JP2000180000A - 圧縮冷媒循環式熱移動装置及び圧縮冷媒回収方法 - Google Patents

圧縮冷媒循環式熱移動装置及び圧縮冷媒回収方法

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JP2000180000A
JP2000180000A JP10358575A JP35857598A JP2000180000A JP 2000180000 A JP2000180000 A JP 2000180000A JP 10358575 A JP10358575 A JP 10358575A JP 35857598 A JP35857598 A JP 35857598A JP 2000180000 A JP2000180000 A JP 2000180000A
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Japan
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casing
refrigerant
heat exchanger
valve
accumulator
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JP10358575A
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Tomohiko Shiozawa
朝彦 塩澤
Hajime Kyogoku
肇 京極
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2345/00Details for charging or discharging refrigerants; Service stations therefor
    • F25B2345/006Details for charging or discharging refrigerants; Service stations therefor characterised by charging or discharging valves
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】工場出荷時、設置時に冷媒を充填したり、冷媒
を一時回収して再度充填を外部から簡単に行なうことが
できない。 【解決手段】室外機100のケーシング101に配置し
た接続ジョイントA,Bと室内機200のケーシング2
01に配置した接続ジョイントC,Dとを配管し、室外
熱交換器26−1,26−2と絞り装置の間、且つケー
シング101の接続ジョイントAの上流において、室外
熱交換器側から順に第1サービスポートP1、第1開閉
弁B1をケーシング101内に配置するか、ケーシング
101外においてケーシング101に支持させ、またケ
ーシング101の接続ジョイントBとアキュムレータ3
5の間において、アキュムレータ側から順に第2開閉弁
B2及び第4サービスポートP4をケーシング101内
に配置するか、ケーシング101外においてケーシング
101に支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷媒を充填、回
収することができる圧縮冷媒循環式熱移動装置及び圧縮
冷媒回収方法に関する。
【0002】
【従来の技術】空調装置として用いられる圧縮冷媒循環
式熱移動装置には、例えば特開平8−219583号公
報に開示されるように、室外機に、圧縮機、室外熱交換
器、四方弁、アキュムレータを内蔵し、圧縮機の吐出口
から四方弁の第1ポートを高圧冷媒管路により連結し、
四方弁の第2ポートと圧縮機の吸込口をアキュムレータ
を介して低圧冷媒管路により連結し、四方弁の第3ポー
トと、室内機への冷媒配管を接続するための第1ジョイ
ントを、室外熱交換器及び第1開閉弁を介して第1冷媒
管路により連結し、四方弁の第4ポートと、室内機への
冷媒配管を接続するための第2ジョイントを第2開閉弁
を介して第2冷媒管路により連結し、第1冷媒管路の第
1開閉弁と第1ジョイントの間と、第2冷媒管路の第2
開閉弁と第2ジョイントの間のそれぞれに迂回冷媒回路
を設け、この迂回冷媒回路で室内機を交換する場合等に
は冷媒を大気中に放出せることなくアキュムレータに回
収するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように室外機に迂
回冷媒回路を内蔵して備えるものがあるが、その分室外
機の回路が複雑になり、さらに工場出荷時、設置時に冷
媒を充填したり、冷媒を一時回収して再度充填を外部か
ら簡単に行なうことができるようにする点についての開
示はされていない。
【0004】この発明は、かかる実情に鑑みてなされた
もので、工場出荷時、設置時に冷媒を充填したり、冷媒
を一時回収して再度充填を外部から簡単に行なうことが
できる圧縮冷媒循環式熱移動装置及び圧縮冷媒回収方法
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0006】請求項1記載の発明は、『圧縮機、室外熱
交換器、絞り装置、室内熱交換器、アキュムレータ及び
圧縮機の順に冷媒を循環させる圧縮冷媒循環式熱移動装
置において、圧縮機、室外熱交換器、アキュムレータを
室外機のケーシングの中に内蔵させ、室内熱交換器を室
内機のケーシングの中に内蔵させ、絞り装置は、室内機
あるいは室内機のいずれかに内蔵させ、室外機のケーシ
ングに配置した接続ジョイントと室内機のケーシングに
配置した接続ジョイントとを介して配管し、運転時の高
圧側冷媒配管のうち前記室外熱交換器と前記絞り装置の
間、且つ前記室外機のケーシングの接続ジョイントの上
流において、室外熱交換器側から順に接続した第1サー
ビスポート、第1開閉弁を前記室外機のケーシング内に
配置するか、ケーシング外においてケーシングに支持さ
せ、また運転時の低圧側冷媒配管のうち前記室外機のケ
ーシングの接続ジョイントとアキュムレータの間におい
て、アキュムレータ側から順に接続した第2開閉弁及び
第4サービスポートを前記室外機のケーシング内に配置
するか、ケーシング外においてケーシングに支持させた
ことを特徴とする圧縮冷媒循環式熱移動装置。』であ
る。
【0007】この請求項1記載の発明によれば、室外熱
交換器側から順に接続した第1サービスポート、第1開
閉弁を室外機のケーシング内に配置するか、ケーシング
外においてケーシングに支持させ、アキュムレータ側か
ら順に接続した第2開閉弁及び第4サービスポートを室
外機のケーシング内に配置するか、ケーシング外におい
てケーシングに支持させたから、工場出荷時に第1開閉
弁及び第2開閉弁を閉じ、第1サービスポートを用いて
冷媒回路を真空にして冷媒を供給することができ、設置
時には室外機に室内機を接続して第1開閉弁及び第2開
閉弁を閉じ、第4サービスポートを用いて室内機側の冷
媒回路を真空にして冷媒を供給することができ、また冷
媒回収時には第1サービスポートと第4サービスポート
との間にメンテナンスツールを外部から取り付けて迂回
冷媒回路を形成し、冷房運転時に第1開閉弁を閉じ、第
2開閉弁を開き、凝縮において液化した液相冷媒は、絞
り装置、室内熱交換器を迂回してメンテナンスツールに
より第4サービスポートから第1サービスポートに流れ
てアキュムレータ側に回収され、また第1開閉弁から絞
り装置、室内熱交換器、迂回冷媒回路に至る冷媒回路に
滞留する冷媒はアキュムレータ側に回収され、冷媒を大
気中に放出せることなくアキュムレータ側に冷媒を一時
回収して再度充填を外部から簡単に行なうことができ
る。
【0008】請求項2記載の発明は、『圧縮機、四方
弁、室外熱交換器、絞り装置、室内熱交換器、アキュム
レータ及び圧縮機の順に冷媒を循環させ、前記四方弁に
より暖房運転時に前記室内熱交換器を凝縮器として作用
させ、冷房運転時に前記室内熱交換器を蒸発熱器として
