JP2000181044A - 感光材料用固形処理剤包装体、感光材料用固形処理剤補充装置および感光材料用固形処理剤補充方法 - Google Patents

感光材料用固形処理剤包装体、感光材料用固形処理剤補充装置および感光材料用固形処理剤補充方法

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JP2000181044A
JP2000181044A JP10359241A JP35924198A JP2000181044A JP 2000181044 A JP2000181044 A JP 2000181044A JP 10359241 A JP10359241 A JP 10359241A JP 35924198 A JP35924198 A JP 35924198A JP 2000181044 A JP2000181044 A JP 2000181044A
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Atsuo Nozaki
敦夫 野崎
Yorikatsu Miyazawa
頼勝 宮沢
Hitoshi Mitsutake
均 三竹
Toshiyuki Ikariya
壽幸 碇谷
Shigeru Takeuchi
滋 竹内
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 直接触れず、また粉体の飛散を軽減し、処理
剤包装体を始末することが可能な感光材料用固形処理剤
包装体とその補充装置及び補充方法を提供する。 【解決手段】 防湿性を有する包装材料で袋状に形成さ
れ、感光材料用固形処理剤を密封したバリア袋1と、バ
リア袋の外側を覆い、形状を保持しうる材料で形成され
た外装2を有し、外装はバリア袋を覆う筒状のスリーブ
3とスリーブの一部から延びて、スリーブの内側に折り
込み可能なフラップ4を有し、フラップをスリーブの内
側に折り込んだ状態で固定出来るロック機構を有してい
る感光材料用固形処理剤包装体。この包装体の保持手段
と、包装体の開口手段と、包装体の中身の投下手段と、
投下後の包装体の閉鎖手段を有する感光材料用固形処理
剤補充装置およびそれを用いた感光材料用固形処理剤補
充方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料用固形処
理剤包装体(以下、包装体と称することもある)および
感光材料用固形処理剤補充装置(以下、補充装置と称す
ることもある)に関し、詳しくは、操作者が直接固形処
理剤に触れる危険なく、固形処理剤を包装体から、自動
現像機に付設された固形処理剤を貯留するホッパーに補
充するための感光材料用固形処理剤包装体、感光材料用
固形処理剤補充装置および感光材料用固形処理剤補充方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料を現像処理す
るための現像剤、漂白剤、定着漂白剤、定着剤、安定剤
といった感光材料用処理剤は、従来濃縮された液体とし
てユーザーに供給され、水で希釈して又はそのまま自動
現像機の補充液として使用されていた。濃縮補充液は嵩
張って重いだけでなく、経時劣化しやすいという問題も
あるため、処理剤を固形化しようという提案がされてい
る。
【0003】感光材料用固形処理剤(以下、固形処理剤
と称することもある)としては、粉体、顆粒または錠剤
が知られている。補充液を調整する操作者が、直接固形
処理剤に触れたり、固形処理剤の粉体が飛散して吸い込
んでしまう問題が少ないという点では、錠剤が最も好ま
しいとも言えるが、錠剤も摩耗すると粉体が形成されて
しまうので、粉の飛散の問題を全く無視することは出来
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、感光
材料用処理剤が固体であって、それが粉体であっても、
顆粒であっても錠剤であっても、操作者が固形処理剤に
直接触れることなく、また粉体の飛散の問題も軽減で
き、機械的に包装体を開口し、固形処理剤を投入し、包
装体の開封部を閉鎖して始末することが可能な感光材料
用固形処理剤包装体、感光材料用固形処理剤補充装置お
よび感光材料用固形処理剤補充方法を提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は以下
の構成で解消された。
【0006】1.防湿性を有するフレキシブルな包装材
料で袋状に形成固形処理剤を内包して密封されたバリア
袋と、前記バリア袋の外側を覆い、形状を保持しうる材
料で形成された外装とを有し、前記外装は前記バリア袋
を覆う筒状のスリーブと前記スリーブの一部から延び
て、前記スリーブの内側に折り込み可能なフラップとを
有し、前記フラップを前記スリーブの内側に折り込んだ
状態で固定出来るロック機構を有していることを特徴と
する感光材料用固形処理剤包装体。
