JP2000178824A - モノフィラメント捲縮糸の製造方法および製造装置 - Google Patents

モノフィラメント捲縮糸の製造方法および製造装置

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JP2000178824A JP10358015A JP35801598A JP2000178824A JP 2000178824 A JP2000178824 A JP 2000178824A JP 10358015 A JP10358015 A JP 10358015A JP 35801598 A JP35801598 A JP 35801598A JP 2000178824 A JP2000178824 A JP 2000178824A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モノフィラメント捲縮糸を高速紡糸によっ
て、押出紡糸処理、冷却固化処理、加熱延伸処理および
捲縮付与処理を順次的にかつ連続的に、効率よく製造す
ることができる製造方法および製造装置を提供する。 【解決手段】 押出成形機30によって押出された熱可
塑性合成樹脂の急冷固化は、未延伸単糸11の引き取り
方向を変更する方向転換ガイド52を有する冷却装置5
0によって行われ、方向転換ガイド52と未延伸単糸1
1との接触角θは90°〜150°の範囲に選ばれる。
冷却装置50内の方向転換ガイド52と未延伸単糸11
との接触面における接触角θが90〜150°の範囲に
選ばれるので、紡糸速度を高速とすることができ、紡
糸、延伸、捲縮の各処理を連続して行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モノフィラメント
捲縮糸の製造方法および製造装置に関する。さらに詳し
くは、押出紡糸処理、冷却固化処理、加熱延伸処理およ
び捲縮付与処理を順次的にかつ連続的に行うモノフィラ
メント捲縮糸の紡糸延伸捲縮連続製造方法および紡糸延
伸捲縮連続製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱可塑性合成樹脂製のモノフィラ
メント捲縮糸は、ナイロン、ポリプロピレン等の熱可塑
性合成樹脂を溶融状態で押出成型機から押出し、冷却工
程および加熱延伸工程を経て、モノフィラメント単糸と
して、一旦、巻き取った後、別途、モノフィラメント単
糸に捲縮性を付与するために捲縮加工を施していた。
【0003】人工芝生、泥取りマット等に用いられるナ
イロン、ポリプロピレン等の熱可塑性合成樹脂製のモノ
フィラメント捲縮糸は、製品としての要求特性を満たす
ために、100デニール以上の太さを有する。すなわち
モノフィラメント捲縮糸の製造において、押出紡糸直後
の未延伸状態の未延伸単糸の太さは、延伸倍率が4の場
合、400デニール以上と太いので、空気冷却ではな
く、押出紡糸直後の未延伸状態の未延伸単糸を水中に浸
積して急冷する水冷方式が一般的である。この従来技術
の場合、加熱延伸後のモノフィラメント単糸の延伸速度
は、80〜150m/minである。これに対し、従来
技術の捲縮加工速度は、300〜600m/minであ
る。したがって、従来技術においてはモノフィラメント
単糸の延伸速度と捲縮加工速度とが著しく異なり、押出
紡糸処理、冷却固化処理、加熱延伸処理および捲縮付与
処理を順次的にかつ連続的に、効率よく行うことが困難
であった。すなわち、押出紡糸処理、冷却固化処理、加
熱延伸処理および捲縮付与処理を順次的にかつ連続的に
行ったとしても、捲縮加工速度をモノフィラメント単糸
の延伸速度に整合させる必要があり、設備投資に見合う
生産性を達成することができなかった。
【0004】従来技術において、モノフィラメント単糸
の延伸速度を捲縮加工速度に整合させるために、モノフ
ィラメント単糸の延伸速度を大きくした場合、たとえば
モノフィラメント単糸の延伸速度が150m/minを
越えると、押出紡糸直後の未延伸状態の未延伸単糸の糸
揺れが発生し、固化前の未延伸単糸同士の糸密着および
糸密着に起因する糸切れが発生する。したがって、モノ
フィラメント単糸の延伸速度を捲縮加工速度に整合させ
るために、モノフィラメント単糸の延伸速度を大きくす
ることができなかった。また従来技術では、モノフィラ
メント単糸の延伸速度を大きくすると、冷却工程におい
て、未延伸単糸の引き取り方向を変更する方向転換ガイ
ドと未延伸単糸との接触面における摺動摩擦抵抗が増大
し、方向転換ガイドの表面に擦過傷が発生するなど、方
向転換ガイドの表面の消耗が助長される。
【0005】以上の理由から、モノフィラメント捲縮糸
の製造において、押出紡糸処理、冷却固化処理、加熱延
伸処理および捲縮付与処理を順次的にかつ連続的に、効
率よく行うことができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、モノフィラメント捲縮糸の製造において、押出紡
糸処理、冷却固化処理、加熱延伸処理および捲縮付与処
理を順次的にかつ連続的に、効率よく行うことができ、
モノフィラメント単糸の延伸速度を大きくしても方向転
換ガイド表面の未延伸単糸との接触による消耗が助長さ
れることのない、モノフィラメント捲縮糸の紡糸延伸捲
縮連続製造方法および紡糸延伸捲縮連続製造装置を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、押出成型手段
によって押出された熱可塑性合成樹脂を水中に浸積する
ことによって急冷固化し、急冷固化された未延伸単糸
を、水除去手段による水除去処理、加熱延伸手段による
加熱延伸処理、捲縮付与手段による捲縮付与処理を、順
次的かつ連続的に行うモノフィラメント捲縮糸の紡糸延
伸捲縮連続製造方法であって、前記未延伸単糸の太さが
400デニール以上であって、前記捲縮付与手段の捲縮
付与処理速度が200m/min以上であることを特徴
とするモノフィラメント捲縮糸の紡糸延伸捲縮連続製造