作用させる圧縮冷媒循環式熱移動装置において、圧縮
機、四方弁、室外熱交換器、アキュムレータを室外機の
ケーシングの中に内蔵させ、室内熱交換器を室内機のケ
ーシングの中に内蔵させ、絞り装置は、室内機あるいは
室内機のいずれかに内蔵させ、室外機のケーシングに配
置した接続ジョイントと室内機のケーシングに配置した
接続ジョイントとを介して配管し、冷房運転時の高圧側
冷媒配管のうち前記室外熱交換器と前記絞り装置の間、
且つ前記室外機のケーシングの接続ジョイントの上流に
おいて、室外熱交換器側から順に接続した第1サービス
ポート、第1開閉弁を前記室外機のケーシング内に配置
するか、ケーシング外においてケーシングに支持させ、
また冷房運転時の低圧側冷媒配管のうち前記室外機のケ
ーシングの接続ジョイントとアキュムレータの間におい
て、アキュムレータ側から順に接続した第2開閉弁及び
第4サービスポートを前記室外機のケーシング内に配置
するか、ケーシング外においてケーシングに支持させた
ことを特徴とする圧縮冷媒循環式熱移動装置。』であ
る。
【0009】この請求項2記載の発明によれば、四方弁
により暖房運転時に室内熱交換器を凝縮器として作用さ
せ、冷房運転時に室内熱交換器を蒸発熱器として作用さ
せる圧縮冷媒循環式熱移動装置において、工場出荷時に
第1開閉弁及び第2開閉弁を閉じ、第1サービスポート
を用いて冷媒回路を真空にして冷媒を供給することがで
き、設置時には室外機に室内機を接続して第1開閉弁及
び第2開閉弁を閉じ、第4サービスポートを用いて室内
機側の冷媒回路を真空にして冷媒を供給することがで
き、また冷媒回収時には第1サービスポートと第4サー
ビスポートとの間にメンテナンスツールを外部から取り
付けて迂回冷媒回路を形成し、冷房運転時に第1開閉弁
を閉じ、第2開閉弁を開き、凝縮において液化した液相
冷媒は、絞り装置、室内熱交換器を迂回してメンテナン
スツールにより第4サービスポートから第1サービスポ
ートに流れてアキュムレータ側に回収され、また第1開
閉弁から絞り装置、室内熱交換器、迂回冷媒回路に至る
冷媒回路に滞留する冷媒はアキュムレータ側に回収さ
れ、冷媒を大気中に放出せることなくアキュムレータ側
に冷媒を一時回収して再度充填を外部から簡単に行なう
ことができる。
【0010】請求項3記載の発明は、『圧縮機、室外熱
交換器、絞り装置、室内熱交換器、アキュムレータ及び
圧縮機の順に冷媒を循環させる圧縮冷媒循環式熱移動装
置であり、圧縮機、室外熱交換器、アキュムレータを室
外機のケーシングの中に内蔵させ、室内熱交換器を室内
機のケーシングの中に内蔵させ、絞り装置は、室内機あ
るいは室内機のいずれかに内蔵させ、室外機のケーシン
グに配置した接続ジョイントと室内機のケーシングに配
置した接続ジョイントとを介して配管し、冷房運転時の
高圧側冷媒配管のうち前記室外熱交換器と前記絞り装置
の間、且つ前記室外機のケーシングの接続ジョイントの
上流において、室外熱交換器側から順に接続した第1サ
ービスポート、第1開閉弁を前記室外機のケーシング内
に配置するか、ケーシング外においてケーシングに支持
させ、また冷房運転時の低圧側冷媒配管のうち前記室外
機のケーシングの接続ジョイントとアキュムレータの間
において、アキュムレータ側から順に接続した第2開閉
弁及び第4サービスポートを前記室外機のケーシング内
に配置するか、ケーシング外においてケーシングに支持
させており、冷媒回収時に前記第1サービスポートと前
記第4サービスポートとの間にメンテナンスツールを外
部から取り付けて迂回冷媒回路を形成し、冷房運転時に
前記第1開閉弁を閉じ、前記第2開閉弁を開き、凝縮に
おいて液化した液相冷媒は、絞り装置、室内熱交換器を
迂回してメンテナンスツールにより第4サービスポート
から第1サービスポートに流れて前記アキュムレータ側
に回収され、また第1開閉弁から絞り装置、室内熱交換
器、迂回冷媒回路に至る冷媒回路に滞留する冷媒は前記
アキュムレータ側に回収されることを特徴とする圧縮冷
媒回収方法。』である。
【0011】この請求項3記載の発明によれば、冷媒回
収時に第1サービスポートと第4サービスポートとの間
にメンテナンスツールを外部から取り付けて迂回冷媒回
路を形成し、冷房運転時に第1開閉弁を閉じ、第2開閉
弁を開き、凝縮において液化した液相冷媒は、絞り装
置、室内熱交換器を迂回してメンテナンスツールにより
第4サービスポートから第1サービスポートに流れてア
キュムレータ側に回収され、また第1開閉弁から絞り装
置、室内熱交換器、迂回冷媒回路に至る冷媒回路に滞留
する冷媒はアキュムレータ側に回収され、冷媒を大気中
に放出せることなくアキュムレータに冷媒を一時回収し
て再度充填を外部から簡単に行なうことができる。
【0012】請求項4記載の発明は、『圧縮機、四方
弁、室外熱交換器、絞り装置、室内熱交換器、アキュム
レータ及び圧縮機の順に冷媒を循環させ、前記四方弁に
より暖房運転時に前記室内熱交換器を凝縮器として作用
させ、冷房運転時に前記室内熱交換器を蒸発熱器として
作用させる圧縮冷媒循環式熱移動装置であり、圧縮機、
四方弁、室外熱交換器、アキュムレータを室外機のケー
シングの中に内蔵させ、室内熱交換器を室内機のケーシ
ングの中に内蔵させ、絞り装置は、室内機あるいは室内
機のいずれかに内蔵させ、室外機のケーシングに配置し
た接続ジョイントと室内機のケーシングに配置した接続
ジョイントとを介して配管し、冷房運転時の高圧側冷媒
配管のうち前記室外熱交換器と前記絞り装置の間、且つ
前記室外機のケーシングの接続ジョイントの上流におい
て、室外熱交換器側から順に接続した第1サービスポー
ト、第1開閉弁を前記室外機のケーシング内に配置する
か、ケーシング外においてケーシングに支持させ、また
冷房運転時の低圧側冷媒配管のうち前記室外機のケーシ
ングの接続ジョイントとアキュムレータの間において、
アキュムレータ側から順に接続した第2開閉弁及び第4
サービスポートを前記室外機のケーシング内に配置する
か、ケーシング外においてケーシングに支持させてお
り、冷媒回収時に前記第1サービスポートと前記第4サ
ービスポートとの間にメンテナンスツールを外部から取
り付けて迂回冷媒回路を形成し、冷房運転時に前記第1
開閉弁を閉じ、前記第2開閉弁を開き、凝縮において液
化した液相冷媒は、絞り装置、室内熱交換器を迂回して
メンテナンスツールにより第4サービスポートから第1
サービスポートに流れて前記アキュムレータ側に回収さ
れ、また第1開閉弁から絞り装置、室内熱交換器、迂回
冷媒回路に至る冷媒回路に滞留する冷媒は前記アキュム
レータ側に回収されることを特徴とする圧縮冷媒回収方
法。』である。
【0013】この請求項4記載の発明によれば、四方弁
により暖房運転時に室内熱交換器を凝縮器として作用さ
せ、冷房運転時に室内熱交換器を蒸発熱器として作用さ
せる圧縮冷媒循環式熱移動装置であり、冷媒回収時に第
1サービスポートと第4サービスポートとの間にメンテ
ナンスツールを外部から取り付けて迂回冷媒回路を形成
し、冷房運転時に第1開閉弁を閉じ、第2開閉弁を開
き、凝縮において液化した液相冷媒は、絞り装置、室内
熱交換器を迂回してメンテナンスツールにより第4サー
ビスポートから第1サービスポートに流れてアキュムレ
ータ側に回収され、また第1開閉弁から絞り装置、室内
熱交換器、迂回冷媒回路に至る冷媒回路に滞留する冷媒
はアキュムレータに回収され、冷媒を大気中に放出せる
ことなくアキュムレータ側に冷媒を一時回収して再度充
填を外部から簡単に行なうことができる。
【0014】請求項5記載の発明は、『冷房運転時の低
圧側冷媒配管の内、アキュムレータと第2開閉弁の間に
配置する第3サービスポートと前記メンテナンスツール
のバイパスポートとを接続してバイパス回路を形成し、
前記メンテナンスツールにより迂回冷媒回路の開度を調
整することを特徴とする請求項3または請求項4記載の
圧縮冷媒回収方法。』である。
【0015】この請求項5記載の発明によれば、メンテ
ナンスツールにより迂回冷媒回路の開度を調整すること
