JP2000176875A - 把持機構 - Google Patents

把持機構

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JP2000176875A
JP2000176875A JP10360643A JP36064398A JP2000176875A JP 2000176875 A JP2000176875 A JP 2000176875A JP 10360643 A JP10360643 A JP 10360643A JP 36064398 A JP36064398 A JP 36064398A JP 2000176875 A JP2000176875 A JP 2000176875A
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隆夫 真鍋
Akihiko Kametani
昭彦 亀谷
Masahiro Iwamoto
雅弘 岩本
Yuzo Hishida
裕三 菱田
Takashi Ninomiya
敬 二宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型・軽量で、複雑曲面形状を有するワーク
でも精度良く、かつ加工時の力に対しても耐え得る把持
力で把持できるハンド(把持機構)を提供する。 【解決手段】 把持対象ワークを両側から挟み込むよう
に対向したフレーム部14、16が取付基板部20と一
体に形成されるフレーム本体12と、フレーム部14の
ワークを把持する側の面に設けられたガスを内部に充填
して膨張させワークをフレーム部16側に押え付けるた
めの風船状把持部材24と、フレーム部16のワークを
把持する側の面に設けられた風船状把持部材24で押え
付けられたワークを固定・保持するために対象ワークの
面形状に造形された造形部材28と、造形部材28の周
辺部に設けられたワークを精度良く位置決めして固定す
るとともに、ワーク加工時の加工反力を受けても動かな
いようにするためのガイドピン30、32、34、36
とを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジェットエンジン
部品の翼部ピース(ブレード、ベーン等)などの仕上げ
工程等で使用されるロボット等の加工機に適用されるワ
ークを把持するためのハンド(把持機構)に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、各種部品等の仕上げ工程へのロボ
ットの適用が推し進められているが、その適用先の一つ
に「ジェットエンジン部品の翼部ピース(ブレード、ベ
ーン等)の仕上げ工程」がある。これらのピースの取付
け部位の面取り・仕上げ作業のロボット化を行うには、
複雑曲面形状の翼部を精度良く、かつ加工反力に耐え得
る把持力で把持できるハンドの開発が必要である。ま
た、小型ロボットへの使用を可能とするために、本ハン
ドには小型・軽量であることも求められる。
【0003】把持機構に関する従来技術としては、例え
ば、特開昭58−217287号公報に記載されたよう
な、複数の指を有するロボットハンドにおいて、指の先
端部にガスを内部に充填した弾性把持部材を設けたハン
ドが知られている。また、特開平9−155781号公
報には、開閉される対向した把持爪の表面に、長手方向
に傾斜させたばねや傾斜させた突起物を取り付けたロボ
ットハンドが記載されている。また、特開平5−123
987号公報には、機械的な力を電気信号に変換して出
力する力覚センサを把持部に設け、力覚センサからの信
号により把持対象物と把持部との接触位置を推定し、把
持部の中心位置とのずれ量から接触位置を補正するよう
にした把持装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載された従来技術は、以下のような問題点を有し
ている。特開昭58−217287号公報記載のロボッ
トハンドは、破軟材による風船状把持部材を使用してい
るが、その主目的は対象物を破損させないためであり、
両側に風船状把持部材を用いているため高い把持精度は
得られない。また、把持の機構としてはリンク機構を用
いており軽量化は困難である。また、特開平9−155
781号公報記載のロボットハンドは、対象物に柔軟に
馴染みながら把持できるように把持爪にばね等を取り付
けたものであるが、高い把持精度が必要な場合には対応
できない。また、把持の機構は平行リンク機構によるも
ので、軽量化は困難である。また、特開平5−1239
87号公報記載の把持装置は、ハンドに設けられた力覚
センサの信号から把持対象物との接触時の把持姿勢を推
定し、把持位置を補正するものであるが、力覚センサを
用いるため軽量化は困難である。
【0005】本発明は上記の諸点に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、複雑曲面部位を有する(もちろん
