JP2000177543A - 拭き取り装置付きドアミラ― - Google Patents

拭き取り装置付きドアミラ―

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JP2000177543A
JP2000177543A JP10375060A JP37506098A JP2000177543A JP 2000177543 A JP2000177543 A JP 2000177543A JP 10375060 A JP10375060 A JP 10375060A JP 37506098 A JP37506098 A JP 37506098A JP 2000177543 A JP2000177543 A JP 2000177543A
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JP
Japan
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door mirror
mirror
spur gear
wiping device
door
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Application number
JP10375060A
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English (en)
Inventor
Shuichi Osawa
秀一 大澤
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CHUO DENSETSU KK
Original Assignee
CHUO DENSETSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な動力源を設けずにドアミラーの拭き取
り装置を実現する。 【解決手段】 ボディ側に固定される歯車3をドアミラ
ーDの揺動中心と同心に設けると共に、この歯車と噛合
する従動歯車5、6、8をドアミラー内に回転自在に軸
支し、ドアミラーの揺動時の従動歯車の回転によりドア
ミラーのミラー面に設けた拭き取り装置10A、10
B、11を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車のドアミラ
ーに関し、より詳細には水滴や雪等の拭き取り装置を設
けたドアミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】降雨時や降雪時に自動車のウインドーの
みならず、ドアミラーにもワイパー等の拭き取り装置を
設けることは有用で、従来そのような発明が公知であっ
た(例えば、実開平3−88970等)。そして、この
種の従来技術においては、独立したモータを駆動源とす
る駆動ユニットをドアミラー内に収容し、これによりワ
イパーを往復運動させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現代におい
ては自動車の各部材は自動化が進んでおり、ドアーミラ
ーに関しても電動可倒機構の他、ミラー面の電動調節装
置を備えることはほぼ標準化している。そこで、ここに
ワイパーのために新たにモータを駆動源とする駆動ユニ
ットをドアーミラー内に設けることは、ドアミラーをい
たずらに大型化するおそれがあり好ましくなかった。
又、大型化させないまでも、質量が増大することは避け
られず、ドアーミラーと歩行者との接触時のダメージを
大きくするおそれがありやはり好ましくなかった。
【0004】一方、ミラーハウジング内部にミラー端面
が後退し、進行方向に対し後方を向いているドアーミラ
ーの場合はフロントウインドーと異なり走行中に水滴や
雪が付着して視界を妨げるケースは少なく、駐車中や停
車中に付着して視界を妨げるケースが殆どである。よっ
て、フロントウインドーのワイパーのように拭き取り装
置を頻繁に往復動させる必要はなく、一往復程度で充分
所期の目的を達することができ、フロントウインドー用
のワイパーをそのまま小型化した従来のドアーミラー用
のワイパーは過剰装備であった。反面、降雪時に長時間
駐車した場合はミラー面に厚い雪や場合によっては薄氷
の膜が形成されやすく、強力なモータを拭き取り装置の
駆動源としないと抵抗力によりモータが焼き切れるおそ
れがあり、モータを大型化しなくてはならず、駆動ユニ
ットに求められる前記の要請に反することとなった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は以上の従来技
術の問題点に鑑みて創作されたものであり、以上のドア
ミラーの拭き取り装置に特有の問題点を解消した拭き取
り装置付きドアミラーを提供することを目的とする。
【0006】即ち、この発明の拭き取り装置付きドアミ
