JP2000178910A - 舗装構造 - Google Patents

舗装構造

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JP2000178910A
JP2000178910A JP10355244A JP35524498A JP2000178910A JP 2000178910 A JP2000178910 A JP 2000178910A JP 10355244 A JP10355244 A JP 10355244A JP 35524498 A JP35524498 A JP 35524498A JP 2000178910 A JP2000178910 A JP 2000178910A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な施工で、優れた圧縮強度及び曲げ強度
を備えると共に、雨水などの液体が効果的に透過され得
る舗装構造の提供。 【解決手段】 粒径が100mm以下の範囲にある多様
な粒径の砕石からなる砕石集合物Aを締固めて構成され
る下層路盤11と、該下層路盤11上に、粒径が5mm
〜20mmの範囲にある砕石からなる砕石集合物Bを締
固め且つ該砕石集合物B上から反応性樹脂Eを散布、硬
化させて構成される上層路盤12とを備えた雨水などの
液体の透過性を有する路盤10と、反応性樹脂Fと、粒
径が3mm〜7mmの範囲にある小石からなる小石集合
物Cとの混合物を前記上層路盤12上に敷均し、該反応
性樹脂Fを硬化させて構成される雨水などの液体の透過
性を有する表面層20とを備えている舗装構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、施工性に優れ、
しかも、優れた圧縮強度、優れた曲げ強度を備えている
と共に、雨水などの液体が効果的に透過される舗装構造
の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、歩道、車道、各種広場、運動場、
公園内設備設置場、駐車場、車庫内土間などの各種スペ
ースの舗装手段として、セメントコンクリート舗装が一
般的に用いられている。
【0003】かかるセメントコンクリート舗装は、例え
ば、路床上にクラッシャラン、スラグ、切込み砂利など
を所定厚さとなるように敷きつめると共に、これを振動
ローラーなどで締固めて下層路盤を構成し、次いで、こ
の下層路盤上に砕石、切込み砕石、スラグ、砂利、細砕
石、砂などを所定の比率で混合して得られる粒度調整砕
石を所定の厚さとなるように敷きつめ、これをタイヤロ
ーラーなどを用いて締固めることによって上層路盤を構
成し、この上層路盤上にコンクリートを打設すると共
に、この打設コンクリート盤上をモルタルによって仕上
げるようにしていた。
【0004】しかしながら、かかるコンクリート舗装に
あっては、舗装面に所定の勾配をもたらすようにコンク
リートが打設される必要があり、コンクリート打設面に
所定の勾配が構成されなかった場合、構成される舗装面
に水溜まりを生ずる不具合があった。
【0005】また、かかるコンクリート舗装にあって
は、舗装面にクラックなどを生じた場合、当該クラック
に、モルタルを埋めつけて補修をなす必要があり、かか
る補修痕跡が舗装面の外観を著しく損う不具合があっ
た。
【0006】かかる点から、打設構成されてなるコンク
リート面上に、更に、樹脂バインダー中で練り混ぜた小
石集合物を所要厚さとなるように積層状態に敷均し、透
水性を備えた舗装面を構成することが試みられている。
【0007】また簡易舗装工法として粒径が50mm以
下の砕石を用いて10cm以上の厚さとなるように締固
めて形成した上層路盤に、散水を施した後、乾燥処理し
た状態で、接着性樹脂を有機溶剤で20から50%に希
釈した樹脂調整液を散布養生することによって当該接着
性樹脂で固められた上層路盤そのものを表層舗装とした
樹脂散布舗装工法が特開平7- 82702号において開
示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
打設構成されるコンクリート面上に、樹脂バインダーで
結合された小石集合物からなる透水層を敷均し、形成し
た舗装構造にあっては、舗装構造の構成に際しての掘削
土が多く、残土を多量に生ずる不具合があり、また、コ
ンクリート打設後に、比較的長期間の養生期間を設ける
必要があり、施工コストが割高となる不具合があった。
【0009】また、かかる舗装構造にあっては、打設コ
ンクリート面上に敷均し形成された小石集合物からなる
表面舗装層に対して衝撃が付加された際に、この表面舗