単純形状でもよい)部品を精度良く、かつ、加工時の力
に対しても耐え得る把持力で把持でき、これにより、さ
まざまな部品に対する加工作業のロボット化・自動化が
可能となり、しかも、小型・軽量にできるため小型ロボ
ットへの適用が可能となる把持機構(ハンド)を提供す
ることにある。本発明の適用先としては、例えば、ジェ
ットエンジン翼部部品、ブレード、ベーン等の微細部位
の面取り、仕上げ加工などがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の把持機構は、把持の対象であるワークを
両側から挟み込むように対向したフレーム部が取付基板
部と一体に形成されるフレーム本体と、一方のフレーム
部のワークを把持する側の面に設けられた、ガスを内部
に充填して膨張させワークを他方のフレーム部側に押え
付けるための風船状把持部材と、他方のフレーム部のワ
ークを把持する側の面に設けられた、風船状把持部材で
押え付けられたワークを固定・保持するために対象ワー
クの面形状に造形された造形部材とを備えた構成とされ
ている(図1、図4〜図6参照)。
【0007】また、本発明の把持機構は、把持の対象で
あるワークを両側から挟み込むように対向したフレーム
部が取付基板部と一体に形成されるフレーム本体と、一
方のフレーム部のワークを把持する側の面に設けられ
た、ガスを内部に充填して膨張させワークを他方のフレ
ーム部側に押え付けるための風船状把持部材と、他方の
フレーム部のワークを把持する側の面に設けられた、風
船状把持部材で押え付けられたワークを固定・保持する
ために対象ワークの面形状に造形された造形部材と、造
形部材の周辺部又は造形部材と一体に設けられた、ワー
クを精度良く位置決めして固定するとともに、ワーク加
工時の加工反力を受けても動かないようにするためのガ
イド・固定部材とを備えたことを特徴としている(図
1、図4〜図9参照)。
【0008】上記の本発明の把持機構において、造形部
材の周辺部のフレーム部の面に、ガイド・固定部材とし
て、先端部がテーパ形状のガイドピンを設けることが好
ましい(図1、図4〜図9参照)。また、上記の本発明
の把持機構において、造形部材の周辺部のフレーム部の
面に、ガイド・固定部材として、先端部がテーパ形状で
ワーク側面の形状に合致する凹部を有するガイド突起物
を設けることもできる。また、上記の本発明の把持機構
において、ガイド・固定部材を、造形部材の周縁部に勾
配を設けて一体に形成させたガイド・固定部とすること
ができる(図10、図11参照)。これらの本発明の把
持機構において、例えば、把持の対象となるワークはジ
ェットエンジン部品の翼部ピースであり(図2、図3参
照)、この場合、造形部材は翼部ピースの翼部の曲面形
状に造形された構成とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、把持対象ワークがジェット
エンジンの翼部部品(ブレード)である場合について、
本発明の実施の形態を説明するが、本発明は下記の実施
の形態に何ら限定されるものではなく、適宜変更して実
施することが可能なものである。すなわち、本発明の把
持機構(ハンド)を複雑曲面形状を有する(もちろん単
純形状でもよい)他のワークに適用することも可能であ
る。ただし、この場合、造形部材が把持対象となるワー
クの曲面形状に造形されている必要がある。図1は、本
発明の実施の第1形態による把持機構(ハンド)を示し
ている。図1に示すように、ハンド本体10は、ワーク
を把持するために断面略コ字状(場合によっては、断面
略U字状等でもよい)に形成されたフレーム本体12を
有している。フレーム本体12は、把持対象であるワー
クを両側から挟み込むように対向したフレーム部14、
16と、ロボット18に取り付ける面を有する取付基板
部20とが一体として形成されている。なお、図示を省
略しているが、ハンド本体10は、例えば、取付基板部
20に設けられた孔にネジを通してロボット18にネジ
止め等される。
【0010】一方のフレーム部14の内側(ワークを把
持する側の面)には、風船状把持部材本体22に取り付
けられたゴム等の破軟性の材料からなる風船状把持部材
24が設けられている。風船状把持部材24は、チュー
ブ26から供給される空気等のガスにより(ポンプ等は
図示略)、図1における下側へ膨らむ構造である。な
お、風船状把持部材24はゴム等に限定されるものでは
なく、同様の機能を有する他の材質を用いることも可能
である。他方のフレーム部16の内側(ワークを把持す
る側の面)には、把持対象ワークの曲面形状に造形され
た造形部材28が設けられている。造形部材28は、一
例として、硬化樹脂、硬化性ゴム、鋳鉄等の金属などか
ら構成されるが、これらに限定されるものではなく、造
形可能な部材であれば何でもよい。
【0011】造形部材28の周辺部のフレーム部16の
面上には、把持時にワーク側面が接触する位置に、ワー
ク把持時の位置固定と加工時の加工反力を受けるための
