JP2000177462A - 車両用アームレスト装置 - Google Patents

車両用アームレスト装置

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JP2000177462A
JP2000177462A JP10361470A JP36147098A JP2000177462A JP 2000177462 A JP2000177462 A JP 2000177462A JP 10361470 A JP10361470 A JP 10361470A JP 36147098 A JP36147098 A JP 36147098A JP 2000177462 A JP2000177462 A JP 2000177462A
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lid body
box body
hinge
hinge pin
armrest device
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Tsutomu Oda
田 勉 小
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Ikeda Corp
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Ikeda Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リッド体を左右両方向から開閉できる車両用
アームレスト装置において、ロック機構部分の構成を簡
素化することにより、コストダウンを図る一方、使い勝
手をよくする。 【解決手段】 ボックス体30の上面側開口の4隅部に
ヒンジ軸Pの前後側を構成するヒンジピン35を設ける
一方、リッド体40の内面には、前記ヒンジピン35を
収容する凹部43を設け、リッド体40内部に幅方向に
摺動可能で且つ外側方向にバネ付勢された長尺状の拘束
部材50を設置し、ヒンジピン35のロック時には、凹
部43内に拘束部材50の長手方向両端末を入り込ませ
てヒンジピン35を拘束する一方、拘束部材50と一体
化したロック解除ノブ52を押圧操作することにより、
拘束部材50を凹部43から外部に移行させて、ヒンジ
ピン35をリッド体40の凹部43から離脱可能し、他
方側を開放可能として、左右両開きを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用アームレス
ト装置に係り、車両用シート等に設置され、内部に小物
等を収容できるボックス体と、このボックス体の上面開
口を着脱自在に蓋するリッド体とから構成され、ボック
ス体の左右両側に設定したヒンジ軸を基にリッド体を左
右両方向から開閉できるようにした車両用アームレスト
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアームレスト装置としては、例え
ば、図10に示すように、アームレスト装置1は、小物
等を収容できるボックス体2の上面開口を蓋するリッド
体3を蝶番2aを介してボックス体2に開閉可能に取付
けて構成されている。そして、このアームレスト装置1
は、車両用シート4の略中央部に装着されており、蝶番
2aの反対側を操作部としてリッド体3の開閉操作を行
なっている。
【0003】また、最近では、左右側に着座する乗員が
リッド体の開閉操作を平等に行なえるように、図11に
示す左右両開き可能なアームレスト装置5が提案されて
いる。このアームレスト装置5は、ボックス体2の左右
両側に夫々ヒンジ軸が設定され、リッド体3は、左右の
各ヒンジ軸を基に左右両方向に開閉できる。そして、こ
のアームレスト装置5におけるロック操作並びにロック
解除操作を簡単に説明すると、図12に示すように、リ
ッド体3の内面側には、夫々両側縁部にフロント側とリ
ヤ側に夫々ロックピン6a,6bが前後方向に摺動可能
に内装されており、フロント側のロックピン6aはフロ
ント側にバネ付勢されると共に、リヤ側のロックピン6
bはリヤ側にバネ付勢されている。
【0004】更に、前記リッド体3がボックス体2に装
着されている状態では、ロックピン6a,6bはボック
ス体2のロック孔内に侵入し、ヒンジ軸として機能して
おり、リッド体3を開放操作する際には、ロック解除部
材7の操作部7aを内側へ押圧すれば、ロック解除部材
7に設けられている傾斜状のガイド孔7b,7c内に端
末が嵌まり込んでいるロックピン6a,6bが内側へ引
き寄せられることにより、ロックピン6a,6bはボッ
クス体2のロック孔から外れ、リッド体3の開放操作が
可能となる。
【0005】従って、ロック解除部材7を操作して、左