方法である。
【0008】本発明に従えば、押出成型手段によって押
出された熱可塑性合成樹脂を水中に浸積することによっ
て急冷固化し、急冷固化された未延伸単糸を、水除去手
段による水除去処理、加熱延伸手段による加熱延伸処
理、捲縮付与手段による捲縮付与処理を、順次的かつ連
続的に行うモノフィラメント捲縮糸の紡糸延伸捲縮連続
製造方法であって、前記未延伸単糸の太さが400デニ
ール以上および前記捲縮付与手段の捲縮付与処理速度が
200m/min以上であるので、モノフィラメント捲
縮糸を、押出紡糸処理、冷却固化処理、加熱延伸処理お
よび捲縮付与処理を順次的にかつ連続的に、効率よく行
うことができ、モノフィラメント単糸の延伸速度を大き
くしても方向転換ガイド表面の消耗が助長されることが
ない。
【0009】また本発明は、押出成型手段によって押出
された熱可塑性合成樹脂の急冷固化は、未延伸単糸の引
き取り方向を変更する1本または2本以上の方向転換部
材を有する冷却手段によって行われ、前記方向転換部材
と未延伸単糸との接触角が90°〜150°の範囲に選
ばれることを特徴とする。
【0010】本発明に従えば、押出成型手段によって押
出された熱可塑性合成樹脂の急冷固化は、未延伸単糸の
引き取り方向を変更する1本または2本以上の方向転換
部材を有する冷却手段によって行われ、前記方向転換部
材と未延伸単糸との接触角が90°〜150°の範囲に
選ばれるので、方向転換部材と未延伸単糸との接触面に
おける摺動摩擦抵抗が増大することなく、方向転換部材
の表面の消耗が助長されることがない。
【0011】さらに本発明は、熱可塑性合成樹脂を押出
成型する押出成型手段と、前記押出成型手段によって押
出された未延伸単糸を水中に浸積して急冷固化する冷却
手段と、前記冷却手段によって急冷固化された未延伸単
糸の表面に付着した水を除去する水除去手段と、前記水
除去手段によって表面に付着した水を除去された未延伸
単糸を加熱延伸する加熱延伸手段と、前記加熱延伸手段
によって加熱延伸されたモノフィラメント単糸に捲縮付
与処理を行う捲縮付与手段とを含むモノフィラメント捲
縮糸の紡糸延伸捲縮連続製造装置であって、前記冷却手
段は、押出成型手段の下方に配置されるとともに、未延
伸単糸の引き取り方向を変更する1本または2本以上の
方向転換部材を有し、前記方向転換部材と未延伸単糸と
の接触角が90°〜150°の範囲に選ばれることを特
徴とするモノフィラメント捲縮糸の紡糸延伸捲縮連続製
造装置である。
【0012】本発明に従えば、モノフィラメント捲縮糸
の紡糸延伸捲縮連続製造装置は、熱可塑性合成樹脂を押
出成型する押出成型手段と、前記押出成型手段によって
押出された未延伸単糸を水中に浸積して急冷固化する冷
却手段と、前記冷却手段によって急冷固化された未延伸
単糸の表面に付着した水を除去する水除去手段と、前記
水除去手段によって表面に付着した水を除去された未延
伸単糸を加熱延伸する加熱延伸手段と、前記加熱延伸手
段によって加熱延伸されたモノフィラメント単糸に捲縮
付与処理を行う捲縮付与手段とを含み、前記冷却手段
は、押出成型手段の下方に配置されるとともに、未延伸
単糸の引き取り方向を変更する1本または2本以上の方
向転換部材を有し、前記方向転換部材と未延伸単糸との
接触角が90°〜150°の範囲に選ばれるので、モノ
フィラメント捲縮糸を、押出紡糸処理、冷却固化処理、
加熱延伸処理および捲縮付与処理を順次的にかつ連続的
に、効率よく行うことができるとともに、方向転換部材
と未延伸単糸との接触面における摺動摩擦抵抗が増大す
ることなく、方向転換部材の表面の消耗が助長されるこ
とがない。
【0013】さらにまた本発明は、前記冷却手段は、冷
却固化後の未延伸単糸を前記水除去手段に導く移動自在
なガイド部材を有することを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、前記冷却手段は、冷却固
化後の未延伸単糸を前記水除去手段に導く移動自在なガ
イド部材を有するので、様々な紡糸速度に対応して、方
向転換部材と未延伸単糸との接触角を変更することがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態に係
るモノフィラメント捲縮糸の紡糸延伸捲縮連続製造装置
10の概略図であり、図2は方向転換ガイド52と未延
伸単糸11との接触角θを説明するための概略図であ
り、図3は方向転換ガイド52の冷却水槽51内での設
置位置を説明するための概略図であり、図4はガイド部
材53の設置位置を説明するための概略図であり、図5
はガイド部材53の簡略した斜視図である。
【0016】紡糸延伸捲縮連続製造装置10は、熱可塑
性合成樹脂を押出成型する押出成型手段である押出成型
機30と、前記押出成型機30によって押出された未延
伸単糸11を水中に浸積して急冷固化する冷却手段であ
る冷却装置50と、前記冷却装置50によって急冷固化
された未延伸単糸11の表面に付着した水を除去する水
除去手段である水除去装置70と、前記水除去装置70
によって表面に付着した水を除去された未延伸単糸11
を加熱延伸する加熱延伸手段である加熱延伸装置90
と、前記加熱延伸装置90によって加熱延伸されたモノ
フィラメント単糸12に捲縮付与処理を行う捲縮付与手
段である捲縮付与装置110とを含む。
【0017】紡糸延伸捲縮連続製造装置10を用いて、
本発明のモノフィラメント捲縮糸の紡糸延伸捲縮連続製
造方法によって製造されるモノフィラメント捲縮糸13
は、前記押出成型機30によって押出された熱可塑性合
成樹脂を一定の速度で引き取り、水中に浸積することに
よって急冷固化し、急冷固化された未延伸単糸11を、
水除去装置70による水除去処理、加熱延伸装置90に
よる加熱延伸処理、捲縮付与装置110による捲縮付与
処理を、順次的かつ連続的に行うことによって得られ
る。
【0018】本明細書において、未延伸単糸とは押出成
型機によって押出成型され加熱延伸処理が施される前の
フィラメントを意味し、モノフィラメント単糸とは未延