ガイドピン30、32、34、36が設けられている。
これらのガイドピン30、32、34、36は先端部が
テーパ形状に加工されており、ワーク把持時の把持位置
修正機能を有する。なお、この機能については後述す
る。それぞれのガイドピン30、32、34、36は、
造形部材28の曲面の高さに対応した長さになってお
り、本実施形態におけるワークの位置固定のためには、
通常、少なくとも4本が必要である。ただし、ワークの
形状によっては3本で位置固定できる場合もある。な
お、本実施形態の場合以外で、把持対象ワークの形状に
よっては、2本又は1本のピンで位置固定が可能な場合
がある。例えば、ワークが星型である場合、ワークの凹
部ともう一箇所の2本のピンで固定可能であったり、さ
らに、ワークに対してピン形状を凹部形状に加工した場
合、1本でも位置決めが可能である。このように、ワー
ク形状やピン形状によって「2本以下」にできる可能性
がある。また、ガイドピンは、滑りがよく硬い材質であ
れば、金属、セラミック、硬化樹脂等、何でもよい。さ
らに、ガイドピンの先端部の形状はテーパ形状に限定さ
れず、ワーク側面が接触する側の先端部に適当な勾配が
あればよい。
【0012】図2、図3は、本実施の形態における把持
対象ワークであるジェットエンジンの翼部部品(ブレー
ド)を示している。図2に示すように、ブレード38は
百数十枚が1枚のディスク40に取り付けられ、吸入空
気を圧縮するために用いられる。なお、図2は、ディス
ク40の取付部位の数を減らして簡略化したものであ
る。図3はブレード38を拡大したものであり、ディス
クへの取付部位42と複雑曲面形状を有する翼部44と
を備えている。本実施形態の把持機構(ハンド)が用い
られるロボットの対象作業は、ブレード38の取付部位
42の面取り及び丸み付け(ブラシ加工)作業である。
そのため、ハンドは複雑曲面形状を有する翼部44を把
持しなければならない。また、作業には、微細な取付部
位42の面取りだけでなくブラシ加工も含まれ、高い把
持精度が必要であることに加え、ブラシ加工等の作業で
発生する大きな加工力でも動いたりずれたりしないこと
(耐加工力)、さらには、小型ロボットへの適用を実現
するために小型・軽量であることが要求される。
【0013】図4〜図6は、本実施形態の把持機構(ハ
ンド)による把持動作手順を示している。まず、図4に
示すように、ワーク置台46に設置された把持対象ワー
ク(本実施形態では、ブレード38)に対して、ハンド
本体10を、例えば、上部から把持位置にブレード38
の翼部44を挟み込むようにアプローチする動作を行
う。図5に示すように、把持位置への位置決めが完了し
て把持の態勢が整ったら、図6に示すように、風船状把
持部材24に空気等のガスを送り込む(ポンプ、チュー
ブ等は図示略)。風船状把持部材24が膨張し、対象ワ
ーク(ブレード38の翼部44)の曲面形状に造形され
た造形部材28にワーク(翼部44)が押え付けられる
ことにより、ワーク(翼部44)が固定・保持される。
空気圧等を駆動源とする破軟性の風船状把持部材24を
用いることにより、特別な把持機構を用いることなく、
大きな出力/重量比が得られ、大きな耐加工力を有する
軽量な把持機構が実現できる。また、造形部材28に加
えて、ガイドピン30、32、34、36により、ワー
ク(翼部44)を精度良く位置決めして固定することが
でき、かつ、ワークがブラシ加工等の作業で発生する大
きな加工反力を受けても動いたりずれたりすることがな
い。図4〜図6における他の符号は、図1と同じであ
る。
【0014】図7〜図9は、本実施形態の把持機構(ハ
ンド)によるワークの把持位置修正機能について説明し
たものである。図7〜図9は、ガイドピンの作用効果が
分かりやすいように、ブレード(ワーク)の取付部位側
から翼部44の方向に向かって、ハンド本体10及び翼
部44の断面を正面から見ている。ただし、図1におけ
る取付基板部20、ガイドピン34、36等は、図示を
省略している。図7に示すように、ワーク(翼部44)
が把持位置・姿勢にあるとする。このとき、例えば、ワ
ークの設置の仕方が不十分などの原因により、図7にお
ける左方向にハンド本体10の目標位置からのズレが発
生しているとする。この状態で把持動作を行うと、図8
に示すように、風船状把持部材24による上部からの押
付け力により、ワーク(翼部44)の側面部位がガイド
ピン30のテーパ状部位に接触する。ワーク(翼部4
4)は、さらに風船状把持部材24によって下方に押し
付けられるが、ガイドピン30の接触部位がテーパ形状
になっていることから、図8における右方向にワーク
(翼部44)を移動させる力(修正力)が働き、図9に
示すように、ワーク(翼部44)は本来の目標位置へ修
正され、ワーク(翼部44)の曲面形状に造形された造
形部材28と他のガイドピン32等により、精度良く把
持される。上記の機能・作用によって、ワークの設置位