【0007】2.前記ロック機構が、前記フラップに設
けられた突起部と、前記スリーブに設けられた孔部を係
合することによって固定することを特徴とする上記1に
記載の感光材料用固形処理剤包装体。
【0008】3.前記形状を保持しうる材料がボール紙
であることを特徴とする上記1または2に記載の感光材
料用固形処理剤包装体。
【0009】4.前記フレキシブルな包装材料が積層フ
ィルムであることを特徴とする上記1ないし3のいずれ
か1つに記載の感光材料用固形処理剤包装体。
【0010】5.前記外装の一部に誤装填防止用切り欠
きがあることを特徴とする上記1ないし4のいずれか1
つに記載の感光材料用固形処理剤包装体。
【0011】6.少なくとも前記フラップと、前記バリ
ア袋とが貼着されていることを特徴とする上記1ないし
5のいずれか1つに記載の感光材料用固形処理剤包装
体。
【0012】7.上記1ないし6のいずれか1つに記載
の感光材料用固形処理剤包装体を保持する保持手段と、
前記感光材料用固形処理剤包装体の開封された開封口を
開放する開口手段と、前記開封された感光材料用固形処
理剤包装体の中身である感光材料用固形処理剤を投下す
る投下手段と、前記投下が終わった後の感光材料用固形
処理剤包装体の開封口を閉じる閉鎖手段とを有すること
を特徴とする感光材料用固形処理剤補充装置。
【0013】8.前記投下手段が、前記感光材料用固形
処理剤包装体を装填した前記保持手段ごと動かして、前
記感光材料用固形処理剤包装体の開封口を下に向けるこ
とで、前記固形処理剤の自重により投下させることであ
る上記7に記載の感光材料用固形処理剤補充装置。
【0014】9.前記フラップを前記外装の外側に広げ
て前記包装体の開封口を大きくする手段を有することを
特徴とする上記7または8に記載の感光材料用固形処理
剤補充装置。
【0015】10.前記感光材料用固形処理剤包装体が
上記6の包装体であって、前記閉鎖手段が、前記バリア
袋の前記開封口とは反対側を引っ張ることによって前記
フラップを内側に折り込むことである上記7ないし9の
いずれか1つに記載の感光材料用固形処理剤補充装置。
【0016】11.上記7ないし10のいずれか1つに
記載の感光材料用固形処理剤補充を用いて、感光材料用
固形処理剤を補充する感光材料用固形処理剤補充方法。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って本発明の具体
例を詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の包装体を示したものであ
る。
【0019】バリア袋1は、内側からポリエチレン(3
0μm)/アルミニウム箔(7μm)/ポリエチレン
(12μm)/ポリエチレンテレフタレート(12μ
m)のフレキシブルシートを積層した積層フィルムから
構成されている。前記積層フィルムのJISZ0208
で測定される水蒸気透過度は1g/m2・24h以下で
あり、十分な防湿性を有している。バリア袋を構成する
フレキシブルな包装材料とは、バリア袋を開封して中身
の固形処理剤を出した後に、後述する外装のフラップと
ともに容易に包装体内部に折り込める程度に柔軟であれ
ばかまわない。
【0020】本発明のフレキシブルな包装材料は積層フ
ィルムが好ましい。積層フィルムの各層に用いられるフ
レキシブルシートとしては一般の包装材料として使用さ
れている高分子フィルムである低密度ポリエチレン(L
DPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、線状低密
度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン、
未延伸ポリプロピレン(CPP)、延伸ポリプロピレン
(OPP)、延伸ナイロン(ONy)、ポリエステル
(PET)、セロハン、ポリビニルアルコール(PV
A)、延伸ビニロン(OV)、エチレン−酢酸ビニル共
重合体(EVOH)、塩化ビニリデン(PVDC)等が
使用できる。
【0021】又、これらフレキシブルシートは、必要に
応じて異種フィルムと共押し出しで作った積層フィル
ム、延伸角度を変えて張り合わせて作った積層フィルム
等も当然使用出来る。
【0022】更に必要とする包装材料の物性を得るため
に使用するフィルムの密度、分子量分布を組み合わせて
作る事も当然可能である。積層フィルムの最内層は熱融
着層とし、ヒートシールで密封出来るようにすることが
好ましい。熱融着性フィルムとしては、低密度ポリエチ
レン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDP
E)及びメタロセン触媒を使用して製造した低密度ポリ
エチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LL
DPE)、また、これらフィルムと高密度ポリエチレン
