接合工程において各リード部が接合された正極
板連続部材および負極板連続部材の斜視図である。
【図11】第1の発明の裁断工程における連結部の切落
し状況を示す斜視図である。
【図12】第1の発明により製造された積層電極の層構
造の一部を示す断面図である。
【図13】第2の発明の正極板連続部材の製造工程にお
いて正極材が塗布された正極用金属板の平面図である。
【図14】第2の発明の正極板連続部材の製造工程にお
いて正極リード部が形成された正極板連続部材の平面図
である。
【図15】第2の発明の負極板連続部材の製造工程にお
いて負極材が塗布された負極用金属板の平面図である。
【図16】第2の発明の負極板連続部材の製造工程にお
いて負極リード部が形成された負極板連続部材の平面図
である。
【図17】第2の発明のセパレータ積層工程におけるセ
パレータの積層状況を示す斜視図である。
【図18】第2の発明の重合わせ工程において重ね合わ
され且つ切断工程において切断された正極板連続部材お
よび負極板連続部材の平面図である。
【図19】第2の発明の折畳み工程において極板片が折
り返された正極板連続部材および負極板連続部材の平面
図である。
【図20】第2の発明の折畳み工程において余剰帯部分
が折り畳まれた正極板連続部材および負極板連続部材の
斜視図である。
【図21】第2の発明の圧縮工程において圧縮され且つ
リード部接合工程において各リード部が接合された極板
片の斜視図である。
【図22】第2の発明の裁断工程における余剰帯部分の
切落し状況を示す斜視図である。
【図23】第2の発明により製造された積層電極の層構
造の一部を示す断面図である。
【図24】第3の発明の正極板連続部材の製造工程にお
いて正極材が塗布された正極用金属板の平面図である。
【図25】第3の発明の正極板連続部材の製造工程にお
いて正極リード部が打抜き形成された正極板連続部材の
平面図である。
【図26】第3の発明の負極板連続部材の製造工程にお
いて負極材が塗布された負極用金属板の平面図である。
【図27】第3の発明の負極板連続部材の製造工程にお
いて負極リード部が打抜き形成された負極板連続部材の
平面図である。
【図28】第3の発明のセパレータ積層工程におけるセ
パレータの積層状況を示す斜視図である。
【図29】第3の発明の重合わせ工程において重ね合わ
され且つ切断工程において本体部が切断された正極板連
続部材および負極板連続部材の平面図である。
【図30】第3の発明の折畳み工程において連結部が折
り畳まれた正極板連続部材および負極板連続部材の斜視
図である。
【図31】第3の発明の圧縮工程において圧縮され且つ
リード部接合工程において各リード部が接合された正極
板連続部材および負極板連続部材の斜視図である。
【図32】第3発明の裁断工程における連結部の切落し
状況を示す斜視図である。
【図33】第3の発明により製造された積層電極の層構
造の一部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 :積層電極 2 :正極板 2A:正極リード部 2B:正極用金属板 2C:正極材 2D:連結部 2E:余剰帯部分 2F:連結部 3 :負極板 3A:負極リード部 3B:負極用金属板 3C:負極材 3D:連結部 3E:余剰帯部分 3F:連結部 4 :セパレータ 5 :正極板連続部材 6 :打抜きライン 6A:巻出しリール 6B:巻取りリール 6C:巻取りローラ 6D:打抜きローラ 7 :負極板連続部材 8 :正極板連続部材 9 :負極板連続部材 10 :極板片 11 :正極板連続部材 12 :負極板連続部材
フロントページの続き (72)発明者 島田 正義 神奈川県茅ケ崎市円蔵370番地 三菱化学 エンジニアリング株式会社メカトロセンタ −内 (72)発明者 八川 和弘 神奈川県茅ケ崎市円蔵370番地 三菱化学 エンジニアリング株式会社メカトロセンタ −内 Fターム(参考) 5H014 AA04 AA06 BB04 BB05 BB08 CC04 EE05 EE10 5H022 AA09 AA18 BB02 BB03 CC08 CC12 CC19 CC22 5H028 AA05 BB04 CC01 CC05 CC07 CC15 5H029 AJ14 AK03 AL03 AM02 AM03 AM04 AM05 AM07 BJ06 BJ12 BJ15 CJ03 CJ04 CJ05 DJ04 DJ14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極リード部が突設された複数の正極板