で、圧縮機〜第1開閉弁までの圧力を上昇させずに、第
1開閉弁〜アキュムレータの圧力を小さくすることがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の圧縮冷媒循環式
熱移動装置及び圧縮冷媒回収方法の実施の形態を添付図
面に基づいて説明する。
【0017】図1は圧縮冷媒循環式熱移動装置の基本構
成を示す回路図、図2は第1サービスポート乃至第4サ
ービスポートの構成を示す図、図3は冷媒回収を説明す
る回路図である。
【0018】この実施の形態では、圧縮冷媒循環式熱移
動装置として空調装置を示しており、室外機100のケ
ーシング101に水冷式ガスエンジン1が内蔵され、こ
の水冷式ガスエンジン1によって圧縮機2が回転駆動さ
れ、水冷式ガスエンジン1の出力軸3はプーリ4、ベル
ト5及びプーリ6を介して圧縮機2の入力軸7に連結さ
れている。
【0019】水冷式ガスエンジン1の吸気系には吸気管
8が接続されており、吸気管8の途中にはエアクリーナ
9及びミキサー10が接続されている。ミキサー10に
は、不図示の燃料ガス供給源に接続された燃料供給管1
1が接続されており、ケーシング101に配置した接続
ジョイント102から燃料供給管11に燃料ガス供給源
から燃料ガスが供給される。燃料供給管11の途中には
2つの燃料ガス電磁弁12とゼロガバナ13が接続され
ている。
【0020】水冷式ガスエンジン1のクランク室にはオ
イル供給管14を介してオイルタンク15が接続されて
いる。さらに、水冷式ガスエンジン1から導出するブリ
ーザ管16にはオイルセパレータ17が接続されてお
り、水冷式ガスエンジン1から排出されるブリーザガス
はオイルセパレータ17によってオイル分を除去された
後、ガスライン18を通って燃料供給管11のミキサー
10の上流側に戻され、オイル分はオイルライン19を
通ってガスエンジン1のクランク室に戻される。
【0021】他方、水冷式ガスエンジン1の排気系から
は排気管20が導出しており、排気管20の途中には排
気ガス熱交換器21が設けられている。
【0022】この圧縮冷媒循環式熱移動装置には、圧縮
機2を含んで閉ループを構成する冷媒回路22と水冷式
ガスエンジン1を冷却する冷却水を循環させる冷却水回
路23が設けられている。
【0023】冷媒回路22は圧縮機2によってフロン等
の冷媒を循環させる回路であって、圧縮機2の吐出側か
ら導出してオイルセパレータ24に至る冷媒ライン22
aと、オイルセパレータ24から導出して四方弁25に
至る冷媒ライン22bと、四方弁25から二重管熱交換
器44を経て第1の室外熱交換器26−1に至る冷媒ラ
イン22cと、冷媒ライン22cの途中から分岐して第
2の室外熱交換器26−2に至る冷媒ライン22dと、
第1の室外熱交換器26−1から液ガス熱交換器27に
至る冷媒ライン22eと、液ガス熱交換器27からドラ
イヤ28、サイトグラス29を経て接続ジョントAに至
る冷媒ライン22xと、第2の室外熱交換器26−2と
冷媒ライン22eとを接続する冷媒ライン22fと、接
続ジョントBから四方弁25に至る冷媒ライン22h
と、四方弁25から液ガス熱交換器27を経てアキュム
レータ35に至る冷媒ライン22iと、アキュムレータ
35から導出して圧縮機2の吸入側に接続される冷媒ラ
イン22jとで構成されている。
【0024】室外機100のケーシング101に配置し
た接続ジョイントA,Bと、複数の室内機200のケー
シング201に配置した接続ジョイントC,Dとに、冷
媒管路210,211を配管して接続される。ケーシン
グ201には、ストレーナ220、室内熱交換器22
1、絞り装置である電子膨張弁222、ストレーナ22
3が冷媒ライン22rに接続され、この冷媒ライン22
rは接続ジョイントC,D間に接続されている。また、
ケーシング201内には、室内熱交換器221と電子膨
張弁222との間における冷媒温度を検知する冷媒温度
センサS1が配置されている。
【0025】なお、絞り装置は、電子膨張弁222に代
えてキャピラリー管を用いてもよい。また、室内機側の
絞り装置である電子膨張弁222またはキャピラリー管
を、室外機100の冷媒ライン22x上の点Zで示す位
置に配置してもよい。
【0026】また、室外機100に配置されるオイルセ
パレータ24から導出するオイル戻りライン36は冷媒
ライン22jに接続され、このオイル戻りライン36に
はキャピラリー管110が配置され、冷媒の圧力を低下
する。また、冷媒ライン22bからはバイパスライン2
2kが分岐しており、このバイパスライン22kは冷媒
ライン22eに接続されるとともに、バイパスライン2
2kにはこれから更に分岐するバイパスライン22mが
冷媒ライン22jに接続されており、各バイパスライン
22k,22mにはバイパス弁37,38がそれぞれ接
続されている。さらに、圧縮機2の吐出側と吸入側に
は、それぞれ冷媒温度センサS2,S3が配置されてい
る。
【0027】一方、室外機100の冷却水回路23は、
水ポンプ39の吐出側から排気ガス熱交換器21を通っ
て水冷式ガスエンジン1に形成される冷却水ジャケット
120冷却水入口に至る冷却水ライン23aと、水冷式
ガスエンジン1の冷却水ジャケット120の冷却水出口
から導出してサーモスタットを有する切換弁40に至る
冷却水ライン23bと、切換弁40から導出してラジエ
ータ42の入口側に接続される冷却水ライン23cと、
ラジエータ42の出口側から導出する冷却水ライン23
dと、この冷却水ライン23dから水ポンプ39の吸入
側に至る冷却水ライン23eと、冷却水ライン23dか
ら水タンク43に至る冷却水補給ライン23fと、切換
弁40から導出して二重管熱交換器44を通って冷却水
ライン23eに接続される冷却水ライン23g等を含ん
で構成されている。
【0028】冷却水ライン23bに空気抜き通23hが
接続され、さらに冷却水ライン23cに空気抜き通23
jが接続され、空気抜き通23h及び空気抜き通23j
は集合して空気抜き通23kにより冷却水補給ライン2
3fに接続されている。空気抜き通23jには絞り23
iが設けられている。
【0029】冷媒回路22と冷却水回路23の間に二重
管熱交換器44が設けられており、この二重管熱交換器
44においては冷媒ライン22cを流れる冷媒と冷却水
ライン23gを流れる冷却水との間で熱交換が行われ
る。冷却水ライン23gを流れる冷却水の一部を二重管
熱交換器44をバイパスさせて流すためのバイパス回路
45が設けられている。即ち、バイパス回路45は冷却
水ライン23cのラジエータ42の上流側から分岐して
冷却水ライン23gの二重管熱交換器44の上流側に接
続されており、バイパス回路45の途中には水バイパス
弁46が設けられている。
【0030】切換弁40は、これに設けられたサーモス
タットの作用によって、冷却水温度が例えば78℃以下
であるときには冷却水ライン23cを全閉とするととも
に、冷却水ライン23gを全開として一方の冷却水ライ
ン23gのみに冷却水を流し、冷却水温度が例えば78
℃を超えると冷却水ライン23cを開き始める一方、冷
却水ライン23gを閉じ始めて両冷却水ライン23c,
23gに冷却水を流し、冷却水温度が86℃を超えると
冷却水ライン23cを全開、冷却水ライン23gを全閉
として一方の冷却水ライン23cのみに冷却水を流す。
また、水バイパス弁46は、暖房運転時であって、且
つ、室内機200の運転台数に応じてその開度が制御さ
れる。
【0031】冷却水温度が78℃以下で冷却水ライン2
3gのみに冷却水が流れる場合には水バイパス弁46の
開度を減少する程、二重管熱交換器44へのエンジン排
熱を回収した温水供給量を増加する一方、冷却水温度が
78℃以上で冷却水ライン23cに冷却水が流れる量が
ある程度以上の状態において水バイパス弁46の開度を
増加すると、二重管熱交換器44へのエンジン排熱を回
収した温水供給量を増加することができる。暖房運転
中、室内機200の運転台数が多く熱負荷が大きい程、
二重管熱交換器44へのエンジン排熱を回収した温水供
