JP2000178717A - 成膜装置 - Google Patents

成膜装置

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JP2000178717A
JP2000178717A JP10362856A JP36285698A JP2000178717A JP 2000178717 A JP2000178717 A JP 2000178717A JP 10362856 A JP10362856 A JP 10362856A JP 36285698 A JP36285698 A JP 36285698A JP 2000178717 A JP2000178717 A JP 2000178717A
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film
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chambers
main roller
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Hiroshi Hayashi
弘志 林
Shunji Amano
俊二 天野
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ベースフィルム上に金属の薄膜を形成するよう
にした成膜装置において、成膜室内に設けられている防
着板の清掃に要する時間による生産性の低下を防止する
ことを目的とする。 【解決手段】真空槽20内にメインローラ42に対して
対称に一対の成膜室31、32を設けるとともに、これ
らの成膜室31、32と連通するように隔壁23にそれ
ぞれ開口部51、52を形成し、これらの開口部51、
52をシャッタ53、54によって開閉自在に閉じるよ
うにしたものであって、一方の成膜室31によって成膜
を行なっている際に他方の成膜室32の防着板60の清
掃を可能にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は成膜装置に係り、と
くにベースフィルム上に連続的に成膜を行なうのに用い
て好適な成膜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ等の磁気記録再生
装置に用いられる磁気テープとして、金属磁性薄膜を磁
性層とする蒸着テープが用いられている。このような蒸
着テープは、例えば特開平5−274671号公報に開
示されているように、ベースフィルムの上に磁性薄膜を
蒸着等の方法によって被着して形成したものであって、
高密度記録を可能とするものである。
【0003】図8はこのような蒸着テープの製造のため
に用いられる成膜装置を示しており、真空槽1は隔壁2
によって巻取り室3と成膜室4とに区画されるととも
に、真空槽1全体を真空にするための単一の真空ポンプ
5が真空槽1に設けられている。
【0004】隔壁2の開口部8によって一部が巻取り室
3側に突出するようにメインローラ9が配されている。
また巻取り室3には供給ローラ10と巻取りローラ11
とが配されている。ベースフィルム12は供給ローラ1
0から繰出され、メインローラ9に巻付けられ、そして
巻取りローラ11によって巻取られるようになってい
る。
【0005】成膜室4には蒸発源13が配されるととも
に、このような蒸発源13から成膜材料を飛翔させるた
めの電子銃14が設けられている。また上記蒸発源13
とメインローラ9との間には防着板15が設けられてお
り、防着板15には開口部16が形成されている。
【0006】このような成膜装置において、真空槽1内
を真空ポンプ5によって真空吸引し、供給ローラ10か
らベースフィルム12を繰出してメインローラ9に巻付
けるようにする。そして電子銃14によって蒸発源13
内の材料を蒸発飛翔させる。そしてこのような材料を防
着板15の開口部16を通してメインローラ9に巻付け
られているベースフィルム12の外表面に被着させて成
膜を行なう。成膜されたベースフィルム12は巻取りロ
ーラ11によって巻取られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図8に示すようにベー
スフィルム12に真空蒸着によって成膜を行なう成膜室
は、メインローラ9に対応して蒸発源13と防着板15
とを備えている。防着板15は付着物が多く付着してく
ると、その開口部16の面積が減少する問題があるため
に、ベースフィルム12を1ロールずつ成膜する毎に清
掃を行なう必要がある。しかも防着板15の清掃を含む
付帯時間が、成膜の時間とほぼ同じ位の時間を要する。
【0008】図8に示すような成膜装置の生産性を向上
するためには、成膜の効率を上げて成膜時間を短縮する