(HDPE)フィルムの混合使用したフィルムが好まし
い。
【0023】ポリエステル(PET)に酸化アルミ(A
23)又はシリカ(SIOX)の無機蒸着層を持った
フイルムを用いても良い。特開平6−95302号、特
開昭60−151045号、同60−189438号、
同61−54934号、同63−30842号、同63
−247033号、同63−272668号、同63−
283936号、同63−193144号、同63−1
83839号、同64−16641号、特開平1−93
348号、特開昭64−77532号、特開平1−25
1031号、同2−186338号、同1−26703
1号、同2−235048号、同2−278256号、
実開平1−152336号、同2−21645号、同2
−44738号に記載されている如き、アルミニウム箔
及びアルミニウム蒸着層を少なくとも一層有する材料が
挙げられる。
【0024】本発明の積層フィルムは、水蒸気透過度が
5g/m2・24h以下で、酸素透過度が10cc/m2
・24h以下の素材であることが好ましい。水蒸気透過
度は常法に従いJISZ0208により測定したもので
ある。酸素透過度はJISZ1707により測定したも
のである。このような酸素透過度、水蒸気透過度を満た
す素材としては、例えば厚さ3〜20μmのAL箔(ア
ルミニウム箔)や、アルミナまたはシリカなどの無機質
を蒸着したPET(ポリエチレンテレフタレート)、N
y(ナイロン)があり、この中ではアルミナ蒸着PET
が好ましい。
【0025】前記積層フィルムで形成したバリア袋内に
は、固形処理剤が内包され、ヒートシール7および7′
で密封されている。ヒートシール方法は、一般によく知
られている方法で行うことが出来る。
【0026】ヒートシール7の下の部分はカットマーク
8となっており、この部分が開封口となる。切り口の目
安となるような印刷を施したり、ティアストリップ等を
設けて容易に開封出きるようにしてもよいが、密封性を
損ねるようなものは避けた方がよい。
【0027】外装2は、秤量400〜500g/m2
コートボール紙を材料として、四角い筒状のスリーブ3
と、該スリーブ3上方端部の四角形の2辺からカットマ
ーク8の下方まで延長したフラップ4および4′から構
成されている。その他、外装の材料として使用出来るも
のは、プラスチックシート(成形スリーブ)などがあ
る。
【0028】外装の材料がコートボール紙等なので、バ
リア袋に比較して形状を保持する能力があり、補充装置
への装填がしやすくなっている。又、固形処理剤の投入
が終わって補充装置から包装体を取出す際には、スリー
ブ3で形状をある程度保持出来るため、フレキシブルな
バリア袋に不要な圧力やねじりがかかって内部に残存し
ていた固形処理剤を飛散させる問題も少なくすることが
出来る。フラップ4および4′には、突起部5または
5′が設けられており、スリーブ3の内側に折り込んだ
際に、スリーブ3に設けられた孔部6と係合し、固定出
来るロック機構となっている。フラップ4および4′
は、バリア袋1と糊等で貼着しており、カットマーク8
に沿って開封し、中身の固形処理剤を出してしまった後
に、フラップ4および4′を内側に折り込むことで、バ
リア袋1の開封口ごと包装体の内部に押し込むこととな
り、またロック機構でフラップ4または4′が元の位置
に戻るようなこともないので、バリア袋内部に残った固
形処理剤が外に噴出し、粉体の飛散が起こる心配もな
い。
【0029】スリーブ3の下方には、固形処理剤の種類
によって異なる誤装填防止用切り欠き9が設けられてい
て、対応する補充装置に設けられた係合部材と係合出来
るようになっている。誤装填防止用切り欠き9により、
種類の間違った包装体が補充装置に装填され、現像処理
に支障が出るような問題を防止出来る。
【0030】包装体を補充装置に固定して装填するため
に、補充装置側に設けられた係合部材と係合するような
包装体の保持用孔10が設けられていることも好まし
い。
【0031】ラベル11は、処理剤の種類を操作者が間
違わないよう認識するためのものであり、見易い意匠印
刷等で固形処理剤の種類を表すことが好ましい。ラベル
11の代わりに、スリーブ3に直接印刷を施してもよ
い。
【0032】落ち込み防止機能12は、スリーブ3の下
方の角に切り込みを入れ、スリーブ3の内側に折り込ん
で突起状に飛び出させたものであり、固形処理剤を内包
した状態でバリア袋が、フラップ4および4′ごとスリ
ーブ3内に落ち込まないように支える役目をしている。
落ち込み防止機能12は、最低2カ所、対向角の位置に
設けられていれば機能するが、四隅にあっても当然よ
い。また、他の方法で落ち込み防止機能としても構わな
い。
【0033】図2は、図1に示した外装2の展開図であ
る。
【0034】図3ないし図8は、図1に示した包装体を
補充装置に装填し、開封した包装体から固形処理剤をホ
