JP2000177239A - インクジェット記録シート - Google Patents

インクジェット記録シート

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JP2000177239A
JP2000177239A JP10357065A JP35706598A JP2000177239A JP 2000177239 A JP2000177239 A JP 2000177239A JP 10357065 A JP10357065 A JP 10357065A JP 35706598 A JP35706598 A JP 35706598A JP 2000177239 A JP2000177239 A JP 2000177239A
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jet recording
pulp
recording sheet
ink jet
ink
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JP10357065A
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English (en)
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Shigehiko Miyamoto
成彦 宮本
Takao Chiga
孝雄 千賀
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、インクジェット記録方式において、
画像の耐褪色性を改良したインクジェット記録シートを
提供することを目的とするものである。 【解決手段】パルプとして主として、次亜塩素酸塩、二
酸化塩素、酸素、過酸化水素、オゾン漂白処理のいずれ
か、あるいはこれらの組み合せによる漂白処理をした無
塩素漂白パルプを使用した支持体とすることで、非塗工
タイプあるいは各種塗工タイプのインクジェット記録シ
ートの耐褪色性を改良したインクジェット記録シートで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録シートに関するものであり、更に詳しくは、無塩素漂
白パルプを使用することにより、記録画像の褪色性を改
良したインクジェット記録シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、種々の作動
原理によりインクの微小液滴を飛翔させて紙等の記録シ
ートに付着させ、画像、文字等の記録を行なうものであ
るが、高速、低騒音、多色化が容易、記録パターンの融
通性が大きい、現像−定着が不要等の特徴があり、漢字
を含め各種図形及びカラー画像等の記録装置として種々
の用途において急速に普及している。又、多色インクジ
ェット方式により形成される画像は、製版方式による多
色印刷やカラー写真方式による印画に比較して、遜色の
ない記録を得ることが可能であるし、更に、作成部数が
少なくて済む用途においては、写真技術によるよりも安
価であることから、フルカラー画像記録分野にまで広く
応用されつつある。
【0003】インクジェット記録方式で使用される記録
シートとしては、通常の印刷や筆記に使われる上質紙や
コーテッド紙を使うべく、装置やインク組成の面から努
力がなされてきた。しかし、装置の高速化・高精細化或
はフルカラー化等インクジェット記録装置の性能の向上
や用途の拡大に伴い、記録シートに対してもより高度な
特性が要求されるようになった。即ち、当該記録シート
としては、印字ドットの濃度が高く、色調が明るく鮮や
かであること、インクの吸収が早くて印字ドットが重な
った場合においてもインクが流れ出したり滲んだりしな
いこと、印字ドットの横方向への拡散が均一で必要以上
に大きくなく、且つ周辺が滑らかでぼやけないこと、経
時や環境で画質の変化がないこと例えば、耐光性、耐水
性、耐オゾン性、画像の耐褪色性に優れていること等が
要求される。
【0004】このような要求に対して、従来からいくつ
かの提案が行われてきた。インク吸収性向上や印字ドッ
トの拡散防止に対しては支持体上にインク受容層を設け
る方法(特開昭52-9074号公報、同58-72495号公報
等)、インク受容層中におけるインク中の染料成分の分
布状態が色彩性や鮮鋭性に影響することに着目して、染