伸単糸に加熱延伸処理を施した状態のフィラメントを意
味し、モノフィラメント捲縮糸とはモノフィラメント単
糸に捲縮付与処理を施した状態のモノフィラメントを意
味する。また、本明細書において、押出速度とは、押出
成型機によって押し出される溶融状態の熱可塑製合成樹
脂が押出成型機のノズルを通過する通過速度を意味し、
紡糸速度と引き取り速度とは同一の意味で用いられ、加
熱延伸処理を施される前の未延伸単糸の移動速度に相当
し、延伸速度とは加熱延伸処理後のモノフィラメント単
糸の移動速度に相当し、捲縮速度とは捲縮付与処理時の
モノフィラメント単糸の移動速度に相当し、巻き取り速
度とは捲縮付与処理後であって巻き取りロール直前のモ
ノフィラメント捲縮糸の移動速度に相当する。
【0019】モノフィラメント捲縮糸13の原料である
熱可塑性合成樹脂は、ナイロン6、ナイロン66などの
ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂に代表
されるが、これらの樹脂以外の熱可塑性樹脂であっても
よく、合成樹脂として単独重合体であってもよく、また
異なる種類の合成樹脂との共重合体であってもよい。モ
ノフィラメント捲縮糸13が、人工芝生、泥取りマット
等に用いられる場合、人工芝生、泥取りマットとしての
製品特性として、耐摩耗性、耐圧縮弾性、耐熱劣化性が
要求されるので、モノフィラメント捲縮糸13の原料で
ある熱可塑性合成樹脂としては、ナイロン6、ナイロン
66などのポリアミド樹脂が好ましい。
【0020】またモノフィラメント捲縮糸13が、人工
芝生、泥取りマット等に用いられる場合、モノフィラメ
ント捲縮糸13には100デニール以上の太さが要求さ
れるので、延伸率を4倍として、未延伸単糸11として
は400デニール以上の太さが必要である。人工芝生、
泥取りマットとしての使用感、耐久性等を考慮すると、
モノフィラメント捲縮糸13の好適な太さは150〜5
00デニールである。モノフィラメント捲縮糸13の太
さが1000デニール以上の場合、きわめて剛直な感触
を与える人工芝生、泥取りマットとなり、好ましくな
い。
【0021】前記押出成型機30は、前述のとおり、熱
可塑性合成樹脂を押出成型する押出成型手段であって、
ホッパー31、押出装置32、押出用ポンプ33、ポン
プ制御装置34、ポンプ駆動装置35およびダイス36
を含む。
【0022】ホッパー31には、モノフィラメント捲縮
糸13の原料であるポリアミド樹脂等のペレットが投入
される。ホッパー31から押出装置32に原料樹脂を供
給し、溶融状態の原料樹脂をダイス36に押出す。ダイ
ス36に押出された溶融状態の原料樹脂を押出用ポンプ
33によって、ダイス36の吐出面に取付けられたノズ
ル37を通して押出す。所定の吐出量を押出すことによ
って、未延伸単糸11が得られる。
【0023】押出用ポンプ33は、電気的に吐出量を制
御できるポンプであって、本発明に係る実施の形態にお
いては、電圧によって歯車の回転数が制御される歯車ポ
ンプである。押出用ポンプ33は、ポンプ制御装置34
に入力された設定電圧に対応して、ポンプ駆動装置35
のモータの回転数が与えられ、その回転数に対応する溶
融原料の吐出量に対応する未延伸単糸11の直径が与え
られる。
【0024】ノズル37は、ダイス36の吐出面に取付
けられる。ノズル37には、いわゆるティーダイの場
合、一直線上に配置された複数の吐出口が設けられる。
ノズル37が円形の場合、ノズル37と同心円上に等間
隔に複数の吐出口が設けられる。吐出口の数は、本実施
の形態に係る押出成型機30においては、吐出口は16
個設けられているが、生産効率、原料樹脂組成、延伸倍
率等から適宜選択される。吐出口の数は、一般的には、
10〜30個である。吐出口の断面形状は、最終製品と
してのモノフィラメント捲縮糸13として要求される製
品性能によって、円形以外に種々の異形断面形状とする
ことができる。吐出口の断面形状が円形の場合、吐出口
の直径は、原料樹脂の溶融粘度、引き取り速度、延伸倍
率等により設定されるが、2〜5mmの範囲に選ばれ
る。
【0025】冷却装置50は、前述のとおり、押出成型
機30によって押出された未延伸単糸11を水中に浸積
して急冷固化する冷却手段であって、押出成型機30の
下方に配置される。冷却装置50は、冷却水が収納され
る冷却水槽51と、冷却水槽51の内部に設置される方
向転換部材である方向転換ガイド52と、冷却固化後の
未延伸単糸11を水除去装置70に導くガイド部材53
とを含む。
【0026】冷却水槽51は、未延伸単糸11の冷却に
適した大きさおよび形状であって、本実施の形態におい
ては、縦1000mm×横200mm×深さ500mm
の中空箱体であって、内部に冷却水を収納することがで
きる。冷却水の温度は、未延伸単糸11を均一に冷却す
ることができる範囲に選ばれ、20〜80°Cの範囲で
ある。
【0027】方向転換ガイド52は、冷却水槽51の内
部に設置され、押出成型機30から押し出された未延伸
単糸11の引き取り方向を水除去装置70側に変更す
る。方向転換ガイド52は、円柱状のステンレス製のロ
ールであって、表面は梨地状のセラミックコーティング
が施されている。方向転換ガイド52は、未延伸単糸1
1と接触するので、固い材質とすることが必要である。
【0028】方向転換ガイド52は、後述するように、
冷却水槽51内での設置位置が、モノフィラメント捲縮
糸13の紡糸延伸捲縮連続製造方法において重要な要因
であって、押出成型機30の下方に配置されるととも
に、方向転換ガイド52と未延伸単糸11との接触角θ
が90°〜150°の範囲に選ばれ、かつ、冷却水槽5
1の上面54からの深さLが100〜250mmの範囲
に選ばれる位置に設置される。ここで方向転換ガイド5
2と未延伸単糸11との接触角θは、方向転換ガイド5
2と未延伸単糸11との接触面である方向転換ガイド5
2表面における円弧acbに対する中心角α(∠ao
b)の補角(180°−α)で表される(図2参照)。