給量を増加するように冷却水温度が78℃以下と以上で
逆方向に水バイパス弁46の開度制御を行い、低圧低温
冷媒を加熱して暖房能力を高めるようにする。
【0032】室外機100のケーシング101内には、
隔壁130,131が設けられ、この隔壁130,13
1によりケーシング101内に熱交換室132,133
が区画される。隔壁131には、第1の室外熱交換器2
6−1、第2の室外熱交換器26−2及びラジエータ4
2が取り付けられ、これらの駆動によりケーシング10
1に形成された開口部134から熱交換室132に空気
が吸入されて熱交換室133を通り、熱交換室133か
らケーシング101に形成された開口部135から外気
に排出される。
【0033】第1の室外熱交換器26−1、第2の室外
熱交換器26−2及びラジエータ42は、ケーシング1
01の外部に突出しないようにコンパクトに内蔵され、
しかもケーシング101の外部から空気が取り入れられ
て熱交換室132,133を円滑に流れて外部に排出で
き、第1の室外熱交換器26−1、第2の室外熱交換器
26−2及びラジエータ42の熱交換を効率的に行なう
ことができるようになっている。
【0034】次に、圧縮冷媒循環式熱移動装置の作用を
説明する。
【0035】先ず、暖房運転時の作用を説明すると、水
冷式ガスエンジン1が駆動され、この水冷式ガスエンジ
ン1によって圧縮機2が回転駆動される。そして、圧縮
機2によってガス状の冷媒が圧縮され、高温高圧のガス
状冷媒は冷媒ライン22aを経てオイルセパレータ24
に至る。オイルセパレータ24においては、冷媒に含ま
れるオイル分が除去され、オイル分が除去された冷媒は
冷媒ライン22bを通って四方弁25に至り、冷媒から
分離されたオイルはオイル戻りライン36を通って冷媒
ライン22jに戻される。
【0036】ところで、暖房運転時においては、図1に
実線にて示すように、四方弁25のポートaとポートc
とが連通されており、高温高圧のガス状冷媒は四方弁2
5を通って冷媒ライン22h側へ流れ、接続ジョイント
Bを経て、冷媒管路211を介して室内機200の接続
ジョイントCから室内機200内に至り、ここで室内熱
交換器221で凝縮熱を放出して液化し、このとき放出
される凝縮熱によって室内の暖房が行われる。
【0037】そして、それぞれの室内機200の室内熱
交換器221において凝縮熱を放出して液化した高圧の
冷媒は、膨張弁222によって減圧された後、室内機2
00の接続ジョイントDから冷媒管路210を介して室
外機100の接続ジョイントAに至る。室外機100内
では、接続ジョイントAから冷媒ライン22xに入り、
サイトグラス29、ドライヤ28を通って液ガス熱交換
器27を通過した後、冷媒ライン22e、22fを流
れ、第1の室外熱交換器26−1、第2の室外熱交換器
26−2に至り、ここで外気から蒸発熱を奪って気化す
る。
【0038】一方、水ポンプ39の駆動によって冷却水
回路23内を循環する冷却水は、水ポンプ39から吐出
されて冷却水ライン23aを流れ、その途中で、排気ガ
ス熱交換器21において水冷式ガスエンジン1から排気
管20に排出される排気ガスの熱を回収して加熱された
後、水冷式ガスエンジン1の冷却水ジャケット120を
流れて水冷式ガスエンジン1を冷却する。そして、水冷
式ガスエンジン1の冷却に供された冷却水は、冷却水ラ
イン23bを流れて切換弁40に至る。
【0039】ここで、切換弁40は、冷却水温度が78
℃以下のときは一方の冷却水ライン23cを全閉して他
方の冷却水ライン23gを全開するため、冷却水は冷却
水ライン23gを流れる。ところで、バイパス回路45
に設けられた水バイパス弁46は、上記したように、冷
却水温度が78℃以下と以上で逆方向に水バイパス弁4
6の開度制御を行うが、例えば冷却水温度が78℃以下
で冷却水ライン23gにエンジン排熱を回収した温水を
全てながすようにした状態において、室内機200の運
転台数(熱負荷)によってその開度が制御され、全ての
室内機200が運転されているときには閉じられてお
り、冷却水の全ては二重管熱交換器44を流れ、暖房運
転時に第1の室外熱交換器26−1、第2の室外熱交換
器26−2において蒸発したガス状の冷媒を加熱する。
【0040】この結果、水冷式ガスエンジン1の廃熱
(排気ガスが有する熱の一部)が冷媒によって回収さ
れ、この廃熱を回収したガス状冷媒は冷媒ライン22c
を流れて四方弁25に至る。なお、二重管熱交換器44
を通過した冷却水は、冷却水ライン23eを通って水ポ
ンプ39に吸引され、以後同様の作用を繰り返す。
【0041】暖房運転時においては、四方弁25は、図
1に実線にて示すようにそのポートbとポートdとが連
通されているため、冷媒は冷媒ライン22iを流れ、液
ガス熱交換器27及びサイレンサ34を通ってアキュム
レータ35に至る。
【0042】アキュムレータ35においては冷媒の気液
が分離され、ガス状の冷媒のみが冷媒ライン22jから
圧縮機2の吸入口に吸引され、吸引された冷媒は圧縮機
2によって再度圧縮されて前述と同様の作用を繰り返
す。
【0043】なお、冷却水温度が78℃以上で冷却水ラ
イン23cに冷却水が流れる量がある程度以上の状態に
おいて、バイパス回路45に分岐しない分の冷却水はラ
ジエータ42に流れて冷却される。
【0044】次に、冷房運転時の作用を概説するが、冷
房運転時においては通常冷却水温度は86℃以上となる
ため、切換弁40の作用によって冷却水は二重管熱交換
器44を流れず、従って、水冷式ガスエンジン1の廃熱
は冷媒に回収されず、冷却水の全ては冷却水ライン23
cからラジエ−夕42に流れ、冷却水は十分冷却され
る。
【0045】圧縮機2によって圧縮された高温高圧のガ
ス状冷媒は、冷媒ライン22a、オイルセパレータ24
及び冷媒ライン22bを通って四方弁25に至る。
【0046】ところで、冷房運転時においては、図1に
破線にて示すように四方弁25のポートaとポートb、
ポートcとポートdがそれぞれ連通されているため、高
温高圧のガス状冷媒は冷媒ライン22cを通って第1の
室外熱交換器26−1、第2の室外熱交換器26−2に
至り、ここで外気によって冷却されて凝縮し、高圧の液
状冷媒は冷媒ライン22e,22fに沿って流れて、液
ガス熱交換器27から冷媒ライン22xに至り、ドライ
ヤ28を通過し接続ジョイントAに至る。接続ジョイン
トAを経て、冷媒管路210を介して室内機200の接
続ジョイントDから室内機200内に至り、ここでスト
レーナ223を通過した後、電子膨張弁222に至り、
この電子膨張弁222よって減圧される。
【0047】そして、減圧された冷媒は室内機200に
おいて室内の空気から蒸発潜熱を奪って蒸発するため、
室内の空気が冷やされて室内が冷房される。蒸発によっ
て気化した冷媒は接続ジョイントCから冷媒管路211
を介して室外機100の接続ジョイントBに至る。この
接続ジョイントBから冷媒ライン22h、四方弁25を
通って冷媒ライン22iを流れ、液ガス熱交換器27及
びサイレンサ34を通過してアキュムレータ35に至
り、ここで気液が分離され、ガス状の冷媒が冷媒ライン
22jから圧縮機2に吸引され、圧縮機の作用を繰り返
す。なお、液ガス熱交換器27は、主に冷房時に第1の
室外熱交換器26−1、第2の室外熱交換器26−2で
凝縮熱を放出して液化した冷媒の残熱を、室内機200
において蒸発熱を吸収して気化した冷媒に吸収させるこ
とによって冷房効率を高めるためのものであって、暖房
時には熱交換機能は低い。
【0048】この圧縮冷媒循環式熱移動装置には、冷房
運転時の高圧側冷媒配管のうち室外熱交換器26−1,
26−2と絞り装置である電子膨張弁222の間、且つ
室外機100のケーシング101の接続ジョイントAの
上流において、室外熱交換器側から順に接続した第1サ
ービスポートP1、第1開閉弁B1及び第2サービスポ
ートP2が室外機100のケーシング101内に配置さ
れている。
【0049】また、冷房運転時の低圧側冷媒配管のうち
室外機100のケーシング101の接続ジョイントBと