料成分を吸着する特定の剤を用いる方法(特開昭55-144
172号公報)等が示されている。又、耐光性、耐水性、
耐オゾン性を向上させるために、塩基性オリゴマーを含
有させること(特開昭60-11389号公報)、基材中又は基
材上の塗工層にポリビニルアミン共重合物を用いること
(特開昭64-8085号公報)等が開示されている。
【0005】更にインクジェット記録後に、表面にフィ
ルムを貼り合せたり、クリアーな樹脂層を塗工したり、
前もってインク受容層表面に熱可塑性樹脂粒子の層を設
けておき、インクジェット記録後に該樹脂を溶融する事
によって耐水性や光沢を得ようとする試み(特開昭59-2
01891号公報、特開昭62-183383号公報、特開平01-18205
5号公報、特開平01-182081号公報、特開平02-81663号公
報、特開平07-237348号公報)もなされている。
【0006】更に、用途の多様化に伴って、ポスターや
POPアートに使用されたり、裏面に粘着剤層を設け
て、価格表示用ラベル、商品表示(バーコード)用ラベ
ル、品質表示用ラベル、計量表示用ラベル、広告宣伝用
ラベル(ステッカー)等のラベル用途、広い範囲の被着
体に良く接着し、貼り付け作業が簡単なため、他面に粘
着層を介して感熱特性、磁気特性、オフセット印刷適性
を有するシート等と貼り合わせて複合した機能を付加さ
せることも可能となることから、切符、定期券、各種カ
ード等への応用も広がりつつある。
【0007】しかしながら、これらの特性に対する要求
は次第に高度になり、厳しくなる一方で、インクジェッ
ト記録装置が安価でしかも鮮鋭性や色彩性といった画像
再現性や色再現性に優れた画像をパーソナルコンピュー
ターレベルで簡単に得ることができるようになったこと
から、インクジェット記録装置は、特定の人に使用され
る特殊な記録装置から汎用の記録装置に変遷してきてお
り、又、画像も印刷物や写真に匹敵するような品質のも
のが得られることから、自作の絵はがきやデジタル写真
のプリンタとしての用途にも使われるようになってい
る。この場合は絵はがきや写真プリントのもつ質感や触
感が要求されるようにもなった。更に、大判のポスター
等に使用される用途においては、これらが屋外で使用さ
れ、風雨にさらされたり、直射日光にさらされたりする
ことも多くなった。従って、これらの環境に対抗できる
能力をも保有することが、インクジェット記録シートに
要求される場合もある。
【0008】インクは、溶剤タイプと水性タイプに分類
されるが、価格、安全性、取り扱いの容易性等から水性
インクが多く、特にこのような用途の多様化により、水
性インクが抱える印字面に水が付着した際に発生するイ
ンクの滲みだしの防止、及び基紙にまで到達した溶媒に
よるシートの波打ちの改良等が重要な課題となってい
る。しかし、この課題に対する取り組みは十分に行われ
ていないのが現状であり、インク吸収体としての機能を
有する木材パルプを主体成分とする支持体をインクジェ
ット記録シートの媒体とする記録シートにおいては、更
に重要且つ早期に解決しなければならない課題となって
いる。
【0009】インクジェット記録シートの形態として
は、所謂、上質紙・ボンド紙等に代表される普通紙タイ
プと上質紙等の紙、合成紙、合成樹脂フィルム等の支持
体面上にインク受容層を設けた塗工タイプに大別され
る。塗工タイプのインクジェット記録シートは、塗設さ
れたインク受容層の種々特性が印字品質に直接影響する
ことから、吸収性に対しては顔料の比表面積や形状の選
択、色彩性や色再現性等については顔料の透明性や屈折
率の検討、画像品質に対しては塗層構造や表面形状等、
用紙の波打ち等の改善については水中伸度、合成繊維や
ガラス繊維の配合といった種々の検討、更には塗工方法
等について種々検討がなされてきた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インクジェ
ット記録方式において、インクの吸収性が良好で、画像
品質の優れたインクジェット画像が得られ、且つ該画像
の色材の褪色が少ないインクジェット記録シートを提供
することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述のよ
うな画像の色材の褪色が少ない記録物を得るために鋭意
研究した結果、木材パルプを主成分とする紙を支持体と
して、その少なくとも片面に、1層以上のインク受容層