【0029】従来技術における方向転換ガイドと未延伸
単糸との接触角θ0の典型例は75°である(図3
(a)参照)。本実施の形態においては、方向転換ガイ
ド52と未延伸単糸11との接触角θが90°〜150
°の範囲に選ばれるので、方向転換ガイド52と未延伸
単糸11との接触面の摺動摩擦抵抗を、従来技術と比較
して減少することができる。方向転換ガイド52と未延
伸単糸11との接触面の摺動摩擦抵抗は、様々な要因か
ら決定されるので、厳密な解析は困難であるが、従来技
術における方向転換ガイドと未延伸単糸との接触角θ0
を75°とした場合の摺動摩擦抵抗を100とした場
合、方向転換ガイド52と未延伸単糸11との接触角θ
が90°の場合(図3(a)参照)、摺動摩擦抵抗は7
2.7、接触角θが120°の場合、摺動摩擦抵抗は3
5.5、接触角θが150°の場合、摺動摩擦抵抗は1
3.0である。方向転換ガイド52と未延伸単糸11と
の接触面の摺動摩擦抵抗を、従来と比較して減少するこ
とができるので、紡糸速度を大きく設定することができ
る。紡糸速度を大きくすることができるので、捲縮付与
処理工程との連続製造が可能となる。図3(a)におい
て実線で示された方向転換ガイト52は、方向転換ガイ
ド52と未延伸単糸11との接触角θが90°の場合で
あり、図3(a)において二点鎖線で示された方向転換
ガイト52は、従来技術の方向転換ガイド52であっ
て、方向転換ガイド52と未延伸単糸11との接触角θ
が75°の場合であり、図3(b)において実線で示さ
れた方向転換ガイト52は、方向転換ガイド52と未延
伸単糸11との接触角θが120°の場合であり、図3
(b)において二点鎖線で示された方向転換ガイト52
は、方向転換ガイド52と未延伸単糸11との接触角θ
が150°の場合である。
【0030】さらに方向転換ガイド52と未延伸単糸1
1との接触面の摺動摩擦抵抗を、従来と比較して減少す
ることができるので、方向転換ガイド52によって引き
取り方向を変更された未延伸単糸11の方向転換ガイド
52からガイド部材53までの部分Aの張力が、ノズル
37から押し出された未延伸単糸11の方向転換ガイド
52までの部分Bに充分に伝わり、未延伸単糸11の糸
揺れ、糸密着の発生を防止することができる。すなわ
ち、方向転換ガイド52によって引き取り方向を変更さ
れた未延伸単糸11の方向転換ガイド52からガイド部
材53までの部分Aの引き取り速度を、ノズル37から
押し出された未延伸単糸11の方向転換ガイド52まで
の部分Bの速度とを略同一とすることによって、未延伸
単糸11の糸揺れ、糸密着を防止する。前記部分Aにお
ける引き取り速度を、ノズル37付近の溶融状態の熱可
塑性合成樹脂の通過速度で除した数値をドラフト率とす
ると、このドラフト率を本実施の形態においては、4〜
15の範囲に選ぶことができる。従来技術のドラフト率
は1.5〜3.0である。
【0031】方向転換ガイド52の冷却水槽51の上面
54からの深さLが100〜250mmの範囲に選ばれ
るので、冷却水槽51の大きさを小さくすることができ
る。
【0032】ガイド部材53は、冷却水槽51の上面5
4の一部に移動可能に設けられ、未延伸単糸11が通過
する櫛形形状のガイド部55と、冷却水槽51の上面5
4の一部に取り付けられる取付部56と、ガイド部材5
3を冷却水槽51の上面54の一部に移動可能に取り付
けることができる取付部材57とを含む。
【0033】ガイド部材53は、取付部56を金属製の
ボルト等の取付部材57を締め付けることによって、冷
却水槽51の上面54の一部に固定することができる。
冷却水槽51内の冷却水によって冷却固化された未延伸
単糸11は、方向転換ガイド52によって引き取り方向
を変更され、ガイド部材53のガイド部55を通過する
ことによって、互いに絡み合うことなく、水除去装置7
0に導かれる。
【0034】ガイド部材53を冷却水槽51の上面54
の一部に移動して固定できるので、未延伸単糸11の冷
却水中の滞留時間を調節することができ、モノフィラメ
ント捲縮糸13の原料樹脂の種類および未延伸単糸11
の太さ等によって、好適な冷却条件を付与することがで
きる。すなわち、方向転換ガイド52と未延伸単糸11
との接触角θが同一であっても、冷却水槽51の上面5
4上でのガイド部材53の位置を調節することによっ
て、方向転換ガイド52の冷却水槽51の上面54から
の深さLを調節することができ、所望の冷却効果を未延
伸単糸11に付与することができる。図4においては、
方向転換ガイド52と未延伸単糸11との接触角θを9
0°とした場合、実線で示すガイド部材53を符号Cの
位置としたとき方向転換ガイド52の冷却水槽51の上
面54からの深さはL1 であり、二点鎖線で示すガイド
部材53を符号Dの位置としたとき方向転換ガイド52
の冷却水槽51の上面54からの深さはL2 である。
【0035】水除去装置70は、前述のとおり、冷却装
置50によって急冷固化された未延伸単糸11の表面に
付着した水を除去する水除去手段であって、水封ポンプ
を用い、水除去装置70内を減圧状態とし、未延伸単糸
11表面の水を吸引することによって、未延伸単糸11
表面の水を除去するものである。水封ポンプの先端に取
り付けられたエアー吸引装置は、未延伸単糸11の進行
方向に直交した細いスリットを有しており、このスリッ
トからエアーを吸引する。本実施の形態においては、水
除去装置70をエアー吸引装置によって減圧状態とし、
未延伸単糸11表面の水を除去する構成としたが、エア
ーノズルを備えたエアージェット装置によって、エアー
を噴射し、未延伸単糸11表面の水を除去する構成とし
てもよい。水除去装置70は、未延伸単糸11の表面に
付着した水を除去することができる構成であれば、その
構成は特に限定されるものではない。
【0036】加熱延伸装置90は、前述のとおり、水除
去装置70によって表面に付着した水を除去された未延
伸単糸11を加熱延伸する加熱延伸手段であって、水除
去装置70によって表面の水を除去された未延伸単糸1
