JP2000179750A - 螺旋管の取付構造 - Google Patents

螺旋管の取付構造

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JP2000179750A
JP2000179750A JP10354705A JP35470598A JP2000179750A JP 2000179750 A JP2000179750 A JP 2000179750A JP 10354705 A JP10354705 A JP 10354705A JP 35470598 A JP35470598 A JP 35470598A JP 2000179750 A JP2000179750 A JP 2000179750A
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JP
Japan
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spiral tube
wall
sealing material
hole
elastic sealing
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Pending
Application number
JP10354705A
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English (en)
Inventor
Takamasa Maruyama
高正 圓山
Shoji Hattori
承治 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tigers Polymer Corp
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Tigers Polymer Corp
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業工数が少なく、施工性に優れた螺旋管の取
付構造を提供することを目的としている。 【解決手段】構造物の壁に穿設された貫通孔に少なくと
も外周面に螺旋溝が連続して設けられた螺旋管が挿通さ
れ、前記壁の一方の面に螺旋管の周囲に突出するように
設けられた係止部が係止されているとともに、前記螺旋
管の周囲を囲繞するように設けられた弾性シール材が前
記螺旋溝に螺合した固定リングと、壁の他方の面との間
で挟圧されていて、この挟圧された弾性シール材によっ
て前記貫通孔と螺旋管との隙間が水密にシールされてい
る構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、螺旋管の取付構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】地中に、電線や通信線を埋設する場合、
分岐点や中継点に、マンホールやハンドホール等の構造
物を埋設するとともに、これら構造物間を可撓性を有す
る螺旋管で接続し、この螺旋管内に電線ケーブルや通信
ケーブルを通すようになっている。ところで、螺旋管の
構造物への接続方法は、図4に示すように螺旋管200
の端部をマンホールやハンドホール等の構造物100の
壁101の一部に穿設された貫通孔102に挿入すると
ともに、螺旋管200と、貫通孔102との隙間にモル
タルやエポキシ樹脂等の固着剤300を充填することに
よって水密に固定接続する方法(特開平10−1968
51号公報参照)が一般的である。
【0003】また、構造物に穿設された貫通孔に接続部
品を予め上記のような固着剤で固着しておくとともに、
この接続部品に接続される接続部品を螺旋管に固定して
おき、接続部品同士を接続する方法や、コネクターの一
端を固着剤を用いることなく機械的に構造物の壁面に水
密に固着し、コネクターの他端に設けられた受口に螺旋
管の先端をはめ込み機械的に接続する方法も行われてい
る。
【0004】しかしながら、固着剤を用いた方法では、
固着剤の充填に熟練を要し、水密性の確保が難しいとと
もに、固着剤の硬化まで時間がかかる。一方、コネクタ
ーを用いたり、接続部品を用いる方法では、コネクター
や接続部品の取り付け作業が別途必要である。すなわ
ち、上記いずれの接続方法も取り付け作業に手間取り施
工性がよくないと言う問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて、作業工数が少なく、施工性に優れた螺旋
管の取付構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる螺旋管の
取付構造は、このような目的を達成するために、構造物
の壁に穿設された貫通孔に少なくとも外周面に螺旋溝が
連続して設けられた螺旋管が挿通され、前記壁の一方の
面に螺旋管の周囲に突出するように設けられた係止部が
係止されているとともに、前記螺旋管の周囲を囲繞する
