JP2000177145A - インクタンク、及び該インクタンクを用いるインクジェット記録装置 - Google Patents

インクタンク、及び該インクタンクを用いるインクジェット記録装置

Info

Publication number
JP2000177145A
JP2000177145A JP10362450A JP36245098A JP2000177145A JP 2000177145 A JP2000177145 A JP 2000177145A JP 10362450 A JP10362450 A JP 10362450A JP 36245098 A JP36245098 A JP 36245098A JP 2000177145 A JP2000177145 A JP 2000177145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
ink tank
tank
protrusion
needle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10362450A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3658222B2 (ja
Inventor
Osamu Sato
理 佐藤
Kiyouta Miyazaki
京太 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP36245098A priority Critical patent/JP3658222B2/ja
Priority to US09/231,252 priority patent/US6293662B1/en
Priority to DE69933152T priority patent/DE69933152T2/de
Priority to DE69940327T priority patent/DE69940327D1/de
Priority to EP05014786A priority patent/EP1609604B1/en
Priority to EP99100823A priority patent/EP0930170B1/en
Publication of JP2000177145A publication Critical patent/JP2000177145A/ja
Priority to US09/903,657 priority patent/US6431699B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3658222B2 publication Critical patent/JP3658222B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器全体の製造ばらつきによる精度の影響を
受けることなく記録装置に対して安定した位置決め及び
インク供給経路の結合を実現できるインクタンクを提供
する。 【解決手段】 インクタンク1は、タンクを支持するた
めの3つの突起部11a,11b,14を備える底面部
と、底面部と対向する上面部9と、長手方向に一組の対
向面を備える複数の側面部4と、長手方向の一方の端部
に把手部7と、を備え、突起部11a,11bはそれぞ
れ側面部の対向面の近傍領域に対向して設けられ、3つ
の突起部を結ぶ線状もしくはそれより内側の領域内に対
向する上面部の領域内に外部にインクを導出するための
インク供給部13が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクなどの液体
を吐出して記録を行なう液体吐出記録装置用のインクタ
ンク及び該インクタンクを用いるインクジェット記録装
置に関し、特に、大量のインクを消費するインクジェッ
トプリントシステムに用いられる複数の結合部を有する
インクタンク、及び該インクタンクを用いるインクジェ
ット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置に用いられるイ
ンクタンク(液体収容容器)は、インク消費時の交換を
容易にするため、記録装置のインクタンク収納部である
インクタンクユニットに対して着脱自在に構成されてい
る。インクタンクにはゴム栓などで栓をされたインク供
給口が設けられ、単体で存在する場合のインク漏れなど
を防止するとともに、インクタンクユニットにはインク
タンクとの接続部に中空針等が設けられ、インクタンク
のインク供給口と接続することで、インクタンクからの
インクの供給を可能としている。
【0003】このような構成のインクタンクをインクジ
ェット記録装置に搭載させるインクタンクユニットの具
体的な構成、及びインクタンクの結合の方法としては、
例えば特開平01-141750号公報などに記載されているよ
うに、インクタンクのインク供給口を、インクタンクユ
ニットに対する挿入方向前方に設け、インクタンクをイ
ンクタンクユニットに装着する方向と、インクタンクの
インク供給口とインクジェット記録装置のインク供給経
路との接続方向とを同一の方向とするものが知られてい
る。このようなインクタンクユニットとインクタンクと
の結合は、インクタンクのユニットへの位置決め及びイ
ンク供給口への中空針の挿入とが、ワンアクションで行
われる。
【0004】インクタンクのインクタンクユニットに対
する挿入方向は、インクタンクの形状、大きさによって
異なるが、上述の特開平01-141750号公報のように水平
方向に挿入するものや、特開平09-076525号公報のよう
に、鉛直方向上方から挿入するものがあるが、いずれの
場合も針の挿入方向とインクタンクの挿入方向とが反対
方向となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、印字デューテ
ィが高く、大量のインクを消費する大型のインクジェッ
ト記録装置においては、インクタンクの交換頻度を押さ
えるため、例えばインク収容量が200cc以上、より
好ましくは500cc以上の大容量インクタンクを使用
することが多い。
【0006】このように容器が大型化すると、インクタ
ンクユニットとの装着に関しても、容器が大型化したこ
とに伴う以下のような特有の課題が生じる。
【0007】すなわち、上述の容器は容器の大きさが大
きいために、記録装置へ装着する際の位置決め位置を結
合部から離れたところに設けると、確実な結合を実現す
るためには、容器を精度よく製造することが求められ
る。特に、インクの漏れ出し防止のために、大気連通口
をインク供給口と同様にゴム栓などで封止し、記録装置
に装着した時に、インク供給口と同様、中空針などをゴ
ム栓に突き刺すことで外部と連通可能とするような場合
などは、インクタンクと記録装置との結合箇所が複数箇
所に増えるため、この要求が一層高まることになる。
【0008】また、針の挿入方向とインクタンクのイン
クタンクの挿入方向とが反対方向の場合、仮にインクタ
ンクが所定の位置からずれて固定されていると、針とイ
ンク供給口との接続が確実に行われない状態で結合部に
余計な力がかかるため、結合部からインク漏れが生じた
り、最悪の場合針が曲がってしまうなど結合部を壊す恐
れがある。
【0009】本発明者らは、上述の技術課題に対して、
インクタンクの挿入動作の影響を受けないようインク供
給針の挿入方向とインクタンクの挿入方向とを直交させ
るとともに、タンク全体の精度によらずタンク装着時の
位置精度を高めるために、装置との結合部分の精度のみ
を高め、結合部で位置決めを行なうという、従来とは異
なる観点からこの課題を解決したインクジェット記録装
置及びインクタンクに関する発明を既に行なっている。
本発明は、上述の発明を基礎として、発明者等による以
下のより好ましい着想により想起されたものである。
【0010】すなわち、容器を低価格で提供するため
に、インクタンク全体の精度を向上させることなく、よ
り信頼性の高い装着及び結合動作を実現できるインクタ
ンク及びインクジェット記録装置について検討した結
果、針のタンクへの装着時に針の挿入による力を受ける
ことになるインクタンクの底面について着目すること
で、製品によるばらつきの影響を受けにくいインクタン
クを想起するに至った。
【0011】本願発明の目的は、結合時の信頼性に関し
て、容器全体の製造ばらつきによる精度の影響を受けに