装層が、この表面舗装層の敷均し形成されている当該コ
ンクリート面上において割れ出し、このコンクリート面
から剥離する不具合があった。
【0010】更に、かかる舗装構造にあっては、この打
設コンクリート層が、雨水の地中に向けた浸潤供給を阻
止し、しかも、当該地中における浸潤雨水などの流下を
阻止する不具合があった。
【0011】また、前記特開平7−82702号公報に
開示されている樹脂散布舗装工法にあっては、構成され
る舗装体に充分な圧縮強度及び充分な曲げ強度がもたら
されない不具合があった。
【0012】この発明は、かかる従来の舗装構造におけ
る不具合を解消するものであって、簡易な施工で、優れ
た圧縮強度及び曲げ強度を備えると共に、雨水などの液
体が効果的に透過され得る舗装構造の提供を目的として
いる。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、この発明は、粒径が100mm以下の範囲にある
多様な粒径の砕石からなる砕石集合物を締固めて構成さ
れる下層路盤と、該下層路盤上に、粒径が5mm〜20
mmの範囲にある砕石からなる砕石集合物を締固め且つ
該砕石集合物上から反応性樹脂を散布、硬化させて構成
される上層路盤とを備えた雨水などの液体の透過性を有
する路盤と、反応性樹脂と、粒径が3mm〜7mmの範
囲にある小石からなる小石集合物との混合物を前記上層
路盤上に敷均し、該反応性樹脂を硬化させて構成される
雨水などの液体の透過性を有する表面層とを備えている
ことを特徴とする舗装構造としてある。なお、本明細書
においては、岩石が自然の作用によって細かくされた砂
利単体及び岩石がクラッシャーなどによって人工的に砕
かれて細かくされた砕石単体を「小石」と称しており、
「小石集合物」とは、これらの砂利の集合物、砕石の集
合物、及び、これらの砂利と砕石の混合された集合物と
を意味している。
【0014】かかる構成からなる舗装構造にあっては、
下層路盤及び上層路盤からなる路盤と、舗装面をなす表
面層とを比較的短い施工期間によって構成することがで
きる。
【0015】また、かかる構成からなる舗装構造にあっ
ては、雨水などが構成される舗装面によって妨げられる
ことなく、地中に向けて透過案内されると共に、地中を
移動する水などの液体が当該舗装構造によって妨げられ
ることなく、この舗装構造体内を通過して移動されるよ
うに機能する。
【0016】また、かかる構成からなる舗装構造にあっ
ては、下層路盤を構成する砕石集合物が路床上において
遊び隙間を生じないように密に締固められて路盤の沈下
を有効に阻止するように機能する。
【0017】更に、かかる構成からなる舗装構造にあっ
ては、上層路盤が比較的細かい粒径からなる砕石の取り
除かれた砕石によって構成されていることから、この上
層路盤を構成する砕石集合物上から散布される反応性樹
脂が効果的に下方にまで行き渡り、砕石相互を効果的に
固定するように機能する。
【0018】また、このように粒径の整えられた砕石集
合物によって上層路盤を構成するようにした舗装構造に
あっては、表面層を構成する小石集合物の小石が、この
上層路盤を構成する砕石間に効果的に押し込まれると共
に、当該表面層の構成に用いられる反応性樹脂が当該上
層路盤を構成する砕石間に流入して、優れた圧縮強度及
び優れた曲げ強度を当該舗装構造にもたらすように機能
する。
【0019】更に、かかる構成からなる舗装構造にあっ
ては、粒径の整えられた小石からなる小石集合物を備え
た表面層とされ、しかも、この表面層を構成する小石集
合物の小石が、上層路盤を構成する砕石間に押し込み状
態で固定されていることから、表面層における圧縮強度
及び曲げ強度が良好とされ、表面層の割れ、剥離などが
生じ難く、しかも、滑らかで、自然な風合いの外観を備
えた舗装面を構成することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の典型的な各実施の
形態に係る舗装構造について詳細に説明する。
【0021】図1は、この発明の典型的な一実施の形態
に係る舗装構造を断面の状態で、その一部を拡大状態で
模式的に示したものであり、図2は、この舗装構造にお
ける上層路盤12を構成する砕石集合物B上から反応性
樹脂Eを散布している状態の要部を断面の状態で模式的
に示したものであり、図3は、構成された舗装構造にお
ける表面層20の要部を断面の状態で模式的に示したも
のである。
【0022】この発明の典型的な一実施の形態に係る舗
装構造は、各種の路面などの舗装構造、特に、駐車場、
車庫内土間、歩道、各種広場、運動場、公園内設備設置
場などの舗装構造に適した舗装構造であって、具体的に
