JP2000178569A - 圧縮点火燃料用高アミンマンニッヒ分散剤 - Google Patents
圧縮点火燃料用高アミンマンニッヒ分散剤Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧縮点火燃料で用いるに有効な分散剤に加え
て上記分散剤を含有させた圧縮点火燃料も記述する。 【解決手段】 本発明は、(a)圧縮点火内燃用燃料お
よび(b)(1)少なくとも1種のアルキル置換ヒドロ
キシ芳香族化合物と(2)少なくとも1種のアルデヒド
と(3)第一級もしくは第二級アミンを上記アルキル置
換ヒドロキシ芳香族化合物と上記アルデヒドのモル比が
1:1.25から約1:2の範囲で上記アルキル置換ヒ
ドロキシ芳香族化合物と上記アミンのモル比が約1:
1.25から約1:2の範囲であるように用いて生じさ
せたマンニッヒ分散剤添加剤を含んで成る燃料組成物を
包含する。
て上記分散剤を含有させた圧縮点火燃料も記述する。 【解決手段】 本発明は、(a)圧縮点火内燃用燃料お
よび(b)(1)少なくとも1種のアルキル置換ヒドロ
キシ芳香族化合物と(2)少なくとも1種のアルデヒド
と(3)第一級もしくは第二級アミンを上記アルキル置
換ヒドロキシ芳香族化合物と上記アルデヒドのモル比が
1:1.25から約1:2の範囲で上記アルキル置換ヒ
ドロキシ芳香族化合物と上記アミンのモル比が約1:
1.25から約1:2の範囲であるように用いて生じさ
せたマンニッヒ分散剤添加剤を含んで成る燃料組成物を
包含する。
Description
【0001】
【発明の分野】本発明は圧縮点火機関における付着物
(deposits)の量を最小限にする新規な燃料組
成物および方法に関する。
(deposits)の量を最小限にする新規な燃料組
成物および方法に関する。
【0002】
【発明の背景】ディーゼルエンジンの加速を向上させか
つノッキングおよびヘジテーション(hesitati
on)が起こらないようにしながら燃料の経済性とパワ
ーを最大限にすることが長年に渡って望まれていた。ガ
ソリンエンジンの場合には吸気弁と燃料注入装置を奇麗
に保つ分散剤(dispersants)を用いること
を通してエンジン性能を向上させることができる。しか
しながら、ガソリンで用いられている分散剤がディーゼ
ル燃料で有効であるか否かは予測不能である。このよう
な予測不能の理由は、ディーゼルエンジン運転とガソリ
ンエンジン運転の間に差がありかつディーゼル燃料とガ
ソリン燃料の間に化学的な差がある点にある。
つノッキングおよびヘジテーション(hesitati
on)が起こらないようにしながら燃料の経済性とパワ
ーを最大限にすることが長年に渡って望まれていた。ガ
ソリンエンジンの場合には吸気弁と燃料注入装置を奇麗
に保つ分散剤(dispersants)を用いること
を通してエンジン性能を向上させることができる。しか
しながら、ガソリンで用いられている分散剤がディーゼ
ル燃料で有効であるか否かは予測不能である。このよう
な予測不能の理由は、ディーゼルエンジン運転とガソリ
ンエンジン運転の間に差がありかつディーゼル燃料とガ
ソリン燃料の間に化学的な差がある点にある。
【0003】ディーゼルエンジンは圧縮点火機関として
知られている。ガソリンエンジンは火花点火機関として
知られている。この2種類のエンジンは着火とパワーコ
ントロール(power control)の点で大き
く異なる。ディーゼルエンジンは、通常、このエンジン
の吸気行程中に空気を燃焼チャンバの中に最大仕込み量
(full charge)で引き込む。この空気は、
その後、圧縮行程中に12:1から20:1の範囲の体
積比にまで減少する。このような高い圧縮比によって空
気の温度が典型的に1000度F(約540℃)にまで
上昇する。この圧縮行程の頂点に到達する直前に燃料が
圧縮チャンバの中に噴霧される。この燃料はそのような
高い空気温度によって迅速に着火して燃焼産物を生じた
後に膨張してパワーと排気を発生してサイクルが完了す
る。それとは対照的に、ガソリンで動力が与えられるエ
ンジンではエンジンのシリンダーの外側で空気と揮発性
の液状ガソリンが混ざり合う。次に、その混合物は典型
的にシリンダーの中に注入されて圧縮されるが、その体
積比は4:1から10:1のみである。これの温度は着
火温度よりも約200度F(約110℃)低い。次に、
その圧縮された混合物は電気火花で発火する。
知られている。ガソリンエンジンは火花点火機関として
知られている。この2種類のエンジンは着火とパワーコ
ントロール(power control)の点で大き
く異なる。ディーゼルエンジンは、通常、このエンジン
の吸気行程中に空気を燃焼チャンバの中に最大仕込み量
(full charge)で引き込む。この空気は、
その後、圧縮行程中に12:1から20:1の範囲の体
積比にまで減少する。このような高い圧縮比によって空
気の温度が典型的に1000度F(約540℃)にまで
上昇する。この圧縮行程の頂点に到達する直前に燃料が
圧縮チャンバの中に噴霧される。この燃料はそのような
高い空気温度によって迅速に着火して燃焼産物を生じた
後に膨張してパワーと排気を発生してサイクルが完了す
る。それとは対照的に、ガソリンで動力が与えられるエ
ンジンではエンジンのシリンダーの外側で空気と揮発性
の液状ガソリンが混ざり合う。次に、その混合物は典型
的にシリンダーの中に注入されて圧縮されるが、その体
積比は4:1から10:1のみである。これの温度は着
火温度よりも約200度F(約110℃)低い。次に、
その圧縮された混合物は電気火花で発火する。
【0004】ディーゼル燃料に入っている炭化水素はガ
ソリンに入っている炭化水素のそれよりも高い沸点を有
する。ディーゼル燃料の蒸留範囲は一般に320度Fか
ら715度F(約160℃から380℃)の範囲であ
る。ガソリンは一般に上記温度範囲より低い範囲、即ち
約100度Fから400度F(約40から205℃)の
範囲で留出する。ディーゼル燃料に含まれる硫黄および
窒素の量は一般にガソリンのそれよりも多い。更に、ガ
ソリンは圧縮時に火花が存在しないと燃焼しないような
設計になっている。そのような燃焼はノッキングの原因
になることから望ましくない。ディーゼル燃料は火花な