    と、負極リード部が突設された複数の負極板とから成
    り、かつ、前記正極板および負極板がセパレータを介し
    て交互に積層された積層電極の製造方法であって、次の
    (a1)〜(a9)の工程、すなわち、 (a1):帯状の正極用金属板の片側縁部以外の本体部分
    の裏面に正極材を塗布し、帯状の連結部によって相互に
    連結された複数の正極リード部を前記片側縁部に打抜き
    形成する工程であって、前記正極リード部は、正極用金
    属板を所定ピッチで九十九折りした場合、相互に重なる
    位置に配列される正極板連続部材の製造工程、 (a2):帯状の負極用金属板の片側縁部以外の本体部分
    の表面に負極材を塗布し、帯状の連結部によって相互に
    連結された複数の負極リード部を前記片側縁部に打抜き
    形成する工程であって、前記負極リード部は、負極用金
    属板を所定ピッチで九十九折りした場合、相互に重なる
    位置に配列される負極板連続部材の製造工程、 (a3):前記正極板連続部材の正極材塗布層または負極
    板連続部材の負極材塗布層にセパレータを積層するセパ
    レータ積層工程、 (a4):前記セパレータを介して正極材塗布層と負極材
    塗布層とが対面し且つ正極リード部と負極リード部とが
    所定間隔を開けて配列される様に、正極板連続部材と負
    極板連続部材とを重ね合わせる重合わせ工程、 (a5):重ね合わせた正極板連続部材および負極板連続
    部材の本体部分をセパレータと共に前記九十九折りする
    場合の折目に沿って切断する切断工程、 (a6):重ね合わせた正極板連続部材および負極板連続
    部材の片側縁部の連結部を九十九折りに折り畳む折畳み
    工程、 (a7):前記連結部の折り畳みにより正極板連続部材お
    よび負極板連続部材を重畳して厚さ方向に圧縮する圧縮
    工程、 (a8):圧縮した正極板連続部材の各正極リード部同士
    を接合し、かつ、負極板連続部材の各負極リード部同士
    を接合して電気的にそれぞれ一体化するリード部接合工
    程、 (a9):前記リード部接合工程の後、正極板連続部材お
    よび負極板連続部材の各片側縁部の連結部を切除する裁
    断工程を備えていることを特徴とする積層電極の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 正極リード部が突設された複数の正極板
    と、負極リード部が突設された複数の負極板とから成
    り、かつ、前記正極板および負極板がセパレータを介し
    て交互に積層された積層電極の製造方法であって、次の
    (b1)〜(b9)の工程、すなわち、 (b1):帯状の正極用金属板の両側縁部以外の本体部分
    の両面に正極材を塗布し、前記正極用金属板の片側縁部
    に複数の正極リード部を形成する工程であって、前記正
    極リード部は、正極用金属板を所定ピッチで九十九折り
    した場合、奇数番目同士および偶数番目同士が相互に重
    なる位置に配列される正極板連続部材の製造工程、 (b2):帯状の負極用金属板の両側縁部以外の本体部分
    の両面に負極材を塗布し、前記負極用金属板の片側縁部
    に複数の負極リード部を形成する工程であって、前記負
    極リード部は、負極用金属板を所定ピッチで九十九折り
    した場合、奇数番目同士および偶数番目同士が相互に重
    なる位置に配列される負極板連続部材の製造工程、 (b3):前記正極板連続部材と負極板連続部材とを重ね
    た場合、正極板連続部材または負極板連続部材の両面に
    セパレータが位置する様に、正極板連続部材の正極材塗
    布層または負極板連続部材の負極材塗布層にセパレータ
    を積層するセパレータ積層工程、 (b4):前記正極板連続部材および負極板連続部材の片