1を引き取る引き取りローラ91と、未延伸単糸11を
予熱する予熱ローラ92と、未延伸単糸11を延伸する
第1延伸ローラ93および第2延伸ローラ94を含む。
引き取りローラ91、予熱ローラ92、第1延伸ローラ
93および第2延伸ローラ94は略円柱の回転可能なロ
ーラであって、それぞれの近傍には、未延伸単糸11が
絡み合わないようにする補助ローラ95a,95b,9
5c,95dが設けられる。
【0037】引き取りローラ91、予熱ローラ92、第
1延伸ローラ93および第2延伸ローラ94の直径、周
速度および温度等は、未延伸単糸11の原料である熱可
塑性合成樹脂の種類、未延伸単糸11の直径、モノフィ
ラメント単糸12の品質、延伸倍率等によって種々選択
可能であるが、本実施の形態においては、次の条件であ
る。なお、各ローラの周速度は、各ローラの周囲におけ
る未延伸単糸11の移動速度を示す。すなわち引き取り
ローラ91の直径は135mm、周速度は100m/m
inおよび温度は常温であり、予熱ローラ92の直径は
180mm、周速度は101.5m/minおよび温度
は90°Cであり、第1延伸ローラ93の直径は180
mm、周速度は300m/minおよび温度は130°
Cであり、第2延伸ローラ94の直径は180mm、周
速度は330m/minおよび温度は200°Cであ
る。また最終製品の要求特性を考慮すると、加熱延伸処
理後のモノフィラメント単糸12の切断伸度は45%以
下であることが好ましい。前記の延伸条件によって本実
施の形態の延伸倍率は4となる。延伸倍率は、2〜6の
範囲に選ばれる。なお、延伸倍率とは、加熱延伸装置9
0によって加熱延伸処理された後の長さを加熱延伸処理
前の長さで除した数値であって、加熱延伸装置90によ
って加熱延伸処理をされたモノフィラメント単糸12の
長さをLA、加熱延伸装置90に進入する前の未延伸単
糸11の長さをLBとしたとき、延伸倍率Dは、D=LA
/LBで表される。
【0038】本実施の形態においては、加熱延伸処理は
ローラを用いる構成としたが、加熱プレートを用いる構
成、蒸気を用いる構成、または温水を用いる構成として
もよい。
【0039】捲縮付与装置110は、加熱延伸装置90
によって加熱延伸処理されたモノフィラメント単糸12
に捲縮付与処理を行う捲縮付与手段であって、モノフィ
ラメント単糸12を圧縮室112に押し込む捲縮加工ノ
ズル部111と、モノフィラメント単糸12が押し込ま
れる圧縮室112と、冷却ロール113とを含む。
【0040】2〜20本の束に引き揃えられたモノフィ
ラメント単糸12は、捲縮加工ノズル部111に設けら
れる捲縮加工ノズルによって圧縮室112に押し込ま
れ、圧縮室112内でモノフィラメント単糸12は折り
畳まれるとともに、200〜300°Cの加熱空気を吹
き付けられ、捲縮性が付与され、冷却ロール113によ
って冷却され、捲縮加工処理が施される。冷却ロール1
13の直径は270mm、周速度は6m/minであ
る。
【0041】捲縮加工によってモノフィラメント単糸1
2に付与される捲縮率は、最終製品としての要求特性に
よって決定されるが、3〜40%の範囲に選ばれる。捲
縮加工処理は、通常の方法で行われ、たとえば、特公昭
56−37339号公報または特開昭53−31844
8号公報に開示されている捲縮加工方法である。
【0042】捲縮付与装置110によって捲縮加工処理
されたモノフィラメント捲縮糸13は、解除テンション
付与装置120および送り出し装置121を経由して、
巻き取りロール122に巻き取られる。
【0043】以上のようにして、モノフィラメント捲縮
糸13は、押出紡糸処理、冷却固化処理、加熱延伸処理
および捲縮付与処理を順次的にかつ連続的に、効率よく
行うことができる。
【0044】図6は、本発明の他の実施の形態のモノフ
ィラメント捲縮糸の紡糸延伸捲縮連続製造装置に適用さ
れる冷却装置130の概略図である。冷却装置130
は、前記冷却装置50と同様の構成であって、冷却装置
50の方向転換ガイド52に対応する方向転換ガイド
(第1方向転換ガイド131,第2方向転換ガイド13
2,第3方向転換ガイド133)が3本である場合であ
り、その他の構成は冷却装置50と同様の構成であるの
で、対応する部分には同一の符号を付して説明する。
【0045】冷却装置130は、冷却装置50と同様、
押出成型機30によって押出された未延伸単糸11を水
中に浸積して急冷固化する冷却手段であって、押出成型
機30の下方に配置される。冷却装置130は、冷却水
が収納される冷却水槽51と、冷却水槽51の内部に設
置される方向転換部材である第1方向転換ガイド13
1、第2方向転換ガイド132および第3方向転換ガイ
ド133と、冷却固化後の未延伸単糸11を水除去装置
70に導くガイド部材53とを含む。
【0046】第1方向転換ガイド131と未延伸単糸1
1との接触面における接触角θ1 、第2方向転換ガイド
132と未延伸単糸11との接触面における接触角θ2
および第3方向転換ガイド133と未延伸単糸11との
接触面における接触角θ3 は、未延伸単糸11の原料で
ある熱可塑性合成樹脂の種類、未延伸単糸11の引き取
り速度等によって適宜決定されるが、第1方向転換ガイ
ド131と未延伸単糸11との接触面、第2方向転換ガ
イド132と未延伸単糸11との接触面および第3方向
転換ガイド133と未延伸単糸11との接触面における
各摺動摩擦抵抗が小さくなるように設定される。本実施
の形態においては、第1方向転換ガイド131と未延伸
単糸11との接触面における接触角θ1 は120°、第
2方向転換ガイド132と未延伸単糸11との接触面に
おける接触角θ2 は140°および第3方向転換ガイド
133と未延伸単糸11との接触面における接触角θ3
は140°である。従来技術における方向転換ガイドと
未延伸単糸との接触角θ0を75°とした場合の摺動摩
擦抵抗を100とした場合、本実施の形態における第1
方向転換ガイド131と未延伸単糸11との接触面にお
ける摺動摩擦抵抗は35.5、第2方向転換ガイド13
