JP2000179018A - 誤動作防止装置および水栓装置 - Google Patents

誤動作防止装置および水栓装置

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JP2000179018A
JP2000179018A JP10360209A JP36020998A JP2000179018A JP 2000179018 A JP2000179018 A JP 2000179018A JP 10360209 A JP10360209 A JP 10360209A JP 36020998 A JP36020998 A JP 36020998A JP 2000179018 A JP2000179018 A JP 2000179018A
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Japan
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antenna
malfunction
sensor
output
water
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JP10360209A
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English (en)
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Masayoshi Fukuda
正好 福田
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Koito Industries Ltd
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Koito Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無線ノイズによる水や薬剤の誤吐出を的確に防
止することのできる水栓装置を提供する。 【解決手段】水または薬剤を吐出するポンプや電磁弁な
どの吐出部60と、妨害電波を受信するためのアンテナ
20と、誤動作防止手段42とを備え、誤動作防止手段
42は、アンテナ20が妨害電波を受信したとき、吐出
部20による水または薬剤の吐出動作を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサの出力に応
じて所定動作を実行する能動装置の誤動作を防止する誤
動作防止装置および一定範囲内に人の手の存することを
所定のセンサで検知しこのセンサの出力する検出信号に
基づいて水あるいは洗浄用の薬剤を吐出する水栓装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されている自動水栓装置
は、吐出口の下方に人の手が存するか否かをセンサを用
いて検知し、当該センサの検出信号に基づいて吐水ある
いは石鹸などの薬剤の吐出を行うようになっている。
【0003】このような水栓装置では、外部からの無線
ノイズによってセンサから誤って検出信号が出力された
り、センサの信号線や電源線に直接ノイズが誘導される
ことにより、水や薬剤を吐出する誤動作の発生を防止す
るために各種の対策を施している。
【0004】たとえば、センサコードのシールド化、信
号線のインピーダンスの低減、導電性材料から成るセン
サの採用、制御部のシールド化などの対策を施してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】水栓装置が誤動作する
と、有限の量である石鹸や消毒液などが無駄に吐出され
るので、その補充のための保守管理が頻繁になってしま
う。また、水栓装置が列車等に搭載されている場合に
は、水も貴重な有限の資源なので、誤動作による水の無
駄な流出は大きな問題となる。
【0006】しかしながら、上述のような従来の対策
は、無線ノイズを受け難くするものなので、耐性的に限
界があり、無線ノイズ等による誤動作を完全に防止する
ことはできなかった。また今後の電磁環境の悪化を考え
て、シールド等の対策を過剰に施す傾向にあり、装置価
格の高騰や、装置の組み立ての煩雑化を招くという問題
があった。
【0007】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、妨害電波による誤動
作を防止することのできる誤動作防止装置および無線ノ
イズによる水や薬剤の誤吐出を的確に防止することので
きる水栓装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]センサ(80)の出力に応じて所定動作を実行す
る能動装置(60)の誤動作を防止する誤動作防止装置
において、妨害電波を受信するためのアンテナ(20)
と、誤動作防止手段(42)とを備え、前記誤動作防止
手段(42)は、前記アンテナ(20)が妨害電波を受
信したとき、前記能動装置(60)による前記所定動作
の実行を禁止するものであることを特徴とする誤動作防
止装置。
【0009】[2]一定範囲内に人の手の存することを
所定のセンサ(80)で検知し、前記センサ(80)の
出力する検出信号(81)に基づいて水あるいは洗浄用
の薬剤を吐出する水栓装置において、水または薬剤を吐
出する吐出手段(60)と、妨害電波を受信するための
アンテナ(20)と、誤動作防止手段(42)とを備
え、前記誤動作防止手段(42)は、前記アンテナ(2
0)が前記妨害電波を受信したとき、前記吐出手段(6
0)による水または薬剤の吐出動作を禁止するものであ
ることを特徴とする水栓装置。
【0010】[3]前記誤動作防止手段(42)は、前
記吐出手段(60)の動作の許否を定める制御信号(4
5)を出力するものであり、前記制御信号(45)は、
前記誤動作防止手段(42)がリセット状態にあるとき
前記吐出手段(60)の動作を禁止する値をとるもので
あり、前記アンテナ(20)の出力は、前記誤動作防止
手段(42)にリセット信号として入力されていること
を特徴とする[2]記載の水栓装置。
【0011】[4]前記アンテナ(20)は、プリント
基板上に形成したパターンアンテナであることを特徴と
する[2]または[3]記載の水栓装置。
【0012】前記本発明は次のように作用する。アンテ
ナ(20)によって妨害電波を積極的に受信し、誤動作
防止手段(42)は、一定以上の強度を有する電波をア
ンテナ(20)で受信したとき、吐出手段(60)によ
る水または薬剤の吐出動作等を禁止する。
【0013】無線ノイズによってセンサ(80)から誤
って検出信号(81)が出力されるような場合には、ア
ンテナ(20)でも必ず妨害電波が受信されるので、当
該アンテナ(20)が一定以上の強度を有する電波を受
信した際に吐出動作を禁止することで、無線ノイズ等に
よる誤吐出を確実に防止することができる。
【0014】また、アンテナ(20)の出力を、誤動作
防止手段(42)にリセット信号として入力するととも
に、リセット状態の誤動作防止手段(42)から出力さ
れる制御信号(45)によって吐出手段(60)の動作
が禁止されるように装置を構成したものでは、誤動作防
止手段(42)自体が誤動作するような強力な無線ノイ
ズを受けた場合であっても、アンテナ(20)からの出
力によって誤動作防止手段(42)が強制的にリセット