しに自然発生的に迅速(1から2ミリ秒内)に着火すべ
きである。注入開始と燃焼開始の間の時間的遅れが着火
遅れと呼ばれている。高速ディーゼルエンジンの場合、
着火遅れの時間が長い燃料を用いると運転が粗くなりか
つノッキングが起こる傾向がある。
ソリンに入っている炭化水素のそれよりも高い沸点を有
する。ディーゼル燃料の蒸留範囲は一般に320度Fか
ら715度F(約160℃から380℃)の範囲であ
る。ガソリンは一般に上記温度範囲より低い範囲、即ち
約100度Fから400度F(約40から205℃)の
範囲で留出する。ディーゼル燃料に含まれる硫黄および
窒素の量は一般にガソリンのそれよりも多い。更に、ガ
ソリンは圧縮時に火花が存在しないと燃焼しないような
設計になっている。そのような燃焼はノッキングの原因
になることから望ましくない。ディーゼル燃料は火花な
しに自然発生的に迅速(1から2ミリ秒内)に着火すべ
きである。注入開始と燃焼開始の間の時間的遅れが着火
遅れと呼ばれている。高速ディーゼルエンジンの場合、
着火遅れの時間が長い燃料を用いると運転が粗くなりか
つノッキングが起こる傾向がある。
【0005】下記の2つの主要因が着火遅れに影響を与
える:エンジンの機械的条件および燃料の化学。機械的
要素は、圧縮比、着火中のエアチャージ(air ch
arge)の動きおよび燃料注入装置が燃料を噴霧する
能力などの如き要因の影響を受ける。エンジンの設計を
変えた時に受ける影響はディーゼルの燃焼とガソリンの
燃焼とでは異なる。例えば、ディーゼルエンジンの場
合、シリンダーの直径を大きくすればするほど良好な燃
焼を起こさせるのがより容易になる。それとは対照的
に、ガソリンエンジンの場合、シリンダーの大きさを小
さくすればするほど燃料が早期に着火する危険性が少な
くなる。ディーゼルエンジンの場合、吸気の温度および
密度[スーパーチャージャー(supercharge
r)で与えられる]を高くすると燃焼が助長される。そ
れとは対照的に、ガソリンエンジンの場合、吸気の温度
および密度を高くするとノッキングが起こる傾向が高く
なることで、オクタンがより高い(higher−oc
tane)燃料を用いる必要が生じる。
える:エンジンの機械的条件および燃料の化学。機械的
要素は、圧縮比、着火中のエアチャージ(air ch
arge)の動きおよび燃料注入装置が燃料を噴霧する
能力などの如き要因の影響を受ける。エンジンの設計を
変えた時に受ける影響はディーゼルの燃焼とガソリンの
燃焼とでは異なる。例えば、ディーゼルエンジンの場
合、シリンダーの直径を大きくすればするほど良好な燃
焼を起こさせるのがより容易になる。それとは対照的
に、ガソリンエンジンの場合、シリンダーの大きさを小
さくすればするほど燃料が早期に着火する危険性が少な
くなる。ディーゼルエンジンの場合、吸気の温度および
密度[スーパーチャージャー(supercharge
r)で与えられる]を高くすると燃焼が助長される。そ
れとは対照的に、ガソリンエンジンの場合、吸気の温度
および密度を高くするとノッキングが起こる傾向が高く
なることで、オクタンがより高い(higher−oc
tane)燃料を用いる必要が生じる。
【0006】着火遅れの化学的要素は、燃料の自動着火
温度、比熱、密度、粘度および他の特性などの如き要因
の影響を受ける。ディーゼル燃料をシリンダーに注入し
た後にそれが迅速に着火する能力はセタン価(ceta
ne number)として知られている。ガソリンが
火花導入前に燃焼に抵抗する能力はオクタン価として知
られている。セタン価がより高いことはオクタン価がよ
り低いことに相当する。ディーゼル燃料が示すクリア
(clear)セタン価、即ち如何なるセタン改良用添
加剤も添加していない時のセタン価は一般に40から6
0の範囲である。
温度、比熱、密度、粘度および他の特性などの如き要因
の影響を受ける。ディーゼル燃料をシリンダーに注入し
た後にそれが迅速に着火する能力はセタン価(ceta
ne number)として知られている。ガソリンが
火花導入前に燃焼に抵抗する能力はオクタン価として知
られている。セタン価がより高いことはオクタン価がよ
り低いことに相当する。ディーゼル燃料が示すクリア
(clear)セタン価、即ち如何なるセタン改良用添
加剤も添加していない時のセタン価は一般に40から6
0の範囲である。
【0007】ディーゼルエンジンにおける着火遅れを最
小限にするには、燃料注入装置を奇麗に保ってその注入
装置が燃料を正確に噴霧する能力を維持することを通し
て機械的要素を向上させる必要がある。しかしながら、
これを化学的要素が否定的な影響を受けないような様式
で行う必要がある。ガソリン用分散剤は注入装置を奇麗
に保ち、それによって燃焼の機械的要素を向上させ得る
が、それと同時に燃料の燃焼化学に悪影響を与える。ま
た、ガソリンエンジンにおけるエンジンの吸気弁および
燃料注入装置を奇麗に保つ分散剤がディーゼルエンジン
の燃料注入装置を奇麗に保たない可能性もある(ディー
ゼルエンジンには一般にガソリンエンジンに共通して伴
う吸気弁が含まれていない)。ディーゼル燃料注入装置
はガソリンエンジンの吸気弁のそれよりもずっと高い圧
力下でずっと高い温度、即ち1000度F(約540
℃)にさらされる。通常のガソリンエンジン吸気弁は一
般に約345度Fから約575度F(約175℃から3
00℃)の範囲の温度で作動する。
小限にするには、燃料注入装置を奇麗に保ってその注入
装置が燃料を正確に噴霧する能力を維持することを通し
て機械的要素を向上させる必要がある。しかしながら、
これを化学的要素が否定的な影響を受けないような様式
で行う必要がある。ガソリン用分散剤は注入装置を奇麗
に保ち、それによって燃焼の機械的要素を向上させ得る
が、それと同時に燃料の燃焼化学に悪影響を与える。ま
た、ガソリンエンジンにおけるエンジンの吸気弁および
燃料注入装置を奇麗に保つ分散剤がディーゼルエンジン
の燃料注入装置を奇麗に保たない可能性もある(ディー
ゼルエンジンには一般にガソリンエンジンに共通して伴
う吸気弁が含まれていない)。ディーゼル燃料注入装置
はガソリンエンジンの吸気弁のそれよりもずっと高い圧
力下でずっと高い温度、即ち1000度F(約540
℃)にさらされる。通常のガソリンエンジン吸気弁は一