を設けてなるインクジェット記録シートにおいて、該支
持体のパルプ成分を主として、次亜塩素酸塩、二酸化塩
素、酸素、過酸化水素、オゾン漂白処理のいずれか、あ
るいはこれらの組み合せによる漂白処理をした無塩素漂
白パルプとすることによって、残留塩素含有量を減らし
たものであると、前記目的を達成できるインクジェット
記録シートが得られることを見出し本発明を完成するに
至った。
【0012】また支持体中の残留塩素含有量が、400
ppm以下であると、より有効である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインクジェット記
録シートについて、詳細に説明する。本発明のインクジ
ェット記録シートは、木材パルプを主成分とする紙を支
持体として、その少なくとも片面に、1層以上のインク
受容層を設けてなるインクジェット記録シートにおい
て、該支持体のパルプ成分が主として、次亜塩素酸塩、
二酸化塩素、酸素、過酸化水素、オゾン漂白処理のいず
れか、あるいはこれらの組み合せによる漂白処理をした
無塩素漂白パルプであることを特徴とする。
【0014】本発明において使用する、無塩素漂白パル
プとは、パルプ製造時に漂白工程で使用される塩素を他
の漂白剤例えば、次亜塩素酸塩、二酸化塩素、酸素、過
酸化水素、オゾン等に置換して製造した、有機塩素化合
物の残存量の少ないパルプを言う。ここで次亜塩素酸塩
や二酸化塩素などの塩素系薬品を一部使ったパルプは通
常ECF(Elementary Chlorine Free)パルプと呼ば
れ、また酸素、オゾン、過酸化水素などの塩素を全く含
まない薬品だけを使った漂白パルプはTCF(Totally
Chlorine Free)パルプと呼ばれる。本発明では次亜塩
素酸塩や二酸化塩素などの塩素系薬品を一部使い、例え
ば酸素漂白とを組み合せた場合を酸素漂白ECFパルプ
と称することとし、これら各種ECFパルプやTCFパ
ルプを無塩素漂白パルプと総称する。
【0015】これらの無塩素漂白パルプを使用した紙支
持体は、理由は定かではないが記録画像の褪色性を改良
出来、その紙支持体中の残留塩素含有量は400ppm以
下が、本発明の支持体として適している。また残留塩素
含有量が250ppm以下であると、より好適に使用出来
る。
【0016】支持体中の残留塩素含有量の測定は以下の
方法によった。支持体を薄い硝酸液で洗浄、洗浄後試料
を乾燥し、蛍光X線分析装置により、塩素量及びセルロ
ース量を測定した。セルロース量に対する塩素量で表わ
した数値を本発明では残留塩素含有量(ppm)とし
た。
【0017】無塩素漂白パルプとしては、木材パルプの
微生物又はこれから得られた酵素などを使用して漂白し
たパルプもあるが、これらのパルプは本発明のパルプと
して使用する事は好ましくない。これら微生物又はこれ
から得られた酵素などを使用して漂白したパルプは比較
的カッパ価が高く、リグニン残留量が多いのが特徴であ
る。本発明に於いては、理由は定かではないが、カッパ
価が低い方が好ましく、従って無塩素漂白パルプの中で
も、次亜塩素酸塩、二酸化塩素、酸素、過酸化水素、オ
ゾン漂白処理のいずれか、あるいはこれらの組み合せに
よる漂白処理をしたパルプが好ましい。
【0018】本発明における無塩素漂白パルプのカッパ
価は、10以下が好ましく、5以下であればより好まし
い。
【0019】本発明において、カッパ価はJIS−P8
211の方法によって測定された値である。
【0020】木材パルプとしては、上記漂白処理を施し
た針葉樹パルプ、広葉樹パルプ、針葉樹広葉樹混合パル
プの木材パルプが用いられ、また、クラフトパルプ、サ
ルファイトパルプ、ソーダパルプなどの各種のものを用
いることができる。本発明においては、全配合パルプの
内これら無塩素漂白パルプを50重量%以上使うことが
必要で、これにより支持体中の全残留塩素含有量を低く
おさえることができ、インクジェット記録用紙とした場
合の画像褪色性を改良することが出来る。
【0021】本発明の実施に用いられる紙支持体中に
は、紙料スラリー調製時に各種の添加剤を含有せしめ
る。サイズ剤として、脂肪酸金属塩あるいは脂肪酸、ア
ルキルケテンダイマー乳化物あるいはエポキシ化高級脂
肪酸アミド、アルケニルまたはアルキルコハク酸無水物
乳化物、ロジン誘導体等を単独または併用して、その
他、乾燥紙力増強剤として、アニオン性、カチオン性あ
るいは両性のポリアクリルアミド、ポリビニルアルコー