アキュムレータ35の間において、アキュムレータ側か
ら順に接続した第3サービスポートP3、第2開閉弁B
2及び第4サービスポートP4が室外機100のケーシ
ング101内に配置されている。
【0050】第1サービスポートP1、第1開閉弁B1
及び第2サービスポートP2、また第3サービスポート
P3、第2開閉弁B2及び第4サービスポートP4は、
ケーシング101に形成された開口400に対向して集
中して配置されている。ケーシング101の開口400
にカバー300を当てがいカバー取付ボルト301によ
って締付固定され、カバー300はケーシング101に
着脱可能になっている。カバー300はヒンジ等によっ
てケーシング101に開閉可能に設けてもよく、開口4
00に配置した第1サービスポートP1、第1開閉弁B
1及び第2サービスポートP2、また第3サービスポー
トP3、第2開閉弁B2及び第4サービスポートP4は
外部から作業することができるようになっている。
【0051】なお、冷媒ライン22h、22xはケーシ
ング100に固定され、各サービスポートP1、P2、
P3、P4、第1開閉弁B1及び第2開閉弁B2を開口
400に対して位置が変化しないようにしている。これ
により常に開口400から各サービスポートP1、P
2、P3、P4、第1開閉弁B1及び第2開閉弁B2に
外部からアクセス可能としている。
【0052】第1サービスポートP1乃至第4サービス
ポートP4は、図2に示すように構成され、図2(a)
は配管が接続されない状態を示し、図2(b)は配管が
接続された状態を示している。すなわち、ポート先端部
500の外周には雄螺子500aが形成され、ポート先
端部500の内部には逆止弁501がスプリング502
により常に出入口503を閉じ方向に付勢されている。
なお、500bは冷媒ライン22h、22xと連結され
る分岐通路であり、500cは分岐通路端部の開放口で
ある。
【0053】ポート先端部500に配管600を接続す
る場合には、図2(b)に示すように配管600の接続
部601をポート先端部500を接続する。接続部60
1は、配管600の先端部600aに設けられたシール
ナット602と、接続管603と、この接続管603の
内側に固着せられたロッド604と、ロックナット60
5とから構成され、接続管603にシールナット602
をネジ込み、先端部600aの端部と接続管603の端
部に隙間があり先端部600aがシールナット602内
側で回転可能とした状態で、ロックナット605を締付
て、シールナット602が接続管603から脱落しない
ようにされる。
【0054】先端部600aがシールナット602内側
で回転可能としており、接続管603をポート先端部5
00に螺着可能である。この螺着作業中においても、シ
ール用Oリング606は常に接続部601から冷媒が洩
れないようシールする。
【0055】ポート先端部500の雄螺子500aに接
続管603の雌螺子603aを螺着すると、ロッド60
4が逆止弁501を押すため、逆止弁501がスプリン
グ502に抗して移動して出入口503を開き連通す
る。
【0056】なお、逆止弁501はロッド604により
押圧される中心ロッド501aと、中心ロッド501a
と一体化され、冷媒通路のための切欠が外周に設けられ
たバネ受け501bと、シール弁501cからなり、ま
た、ポート先端部500の先端部は、円錐状凸部500
dが形成されて接続管603の内側の雌側の円錐面60
3bと当接し、冷媒の洩れを防止するシール部となって
いる。
【0057】次に、圧縮冷媒循環式熱移動装置の冷媒の
充填、回収を、工場出荷時、設置時、冷媒回収時、再度
冷媒充填時について説明する。
【0058】工場出荷時は、室外機100と室内機20
0は分離されており、室外機100の冷媒回路22に所
定量の冷媒を充填する。この工場出荷時の冷媒充填は、
図3に示すメンテナンスツール700により行う。メン
テナンスツール700は、内部に連結点P0で互いに連
結される3つの通路L1、L2、L3を持ち、さらに、
各通路L1、L2、L3の端部に図2に示すサービスポ
ートと同一構造を持つ高圧側ポートΡ11、低圧側ポー
トΡ12、バイバス側ポートP13と、高圧側ポートΡ
11と連結点Ρ0との間に通路L1を開閉する第1開度
可変開閉弁710と、低圧側ポートΡ12と連結点P0
との間に通路L2を開閉する第2開度可変開閉弁711
と高圧側ポートΡ11と第1開度可変開閉弁710の間
の通路L1の圧力を検知する高圧圧力メータ712と、
低圧側ポートΡ12と第2開度可変開閉弁711の間の
通路L2の圧力を検知する低圧圧力メータ713とを有
する。
【0059】図3に示すように、第1開閉弁B1及び第
2開閉弁B2を閉じて、まず、メンテナンスツール70
0の高圧側ポートP11と第1サービスポートΡlとを
配管721で、低圧側ポートΡ12と第3サービスポー
トΡ3とを配管722で連結し、バイパス側ポートΡl
3と真空ポンプ1000の吸引ポート1000aとを配
管723で連結した後、第1開度可変開閉弁710、第
2開度可変開閉弁711の両方を開とするか、第1開度
可変開閉弁710を閉且つ第2開度可変開閉弁711を
開として真空ポンプ1000を駆動して、冷媒回路22
を真空にする。この真空度合いは低圧圧力メータ713
で点検する。冷媒回路22が所定の真空度となったら、
第1開度可変開閉弁710、第2開度可変開閉弁711
の両方を閉状態にし、配管723の一方の端部の接続部
S31をバイパス側ポートP13に連結したまま、配管
723の他方の端部の接続部S32を冷媒ガスボンベ1
001の吐出ポート100laに連結する。この状態で
第1開度可変開閉弁710、第2開度可変開閉弁711
の両方を開とするか、第1開度可変開閉弁710のみ開
とし、この後減圧開閉弁1001bを開き冷媒を冷媒回
路22に供給する。充填圧力は高圧圧力メータ712で
点検しつつ、減圧開閉弁100lbの開度を調整する
か、第2開度可変開閉弁711を閉とする場合にはある
いは第1開度可変開閉弁710の開度を調整し、高圧圧
力メータ712により冷媒回路22が所定の充填圧とな
ったら少なくとも減圧開閉弁100lbを閉じ、第1サ
ービスポートΡ1と配管721の端部の接続部S11、
第3サービスポートΡ3と配管722の端部の接続部S
21の各連結を外して室外機100の冷媒充填が終了す
る。
【0060】なお、配管721の端部の接続部S11、
S12、配管722の端部の接続部S21、S22、配
管723の端部の接続部S31、S32は全て、図2の
(b)に示す接続部601と同一構造を持たせ、旦つ少
なくとも吐出ポート100laは、図2に示すサービス
ポートと同一構造を持たせるようにしている。これによ
り、吐出ポート100laはタンク内圧でよりシール能
力が向上する。なおまた、高圧側ポートΡ11と第3サ
ービスポートΡ3とを配管721で、低圧側ポートP1
2と第1サービスポートΡlとを配管722で連結した
後、上記と同様作業により冷媒充填が可能なのは勿論で
ある。
【0061】なおさらに、冷媒回路22を真空とするの
に第3サービスポートP3を使用しないでも可能であ
る。この場合には第1開閉弁B1、第2開閉弁B2を閉
じた状態で四方弁25を冷房運転位置にした状態で圧縮
機2を低速で運転しつつ、冷媒回路22の空気を第1サ
ービスポートP1からメンテナンスツール700及び配
管723を経て真空ポンプ1000に吸引させるように
すれば良い。この場合には低圧側ポートP12に閉栓用
キャップを取り付け、且つ第1開度可変開閉弁710と
第2開度可変開閉弁711の両方を開とし、低圧圧力メ
ータ713を監視しながら実施する。
【0062】且つ冷媒充填作業においても同様に、第3
サービスポートP3を使用しないでも可能であり、さら
に言えば、第1サービスポートP1か第3サービスポー
トP3の一方があれば充填が可能である。この場合には
第1開閉弁B1、第2開閉弁B2を閉じた状態で配管7
23、メンテナンスツール700を経て第1サービスポ