般に約345度Fから約575度F(約175℃から3
00℃)の範囲の温度で作動する。
【0008】このように、この上に記述したディーゼル
エンジンとガソリンエンジンの運転および燃料の差を考
慮して有効なディーゼル燃料用分散剤を見付け出す実験
を行う必要がある。しかしながら、ディーゼル燃料用添
加に関して今まで広範な研究活動が長年に渡って成され
てきたにも拘らずディーゼル燃料に適用した時に優れた
性能能力と優れた物理的特性を示す分散剤組成物が今だ
求められているままである。
エンジンとガソリンエンジンの運転および燃料の差を考
慮して有効なディーゼル燃料用分散剤を見付け出す実験
を行う必要がある。しかしながら、ディーゼル燃料用添
加に関して今まで広範な研究活動が長年に渡って成され
てきたにも拘らずディーゼル燃料に適用した時に優れた
性能能力と優れた物理的特性を示す分散剤組成物が今だ
求められているままである。
【0009】ディーゼルエンジンにおける注入装置の付
着を最小限にする点で高い効果を示しかつそのような利
点をエンジンを害することもエンジンの性能を悪化させ
ることもなく与える分散剤組成物を提供することができ
れば、これは有益である。
着を最小限にする点で高い効果を示しかつそのような利
点をエンジンを害することもエンジンの性能を悪化させ
ることもなく与える分散剤組成物を提供することができ
れば、これは有益である。
【0010】従って、本発明の目的の1つは、有効な洗
浄性(detergency)をエンジン性能の悪化を
伴うことなく与えるディーゼル燃料を提供することにあ
る。
浄性(detergency)をエンジン性能の悪化を
伴うことなく与えるディーゼル燃料を提供することにあ
る。
【0011】
【発明の要約】本発明は燃料組成物に向けたものであ
り、ここでは、この燃料組成物に、(a)圧縮点火内燃
用燃料、および(b)(1)少なくとも1種のアルキル
置換ヒドロキシ芳香族化合物と(2)少なくとも1種の
低分子量アルデヒドと(3)第一級もしくは第二級アミ
ンから生じさせたマンニッヒ分散剤添加剤(Manni
ch dispersant additive)を含
め、そしてここでは、上記アルキル置換ヒドロキシ芳香
族化合物と上記アルデヒドのモル比を1:1.25から
約1:2、好適には1:1.25から1:1.75、最
も好適には1:1.25から1:1.5の範囲にしそし
て上記アルキル置換ヒドロキシ芳香族化合物と上記アミ
ンのモル比を約1:1.25から約1:2、好適には
1:1.25から約1:1.75、最も好適には1:
1.25から1:1.5の範囲にする。
り、ここでは、この燃料組成物に、(a)圧縮点火内燃
用燃料、および(b)(1)少なくとも1種のアルキル
置換ヒドロキシ芳香族化合物と(2)少なくとも1種の
低分子量アルデヒドと(3)第一級もしくは第二級アミ
ンから生じさせたマンニッヒ分散剤添加剤(Manni
ch dispersant additive)を含
め、そしてここでは、上記アルキル置換ヒドロキシ芳香
族化合物と上記アルデヒドのモル比を1:1.25から
約1:2、好適には1:1.25から1:1.75、最
も好適には1:1.25から1:1.5の範囲にしそし
て上記アルキル置換ヒドロキシ芳香族化合物と上記アミ
ンのモル比を約1:1.25から約1:2、好適には
1:1.25から約1:1.75、最も好適には1:
1.25から1:1.5の範囲にする。
【0012】
【発明の詳細な記述】本発明のマンニッヒ分散剤の製造
で用いるアルキル置換ヒドロキシ芳香族化合物、アルデ
ヒド類およびアミン類は、この上に示した制限に従い、
本技術分野で用いられている公知のそのような化合物の
いずれであってもよい。
で用いるアルキル置換ヒドロキシ芳香族化合物、アルデ
ヒド類およびアミン類は、この上に示した制限に従い、
本技術分野で用いられている公知のそのような化合物の
いずれであってもよい。
【0013】本マンニッヒ生成物の生成で使用可能な代
表的アルキル置換ヒドロキシ芳香族化合物は、ポリプロ
ピルフェノール(フェノールをポリプロピレンでアルキ
ル化すると生じる)、ポリブチルフェノール(フェノー
ルをポリブテンおよび/またはポリイソブチレンでアル
キル化すると生じる)およびポリブチル−コ−ポリプロ
ピルフェノール(フェノールをブチレンおよび/または
イソブチレンとプロピレンの共重合体でアルキル化する
と生じる)である。また、他の同様な長鎖アルキルフェ
ノール類も使用可能である。その例には、フェノールを
ブチレンおよび/またはイソブチレンおよび/またはプ
ロピレンとそれらと一緒に共重合し得る1種以上のモノ
オレフィン系コモノマー類(例えばエチレン、1−ペン
テン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセンなど)
から作られた共重合体(この共重合体の分子はブチレン
および/またはイソブチレンおよび/またはプロピレン
単位を少なくとも50重量%含有)でアルキル化したも
のが含まれる。プロピレンもしくは上記ブテン類と一緒
に重合させるコモノマー類は脂肪族であってもよく、そ
してまた脂肪族でない基を含んでいてもよく、例えばス
チレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ジ
ビニルベンゼンなどであってもよい。従って、如何なる
場合でも、結果として生じてアルキル置換ヒドロキシ芳
香族化合物の生成で用いる重合体および共重合体は実質
的に脂肪族の炭化水素重合体である。
表的アルキル置換ヒドロキシ芳香族化合物は、ポリプロ
ピルフェノール(フェノールをポリプロピレンでアルキ
ル化すると生じる)、ポリブチルフェノール(フェノー
ルをポリブテンおよび/またはポリイソブチレンでアル
キル化すると生じる)およびポリブチル−コ−ポリプロ
ピルフェノール(フェノールをブチレンおよび/または
イソブチレンとプロピレンの共重合体でアルキル化する
と生じる)である。また、他の同様な長鎖アルキルフェ
ノール類も使用可能である。その例には、フェノールを
ブチレンおよび/またはイソブチレンおよび/またはプ
ロピレンとそれらと一緒に共重合し得る1種以上のモノ
オレフィン系コモノマー類(例えばエチレン、1−ペン