ッパーに投下し、空になった包装体を補充装置から取り
出す一連の動作を示した断面概略図である。
【0035】図3は、本発明の包装体を補充装置に装填
する前の状態を示した概略図である。図3において、固
形処理剤を投下するためのホッパー21の上部には、固
形処理剤を受け入れるための開口部22を有している。
ホッパー21は全体を図示しない自動現像機に取り付け
られていて、ホッパー21内に貯蔵している固形処理剤
を適宜自動現像機に送り込んで補充を行うようになって
いる。ホッパー21の上端部には、包装体セット用ケー
ス24のケースハーフ24aが回動可能に取り付けられ
ている。回動可能であることで、包装体を包装体セット
用ケース24に装填する際には、固形処理剤をホッパー
21に投下する時より低い位置で操作者が装填作業を行
うことが出来る。この回動可能な取り付け機構が、請求
項8における投下手段の一例である。通常、固形処理剤
のホッパー21は自動現像機の高い位置に取り付けられ
ているため、操作者の操作簡便性を考慮すると、回動式
に補充装置が取り付けられていることは優れている。
【0036】ケースハーフ24aはジョイント27でケ
ースハーフ24bとつながっており、包装体をケースハ
ーフ24aまたは24bのどちらか一方にはめ込んでか
ら、もう一方のケースハーフをかぶせて合体させ、包装
体セット用ケース24を構成するようになっている。ケ
ースハーフ24aおよび24bの内部には、包装体を保
持するための保持部材25aおよび25bが設けられて
いる。この保持部材が請求項7における保持手段の一例
である。保持手段としては、図1の保持用孔10に係合
する係合部材を、包装体セット用ケース24内部に設け
てもよい。
【0037】ケースハーフ24aおよび24bには、包
装体のヒートシール7側(開口側)のバリア袋の端部を
両側から挟むためのクランプ26aおよび26bが設け
られている。
【0038】ケースハーフ24bには連結凸部材23b
が設けられており、自動現像機側の連結凹部材23aと
係合して固定出来るようになっていることが好ましい。
【0039】また、ケースハーフ24aには、留め具2
8が設けられていて、包装体のヒートシール7′側のバ
リア袋端部を引っかけて固定出来るようになっている。
【0040】図4は包装体を包装体セット用ケース24
内に装填し終わったところを示す概略図である。包装体
は包装体セット用ケース24内の保持部材25によっ
て、側面と底部を支えられている。包装体のヒートシー
ル7側(開口側)のバリア袋端部はクランプ26によっ
て両側から挟まれている。バリア袋のヒートシール7
(開口側)側とヒートシール7′側の両端部は、包装体
セット用ケース24のクランプ26側およびジョイント
27側から外に飛び出るように装填されている。包装体
を装填し終わった状態で、クランプ26側から飛び出て
いるヒートシール7側(開口側)のバリヤ袋端部を、ヒ
ートシール7の下にある図示しないカットマークに沿っ
て切断し、開封する。包装体は開封されても、クランプ
26でバリア袋端部を挟まれているので、中身の固形処
理剤がこぼれる心配はない。
【0041】図5は、図4において包装体を開封し、開
封部がクランプされている状態から、包装体セット用ケ
ース24を180゜回転させ、ホッパー21上に固定
し、包装体の開封部を開口し、固形処理剤を投下してい
る状態を示す概念図である。包装体セット用ケース24
を180゜回転させると、包装体の開封部がちょうどホ
ッパー21の開口部22に合うようになっている。18
0゜回転したことで、連結凸部材23bは、自動現像機
の連結凹部材23aと係合して、包装体セット用ケース
24と自動現像機が固定されることになる。包装体セッ
ト用ケース24をホッパー21の上部に着地させると、
クランプ26からつながって包装体セット用ケース24
の外側に設けられた図示しないカムが、ホッパー21の
上部によって押され、クランプ26が解除されるように
なっている。クランプ26が解除されると、包装体の開
封部が放たれ、ホッパー21の開口部22へ、固形処理
剤が自重で投下される。このカムによるクランプ26解
除が、請求項7における開口手段の一例である。開口手
段はカム方式に限らず、補充装置をホッパー上に載せた
後に、手動または自動で解除出来るような機構でも構わ
ない。固形処理剤のホッパー投下時には、粉体が飛散防
止のために、補充装置とホッパーの接部は隙間を出来る
だけ設けないようにすることが好ましい。また、固形処
理剤の投下が完全に行われ、包装体が空になったことを
確認しやすいように、バリア袋と包装体セット用ケース
24は、内部の判別が可能な程度に透明度を有している
ことが好ましい。
【0042】図6は、固形処理剤をホッパー21内に投
下し終わった後の包装体の開封部を閉鎖した状態を示し
た概念図である。包装体のヒートシール7′側(開封部
とは反対側)のバリア袋端部を操作者が手動で引っ張