ートP1か第3サービスポートP3の一方から冷媒を冷
媒回路22に供給する。そして供給作業中に四方弁25
を冷房運転位置と暖房運転位置に交互に切り換えるか、
第1サービスポートP1を使用する場合には四方弁25
を暖房運転位置にした状態で圧縮機2を低速で運転し、
第3サービスポートP3を使用する場合には四方弁25
を冷房運転位置にした状態で圧縮機2を低速で運転する
ようにする。この場合には第1サービスポートP1か第
3サービスポートP3の一方に配管721を接続し、且
つ低圧側ポートP12に閉栓用キャップを取り付け、第
1開度可変開閉弁710と第2開度可変開閉弁711の
両方を開とし、低圧圧力メータ713を監視しながら実
施する。
【0063】設置時は、第1開閉弁B1及び第2開閉弁
B2を閉じた状態で、室外機100の接続ジョイント
A,Bと、複数の室内機200の接続ジョイントC,D
の間に冷媒管路210,211を配管して接続し、メン
テナンスツール700の高圧側ポートΡllと第2サー
ビスポートΡ2あるいは第4サービスポートΡ4の内一
方とを配管721で連結し、低圧側ポートΡ12と第2
サービスポートΡ2あるいは第4サービスポートΡ4の
内他方とを配菅722で連結し、バイパス側ポートΡ1
3と真空ポンプ1000の吸引ポート1000aとを配
管723で連結し、第1開度可変開閉弁710、第2開
度可変開閉弁711の両方を開とするか、第1開度可変
開閉弁710を閉且つ第2開度可変開閉弁711を開と
して低圧圧力メータ713で検知される圧力が所定の真
空度になるまで真空ポンプ1000を駆動し、室内機2
00側の冷媒ライン22r、冷媒配管210、211の
内部を真空にする。この後第1開度可変開閉弁710、
第2開度可変開閉弁711の両方を閉とし、配管723
の一方の端部の接続部S31をバイパス側ポートΡ13
に連結したまま、配管723の他方の端都の接続部S3
2を冷媒ガスボンベ100lの吐出ポート100laに
連結する。この状態で第1開度可変開閉弁710、第2
開度可変開閉弁711の両方を開とするか、第1開度可
変開閉弁710のみ開とし、この後減圧開閉弁100l
bを開き冷媒を冷媒回路22に供給する。充填圧力は高
圧圧力メータ712で点検しつつ、減圧開閉弁100l
bの開度を調整するか、第2開度可変開閉弁711を閉
とする場合にはあるいは第1開度可変開閉弁710の開
度を調整し、高圧圧力メータ712により冷媒回路22
が所定の充填圧となったら少なくとも減圧開閉弁100
lbを閉じ、サービスポートP2、P4に対する接続部
S11、S21の連結を外し、室外機100及び配管2
10、211の冷媒充填が終了する。
【0064】このようにして室外機100と室内機20
0の冷媒回路22に冷媒の充填が完了すると、第1開閉
弁B1及び第2開閉弁B2を開いて前記したような暖房
運転または冷房運転を行なう。
【0065】このような圧縮冷媒循環式熱移動装置で
は、室内機200が故障したり、保守点検したり、ある
いは交換する場合等があり、このような場合には冷媒回
収が行なわれる。
【0066】この冷媒回収時は、図4に示すように第1
サービスポートP1と第4サービスポートP4との間に
メンテナンスツール700を外部から取り付けて迂回冷
媒回路701を形成する。高圧側ポートP11は配管7
21を介して第1サービスポートP1に接続され、低圧
側ポートP12は配管722を介して第4サービスポー
トP4に接続され、バイパス側ポートP13は配管72
3を介して第3サービスポートP3に接続されている。
【0067】この冷媒回収は、図4に示すように第1サ
ービスポートP1と第4サービスポートP4との間にメ
ンテナンスツール700を外部から取り付けた状態で、
第1開閉弁B1及び第2開閉弁B2を全開とし、旦つ、
メンテナンスツール700の第1開度可変開閉弁710
及び第2開度可変開閉弁711を全閉とした状態で、水
冷式ガスエンジン1をマニュアル制御運転し、エンジン
回転数を所定回転数、例えば1300rpmにて起動し
て冷房運転を行なう。室内機200は、試運転モード冷
房運転とする。
【0068】運転が安定すると、第1開閉弁B1を閉
じ、メンテナンスツール700の第1開度可変開閉弁7
10を所定時間、例えば2分間全開にする。この後、第
2閉度可変開閉弁710の開度を全開にした状態で、高
圧圧力メータ712と低圧圧力メータ713を監視しつ
つ第1閉度可変開開弁710の開度を絞る。高圧圧力メ
ータ712の検知値が異常に高くならないようにしつ
つ、且つ低圧圧力メータ713の検知値が十分低圧とな
るように絞る。これにより、室外熱交換器221で凝縮
し液化した高圧の液相冷媒は、絞り装置である電子膨張
弁222、室内熱交換器221を迂回してメンテナンス
ツール700により形成される迂回冷媒回路701を介
して途中絞られた第1閉度可変開閉弁710で減圧され
て第3サービスポートP3及び第4サービスポートP4
に流れて冷媒ライン22hからアキュムレータ35に回
収され、また第1開閉弁B1から絞り装置である電子膨
張弁222、室内熱交換器221、迂回冷媒回路701
に至る冷媒回路に滞留する冷媒は冷媒ライン22hから
四方弁25を経てアキュムレータ35に回収される。低
圧圧力メータ713の検知値が例えば2kgf/cm2
程度に低下したら、第1開度可変開閉弁710を全閉に
する。この状態で第2開閉弁B2の一方を第2開度可変
開閉弁711全閉にするか、両方を全開のままさらに運
転を継続し、室内機201側の冷媒を吸引して室外機1
00側に導き、低圧圧力メータ713の検知値が例えば
0.5kgf/cm2以下まで低下したら、この時点に
おいては第2開度可変開閉弁711と第2開閉弁B2の
両方を閉状態とし、エンジンを停止し圧縮機2の回転を
止める。
【0069】メンテナンスツール700では、高圧圧力
メータ712及び低圧圧力メータ713に基づき第1開
度可変開閉弁710の開度を調整することで、圧縮機2
〜第1開閉弁B1までの圧力を上昇させずに、第1開閉
弁B1から室内機200を経てアキュムレータ35に至
る部分の圧力を小さくすることができる。
【0070】なお、第2開度可変開閉弁711を開とす
るならば、第1開閉弁Blを全閉とし第1開度可変開閉
弁710を絞った状態でする冷媒回収作業中、第2開閉
弁B2を全閉としたままでも良い。この時、第1開度可
変開閉弁710の絞り調整に加え、第2開度可変開閉弁
711の開度を低圧圧力メータ713を監視しつつ調整
することにより、室内機200側の冷媒回収速度を調整
することが可能となる。また、第1開度可変開閉弁71
0が全閉になった状態において、圧縮機2から四方弁2
5、さらに四方弁25から室内熱交換器221を経て第
1開度可変開閉弁710に至る冷媒の圧力は2kgf/
cm2近くまで下がり、室内機200側から回収された
冷媒の大部分はアキュムレータ35内に液相冷媒として
収容される。なおさらに、バイパス側ポートPl3が図
2のサービスポートと同一構造を取る時にはバイパス側
ポートP13と第3サービスポートP3との連結を止め
ても良い。この場合には第1開度可変開閉弁710と第
2開度可変開閉弁711の両方で2段絞りを形成するよ
うにできる。そしてこの場合、第2開閉弁B2は、低圧
圧力メータ713の検知値が例えば2kgf/cm2
度に低下し第1開度可変開閉弁710あるいは及び第2
開度可変開閉弁711が全閉にされた後さらに、低圧圧
力メータ713の検知値が例えば0.5kgf/cm2
以下まで低下したら、この時点において全閉にされ、こ
の後エンジンが停止される。
【0071】このように室内機200を交換する場合等
には、冷媒回収時に第1サービスポートP1と第4サー
ビスポートP4との間にメンテナンスツール700を外
部から取り付けて迂回冷媒回路701を形成すること
で、凝縮において液化した液相冷媒は、絞り装置である
電子膨張弁222、室内熱交換器221を迂回してメン
テナンスツール700により第4サービスポートP4か
ら第1サービスポートP1に流れてアキュムレータ35