テン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセンなど)
から作られた共重合体(この共重合体の分子はブチレン
および/またはイソブチレンおよび/またはプロピレン
単位を少なくとも50重量%含有)でアルキル化したも
のが含まれる。プロピレンもしくは上記ブテン類と一緒
に重合させるコモノマー類は脂肪族であってもよく、そ
してまた脂肪族でない基を含んでいてもよく、例えばス
チレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ジ
ビニルベンゼンなどであってもよい。従って、如何なる
場合でも、結果として生じてアルキル置換ヒドロキシ芳
香族化合物の生成で用いる重合体および共重合体は実質
的に脂肪族の炭化水素重合体である。
【0014】ポリブチルフェノール(フェノールをポリ
ブチレンでアルキル化すると生じる)が好適である。用
語「ポリブチレン」を、本明細書で特に明記しない限
り、「純粋」または「実質的に純粋」な1−ブテンまた
はイソブテンから作られた重合体、そして1−ブテン、
2−ブテンおよびイソブテンの2つまたは3つ全部の混
合物から作られた重合体を包含する一般的な意味で用い
る。商業グレードのそのような重合体はまた他のオレフ
ィン類も少しではあるが含んでいる可能性がある。ま
た、例えば米国特許第4,152,499号そして西ド
イツ特許出願公開第29 04 314号などに記述さ
れている如き方法を用いて作られた、末端ビニリデン基
を有する重合体分子を比較的高い比率で有するいわゆる
高反応性のポリブチレン類も、長鎖アルキル置換フェノ
ール反応体の生成で用いるに適切である。
ブチレンでアルキル化すると生じる)が好適である。用
語「ポリブチレン」を、本明細書で特に明記しない限
り、「純粋」または「実質的に純粋」な1−ブテンまた
はイソブテンから作られた重合体、そして1−ブテン、
2−ブテンおよびイソブテンの2つまたは3つ全部の混
合物から作られた重合体を包含する一般的な意味で用い
る。商業グレードのそのような重合体はまた他のオレフ
ィン類も少しではあるが含んでいる可能性がある。ま
た、例えば米国特許第4,152,499号そして西ド
イツ特許出願公開第29 04 314号などに記述さ
れている如き方法を用いて作られた、末端ビニリデン基
を有する重合体分子を比較的高い比率で有するいわゆる
高反応性のポリブチレン類も、長鎖アルキル置換フェノ
ール反応体の生成で用いるに適切である。
【0015】そのようなヒドロキシ芳香族化合物のアル
キル化を、典型的には、アルキル化用触媒、例えばBF
3などの存在下、約50から約200℃の範囲の温度で
実施する。このようなフェノール化合物のベンゼン環上
の長鎖アルキル置換基は、ゲル浸透クロマトグラフィー
(GPC)で測定して約500から約3000(好適に
は約500から約2100)の数平均分子量(Mn)を
有するポリオレフィンから生じさせたものである。ま
た、この使用するポリオレフィンが示す多分散性(重量
平均分子量/数平均分子量)をGPCで測定して約1か
ら約4(好適には約1から約2)の範囲にするのも好適
である。
キル化を、典型的には、アルキル化用触媒、例えばBF
3などの存在下、約50から約200℃の範囲の温度で
実施する。このようなフェノール化合物のベンゼン環上
の長鎖アルキル置換基は、ゲル浸透クロマトグラフィー
(GPC)で測定して約500から約3000(好適に
は約500から約2100)の数平均分子量(Mn)を
有するポリオレフィンから生じさせたものである。ま
た、この使用するポリオレフィンが示す多分散性(重量
平均分子量/数平均分子量)をGPCで測定して約1か
ら約4(好適には約1から約2)の範囲にするのも好適
である。
【0016】本明細書の全体に渡って示すGPC方法の
クロマトグラフィー条件は下記の通りである:濃度が約
5mg/mL(重合体/安定剤を含まないテトラヒドロ
フラン溶媒)のサンプルを20μL用いてそれを100
0A、500Aおよび100Aカラムに1.0mL/分
の流量で注入する。流す時間は40分間である。示差屈
折率検出器を用いそして分子量が284から4080ダ
ルトンの範囲のポリイソブテン標準を基準にして較正を
行う。
クロマトグラフィー条件は下記の通りである:濃度が約
5mg/mL(重合体/安定剤を含まないテトラヒドロ
フラン溶媒)のサンプルを20μL用いてそれを100
0A、500Aおよび100Aカラムに1.0mL/分
の流量で注入する。流す時間は40分間である。示差屈
折率検出器を用いそして分子量が284から4080ダ
ルトンの範囲のポリイソブテン標準を基準にして較正を
行う。
【0017】本マンニッヒ洗浄剤は長鎖アルキルフェノ
ールから製造可能であり、好適にはそれから製造する。
しかしながら、他のフェノール化合物も使用可能であ
り、そのような化合物には、とりわけ、レゾルシノー
ル、ヒドロキノン、クレゾール、カテコール、キシレノ
ール、ヒドロキシジフェニル、ベンジルフェノール、フ
ェネチルフェノール、ナフトール、トリルナフトールを
高分子量のアルキルで置換することで誘導された誘導体
が含まれる。本マンニッヒ縮合生成物の製造で用いるに
好適な反応体はポリアルキルフェノール反応体、例えば
アルキル基の数平均分子量が500−1200のポリプ
ロピルフェノールおよびポリブチルフェノールなどであ
るが、最も好適なアルキル基は数平均分子量が約800
−1300の範囲のポリブチレンから誘導されたポリブ
チル基である。
ールから製造可能であり、好適にはそれから製造する。
しかしながら、他のフェノール化合物も使用可能であ
り、そのような化合物には、とりわけ、レゾルシノー
ル、ヒドロキノン、クレゾール、カテコール、キシレノ
ール、ヒドロキシジフェニル、ベンジルフェノール、フ
ェネチルフェノール、ナフトール、トリルナフトールを
高分子量のアルキルで置換することで誘導された誘導体
が含まれる。本マンニッヒ縮合生成物の製造で用いるに
好適な反応体はポリアルキルフェノール反応体、例えば
アルキル基の数平均分子量が500−1200のポリプ
ロピルフェノールおよびポリブチルフェノールなどであ
るが、最も好適なアルキル基は数平均分子量が約800
−1300の範囲のポリブチレンから誘導されたポリブ