は、粒径が100mm以下の範囲にある多様な粒径の砕
石からなる砕石集合物Aを締固めて構成される下層路盤
11と、該下層路盤11上に、粒径が5mm〜20mm
の範囲にある砕石からなる砕石集合物Bを締固め且つ該
砕石集合物B上から反応性樹脂Eを散布、硬化させて構
成される上層路盤12とを備えた雨水などの液体の透過
性を有する路盤10と、反応性樹脂Fと、粒径が3mm
〜7mmの範囲にある小石からなる小石集合物Cとの混
合物を前記上層路盤12上に敷均し(即ち、所要厚さに
塗り付け)、該反応性樹脂Fを硬化させて構成される雨
水などの液体の透過性を有する表面層20とを備えてい
る構成としてある。
【0023】ここで路盤10における下層路盤11を構
成する砕石集合物Aは、路床1上に所要厚さで敷き込ま
れると共に転圧などの締固めによって当該路床1と密着
して所定厚さを備えた下層路盤11を構成し、且つ、構
成される舗装構造体の沈下を効果的に防止する機能を備
えたものとして用意される。
【0024】かかる下層路盤11を構成する砕石集合物
Aは、粒径が100mm以下の範囲にある多様な粒径の
砕石の集合物、典型的には、0.001mmの粒径から
100mmの粒径に到る各種大きさの砕石の集合体とし
て構成される。即ち、ここで下層路盤11を構成する砕
石集合物Aは、路床1上に敷き込み、且つ、転圧などに
よって締固められて構成される下層路盤11において、
これを構成する砕石集合物Aにおける各砕石間に遊び隙
間が生じないように、各砕石間に生ずる各遊び隙間内
に、順次に、これより小さい粒径の砕石が、当該砕石集
合物Aの敷き込みと、転圧などの締固めに伴って入り込
み得る各種大きさの粒径からなる砕石の集合体として構
成してある。
【0025】かかる砕石集合物Aとしては、例えば、ク
ラッシャランが用いられる。また、かかる砕石集合物A
は、粒径100mmの砕石が通過する篩の篩下の砕石の
集合物として用意される。また、かかる砕石集合物Aと
して、例えば、粒径100mmの砕石から0.001m
mの微細砕石までの大、中、小さまざまの粒径からなる
砕石を適当な比率、例えば、連続粒度分布の状態、ある
いは不連続粒度分布の状態で備えた、所謂、粒度調整砕
石として用意される。なお、ここで、下層路盤11を構
成する砕石集合物Aにおける各砕石の粒径が100mm
を超える大きさのものである場合、下層路盤11の円滑
な施工の妨げとなることがあり、好ましい砕石集合物A
の砕石として用いるのに難がある。
【0026】かかる砕石集合物Aを路床1上に敷き並べ
ると共に、これを、例えば、ロードローラ、タイヤロー
ラ、タンピングローラなどのローラの自重による締固め
手段、振動ローラ、振動コンパクタなどのローラの自重
と遠心力による締固め手段、ランマ、タンパなどの衝撃
による締固め手段などの任意の締固め手段によって締固
め、駐車場、車庫内土間、歩道、各種広場、運動場、公
園内設備設置場などの舗装構造にあっては、当該締固め
砕石集合物Aの厚さが30mm〜200mmとなるよう
に下層路盤11を構成する。
【0027】ここで路床1上に構成される下層路盤11
の厚さが30mm未満である場合、構成される舗装構造
体に沈下を生ずる虞れがあり、また、路床1上に構成さ
れる下層路盤11は、この下層路盤11の厚さを200
mmとした場合、駐車場、車庫内土間、歩道、各種広
場、運動場、公園内設備設置場などの舗装構造において
要請される圧縮強度及び曲げ強度を備えたものとして構
成され、当該下層路盤11を200mmを超える厚さと
した場合にあっては、この厚さが200mmを超えるよ
うに当該下層路盤11を構成することに伴うコストの増
加に相応したメリットが当該下層路盤11にもたらされ
難く、実用的なものとは認められない。
【0028】かかる下層路盤11は、路盤10を備えて
構成される舗装構造体の使用用途、この下層路盤11を
構成する砕石集合物Aの粒度分布の形態、当該砕石集合
物Aを構成する砕石の性状、構成される路盤10の備え
られる路床1の性状などによって、当該締固め構成され
る下層路盤11の厚さが設定されるものであり、例え
ば、一般的な車庫の土間の構成にあっては、その施工性
及び施工コスト面などから、締固め構成される当該下層
路盤11の厚さを50mm前後に調整して構成すること
が好ましい一例とされる。
【0029】このように路床1上に構成される下層路盤
11は、この路床1上に敷き並べられた砕石集合物Aが
適宜の締固め手段によって締固められることによって、
路床1に対して密着し、しかも、構成各砕石間に遊び隙
間を残さない態様で当該下層路盤11を構成することが
できる。
【0030】かかる態様で路床1上に備えられる下層路
盤11は、この下層路盤11を備えて構成される舗装構