くいインクタンク、及びそのインクタンクを用いるイン
クジェット記録装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のインクタンクは、インクを収納するインク
収納部を備えたインクタンクにおいて、タンクを支持す
るための3つの突起部を備える底面部と、外部に前記イ
ンク収納部内のインクを導出するためのインク供給部
と、を有するとともに前記底面部と対向する上面部と、
前記底面部と前記上面部と隣接するとともにタンクの長
手方向に一組の対向面を備える複数の側面部と、タンク
の長手方向の一方の端部に把手部と、を備え、前記底面
部の突起部のうち2つはそれぞれ前記側面部の対向面の
近傍領域に対向して設けられるとともに、前記3つの突
起部を結ぶ線状もしくはそれより内側の領域内に対向す
る上面部の領域内に前記インク供給部が設けられている
ことを特徴とする。
【0013】本発明のインクタンクによれば、3点の突
起部によりタンクを支持することで、針のタンクへの装
着時に針の挿入による力をタンク底面全体で受けるので
はなく、突起部で受けることができ、針の挿入に対して
製品によるばらつきの影響を受けにくいインクタンクを
提供することができる。
【0014】上述のインクタンクにより本願の課題は解
決できるものであるが、より好ましい条件として、以下
の諸条件を満たすことにより、それぞれに記載されてい
る特有の効果を有することができる。
【0015】より好ましい条件の一つは、前記底面部は
前記2つの突出部近傍が最底面となるような傾斜を備え
るとともに、前記インク供給部から前記最底面に延在す
る供給管を備えることで、インクの使用効率を高めるこ
とが可能となる。
【0016】また、前記3つの突起部を結ぶ線状もしく
はそれより内側の領域内に対向する上面部の領域内に、
前記インク収納部を外部に対して連通させるための大気
連通部をさらに有するとともに、前記上面部は前記大気
連通部を備える第一の突出部と、前記インク供給部を備
え前記第一の突出部とは異なる第二の突出部と、インク
タンクの種類を識別するための誤装着防止部と、を備
え、前記誤装着防止部は前記把手部と対向するタンクの
長手方向の他端部に設けられるとともに、前記誤装着防
止部よりも上方に前記大気連通部及び前記インク供給口
を備えることで、インクタンクの誤装着の防止を効果的
に行うことができるとともに、インク供給部及び大気連
通部を利用したインクタンクの位置決めを容易に行なう
ことができる。
【0017】特に、前記底面部の突起部の残りの一つ
は、前記側面部の対向面から互いに等距離離れた中央部
近傍に設けられるとともに、3つの突起部を結んで形成
される3角形の、前記中央部近傍に設けられた突起部か
らの中線と対向する上面部の領域に、前記インク供給部
及び前記大気連通部が設けられることで、針の挿入によ
る力をより安定した位置で受けることができ、結合動作
時の信頼性をより一層高めることができる。この場合、
より好ましくは、前記中央部近傍に設けられた突起部
は、前記把手部とは反対側の端部近傍に設けられている
ことが望ましい。
【0018】また、前記3つの突起部を結んで形成され
る3角形の、前記中央部近傍に設けられた突起部からの
中線上に、前記3つの突起部より突出量の小さいリブが
設けられていることで、針の挿入による力を突起部で支
持する際に、底面の変形により3点の位置がずれること
をと防止することができる。
【0019】本発明は、前述した第一及び第二の突起部
を備えるインクタンクを搭載するインクジェット記録装
置についても提供するものであり、本発明のインクジェ
ット記録装置は、さらに、前記インクタンクの第一の突
出部を固定するための前記インクタンクの装着方向と直
交する第一の基準面と、前記インクタンクの第二の突出
部を固定するための前記インクタンクの装着方向と平行
な第二の基準面と、前記第二の基準面に前記第二の突出
部を付勢するクリック部材と、前記第一及び第二の突出
部とそれぞれ結合可能な第一及び第二の結合針と、該第
一及び第二の結合針を前記インクタンクのインクジェッ
ト記録装置への装着方向と直交かつ前記第一及び第二の
基準面と平行に所定の位置まで移動させる移動手段と、
を備え、前記第一の突出部が前記第二の基準面と前記ク
リック部材とに囲まれる位置で前記インクタンクの記録
装置への装着が完了することを特徴とする。
【0020】上述のインクジェット記録装置によれば、
インクタンクの装着方向と移動手段によるインク供給針
の移動方向とが直交することにより、インクタンクの位
置がずれやすいインクタンクの挿入方向に関して、イン
ク供給針の影響を受けないので、結合がより確実になる
ほか、インクタンクの外部との接続部を上部に配置する
ことが可能となるので、インク漏れなどを効果的に防止
できる。また、記録装置との結合部である突出部により
位置決めを行ない、インクタンクの底面部に設けられた
突起部で針の挿入に対する力を受けることで、タンク全
体の精度によらず、インクタンクとインクタンクユニッ
トの結合部の位置精度を向上させるとともに装着及び結
合の信頼性を高めることができる。そして、第一の突出
部が前記第二の基準面と前記クリック部材とに囲まれる
位置で前記インクタンクの記録装置への装着が完了する
ことで、大型化したインクタンクに特有な装着方向側の
がたつきに対し、結合に関与する突出部近傍でそのがた
つきを抑えることができるので、より一層結合の信頼性
を高めることができる。
【0021】なお、本願発明における「インク」とは、
インクジェット記録ヘッドから吐出される液体の総称で
あり、例えば記録紙へのインクの浸透性を向上させるた
めに使用される処理液などのプリント性向上液なども含
むものとして用いている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0023】まずはじめに、本願発明のインクタンクを
搭載可能なインクジェット記録装置について図1を用い
て説明する。図1は、本発明を適用可能な液体吐出記録
装置の一実施形態である、インクジェット記録装置の外
観を示す斜視図である。
【0024】図1に示すように、互いに平行に配設され
た2本の主走査レール107には、ヘッドキャリッジ104及
び供給キャリッジ105が矢印A方向に摺動自在に嵌合さ
れている。ヘッドキャリッジ104には、記録信号に基づ
いてインクを吐出する吐出ヘッド部101が搭載されてい
る。
【0025】吐出ヘッド部101は、濃シアン、淡シア
ン、濃マゼンタ、淡マゼンタ、イエロー及びブラックの
6色のインクに対応して、それぞれの色ごとに複数個ず
つ配列されたノズルを有し、各ノズルにはそれぞれイン
ク吐出用の熱エネルギーを発生する電気熱変換体が設け
られている。吐出ヘッド部101内には、ノズルでの毛管
現象によりインクが供給され、インクは吐出ヘッド部10
1のノズルが開口した面(以下、「ノズル面」という)
でメニスカスを形成してノズルを満たした状態を保つ。
また、吐出ヘッド部101は、吐出ヘッド部101を駆動する
ための駆動基板とともに、ヘッドカバー106で覆われて
いる。吐出ヘッド部101の駆動基板は、フラットケーブ
ル113を介して、この記録装置全体の動作を制御する制
御基板等を収納する基板ボックス114と接続されてい
る。
【0026】一方、供給キャリッジ105には、吐出ヘッ
ド部101にインクを供給するためのサブタンク103が搭載
されている。サブタンク103の内部は各色インクに対応
して6つの室に分けられており、それぞれの室が、対応
する吐出ヘッド部101に樹脂製のチューブで接続されて
いる。さらに、サブタンク103の下方には、サブタンク1
02に供給するインクを収容する6つのインクタンク102
が後述するインクタンクユニット120内に保持されてい
る。第一図では、インクタンクユニットの詳細な構造に
ついては省略している。
【0027】インクタンク102はサブタンク103よりも大
きな容量を有するものであり、本例の場合、500〜1000c
m3のインクを収容することができる。各インクタンク10
2も、各色インクに対応するもので、それぞれ樹脂製の
チューブによってサブタンク103の各室に接続されてい
る。これにより、インクタンク2に収容されたインクは
サブタンク103に供給されてサブタンク103内に保持さ
れ、さらにサブタンク103から吐出ヘッド部101に供給さ
れる。
【0028】ヘッドキャリッジ104及び供給キャリッジ1
05は、それぞれタイミングベルトに結合され、主走査モ