ル、カチオン化澱粉、植物性ガラクトマンナン等、湿潤
紙力増強剤として、ポリアミンポリアミドエピクロルヒ
ドリン樹脂等、填料として、クレー、カオリン、炭酸カ
ルシウム、酸化チタン等、定着剤として、塩化アルミニ
ウム、硫酸バン土等の水溶性アルミニウム塩等、pH調
節剤として、苛性ソーダ、炭酸ソーダ、硫酸等を、その
他着色顔料、着色染料、蛍光増白剤などを適宜組み合せ
て含有せしめることが出来る。
【0022】本発明の実施に用いられる紙支持体の厚み
に関しては、特に制限はないが、その坪量は40〜30
0g/m2の範囲で適宜選択することが出来る。好まし
くは60 〜280g/m2、より好ましくは80〜25
0g/m2の範囲のものである。
【0023】本発明においてインク受容層とは、以下に
述べるようなインクに親和性の高い水溶性樹脂の層や、
無機あるいは有機の微粒子とバインダー樹脂を塗工して
多孔性にしたインク吸収性の層を指し、その形成方法は
オンマシンの塗工機や、印刷用塗工紙を製造するオフマ
シンの各種塗工機、塗工方法、乾燥方法が使用出来る。
【0024】(1)紙支持体上に、各種の表面サイズ
剤、水溶性ポリマー、親水性コロイドあるいはポリマー
ラテックスを塗設せしめた層。具体的には、紙支持体上
に各種の表面サイズ剤、水溶性ポリマーもしくは親水性
コロイドあるいはポリマーラテックスからなる塗工液を
サイズプレスもしくはタブサイズプレスあるいはフィル
ムトランスファーロールコーター塗工などによって固形
塗布量として0.5g/m2以上塗設せしめた層。及び
この塗工液中に無機或は有機の微粒子を含有した層。
【0025】(2)上記紙支持体や、その紙支持体に各
種の表面サイズ剤、水溶性ポリマーもしくは親水性コロ
イドあるいはポリマーラテックスからなる塗工液をサイ
ズプレスもしくはタブサイズプレスあるいはフィルムト
ランスファーロールコーター塗工などによって処理した
紙を支持体として、その上に無機あるいは有機の微粒子
及びバインダー樹脂を含有する塗工液を1層あるいは複
数層塗工、乾燥することによって固形塗工量として2g
/m2以上塗設せしめた層。
【0026】(3)支持体上に少なくとも1層以上のイ
ンク受容層を設け、該層が湿潤状態にある間に、あるい
は一度乾燥され再湿潤された塗層を、加熱された鏡面ロ
ールに圧接して鏡面光沢仕上げされたいわゆるキャスト
層。
【0027】(4)上記(1)〜(3)に記載のインク
受容層の上に、実質的に熱可塑性有機高分子微粒子とバ
インダーからなる層を設けて、インクジェット記録後、
該熱可塑性有機高分子微粒子層を融解あるいは溶解して
記録物とするタイプの構成を持つインク受容層。などが
挙げられる。
【0028】インク受容層に用いられる、無機あるいは
有機の微粒子としては、従来公知の各種顔料を用いるこ
とができる。例えば、シリカ(コロイダルシリカ、非晶
質シリカ)、アルミナ或はアルミナ水和物(アルミナゾ
ル、コロイダルアルミナ、カチオン性アルミニウム酸化
物又はその水和物、擬ベーマイト等)、珪酸アルミニウ
ム、珪酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、軽質炭酸カ
ルシウム、重質炭酸カルシウム、カオリン、タルク、硫
酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜
鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、ケイソウ
土、珪酸カルシウム、水酸化アルミニウム、リトポン、
ゼオライト、加水ハロイサイト、水酸化マグネシウム、
などの無機顔料、更にスチレン系プラスチックピグメン
ト、アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレ
ン、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂等の有
機顔料等を挙げることができる。
【0029】これら顔料の中でも、多孔性無機顔料が好
ましく、多孔性合成非晶質シリカ、多孔性炭酸マグネシ
ウム、多孔性アルミナ等が挙げられ、特に細孔容積の大
きい多孔性合成非晶質シリカ、または多孔性アルミナ水
和物が好ましく使用できる。無機顔料が非多孔性であっ
ても塗工液調製時に凝集したり、塗工乾燥時に更に凝集
し、多孔性の塗工面が形成されることで本発明のインク