右いずれか一方側のロックを解除すれば、他方側はロッ
クピン6a,6bがボックス体2に入り込んでおり、ヒ
ンジ軸として機能しているため、リッド体3の開放が可
能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の左右
両方向に開閉可能なアームレスト装置5においては、ロ
ック機構部分の構成として、リッド体3の両側部に夫々
2本のロックピン6a,6bと、それを一方向に付勢す
る復帰バネや、傾斜状のガイド孔7b,7cを備えたロ
ック解除部材7及びこのロック解除部材7を付勢する付
勢バネが必要であり、ロック機構部の構成部品が多く、
コストアップを招来するという問題点が指摘されてい
る。
【0007】更に、リッド体3の開閉操作についても、
ロック解除部材7の操作部7aを内側に押圧して、ロッ
クを解除する際、ロックピン6a,6bは夫々長手方向
内側に沿って摺動するため、操作方向とロックピン6
a,6bの移動方向が異なり、操作力をロック解除方向
に有効に作用させることができず、また、リッド体3を
閉鎖する際にも、ロック解除部材7の操作部7aを内側
に押圧した状態でボックス体2の上面に重ね、その後、
ロック解除部材7の操作部7aから手を離して、ロック
操作を行なわなければならず、ロック操作、並びにロッ
ク解除操作が面倒であり、使い勝手上好ましいものとは
いえなかった。
【0008】本発明の目的は、車両用シート等に設置さ
れ、リッド体を左右両方向に開閉できる車両用アームレ
スト装置に係り、特に、構造が簡素化できると共に、リ
ッド体の開閉操作時における操作性を高め、使い勝手に
優れた車両用アームレスト装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用アームレスト装置は、車両用シート等に設置され、内
部に小物等を収容できるボックス体と、このボックス体
の上面開口を着脱自在に蓋するリッド体とから構成さ
れ、ボックス体の左右両側に設定したヒンジ軸を基にリ
ッド体を左右両方向から開閉できるようにした車両用ア
ームレスト装置において、前記ボックス体の上面4隅部
にヒンジピンが設けられ、このヒンジピンによりボック
ス体の両側縁部にリッド体の開閉中心となるヒンジ軸が
設定されると共に、リッド体の内面には、上記ヒンジピ
ンを収容する凹部が開設され、リッド体の両側部には、
幅方向に摺動可能で且つ外側方向に向けてバネ付勢され
る長尺状の拘束部材が内挿され、凹部内に拘束部材を侵
入させてヒンジピンを拘束する一方、拘束部材と一体化
したロック解除ノブを操作することにより、拘束部材を
凹部から外部に移行させ、ヒンジピンをリッド体の凹部
から離脱可能とすることにより、リッド体の開閉を可能
としたことを特徴とする。
【0010】従って、請求項1に記載の発明によれば、
リッド体をボックス体に装着した状態では、ボックス体
の上面4隅部に設けられているヒンジピンがリッド体の
凹部内に収容され、且つ凹部からヒンジピンが脱落する
ことがないように拘束部材により拘束されているため、
前後側のヒンジピンを結ぶラインに沿って2つのヒンジ
軸が形成されている。
【0011】そして、リッド体を開放操作する際には、
ロック解除ノブを内側に押圧すれば、長尺状の拘束部材
は長手方向と直交する方向、即ち幅方向に沿って内側に
摺動し、拘束部材の両端末は切欠を通して凹部外に位置
することにより、ヒンジピンはリッド体の凹部から脱落
可能な状態となり、この状態において他方縁部のヒンジ
軸を基にロックを解除した側のリッド体縁部を持ち上げ
れば、簡単に開放操作できる。
【0012】従って、ロック解除機構部分の構成とし
て、ボックス体にヒンジピンが設けられ、リッド体側に
はヒンジピンを収容する凹部と、リッド体内部に摺動可
能で且つロック方向にバネ付勢された長尺状の拘束部材
が設置されるという簡単な構成であるため、ロック機構
部分の構造を簡素化できる。また、金属材からなるヒン
ジピンをボックス体側に設けたため、リッド体の構造を
簡素化且つ軽量化することができる。
【0013】また本発明の請求項2に記載の車両用アー
ムレスト装置は、拘束部材の両端末には、ボックス体と
対向する面が外方に向けてテーパーとなる傾斜面に設定
されていることにより、開放状態のリッド体を閉鎖する
際、ヒンジピンと拘束部材の傾斜面とが当接し、拘束部
材が切欠を通して凹部外にガイドされ、凹部内の所定箇
所にヒンジピンが収容された時、拘束部材が復帰バネに
より凹部内に位置し、ヒンジピンを拘束することによ
り、ロック状態となることを特徴とする。
【0014】従って、請求項2に記載の発明によれば、
長尺状の拘束部材のフロント、リヤ側端末は、ボックス
体と対向する面に傾斜面が設定されているため、開放状
態にあるリッド体をボックス体に対して閉鎖する際、拘