造体の沈下を効果的に防止すると共に、追って散布処理
される反応性樹脂Eを捕捉するように機能し、かかる下
層路盤11上に構成される上層路盤12と共に圧縮強度
及び曲げ強度に優れた路盤10を構成する。
【0031】次いで、この下層路盤11上に構成される
上層路盤12は、粒径が5mm〜20mmの範囲にある
砕石からなる砕石集合物Bを、当該下層路盤11上に、
所要厚さとなるように締固め状態とし、且つ、この砕石
集合物B上から、所要量の反応性樹脂Eを散布し、この
散布反応性樹脂Eを硬化させることによって構成してあ
り、この上層路盤12と前記下層路盤11とによって構
成される路盤10が、雨水などの液体の透過性を備えた
ものとして構成される。
【0032】ここで、上層路盤12を構成する砕石集合
物Bは、粒径が5mm〜20mmの範囲に整えられた砕
石の集合物として用意される。ここで用いられる砕石集
合物Bは、例えば、粒径が20mm又はこれよりも小さ
い粒径の砕石の通過する篩で篩い選別した篩下の砕石で
あって、しかも、5mmの粒径又はこれよりも大きい粒
径の砕石が篩上に残る篩による篩い選別において篩上に
ある砕石の集合物として用意される。
【0033】かかる上層路盤12を構成する砕石集合物
Bは、下層路盤11上に敷き並べられ、且つ、適宜の締
固め手段によって締固められた各砕石を比較的均一な粒
径の砕石とすることによって、構成される舗装構造体に
対して、均一な圧縮強度、曲げ強度をもたらすと共に、
散布される反応性樹脂Eが、当該各砕石間から下方に向
けて都合良く流下し得る構成を当該砕石集合物Bにもた
らし、当該反応性樹脂Eによる所定範囲内にある砕石の
均一な固定をなし得るようにしてある。
【0034】また、このように粒径の整えられた砕石集
合物Bによって上層路盤12が構成されることによっ
て、この上層路盤12に、比較的均一な砕石間空隙が構
成され、この砕石間空隙に対して表面層20を構成する
小石集合物Cにおける各小石が効果的に入り込むと共
に、この表面層20を構成する反応性樹脂Fが流下し、
当該上層路盤12に対して表面層20が一体となる構成
としてある。
【0035】かかる砕石集合物Bを、前記下層路盤11
上に敷き並べると共に、これを、例えば、ロードロー
ラ、タイヤローラ、タンピングローラなどのローラの自
重による締固め手段、振動ローラ、振動コンパクタなど
のローラの自重と遠心力による締固め手段、ランマ、タ
ンパなどの衝撃による締固め手段などの任意の締固め手
段によって締固め、厚さが30mm〜100mmとなる
ように調整して上層路盤12を構成する。
【0036】ここで、下層路盤11上に構成される上層
路盤12の厚さが、30mm未満である場合、構成され
る舗装構造体に所期の圧縮強度及び曲げ強度がもたらさ
れない虞れがある。また、構成される上層路盤12は、
この上層路盤12の厚さを100mmとした場合、例え
ば、駐車場、車庫内土間、歩道、各種広場、運動場、公
園内設備設置場などの舗装構造において要請される圧縮
強度及び曲げ強度を備えたものとして構成され、当該上
層路盤12を、100mmを超える厚さとした場合にあ
っては、当該上層路盤12の構成に要するコストの増加
に相応したメリットが当該舗装構造体にもたらされ難
く、実用的なものと認められない。
【0037】かかる上層路盤12は、構成される路盤1
0の用途、この上層路盤12を構成する砕石集合物Bの
粒径、当該砕石集合物Bの性状、及び、用いられる反応
性樹脂Eの性状、及び散布量などによって、当該締固め
構成される上層路盤12の厚さを設定されるものであ
り、一般的な車庫の土間の構成にあっては、その施工性
及び施工コスト面などから、締固め構成される当該上層
路盤12の厚さを50mm前後に調整して構成すること
が好ましい一例とされる。
【0038】このように下層路盤11上に敷き並べら
れ、且つ、適宜の締固めの手段によって、厚さが30m
m〜100mmとなるように締固め調整されて構成され
た砕石集合物B上から所要量の反応性樹脂Eを散布し、
且つ、これを硬化させることによって上層路盤12を構
成し、前記下層路盤11と共に舗装構造体における路盤
10を構成する。
【0039】ここで、上層路盤12上から散布される反
応性樹脂Eは、この散布された反応性樹脂Eによって上
層路盤12における砕石集合物Bが効果的に固定され、
且つ、構成される上層路盤12が所期の透水性を備える
態様、即ち、砕石集合物Bの各砕石間に雨水などの液体
の通過に適した空隙を生ずる量を散布するようにしてあ
る。かかる反応性樹脂Eの散布は、例えば、駐車場、車
庫内土間、歩道、各種広場、運動場、公園内設備設置場