されるので、水や薬剤等の誤吐出を確実に防止すること
ができる。
【0015】なお、アンテナ(20)としてプリント基
板上に形成したパターンアンテナ(20)を用いるもの
では、アンテナ(20)の設置を容易かつ安価に行うこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施の形態に
かかる水栓装置10の回路構成を示している。水栓装置
10は、人の手が吐出口の近傍に来たことを検知して、
石鹸、消毒液などの薬剤や水を自動的に吐出する機能を
果たすものである。水栓装置10は、水や薬剤の吐出動
作を制御する制御部としてのCPU40と、水や薬剤の
吐出動作を司るアクチュエータとしての吐出部60と、
吐出口の下方の所定範囲内に人の手が存することを検知
するためのセンサ80と、無線ノイズ等の妨害電波90
を積極的に受信するためのアンテナ20とを備えてい
る。
【0017】CPU40には、センサ80の出力する検
知信号81を増幅してCPU40へ送信する増幅回路7
0が接続されている。吐出部60としては、水の吐出を
制御する場合には電磁弁が、また薬剤を吐出させる場合
にはポンプがそれぞれ用いられる。吐出部60は、電力
増幅回路である駆動回路50によって駆動される。CP
U40は、水等の吐出動作の実行を指示するための駆動
信号45を駆動回路50に向けて出力するようになって
いる。
【0018】アンテナ20の出力信号21は、整流回路
30を介し、信号入力端子44と分圧回路35を介して
CPU40のリセット端子43に入力されている。整流
回路30は、アンテナ20の出力信号21の整流と積分
とを行う機能を備えている。分圧回路35は、整流回路
30の出力信号を分圧し、CPU40のリセット端子4
3へ加わる信号レベルを、信号入力端子44側への信号
レベルよりも低くし、より強力な妨害電波90が加わっ
た場合に限り、CPU40のリセット端子43にリセッ
トのかかる規定の電圧が加わるようにする機能を果たす
ものである。なお、ここでは、CPU40等を搭載した
プリント基板上に設けたパターンアンテナをアンテナ2
0として用いている。
【0019】CPU40は、センサ80からの検知信号
81に基づいて駆動信号45を出力する吐出制御手段4
1と、アンテナ20からの出力信号21に基づいて駆動
信号45の出力を禁止する誤動作防止手段42の各機能
を果たすよう構成されている。
【0020】次に作用を説明する。人の手がセンサ80
によって検知されると、センサ80から検知信号81が
出力され、これが増幅回路70によって増幅されてCP
U40に入力される。CPU40は、アンテナ20が一
定以上の強度の無線ノイズを受信していなければ、入力
された検知信号81に従い、駆動信号45を駆動回路5
0に向けて出力する。これにより吐出部60が駆動され
て水や薬剤の吐出動作が行われる。
【0021】妨害電波90がアンテナ20で受信された
場合には、アンテナ20の出力信号21が整流回路30
によって整流および積分された後、CPU40に入力さ
れる。CPU40の誤動作防止手段42は、当該出力信
号21が入力された場合には、駆動信号45の出力を禁
止する。これにより、妨害電波90によってセンサ80
から誤って検知信号81が出力されたり、センサ80の
出力線に直接ノイズが誘導して偽の検知信号がCPU4
0に入力されたとしても、出力信号21に基づいて吐出
部60の駆動が禁止されるので、水等の誤吐出が防止さ
れる。
【0022】なお、より強力な妨害電波90が到来した
場合には、CPU40の制御が影響を受け、誤動作防止
手段42による誤動作防止機能が有効に働かなくなる恐
れがあるので、分圧回路35の出力信号によってCPU
40をリセットしている。吐出部60は、CPU40が
リセット状態のとき、駆動されないように構成されてい
る。たとえば、リセットされた際に駆動信号45をロー
レベルとなるように設定した場合には、駆動信号45が
ハイレベルのとき駆動回路50が吐出部60を駆動する
ように構成してある。
【0023】これにより、CPU40自身が誤動作する
ような強力な妨害電波90が到来した場合であっても、
アンテナ20の出力信号21によってCPU40が強制
的にリセットされ、当該リセット状態では吐出部60が
駆動されないので、水等の誤吐出が確実に防止される。
【0024】以上説明した実施の形態では、プリント基
板上に設けたパターンアンテナをアンテナ20として用
いたが、アンテナはこれに限定されるものではなく、た
とえば基板の外部にアンテナ線を設けてもよい。
【0025】なお、検知信号81を受けてから、所定時
間が経過してから駆動信号45を出力するように吐出制
御手段41を構成してもよい。これは、整流回路30等
を介挿させる関係上、妨害電波90によって生じた偽の
検知信号81がCPU40に入力されるよりも、アンテ
ナ20からの出力信号21がCPU40に入力されるタ
イミングの方がわずかに遅れる場合があり、かかる場合
には、極少量であるが水等の吐出される可能性がある。
そこで、検知信号81が入力されてから一定時間が経過
しても出力信号21が入力されない場合に限り駆動信号
45を出力するようにしておけば、わずかな誤吐出も確
実に防止することができる。
【0026】このほか、実施の形態では、CPUによっ
て誤動作防止手段42を構成したが、回路構成はこれに
限定されず、たとえば、フリップフロップやアンド回路
などの論理回路によって誤動作防止手段を構成してもよ
い。
【0027】また実施の形態では、駆動回路50に向け
ての駆動信号45の出力を停止することで誤吐出を防止
するように構成したが、たとえば、駆動回路50の電源
を断するなど、より吐出部60に近い箇所でその動作を
禁止するようにしてもよい。このようにすれば、駆動回
路50自体が誤動作するような妨害電波90を受けた場
合であっても、無駄な吐出を防止できる。
【0028】なお、本発明は、実施の形態で示した水栓
装置に限らず、センサの出力に基づいて何らかのアクチ
ュエータ(能動装置)を作動させるものであれば適用す
ることができる。すなわち、アンテナで妨害電波を受信
したとき、センサの出力にかかわらず、アクチュエータ
の動作を禁止するものであればよい。また、アクチュエ
ータは必須ではなく、たとえば、アンテナで妨害電波を
受信したときに出力のマスクされるセンサとしても本発
明を適用しても良いし、アンテナで妨害電波を受信した
ときにセンサの出力信号をマスクするように構成した誤
動作防止装置であって、センサとその出力信号の入力さ
れる装置との間に介挿されるものとして構成してもよ
い。
【0029】
【発明の効果】本発明にかかる誤動作防止装置および水
栓装置によれば、妨害電波を受信するためのアンテナを
設け、当該アンテナで妨害電波を受信した際に、水の吐
出動作等を禁止するようにしたので、シールド等によっ
て妨害電波の影響を回避する場合に比べて、安価かつ確
実に妨害電波に起因する誤動作を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る水栓装置の回路構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…水栓装置 20…アンテナ 21…アンテナの出力信号 30…整流回路 40…CPU 41…吐出制御手段 42…誤動作防止手段 43…リセット端子 44…信号入力端子 45…駆動信号 50…駆動回路 60…吐出部 70…増幅回路 80…センサ 81…検知信号 90…妨害電波