ラーは自動車のボディに対して揺動することにより可倒
するドアミラーにおいて、揺動運動を利用してドアミラ
ーのミラー面に設けた拭き取り装置を駆動することを特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明のドアミラーの最大の特
徴は、可倒式ドアミラーの構造に着目し、拭き取り装置
自体の独立した駆動源を持たずに、ドアミラーの揺動運
動を利用して拭き取り装置を駆動する点にある。具体的
な手段の一例としては、ボディ側に固定される歯車をド
アミラーの揺動中心と同心に設けると共に、この歯車と
噛合する従動歯車をドアミラー内に回転自在に軸支し、
ドアミラーの揺動時の従動歯車の回転によりドアミラー
のミラー面に設けた拭き取り装置を駆動する機構が挙げ
られる。この場合、ドアミラーの揺動は電動によるもの
の他、手動によるものであってもよい。
【0008】以下、この発明の具体的実施例を添付図面
に基づいて説明する。図1乃至4はこの発明の第1実施
例を示す図である。この実施例においてはドアミラーD
のミラーMの幅方向に往復運動自在にワイヤー(又はベ
ルト)10A、10Bにより支持されるブレード11を
設けると共に、ボディ側に固定される平歯車3と噛合す
る平歯車5、6、8の回転により駆動される回転体9
A、9Bにこのワイヤー(又はベルト)を掛け渡すこと
によりドアミラーの揺動運動をブレード11の往復運動
に変換している。以下、この詳細を説明する。
【0009】図中符合1は自動者のボデイ側に固定され
るドアミラーDのステーであり、このステーにはドアミ
ラーの揺動の中心となる軸2が固定されると共にこの軸
2には大平歯車3が回転不能に固定される。この大平歯
車3に対してドアミラーDの内部に回転自在に軸支され
る小平歯車5が噛合し、この小平歯車5に対して大平歯
車6が軸4を共通として固定される。この大平歯車6に
はやはりドアミラーDの内部に回転自在に軸支される小
平歯車8が噛合し、この小平歯車8に対して回転体9
A、9Bが軸7を共通として上下に固定される。
【0010】回転体9A、9Bはそれらに掛け渡される
上下のワイヤー10A、10Bに動力を伝達するプーリ
ー状のものである。ワイヤー10A、10Bはドアミラ
ー内に配された案内車11A・12A・13A・14
A、11B・12B・13B・14B(11B乃至14
Bは図示せず)に掛け渡されることによりミラーMの周
囲を囲繞するものであり、上下のワイヤー10A、10
BのミラーMのミラー面に位置する箇所に弾性素材(こ
こではゴムを採用)よりなるブレード11がミラー面に
接するように支持される。
【0011】以上の構成よりなるこの実施例のドアーミ
ラーにおいては、ステー1に対するドアミラーDの揺動
によりワイヤー10A、10Bに支持されたブレード1
1がミラーMの巾方向に対して往復摺動する。よって、
ドアミラーDの可倒範囲の揺動に対しワイヤー10A、
10BがミラーMの巾の距離分移動するように歯車列の
比率を設定すると共に、ドアミラーの開放時においてブ
レード11がミラーMの一端に位置するように設定すれ
ば(図2参照)、ドアミラーの揺動に伴いブレード11
がミラー面上を摺動し(図3参照)、水滴や雪を拭き取
る作用を生じることとなる。
【0012】次に、図3はこの発明の第2実施例を示す
図である。この実施例においてはミラーMに対し揺動運
動するワイパーWを設けると共に、ボディ側に固定され
るウォーム歯車21と噛合する平歯車23の回転により
駆動されるクランク24をロッド26を介してワイパー
の揺動軸29と共軸の揺動レバー30に連結することに
よりドアミラーの揺動運動をワイパーの揺動運動に変換
している。以下、この詳細を説明する。
【0013】図中符合1は自動者のボデイ側に固定され
るドアミラーDのステーであり、このステーにはドアミ
ラーの揺動の中心となる軸20が固定されると共にこの
軸20にはウォーム歯車21が回転不能に固定される。
このウォーム歯車21にドアミラーDの内部に回転自在
に軸支される平歯車23が直交して噛合し、この平歯車
23に対してクランク24が軸22を共通として固定さ
れる。クランク24の偏心位置にはピン25によりロッ
ド26の一端が軸支されると共に、このロッドの他端は
ドアミラーDの内部に回転自在に軸支される揺動レバー
30の偏心位置にピン31により軸支される。
【0014】一方、ワイパーWは揺動軸29により揺動
するアーム28と、その先端に設けられるミラーMへの
摺接面を弾性素材としたブレード27から構成され、こ
のアームに対して揺動軸29を共通とする前記の揺動レ
バー30が固定される。
【0015】以上の構成よりなるこの実施例のドアーミ
ラーにおいては、ステー1に対するドアミラーDの揺動
により平歯車23が回転し、前記のリンク機構を介して
ワイパーWがミラーMに対して揺動方向に摺動する。よ