ータ108によってタイミングベルトを回転させること
で、矢印A方向に往復走査される。吐出ヘッド部101の
ノズルに対向する位置には、プラテン109が設けられ
る。記録紙115は、プラテン109上を矢印B方向に搬送さ
れる。記録紙115の搬送は、ヘッドカート部の一走査ご
とに所定のピッチで間欠的に行われ、この間に吐出ヘッ
ド部101からインクを吐出して記録が行われる。
【0029】また、吐出ヘッド部101の走査領域内で、
かつ、記録紙115への記録領域外には、吐出ヘッド部101
のインクの吐出特性を良好に維持するためのヘッド回復
系110が、吐出ヘッド部101と対向して配置されている。
ヘッド回復系110は、吐出ヘッド部101をキャッピングす
るキャップ117と、吐出ヘッド部101のノズル面を清浄に
するためのブレード111とを有する。吐出ヘッド部107が
キャップ117と対向するときの吐出ヘッド部101の位置
を、ホームポジションという。
【0030】次に、本願発明のインクタンクに好適な、
液体吐出記録装置のインクタンクを収容する保持手段と
してのインクタンクユニットについて図2〜図5を用い
て説明する。図2及び図3は、本発明のインクタンクユ
ニット全体を説明するための説明図であり、図2はイン
クタンクユニット20の正面図、図3は側面断面説明図
である。また、図3に示すインクタンクの構造のうち、
要部を図4に示し、図3のA−A断面図及びB−B断面
図をそれぞれ図5(a)及び図5(b)に示す。
【0031】本実施形態のインクタンクユニット20
は、インクタンク1を1個あるいは複数個(ここでは6
個収納する場合を例にとる)収納する。インクタンクユ
ニット20の筐体底部には底板プレート21、上部には
上面プレート24が設けられ、これらは各々の両端を左
シャーシ22、右シャーシ23によってつながれてい
る。底板プレート21、上面プレート24の間には中央
プレート25が左シャーシ22、右シャーシ23間に渡
され、後述するリアシャーシ32などとともに筐体の剛
性を高めている。
【0032】26はインクタンク1の底部を案内する下
ガイドで、27は上部を案内する上ガイドである。下ガ
イド26のインクタンクが収納される凹部の右側には後
述する第二の基準面へ付勢する第二の付勢手段としても
機能するタンク付勢バネ28、29が設けられ、インク
タンク1を左側に押しつけてインクタンク1の下部の位
置決めが行なわれる。隣接するインクタンク収納部間は
フロントガイド30によって仕切られ、操作者が、イン
クタンク1を挿入するときに、挿入場所が一目でわかる
ようになっている。
【0033】31はタンクロックレバーであり、インク
タンク1が収納されていない状態では上方に持ち上げら
れているが、インクタンク1を挿入した後、操作者が下
方に押し下げてインクタンク1が引き抜かれないように
ロックすることができる。
【0034】このように、複数色を収納するインクタン
クユニットに対し、インクタンクは、その長手方向と、
インクタンクユニットへの挿入方向とが一致すること
で、スペースの効率を高めている。
【0035】このタンクロックレバー31は、主に操作
者が操作するレバーグリップ33とレバー本体34から
構成される。タンクロックレバー31は、レバー支持部
材35に設けられたレバー軸36を中心に回動可能に支
持されている。レバー支持部材35は中央プレート25
に固定されている。レバー本体34のレバーグリップ3
3と反対側の端部34aと、左シャーシ22、右シャー
シ23間に設けられたバネフック37の間には、引っ張
りバネ38が設けられている。したがって、タンクロッ
クレバー31は、レバー軸36を中心に常に時計回り方
向に付勢され、インクタンク1を挿入していないときに
は、フロントガイドの突き当て部30aに当たった状態
で保持されている。
【0036】41,42はそれぞれ管状で先端が細くと
がった針で、針41はインクタンク1のインク供給口部
と接続し、タンク内のインクを吸い上げるために設けら
れたインク供給針であり、針42はインクタンク1の大
気連通部と接続し、タンク内を大気に連通させるために
用いられる大気連通針である。それぞれの針41,42
は針ホルダ43によって保持されており、針ホルダ43
は中央プレート25に植設された円柱状のガイド軸4
4,45に沿って移動可能である。
【0037】針ホルダ43の両側には一対のピン46と
その外側で回動可能なコロ47が設けられており、この
コロ47が、レバー本体34の両側に設けられた軸受部
材49にはめ込まれている。このような構成により、タ
ンクロックレバー31を押し下げることで、針ホルダ4
3および針41,42を下降させることができる。
【0038】針41,42は針ホルダ43内でL字に曲
げられ、ゴム製の針ジョイント60によって各々チュー
ブ61,62につながっている。チューブ61は、サブ
タンク側からのインクの逆流を防止するための逆止弁6
3、チューブ64を介してサブタンクとつながってい
る。なお、チューブ64の途中にはインク送液用のポン
プが設けられている。チューブ62はリアシャーシ32
の後方まで這い回されてチューブ端部が大気に開放され
ている。したがって、ポンプを動作させると逆止弁63
が開き、インクタンク1内のインクがサブタンクへ送ら
れ、そのかわりチューブ62を通って空気がインクタン
ク1内へ補給される。
【0039】下ガイド26のインクタンク収納部の中央
にはインクタンクの入り口から奥側にかけて傾斜溝65
が設けられており、さらに奧側にはインクタンク1の並
び方向につながったインク吸収体66が設けられてい
る。インク吸収体66は少なくともインクタンク1個分
のインクが吸収できるようになっており、万が一インク
タンク1が破損してインクが漏れだしたとしてもユニッ
ト外へインクが溢れることはない。傾斜溝65の角度は
漏れだしたインクが速やかに吸収体66方向へ流れるよ
うに本実施例では1.5°となっている。
【0040】72はレバーロック部材で支持軸73を中
心に揺動可能に支持され、トーションスプリング74に
よって時計方向に付勢されている。インクタンク1が収
納されていない場合には、レバーロック部材72は、突
き当て部72aが中央プレート25に突き当たった状態
(図2参照)で保持されており、レバーロック部材72
の上部の端部72bは、レバー本体34の開口部34b
を貫通している。従って、この状態でタンクロックレバ
ー31を押し下げようとすると、レバー本体34の折り
曲げ部34cがレバーロック部材72の肩部72cに当
たり、これ以上タンクロックレバー31は下がらない。
【0041】75は検出プレートで、支持軸76を中心
に回動可能に支持され、トーションスプリング77によ
って反時計方向に付勢されている。検出プレート75の
当接部75aは針ホルダ43に植設されたホルダピン7
8に当接しており、針ホルダ43が下降し所定の最下位
位置まで下がると反時計方向へ回転し、突出部75bが
マイクロスイッチ79の検出部79aを押し、針41,
42の所定位置への移動を検出する。
【0042】81は針41をインクタンク1から抜いた
ときに針41に付着したインクをふき取る吸収体で、吸
収体押さえ82によって保持されている。83はレバー
本体34に設けられた凸部材で、中央プレート25に固
定された凹部材84と係合する。凸部材83と凹部材8
4はともにポリアセタール、ポリプロピレンなどのバネ
性を有する材料で作られ、タンクロックレバー31を押
し下げると係合し、その位置にタンクロックレバー31
を保持でき、所定以上の力で引き上げるとその係合を解
除できるものである。また、レバー本体にはタンクの付
勢手段としての板バネ85、ローラ86、及び回転軸8
7が設けられている。板バネ85は一端がレバーグリッ
プ33に固定され、他端にはアイドラーのローラ86と
回転軸87が設けられている。
【0043】ストッパ91は中央プレート25から上方
に植設された回動軸92を中心に回動可能で、トーショ
ンスプリング93によって、反時計方向に付勢されてい
る(第5図(a)参照)。インクタンク1が収納されて
いないときには針ホルダ43の脚部43aの下方にスト
ッパ91がちょうどあるため、針ホルダ43はこれ以上
下降できないようになっている。
【0044】94はクリック部材で中央プレート25か
ら下方に植設された回動軸95を中心に回動可能で、圧
縮バネ96によって、時計方向に付勢されている(第5
図(b)参照)。