と同時に、清掃等のための付帯時間を短縮することを要
する。このような付帯時間の短縮のためには、メインロ
ーラ9の冷却昇温時間や防着板15およびその周辺の清
掃時間の短縮が大きく影響することになる。また図8に
示すような従来の装置は、ベースフィルム12の走行方
向が一方向であって、このように一方向に走行するベー
スフィルム12上にしか成膜を行なうことができないと
いう欠点がある。
【0009】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、とくに防着板等の部材の清掃に要する
付帯時間を大幅に短縮することが可能であって、しかも
成膜が行なわれるベース材料の走行方向が限定されない
成膜装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の一発明は、複数の
成膜室を有し、これら複数の成膜室にそれぞれ独立に排
気系を設け、前記複数の成膜室をそれぞれ別々に大気開
放するようにしたことを特徴とする成膜装置に関するも
のである。
【0011】それぞれの成膜室に開口部が設けられると
ともに、該開口部に開閉自在にシャッタが取付けられて
おり、前記シャッタを開くと成膜がその表面に行なわれ
るベースが前記開口部を通して前記成膜室に臨むように
してよい。また成膜室の開口部をシャッタで閉じてその
成膜室のみを大気開放するようにしてよい。またそれぞ
れの成膜室に成膜材料源と防着板とが設けられていてよ
い。またそれぞれの成膜室に成膜材料を飛翔させる飛翔
手段が設けられていてよい。
【0012】本願の別の発明は、ベースフィルムの供給
と巻取りとを行なう巻取り室と、供給されたベースフィ
ルムを巻付けているメインローラを備える中間室と、前
記メインローラの外周部に沿って設けられている隔壁に
よって仕切られている複数の成膜室とから成り、それぞ
れの成膜室に設けられている成膜材料源によって互いに
独立に前記メインローラ上のベースフィルムの表面に成
膜を行なうようにしたことを特徴とする成膜装置に関す
るものである。
【0013】前記複数の成膜室に対応するように前記隔
壁に複数の開口部が形成されるとともに、それぞれの開
口部にシャッタが開閉自在に取付けられ、しかも前記複
数の成膜室にそれぞれ別々に排気系が設けられていてよ
い。また前記メインローラの外周部に沿って設けられて
いる隔壁によって仕切られかつ前記メインローラ対して
対称に一対の成膜室が設けられていてよい。また前記メ
インローラに対して前記ベースフィルムが正方向および
逆方向に走行可能であってよい。また中間室と巻取り室
とがそれぞれ独立した排気系を有していてよい。
【0014】本発明の好ましい態様は、複数の成膜室を
備え、これら複数の成膜室のそれぞれに蒸発源と防着板
とが設けられるとともに、各成膜室がそれぞれ独立した
排気系を具備するようにしたものである。またとくにメ
インローラに対して対称に一対の成膜室を配することに
よって、成膜が行なわれるベース材料を正方向と逆方向
の何れにも走行可能とすることができる。
【0015】さらにベース材料の供給と巻取りとを行な
う巻取り室に独立した排気系を設けるようにし、中間室
を大気開放せずに巻取り室のみを大気開放できるように
するとともに、中間室を大気開放せずに成膜室のみを大
気開放できるようにしてよい。
【0016】とくに複数の成膜室を設け、これら複数の
成膜室をそれぞれ独立に大気開放できるようにした構成
によれば、防着板の清掃時間を実質的に0とすることが
可能になる。またメインローラの冷却および昇温時間を
大幅に短縮することが可能になるとともに、付帯時間の
短縮によって生産性が向上する。さらに生産性が向上す
ることによって、製造される製品のコストが低減される
ことになる。
【0017】また複数の成膜室を備え、これらの成膜室
にそれぞれ成膜材料源と、その飛翔手段と、防着板とが
設けられて成る構成によれば、この成膜装置を止めるこ
となくしかも飛翔手段や防着板の不良に対して対応する
ことが可能になり、稼働率の大幅な向上が可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1〜図4によって本発明の第1
の実施の形態を説明する。この実施の形態の成膜装置は
真空槽20から構成されている。真空槽20には隔壁2
1、22、23、24がそれぞれ設けられており、隔壁
21よりも上側の部分が巻取り室29になっており、隔
壁21と隔壁22との間の空間が中間室30になってい
る。また隔壁22、23の下側であって隔壁24によっ
て左右に分かれている部分がそれぞれ成膜室31、32
を形成している。
【0019】上記巻取り室29、中間室30、成膜室3
1、32にはそれぞれ対応する真空ポンプ33、34、
35、36が設けられており、これらの室29〜32は