に回収され、また第1開閉弁B1から絞り装置である電
子膨張弁222、室内熱交換器221、迂回冷媒回路7
01に至る冷媒回路に滞留する冷媒はアキュムレータ3
5に回収され、冷媒を大気中に放出せることなくアキュ
ムレータ35に冷媒を外部から簡単かつ確実に行なうこ
とができる。
【0072】冷媒の回収が終了すると、例えば接続ジョ
イントC,Dを外して室内機200の交換を行なうこと
ができ、再度冷媒充填を行なう時には、新たな室内機2
00を接続して第1開閉弁P1及び第2開閉弁P2を全
開にして再度水冷式ガスエンジン1をマニュアル運転す
ることで室内機200側に冷媒を充填することができ
る。
【0073】図5(a)は第1サービスポート乃至第4
サービスポート、第1開閉弁及び第1開閉弁の配置の別
の実施の形態を示す図である。この実施の形態では、室
外機100の冷媒ライン22xの接続ジョイントAと第
1開閉弁B1の中間部に絞り装置である電子膨張弁22
2が配置され、絞り装置は電子膨張弁222に代えてキ
ャピラリー管を用いてもよい。また、室外機100のケ
ーシング101に凹部101aを形成して取付空間80
0を形成し、この取付空間800の位置には、第1サー
ビスポートP1、第1開閉弁B1及び第2サービスポー
トP2、また第3サービスポートP3、第2開閉弁B2
及び第4サービスポートP4が集中して配置され、ケー
シング101外においてケーシング101に支持させて
いる。この実施の形態での冷媒の充填、回収は、前記の
実施の形態と同様に行なわれるので説明は省略する。
【0074】なお、上記いずれの実施形態においても、
第2サービスポートP2と第3サービスポートP3いず
れか一方あるいは両方を省略しても良い。また、各サー
ビスポートP1、P2、P3、P4は、冷媒回路からの
分岐通路500bと開放口500cと、この開放口50
0cを開閉する弁手段(図2のものではシール弁50l
c)と開放口500cに別管路の端部が接続固定可能と
する構造であれば良い。
【0075】図5(b)はサービスポートの別実施形態
を示す断面図である。サービスポートPxは、冷媒回路
からの分岐通路500bと開放口500cと、この開放
口500cを開閉する弁手段700と、接続用の端部フ
ランジ500eからなる。弁手段700は回転手動式の
開閉弁であり、フランジ500eに別配管800の端部
フランジ800aを突き合わせ、半円形の固定金具90
1、902を両端部フランジ500e、800aに嵌合
することにより、サービスポートPxに別配管800を
接続可能とする。800bはシール用のOリングであ
る。なおさらに、メンテナンスツール700に接続配管
721、722、723を一体に固定しても良い。この
場合には接続部Sl2、S22、S32に弁手段は不要
となり、接続部S12、S22、S32は単に各ポート
P11、P12、P13とシールしつつ固着可能であれ
ば良い。
【0076】上記圧縮冷媒循環式熱移動装置として冷暖
可能な空調装置の実施形態を示したが、図lの四方弁2
5を省略し、冷媒ライン22bと冷媒ライン22cを連
結し、冷媒ライン22hと冷媒ライン22kを連結した
冷房専用空調装置あるいは冷凍装置においても、各サー
ビスポート、第1開閉弁及び第2開閉弁を上記実施形態
と同様な所定の位置に配置するようにすれば良い。
【0077】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明では、室外熱交換器側から順に接続した第1
サービスポート、第1開閉弁を室外機のケーシング内に
配置するか、ケーシング外においてケーシングに支持さ
せ、アキュムレータ側から順に接続した第2開閉弁及び
第4サービスポートを室外機のケーシング内に配置する
か、ケーシング外においてケーシングに支持させたか
ら、室外機の外部から作業で工場出荷時の冷媒の充填や
室内機の交換時等に冷媒を大気中に放出せることなくア
キュムレータ側に冷媒を確実に回収することができる。
【0078】請求項2記載の発明では、四方弁により暖
房運転時に室内熱交換器を凝縮器として作用させ、冷房
運転時に室内熱交換器を蒸発熱器として作用させる圧縮
冷媒循環式熱移動装置において、室外熱交換器側から順
に接続した第1サービスポート、第1開閉弁を室外機の
ケーシング内に配置するか、ケーシング外においてケー
シングに支持させ、アキュムレータ側から順に接続した
第2開閉弁及び第4サービスポートを室外機のケーシン
グ内に配置するか、ケーシング外においてケーシングに
支持させたから、室外機の外部から作業で工場出荷時の
冷媒の充填や室内機の交換時等に冷媒を大気中に放出せ
ることなくアキュムレータ側に冷媒を確実に回収するこ
とができる。
【0079】請求項3記載の発明では、室内機を交換す
る場合等には、冷媒回収時に第1サービスポートと第4
サービスポートとの間にメンテナンスツールを外部から
取り付けて迂回冷媒回路を形成し、冷房運転時に第1開
閉弁を閉じ、第2開閉弁を開き、凝縮において液化した
液相冷媒は、絞り装置、室内熱交換器を迂回してメンテ
ナンスツールにより第4サービスポートから第1サービ
スポートに流れてアキュムレータ側に回収され、また第
1開閉弁から絞り装置、室内熱交換器、迂回冷媒回路に
至る冷媒回路に滞留する冷媒はアキュムレータ側に回収
され、冷媒を大気中に放出せることなくアキュムレータ
側に冷媒を一時回収して再度充填を外部から簡単に行な
うことができる。
【0080】請求項4記載の発明では、四方弁により暖
房運転時に前記室内熱交換器を凝縮器として作用させ、
冷房運転時に前記室内熱交換器を蒸発熱器として作用さ
せる圧縮冷媒循環式熱移動装置であり、室内機を交換す
る場合等には、冷媒回収時に第1サービスポートと第4
サービスポートとの間にメンテナンスツールを外部から
取り付けて迂回冷媒回路を形成し、冷房運転時に第1開
閉弁を閉じ、第2開閉弁を開き、凝縮において液化した
液相冷媒は、絞り装置、室内熱交換器を迂回してメンテ
ナンスツールにより第4サービスポートから第1サービ
スポートに流れてアキュムレータ側に回収され、また第
1開閉弁から絞り装置、室内熱交換器、迂回冷媒回路に
至る冷媒回路に滞留する冷媒はアキュムレータ側に回収
され、冷媒を大気中に放出せることなくアキュムレータ
側に冷媒を一時回収して再度充填を外部から簡単に行な
うことができる。
【0081】請求項5記載の発明では、メンテナンスツ
ールにより迂回冷媒回路の開度を調整することで、圧縮
機〜第1開閉弁までの圧力を上昇させずに、第1開閉弁
〜アキュムレータの圧力を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧縮冷媒循環式熱移動装置の基本構成を示す回
路図である。
【図2】第1サービスポート乃至第4サービスポートの
接続部の構成を示す図である。
【図3】冷媒の充填を示す回路図である。
【図4】冷媒回収を示す回路図である。
【図5】第1サービスポート乃至第4サービスポート、
第1開閉弁及び第1開閉弁の配置の別の実施の形態及び
サービスポートの別の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
2 圧縮機 26−1,26−2 室外熱交換器 35 アキュムレータ 100 室外機 101 ケーシング 200 室内機 201 ケーシング 221 電子膨張弁 222 室内熱交換器 A,B,C,D 接続ジョイント p1 第1サービスポート P2 第2サービスポート P3 第3サービスポート p4 第4サービスポート B1 第1開閉弁 B2 第2開閉弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機、室外熱交換器、絞り装置、室内熱
    交換器、アキュムレータ及び圧縮機の順に冷媒を循環さ
    せる圧縮冷媒循環式熱移動装置において、圧縮機、室外
    熱交換器、アキュムレータを室外機のケーシングの中に
    内蔵させ、室内熱交換器を室内機のケーシングの中に内