チル基である。
【0018】そのようなアルキル置換ヒドロキシ芳香族
化合物の好適な構造配置は、パラ位が置換されているモ
ノアルキルフェノールの構造配置である。しかしなが
ら、マンニッヒ縮合反応で容易に反応する如何なるアル
キルフェノールも使用可能である。従って、環がアルキ
ル置換基を1つのみ有するか或は環がアルキル置換基を
2つ以上有するアルキルフェノール類から作られたマン
ニッヒ生成物も本発明で用いるに適切である。このよう
な長鎖アルキル置換基は残存不飽和をいくらか含み得る
が、一般的には、実質的に飽和状態のアルキル基であ
る。
化合物の好適な構造配置は、パラ位が置換されているモ
ノアルキルフェノールの構造配置である。しかしなが
ら、マンニッヒ縮合反応で容易に反応する如何なるアル
キルフェノールも使用可能である。従って、環がアルキ
ル置換基を1つのみ有するか或は環がアルキル置換基を
2つ以上有するアルキルフェノール類から作られたマン
ニッヒ生成物も本発明で用いるに適切である。このよう
な長鎖アルキル置換基は残存不飽和をいくらか含み得る
が、一般的には、実質的に飽和状態のアルキル基であ
る。
【0019】代表的なアミン反応体には、これらに限定
するものでないが、適切な反応性を示す第一級もしくは
第二級アミノ基を分子中に少なくとも1つ有するアルキ
レンポリアミン類が含まれる。このポリアミンに他の置
換基、例えばヒドロキシル、シアノ、アミドなどが存在
していてもかまわない。好適な態様におけるアルキレン
ポリアミンはポリエチレンポリアミンである。適切なア
ルキレンポリアミン反応体にはエチレンジアミン、ジエ
チレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエ
チレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、ヘキサ
エチレンヘプタミン、ヘプタエチレンオクタミン、オク
タエチレンノナミン、ノナエチレンデカミン、デカエチ
レンウンデカミン、そして上記アミン類の混合物が含ま
れ、それらの窒素含有量は、式H2N−(A−NH−)n
H[式中、Aは二価のエチレンでありそしてnは1から
10の整数である]で表されるアルキレンポリアミン類
のそれに相当する。また、相当するプロピレンポリアミ
ン類も適切な反応体である。このようなアルキレンポリ
アミン類はアンモニアとジハロアルカン類、例えばジク
ロロアルカン類などの反応で入手可能である。従って、
2から11モルのアンモニアと1から10モルのジクロ
ロアルカン(炭素原子数が2から6で異なる炭素原子上
に塩素が存在する)を反応させることで得られるアルキ
レンポリアミン類が適切なアルキレンポリアミン反応体
である。
するものでないが、適切な反応性を示す第一級もしくは
第二級アミノ基を分子中に少なくとも1つ有するアルキ
レンポリアミン類が含まれる。このポリアミンに他の置
換基、例えばヒドロキシル、シアノ、アミドなどが存在
していてもかまわない。好適な態様におけるアルキレン
ポリアミンはポリエチレンポリアミンである。適切なア
ルキレンポリアミン反応体にはエチレンジアミン、ジエ
チレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエ
チレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、ヘキサ
エチレンヘプタミン、ヘプタエチレンオクタミン、オク
タエチレンノナミン、ノナエチレンデカミン、デカエチ
レンウンデカミン、そして上記アミン類の混合物が含ま
れ、それらの窒素含有量は、式H2N−(A−NH−)n
H[式中、Aは二価のエチレンでありそしてnは1から
10の整数である]で表されるアルキレンポリアミン類
のそれに相当する。また、相当するプロピレンポリアミ
ン類も適切な反応体である。このようなアルキレンポリ
アミン類はアンモニアとジハロアルカン類、例えばジク
ロロアルカン類などの反応で入手可能である。従って、
2から11モルのアンモニアと1から10モルのジクロ
ロアルカン(炭素原子数が2から6で異なる炭素原子上
に塩素が存在する)を反応させることで得られるアルキ
レンポリアミン類が適切なアルキレンポリアミン反応体
である。
【0020】本発明の別の好適な態様におけるアミン
は、分子中に第一級アミノ基もしくは第二級アミノ基を
1つと第三級アミノ基を1つ有する脂肪族ジアミンであ
る。適切なポリアミン類の例にはN,N,N”,N”−
テトラアルキルジアルキレントリアミン類(末端の第三
級アミノ基が2つと中心の第二級アミノ基が1つ)、
N,N,N’,N”−テトラアルキルトリアルキレンテ
トラミン類(末端の第三級アミノ基が1つと内部の第三
級アミノ基が2つと末端の第一級アミノ基が1つ)、
N,N,N’,N”,N”’−ペンタアルキルトリアル
キレンテトラミン類(末端の第三級アミノ基が1つと内
部の第三級アミノ基が2つと末端の第二級アミノ基が1
つ)、N,N−ジヒドロキシアルキル−アルファ,オメ
ガ−アルキレンジアミン類(末端の第三級アミノ基が1
つと末端の第一級アミノ基が1つ)、N,N,N’−ト
リヒドロキシアルキル−アルファ,オメガ−アルキレン
ジアミン類(末端の第三級アミノ基が1つと末端の第二
級アミノ基が1つ)、トリス(ジアルキルアミノアルキ
ル)アミノアルキルメタン類(末端の第三級アミノ基が
3つと末端の第一級アミノ基が1つ)、そしてアルキル
基が同じか或は異なっていて各々が含む炭素原子数が典
型的に約12以下、好適には各々が含む炭素原子数が1
から4の同様な化合物が含まれる。最も好適には、上記
アルキル基はメチルおよび/またはエチル基である。好
適なポリアミン反応体はN,N−ジアルキル−アルフ
ァ,オメガ−アルキレンジアミン、例えばアルキレン基
中の炭素原子数が3から約6で各アルキル基(最も好適
には同じであるが異なっていてもよい)中の炭素原子数
が1から約12のものである。N,N−ジメチル−1,
3−プロパンジアミンが最も好適である。
は、分子中に第一級アミノ基もしくは第二級アミノ基を
1つと第三級アミノ基を1つ有する脂肪族ジアミンであ
る。適切なポリアミン類の例にはN,N,N”,N”−
テトラアルキルジアルキレントリアミン類(末端の第三