ように設けられた弾性シール材が前記螺旋溝に螺合した
固定リングと、壁の他方の面との間で挟圧されていて、
この挟圧された弾性シール材によって前記貫通孔と螺旋
管との隙間が水密にシールされている構成とした。
【0007】また、本発明の螺旋管の取付構造は、上記
の構成に加え、請求項2のように、弾性シール材の周囲
が弾性シール材の半径方向への拡張を防止する剛性材か
らなる拡張防止リングによって囲繞されていることが好
ましい。本発明において、螺旋管の材質は、特に限定さ
れないが、たとえば、ポリエチレンやポリ塩化ビニル等
の合成樹脂や金属が挙げられる。
【0008】固定リングは、弾性シール材を挟圧できる
強度があれば、その材質が特に限定されないが、たとえ
ば、アルミニウムなどの軽量金属や、エンジニアリング
プラスチックなどが挙げられる。弾性シール材として
は、特に限定されないが、たとえば、ブタジエンゴム、
シリコーンゴムなどが挙げられるが、水に接触すると膨
張してシール性を確保可能な水膨張性ゴムも好適に使用
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1は本発明にかか
る螺旋管の取付構造の1つの実施の形態をあらわし、図
2はその分解した状態をあらわしている。
【0010】本発明の螺旋管の取付構造は、以下の〜
の手順を経て形成される。 図1に示すように、まず、構造物であるハンドホー
ル1の壁2の一部に螺旋管3の外径より少し大きめの貫
通孔21を穿設する。
【0011】 予め固定リング(クランプ)4、拡張
防止リング(テーパリング)5、リング状の弾性シール
材6をこの順で螺旋管3の先端から貫通孔21への挿入
長さ以上内側に入った位置に装着しておく。
【0012】すなわち、固定リング4は、その外径が貫
通孔21の径より大きく、内周面に螺旋管3に螺合する
雌ねじ部41が設けられていて、螺旋管3の先端から螺
旋管3に螺合することによって装着されるようになって
いる。拡張防止リング5は、その外径が固定リング4よ
り少し大径で、内周面が螺旋管3の先端側の端部から他
端に向かって徐々に縮径するテーパ面51になってい
る。
【0013】弾性シール材6は、その外周面が螺旋管3
の先端側の端部から他端に向かって拡張防止リング5の
テーパ面51と略同じテーパ角度で徐々に縮径するテー
パ面61になっているとともに、、他端側の外径が貫通
孔21の外径より大きく、かつ、拡張防止リング5の先
端側の端部の内径より小さくなっている。また、弾性シ
ール材6は、その内周面に螺旋管3に螺合する雌ねじ部
62が設けられているとともに、滑剤が塗布されてい
る。
【0014】 螺旋管3の先端部を壁2の外側から内
側に向かって貫通孔21に挿通する。 壁2の内側に突出した螺旋管3の先端に、先に述べ
た固定リング4と同一形状の固定リング4´を螺合させ
たのち、ケーブル保護用のベルマウス8のねじ筒部81
をベルマウス8の鍔部82が螺旋管3の先端面に当たる
まで螺旋管3の内側に螺合させる。
【0015】 固定リング4´を回して螺旋管3の先
端方向に移動させてその端面をベルマウス8の鍔部82
に当接させる。すなわち、固定リング4´が螺旋管3の
周囲に突出するように設けられ係止部となる。 弾性シール材6を回して壁2方向へ移動させ、弾性
シール材6の端面を外壁面23に押し当てる。
【0016】 固定リング4を回して拡張防止リング
5を弾性シール材6方向へ押しつつ移動させ、拡張防止
リング5を介して固定リング4と壁2との間で弾性シー
ル材6を挟圧する。すなわち、固定リング4´がハンド
ホール1の内壁面24に係止されるとともに、貫通孔2
1と螺旋管3との隙間が弾性シール材6によってハンド
ホール1の外壁面23側から水密にシールされる。
【0017】この螺旋管の取付構造は、以上のように、
直接螺旋管3の先端部をハンドホール1に固定するよう
にしたので、接着剤などを貫通孔21と螺旋管3との隙
間に充填する作業および接着剤の硬化待ちなどの時間が
不要になるともに、コネクターや接続部材の取付などの
手間もいらない。したがって、従来の取付構造に比べ、
取付作業時間が短縮できるとともに、取付作業も簡単に
なる。さらに、弾性シール材6の内周面に滑剤が塗布さ
れているため、弾性シール材6を容易に移動できる。
【0018】また、拡張防止リング5を設けたので、圧
縮によって弾性シール材6が拡径しようとしても拡張防
止リング5によって拡径が防止されるとともに、反力に
よって、弾性シール材6の内周面が螺旋管3の外周面に
より圧接される。しかも、拡張防止リング5にテーパ面
51を設けたので、弾性シール材6を螺旋管3により強
く圧接させることができる。したがって、弾性シール材
6の水密性がより向上する。
【0019】本発明にかかる螺旋管の取付構造は、上記
の実施の形態に限定されない。たとえば、上記の実施の
形態では、壁2の内壁面に係止される係止部として固定
リング4´を用いるようにしていたが、固定リング4´
を取り付けずにベルマウス8の鍔部82を係止部として