置にズレがあっても、そのズレを修正して精度良く把持
することが可能となる。図7〜図9における他の符号
は、図1と同じである。
【0015】図10、図11は、本発明の実施の第2形
態による把持機構(ハンド)を示している。本実施の形
態は、ガイド・固定部材としてガイドピンを設ける代わ
りに、ワークの曲面形状に造形した造形部材自体に傾斜
部等のガイド・固定機構を設けて、上述したガイドピン
と同等の作用効果が得られるようにしたものである。図
10、図11に示すように、ハンド本体48は、ワーク
を把持するために略コ字状(略U字状等でもよい)に形
成されたフレーム本体12を有している。フレーム本体
12は、把持対象であるワークを両側から挟み込むよう
に対向したフレーム部14、16と取付基板部20とが
一体として形成されている。一方のフレーム部14の内
側(ワークを把持する側の面)には、風船状把持部材本
体22に取り付けられた風船状把持部材24が設けられ
ている。他方のフレーム部16の内側(ワークを把持す
る側の面)には、把持対象ワークの曲面形状に造形され
た造形部材50が設けられており、この造形部材50の
周縁部には、上述したガイドピンと同等の作用効果が得
られるように勾配を設けたガイド・固定部(傾斜部)5
2が形成されている。ガイド・固定部(傾斜部)52
は、硬化樹脂等の造形部材50をワークの曲面形状に造
形して製造する際に、同時に一体として成形することが
できる。また、造形部材とは別体として造形部材の周囲
にガイド・固定部を設ける構成とすることも可能であ
る。これらの場合、一例として、上部をテーパ形状に加
工したガイド・固定部を用いることができる。他の構成
及び作用は、実施の第1形態の場合と同様である。
【0016】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 複雑曲面形状を有する(もちろん単純形状でも
よい)ワークを精度良く把持することができるので、高
い把持精度を必要とする微細部位の面取り、仕上げ(ブ
ラシ加工等)などの作業が正確に行える。 (2) 充分な把持力でワークを把持することができる
ので、ブラシ加工等の作業で発生する大きな加工反力を
受けても、ワークが動いたりずれたりすることはない。 (3) 先端部がテーパ形状に加工されたガイドピン、
造形部材の周縁部に設けられた傾斜部等のガイド・固定
機構を備える場合は、ワークの把持時に設置位置のズレ
があっても、把持動作を行いながら把持位置が修正され
るので、ワークをより一層精度良く把持することができ
る。また、これにより、ワーク把持時の設置方法を大幅
に簡略化することができる。 (4) ハンド(把持機構)の小型化によりロボット等
の加工機と把持ワークの加工位置との距離が短く抑えら
れ、かつ、ハンド自体の重さも軽量にできるため、小型
ロボットへの適用が可能となる。 (5) さまざまな部品(ワーク)に対する加工作業の
ロボット化・自動化が可能となり、例えば、ジェットエ
ンジン部品の翼部ピース(ブレード、ベーン等)の取付
け部位の面取り、仕上げ(ブラシ加工等)作業のロボッ
ト化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による把持機構を示す
斜視構成図である。
【図2】ジェットエンジンの翼部部品(ブレード)のデ
ィスクへの取付状態を示す斜視図である。
【図3】図2に示す把持対象ワークであるジェットエン
ジンの翼部部品(ブレード)の拡大斜視図である。
【図4】本発明の実施の第1形態の把持機構による把持
動作手順(把持対象ワークへのアプローチの状態)を示
す概略斜視図である。
【図5】本発明の実施の第1形態の把持機構による把持
動作手順(把持姿勢をとった状態)を示す概略斜視図で
ある。
【図6】本発明の実施の第1形態の把持機構による把持
動作手順(把持押付を行っている状態)を示す概略斜視
図である。
【図7】本発明の実施の第1形態の把持機構によるワー
クの把持位置修正機能(把持開始前)を説明する概略正
面説明図である。
【図8】本発明の実施の第1形態の把持機構によるワー
クの把持位置修正機能(把持途中)を説明する概略正面
説明図である。
【図9】本発明の実施の第1形態の把持機構によるワー
クの把持位置修正機能(把持終了)を説明する概略正面
説明図である。
【図10】本発明の実施の第2形態による把持機構を示
す斜視構成図である。
【図11】図10に示す把持機構の正面図である。
【符号の説明】
10、48 ハンド本体 12 フレーム本体 14、16 フレーム部 18 ロボット 20 取付基板部 22 風船状把持部材本体 24 風船状把持部材 26 チューブ 28、50 造形部材 30、32、34、36 ガイドピン 38 ブレード 40 ディスク 42 取付部位 44 翼部 46 ワーク置台 52 ガイド・固定部(傾斜部)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月1日(1999.12.