級アミノ基が2つと中心の第二級アミノ基が1つ)、
N,N,N’,N”−テトラアルキルトリアルキレンテ
トラミン類(末端の第三級アミノ基が1つと内部の第三
級アミノ基が2つと末端の第一級アミノ基が1つ)、
N,N,N’,N”,N”’−ペンタアルキルトリアル
キレンテトラミン類(末端の第三級アミノ基が1つと内
部の第三級アミノ基が2つと末端の第二級アミノ基が1
つ)、N,N−ジヒドロキシアルキル−アルファ,オメ
ガ−アルキレンジアミン類(末端の第三級アミノ基が1
つと末端の第一級アミノ基が1つ)、N,N,N’−ト
リヒドロキシアルキル−アルファ,オメガ−アルキレン
ジアミン類(末端の第三級アミノ基が1つと末端の第二
級アミノ基が1つ)、トリス(ジアルキルアミノアルキ
ル)アミノアルキルメタン類(末端の第三級アミノ基が
3つと末端の第一級アミノ基が1つ)、そしてアルキル
基が同じか或は異なっていて各々が含む炭素原子数が典
型的に約12以下、好適には各々が含む炭素原子数が1
から4の同様な化合物が含まれる。最も好適には、上記
アルキル基はメチルおよび/またはエチル基である。好
適なポリアミン反応体はN,N−ジアルキル−アルフ
ァ,オメガ−アルキレンジアミン、例えばアルキレン基
中の炭素原子数が3から約6で各アルキル基(最も好適
には同じであるが異なっていてもよい)中の炭素原子数
が1から約12のものである。N,N−ジメチル−1,
3−プロパンジアミンが最も好適である。
【0021】マンニッヒ縮合反応に参加し得る反応性を
示す第一級もしくは第二級アミノ基を1つとマンニッヒ
縮合反応には全く評価できる度合では直接的に参加し得
ない立体障害アミノ基を少なくとも1つ持つポリアミン
類の例には、これらに限定するものでないが、N−(t
−ブチル)−1,3−プロパンジアミン、N−ネオペン
チル−1,3−プロパンジアミン、N−(t−ブチル)
−1−メチル−1,2−エタンジアミン、N−(t−ブ
チル)−1−メチル−1,3−プロパンジアミン、1−
メチルピペラジンおよび3,5−ジ(t−ブチル)アミ
ノエチルピペラジンが含まれる。
示す第一級もしくは第二級アミノ基を1つとマンニッヒ
縮合反応には全く評価できる度合では直接的に参加し得
ない立体障害アミノ基を少なくとも1つ持つポリアミン
類の例には、これらに限定するものでないが、N−(t
−ブチル)−1,3−プロパンジアミン、N−ネオペン
チル−1,3−プロパンジアミン、N−(t−ブチル)
−1−メチル−1,2−エタンジアミン、N−(t−ブ
チル)−1−メチル−1,3−プロパンジアミン、1−
メチルピペラジンおよび3,5−ジ(t−ブチル)アミ
ノエチルピペラジンが含まれる。
【0022】本マンニッヒ分散剤の調製で用いるに適し
た代表的なアルデヒド類には、脂肪族アルデヒド類、例
えばホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオン
アルデヒド、ブチルアルデヒド、バレルアルデヒド、カ
プロアルデヒド、ヘプタアルデヒド、ステアルアルデヒ
ドが含まれる。使用可能な芳香族アルデヒド類にはベン
ズアルデヒドおよびサリチルアルデヒドが含まれる。本
明細書で用いるに適した説明的複素環式アルデヒド類は
フルフラールおよびチオフェンアルデヒドなどである。
また、ホルムアルデヒドを生じる反応体、例えばパラホ
ルムアルデヒドなど、またはホルムアルデヒド水溶液、
例えばホルマリンなども有用である。ホルムアルデヒド
またはホルマリンが最も好適である。
た代表的なアルデヒド類には、脂肪族アルデヒド類、例
えばホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオン
アルデヒド、ブチルアルデヒド、バレルアルデヒド、カ
プロアルデヒド、ヘプタアルデヒド、ステアルアルデヒ
ドが含まれる。使用可能な芳香族アルデヒド類にはベン
ズアルデヒドおよびサリチルアルデヒドが含まれる。本
明細書で用いるに適した説明的複素環式アルデヒド類は
フルフラールおよびチオフェンアルデヒドなどである。
また、ホルムアルデヒドを生じる反応体、例えばパラホ
ルムアルデヒドなど、またはホルムアルデヒド水溶液、
例えばホルマリンなども有用である。ホルムアルデヒド
またはホルマリンが最も好適である。
【0023】上記アルキル置換ヒドロキシ芳香族化合物
とアミン(類)とアルデヒドの縮合反応は約40から約
200℃の範囲の温度で実施可能である。この反応は塊
状(希釈剤も溶媒もなし)または溶媒もしくは希釈剤中
で実施可能である。この反応過程中に水が発生し、この
水は共沸蒸留で除去可能である。上記アルキル置換ヒド
ロキシ芳香族化合物とアルデヒドのモル比を1:1.2
5から約1:2、好適には1:1.25から1:1.7
5、最も好適には1:1.25から1:1.5の範囲に
しそして上記アルキル置換ヒドロキシ芳香族化合物と上
記アミンのモル比を約1:1.25から約1:2、好適
には1:1.25から約1:1.75、最も好適には
1:1.25から1:1.5の範囲にする。このような
比率を決定する時、上記アルキル置換ヒドロキシ芳香族
化合物を上記アルデヒドおよびアミン(類)と反応させ
る前に、それが示す活性パーセント(percent
activity)および分子量を分析する。この分析
の結果を反応の化学量論的計算で用いる。
とアミン(類)とアルデヒドの縮合反応は約40から約
200℃の範囲の温度で実施可能である。この反応は塊
状(希釈剤も溶媒もなし)または溶媒もしくは希釈剤中
で実施可能である。この反応過程中に水が発生し、この
水は共沸蒸留で除去可能である。上記アルキル置換ヒド
ロキシ芳香族化合物とアルデヒドのモル比を1:1.2
5から約1:2、好適には1:1.25から1:1.7
5、最も好適には1:1.25から1:1.5の範囲に
しそして上記アルキル置換ヒドロキシ芳香族化合物と上
記アミンのモル比を約1:1.25から約1:2、好適
には1:1.25から約1:1.75、最も好適には
1:1.25から1:1.5の範囲にする。このような
比率を決定する時、上記アルキル置換ヒドロキシ芳香族
化合物を上記アルデヒドおよびアミン(類)と反応させ
る前に、それが示す活性パーセント(percent
activity)および分子量を分析する。この分析