互いに別々に独立して排気が行なわれるようにしてい
る。
【0020】巻取り室29には供給ローラ40と巻取り
ローラ41とが配されている。また中間室30はにメイ
ンローラ42が配されている。このメインローラ42は
その下部が隔壁22と連続する半円弧状の隔壁23によ
って形成される凹部内に受入れられている。そして上記
メインローラ42の上部に配されている一対のガイドロ
ーラ43、44によって、供給ローラ40から引出され
たベースフィルム45がガイドローラ43によって案内
され、メインローラ42に巻付けられている。ベースフ
ィルム45の先端側の部分はさらにガイドローラ44を
介して供給ローラ41に巻取られるようになっている。
【0021】円弧状をなす隔壁23には一対の開口部5
1、52が設けられるとともに、これらの開口部51、
52にはそれぞれ開閉自在にシャッタ53、54を配す
るようにしている。
【0022】左右の成膜室31、32にはそれぞれ蒸発
源57、58が配されている。またこれらの蒸発源5
7、58を覆うようにそれぞれの成膜室31、32に防
着板59、60が取付けられている。そして上記蒸発源
57、58内の成膜材料を飛翔させるための電子銃6
1、62が上記成膜室31、32にそれぞれ設けられて
いる。
【0023】左右の成膜室31、32の下側にはそれぞ
れ取出し口65、66が形成されるとともに、これらの
取出し口65、66には扉67、68がそれぞれ開閉自
在に設けられている。
【0024】このように本実施の形態に係る成膜装置
は、金属製であって箱型の真空槽20を備えるととも
に、円筒状でしかも表面が冷却可能な金属製のメインロ
ーラ42およびガイドローラ43、44を図示を省略し
た支持構造によって回転自在に支持している。また真空
槽20内は隔壁21、22、23、24によって上述の
如く巻取り室29、中間室30、成膜室31、32に区
画された構造になっている。またこれらの各室29〜3
2は上述の如く独立にそれぞれ真空ポンプ33〜36を
備え、それぞれが独立した排気系を具備している。
【0025】巻取り室29にはポリエチレンテレフタレ
ート等のプラスチック材料のベースフィルム45をロー
ル状に巻取った状態の供給ローラ40と、成膜されたベ
ースフィルム45を巻取るための巻取りローラ41とを
備えている。ベースフィルム45は供給ローラ40から
ガイドローラ43、メインローラ42の表面に密着しな
がら通り、巻取りローラ41に巻取られるようになって
いる。
【0026】中間室30にはとくにその下側の円弧状を
なす隔壁23に成膜室31と連通する開口部51と成膜
室32と連通する開口部52とが設けられており、金属
製でしかも図示を省略した方法によって可動自在なシャ
ッタ53、54によって開口部51、52をそれぞれ密
閉できる構造にしている。
【0027】成膜室31は金属材料等を蒸発させるため
の蒸発源57を備え、この蒸発源57を囲むように金属
製の防着板59を図示を省略した方法によって支持しな
がら配置している。また蒸発源57を加熱するための電
子銃61が真空槽20の壁面の所定の位置に設置されて
いる。またこの成膜室31の下部壁面には金属製の成膜
室扉67を備え、この扉67を開くと防着板59が出入
れできる開口65が開放されるようになっている。
【0028】同様に成膜室32にはメインローラ42に
対して第1の成膜室31側の蒸発源57および防着板5
9と対称に蒸発源58および防着板60が設けられ、さ
らに上記電子銃61と対称に電子銃62が設けられてい
る。またこの成膜室32の下部には扉68が設けられ、
取出し口66を閉じている。
【0029】上記巻取り室29と中間室30とを仕切る
隔壁21にはベースフィルム45が通過する小さな隙間
が形成され、図示しない方法によって開閉可能な構造に
なっており、密閉することが可能になっている。
【0030】次に以上のような構成に係る成膜装置の動
作について説明する。図2に示すように供給ローラ40
を右側に配置する場合には、シャッタ53によって隔壁
23の開口部51を閉じた状態で成膜室31以外の部分
を真空状態に維持するとともに、メインローラ42の冷
却を行なう。
【0031】このような状態において供給ローラ40か
ら巻取りローラ41へ矢印で示すようにベースフィルム
45を走行させる。そして電子銃62によって右側の成
膜室32内の蒸発源58に向けて照射加熱し、蒸発源5
8内の金属材料等を蒸発させて飛翔させる。飛翔された
金属材料が防着板60の開口および隔壁23の開口部5
2を通してメインローラ42に巻付けられているベース
フィルム45の表面に被着し、成膜が行なわれる。供給
ローラ40のベースフィルム45がなくなる寸前で、電
子銃62を停止させ、シャッタ54を移動させて隔壁2
3の開口部52を閉じ、さらにベースフィルム45の走
行を停止させる。
【0032】この後に図3に示すように隔壁21の小さ
な隙間を閉じて巻取り室29と中間室30とを遮断す
る。そして巻取り室29の上部の天板69を開き、供給
ローラ40と巻取りローラ41とを図2に示す状態とは
逆に位置に設置する。この作業と同時に成膜室31内に
防着板59と蒸発源57とを配置し、成膜室31の取出
し口65を扉67によって閉じる。
【0033】このような状態において、図4に示すよう
に、左側の供給ローラ40からベースフィルム45を供
給し、左側の成膜室31内の蒸発源57の金属を電子銃
61によって蒸発させて、防着板59の開口および隔壁
23の開口51を通してベースフィルム45上に成膜を
行なう。そして右側の巻取りローラ41によって成膜を
行なったベースフィルム45の巻取りを行なう。すなわ
ち図4に示す成膜は、図2に示す成膜とは対称な配置に
よって、しかもベースフィルム45の走行方向を逆にし
て行なう。
【0034】このように左側の成膜室31によって成膜
を行なっている際に、隔壁23の開口部52をシャッタ
54によって閉じるようにし、右側の成膜室32を大気
開放する。そして扉68を開いて取出し口66から内部
の防着板60と蒸発源58とを取出して掃除を行なう。
【0035】このような方法によって成膜を行なうよう
にした成膜装置によれば、メインローラ42自体が付着
物によって汚れて清掃しなければならない状態になるま
で、中間室30を大気開放する必要がない。すなわちメ
インローラ42の冷却昇温の作業が数バッチから数十バ
ッチに1度という回数で済むようになり、これに関わる
付帯時間は通常の数分の1から数十分の1の時間に短縮
される。また防着板59、60の清掃も、反対側の成膜
室32または31の防着板60、59によって成膜を行
なっている最中に他方の防着板59、60の清掃を行な
うために、清掃に要する時間が実質的に0になる。
【0036】このような成膜装置は、2層の成膜に適用
することができる。すなわち図5に示すように、左右の
成膜室31、32をそれぞれ真空吸引し、隔壁23の両
側の開口部51、52のシャッタ53、54をともに開
放する。そして左右の成膜室31、32の蒸発源57、
58を電子銃61、62によって加熱して飛翔させ、こ
れによって蒸発した金属材料をメインローラ42に巻付
けられているベースフィルム45上に付着させることに
よって、2層の蒸着膜を形成することが可能になる。ま
たこのときのベースフィルム45の走行方向に応じて、
2層の成膜の順番を任意に選択できるようになる。
【0037】次にさらに別の実施の形態を図6によって
説明する。この実施の形態は蒸発源57、58に代えて
イオン源71、72を左右の成膜室31、32内に配し
たものである。このようなイオン源71、72によっ
て、上記と同様の手法でベースフィルム45上に成膜を
行なうことができるとともに、清掃に要する付帯時間の
大幅な短縮を図ることが可能になる。
【0038】図7はさらに別に実施の形態を示してい
る。この実施の形態は真空槽20内に配されているメイ
ンローラ42の軸線方向の長さを図1〜図4に示す最初
の実施の形態の構造のほぼ2倍の長さにするとともに、
その外周側に一対の供給ローラ40と一対の巻取りロー
ラ41とを配し、さらにその下側には左右にそれぞれ一
対ずつの防着板59、60を配するようにしたものであ
る。このような構造によれば、上記実施の形態と同様の
作用効果を奏するばかりでなく、大幅な生産性の向上を
図ることが可能になり、これによって大幅なコストの低
減を図られるようになる。
【0039】
【発明の効果】本願の一発明は、複数の成膜室を有し、
これら複数の成膜室にそれぞれ独立に排気系を設け、複
数の成膜室をそれぞれ別々に大気開放するようにしたも
のである。
【0040】従ってこのような成膜装置によれば、成膜
を行なっている成膜室以外の成膜室を大気開放すること
によって、内部の所要の部位の清掃を行なうことが可能
になる。
【0041】本願の別の発明は、ベースフィルムの供給
と巻取りとを行なう巻取り室と、供給されたベースフィ
ルムを巻付けているメインローラを備える中間室と、メ
インローラの外周部に沿って設けられている隔壁によっ
て仕切られている複数の成膜室とから成り、それぞれの
成膜室に設けられている成膜材料源によって互いに独立
にメインローラ上のベースフィルムの表面に成膜を行な
うようにしたものである。
【0042】従ってこのような構成によれば、複数の成
膜室の何れかを利用してベースフィルム上に成膜を行な
うことが可能になるとともに、成膜を行なっていない休
止している成膜室を必要に応じて清掃することが可能に
なる。また複数の成膜室による同時成膜を行なうことに
よって、ベースフィルム上に多層に成膜を行なうことが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る成膜装置を示す縦