って、ドアミラーDの可倒範囲の揺動に対しワイパーW
がミラーMの上下の距離分揺動するように歯車の比率及
びリンク機構を設定すると共に、ドアミラーの開放時に
おいてワイパーのブレード27がミラーMの一端に位置
するように設定すれば(図5参照)、ドアミラーの揺動
に伴いブレード27がミラー面上を摺動し、水滴や雪を
拭き取る作用を生じることとなる。
【0016】以上の2つの実施例においては、可倒のた
めのドアミラーの揺動は電動でも手動でもよいことは前
記した通りである。しかしながら、この場合、手で強制
的にドアミラーを倒す(揺動させる)手動の場合の方が
より強いトルクを拭き取り装置に与えることができ、発
明が解決しようとする課題の項で説明したミラー面に厚
い雪や薄氷の膜が形成された場合の拭き取り装置の駆動
に最適である。そこで、電動式のドアーミラーであって
も、モータによる揺動と、手動による揺動を選択可能と
する機構を設けることは特に有用である。
【0017】
【発明の効果】以上の構成よりなるこの発明の拭き取り
装置付きドアミラーは次の特有の効果を奏する。 ドアミラーの可倒機構に着目し、その揺動運動を利用
して拭き取り装置の駆動を行うので特別な動力源が不要
となり、拭き取り機能の付加によりドアミラーが大型化
したり重量化することがない。
【0018】揺動が手動式のドアーミラーや手動を選
択できる電動式のドアーミラーの場合は、モータを動力
源とした場合に比し強いトルクを拭き取り装置に与える
ことができ、ミラー面に厚い雪や薄氷の膜が形成された
場合でも拭き取りが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の拭き取り装置付きドアミラーの要
部の分解斜視図。
【図2】 この発明の拭き取り装置付きドアミラーの一
部切り欠き正面図。
【図3】 この発明の拭き取り装置付きドアミラーの一
部切り欠き正面図。
【図4】 この発明の拭き取り装置付きドアミラーの正
面図。
【図5】 この発明の拭き取り装置付きドアミラーの第
2実施例の一部切り欠き正面図。
【符号の説明】
D ドアーミラー M ミラー 11 (拭き取り装置の)ブレード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のボディに対して揺動することに
    より可倒するドアミラーにおいて、揺動運動を利用して
    ドアミラーのミラー面に設けた拭き取り装置を駆動する
    ことを特徴とする拭き取り装置付きドアミラー。
  2. 【請求項2】 ボディ側に固定される歯車をドアミラー
    の揺動中心と同心に設けると共に、この歯車と噛合する
    従動歯車をドアミラー内に回転自在に軸支し、ドアミラ
    ーの揺動時の従動歯車の回転によりドアミラーのミラー
    面に設けた拭き取り装置を駆動する請求項1記載の拭き
    取り装置付きドアミラー。
  3. 【請求項3】 ミラー面の幅方向に往復運動自在にワイ
    ヤー又はベルトにより支持されるブレードを設けると共
    に、ボディ側に固定される平歯車と噛合する平歯車の回
    転により駆動される回転体にこのワイヤー又はベルトを
    掛け渡した請求項1又は2記載の拭き取り装置付きドア
    ミラー。
  4. 【請求項4】 ミラー面に対し揺動自在のワイパーを設
    けると共に、ボディ側に固定されるウォーム歯車と噛合
    する平歯車の回転により駆動されるクランクをロッドを
    介してワイパーの揺動軸と共軸の揺動レバーに連結した
    請求項1又は2記載の拭き取り装置付きドアミラー。
  5. 【請求項5】 モータを動力源としてドアミラーをボデ
    ィに対して揺動させる請求項1から4の何れかに記載の
    拭き取り装置付きドアミラー。
  6. 【請求項6】 モータによる揺動と、手動による揺動を
    選択可能とした請求項5記載の拭き取り装置付きドアミ
    ラー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100432002B1 (ko) * 2001-07-13 2004-05-17 기아자동차주식회사 자동차 사이드 미러의 빗물 제거장치
WO2005019006A1 (en) * 2003-08-20 2005-03-03 Je Don Kim Automatic apparatus for removing raindrops and mist on automobile side mirror
CN100411921C (zh) * 2006-08-29 2008-08-20 林江分 车辆后视镜雨刷结构
JP5952477B1 (ja) * 2015-08-24 2016-07-13 藤田 保宏 ワイパー装置

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