【0045】また、27cは、第一の基準面としての突
き当て面、27bは第二の基準面としての突き当て面で
あり、それぞれ上ガイド27に設けられている。第一の
基準面と第二の基準面とは直交しており、第一の基準面
は、インクタンクの挿入方向と直交する。従って、第二
の基準面は、インクタンクの挿入方向及び針の移動手段
としての針ホルダ43の移動方向の双方に平行になって
いる。また、クリック部材94によって、後述するイン
クタンクの突出部としてのインク供給口部及び大気連通
部は前記突き当て面27b及び27cに当接される。こ
のようにすることで、第一キャップのbb方向への移動
可能両域を図5(b)に示すddにすることができる。
【0046】また、本実施例では、クリック部材94
は、その高さ方向については、端部94aでは後述する
タンクに設けられた円筒2aに相当する部分のみ設けら
れており、アーム部94bでは、後述するタンクに設け
られた円筒2a及び2bの双方に相当する部分に設けら
れている。従って、後述する第一の突出部が端部94a
を通過する際には、クリック部材はクリック動作を行な
わないようになっている。
【0047】本実施例では、インクタンク1の挿入時
に、クリック部材94が第一の突出部に対してはクリッ
ク動作を行なわず、第二の突出部に対してのみクリック
動作を行うことで、タンクが所定の位置に位置決めされ
たことをユーザは1回のクリック動作でより一層容易に
確認することができる。また、本実施例では、移動可能
量ddは、クリック部材のアーム部と第一の突出部の円
筒2aとの距離となるので、移動量を規制し、安定した
結合を実現することが可能となる。
【0048】このように、大型容器においてはインク供
給口部により結合部の位置決めを行うことで、位置決め
の精度を高めることができる。また、ユーザはこの変化
をクリック感として容易に検知することができるので、
挿入が確実に行われたことを確認することができる。ま
た、挿入方向に複数の突出部を有するインクタンクを結
合する場合、インクタンクの挿入方向と直交する第一の
基準面に対しては挿入方向前方の突出部を当接させ、第
一の基準面と直交する第二の基準面に対しては、複数の
突出部を当接させて位置決めを行うことで、複数色を使
用するインクジェット記録装置において、スペースの無
駄をとることなく挿入方向に対するがたつきを押え、よ
り確実な結合を実現することができる。
【0049】本願発明のインクタンクは上述した記録装
置及びインクタンクユニットに好適に利用されるもので
あり、その具体的な構成について、以下の実施例1及び
2で説明する。
【0050】(第一実施例)図6は本発明の第一実施例
のインクタンクを説明するための説明図であり、(a)
はメインタンクユニットの針との接続部を上面にした時
(使用時姿勢)の立体斜視図、(b)はインクタンクの
底面部を説明するための立体斜視図である。
【0051】インクタンク1は、剛性のある筐体内部に
直接インクなどの液体を収容可能であり、筐体は底面部
と、底面部と対向する面部(上面部)9と、底面部と上
面部とに隣接し、タンクの長手方向に一組の対向面を備
える複数の側面部4と、を備えている。
【0052】本実施例の上面部9は、段差を有する平面
部9a、9b,9cを備えており、インクタンクに接合
された時に最も底面から離れる平面部9aに、筐体内部
に大気を導入するための大気連通口12を有する第一の
突出部2と筐体内部の液体を外部に導出するためのイン
ク供給口13を有する第二の突出部3が設けられてい
る。平面部9aに隣接し、平面部9aより一段低い平面
部9bには、第二の誤装着防止部10c及び10dが設
けられ、平面部9bより更に一段低く、前述したインク
タンクユニットへの装着方向前方の端部となる平面部9
cには、第一の誤装着防止部10a及び10bが設けら
れている。
【0053】本実施例では、第一の突出部2は、第二の
突出部3より径の小さい円筒2aと、第二の突出部3と
同じ径の円筒2bとが同心円的に配置されており、その
高さは第二の突出部と同じになっている。また、本実施
例では第一の突出部及び第二の突出部の配置は、インク
タンクの挿入方向から見ると、第一の突出部及び第二の
突出部の中心軸がほぼ一致した形で、第一の突出部が手
前にくるように配置されている。
【0054】ここで、インク供給口及び大気連通口を底
面と対向する面に備え、前述したメインタンクユニット
の針が上方から挿入されることで、万一結合時に不確実
な結合が行なわれたとしても、結合部からインクが漏
れ、インクタンクユニットを汚すことがない。大気連通
口12及びインク供給口13はそれぞれ突出部内のゴム
栓(不図示)により密閉されており、内部の液体が不用意
に外部に漏れ出ないようになっている。
【0055】また、インクタンクの挿入方向前方の端部
に設けられている第一の誤装着防止部には、爪部10b
が4箇所、爪部を保護するようにインクタンクの長手方
向(インクタンクのインクタンクユニットへの装着方
向)に平行な保護壁10aが設けられ、爪部の不要部分
を取り除くことによってインクタンクユニットにおける
誤装着の防止を行っている。本実施例では第一の誤装着
防止部の4ヶの爪のうち、3ヶの爪を取り除くことで4
種類のインクタンク種に対応できるようになっている。
第二の誤装着防止部には、前述の第一の誤装着部と同
様、爪部10dと保護壁10cが設けられている。本実
施例では第二の誤装着防止部の爪部は2列にわたって6
箇所設けられ、このうち合計3ヶの爪を取り除くことで
20種類のインクタンク種に対応している。本実施例で
は、誤装着防止部の組み合わせによって80種類(20
×4)のインクタンク種に対応できるようになっている
が、誤装着防止部の爪部の数は、上述した数量に限定さ
れるものではなく、要求されるタンク種の必要数量にあ
わせ、自由に選択することができる。
【0056】なお、上述した平面部9bと平面部9cは
平面部9aより図6(a)に示す状態で低い位置にある
が、本実施例の平面部9b及び平面部9cの側面部に
は、平面部9aとほぼ同じ高さとなる側壁14が形成さ
れている。誤装着防止部10a,10b,10c,10
dはそれぞれ図6(a)に示す状態で、側壁と同じ高さ
か、それより低く形成されているので、操作者が万一誤
ってインクタンクを落下させてしまった場合でも、第
一、第二の誤装着防止部はこの側壁14により保護され
る。
【0057】また、第一の誤装着防止部は第二の誤装着
防止部に比べて一段低い面に形成されているため、第二
の誤装着防止部を識別するためのインクタンクユニット
側の識別部材の凸形状が第一の誤装着防止部に対して干
渉することがない。また、第二の誤装着防止部は第一の
突出部及び第二の突出部に比べて一段低い面に設けられ
ているので、インクタンクの位置決め及び結合のための
インクタンクユニットの基準面や結合部が第二の誤装着
防止部に干渉することがない。したがって、スムーズに
インクタンクを挿入することができるとともにインクタ
ンクの高さ方向のスペースを効率的に利用することで、
幅方向(インクタンクの挿入方向と直交する方向)を大
きくすることなく、多数の種類のインクタンクの識別、
すなわち、色による違いの識別や、搭載される記録装置
の違いの識別などを可能にすることができる。本実施例
では、誤装着防止部を2段にわたって設けたが、識別す
るインクタンクの種類が少ない場合は、1段のみ設けて
もよい。
【0058】一方、底面と対向する面の第二の突出部側
(挿入方向後方)にはそれぞれの突出部の開口部の端面
の高さより高い傾斜面が設けられるとともに、落下の際
に前述の第二の突出部3の破損を防止するための保護用
リブ5が設けられている。そして、傾斜面の高い方の端
部(挿入方向後方の端部)は、インクタンクをメインタ
ンクユニットのレバーに固定させるための垂直面部6を
有している。垂直面部6は、底面に対し、ほぼ直交する
面となっており、第一の突出部及び第二の突出部の柱状
の部分と平行になっている。垂直面部の下端は、第一の
突出部及び第二の突出部の柱状の部分より鉛直方向やや
下方まで延在し、上端は第一の突出部及び第二の突出部
の開口部より上方まで延在している。
【0059】ここで、第二の突出部の高さは、第一の突
出部の大気連通口を有する面と垂直面部上部とを結ぶ線
より下方に位置するようになっている。従って、仮にタ
ンクを落下させたとしても、第二の突出部は地面に直接
接することはないので、落下により第二の突出部が破壊
されることはない。このように、本実施例のインクタン