などの舗装構造にあっては、固形分量で、2Kg/m2
〜5Kg/m2 の範囲内における任意の量を、当該上層
路盤12上から散布して、硬化される当該反応性樹脂E
によって当該上層路盤12の砕石集合物Bを固定一体化
する。
【0040】ここで上層路盤12上から散布される反応
性樹脂Eは、その散布量が、固形分量で2Kg/m2
満である場合、上層路盤12に所期の曲げ強度をもたら
さない虞れがあり、また、その散布量が固形分量で5K
g/m2 を超えるように散布した場合、当該散布反応性
樹脂Eの一部が路盤10の固定に機能することなく、路
床1の側に流失する虞があり、また、路盤を構成する各
砕石間に存在している液体の透過のための有効な間隙を
塞ぐ虞がある。即ち、砕石集合物B上に散布される反応
性樹脂Eは、この砕石集合物B上に散布される当該反応
性樹脂Eによって、当該上層路盤12及び前記下層路盤
11の構成する路盤10における各砕石間が塞がれるこ
とのない態様、即ち、雨水などの液体の透過が遮断され
ない態様において、当該砕石集合物B上に所定量を散布
し、上層路盤12を構成するようにしてある。
【0041】ここで用いられる反応性樹脂Eは、例え
ば、散布過程でモノマーまたはプレポリマーの液状のも
のとして用いられると共に、硬化過程で、硬化剤などに
よって、附加反応又は重・縮合することによって各砕石
相互を硬化接着状態とする各種の反応性樹脂が用いられ
る。
【0042】このように締固められた砕石集合物B上に
散布される反応性樹脂Eは、例えば、施工作業性などの
点から、これを溶剤で希釈して用いる。即ち、上層路盤
12上から適宜の散布手段、例えば、如雨露D、スプレ
ーガンなどによって散布される反応性樹脂Eが、路盤1
0を構成する各砕石面を伝って流下し、各砕石間に、雨
水などの液体の透過隙間を残した態様で、各砕石相互を
一体に固定し得るように、その性状を調整して用いるよ
うにする。
【0043】かかる反応性樹脂Eとして、例えば、全体
が100重量%となるように、グリシジル基含有アクリ
ル樹脂を1〜A重量%と、ビスフェノールA型エポキシ
樹脂を1〜B重量%と、ポリアミン樹脂を1〜C重量%
とを混合して得られる反応性樹脂を用いることができ
る。
【0044】更に、かかる反応性樹脂Eとして、例え
ば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂を50〜90重量
%と、水溶性ポリアミン樹脂10〜50重量%とを混合
して得られる反応性樹脂を用いることができる。
【0045】このようにして路床1上に所要厚さで構成
される下層路盤11と上層路盤12とによって、この下
層路盤11を構成する砕石集合物Aにおける各砕石間
と、上層路盤12を構成する砕石集合物Bにおける各砕
石間に、雨水などの液体の通過される間隙を備えた態様
の路盤10を構成する。
【0046】かかる路盤10の構成手法にあっては、反
応性樹脂Eの散布による路盤構成砕石の固定がなされて
いることから、路盤10の構成が容易とされ、しかも、
反応性樹脂Eの硬化によって、当該路盤10の施工を比
較的短期間に完了することができる。
【0047】このように構成される路盤10に対して、
積層状態に構成される表面層20は、当該路盤10を構
成する上層路盤12上に、所要の厚さをもって備えられ
るものであって、粒径が3mm〜7mmの範囲にある小
石からなる砂利集合物Cと反応性樹脂Fとの混合物を、
当該上層路盤12上に所要厚さとなるように敷均すこと
によって構成する。
【0048】ここで、表面層20を構成する小石集合物
Cは、例えば、粒径が7mmの小石又はこれにより小さ
い粒径の小石が通過する篩を用いて篩った篩下の小石で
あって、しかも、3mmの粒径の小石又はこれより大き
い粒径の小石が篩上に残る篩で篩った際に篩上に残る粒
径の小石の集合物として用意される。
【0049】ここで表面層20を構成する小石集合物C
を、粒径が7mmを超える粒径の小石集合物として構成
した場合、所期の圧縮強度及び曲げ強度が、構成される
舗装構造体にもたらされない不具合があり、また、舗装
表面に平滑な化粧面がもたらされない不具合がある。ま
た、ここで表面層20を構成する小石集合物Cを、粒径
が3mm未満の粒径の小石集合物として構成した場合、
当該表面層20を構成する小石集合物Cの各小石間に雨
水などの液体の通過に都合の良い間隙がもたらされ難
く、また、舗装表面がスリップのし易い舗装構造体とな
る不具合がある。
【0050】また、ここで用いられる小石は、岩石が自
然現象によって細粒化されたもの、岩石が人工的に粉砕
されて細粒化されたものなどの、いかなる経緯によって
細粒化された岩石であっても良く、また、いかなる形態