2と未延伸単糸11との接触面における摺動摩擦抵抗は
19.4、第3方向転換ガイド133と未延伸単糸11
との接触面における摺動摩擦抵抗は19.4であり、各
摺動摩擦抵抗の合計は74.1である。各摺動摩擦抵抗
が従来技術に比べ小さいので、第1方向転換ガイド13
1、第2方向転換ガイド132および第3方向転換ガイ
ド133の表面に、未延伸単糸11と擦れることによっ
て、擦過傷の発生を抑制することができる。
【0047】以上のようにして、モノフィラメント捲縮
糸13は、押出紡糸処理、冷却固化処理、加熱延伸処理
および捲縮付与処理を順次的にかつ連続的に、効率よく
行うことができる。
【0048】(実施例)本発明の実施の一形態に係るモ
ノフィラメント捲縮糸の紡糸延伸捲縮連続製造装置10
を用いてモノフィラメント捲縮糸13を製造した。符号
は図1〜図6と同一の符号を使用して説明する。
【0049】ナイロン−66の原料樹脂に1重量部のカ
ーボンブラックを主成分とする顔料樹脂を添加し、黒色
モノフィラメント・トライローバル断面糸1050デニ
ール(未延伸単糸11の太さ)16本を溶融紡糸した。
溶融温度は280°Cで、紡糸後直ちに40°Cの水中
に浸積し、急冷固化後、未延伸糸11を水除去装置70
にて冷却水の除去を行った。方向転換ガイド52と未延
伸単糸11との接触面における接触角θは90°とし
た。水除去後、表面温度80°Cの予熱ローラ92で予
熱した後、総延伸倍率が3.5となるように加熱延伸し
て300デニールのモノフィラメント単糸12とした。
このモノフィラメント単糸12の切断伸度は35%であ
った。
【0050】加熱延伸処理後、モノフィラメント単糸1
2を8本ずつ引き揃えてマルチフィラメントとして、直
ちに捲縮加工ノズル部111において200°Cで予熱
した後、7.0kg/cm2 の圧力で250°Cの加熱
空気をモノフィラメント単糸12の束であるマルチフィ
ラメントに圧縮室112で吹き付け、このマルチフィラ
メントに三次元ランダム捲縮を付与し、冷却ロール11
3において空気を供給しながら、捲縮塊を冷却し、解除
テンション付与装置120および送り出し装置121を
経由して、巻き取りロール122に巻き取った。
【0051】3000デニール/8フィラメントの太さ
のモノフィラメント捲縮糸13が得られ、全捲縮率TC
は、25%であった。
【0052】上記のモノフィラメント捲縮糸13を紡糸
速度100m/minおよび加熱延伸速度350m/m
inならびに紡糸速度143m/minおよび加熱延伸
速度500m/minの高速製造を行ったが、安定した
製造ができた。
【0053】なお、捲縮率は以下の測定方法により算出
した。
【0054】捲縮糸(3000デニール/8フィラメン
ト)にデニール当たり0.1g/デニールの荷重をか
け、1分後に糸長L0 =1mをとる。この糸を無荷重の
状態で沸騰水に30分間浸積し、捲縮を発現させた後、
1昼夜風乾する。次いで、この糸に標準状態で0.1g
/デニールの荷重をかけ、1分後に糸長L1 を計測す
る。次いで、荷重を外して自然状態で3分間放置した
後、0.1g/デニールの荷重をかけ、1分後に糸長L
2 を計測する。L1 およびL2 から次式により捲縮率T
Cを算出した。 TC(%) = (L1 −L2 )/L1 ×100
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、モノフィ
ラメント捲縮糸を、押出紡糸処理、冷却固化処理、加熱
延伸処理および捲縮付与処理を順次的にかつ連続的に、
効率よく行うことができ、モノフィラメント単糸の紡糸
速度を大きくしても方向転換ガイド表面の消耗が助長さ
れることがない。したがって、モノフィラメント捲縮糸
を各処理工程が連続して効率よく、高速で生産すること
ができる。
【0056】また本発明によれば、方向転換部材と未延
伸単糸との接触面における摺動摩擦抵抗が増大すること
なく、方向転換部材の表面の消耗が助長されることがな
い。したがって、モノフィラメント捲縮糸を各処理工程
が連続して効率よく、高速で生産することができる。
【0057】さらに本発明によれば、モノフィラメント
捲縮糸を、押出紡糸処理、冷却固化処理、加熱延伸処理
および捲縮付与処理を順次的にかつ連続的に、効率よく
行うことができるとともに、方向転換部材と未延伸単糸
との接触面における摺動摩擦抵抗が増大することなく、
方向転換部材の表面の消耗が助長されることがない。し
たがって、モノフィラメント捲縮糸を各処理工程が連続
して効率よく、高速で生産することができる。
【0058】さらにまた本発明によれば、様々な紡糸速
度に対応して、方向転換部材と未延伸単糸との接触角を
変更することができる。したがって、モノフィラメント
捲縮糸を各処理工程が連続して効率よく、高速で生産す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るモノフィラメント
捲縮糸の紡糸延伸捲縮連続製造装置10の概略図であ
る。
【図2】方向転換ガイド52と未延伸単糸11との接触
角θを説明するための概略図である。
【図3】方向転換ガイド52の冷却水槽51内での設置
位置を説明するための概略図である。
【図4】ガイド部材53の設置位置を説明するための概
略図である。
【図5】ガイド部材53の簡略した斜視図である。
【図6】本発明の他の実施の形態のモノフィラメント捲
縮糸の紡糸延伸捲縮連続製造装置に適用される冷却装置
130の概略図である。
【符号の説明】
10 紡糸延伸捲縮連続製造装置 11 未延伸単糸 12 モノフィラメント単糸 13 モノフィラメント捲縮糸 30 押出成形機 50,130 冷却装置 52 方向転換ガイド 70 水除去装置 90 加熱延伸装置 110 捲縮付与装置 131 第1方向転換ガイド 132 第2方向転換ガイド 133 第3方向転換ガイド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月18日(1999.10.