クでは、インクタンクのインク供給口を保護すること
で、後述するインクタンクを搭載可能な記録装置との結
合をより確実に行なうことを実現している。なお、上述
の保護用リブは、必ずしも必須の構成ではないが、リブ
を設けることで第二の突出部の保護をより確実に行なう
ことができる。
【0060】この垂直面部の下方には、それぞれ筐体を
貫通する貫通穴により垂直面部から突出した把手部7及
び引掛け穴15が設けられており、それぞれ持ち運び時
やインクタンクユニットからタンクを取り外す際にユー
ザのハンドリング性を向上させている。本実施例では、
これら把手部及び引掛け穴部はインク収容可能な筐体内
部と連通する中空体で構成されており、これらの中にも
液体を充填することができるので、その分インクタンク
のインク収納量を増大させることが出来るようになって
いる。
【0061】次に、本実施例の底面部の形状について説
明する。
【0062】本実施例では、図6(b)に示すように、
底面部は突起部11a,11b,14と、突起部より突
出量の小さい補強リブ8と、を備えている。ここで、突
起部11a、11bは、側面部4の対向面近傍に対向し
て設けられ、突起部14は、側面部の対向面から互いに
等しい距離離れた中央部の、インクタンクの挿入方向前
方の端部に設けられている。補強リブ8は側面部の対向
面から互いに等しい距離離れた中央部の、突起部14か
ら突起部11a,11bが設けられている位置の近傍ま
で延在している。
【0063】なお、本実施例のインクタンクはブロー成
形により製造されているため、成形時のバリが突起部に
残らないように突起部14の中央部14bは突起部14
a、14bに対して凹んでいる。ただし、14aと14
bとの距離は11aと11bとの間の距離よりも近いた
め、一つの突起部14として扱うことができる。
【0064】ここで、本発明のインクタンクでは、図7
(a)のインクタンクの上面図に示すように、3つの突
起部14,11a,11bを結ぶ線の内部の領域(3角
形を形成する)に対向する上面部の領域内に、大気連通
口12及びインク供給口13が設けられている。特に、
本実施例の場合、突起部14は側面部の対向面から互い
に等しい距離離れた中央部の、インクタンクの挿入方向
前方の端部に設けられており、インクタンクは突起部1
4からの中線を通る切断面(図7(a)の一点鎖線で示
される)に対して誤装着防止部を除いて対称となってい
る。そして、大気連通口12及びインク供給口13はこ
の切断面上にその中心部を有している。
【0065】さらに、本実施例のインクタンクは、把手
部にもインクを収容可能となっているが、インクの収容
の有無に関わらず、図6(a)に示す使用時の姿勢で
は、インクタンクの重心は、上面部から見ると図7
(a)に示す3つの突起部で形成される領域内に位置し
ている。
【0066】また、本実施例のインクタンクは、ブロー
成形により製造されているので、図7(b)に示す側面
図に点線で示すように、タンクの内面形状は誤装着防止
部や大気連通部、インク供給口部を除いて、筐体の内面
は外面と対応した形状になっている。本実施例の場合、
底面部のうち把手部及び補強リブが設けられている領域
は、その内部に傾斜面が形成されており、突起部11a
及び11bが設けられる領域近傍が最底面となってい
る。
【0067】なお、図7(b)に示すように、インク供
給口には筐体内を底部近傍まで延在するチューブ18が
設けられており、図6(a)に示す姿勢においても、イ
ンク供給口と接続され外部から吸引されることで、筐体
内部に収納された液体を確実に外部に導出し、インク残
りを少なくすることが可能となっている。
【0068】次に、本実施例におけるインクタンクのイ
ンクタンクユニットへの装着、及び結合動作について説
明する。
【0069】まず、インクタンク1を上ガイド27と下
ガイド26にガイドされた状態にて図3に示す、J方向
へ挿入する。すると、インクタンク1は、下ガイド26
に取り付けられた、タンク付勢バネ28により下ガイド
26、上ガイド27に設けられた基準面(不図示)に押
し付けられ、インクタンク1の挿入方向と直交する方向
における、インクタンクユニット20に対する位置が決
まる。すなわち、基準面に押し付けることにより、着脱
動作中及び装着完了後のインクタンクの揺動(インクタ
ンク1の挿入方向と直交する方向)を防止することがで
きる。
【0070】さらにメインタンク1をメインタンクユニ
ット20へ挿入していくと、凸形状の識別部材(不図
示)により、この凸形状に対応する部分の爪を取り除い
たインクタンク以外のインクタンクの挿入を防止する。
このようにインクタンクのインク供給口がインクタンク
ユニット内に入る前にこの識別部材と誤装着防止部とに
よって、インクタンクの誤装着を確実に防止することが
できる。一方、第1の針の移動防止手段としてのロック
レバーの解除がタンクの挿入により行われる。
【0071】このように、第1の針の移動防止手段とし
てのロックレバーを解除をタンクの挿入により行うこと
により、タンク挿入動作以外の余計な動作をユーザに強
いることなく、タンク以外のものが挿入された場合の誤
動作を防ぐことができる。従って、ユーザが不用意にメ
インタンクユニット内に手を入れたとしても、針により
手を傷つけることはない。このように本実施例ではタン
クの側面を基準面に当接させ、さらに誤装着防止部材に
よる誤装着の確認を行なうまではレバーの押し下げすら
禁止する構成となっており、確実な誤装着検知後に第1
の針の移動防止手段を解除することになるので、異なる
種類のタンクを誤って装着することがない。
【0072】さらにメインタンク1をメインタンクユニ
ット20へ挿入していくと、前述のクリック部材により
第一及び第二の突出部が位置決めされる。このように大
型容器においてはキャップにより結合部の位置決めを行
うことで、位置決めの精度を高めることができる。ま
た、ユーザはこの変化をクリック感として容易に検知す
ることができるので、挿入が確実に行われたことを確認
することができる。
【0073】このクリック部材によるインクタンクの位
置決めと同時に、インクタンク1の第1の突出部がスト
ッパ91の舌部204を押し、ストッパ91は、回動軸
92を回動中心として回動することで、針ホルダ43の
ロックが解除され、針ホルダ43は、中央プレート25
の穴を通過することが可能となる。
【0074】従って、ユーザはクリック感があれば第2
の針の移動防止手段としての針ホルダのロックが解除さ
れるので、後述する針の結合動作を安心して行うことが
できる。このようにクリック部材によるクリック感を第
2の針の移動防止手段の解除と兼ねるためには、本実施
例のようにクリック部材の回動によりインクタンクの挿
入が促進される状態になる前は、針ホルダのロックの解
除動作は行われない方が望ましい。
【0075】本実施例では、第1の針の移動防止手段と
してのレバーロック部材72及び第2の針の移動防止手
段としてのストッパ部材91という2部材により針ホル
ダのロックを行なっている。従って、万一誤ってユーザ
がインクタンクユニット内に手などを挿入し、レバーロ
ック部材を解除してレバーを押し下げようとしても、針
ホルダに設けられた針により怪我をすることはないと同
時に、異物がインクタンクユニット内に挿入された場合
の、針の保護を行なうことができる。また、針の移動防
止手段を1つだけ設ける場合には、本実施例のストッパ
部材91のように、針の挿入位置に近い所で行うこと
が、確実な挿入を実現するために望ましい。また、本実
施例のように針の移動防止手段を2箇所設けることで、
一方の解除手段は針の挿入位置近くでなくてもよいた
め、解除手段の強度を高めることができる。また、イン
クタンクのキャップによる位置決めが完了した状態で
は、図5(b)に示すように第一の突出部は、クリック
部材と横方向基準面27bとに囲まれており、第一の突
出部とクリック部材との間の隙間はddで示されてい
る。従って、インクタンク1がユーザにより不図示のタ
ンク付勢バネ28の付勢力に抗して図5(b)に示した
bb方向に移動しようとしても、ddで示された隙間分
しか移動することができず、ddの寸法をクリック部材
の形状により小さくすることで、インクタンク1のbb
方向への移動量を規制し、安定した結合を実現すること
が可能となる。
【0076】このように、インクタンクのキャップによ
る位置決めが確実に行なわれた後に、レバーを押し下げ