からなるものであっても良く、いかなる石質からなるも
のであっても良い。例えば、深成岩、半深成岩、火山岩
などの各種岩石を人工的に砕いて得られる各種の砕石、
自然に存在する川砂利、海砂利、山砂利などの各種の砂
利などを用いることができる。
【0051】ここで用いられる反応性樹脂Fは、例え
ば、前記小石集合物Cとの混合の過程でモノマーまたは
プレポリマーの液状のものとして用いられると共に、硬
化剤などによって、附加反応、又は、重・縮合して当該
小石集合物Cを構成する小石相互を硬化固定状態とする
各種の反応性樹脂が用いられる。
【0052】かかる反応性樹脂Fとして、例えば、NC
O含有アクリル樹脂を40重量%〜95重量%と、ヘキ
サメチレンジイソシアネート誘導体を5重量%〜60重
量%との混合物を用いることができる。
【0053】かかる小石集合物Cの所要量と、反応性樹
脂Fの所要量とをミキサーなどの適宜の混練手段によっ
て混合、練り混ぜると共に、この混合、練り混ぜた混合
物を、前記上層路盤12上に所要の厚さとなるようにコ
テ塗りなどの手法で敷均し、硬化される当該反応性樹脂
Fによって構成各小石を相互に固定して表面層20を構
成する。
【0054】かかる上層路盤12上に構成される表面層
20は、例えば、駐車場、車庫内土間、歩道、各種広
場、運動場、公園内設備設置場などの舗装構造にあって
は、この上層路盤12に対する敷均し厚が5mm〜20
mmとなるように構成する。
【0055】ここで、上層路盤12上に構成される表面
層20の厚さが5mm未満である場合、構成される表面
層20が衝撃によって割れ出す不具合があり、また、構
成される舗装構造体に所期の圧縮強度及び曲げ強度がも
たらされない不具合を生ずる懸念がある。
【0056】また、この上層路盤12上に構成される表
面層20は、この表面層20の厚さを20mmとした場
合、例えば、駐車場、車庫内土間、歩道、各種広場、運
動場、公園内設備設置場などの舗装構造において要請さ
れる圧縮強度及び曲げ強度を備えたものとして構成さ
れ、当該表面層20を、20mmを超える厚さとして構
成した場合にあっては、この厚さを20mmを超えるよ
うに当該表面層20を構成することに伴うコストアップ
に相応したメリットが、当該表面層20にもたらされ難
く、実用的なものとは認められない。
【0057】かかる表面層20は、前記路盤10上に、
当該表面層20を備えて構成される舗装構造体の使用用
途、当該表面層20を構成する小石集合物Cの形態及び
石質、当該表面層20の固定手段とし用いられる反応性
樹脂Fの性状及び配合量、当該表面層20の構成される
路盤10の形態などによって、当該上層路盤12上に敷
均し、形成される厚さが設定されるものであって、一般
的な車庫の土間の構成にあっては、その施工性及び施工
コスト面などから、略10mm前後の厚さとなるように
構成することが好ましい。
【0058】かかる小石集合物Cに配合される反応性樹
脂Fは、この混合される反応性樹脂Fによって表面層2
0を構成する小石集合物Cの各小石が相互に所期の圧縮
強度及び曲げ強度を備えるように固定され、しかも、該
小石集合物Cにおける各小石間に、雨水などの液体の透
過に好適な間隙を生ずるに最適な配合量となるように、
当該小石集合物Cに配合して用いる。
【0059】かかる反応性樹脂Fの配合量は、例えば、
駐車場、車庫内土間、歩道、各種広場、運動場、公園内
設備設置場などの舗装構造にあっては、粒径が3mm〜
7mmの範囲にある小石集合物を100重量部に対し
て、構成される表面層20に所期の圧縮強度及び曲げ強
度をもたらすと共に構成される表面層20に所期の透水
性をもたらすように当該反応性樹脂Fを3重量部〜10
重量部の範囲で適宜調整しながら混合し、この混合物
を、夫々目的に対応して、5mm〜20mmの厚さとな
るように前記上層路盤12上に敷均し、自然石様の表面
を備えた舗装構造を構成する。
【0060】かかる表面層20の構成にあっては、この
表面層20を構成する小石集合物Cが上層路盤12の砕
石集合物Bの上部砕石間に入り込むと共に、反応性樹脂
Fが、この上層路盤12における砕石集合物B内に流下
した態様で硬化することから、構成される表面層20が
当該上層路盤12に対して、一体となるように構成さ
れ、当該表面層20に対する衝撃の付加などに際して、
この表面層20の割れ出しが確実に防止される。
【0061】また、表面層20が3mm〜7mmの粒径
の範囲に揃えられた小石からなる小石集合物Cによって
構成してあり、しかも、この表面層20が上層路盤12
に対して反応性樹脂Fによって一体となるように構成さ
れていることから、構成される舗装構造体の上部側に、