り、留め具28に引っかける。
【0043】バリア袋は、フラップ4とのり等で貼着さ
れ、スリーブ3の部分とは貼着されていないので、留め
具28に引っかける操作により、フラップ4ごとバリア
袋の開封部が、包装体の内部に引っ張られることにな
る。フラップ4はスリーブ3の内部に折り込まれたかた
ちとなる。フラップ4に設けられた図示しない突起部
と、スリーブ3に設けられた図示しない孔部が係合し、
フラップ4がスリーブ3の内側に折り込まれた状態でロ
ックされる。このロック機構が請求項7および10にお
ける閉鎖手段の一例である。閉鎖手段は、このバリア袋
を引っ張る方式に限らず、フラップ4側から折り込むよ
うにする等何でも構わない。
【0044】図7は、図6の包装体の開封部を閉鎖した
状態(フラップ4を折り込んでロックした状態)で、包
装体セット用ケース24を180゜回動し、自動現像機
から離脱した状態を示した概念図である。
【0045】離脱することで、包装体セット用ケース2
4の外側に設けられクランプ26とつながったカム(図
示せず)がバネ(図示せず)で元に戻り、クランプ26
は再び閉じる。このとき、バリア袋の開封口はスリーブ
3内に引っ込んでいるので、再度クランプ26によって
挟まれることはない。また、包装体のフラップ4とスリ
ーブ3のロック機構により、バリア袋の開封口が閉鎖さ
れているので、万が一固形処理剤が内部に残存していた
ような場合にも飛散する心配がない。
【0046】図8は、図6の状態から空になった包装体
を取り出した状態を示す概念図である。ケースハーフ2
4bをケースハーフ24aから蓋を取る要領で分離し、
留め具28に引っかけておいたヒートシール7′側のバ
リア袋端部をはずして、包装体を取り出す。留め具28
からはずしても、上述のロック機構により包装体の開封
口は閉鎖されたまま固定されており、且つ、包装体の開
封口を上向きにして取り出すので、固形処理剤が包装体
の中に残存していた場合にも飛散して周りを汚したり、
操作者の体に付着する危険もない。
【0047】図9は、本発明の補充装置において、固形
処理剤投下時に、包装体の開封口を押し広げ、固形処理
剤をより投下しやすくするための機構を示した概念図で
ある。図5において、包装体セット用ケースの手前側面
の内側に開口用爪29を設け、外側から上下動の操作が
出来るようにしたものである。開口用爪29の上下動
は、包装体セット用ケースの側面に溝を切って、開口用
爪29の取っ手部を外側に出し、操作者が手動で行って
もよい。開口用爪29は下方に向かってテーパー状に先
細りした形状になっているので、開口用爪29を下方に
移動させた場合に、バリア袋に貼着され、屋根状に閉じ
癖のついているフラップ4の側面に挿入しやすくなって
いる。フラップ4は上述のロック機構(フラップを内側
に折り返して固定する機構)のための突起部5が外側に
飛び出しているため、この突起部5に開口用爪29が引
っかかって、フラップ4を押し広げることになる。包装
体内に残存する固形処理剤の量をより少なくすることが
出来るので、より粉体の飛散の問題も少なくなる。図9
の開口用爪が、請求項9における開封口を大きくする手
段の一例である。
【0048】
【発明の効果】本発明の構成により、操作者が固形処理
剤に直接触れることなく、また粉体の飛散も軽減して、
機械的に処理剤包装体を開口し、投入し、閉鎖して始末
することが可能な感光材料用固形処理剤包装体、感光材
料用固形処理剤補充装置および感光材料用固形処理剤補
充方法を提供出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装体を表したものである。
【図2】本発明の包装体の外装の展開図である。
【図3】本発明の包装体を補充装置に装填する前の状態
を示した概略図である。
【図4】包装体を補充装置の包装体セット用ケース内に
装填し終わったところを示す概略図である。
【図5】本発明の補充装置に装填された包装体からホッ
パーに固形処理剤を投下している状態を示す概念図であ
る。
【図6】本発明の包装体が装填された補充装置におい
て、固形処理剤を投下し終わった後の包装体の開封部を
閉鎖した状態を示した概念図である。
【図7】本発明の包装体の開封部を閉鎖した状態で、補
充装置を自動現像機から離脱した状態を示した概念図で
ある。
【図8】本発明の補充装置から空になった包装体を取り
出した状態を示す概念図である。
【図9】本発明の補充装置において、固形処理剤投下時
に、包装体の開封口を押し広げる機構を示した概念図で
ある。
【符号の説明】