受容層用顔料として使用出来、これらの併用をすること
はなんら問題がない。
【0030】バインダーとしては、例えば、ポリビニル
アルコール、ポリ酢酸ビニル、酸化澱粉、エーテル化澱
粉、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース等のセルロース誘導体、カゼイン、ゼラチン、
大豆蛋白、シリル変性ポリビニルアルコール等;無水マ
レイン酸樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、メチル
メタクリレート−ブタジエン共重合体等の共役ジエン系
共重合体ラテックス;アクリル酸エステル及びメタクリ
ル酸エステルの重合体又は共重合体、アクリル酸及びメ
タクリル酸の重合体又は共重合体等のアクリル系重合体
ラテックス;エチレン酢酸ビニル共重合体等のビニル系
重合体ラテックス;或いはこれらの各種重合体のカルボ
キシル基等の官能基含有単量体による官能基変性重合体
ラテックス;メラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化合成樹
脂系等の水性バインダー;ポリメチルメタクリレート、
ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニ
ル−酢酸ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、ア
ルキッド樹脂等の合成樹脂系バインダーを挙げることが
でき、少なくとも1種以上で使用することができる。
又、従来公知の染料を定着する目的として添加するカチ
オン性樹脂を併用することもできる。
【0031】バインダーの総量は、目的とするインクジ
ェット記録シートの特性に合わせて、適宜調整すること
が出来るが、一般には、顔料100重量部に対して、5
〜60重量部である。更に、その他の添加剤として、顔
料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、離
型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤、耐
水化剤、湿潤紙力増強剤、乾燥紙力増強剤等を適宜配合
することもできる。
【0032】本発明で使用出来る熱可塑性有機高分子微
粒子の組成としては、例えばポリスチレン、ポリメチル
スチレン、ポリメトキシスチレン、ポリクロルスチレン
等のポリモノビニリデン芳香族、ポリ塩化ビニル、ポリ
ビニル−シクロヘキサン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニリデン等のポリオレフィン及びポリハ
ロオレフィン類、ポリメタクリレート、ポリクロルアク
リレート、ポリメチルメタクリレート等のα、β−エチ
レン性不飽和酸のエステル類等及びこれらの共重合体等
が挙げられる。
【0033】熱可塑性有機高分子微粒子は、例えば一種
またはそれ以上のビニル単量体からエマルジョン重合し
てつくった、スラリー状のプラスチックピグメントやラ
テックス、及びその乾燥物や固体状のプラスチックを各
種手段によって粉砕した微粉末や微粒状に成型した粉末
等として得られる。これら熱可塑性有機高分子微粒子の
大きさとしては通常直径0.01μm〜50μmが好ま
しく、0.01μmより小さいと形成される空隙が小さ
くなりすぎ、インクの吸収性を遅くするため好ましくな
い。また50μmより大きいと、インクのドットより大
きな面積を占める粒子が表面に存在することになり、画
質が低下するので好ましくない。
【0034】これらのインク受容層を前記支持体の上に
設けた場合は、インクの吸収性にすぐれ、且つ精細な記
録画像が記録できる記録シートが得られる。
【0035】インク受容層を塗工する方法としては、各
種ブレードコータ、ロールコータ、エアーナイフコー
タ、バーコータ、ロッドコータ、ゲートロールコータ、
カーテンコータ、ショートドウェルコータ、グラビアコ
ータ、フレキソグラビアコータ、サイズプレス、スライ
ドホッパー方式等の各種装置をオンマシン或はオフマシ
ンで用いることができる。
【0036】又、塗工後には、マシンカレンダー、熱カ
レンダー、スーパーカレンダー、ソフトカレンダー等の
カレンダーを用いて仕上げても良い。
【0037】インク受容層の厚さとしては特に制限はな
いが、塗工量としては0.5g/m2〜50g/m2の範
囲から適宜選択することが出来る。