優れた圧縮強度と曲げ強度とをもたらすことができる。
【0062】このようにして構成される舗装構造にあっ
ては、比較的薄く構成される下層路盤11の砕石集合物
Aが当該舗装構造体の沈下を効果的に防止すると共に、
上層路盤12を構成する砕石集合物Bから散布される反
応性樹脂Eを捕捉する様に機能し、また、この下層路盤
11上に構成される上層路盤12が5mm〜20mmの
粒径の範囲に揃えられた砕石からなる砕石集合物Bによ
って構成してあることから、散布される反応性樹脂Eが
均一に行き渡って、均一な圧縮強度及び曲げ強度を備え
た路盤10を構成するように機能し、更に、表面層20
が3mm〜7mmの粒径の範囲にある小石からなる小石
集合物Cによって構成してあり、しかも、反応性樹脂F
が前記上層路盤12に対して容易に流下し得る構成とし
てあることから、構成される舗装構造体に優れた圧縮強
度、曲げ強度をもたらすように機能し、しかも、表面層
20から下方に向けた雨水などの液体の透過性、並びに
下層路盤11、上層路盤12及び表面層20における各
水平方向に向けた雨水などの液体の透過性に優れた舗装
構造体とされる。
【0063】次いで、かかる舗装構造からなる車庫の土
間について、その具体的な構成例を説明する。先ず、路
盤1上に100mm粒径の砕石の通過する篩を用いて篩
った篩下のクラッシャランを敷き並べ、振動プレートコ
ンパクタを用いて締固めて、50mm厚さの下層路盤1
1を構成し、次いで、この構成下層路盤11上に、粒径
が5mm〜20mmの範囲になるように篩選別した砕石
を敷き並べ、これを振動プレートコンパクタを用いて締
固めると共に、溶剤で希釈した反応性樹脂を、如雨露D
を用いて固形分量が2Kg/m2 となるように散布し、
連続して上層路盤12を構成した。次いで、粒径が3m
m〜7mmの範囲になるように篩選別した小石集合物1
00重量部と、反応性樹脂5重量部とを混合し、これを
ミキサーで練り混ぜた後、コテを用いて、前記上層路盤
12上に、厚さが10mmとなるように塗りつけ、養生
して、表面層20を構成し、全体の厚さが110mm
の、極めて薄い舗装構造からなる土間を構成することが
できた。
【0064】ここで得られる土間は、厚さが薄いことか
ら、路盤を構成するための掘削量が少なく、発生する残
土が少なく、容易な施工によって構成することができ
た。また、ここで得られる土間は、曲げ強度と圧縮強度
に優れており、透水性を有し、しかも、表面が補修の容
易な自然石からなる化粧面とされた。また、ここで得ら
れる土間は、比較的短い養生期間で構成することが可能
であり、容易な施工管理で構成することができた。
【0065】なお、上記実施の形態に係る砕石集合物B
からなる上層路盤12上に小石集合物Cからなる表面層
20を設けた舗装構造部分における強度の優位性を、以
下の実験例と、これに対応する比較例とによって明らか
にする。
【0066】「実験例」高さ40mm、幅40mm、長
さ160mmの容器に、6号砕石を、厚さが30mmと
なるように充填し、その表面から反応性樹脂(大成化工
株式会社製の透水シャワーロック; 固形分83%のア
クリルエポキシ樹脂からなるシャワーロックバインダー
主剤100重量部と固形分100%の変性脂肪族ポリア
ミンからなるシャワーロックバインダー硬化剤20重量
部とシンナー60重量部との混合物からなる反応性樹
脂; 以下単に反応性樹脂「イ」と称す。)を、充填6
号砕石:反応性樹脂「イ」が、重量比で、100重量
部:5重量部となるように散布、硬化させた後、小石集
合物(玉砂利;金華−S−1)と反応性樹脂(大成化工
株式会社製の透水パークストーン; 固形分85%のア
クリルウレタン樹脂からなるSAHバインダーを100
重量部と、アクリルウレタン樹脂からなる添加剤TB−
80を20重量部と、錫系有機金属からなるSA硬化促
進剤を1〜3重量部との混合物からなる反応性樹脂;
以下、単に反応性樹脂「ロ」と称す。)とを、小石集合
物:反応性樹脂「ロ」が、重量比で、100重量部:5
重量部となるように混合した混練り物を厚さが10mm
となるように充填、硬化させて試料(1)を得た。
【0067】ここで得られた試料(1)をJIS R5
201に準じて、オートグラフによって強度測定をした
ところ、3点曲げ強度試験において、74Kgf/cm
2 の強度が、また、圧縮強度試験において、137Kg
f/cm2 の強度が認められた。
【0068】「比較例1」高さ40mm、幅40mm、
長さ160mmの容器に、6号砕石を40mm厚さとな
るように充填し、その表面から、反応性樹脂「イ」をこ
の充填6号砕石:反応性樹脂「イ」が重量比で、100
重量部対5重量部となるように散布し、硬化させて比較