断面図である。
【図2】一方の成膜室による成膜動作を示す成膜装置の
縦断面図である。
【図3】供給ローラと巻取りローラの入替えを示す成膜
装置の縦断面図である。
【図4】他方の成膜室によって成膜を行なっている状態
の縦断面図である。
【図5】多層の成膜を行なっている状態を示す縦断面図
である。
【図6】別の実施の形態の成膜室の縦断面図である。
【図7】さらに別の実施の形態の成膜室の一部を破断し
た斜視図である。
【図8】従来の成膜装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1‥‥真空槽、2‥‥隔壁、3‥‥巻取り室、4‥‥成
膜室、5‥‥真空ポンプ、8‥‥開口部、9‥‥メイン
ローラ、10‥‥供給ローラ、11‥‥巻取りローラ、
12‥‥ベースフィルム、13‥‥蒸発源、14‥‥電
子銃、15‥‥防着板、16‥‥開口部、20‥‥真空
槽、21〜24‥‥隔壁、29‥‥巻取り室、30‥‥
中間室、31、32‥‥成膜室、33〜36‥‥真空ポ
ンプ、40‥‥供給ローラ、41‥‥巻取りローラ、4
2‥‥メインローラ、43、44‥‥ガイドローラ、4
5‥‥ベースフィルム、51、52‥‥開口部、53、
54‥‥シャッタ、57、58‥‥蒸発源、59、60
‥‥防着板、61、62‥‥電子銃、65、66‥‥取
出し口、67、68‥‥扉、69‥‥天板、71、72
‥‥インオ源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F006 AA35 AB73 BA06 CA02 DA01 4K029 AA25 CA01 DA10 KA03 5D112 AA05 AA22 FA02 FB21 FB24 FB25 KK02 5F045 AA18 AB40 AF07 BB08 DP22 DQ14 EB02 EB05 EF18 HA24

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の成膜室を有し、これら複数の成膜室
    にそれぞれ独立に排気系を設け、前記複数の成膜室をそ
    れぞれ別々に大気開放するようにしたことを特徴とする
    成膜装置。
  2. 【請求項2】それぞれの成膜室に開口部が設けられると
    ともに、該開口部に開閉自在にシャッタが取付けられて
    おり、前記シャッタを開くと成膜がその表面に行なわれ
    るベースが前記開口部を通して前記成膜室に臨むことを
    特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
  3. 【請求項3】成膜室の開口部をシャッタで閉じてその成
    膜室のみを大気開放することを特徴とする請求項1に記
    載の成膜装置。
  4. 【請求項4】それぞれの成膜室に成膜材料源と防着板と
    が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の成
    膜装置。
  5. 【請求項5】それぞれの成膜室に成膜材料を飛翔させる
    飛翔手段が設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載の成膜装置。
  6. 【請求項6】ベースフィルムの供給と巻取りとを行なう
    巻取り室と、 供給されたベースフィルムを巻付けているメインローラ
    を備える中間室と、 前記メインローラの外周部に沿って設けられている隔壁
    によって仕切られている複数の成膜室とから成り、 それぞれの成膜室に設けられている成膜材料源によって
    互いに独立に前記メインローラ上のベースフィルムの表
    面に成膜を行なうようにしたことを特徴とする成膜装
    置。
  7. 【請求項7】前記複数の成膜室に対応するように前記隔
    壁に複数の開口部が形成されるとともに、それぞれの開
    口部にシャッタが開閉自在に取付けられ、しかも前記複
    数の成膜室にそれぞれ別々に排気系が設けられているこ
    とを特徴とする請求項6に記載の成膜装置。
  8. 【請求項8】前記メインローラの外周部に沿って設けら
    れている隔壁によって仕切られかつ前記メインローラ対
    して対称に一対の成膜室が設けられていることを特徴と
    する請求項7に記載の成膜装置。
  9. 【請求項9】前記メインローラに対して前記ベースフィ
    ルムが正方向および逆方向に走行可能なことを特徴とす
    る請求項8に記載の成膜装置。
  10. 【請求項10】中間室と巻取り室とがそれぞれ独立した
    排気系を有することを特徴とする請求項6に記載の成膜
    装置。
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