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の把持機構は、把持の対象である複雑曲面
形状を有するワークを両側から挟み込むように対向した
フレーム部が取付基板部と一体に形成されるフレーム本
体と、一方のフレーム部のワークを把持する側の面に設
けられた、ガスを内部に充填して膨張させワークを他方
のフレーム部側の造形部材に押え付けるための風船状把
持部材と、他方のフレーム部のワークを把持する側の面
に設けられた、風船状把持部材で押え付けられたワーク
を固定・保持するために対象ワークの複雑曲面形状に
造形された造形部材とを備えた構成とされている(図
1、図4〜図6参照)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また、本発明の把持機構は、把持の対象で
ある複雑曲面形状を有するワークを両側から挟み込むよ
うに対向したフレーム部が取付基板部と一体に形成され
るフレーム本体と、一方のフレーム部のワークを把持す
る側の面に設けられた、ガスを内部に充填して膨張させ
ワークを他方のフレーム部側の造形部材に押え付けるた
めの風船状把持部材と、他方のフレーム部のワークを把
持する側の面に設けられた、風船状把持部材で押え付け
られたワークを固定・保持するために対象ワークの複雑
面形状に予め造形された造形部材と、造形部材の周辺
部又は造形部材と一体に設けられた、ワークを精度良く
位置決めして固定するとともに、ワーク加工時の加工反
力を受けても動かないようにするための、把持動作を行
いながら把持位置が修正できるガイド・固定部材とを備
えたことを特徴としている(図1、図4〜図9参照)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩本 雅弘 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 菱田 裕三 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 二宮 敬 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 Fターム(参考) 3F061 AA01 BA11 BE22 BE24 BF04 3G002 BA02 BA10 BB00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持の対象であるワークを両側から挟み
    込むように対向したフレーム部が取付基板部と一体に形
    成されるフレーム本体と、 一方のフレーム部のワークを把持する側の面に設けられ
    た、ガスを内部に充填して膨張させワークを他方のフレ
    ーム部側に押え付けるための風船状把持部材と、 他方のフレーム部のワークを把持する側の面に設けられ
    た、風船状把持部材で押え付けられたワークを固定・保
    持するために対象ワークの面形状に造形された造形部材
    とを備えたことを特徴とする把持機構。
  2. 【請求項2】 把持の対象であるワークを両側から挟み
    込むように対向したフレーム部が取付基板部と一体に形
    成されるフレーム本体と、 一方のフレーム部のワークを把持する側の面に設けられ
    た、ガスを内部に充填して膨張させワークを他方のフレ
    ーム部側に押え付けるための風船状把持部材と、 他方のフレーム部のワークを把持する側の面に設けられ
    た、風船状把持部材で押え付けられたワークを固定・保
    持するために対象ワークの面形状に造形された造形部材
    と、 造形部材の周辺部又は造形部材と一体に設けられた、ワ
    ークを精度良く位置決めして固定するとともに、ワーク
    加工時の加工反力を受けても動かないようにするための
    ガイド・固定部材とを備えたことを特徴とする把持機
    構。
  3. 【請求項3】 造形部材の周辺部のフレーム部の面に、
    ガイド・固定部材として、先端部がテーパ形状のガイド
    ピンを設けた請求項2記載の把持機構。
  4. 【請求項4】 造形部材の周辺部のフレーム部の面に、
    ガイド・固定部材として、先端部がテーパ形状でワーク
    側面の形状に合致する凹部を有するガイド突起物を設け
    た請求項2記載の把持機構。
  5. 【請求項5】 ガイド・固定部材が、造形部材の周縁部
    に勾配を設けて一体に形成させたガイド・固定部である
    請求項2記載の把持機構。
  6. 【請求項6】 把持の対象となるワークがジェットエン
    ジン部品の翼部ピースであり、造形部材が翼部ピースの
    翼部の曲面形状に造形されている請求項1〜5のいずれ
    かに記載の把持機構。
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