の結果を反応の化学量論的計算で用いる。
【0024】本発明で用いるに適した圧縮点火燃料には
ディーゼル、バイオディーゼル(biodiese
l)、ジェット燃料およびケロセン(kerosen
e)が含まれる。特に好適な圧縮点火燃料は、硫黄含有
量が0.2重量%未満、より好適には0.05重量%未
満の燃料である。
ディーゼル、バイオディーゼル(biodiese
l)、ジェット燃料およびケロセン(kerosen
e)が含まれる。特に好適な圧縮点火燃料は、硫黄含有
量が0.2重量%未満、より好適には0.05重量%未
満の燃料である。
【0025】本発明の他の面は、本明細書に記述する本
発明のいろいろな組成物を少量ブレンドしておいた圧縮
点火機関用燃料、そして本発明の燃料組成物を燃料とし
て圧縮点火機関に供給しそして/または上記機関を運転
することで上記機関内の付着物の量を最小限にするか或
は減少させる方法を包含する。
発明のいろいろな組成物を少量ブレンドしておいた圧縮
点火機関用燃料、そして本発明の燃料組成物を燃料とし
て圧縮点火機関に供給しそして/または上記機関を運転
することで上記機関内の付着物の量を最小限にするか或
は減少させる方法を包含する。
【0026】本燃料組成物にこの上に記述したマンニッ
ヒ分散剤に加えて補足的添加剤を含めることも可能であ
る。そのような補足的添加剤には、本発明の範囲外の分
散剤/洗浄剤、セタン改良剤、担体液、抗乳化剤、抗酸
化剤、消泡剤、防氷添加剤、殺生物剤、燃焼改良剤、ア
ルカリもしくはアルカリ土類金属洗浄剤、ドラグ低下剤
(drag reducers)、金属不活性化剤、潤
滑添加剤、染料、マーカー、防臭剤(odor mas
ks)、付臭剤および安定性改良剤が含まれる。
ヒ分散剤に加えて補足的添加剤を含めることも可能であ
る。そのような補足的添加剤には、本発明の範囲外の分
散剤/洗浄剤、セタン改良剤、担体液、抗乳化剤、抗酸
化剤、消泡剤、防氷添加剤、殺生物剤、燃焼改良剤、ア
ルカリもしくはアルカリ土類金属洗浄剤、ドラグ低下剤
(drag reducers)、金属不活性化剤、潤
滑添加剤、染料、マーカー、防臭剤(odor mas
ks)、付臭剤および安定性改良剤が含まれる。
【0027】以下に示す実施例および添付請求の範囲か
ら本発明の他の態様および他の特徴が明らかになるであ
ろう。
ら本発明の他の態様および他の特徴が明らかになるであ
ろう。
【0028】
【実施例】米国における受け入れを全ての度合で満足さ
せたただ1つのディーゼル洗浄性試験はCummins
L10試験である。候補品である添加剤を含有させた
燃料をCummins L10エンジンで125時間に
渡って実験する。この試験の最後に注入装置を取り出し
て下記の2つの量に関して評価する:流量損失(flo
w loss)およびプランジャー外観。流量損失の測
定は直接的であり、試験後の流量を試験前の流量と比較
して、その損失をパーセントとして表す。プランジャー
の等級付けはより主観的で、訓練を受けた等級付け者が
Coordinating Research Cou
ncil(CRC)プロトコルに従ってプランジャーを
目で検査して欠点を割り当てる。次に、6個の注入装置
に関する流量損失およびCRC等級の平均を取って試験
結果を得る。燃料に添加剤を添加することで望むのは平
均流量損失とCRC等級が低くなることである。
せたただ1つのディーゼル洗浄性試験はCummins
L10試験である。候補品である添加剤を含有させた
燃料をCummins L10エンジンで125時間に
渡って実験する。この試験の最後に注入装置を取り出し
て下記の2つの量に関して評価する:流量損失(flo
w loss)およびプランジャー外観。流量損失の測
定は直接的であり、試験後の流量を試験前の流量と比較
して、その損失をパーセントとして表す。プランジャー
の等級付けはより主観的で、訓練を受けた等級付け者が
Coordinating Research Cou
ncil(CRC)プロトコルに従ってプランジャーを
目で検査して欠点を割り当てる。次に、6個の注入装置
に関する流量損失およびCRC等級の平均を取って試験
結果を得る。燃料に添加剤を添加することで望むのは平
均流量損失とCRC等級が低くなることである。
【0029】ポリブチル(Mnが約950)フェノール
とホルムアルデヒドとN,N−ジメチル−1,3−プロ
パンジアミンを以下の表1に挙げるいろいろな比率で反
応させることを通してマンニッヒ分散剤の調製を行っ
た。分散剤を燃料1000バレル当たり40ポンド(P
TB)添加することで燃料組成物を調製して、それにL
10試験を受けさせた。
とホルムアルデヒドとN,N−ジメチル−1,3−プロ
パンジアミンを以下の表1に挙げるいろいろな比率で反
応させることを通してマンニッヒ分散剤の調製を行っ
た。分散剤を燃料1000バレル当たり40ポンド(P
TB)添加することで燃料組成物を調製して、それにL
10試験を受けさせた。
【0030】
【表1】
【0031】表2は米国特許第5,634,951号の
表7の抜粋である。この表に、ポリブチルフェノールと
ホルムアルデヒドとN,N−ジメチル−1,3−プロパ
ンジアミンをアミンとアルデヒドのモル比を変えて反応
させることで生じさせたマンニッヒ縮合生成物とガソリ
ンを含有する燃料組成物そしてそれが洗浄性[即ち吸気
弁付着物量(IVD)]に対して示す効果および基礎燃
料と比較した時のIVD低下向上パーセントを示す。
表7の抜粋である。この表に、ポリブチルフェノールと
ホルムアルデヒドとN,N−ジメチル−1,3−プロパ
ンジアミンをアミンとアルデヒドのモル比を変えて反応
させることで生じさせたマンニッヒ縮合生成物とガソリ
ンを含有する燃料組成物そしてそれが洗浄性[即ち吸気
弁付着物量(IVD)]に対して示す効果および基礎燃
料と比較した時のIVD低下向上パーセントを示す。
【0032】
【表2】
【0033】この上のデータは、本発明のマンニッヒ反
応生成物をディーゼル燃料で用いると予想外に向上した
結果が得られることを示している。このような結果は、
そのようにアミンとアルデヒドの含有量を高くすると洗
浄性能が悪化することを示すガソリン燃料で得られる相
当する結果を考慮すると、驚くべきことである。
応生成物をディーゼル燃料で用いると予想外に向上した