【0038】本発明における基紙のインク受容層を設け
る反対側の面には、帯電防止性、搬送性、カール防止
性、筆記性、糊付け性等のために、各種のバックコート
層を塗設することができる。バックコート層には、無機
帯電防止剤、有機帯電防止剤、親水性バインダー、ラテ
ックス、硬化剤、顔料、滑剤、マット化剤、界面活性剤
等を適宜組み合わせて添加せしめることが出来る。
【0039】本発明で云うインクとは、下記の着色剤、
液媒体、その他の添加剤からなる記録液体である。着色
剤としては、直接染料、酸性染料、塩基性染料、反応性
染料或は食品用色素等の水溶性染料や分散染料及び着色
顔料、カーボンブラック等が挙げられる。
【0040】インクの溶媒としては、水及び水溶性の各
種有機溶剤、例えば、メチルアルコール、エチルアルコ
ール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、t
ert−ブチルアルコール、イソブチルアルコール等の炭
素数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトン、
ジアセトンアルコール等のケトン又はケトンアルコール
類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等
のポリアルキレングリコール類;エチレングリコール、
プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチ
レングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオジ
グリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコ
ール等のアルキレン基が2〜6個のアルキレングリコー
ル類;グリセリン、エチレングリコールメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールメチル(又はエチル)エーテ
ル、トリエチレングリコール、モノメチルエーテル等の
多価アルコールの低級アルキルエーテル類等が挙げられ
る。これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、ジエチレ
ングリコール等の多価アルコール、トリエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
エチルエーテル等の多価アルコールの低級アルキルエー
テルが好ましい。その他の添加剤としては、例えば、P
H調節剤、金属封鎖剤、防カビ剤、粘度調整剤、表面張
力調整剤、湿潤剤、界面活性剤、及び防錆剤等が挙げら
れる。
【0041】本発明においては、以上述べてきたよう
に、一般紙タイプのインクジェット用紙や塗工タイプの
インクジェット記録シートの基材としての紙の製造に用
いられるパルプとして、無塩素漂白パルプを主として使
うことによって、インクジェット記録シート中の残留塩
素含有量を400ppm以下に抑える。このように製造
されたインクジェット記録シートは、インクジェット記
録によって形成された画像の褪色性が改良される。その
理由は定かではないが、パルプ中に残存しているリグニ
ンの分解物である有機塩素化合物が色素の分解に何らか
の作用をしているものと考えられ、従って残留塩素含有
量と残存リグニン量(カッパ価)が少ない無塩素漂白パ
ルプが本発明においては特に有効なのである。
【0042】
【実施例】以下に、本発明の実施例を挙げて説明する
が、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
又、実施例において示す「部」及び「%」は、特に明示
しない限り重量部及び重量%を示す。
【0043】〈残留塩素含有量の測定〉インクジェット
記録シートの支持体の残留塩素含有量は次の様にして、
測定した。顔料を含むインク受容層があるものは、セロ
ファンテープを貼り、原紙と塗工層を剥離して塗工層を
取り去った原紙を試料とした。またサイズプレスなど顔
料を殆ど含まない層があるものはそのまま試料とした。
これらの試料を5cm角に切り、0.1容量%の硝酸溶
液に浸し、超音波洗浄機にかけて、30分洗浄した、途
中3回洗浄液を交換した。洗浄後純水にてすすぎ、乾燥
して、理学電機工業社製の蛍光X線分析装置システム3
270により、標準のロジウム管球により、50mA−