18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 モノフィラメント捲縮糸の製造方法お
よび製造装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モノフィラメント
捲縮糸の製造方法および製造装置に関する。さらに詳し
くは、押出紡糸処理、冷却固化処理、加熱延伸処理およ
び捲縮付与処理を順次的にかつ連続的に行うモノフィラ
メント捲縮糸の製造方法および製造装置に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、モノフィラメント捲縮糸の製造において、押出紡
糸処理、冷却固化処理、加熱延伸処理および捲縮付与処
理を順次的にかつ連続的に、効率よく行うことができ、
モノフィラメント単糸の延伸速度を大きくしても方向転
換ガイド表面の未延伸単糸との接触による消耗が助長さ
れることのない、モノフィラメント捲縮糸の製造方法お
よび製造装置を提供することである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、太さが400
デニール以上の未延伸単糸に加熱延伸および捲縮付与処
理を行うことによって、人工芝生、泥取りマットに用い
られる、太さ150〜500デニールのモノフィラメン
ト捲縮糸の製造方法であって、押出成型手段によって押
出された熱可塑性合成樹脂を水中に浸積することによっ
て急冷固化し、急冷固化された未延伸単糸を、水除去手
段による水除去処理、加熱延伸手段による加熱延伸処
理、捲縮付与手段による捲縮付与処理を、順次的かつ連
続的に行い、ドラフト率が4〜15の範囲に選ばれ、前
記捲縮付与手段の捲縮付与処理速度が200m/min
以上であって、押出成型手段によって押出された熱可塑
性合成樹脂の急冷固化は、未延伸単糸の引き取り方向を
変更する1本または2本以上の方向転換部材を有する冷
却手段によって行われ、前記方向転換部材と未延伸単糸
との接触角が90°〜150°の範囲に選ばれ、かつ、
方向転換部材と未延伸単糸との接触面の摺動摩擦抵抗
を、前記接触角が75°の場合よりも減少することを特
徴とするモノフィラメント捲縮糸の製造方法である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明に従えば、押出成型手段によって押
出された熱可塑性合成樹脂を水中に浸積することによっ
て急冷固化し、急冷固化された未延伸単糸を、水除去手
段による水除去処理、加熱延伸手段による加熱延伸処
理、捲縮付与手段による捲縮付与処理を、順次的かつ連
続的に行い、前記未延伸単糸の太さが400デニール以
上であって、ドラフト率が4〜15の範囲に選ばれ、前
記捲縮付与手段の捲縮付与処理速度が200m/min
以上であるので、人工芝生、泥取りマットに用いられ
る、太さ150〜500デニールのモノフィラメント捲
縮糸を、押出紡糸処理、冷却固化処理、加熱延伸処理お
よび捲縮付与処理を順次的にかつ連続的に、効率よく行
うことができる。また、押出成型手段によって押出され
た熱可塑性合成樹脂の急冷固化は、未延伸単糸の引き取
り方向を変更する1本または2本以上の方向転換部材を
有する冷却手段によって行われ、前記方向転換部材と未
延伸単糸との接触角が90°〜150°の範囲に選ばれ
るので、方向転換部材と未延伸単糸との接触面における
摺動摩擦抵抗が増大することなく、方向転換部材の表面
の消耗が助長されることがない。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また本発明は、太さが400デニール以上
の未延伸単糸に加熱延伸および捲縮付与処理を行うこと
によって、人工芝生、泥取りマットに用いられる、太さ
150〜500デニールのモノフィラメント捲縮糸の製
造装置であって、熱可塑性合成樹脂を押出成型する押出
成型手段と、前記押出成型手段によって押出された未延
伸単糸を水中に浸積して急冷固化する冷却手段と、前記
冷却手段によって急冷固化された未延伸単糸の表面に付
着した水を除去する水除去手段と、前記水除去手段によ
って表面に付着した水を除去された未延伸単糸を加熱延
伸する加熱延伸手段と、前記加熱延伸手段によって加熱
延伸されたモノフィラメント単糸に捲縮付与処理を行う
捲縮付与手段とを含み、ドラフト率が4〜15の範囲に
選ばれ、前記捲縮付与手段の捲縮付与処理速度が200
m/min以上であって、前記冷却手段は、押出成型手
段の下方に配置されるとともに、未延伸単糸の引き取り
方向を変更する1本または2本以上の方向転換部材を有
し、前記方向転換部材と未延伸単糸との接触角が90°
〜150°の範囲に選ばれ、かつ、方向転換部材と未延
伸単糸との接触面の摺動摩擦抵抗を、前記接触角が75
°の場合よりも減少することを特徴とするモノフィラメ
ント捲縮糸の製造装置である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】本発明に従えば、モノフィラメント捲縮糸
の製造装置は、熱可塑性合成樹脂を押出成型する押出成
型手段と、前記押出成型手段によって押出された未延伸
単糸を水中に浸積して急冷固化する冷却手段と、前記冷
却手段によって急冷固化された未延伸単糸の表面に付着
した水を除去する水除去手段と、前記水除去手段によっ
て表面に付着した水を除去された未延伸単糸を加熱延伸
する加熱延伸手段と、前記加熱延伸手段によって加熱延
伸されたモノフィラメント単糸に捲縮付与処理を行う捲
縮付与手段とを含み、前記冷却手段は、押出成型手段の
下方に配置されるとともに、未延伸単糸の引き取り方向
を変更する1本または2本以上の方向転換部材を有し、
前記方向転換部材と未延伸単糸との接触角が90°〜1
50°の範囲に選ばれるので、人工芝生、泥取りマット
に用いられる、太さ150〜500デニールのモノフィ
ラメント捲縮糸を、押出紡糸処理、冷却固化処理、加熱
延伸処理および捲縮付与処理を順次的にかつ連続的に、
効率よく行うことができるとともに、方向転換部材と未
延伸単糸との接触面における摺動摩擦抵抗が増大するこ
となく、方向転換部材の表面の消耗が助長されることが
ない。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、人工芝
生、泥取りマットに用いられる、太さ150〜500デ