ることによりメインタンクが固定保持されると共に不図
示のインク供給経路との接続が行なわれる。図8及び図
9はレバーの押し下げ動作を時系列的に示すメインタン
ク及びメインタンクユニットの側面断面図である。
【0077】タンクロックレバー31を押し下げると、
針ホルダ43がガイド軸44,45に沿って下降し針4
1,42も下降する。このときレバーロック部材72
は、メインタンク1の上部によって支持軸73を中心に
反時計方向に回転し、肩部72cがちょうど開口部34
bに対応する位置にくるのでレバーロック部材72はタ
ンクロックレバー31の押し下げの妨げとはならない。
図8の位置よりさらにタンクロックレバー31を押し下
げると折り曲げ部34cがレバーロック部材72を押し
てレバーロック部材72をさらに反時計方向に回転させ
る。
【0078】図8の位置ではローラ86はメインタンク
1の垂直面部6の上部に接する位置にくる。タンクロッ
クレバー31を押し下げるとき、仮にメインタンク1が
最後まで挿入されずにわずかに手前側に位置していたと
しても(例えばクリック部材によるタンク引き込み動作
中の位置)、この付勢手段としてのローラ86が板バネ
85により回転しながらメインタンク1を奥側に押し込
むため、メインタンクが所定の位置にきていないまま、
針41,42が挿入されることはない。もちろん、針4
1,42がそれぞれ第1キャップ2、第2キャップ3に
接触する前にメインタンク1の位置が補正されるよう
に、ローラ86はロックレバーの下端部に配置され、垂
直面部の上端は2つのキャップ部材の柱状部より上に配
置されている。
【0079】図8の位置よりさらにタンクロックレバー
31を押し下げると、針41,42がメインタンク1の
インク供給口及び大気連通口のゴム栓(不図示)のほぼ中
央に挿入され、貫通する。図9はタンクロックレバー3
1が最後まで押し下げられた状態の図である。タンクロ
ックレバー31が最後まで押し下げられると凸部材83
と凹部材84が係合して、タンクロックレバー31は引
っ張りバネ38の付勢力に抗して、この位置で保持され
る。このとき針ホルダ43のホルダピン78に接した検
出プレート75は、針ホルダ43が下降するにつれ支持
軸76を中心に反時計方向へ回転し、針ホルダ43が最
下位位置まできたとき、つまり針41,42が最下位位
置まできたときに、突出部75bがマイクロスイッチ7
9の検出部79aを押す。このマイクロスイッチ79は
例えばポンプの駆動回路につないで、マイクロスイッチ
79が押されたとき、つまり針41,42が所定の位置
まで下降したときにのみ、ポンプが動作してメインタン
クからのインク吸引が可能となる。
【0080】このとき、ロックレバーのローラは、図9
に示すように垂直面部の端部、2つのキャップの柱面の
位置と同等もしくは重力方向やや下方に位置して固定さ
れている。本実施例のようにタンクを挿入方向に付勢す
る場合、タンクの位置決め位置であるキャップの柱面を
支点として、付勢力によりモーメントが発生する恐れが
ある。このとき、図8、図9に示す断面図において、反
時計まわりのモーメントは、タンクホルダーの底面プレ
ートにより受け止めることができるが、時計まわりのモ
ーメントは、受け止める部分がないので位置ずれが起こ
る恐れがある。しかし、本実施例では上記構成をとるこ
とにより、上方へのモーメントを発生させないようにな
っているので、位置ずれが起きないようになっている。
【0081】上述の実施例では、3つの突起部14,1
1a,11bを結ぶ線の内部の領域(3角形を形成す
る)に対向する上面部の領域内に、大気連通口12及び
インク供給口13が設けられていることで、針41、4
2が挿入の際に発生する挿入力を、底面全体ではなく前
述した3つの突出部11a、11b及び14で確実に受
けることができる。従って、針の挿入時のインクタンク
の変形を最小限に抑えることができるとともに、針の挿
入に対してインクタンクの製品によるばらつきの影響を
受けにくいので、針の変形や曲がりをより一層防止する
ことができる。
【0082】特に、本実施例の場合、突起部14は側面
部の対向面から互いに等しい距離離れた中央部の、イン
クタンクの挿入方向前方の端部に設けられており、イン
クタンクは突起部14からの中線を通る切断面(図7
(a)の一点鎖線で示される)に対して誤装着防止部を
除いて対称となっている。そして、大気連通口12及び
インク供給口13はこの切断面上にその中心部を有して
いる。このような配置とすることで、インクタンクの結
合時の安定性をより一層優れたものとしている。
【0083】なお、インク供給口及び大気連通口の位置
は、前述の突起部の領域内と対向する領域上であれば、
線上と対向する領域にあっても構わない。本実施例の場
合、インク供給口と対向する領域の近傍に突起部11
a,11bを対称に設けているので、結合時に受ける力
をより安定的に受けることができる。
【0084】さらに、本実施例では、補強リブ8を設け
ているため、針の挿入による挿入力を突起部で受ける際
に、突起部の相互の位置が変形により変化することを防
ぐとともに、インクタンクのインクタンクユニットへの
挿入時に、突起部が引っかかることによる装着のミスを
防止することができる。
【0085】(第二実施例)図10(a)及び(b)に
第2実施例のインクタンクの斜視図を示す。上記第一実
施例では、結合部が上面部に対して突出しているものに
ついて説明したが、本実施例では、逆に上面部に凹部を
設け、凹部内に突出部を設けることで、突出部の高さを
上面部の高さと同じにしてもよい。
【0086】図10(a)に示すインクタンク300で
は、インク供給口303、大気連通口302のそれぞれ
を一つの突出部301内に設けた場合、図10(b)に
示すインクタンク350は、それぞれ対応する2つの突
出部352,353を設けた場合を示す。このような形
状の場合、インクタンクとしては略直方体形状に近くな
るので、輸送時などのスペース効率に優れるという利点
がある。
【0087】この場合、対応するインクタンクユニット
は、それぞれ突出部周囲の凹部を利用してクリック感を
作用させ、突出部外周を位置決めに利用すればよい。な
お、ブロー成形で製造する場合、それぞれ突出部につい
ては、キャップ状にして複数部材で製造してもよい。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
3点の突起部によりタンクを支持することで、針のタン
クへの装着時に針の挿入による力をタンク底面全体で受
けるのではなく、突起部で受けることができ、針の挿入
に対して製品によるばらつきの影響を受けにくいインク
タンクを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な液体吐出記録装置の一実施
形態である、インクジェット記録装置の外観を示す斜視
図である。
【図2】本発明のインクタンクを搭載可能なメインタン
クユニットの正面図である。
【図3】本発明のインクタンクを搭載可能なメインタン
クユニットの側面断面説明図である。
【図4】図3に示す本発明のインクタンクを搭載可能な
メインタンクユニットの要部を説明するための側面断面
図である。
【図5】(a)及び(b)はそれぞれ図2に示す本発明
のインクタンクを搭載可能なメインタンクユニットのA
−A断面図及びB−B断面図である。
【図6】(a)及び(b)はそれぞれ本発明の第1実施
例のインクタンクを説明するための立体斜視図である。
【図7】(a)は本発明の第1実施例のインクタンクの
上面図、(b)は本発明の第1実施例のインクタンクの
側面図である。
【図8】レバーの押し下げ動作を示す第1実施例のイン
クタンク及びメインタンクユニットの側面断面図であ
る。
【図9】レバーの押し下げ動作を示す第1実施例のイン
クタンク及びメインタンクユニットの側面断面図であ
る。
【図10】(a)、(b)のそれぞれは、本発明のイン
クタンクの第2の実施例を説明するための立体斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 インクタンク 2 第1の突出部 3 第2の突出部 6 垂直面部 7 把手部 10a、10b、10c、10d 誤装着防止部 11a,11b,14 突起部 12 大気連通口 13 インク供給口 20 インクタンクユニット 34 レバー 72 レバーロック部材 85 板バネ 86 ローラ 94 クリック部材 100 インクジェット記録装置 101 吐出ヘッド