50kVで測定し、セルロース量に対する塩素量(pp
m)を計算した。
【0044】実施例1 〈支持体の製造〉LBKP(過酸化水素漂白ECFパル
プ、残留塩素含有量260ppm、カッパ価1.2、ろ
水度;450ml)100部、炭酸カルシウム(タマパ
ールTP121;奥多摩工業社製)7部、硫酸バンド
1.3部、カチオン化澱粉(Cato3210;ナショ
ナルスターチ社製)1部、中性ロジンサイズ剤(NT8
0;荒川化学社製)0.30部、歩留り向上剤(NR1
1LS;ハイモ社製)0.02部 上記配合の0.3重量%のパルプスラリーを抄幅130
0mm、抄紙速度150m/minで長網抄紙機を使っ
て抄造した原紙に、以下の配合の液を使ってサイズプレ
スを行い、インク受容層とした。この時のサイズプレス
液の固形分付着量は1.5g/m2 であった。 〈サイズプレス液配合〉酸化澱粉(MS3800;日本
食品加工社製)4部、表面サイズ剤(KN−500;ハ
リマ化成社製)0.3部、水 95.7部 以上のようにして坪量64g/m2、密度0.75g/
cm3、水分5.0%のインクジェット記録シートを
得、実施例1のインクジェット記録シートとした。
【0045】比較例1 実施例1のLBKPを塩素漂白パルプ(残留塩素含有量
730ppm、カッパ価1.2)を使用した他は、実施
例1と全く同様にして、比較例1のインクジェット記録
シートとした。
【0046】比較例2 実施例1のLBKPを酵素漂白パルプ(残留塩素含有量
300ppm、カッパ価10.2)を使用した他は、実
施例1と全く同様にして、比較例2のインクジェット記
録シートとした。
【0047】実施例2 〈支持体の製造〉LBKP(酸素漂白ECFパルプ、残留
塩素含有量200ppm、カッパ価3.7、ろ水度;4
50ml)90部、NBKP(酸素漂白ECFパルプ、残
留塩素含有量200ppm、カッパ価3.7、ろ水度;
450ml)10部、タルク8部、硫酸バンド4.3
部、サイズ剤(ハーサイズL750;ハリマ化成社製)
0.30部、この配合の0.3重量%のパルプスラリー
を抄幅1700mm、抄紙速度650m/minで長網
抄紙機を使って抄造した原紙に、澱粉5%液を使ってサ
イズプレスを行った。この時のサイズプレス液の固形分
付着量は2.5g/m2であった。以上のようにして坪
量80g/m2、密度0.75g/cm3、水分5.0%
の支持体を作成した。 〈インク受容層の塗工〉この支持体に、シリカ顔料(フ
ァインシールX60;トクヤマ社製)100部、ポリビ
ニルアルコール(R1130;クラレ社製)20部から
なる、18%濃度の塗工液をカーテンコーターにて、乾
燥固形分6g/m2になるように塗工、乾燥し、カレン
ダー仕上をして、実施例2のインクジェット記録シート
とした。
【0048】実施例3 実施例2のLBKPを60部とし、30部を塩素漂白パ
ルプ(残留塩素含有量730ppm、カッパ価1.2)
と置き換えた他は、実施例2と全く同様にして、実施例
3のインクジェット記録シートとした。
【0049】実施例4 実施例2のLBKPをオゾン漂白パルプ(残留塩素含有
量180ppm、カッパ価4.2)と置き換えた他は、
実施例2と全く同様にして、実施例4のインクジェット
記録シートとした。
【0050】比較例3 実施例2のLBKPとして塩素漂白パルプ(残留塩素含
有量860ppm、カッパ価0.9)、NBKPとして
塩素漂白パルプ(残留塩素含有量730ppm、カッパ
価1.2)を使用した他は、実施例2と全く同様にし
て、比較例3のインクジェット記録シートとした。
【0051】実施例5 実施例2のインクジェット記録シートのインク受容層の
上に、更にアルミナゾル(AS−3;触媒化成社製)5
0部、コロイダルシリカ(スノーテックスAK;日産化
学社製))50部、ポリビニルアルコール(PVA11
7;クラレ社製)15部からなる塗工層をエアナイフコ
ーターで5g/m2塗工し、乾燥した。この塗工面を水
で再湿潤し、加熱した鏡面ロールに押しあてて乾燥し、
光沢のある塗被紙を作成し、実施例5のインクジェット
記録シートとした。
【0052】比較例4 実施例2のインクジェット記録シートの代りに、比較例
3のインクジェット記録シートを使用した他は、実施例
5と全く同様にして、比較例4のインクジェット記録シ
ートとした。
【0053】実施例6 広葉樹漂白クラフトパルプ85重量%(オゾン漂白EC
Fパルプ、残留塩素含有量180ppm、カッパ価1.