ニールのモノフィラメント捲縮糸を、押出紡糸処理、冷
却固化処理、加熱延伸処理および捲縮付与処理を順次的
にかつ連続的に、効率よく行うことができ、モノフィラ
メント単糸の紡糸速度を大きくしても方向転換ガイド表
面の消耗が助長されることがない。また、方向転換部材
と未延伸単糸との接触面における摺動摩擦抵抗が増大す
ることなく、方向転換部材の表面の消耗が助長されるこ
とがない。したがって、モノフィラメント捲縮糸を各処
理工程が連続して効率よく、高速で生産することができ
る。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】また本発明によれば、人工芝生、泥取りマ
ットに用いられる太さ150〜500デニールのモノフ
ィラメント捲縮糸を、押出紡糸処理、冷却固化処理、加
熱延伸処理および捲縮付与処理を順次的にかつ連続的
に、効率よく行うことができるとともに、方向転換部材
と未延伸単糸との接触面における摺動摩擦抵抗が増大す
ることなく、方向転換部材の表面の消耗が助長されるこ
とがない。したがって、モノフィラメント捲縮糸を各処
理工程が連続して効率よく、高速で生産することができ
る。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】削除 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月21日(2000.2.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】引き取りローラ91、予熱ローラ92、第
1延伸ローラ93および第2延伸ローラ94の直径、周
速度および温度等は、未延伸単糸11の原料である熱可
塑性合成樹脂の種類、未延伸単糸11の直径、モノフィ
ラメント単糸12の品質、延伸倍率等によって種々選択
可能であるが、本実施の形態においては、次の条件であ
る。なお、各ローラの周速度は、各ローラの周囲におけ
る未延伸単糸11の移動速度を示す。すなわち引き取り
ローラ91の直径は135mm、周速度は100m/m
inおよび温度は常温であり、予熱ローラ92の直径は
180mm、周速度は101.5m/minおよび温度
は90°Cであり、第1延伸ローラ93の直径は180
mm、周速度は300m/minおよび温度は130°
Cであり、第2延伸ローラ94の直径は180mm、周
速度は330m/minおよび温度は200°Cであ
る。また最終製品の要求特性を考慮すると、加熱延伸処
理後のモノフィラメント単糸12の切断伸度は45%以
下であることが好ましい。前記の延伸条件によって本実
施の形態の延伸倍率は3.3となる。延伸倍率は、2〜
6の範囲に選ばれる。なお、延伸倍率とは、加熱延伸装
置90によって加熱延伸処理された後の長さを加熱延伸
処理前の長さで除した数値であって、加熱延伸装置90
によって加熱延伸処理をされたモノフィラメント単糸1
2の長さをLA、加熱延伸装置90に進入する前の未延
伸単糸11の長さをLBとしたとき、延伸倍率Dは、D
=LA/LBで表される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 生嶋 良雄 大阪府大阪市西区靱本町2丁目7番4号 ユニプラス滋賀株式会社内 (72)発明者 妹尾 雅雄 滋賀県栗太郡栗東町下鈎字下塚町1158−2 ユニプラス滋賀株式会社栗東工場内 Fターム(参考) 4L036 AA01 MA04 MA06 MA34 PA01 PA03 PA36 RA04 4L045 AA05 BA02 BA15 BA36 BA49 BA60 CA25 DA03 DA20 DA42 DA60

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出成型手段によって押出された熱可塑
    性合成樹脂を水中に浸積することによって急冷固化し、
    急冷固化された未延伸単糸を、水除去手段による水除去
    処理、加熱延伸手段による加熱延伸処理、捲縮付与手段
    による捲縮付与処理を、順次的かつ連続的に行うモノフ
    ィラメント捲縮糸の紡糸延伸捲縮連続製造方法であっ
    て、 前記未延伸単糸の太さが400デニール以上であって、 前記捲縮付与手段の捲縮付与処理速度が200m/mi
    n以上であることを特徴とするモノフィラメント捲縮糸
    の紡糸延伸捲縮連続製造方法。
  2. 【請求項2】 押出成型手段によって押出された熱可塑
    性合成樹脂の急冷固化は、未延伸単糸の引き取り方向を
    変更する1本または2本以上の方向転換部材を有する冷
    却手段によって行われ、 前記方向転換部材と未延伸単糸との接触角が90°〜1
    50°の範囲に選ばれることを特徴とする請求項1に記
    載のモノフィラメント捲縮糸の紡糸延伸捲縮連続製造方
    法。
  3. 【請求項3】 熱可塑性合成樹脂を押出成型する押出成
    型手段と、前記押出成型手段によって押出された未延伸
    単糸を水中に浸積して急冷固化する冷却手段と、前記冷
    却手段によって急冷固化された未延伸単糸の表面に付着
    した水を除去する水除去手段と、前記水除去手段によっ
    て表面に付着した水を除去された未延伸単糸を加熱延伸
    する加熱延伸手段と、前記加熱延伸手段によって加熱延
    伸されたモノフィラメント単糸に捲縮付与処理を行う捲
    縮付与手段とを含むモノフィラメント捲縮糸の紡糸延伸
    捲縮連続製造装置であって、 前記冷却手段は、押出成型手段の下方に配置されるとと
    もに、未延伸単糸の引き取り方向を変更する1本または
    2本以上の方向転換部材を有し、 前記方向転換部材と未延伸単糸との接触角が90°〜1
    50°の範囲に選ばれることを特徴とするモノフィラメ
    ント捲縮糸の紡糸延伸捲縮連続製造装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却手段は、冷却固化後の未延伸単
    糸を前記水除去手段に導く移動自在なガイド部材を有す
    ることを特徴とする請求項3に記載のモノフィラメント
    捲縮糸の紡糸延伸捲縮連続製造装置。
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