    側縁部の正極リード部と負極リード部とが所定間隔を開
    けて配列され且つ他の片側縁部の余剰帯部分が相互に重
    なる様に、正極板連続部材と負極板連続部材とを重ね合
    わせる重合わせ工程、 (b5):重ね合わせた正極板連続部材および負極板連続
    部材の本体部分から余剰帯部分の幅中心に亘る部分をセ
    パレータと共に前記九十九折りする場合の折目に沿って
    切断する切断工程、 (b6):前記切断工程により切り分け形成した複数の極
    板片を1つおきに前記余剰帯部分の幅中心で折り返し、
    かつ、余剰帯部分を九十九折りに折り畳む折畳み工程、 (b7):前記余剰帯部分の折り畳みによりその両側の各
    極板片をそれぞれ相互に重畳して厚さ方向に圧縮する圧
    縮工程、 (b8):圧縮した前記各極板片の各正極リード部同士を
    接合し、かつ、各負極リード部同士を接合して電気的に
    それぞれ一体化するリード部接合工程、 (b9):前記リード部接合工程の後、前記余剰帯部分を
    切除する裁断工程を備えていることを特徴とする積層電
    極の製造方法。
  3. 【請求項3】 正極リード部が突設された複数の正極板
    と、負極リード部が突設された複数の負極板とから成
    り、かつ、前記正極板および負極板がセパレータを介し
    て交互に積層された積層電極の製造方法であって、次の
    (c1)〜(c9)の工程、すなわち、 (c1):帯状の正極用金属板の両側縁部以外の本体部分
    の両面に正極材を塗布し、帯状の連結部によって相互に
    連結された複数の正極リード部を前記両側縁部にそれぞ
    れ打抜き形成する工程であって、前記正極リード部は、
    正極用金属板を所定ピッチで九十九折りした場合、相互
    に重なる位置に配列される正極板連続部材の製造工程、 (c2):帯状の負極用金属板の両側縁部以外の本体部分
    の両面に負極材を塗布し、帯状の連結部によって相互に
    連結された複数の負極リード部を前記両側縁部にそれぞ
    れ打抜き形成する工程であって、前記負極リード部は、
    負極用金属板を所定ピッチで九十九折りした場合、相互
    に重なる位置に配列される負極板連続部材の製造工程、 (c3):前記正極板連続部材と負極板連続部材とを重ね
    た場合、正極板連続部材と負極板連続部材との間にセパ
    レータが位置する様に、正極板連続部材の正極材塗布層
    または負極板連続部材の負極材塗布層にセパレータを積
    層するセパレータ積層工程、 (c4):前記セパレータを介して正極材塗布層と負極材
    塗布層とが対面し且つ正極リード部と負極リード部とが
    所定間隔を開けて配列される様に、正極板連続部材と負
    極板連続部材とを重ね合わせる重合わせ工程、 (c5):重ね合わせた正極板連続部材および負極板連続
    部材の本体部分をセパレータと共に前記九十九折りする
    場合の折目に沿って切断する切断工程、 (c6):重ね合わせた正極板連続部材および負極板連続
    部材の両側縁部の各連結部を九十九折りに折り畳む折畳
    み工程、 (c7):前記連結部の折り畳みにより正極板連続部材お
    よび負極板連続部材を重畳して厚さ方向に圧縮する圧縮
    工程、 (c8):圧縮した正極板連続部材の各正極リード部同士
    を接合し、かつ、負極板連続部材の各負極リード部同士
    を接合して電気的にそれぞれ一体化するリード部接合工
    程、 (c9):前記リード部接合工程の後、正極板連続部材お
    よび負極板連続部材の各両側縁部の連結部をそれぞれ切
    除し、かつ、両側縁部の間の中央部から本体部分を分断
    する裁断工程を備えていることを特徴とする積層電極の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 セパレータは多孔質の絶縁フィルムから
    成る請求項1〜3の何れかに記載の積層電極の製造方
    法。
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