0)、及び針葉樹漂白サルファイトパルプ15重量%
(オゾン漂白ECFパルプ、残留塩素含有量190pp
m、カッパ価0.9)から成る混合パルプを叩解度32
0CSFになるように叩解後、パルプ100重量部に対
して、カチオン化澱粉3重量部、アニオン化ポリアクリ
ルアミド0.2重量部、アルキルケテンダイマー乳化物
(ケテンダイマー分として)0.3重量部、ポリアミド
エピクロルヒドリン樹脂0.4重量部を添加して紙料ス
ラリーを調製した。その後、紙料スラリーを長網抄紙機
で紙匹を形成し、ウェットパートで3段のウェットプレ
スを行った後、スムージングロールで処理し、引き続く
乾燥パートで2段の緊度プレスを行った後、乾燥した。
その後、乾燥の途中でカルボキシ変性ポリビニルアルコ
ール溶液をサイズプレスし、固形分付着量を2.0g/
2とし、最終的に得られる基紙水分が絶乾水分で8重
量%になるように乾燥し、坪量150g/m2のインク
ジェット記録シート用の支持体を製造した。上記の支持
体に、インク受容層組成物として、アルミナゾルAS−
3(触媒化成社製)5部(固形分)、ポリビニルアルコ
ールMA−26(信越化学社製)1部(固形分)及び水
からなる固形分約10%の塗工液を調製し、バーコーター
により乾燥塗工量15g/m2になるように塗工、乾燥
してインク受容層の第1層とした。次いでこの上に、ポ
リオレフィン系ラテックス(ケミパールM200)25
部(固形分)、ポリビニルピロリドン3.0部からなる
固形分約30%の塗工液をカーテンコータにより乾燥塗
工量 5g/m2になるように塗工、乾燥して、実施例6
のインクジェット記録シートを作製した。
【0054】比較例5 実施例6のLBKPとして塩素漂白パルプ(残留塩素含
有量730ppm、カッパ価1.2)を使用した他は、
実施例6と全く同様にして、比較例5のインクジェット
記録シートとした。尚、実施例6及び比較例5の記録シ
ートについては、インクジェット記録後、加熱して該ポ
リオレフィン系ラテックス(ケミパールM200)を融
解し、被膜化した物について評価をした。
【0055】このようにして作製したインクジェット記
録シート及び記録物について、下記の評価方法により評
価し、その結果をまとめて表1に示す。
【0056】[画像の耐褪色性]エプソン(株)製イン
クジェットプリンターMJ700V2Cで印字したマゼ
ンタのベタ画像部を5000Lx蛍光灯120時間照射
後、そのベタ画像部の光学濃度をマクベス濃度計RD9
18で測定し、下記式により残留濃度の百分率を求め、
耐褪色性(%)とした。 耐褪色性(%)= 照射後の光学濃度/照射前の光学濃
度 × 100
【0057】
【表1】
【0058】表1から、支持体のパルプとしてECFパ
ルプを使った実施例では、塩素漂白パルプを使った比較
例よりも、同じ処方で比較するといずれも耐褪色性にお
いて良好なものが得られることがわかる。またECFパ
ルプの中でも、酵素漂白によるものは他のものに比べて
やや劣ることも判明している。また残留塩素含有量は少
ないほど、良くなっている傾向も読み取れる。
【0059】
【発明の効果】以上から、ECFパルプを使うことによ
り、耐褪色性のよいインクジェット記録物が得られ、イ
ンクジェット記録シートの課題の一つである保存性を改
良したインクジェット記録シートを提供出来る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材パルプを主成分とする紙を支持体と
    して、その少なくとも片面に、1層以上のインク受容層
    を設けてなるインクジェット記録シートにおいて、該支
    持体のパルプ成分を主として、次亜塩素酸塩、二酸化塩
    素、酸素、過酸化水素、オゾン漂白処理のいずれか、あ
    るいはこれらの組み合せによる漂白処理をした無塩素漂
    白パルプとすることによって、残留塩素含有量を減らし
    たことを特徴とするインクジェット記録シート。
  2. 【請求項2】 該支持体中の該残留塩素含有量が、40
    0ppm以下である請求項1記載のインクジェット記録
    シート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007102356A1 (en) * 2006-02-22 2007-09-13 Ricoh Company, Ltd. Image processing method, recorded matter, program, image processing apparatus, image forming apparatus, image forming system and ink
JP2007253602A (ja) * 2006-02-22 2007-10-04 Ricoh Co Ltd 画像形成方法、プログラム、画像処理装置、画像形成装置及び画像形成システム

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