例1としての試料(2)を得た。
【0069】ここで得られた試料(2)をJIS R5
201に準じてオートグラフによって強度測定をしたと
ころ、3点曲げ強度試験において、51Kgf/cm2
の強度が、また、圧縮強度試験において、110Kgf
/cm2 の強度が認められた。
【0070】実験例と比較例との考察 前記実験例における試料(1)は、散布された反応性樹
脂「イ」の硬化された30mm厚の6号砕石上に、混練
された反応性樹脂「ロ」の硬化された10mmの小石集
合物(玉砂利;金華S−1)層を構成してあり、比較例
1における6号砕石のみからなる試料(2)に対して、
著しく曲げ強度と圧縮強度を増すことが認められた。
【0071】
【発明の効果】この発明は、粒径が100mm以下の範
囲にある多様な粒径の砕石からなる砕石集合物を締固め
て構成される下層路盤と、該下層路盤上に、粒径が5m
m〜20mmの範囲にある砕石からなる砕石集合物を締
固め且つ該砕石集合物上から反応性樹脂を散布、硬化さ
せて構成される上層路盤とを備えた雨水などの液体の透
過性を有する路盤と、反応性樹脂と、粒径が3mm〜7
mmの範囲にある小石からなる小石集合物との混合物を
前記上層路盤上に塗布し、該反応性樹脂を硬化させて構
成される雨水などの液体の透過性を有する表面層とを備
えている構成としてあることから、下層路盤及び上層路
盤からなる路盤と、舗装面をなす表面層とを比較的短い
施工期間によって構成できる特長を有している。
【0072】また、かかる構成からなる舗装構造にあっ
ては、雨水などの液体が都合よく地中内に案内され、地
表部に滞留することがなく、しかも、地中内を雨水など
の液体が都合よく移動案内されて、当該地中内において
滞留することがない特長を有している。
【0073】また、かかる構成からなる舗装構造にあっ
ては、下層路盤を構成する砕石集合物が路床上において
遊び隙間を生じないように密に締固められて路盤の沈下
を有効に阻止する特長を有している。
【0074】更に、かかる構成からなる舗装構造にあっ
ては、上層路盤が比較的細かい粒径からなる砕石の取り
除かれた砕石によって構成されていることから、この上
層路盤を構成する砕石集合物上から散布される反応性樹
脂が効果的に下方にまで行き渡り、砕石相互を効果的に
固定する特長を有している。
【0075】また、このように粒径の整えられた砕石集
合物によって上層路盤を構成するようにした舗装構造に
あっては、表面層を構成する小石集合物の小石が、この
上層路盤を構成する砕石間に効果的に押し込まれると共
に、当該表面層の構成に用いられる反応性樹脂が当該上
層路盤を構成する砕石間に流入して、優れた圧縮強度及
び優れた曲げ強度を当該舗装構造にもたらす特長を有し
ている。
【0076】更に、かかる構成からなる舗装構造にあっ
ては、粒径の整えられた小石集合物を備えた表面層とさ
れ、しかも、この表面層を構成する小石集合物の小石
が、上層路盤を構成する砕石間に押し込み状態で固定さ
れていることから、表面層における圧縮強度及び曲げ強
度が良好とされ、表面層の割れ、剥離などが生じ難く、
且つ、滑らかで、自然な風合いの外観を備えた舗装面を
構成することができる特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的な実施の形態に係る舗装構造の要部を断
面状態で示した構成図
【図2】同上層路盤の構成状態の要部を断面状態で示し
た構成図
【図3】同表面層の要部を断面状態で示した構成図
【符号の説明】
10 路盤 11 下層路盤 12 上層路盤 20 表面層 A 砕石集合物 B 砕石集合物 C 小石集合物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒径が100mm以下の範囲にある多様
    な粒径の砕石からなる砕石集合物を締固めて構成される
    下層路盤と、該下層路盤上に、粒径が5mm〜20mm
    の範囲にある砕石からなる砕石集合物を締固め且つ該砕
    石集合物上から反応性樹脂を散布、硬化させて構成され
    る上層路盤とを備えた雨水などの液体の透過性を有する
    路盤と、 反応性樹脂と、粒径が3mm〜7mmの範囲にある小石
    からなる小石集合物との混合物を前記上層路盤上に敷均
    し、該反応性樹脂を硬化させて構成される雨水などの液
    体の透過性を有する表面層とを備えていることを特徴と
    する舗装構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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