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを収納するインク収納部を備えた
    インクタンクにおいて、 タンクを支持するための3つの突起部を備える底面部
    と、 外部に前記インク収納部内のインクを導出するためのイ
    ンク供給部と、を有するとともに前記底面部と対向する
    上面部と、 前記底面部と前記上面部と隣接するとともにタンクの長
    手方向に一組の対向面を備える複数の側面部と、 タンクの長手方向の一方の端部に把手部と、を備え、 前記底面部の突起部のうち2つはそれぞれ前記側面部の
    対向面の近傍領域に対向して設けられるとともに、前記
    3つの突起部を結ぶ線状もしくはそれより内側の領域内
    に対向する上面部の領域内に前記インク供給部が設けら
    れていることを特徴とするインクタンク。
  2. 【請求項2】 前記底面部は前記2つの突出部近傍が最
    底面となるような傾斜を備えるとともに、前記インク供
    給部から前記最底面に延在する供給管を備えることを特
    徴とする請求項1に記載のインクタンク。
  3. 【請求項3】 前記3つの突起部を結ぶ線状もしくはそ
    れより内側の領域内に対向する上面部の領域内に、前記
    インク収納部を外部に対して連通させるための大気連通
    部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のイ
    ンクタンク。
  4. 【請求項4】 前記上面部は前記大気連通部を備える第
    一の突出部と、前記インク供給部を備え前記第一の突出
    部とは異なる第二の突出部と、インクタンクの種類を識
    別するための誤装着防止部と、を備え、 前記誤装着防止部は前記把手部と対向するタンクの長手
    方向の他端部に設けられるとともに、前記誤装着防止部
    よりも上方に前記大気連通部及び前記インク供給口を備
    えることを特徴とする請求項3に記載のインクタンク。
  5. 【請求項5】 前記底面部の突起部の残りの一つは、前
    記側面部の対向面から互いに等距離離れた中央部近傍に
    設けられるとともに、3つの突起部を結んで形成される
    3角形の、前記中央部近傍に設けられた突起部からの中
    線と対向する上面部の領域に、前記インク供給部及び前
    記大気連通部が設けられることを特徴とする請求項3に
    記載のインクタンク。
  6. 【請求項6】 前記中央部近傍に設けられた突起部は、
    前記把手部とは反対側の端部近傍に設けられていること
    を特徴とする請求項5に記載のインクタンク。
  7. 【請求項7】 前記3つの突起部を結んで形成される3
    角形の、前記中央部近傍に設けられた突起部からの中線
    上に、前記3つの突起部より突出量の小さいリブが設け
    られていることを特徴とする請求項5に記載のインクタ
    ンク。
  8. 【請求項8】 請求項4に記載のインクタンクを着脱自
    在に搭載し、前記インク収容部内のインクを用いて記録
    を行うインクジェット記録装置において、 前記インクタンクの第一の突出部を固定するための前記
    インクタンクの装着方向と直交する第一の基準面と、 前記インクタンクの第二の突出部を固定するための前記
    インクタンクの装着方向と平行な第二の基準面と、 前記第二の基準面に前記第二の突出部を付勢するクリッ
    ク部材と、 前記第一及び第二の突出部とそれぞれ結合可能な第一及
    び第二の結合針と、 該第一及び第二の結合針を前記インクタンクのインクジ
    ェット記録装置への装着方向と直交かつ前記第一及び第
    二の基準面と平行に所定の位置まで移動させる移動手段
    と、を備え、 前記第一の突出部が前記第二の基準面と前記クリック部
    材とに囲まれる位置で前記インクタンクの記録装置への
    装着が完了することを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  9. 【請求項9】 前記針の移動手段に、インクタンクが装
    着されるまで前記移動手段による第一及び第二のインク
    供給針の移動を防止する移動防止手段が備えられるとと
    もに、該移動防止手段は前記インクタンクの記録装置へ
    の装着が完了することで解除されることを特徴とする請
    求項8に記載のインクジェット記録装置。
JP36245098A 1998-01-19 1998-12-21 インクタンク、及び該インクタンクを用いるインクジェット記録装置 Expired - Fee Related JP3658222B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36245098A JP3658222B2 (ja) 1998-12-21 1998-12-21 インクタンク、及び該インクタンクを用いるインクジェット記録装置
US09/231,252 US6293662B1 (en) 1998-01-19 1999-01-15 Ink tank coupling method, ink jet recording apparatus, and ink tank
DE69940327T DE69940327D1 (de) 1998-01-19 1999-01-18 Tintenbehälter
EP05014786A EP1609604B1 (en) 1998-01-19 1999-01-18 Ink tank
DE69933152T DE69933152T2 (de) 1998-01-19 1999-01-18 Tintenbehälterkopplungsverfahren, Tintenstrahlaufzeichnungsgerät und Tintenbehälter
EP99100823A EP0930170B1 (en) 1998-01-19 1999-01-18 Ink tank coupling method, ink jet recording apparatus, and ink tank
US09/903,657 US6431699B2 (en) 1998-01-19 2001-07-13 Ink tank coupling method, ink jet recording apparatus, and ink tank