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センサの出力に応じて所定動作を実行する
    能動装置の誤動作を防止する誤動作防止装置において、 妨害電波を受信するためのアンテナと、誤動作防止手段
    とを備え、 前記誤動作防止手段は、前記アンテナが妨害電波を受信
    したとき、前記能動装置による前記所定動作の実行を禁
    止するものであることを特徴とする誤動作防止装置。
  2. 【請求項2】一定範囲内に人の手の存することを所定の
    センサで検知し、前記センサの出力する検出信号に基づ
    いて水あるいは洗浄用の薬剤を吐出する水栓装置におい
    て、 水または薬剤を吐出する吐出手段と、妨害電波を受信す
    るためのアンテナと、誤動作防止手段とを備え、 前記誤動作防止手段は、前記アンテナが前記妨害電波を
    受信したとき、前記吐出手段による水または薬剤の吐出
    動作を禁止するものであることを特徴とする水栓装置。
  3. 【請求項3】前記誤動作防止手段は、前記吐出手段の動
    作の許否を定める制御信号を出力するものであり、 前記制御信号は、前記誤動作防止手段がリセット状態に
    あるとき前記吐出手段の動作を禁止する値をとるもので
    あり、 前記アンテナの出力は、前記誤動作防止手段にリセット
    信号として入力されていることを特徴とする請求項2記
    載の水栓装置。
  4. 【請求項4】前記アンテナは、プリント基板上に形成し
    たパターンアンテナであることを特徴とする請求項2ま
    たは3記載の水栓装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111630230A (zh) * 2018-01-17 2020-09-04 As 美国股份有限公司 语音控制的水龙头

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111630230A (zh) * 2018-01-17 2020-09-04 As 美国股份有限公司 语音控制的水龙头

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