束部材の傾斜面にヒンジピンが当たるため、リッド体を
閉鎖方向に押し込めば、拘束部材はヒンジピンに押圧さ
れて内側に逃げ、ヒンジピンがリッド体の凹部内に確実
に収容された後に復帰バネにより拘束部材がヒンジピン
を拘束する位置まで凹部内に入り込むという構成である
ため、従来のようにリッド体の閉鎖操作時、ロック解除
部材をその都度操作する必要がなく、リッド体を閉鎖す
るだけで確実にロック状態を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る車両用アームレ
スト装置を図面を参照して詳述する。図1は本発明に係
るアームレスト装置をリヤシートに設置した実施形態を
示す全体図、図2は本発明に係るアームレスト装置を示
す外観図、図3は本発明に係るアームレスト装置におけ
るボックス体とリッド体とを示す分解斜視図、図4は本
発明に係るアームレスト装置におけるボックス体の要部
構成を示す断面図、図5は本発明に係るアームレスト装
置におけるリッド体を内面側からみた平面図、図6,図
7は本発明に係るアームレスト装置におけるリッド体の
要部構成を示す各断面図、図8は本発明に係るアームレ
スト装置におけるリッド体の開放状態を示す説明図、図
9(a),(b)は本発明に係るアームレスト装置にお
けるリッド体の閉鎖状態を示す説明図である。
【0016】図1において、車両のリヤシート10は、
3人掛けタイプであり、乗員が着座するシートクッショ
ン11と、乗員の背もたれ部となるシートバック12と
から構成されている。
【0017】そして、本発明に係る車両用アームレスト
装置20は、このリヤシート10に設置されており、シ
ートバック12の略中央に設けられている収納部13内
に非使用時は収納されており、使用時においては前倒し
状態でシートクッション11上に略水平状に設置して使
用される。従って、収納部13の奥のフレームにはアー
ムレスト装置20を回動可能に支持する一対の支持ブラ
ケット14が取付けられている。
【0018】次に、このアームレスト装置20の構成に
ついて図2乃至図7に基づいて説明する。まず、アーム
レスト装置20は、ボックス体30とリッド体40とか
ら大略構成されており、ボックス体30は、図3及び図
4に示すように、前後方向に長い直方体形状をなしてお
り、ボックス本体部31とボックス本体部31の内面に
沿って取付けられる容器状の内面プレート32とから構
成され、この内面プレート32の下部に形成される物入
れ空間33内に小物類を収容できる。
【0019】更に詳しくは、図4に示す如く、ボックス
本体部31は、PP樹脂等の合成樹脂材からなる芯材3
1aの表面にクッション性を備えたポリウレタンフォー
ム等のパッド材31bを積層し、表面には、塩ビシー
ト,クロス等の表皮材31cを表装して、良好な感触を
得ると共に、リヤシート10との一体感を現出する構成
になっている。
【0020】そして、ボックス体30における内面プレ
ート32の上端には、フロント側及びリヤ側にフランジ
34が形成されており、各フランジ34の左右側にL字
状に曲成した金属ロッドからなるヒンジピン35が取付
けられており、このヒンジピン35は、前後側において
夫々水平部35aの端末が対向しており、両者を結ぶラ
インがリッド体40を開閉操作する際のヒンジ軸(図3
中点線で示すP)を構成することになる。
【0021】次に、図5乃至図7に基づいて、リッド体
40の構成について説明する。このリッド体40の構成
についても、ボックス体30の基本構成と同様に、リッ
ド本体部41と内面プレート42との2層構造を採用し
ており、クッション性や手触り感及び外観性能を高めた
構成となっている。
【0022】即ち、図6に示す如く、リッド本体部41
は、PP樹脂等の合成樹脂からなる芯材41aの表面に
ポリウレタンフォーム等のパッド材41bを積層し、更
にその表面に塩ビシートやクロス等からなる表皮材41
cを被包して構成されており、このリッド本体部41の
内面に適宜間隔をあけて、PP樹脂等の合成樹脂材から
なる内面プレート42が取付けられている。
【0023】そして、リッド体40の内面プレート42
には、ボックス体30のヒンジピン35を収容するL字
状の凹部43が凹設されている。この凹部43は、ヒン
ジ軸Pに沿うヒンジ軸収容部43aと、リッド体40の
開閉操作時、ヒンジピン35との干渉を避ける回動許容
部43bとから構成され、後述する拘束部材が凹部43
内を出入りするための切欠44がヒンジ軸収容部43a
の内壁面側に形成されている。
【0024】更に、図5及び図7に示すように、リッド
体40のリッド本体部41と内面プレート42との間に
は、ヒンジ軸Pと平行に長尺状の拘束部材50が内挿さ
れており、この拘束部材50は、リッド体40の左右側
に一対設けられているが、各拘束部材50は、軸部51
を介してロック解除ノブ52が一体化されており、リッ
ド体40の内面プレート42からリッド本体部41に向
けて垂直に延びる壁部45の軸孔45a内に軸部51が
挿入され、復帰バネ53が軸部51の外周に巻装されて
いるため、この復帰バネ53のバネ力により拘束部材5
0は常に図7中矢印方向、即ちロック方向にバネ付勢さ
れている。
【0025】従って、ボックス体30にリッド体40を
装着した状態では、図6に示すように、リッド体40の
内面プレート42に形成されている凹部43内にボック
ス体30のヒンジピン35が収容されており、且つ、凹
部43からヒンジピン35が脱落しないように、拘束部
材50が凹部43内に侵入し復帰バネ53によりバネ付
勢されているため、ヒンジピン35は凹部43内で確実
にロックされ、ロック状態が維持される。
【0026】このように、本発明に係るアームレスト装
置20は、ボックス体30に対してリッド体40がロッ
ク状態で装着されるが、リッド体40を開放するには、
リッド体40の左右対称位置に位置するロック解除ノブ
52の一方側を図8中矢印aで示す如く、内側へ押圧操
作すれば、復帰バネ53のバネ圧に対して拘束部材50
が内側にスライドして、拘束部材50のフロント及びリ
ヤ側端末は、凹部43の切欠44を通じて凹部43から
外部に外れ、ヒンジピン35の拘束が解除されるため、
ヒンジピン35は凹部43から離脱可能となり、図8中
矢印bで示すように、リッド体40は開放操作が可能と
なる。この時、リッド体40の回動中心は、他方側の両
側縁に設置される前後側のヒンジピン35を繋ぐライン
で形成されるヒンジ軸Pとなる。
【0027】本発明に係るアームレスト装置20は、ボ
ックス体30の上面開口近傍の4隅部にヒンジピン35
を設けると共に、リッド体40は、ヒンジピン35を収
容する凹部43を設ける一方、拘束部材50を摺動可能
に設置し、この拘束部材50は長手方向両端末がヒンジ
ピン35のロック状態を拘束するように復帰バネ53に
よりバネ付勢されており、拘束部材50と一体化したロ
ック解除ノブ52を押圧することにより、ヒンジピン3
5が凹部43から脱落可能な状態となり、リッド体40
の開放操作を可能にするという構成である。
【0028】従って、ボックス体30側にはヒンジピン
35を設置して、リッド体40には左右側に夫々幅方向
に摺動可能な拘束部材50を復帰バネ53により外側に
付勢させるように設置するという簡易な構成であるた
め、従来構造のものに比べ、ロック機構部分の部品点数
が削減でき、ロック機構部品の組付け工数も軽減でき、
コストダウンを招来すると共に、ヒンジピン35をボッ
クス体30側に設けたため、リッド体40を軽量化させ
ることができ、リッド体40の開閉操作における作業性
が向上する。
【0029】次に、開放状態のリッド体40を閉鎖させ
る操作について説明すると、まず、リッド体40の開放
時には、図9(a)に示すように、ボックス体30のヒ
ンジピン35は、リッド体40の内面プレート42に設
けた凹部43から外れており、この凹部43内には、拘
束部材50の前後側端末部分が位置しており、リッド体
40をボックス体30に対して蓋した状態では、点線で
示すように、ヒンジピン35の水平部35aは、凹部4
3内の拘束部材50の傾斜面50aと当接する。
【0030】そして、この状態でリッド体40を下方に
押し下げれば、ヒンジピン35は拘束部材50の傾斜面
50a上に沿ってガイドされ、拘束部材50は凹部43
の切欠44を通じて内方に移動し、図9(b)に示すよ
うに、凹部43内にヒンジピン35が確実に収容される
のに連携して、拘束部材50は復帰バネ53のバネ圧に
より切欠44を通じて再度凹部43内に入り込み、凹部
43内のヒンジピン35は、拘束部材50により拘束さ
れ、ロック状態を維持することになる。
【0031】従って、リッド体40を開放状態から閉鎖
状態に戻すには、リッド体40をボックス体30に対し
て閉鎖して下方に押圧すれば、ロック状態に移行するこ
とができ、閉鎖操作の度毎にロック解除ノブを操作する
必要がなく、ワンタッチで閉鎖時のロック操作を行なう
ことができ、使い勝手を向上させることができる。
【0032】以上説明したアームレスト装置20はリヤ
シート10の中央に設置するセンターアームレストに適
用した実施形態であるが、リヤシート以外にも、ワンボ
ックスカー等の中央側のシートやフロントシート側の運
転席と助手席との間に設置してもよく、アームレスト装
置20の設置箇所を実施形態に限定するものではなく、
また、ボックス体30やリッド体40の形状や細かな構
造の変更については本発明の精神を逸脱するものではな
い。
【0033】
【発明の効果】以上が本発明に係わる車両用アームレス
ト装置の実施の形態であるが、本発明の請求項1に記載
の車両用アームレスト装置によれば、ロック機構部分の
構造が簡素化でき、且つロック機構部分の組付け工数も
短縮化できるため、大幅なコストダウンを招来すること
ができると共に、ヒンジ軸をリッド体の開閉中心のヒン
ジ軸となるヒンジピンをボックス体側に設けたため、リ
ッド体を軽量化することができ、使い勝手を高めること
ができるものである。
【0034】本発明の請求項2に記載の車両用アームレ
スト装置によれば、リッド体を開放状態から閉鎖状態に
するには、リッド体を下方に押し下げれば、拘束部材の
傾斜面に沿ってヒンジピンがガイドされ、凹部内にヒン
ジピンが嵌まり込むため、ワンタッチ操作でリッド体を
閉鎖状態に移行させることができ、従来のようにロック
解除ノブをその都度操作して閉鎖する作業に比べ、作業
性を著しく高めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアームレスト装置をリヤシートに
設置した実施形態を示す全体図。
【図2】本発明に係るアームレスト装置の外観図。
【図3】本発明に係るアームレスト装置におけるボック
ス体とリッド体とを夫々示す分解斜視図。
【図4】本発明に係るアームレスト装置におけるボック
ス体の要部構成を示す部分断面図。
【図5】本発明に係るアームレスト装置におけるリッド
体を内面側からみた平面図。
【図6】本発明に係るアームレスト装置におけるリッド
体の要部構成を示す断面図。
【図7】本発明に係るアームレスト装置におけるリッド
体の要部構成を示す断面図。
【図8】本発明に係るアームレスト装置におけるリッド
体の開放操作を示す説明図。
【図9】本発明に係るアームレスト装置におけるリッド
体の開放状態から閉鎖状態に移行する態様を示すもの
で、(a)は閉鎖初期状態を示す説明図、(b)は閉鎖
を完了した状態を示す説明図。
【図10】従来のリヤシートに設置されるアームレスト
装置の正面図。
【図11】従来のリヤシートに設置されるアームレスト
装置の異なる実施の形態を示す左右両開き式のアームレ
スト装置の正面図である。
【図12】図11における左右両開き式のアームレスト
装置のロック機構部分の構成を示す説明図。
【符号の説明】
10 リヤシート 11 シートクッション 12 シートバック 13 収納部 14 ヒンジブラケット 20 アームレスト装置 30 ボックス体 31 ボックス本体部 32 内面プレート 33 物入れ空間 34 フランジ 35 ヒンジピン 40 リッド体 41 リッド本体部 42 内面プレート 43 凹部 44 切欠 50 拘束部材 51 軸部 52 ロック解除ノブ 53 復帰バネ P ヒンジ軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用シート等に設置され、内部に小物
    等を収容できるボックス体と、このボックス体の上面開
    口を着脱自在に蓋するリッド体とから構成され、ボック
    ス体の左右両側に設定したヒンジ軸を基にリッド体を左
    右両方向から開閉できるようにした車両用アームレスト
    装置において、 前記ボックス体の上面4隅部にヒンジピンが設けられ、
    このヒンジピンによりボックス体の両側縁部にリッド体
    の開閉中心となるヒンジ軸が設定されると共に、リッド
    体の内面には、前記ヒンジピンを収容する凹部が開設さ
    れ、リッド体の両側部には、幅方向に摺動可能で且つ外
    側方向に向けてバネ付勢される長尺状の拘束部材が内挿
    され、凹部内に拘束部材を侵入させてヒンジピンを拘束
    する一方、拘束部材と一体化したロック解除ノブを操作
    することにより、拘束部材を凹部から外部に移行させ、
    ヒンジピンをリッド体の凹部から離脱可能とすることに
    より、リッド体の開閉を可能としたことを特徴とする車
    両用アームレスト装置。
  2. 【請求項2】 拘束部材の両端末には、ボックス体と対
    向する面が外方に向けてテーパーとなる傾斜面に設定さ
    れていることにより、開放状態のリッド体を閉鎖する
    際、ヒンジピンと拘束部材の傾斜面とが当接し、拘束部
    材が切欠を通して凹部外にガイドされ、凹部内の所定箇
    所にヒンジピンが収容された時、拘束部材が復帰バネに
    より凹部内に位置し、ヒンジピンを拘束することによ
    り、ロック状態となることを特徴とする請求項1に記載
    の車両用アームレスト装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104908655A (zh) * 2014-03-14 2015-09-16 本田技研工业株式会社 具有滑动和枢转扶手组件的车辆控制台

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