    蔵させ、絞り装置は、室内機あるいは室内機のいずれか
    に内蔵させ、室外機のケーシングに配置した接続ジョイ
    ントと室内機のケーシングに配置した接続ジョイントと
    を介して配管し、運転時の高圧側冷媒配管のうち前記室
    外熱交換器と前記絞り装置の間、且つ前記室外機のケー
    シングの接続ジョイントの上流において、室外熱交換器
    側から順に接続した第1サービスポート、第1開閉弁を
    前記室外機のケーシング内に配置するか、ケーシング外
    においてケーシングに支持させ、また運転時の低圧側冷
    媒配管のうち前記室外機のケーシングの接続ジョイント
    とアキュムレータの間において、アキュムレータ側から
    順に接続した第2開閉弁及び第4サービスポートを前記
    室外機のケーシング内に配置するか、ケーシング外にお
    いてケーシングに支持させたことを特徴とする圧縮冷媒
    循環式熱移動装置。
  2. 【請求項2】圧縮機、四方弁、室外熱交換器、絞り装
    置、室内熱交換器、アキュムレータ及び圧縮機の順に冷
    媒を循環させ、前記四方弁により暖房運転時に前記室内
    熱交換器を凝縮器として作用させ、冷房運転時に前記室
    内熱交換器を蒸発熱器として作用させる圧縮冷媒循環式
    熱移動装置において、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、
    アキュムレータを室外機のケーシングの中に内蔵させ、
    室内熱交換器を室内機のケーシングの中に内蔵させ、絞
    り装置は、室内機あるいは室内機のいずれかに内蔵さ
    せ、室外機のケーシングに配置した接続ジョイントと室
    内機のケーシングに配置した接続ジョイントとを介して
    配管し、冷房運転時の高圧側冷媒配管のうち前記室外熱
    交換器と前記絞り装置の間、且つ前記室外機のケーシン
    グの接続ジョイントの上流において、室外熱交換器側か
    ら順に接続した第1サービスポート、第1開閉弁を前記
    室外機のケーシング内に配置するか、ケーシング外にお
    いてケーシングに支持させ、また冷房運転時の低圧側冷
    媒配管のうち前記室外機のケーシングの接続ジョイント
    とアキュムレータの間において、アキュムレータ側から
    順に接続した第2開閉弁及び第4サービスポートを前記
    室外機のケーシング内に配置するか、ケーシング外にお
    いてケーシングに支持させたことを特徴とする圧縮冷媒
    循環式熱移動装置。
  3. 【請求項3】圧縮機、室外熱交換器、絞り装置、室内熱
    交換器、アキュムレータ及び圧縮機の順に冷媒を循環さ
    せる圧縮冷媒循環式熱移動装置であり、圧縮機、室外熱
    交換器、アキュムレータを室外機のケーシングの中に内
    蔵させ、室内熱交換器を室内機のケーシングの中に内蔵
    させ、絞り装置は、室内機あるいは室内機のいずれかに
    内蔵させ、室外機のケーシングに配置した接続ジョイン
    トと室内機のケーシングに配置した接続ジョイントとを
    介して配管し、冷房運転時の高圧側冷媒配管のうち前記
    室外熱交換器と前記絞り装置の間、且つ前記室外機のケ
    ーシングの接続ジョイントの上流において、室外熱交換
    器側から順に接続した第1サービスポート、第1開閉弁
    を前記室外機のケーシング内に配置するか、ケーシング
    外においてケーシングに支持させ、また冷房運転時の低
    圧側冷媒配管のうち前記室外機のケーシングの接続ジョ
    イントとアキュムレータの間において、アキュムレータ
    側から順に接続した第2開閉弁及び第4サービスポート
    を前記室外機のケーシング内に配置するか、ケーシング
    外においてケーシングに支持させており、冷媒回収時に
    前記第1サービスポートと前記第4サービスポートとの
    間にメンテナンスツールを外部から取り付けて迂回冷媒
    回路を形成し、冷房運転時に前記第1開閉弁を閉じ、前
    記第2開閉弁を開き、凝縮において液化した液相冷媒
    は、絞り装置、室内熱交換器を迂回してメンテナンスツ
    ールにより第4サービスポートから第1サービスポート
    に流れて前記アキュムレータ側に回収され、また第1開
    閉弁から絞り装置、室内熱交換器、迂回冷媒回路に至る
    冷媒回路に滞留する冷媒は前記アキュムレータ側に回収
    されることを特徴とする圧縮冷媒回収方法。
  4. 【請求項4】圧縮機、四方弁、室外熱交換器、絞り装
    置、室内熱交換器、アキュムレータ及び圧縮機の順に冷
    媒を循環させ、前記四方弁により暖房運転時に前記室内
    熱交換器を凝縮器として作用させ、冷房運転時に前記室
    内熱交換器を蒸発熱器として作用させる圧縮冷媒循環式
    熱移動装置であり、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、ア
    キュムレータを室外機のケーシングの中に内蔵させ、室
    内熱交換器を室内機のケーシングの中に内蔵させ、絞り
    装置は、室内機あるいは室内機のいずれかに内蔵させ、
    室外機のケーシングに配置した接続ジョイントと室内機
    のケーシングに配置した接続ジョイントとを介して配管
    し、冷房運転時の高圧側冷媒配管のうち前記室外熱交換
    器と前記絞り装置の間、且つ前記室外機のケーシングの
    接続ジョイントの上流において、室外熱交換器側から順
    に接続した第1サービスポート、第1開閉弁を前記室外
    機のケーシング内に配置するか、ケーシング外において
    ケーシングに支持させ、また冷房運転時の低圧側冷媒配
    管のうち前記室外機のケーシングの接続ジョイントとア
    キュムレータの間において、アキュムレータ側から順に
    接続した第2開閉弁及び第4サービスポートを前記室外
    機のケーシング内に配置するか、ケーシング外において
    ケーシングに支持させており、冷媒回収時に前記第1サ
    ービスポートと前記第4サービスポートとの間にメンテ
    ナンスツールを外部から取り付けて迂回冷媒回路を形成
    し、冷房運転時に前記第1開閉弁を閉じ、前記第2開閉
    弁を開き、凝縮において液化した液相冷媒は、絞り装
    置、室内熱交換器を迂回してメンテナンスツールにより
    第4サービスポートから第1サービスポートに流れて前
    記アキュムレータ側に回収され、また第1開閉弁から絞
    り装置、室内熱交換器、迂回冷媒回路に至る冷媒回路に
    滞留する冷媒は前記アキュムレータ側に回収されること
    を特徴とする圧縮冷媒回収方法。
  5. 【請求項5】冷房運転時の低圧側冷媒配管の内、アキュ
    ムレータと第2開閉弁の間に配置する第3サービスポー
    トと前記メンテナンスツールのバイパスポートとを接続
    してバイパス回路を形成し、前記メンテナンスツールに
    より迂回冷媒回路の開度を調整することを特徴とする請
    求項3または請求項4記載の圧縮冷媒回収方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003008878A1 (fr) * 2001-07-16 2003-01-30 Daikin Industries, Ltd. Refrigerateur
JP2008309374A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Hitachi Appliances Inc 空気調和機
WO2023053573A1 (ja) * 2021-09-30 2023-04-06 ダイキン工業株式会社 熱源ユニットおよび冷媒処理方法

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