1 バリア袋 2 外装 3 スリーブ 4 フラップ 5 突起部 6 孔部 7 ヒートシール 8 カットマーク 9 誤装填防止用切り欠き 10 保持用孔 11 ラベル 12 落ち込み防止機能 21 ホッパー 22 開口部 23 連結部材 24 包装体セット用ケース 25 保持部材 26 クランプ 27 ジョイント 28 留め具 29 開口用爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 碇谷 壽幸 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 竹内 滋 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 Fターム(参考) 2H016 CA04 2H112 AA11 BC40 BC44 BC46 EA12 EA13 3E067 AA05 AA11 AB96 BA06C BA12B BB01C BB12B BB14B BB15B BB16B BB25B BC03C CA04 CA07 CA24 EC13 EE02 FA04 FB16 3E086 AD01 AD02 BA04 BA13 BA14 BA15 BB01 BB51 BB62 BB71 CA29

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防湿性を有するフレキシブルな包装材料
    で袋状に形成され、感光材料用固形処理剤を内包して密
    封されたバリア袋と、前記バリア袋の外側を覆い、形状
    を保持しうる材料で形成された外装とを有し、前記外装
    は前記バリア袋を覆う筒状のスリーブと前記スリーブの
    一部から延びて、前記スリーブの内側に折り込み可能な
    フラップとを有し、前記フラップを前記スリーブの内側
    に折り込んだ状態で固定出来るロック機構を有している
    ことを特徴とする感光材料用固形処理剤包装体。
  2. 【請求項2】 前記ロック機構が、前記フラップに設け
    られた突起部と、前記スリーブに設けられた孔部を係合
    することによって固定することを特徴とする請求項1に
    記載の感光材料用固形処理剤包装体。
  3. 【請求項3】 前記形状を保持しうる材料がボール紙で
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の感光材
    料用固形処理剤包装体。
  4. 【請求項4】 前記フレキシブルな包装材料が積層フィ
    ルムであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    か1項に記載の感光材料用固形処理剤包装体。
  5. 【請求項5】 前記外装の一部に誤装填防止用切り欠き
    があることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1
    項に記載の感光材料用固形処理剤包装体。
  6. 【請求項6】 少なくとも前記フラップと、前記バリア
    袋とが貼着されていることを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれか1項に記載の感光材料用固形処理剤包装
    体。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    の感光材料用固形処理剤包装体を保持する保持手段と、
    前記感光材料用固形処理剤包装体の開封された開封口を
    開放する開口手段と、前記開封された感光材料用固形処
    理剤包装体の中身である感光材料用固形処理剤を投下す
    る投下手段と、前記投下が終わった後の感光材料用固形
    処理剤包装体の開封口を閉じる閉鎖手段とを有すること
    を特徴とする感光材料用固形処理剤補充装置。
  8. 【請求項8】 前記投下手段が、前記感光材料用固形処
    理剤包装体を装填した前記保持手段ごと動かして、前記
    感光材料用固形処理剤包装体の開封口を下に向けること
    で、前記固形処理剤の自重により投下させることである
    請求項7に記載の感光材料用固形処理剤補充装置。
  9. 【請求項9】 前記フラップを前記外装の外側に広げて
    前記包装体の開封口を大きくする手段を有することを特
    徴とする請求項7または8に記載の感光材料用固形処理
    剤補充装置。
  10. 【請求項10】 前記感光材料用固形処理剤包装体が請
    求項6の包装体であって、前記閉鎖手段が、前記バリア
    袋の前記開封口とは反対側を引っ張ることによって前記
    フラップを内側に折り込むことである請求項7ないし9
    のいずれか1項に記載の感光材料用固形処理剤補充装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項7ないし10のいずれか1項に
    記載の感光材料用固形処理剤補充装置を用いて、感光材
    料用固形処理剤を補充する感光材料用固形処理剤補充方
    法。
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