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36245098A JP3658222B2 (ja) 1998-12-21 1998-12-21 インクタンク、及び該インクタンクを用いるインクジェット記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000177145A true JP2000177145A (ja) 2000-06-27
JP3658222B2 JP3658222B2 (ja) 2005-06-08

Family

ID=18476885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36245098A Expired - Fee Related JP3658222B2 (ja) 1998-01-19 1998-12-21 インクタンク、及び該インクタンクを用いるインクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3658222B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1080916A3 (en) * 1998-05-18 2001-11-28 Seiko Epson Corporation Ink cartridge for an ink-jet printing apparatus
US6634738B1 (en) 1999-10-12 2003-10-21 Seiko Epson Corporation Ink cartridge for ink-jet printing apparatus
US7118194B2 (en) 2002-09-30 2006-10-10 Canon Kabushiki Kaisha Ink container and recording apparatus
JP2011025535A (ja) * 2009-07-27 2011-02-10 Konica Minolta Ij Technologies Inc インクジェットプリンタ用インク供給装置
JP2011046207A (ja) * 2010-12-09 2011-03-10 Seiko Epson Corp インクカートリッジの着脱装置、記録装置
US7934794B2 (en) 2001-04-03 2011-05-03 Seiko Epson Corporation Ink cartridge
JP2016185647A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 ブラザー工業株式会社 液体カートリッジ

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH058404A (ja) * 1991-07-08 1993-01-19 Tokyo Electric Co Ltd インク供給装置
JPH1178048A (ja) * 1997-09-03 1999-03-23 Fuji Photo Film Co Ltd プリンタのインクタンク装置
JPH11198391A (ja) * 1998-01-19 1999-07-27 Canon Inc インクタンクの結合方法、インクジェット記録装置及びインクタンク
JPH11216877A (ja) * 1998-02-05 1999-08-10 Canon Inc インクタンクの結合方法、インクジェット記録装置及びインクタンク
JPH11320904A (ja) * 1998-03-18 1999-11-24 Canon Inc インクジェット記録装置及び該装置に搭載されるインクタンク
JP2000238282A (ja) * 1998-12-21 2000-09-05 Canon Inc インクタンク及び該インクタンクの製造方法
JP2002254675A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Canon Inc インクタンク

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH058404A (ja) * 1991-07-08 1993-01-19 Tokyo Electric Co Ltd インク供給装置
JPH1178048A (ja) * 1997-09-03 1999-03-23 Fuji Photo Film Co Ltd プリンタのインクタンク装置
JPH11198391A (ja) * 1998-01-19 1999-07-27 Canon Inc インクタンクの結合方法、インクジェット記録装置及びインクタンク
JPH11216877A (ja) * 1998-02-05 1999-08-10 Canon Inc インクタンクの結合方法、インクジェット記録装置及びインクタンク
JPH11320904A (ja) * 1998-03-18 1999-11-24 Canon Inc インクジェット記録装置及び該装置に搭載されるインクタンク
JP2000238282A (ja) * 1998-12-21 2000-09-05 Canon Inc インクタンク及び該インクタンクの製造方法
JP2002254675A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Canon Inc インクタンク

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7954934B2 (en) 1998-05-18 2011-06-07 Seiko Epson Corporation Ink-jet printing apparatus and ink cartridge therefor
US6502917B1 (en) 1998-05-18 2003-01-07 Seiko Epson Corporation Ink-jet printing apparatus and ink cartridge therefor
US6550902B2 (en) 1998-05-18 2003-04-22 Seiko Epson Corporation Ink-jet printing apparatus and ink cartridge therefor
US7669969B2 (en) 1998-05-18 2010-03-02 Seiko Epson Corporation Ink-jet printing apparatus and ink cartridge therefor
EP1080916A3 (en) * 1998-05-18 2001-11-28 Seiko Epson Corporation Ink cartridge for an ink-jet printing apparatus
US6634738B1 (en) 1999-10-12 2003-10-21 Seiko Epson Corporation Ink cartridge for ink-jet printing apparatus
US6908184B2 (en) 1999-10-12 2005-06-21 Seiko Epson Corporation Ink cartridge for ink-jet printing apparatus
US7934794B2 (en) 2001-04-03 2011-05-03 Seiko Epson Corporation Ink cartridge
US7934822B2 (en) 2001-04-03 2011-05-03 Seiko Epson Corporation Ink cartridge
US7118194B2 (en) 2002-09-30 2006-10-10 Canon Kabushiki Kaisha Ink container and recording apparatus
JP2011025535A (ja) * 2009-07-27 2011-02-10 Konica Minolta Ij Technologies Inc インクジェットプリンタ用インク供給装置
JP2011046207A (ja) * 2010-12-09 2011-03-10 Seiko Epson Corp インクカートリッジの着脱装置、記録装置
JP2016185647A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 ブラザー工業株式会社 液体カートリッジ
US10226935B2 (en) 2015-03-27 2019-03-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid cartridge
US10759177B2 (en) 2015-03-27 2020-09-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid Cartridge
US11453221B2 (en) 2015-03-27 2022-09-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid cartridge

Also Published As

Publication number Publication date
JP3658222B2 (ja) 2005-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0930170B1 (en) Ink tank coupling method, ink jet recording apparatus, and ink tank
JP3586153B2 (ja) インクタンク及び該インクタンクの製造方法
KR100524843B1 (ko) 프린팅 시스템 및 잉크 용기를 프린트 장치내로 삽입하는방법
US8052257B2 (en) Combined ink family keying for an ink cartridge
US9168756B2 (en) Waste liquid container and waste liquid discharging device
JP2007301979A (ja) 液体収容容器
JP3658169B2 (ja) インクタンクの結合方法、インクジェット記録装置及びインクタンク
EP0945271B1 (en) Alignment coupling device for manually connecting an ink supply to an inkjet print cartridge
JP4189690B2 (ja) 液体収容容器
US6736495B2 (en) Replenishment system with an open-valve printhead fill port continuously connected to a liquid supply
JP3658222B2 (ja) インクタンク、及び該インクタンクを用いるインクジェット記録装置
JP3673798B2 (ja) インクタンク
JP3634649B2 (ja) インクジェット記録装置及び該装置に搭載されるインクタンク
JP6065371B2 (ja) 液体消費装置
JP3586206B2 (ja) インクタンク
JP3658171B2 (ja) インクタンクの結合方法、インクジェット記録装置及びインクタンク
KR100357682B1 (ko) 잉크 탱크 및 잉크 탱크 제조 방법
JP2017056705A (ja) 端子接続部及びカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080318

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090318

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100318

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100318

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110318

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120318

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130318

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140318

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees