JP2000177409A - フューエルタンク - Google Patents

フューエルタンク

Info

Publication number
JP2000177409A
JP2000177409A JP35911898A JP35911898A JP2000177409A JP 2000177409 A JP2000177409 A JP 2000177409A JP 35911898 A JP35911898 A JP 35911898A JP 35911898 A JP35911898 A JP 35911898A JP 2000177409 A JP2000177409 A JP 2000177409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel tank
fuel
auxiliary pipe
tank body
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35911898A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Adachi
哲也 安達
Tatsuya Mochitome
竜也 持留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP35911898A priority Critical patent/JP2000177409A/ja
Publication of JP2000177409A publication Critical patent/JP2000177409A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造性及び組付性を向上する。 【解決手段】 フューエルタンク本体10内には補助パ
イプ28が配設されており、補助パイプ28の一方の端
部28Aは、通気管14の端部14Aの外周部におい
て、フューエルタンク本体10の側壁部10Aに溶着さ
れている。補助パイプ28は、側面視において略L字状
に屈曲されており、フューエルタンク本体10の底部1
0Cに略平行に配設された基部28Bから斜め上方へ向
かって延設部28Cが形成されている。延設部28Cの
上端に形成された開口端28Dが、フューエルタンク本
体10の満タン液面Wの上方に設定されている。補助パ
イプ28には、基部28Bの下部(底部)に、燃料が通
過可能な小径孔30が穿設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフューエルタンクに
関し、特に、自動車等の車両に装備されるフューエルタ
ンクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両に装備されるフュ
ーエルタンクおいては、フューエルタンク内で発生した
燃料蒸発ガス(ベーパ)をキャニスタに吸着させるもの
があり、その一例が実開昭59−160852号公報に
記載されている。
【0003】図4に示される如く、このフューエルタン
ク70においては、フューエルタンク70に設けられた
インレットパイプ72の内部に、ブリーザチューブ74
が配設されている。このブリーザチューブ74はV字状
に屈曲されており、両端開口74A、74Bより下方の
部位となる屈曲部の下面に小孔76が穿設されている。
この結果、このフューエルタンク70においては、フュ
ーエルタンク70の液面Wが、液面W1から液面W2に
上昇するとき、ブリーザチューブ74内には小孔76か
ら燃料が入り込むが、液面Wが、液面W1から液面W2
に至るまでの時間は短いため、フューエルタンク70内
に残留したベーパはブリーザチューブ74を介して排出
される。そのため、最大貯留容量の燃料をフューエルタ
ンク70内に貯留できる。更に、最大貯留容量の燃料が
貯留された後、燃料が減量してもブリーザチューブ74
内に残留した燃料は小孔76から排出されるので、再び
フューエルタンク70内に燃料を貯留する場合でも、最
大貯留容量の燃料をフューエルタンク70内に貯留する
ことができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなフューエルタンク70では、ブリーザチューブ74
74の形状が複雑であり、製造が難しいと共に、ブリー
ザチューブ74をインレットパイプ72の内部に配設す
るため、組付性も良くない。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、製造性及び組
付性を向上できるフューエルタンクを提供することが目
的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、給油時におけるベーパの大気への放出を防止するた
めにフューエルタンクとキャニスタとをブリーザライン
で連結し、該ブリーザラインに差圧弁を設けたフューエ
ルタンクにおいて、前記差圧弁の背圧室とインレットパ
イプの開口部近傍とを連結する圧力制御ラインと、一端
が前記インレットパイプより上方の部位においてフュー
エルタンク本体に挿通され、他端が前記インレットパイ
プに連結された循環ラインと、前記フューエルタンク本
体内部に配設され、一端が前記循環ラインの端部を内側
にしてフューエルタンク本体に接合され、他端が前記フ
ューエルタンク本体の満タン液面の上方に延設され且
つ、下部に燃料が通過可能なオリフィスが形成された補
助パイプと、を備えたことを特徴とする。
【0007】従って、フューエルタンク内が満タン状態
に近づくと、差圧弁のフロート弁が浮上し、通気孔を閉
塞するため、フューエルタンク内のベーパは、循環ライ
ンを経て給油口へ送られる。この結果、インレットパイ
プ内の液面が下がるため、給油口から燃料のしぶきが発
生するのを防止できる。
【0008】一方、補助パイプの下部に穿設したオリフ
ィスから、燃料が補助パイプ内に少しずつ流入するた
め、給油停止後暫くすると、補助パイプ内に燃料が満た
される。即ち、循環ラインが液中となる。この結果、循
環ラインが通気しなくなるため、追加給油した場合に
は、フューエルタンクの内圧が循環ラインを介して抜け
なくなる。従って、満タン以上に過注入を著しくされる
ことがなく、過度の満タン状態を防止できる。
【0009】また、下部に燃料が通過可能なオリフィス
が形成された補助パイプをフューエルタンク内に配設す
るだけの簡単な構成で上記作用を得られるため、製造性
及び組付性を向上できる。
【0010】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
フューエルタンクにおいて、前記補助パイプに、前記ブ
リーザラインを構成する部品の一部と同じ部品を使用し
たことを特徴とする。
【0011】従って、請求項1記載の内容に加えて、フ
ューエルタンクを構成する部品種類を少なくすることが
可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係るフューエルタンクの
一実施形態を図1〜図3を用いて説明する。
【0013】図1に示される如く、本実施形態では、フ
ューエルタンク本体10の側壁部10Aにインレットパ
イプ(燃料充填管)12の一方の端部12Aが貫通して
おり、インレットパイプ12の端部12Aはフューエル
タンク本体10内に挿入されている。また、インレット
パイプ12の他方の端部12Bは車両側壁部に設けられ
た給油口16に達している。
【0014】なお、給油口16には、給油キャップ15
が取付けられており、給油の際には、この給油キャップ
15を外すことで、給油ガン17(図2参照)が挿入可
能となっている。また、給油時、インレットパイプ12
内の燃料液面Wが上昇し、給油ガン17に設けたセンサ
が満タン状態を検出すると、給油ガン17からの給油が
自動的に停止するようになっている。
【0015】フューエルタンク本体10の上部には、循
環ラインを構成する通気管14の一方の端部14Aが貫
通しており、通気管14の端部14Aはフューエルタン
ク本体10内に挿入されている。また、通気管14の他
方の端部14Bは、インレットパイプ12の端部12B
に形成された拡径部12Cの下端近傍に連通されてい
る。
【0016】フューエルタンク本体10の上壁部10B
には、ORVR対応用の周知の差圧弁22が配設されて
おり、差圧弁22の主圧室22Aには、図示を省略した
キャニスタへ至るブリーザライン24が接続されてい
る。また、差圧弁22の背圧室22Bにはフューエルタ
ンクの圧力制御ライン26の一方の端部26Aが接続さ
れており、圧力制御ライン26の他方の端部26Bは、
インレットパイプ12の拡径部12Cにおける給油口1
6の近傍に連通されている。
【0017】なお、図1において、符号22Cは差圧弁
22のダイヤフラムを、符号22Dは差圧弁22のフロ
ート弁を、符号22Eは差圧弁22の通気孔を示してい
る。
【0018】また、フューエルタンク本体10内には補
助パイプ28が配設されており、補助パイプ28の一方
の端部28Aには、リング状にフランジ部が形成されて
いる。補助パイプ28の端部28Aは、フランジ部にお
いて、フューエルタンク本体10の側壁部10Aのタン
ク内側面にスポット溶接等によって接合されている。な
お、補助パイプ28の端部28Aは、通気管14の端部
14Aの外周部において、フューエルタンク本体10の
側壁部10Aに接合されている。即ち、通気管14の端
部14Aは、補助パイプ28内に挿入されている。
【0019】補助パイプ28は、側面視において略L字
状に屈曲されており、フューエルタンク本体10の底部
10Cに略平行に配設された基部28Bから斜め上方へ
向かって延設部28Cが形成されている。延設部28C
の上端が開口端28Dとなっており、この開口端28D
は、フューエルタンク本体10の満タン液面Wの上方に
設定されている。また、補助パイプ28には、基部28
Bの下部(底部)に、燃料が通過可能なオリフィスとし
ての小径孔30が穿設されている。
【0020】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0021】図2に示される如く、略空になったフュー
エルタンク本体10に給油する場合には、給油ガン17
を、給油口16からインレットパイプ12の端部12B
に挿入する。この時、燃料は、図2に矢印Aで示される
ようにフューエルタンク本体10内に注入される。
【0022】この際、給油キャップ15を外し給油口1
6を開口することによって、差圧弁22の背圧室22B
の圧力が外気圧となった場合には、差圧弁22の主圧室
22Aと背圧室22Bの圧力差(主圧室22Aの内圧>
背圧室22Bの内圧)により差圧弁22が開く。従っ
て、フューエルタンク本体10内のベーパの一部は、図
2に矢印Bで示されるように、ブリーザライン24を経
てキャニスタへ送られるため、給油時におけるベーパの
大気への放出を低減できる。
【0023】図3に示される如く、フューエルタンク本
体10内が満タン状態に近づくと、差圧弁22のフロー
ト弁22Dが浮上し、通気孔22Eを閉塞するが、フュ
ーエルタンク本体10内のベーパは、図3に矢印Cで示
されるように、通気管14を経て給油口16へ送られ
る。この結果、インレットパイプ12内の液面W1が下
がるため、追加給油した場合に、給油口16から燃料の
しぶきが飛ぶのを防止できる。
【0024】一方、補助パイプ28の基部28Bの下部
(底部)に穿設した小径孔30から、燃料が補助パイプ
28内に少しずつ流入するため、給油停止後暫くする
と、補助パイプ28内に燃料が満たされる。即ち、通気
管14の端部14Aが液中となる。この結果、通気管1
4が通気しなくなるため、追加給油した場合には、フュ
ーエルタンク本体10の内圧が通気管14を介して抜け
なくなる。従って、満タン以上に過注入を著しくされる
ことがなく、過度の満タン状態を防止できる。
【0025】また、本実施形態では、補助パイプ28を
設けたので、給油中の車両姿勢の変化による液面の変化
によって、フューエルタンク本体10内の液面Wが変化
した場合にも、補助パイプ28の液面W3の変化は少な
い。この結果、通気管14の端部14Aが、液面W3に
対して上下するのを防止できる。
【0026】また、本実施形態では、補助パイプ28を
設けたので、給油中の燃料が、通気管14の端部14A
にかかるのを防止できる。
【0027】この様に、本実施形態のフューエルタンク
は、小径孔30を穿設した補助パイプ28をフューエル
タンク本体10の内部に接合するだけの簡単な構成で、
上記効果が得られる。このため、製造性及び組付性を向
上できる。また、補助パイプ28に、ブリーザラインを
構成する部品の一部と同じ部品を使用するためフューエ
ルタンクを構成する部品種類を少なくすることができ
る。
【0028】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、上記実施形態では、補助パイプ28の基
部28Bの下部(底部)に、燃料が通過可能なオリフィ
スとしての小径孔30を穿設したが、小径孔30に代え
て、スリット、切欠等の他のオリフィスを形成しても良
い。また、オリフィスとして小径孔を複数形成しても良
い。さらには、補助パイプ28の端部28Aとフューエ
ルタンク本体10の側壁部10Aとの接合部に隙間を形
成し、この隙間をオリフィスとしても良い。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、給油時におけ
るベーパの大気への放出を防止するためにフューエルタ
ンクとキャニスタとをブリーザラインで連結し、該ブリ
ーザラインに差圧弁を設けたフューエルタンクにおい
て、差圧弁の背圧室とインレットパイプの開口部近傍と
を連結する圧力制御ラインと、一端がインレットパイプ
より上方の部位においてフューエルタンク本体に挿通さ
れ、他端がインレットパイプに連結された循環ライン
と、フューエルタンク本体内部に配設され、一端が循環
ラインの端部を内側にしてフューエルタンク本体に接合
され、他端がフューエルタンク本体の満タン液面の上方
に延設され且つ、下部に燃料が通過可能なオリフィスが
形成された補助パイプと、を備えたため、製造性及び組
付性を向上できるという優れた効果を有する。
【0030】請求項2記載の本発明は、補助パイプに、
ブリーザラインを構成する部品の一部と同じ部品を使用
したため、請求項1記載の効果に加えて、フューエルタ
ンクを構成する部品種類を少なくすることができるとい
う優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るフューエルタンクを
示す概略側断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るフューエルタンクの
略空での給油状態を示す概略側断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るフューエルタンクの
略満タンでの給油状態を示す概略側断面図である。
【図4】従来の他の実施形態に係るフューエルタンクを
示す概略側断面図である。
【符号の説明】
10 フューエルタンク本体 12 インレットパイプ 16 給油口 14 通気管(循環ライン) 22 差圧弁 22A 差圧弁の主圧室 22B 差圧弁の背圧室 26 圧力制御ライン 28 補助パイプ 30 小径孔(オリフィス)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給油時におけるベーパの大気への放出を
    防止するためにフューエルタンクとキャニスタとをブリ
    ーザラインで連結し、該ブリーザラインに差圧弁を設け
    たフューエルタンクにおいて、 前記差圧弁の背圧室とインレットパイプの開口部近傍と
    を連結する圧力制御ラインと、 一端が前記インレットパイプより上方の部位においてフ
    ューエルタンク本体に挿通され、他端が前記インレット
    パイプに連結された循環ラインと、 前記フューエルタンク本体内部に配設され、一端が前記
    循環ラインの端部を内側にしてフューエルタンク本体に
    接合され、他端が前記フューエルタンク本体の満タン液
    面の上方に延設され且つ、下部に燃料が通過可能なオリ
    フィスが形成された補助パイプと、 を備えたことを特徴とするフューエルタンク。
  2. 【請求項2】 前記補助パイプに、前記ブリーザライン
    を構成する部品の一部と同じ部品を使用したことを特徴
    とする請求項1記載のフューエルタンク。
JP35911898A 1998-12-17 1998-12-17 フューエルタンク Pending JP2000177409A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35911898A JP2000177409A (ja) 1998-12-17 1998-12-17 フューエルタンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35911898A JP2000177409A (ja) 1998-12-17 1998-12-17 フューエルタンク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000177409A true JP2000177409A (ja) 2000-06-27

Family

ID=18462836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35911898A Pending JP2000177409A (ja) 1998-12-17 1998-12-17 フューエルタンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000177409A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109808485A (zh) * 2017-11-20 2019-05-28 丰田自动车株式会社 燃料供给装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109808485A (zh) * 2017-11-20 2019-05-28 丰田自动车株式会社 燃料供给装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5570672A (en) Fuel evaporative emission treatment system
JP3363342B2 (ja) 車両用燃料タンクのベント装置
US20120305099A1 (en) Liquid discriminating vent valve
US7047948B2 (en) Fuel tank
US20070169758A1 (en) Small engine fuel tank with integrated evaporative controls
JP5911119B2 (ja) フィルタ機器およびフィルタ機器を備えるタンクを換気するための装置
US6863095B2 (en) Evaporative fuel control system
US20080142111A1 (en) Fuel tank venting system and method
JP2008002383A (ja) 燃料遮断弁およびブリーザパイプ
JP3064824B2 (ja) 燃料タンクの制御弁
CN106917701A (zh) 一种多功能控制阀
JP2000177409A (ja) フューエルタンク
JP2002285929A (ja) 過給油防止バルブ
CN108032942B (zh) 油箱及设有其的摩托车
JP3558573B2 (ja) 蒸発燃料排出抑制装置
JP3036942B2 (ja) 燃料タンクの蒸発燃料処理装置
JP2004353518A (ja) 満タン規制バルブ
JP3201253B2 (ja) 燃料貯蔵装置
JP6646940B2 (ja) 車両用燃料タンク
JP2943396B2 (ja) 燃料タンクの蒸発燃料処理装置
US7509949B2 (en) Vaporized fuel processing device and vehicle with the same
JPH09105364A (ja) フューエルタンク装置
CN206647186U (zh) 一种多功能控制阀
JP2010059826A (ja) 満タン制御弁
JPH035327B2 (ja)