用いるようにしても構わない。また、係止部は全周に設
けなくても構わない。
【0020】また、上記の実施の形態では、拡張防止リ
ング5の内周面がテーパ面になっていたが、弾性シール
材の拡径を押さえることができれば、テーパ面を設けな
くても構わない。さらに、上記の実施の形態では、弾性
シール材6がリング状をしていたが、半径方向に切断部
が設けられていても構わないし、2つ割りになっていて
も構わない。
【0021】
【実施例】以下に、本発明の実施例をより詳しく説明す
る。
【0022】(実施例1)上記のようにして呼び径50
mm(外径65mm、内径50mm)の螺旋管3をハンドホー
ル1に取り付けた。取り付けにようした施工時間は、モ
ルタルまたはエポキシ樹脂を固着剤として用いた取付構
造に比べ1/3〜1/4であった。なお、弾性シール材
6としては、硬度50のブタジエンゴム製のものを用い
た。また、拡張防止リング5としては、弾性シール材6
を3%前後圧縮できるテーパ面61を有するアルミニウ
ム製のものを用い、弾性シール材6が2%の圧縮状態に
なるまで固定リング4を締め込んだ。
【0023】その後、図3に示すように、ハンドホール
1の外壁側に固定リング4,拡張防止リング5および弾
性シール材6をハンドホール1の壁2との間で水密に囲
繞するように水圧テストボックス9を取り付けた。そし
て、水圧ポンプ91を運転し、エアー抜き弁92からエ
アー抜き後、1.0kg/cm2 の水圧を10時間かけ続け
たところ、ハンドホール1内への水漏れは身受けられ
ず、十分な止水性を備えていることが分かった。なお、
図3中、93は圧力調整弁である。
【0024】
【発明の効果】本発明にかかる螺旋管の取付構造は、以
上のように構成されているので、作業工数が少なく、施
工性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる螺旋管の取付構造の1つの実施
の形態をあらわす半断面図である。
【図2】図1の取付構造の分解半断面図である。
【図3】図1の取付構造の水密性試験方法を説明する半
断面図である。
【図4】従来のら螺旋管の取付構造の1例をあらわす半
断面図である。
【符号の説明】
1 ハンドホール(構造物) 2 壁 21 貫通孔 3 螺旋管 4 固定リング 5 拡張防止リング 6 弾性シール材 4´ 固定リング(係止部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構造物の壁に穿設された貫通孔に少なくと
    も外周面に螺旋溝が連続して設けられた螺旋管が挿通さ
    れ、前記壁の一方の面に螺旋管の周囲に突出するように
    設けられた係止部が係止されているとともに、前記螺旋
    管の周囲を囲繞するように設けられた弾性シール材が前
    記螺旋溝に螺合した固定リングと、壁の他方の面との間
    で挟圧されていて、この挟圧された弾性シール材によっ
    て前記貫通孔と螺旋管との隙間が水密にシールされてい
    る螺旋管の取付構造。
  2. 【請求項2】弾性シール材の周囲が弾性シール材の半径
    方向への拡張を防止する剛性材からなる拡張防止リング
    によって囲繞されている請求項1に記載の螺旋管の取付
    構造。
JP10354705A 1998-12-14 1998-12-14 螺旋管の取付構造 Pending JP2000179750A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011185354A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Akio Arai 中空壁の気密性ダクト構造とその構造に用いる貫通ダクト部材
JP2015040389A (ja) * 2013-08-20 2015-03-02 フクビ化学工業株式会社 防水スリーブ構造体、及び当該防水スリーブ構造体の取り付け方法
USD751479S1 (en) 2014-05-30 2016-03-15 Noritz Corporation Exhaust adapter
US9989252B2 (en) 2013-08-22 2018-06-05 Noritz Corporation Exhaust adapter, exhaust structure for water heater, and method for installing exhaust adapter
US10436442B2 (en) 2015-10-28 2019-10-08 Noritz Corporation Exhaust tube holding member, exhaust structure for combustion apparatus, and method for installing exhaust structure for combustion apparatus

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