結果が得られることを示している。このような結果は、
そのようにアミンとアルデヒドの含有量を高くすると洗
浄性能が悪化することを示すガソリン燃料で得られる相
当する結果を考慮すると、驚くべきことである。
【0034】本発明はそれの実施でかなりの変形を受け
易い。従って、本発明を本明細書の上に示した具体的な
例示に限定するものでない。むしろ、本発明は法の問題
として認可されるそれの相当物を包含する添付請求の範
囲の精神および範囲内である。
易い。従って、本発明を本明細書の上に示した具体的な
例示に限定するものでない。むしろ、本発明は法の問題
として認可されるそれの相当物を包含する添付請求の範
囲の精神および範囲内である。
【0035】本特許権保有者は開示した全ての態様を公
に捧げることを意図するものでなく、その度合で、開示
した全ての修飾形または変形が本請求の範囲内に文字ど
おり入っていない可能性はあるが、それらも相当物の原
理の下で本発明の一部であると見なす。
に捧げることを意図するものでなく、その度合で、開示
した全ての修飾形または変形が本請求の範囲内に文字ど
おり入っていない可能性はあるが、それらも相当物の原
理の下で本発明の一部であると見なす。
【0036】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
ある。
【0037】1. 燃料組成物であって、(a)圧縮点
火内燃用燃料、および(b)(1)アルキル置換ヒドロ
キシ芳香族化合物と(2)低分子量のアルデヒドと
(3)アミンを上記アルキル置換ヒドロキシ芳香族化合
物と上記アルデヒドのモル比を1:1.25から約1:
2の範囲にしそして上記アルキル置換ヒドロキシ芳香族
化合物と上記アミンのモル比を約1:1.25から約
1:2の範囲にして反応させることで得られるマンニッ
ヒ分散剤添加剤、を含んで成る燃料組成物。
火内燃用燃料、および(b)(1)アルキル置換ヒドロ
キシ芳香族化合物と(2)低分子量のアルデヒドと
(3)アミンを上記アルキル置換ヒドロキシ芳香族化合
物と上記アルデヒドのモル比を1:1.25から約1:
2の範囲にしそして上記アルキル置換ヒドロキシ芳香族
化合物と上記アミンのモル比を約1:1.25から約
1:2の範囲にして反応させることで得られるマンニッ
ヒ分散剤添加剤、を含んで成る燃料組成物。
【0038】2. 上記フェノールと上記アミンの上記
比率が約1:1.25から約1:1.75の範囲である
第1項記載の燃料組成物。
比率が約1:1.25から約1:1.75の範囲である
第1項記載の燃料組成物。
【0039】3. 上記アルキル置換ヒドロキシ芳香族
化合物がアルキル置換フェノールである第1項記載の燃
料組成物。
化合物がアルキル置換フェノールである第1項記載の燃
料組成物。
【0040】4. 上記アルキル置換フェノールがポリ
ブチルフェノールである第3項記載の燃料組成物。
ブチルフェノールである第3項記載の燃料組成物。
【0041】5. 上記アルキル置換フェノールがポリ
プロピルフェノールである第3項記載の燃料組成物。
プロピルフェノールである第3項記載の燃料組成物。
【0042】6. 上記アルデヒドがホルムアルデヒド
である第1項記載の燃料組成物。
である第1項記載の燃料組成物。
【0043】7. 上記アミンがN,N−ジメチル−
1,3−プロパンジアミンである第1項記載の燃料組成
物。
1,3−プロパンジアミンである第1項記載の燃料組成
物。
【0044】8. 上記アミンが少なくとも1種のポリ
アルキレンポリアミンを含んで成る第1項記載の燃料組
成物。
アルキレンポリアミンを含んで成る第1項記載の燃料組
成物。
【0045】9. 上記圧縮点火燃料がディーゼル、バ
イオディーゼル、ジェット燃料およびケロセンから成る
群から選択される第1項記載の燃料組成物。
イオディーゼル、ジェット燃料およびケロセンから成る
群から選択される第1項記載の燃料組成物。
【0046】10. 上記圧縮点火燃料が0.2重量%
未満の硫黄含有量を有する第9項記載の燃料組成物。
未満の硫黄含有量を有する第9項記載の燃料組成物。
【0047】11. 上記燃料組成物が本発明の範囲外
の分散剤/洗浄剤、セタン改良剤、担体液、抗乳化剤、
抗酸化剤、消泡剤、防氷添加剤、殺生物剤、燃焼改良
剤、アルカリもしくはアルカリ土類金属洗浄剤、ドラグ
低下剤、金属不活性化剤、潤滑添加剤、染料、マーカ
ー、防臭剤、付臭剤および安定性改良剤から成る群から
選択される少なくとも1種の添加剤を更に含んで成る第
1項記載の燃料組成物。
の分散剤/洗浄剤、セタン改良剤、担体液、抗乳化剤、
抗酸化剤、消泡剤、防氷添加剤、殺生物剤、燃焼改良
剤、アルカリもしくはアルカリ土類金属洗浄剤、ドラグ
低下剤、金属不活性化剤、潤滑添加剤、染料、マーカ
ー、防臭剤、付臭剤および安定性改良剤から成る群から
選択される少なくとも1種の添加剤を更に含んで成る第
1項記載の燃料組成物。
【0048】12. 圧縮点火内燃機関における付着を
最小限にするか或は減少させる方法であって、上記機関
の運転で第1項記載の燃料を燃料として供給することを
含む方法。
最小限にするか或は減少させる方法であって、上記機関
の運転で第1項記載の燃料を燃料として供給することを
含む方法。
Claims (2)
- 【請求項1】 燃料組成物であって、(a)圧縮点火内
燃用燃料、および(b)(1)アルキル置換ヒドロキシ
芳香族化合物と(2)低分子量のアルデヒドと(3)ア
ミンを上記アルキル置換ヒドロキシ芳香族化合物と上記
アルデヒドのモル比を1:1.25から約1:2の範囲
にしそして上記アルキル置換ヒドロキシ芳香族化合物と
上記アミンのモル比を1:1.25から約1:2の範囲
にして反応させることで得られるマンニッヒ分散剤添加
剤、を含んで成る燃料組成物。 - 【請求項2】 圧縮点火内燃機関における付着を最小限
にするか或は減少させる方法であって、上記機関の運転
で請求項1記載の燃料を燃料として供給することを含む
方法。
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A02 | Decision of refusal |
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