JP2000176783A - 工作機械のカバー装置 - Google Patents

工作機械のカバー装置

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JP2000176783A
JP2000176783A JP10362478A JP36247898A JP2000176783A JP 2000176783 A JP2000176783 A JP 2000176783A JP 10362478 A JP10362478 A JP 10362478A JP 36247898 A JP36247898 A JP 36247898A JP 2000176783 A JP2000176783 A JP 2000176783A
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JP
Japan
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cover
column
semicircular
machine tool
movement
Prior art date
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Pending
Application number
JP10362478A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Nishikawa
清志 西川
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Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない部品点数で、コラム移動による騒音発
生の少ない、コラム左右を前後に区画するカバー装置の
提供。 【構成】 前後ベース2、コラム3、主軸ヘッド4の3
軸移動により、主軸5が、コラム3前方に配置されるワ
ークに対して所定の三次元位置を制御され、加工を行っ
ていく。コラム3が前後ベース2上を左右に移動する
と、中折れカバーユニット6は、各ヒンジ連結部分1
7、22、34で回動しつつ、中折れ部分Pの開き角度
を変化させながら、コラム3の左右移動に追従する。ヒ
ンジ連結部分17、22、34による回動により、コラ
ム移動に追従するので、従来のようにテレスコカバーが
互いにぶつかることによる騒音の発生がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工作機械のカバ
ー装置に関するものであり、更に詳しくは、マシニング
センタの移動コラムの左右を前、後に区画するカバー装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マシニングセンター等の工作機械
において、ベースに対してX軸(左右)方向とZ軸(前
後)方向とを移動可能にベース上にコラムが設けられて
おり、このコラムの左右両側にコラムの移動に追従し、
コラムの前方と後方とを仕切り、コラム後方への切粉や
切削油等の飛散を防止するためのスライドカバー装置が
設けられている。このようなカバー装置として、たとえ
ば特開平9‐22577号公報に開示のものがある。こ
のスライドカバー装置は、X軸方向に伸縮可能に複数の
相似形状のカバーを摺動可能に重ね合わせてテレスコカ
バーを構成している。テレスコカバーは、X軸方向に移
動可能なコラムが載置されるZ軸方向に移動可能なZ軸
可動台(スライダ)上にコラムと一体的に設けられてお
り、コラムがX軸方向に移動するとテレスコカバーが左
右方向に伸縮する。また、テレスコカバーは、Z軸可動
台がZ軸方向に移動するとコラムと一体に前後方向に移
動する。このスライドカバー装置によりコラム後方への
切粉等の飛散が防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来装置では、
切粉等のコラム後方への飛散を防止するカバー装置を複
数枚のテレスコカバーをX軸方向に伸縮可能に重ね合わ
せて構成しているので、部品点数が多い上に重量が大き
く高価になる問題がある。また、コラムのX軸方向移動
時にテレスコカバーが伸縮する際にテレスコカバーを構
成する夫々のカバー同士の接触により大きな騒音が発生
する問題がある。この騒音の発生を防止するために例え
ば特許登録第2527920号公報に開示のようにテレ
スコカバーにパンタグラフを設け、テレスコカバーの伸
縮時の音を小さくするようにしたものがあるが、パンタ
グラフを設けると更に構造が複雑となる。本願発明の課
題は、構造を簡単とし、コラム移動時の騒音を低減する
と共に軽量としてコラムの移動を高速化でき、安価な工
作機械のカバー装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決の為に、
本願では、主軸を装架して少なくとも左右移動するコラ
ムの左右側方において、主軸により工作物を加工するコ
ラム前方となる加工領域と後方領域とを区画するカバー
装置において、コラム左右には、一対の内、外側カバー
板の対向端部を互いにヒンジ連結した中折れカバーユニ
ットを配設し、左右の中折れカバーユニットの内側カバ
ー板の他端部を対応するコラム部分に、外側カバー板の
他端部を前記コラムを移動可能に載置しているベース部
材に夫々ヒンジ連結したことを特徴とする(請求項
1)。この構成では、コラム左右を前後に区画するカバ
ーユニットを、一対のカバー板を中折れ可能に連結した
ものとしたので、部品点数が大幅に減少し、組み付けが
容易になり、また、テレスコカバー方式のものより、重
量が軽減され、しかも、コラム移動にもヒンジ連結部分
の屈曲で対応しており、騒音発生が抑制される。
【0005】内側カバーと外側カバーの対向端部の一方
には、上下方向に距離をおいた2つのヒンジ連結部分の
間に半円カバーを一体に取付け、その半円カバー前面に
対して、他方のカバーの対向端部に設けたスクレーパが
摺接するようになっている(請求項2)。具体的には、
内側カバーと外側カバーとの一方のカバーの対向端部
に、上下方向のパイプ材を一体に取付けると共に、この
パイプ材の加工領域側を覆うように半円カバーを取付
け、パイプ材の上下部分と他方のカバーの対向端部上下
部分とを枢軸を介して回動自在に結合してある(請求項
3)。これらの構成によれば、内、外側カバーの中折れ
部分に切り屑などが付着しようとしても、スクレーパに
よりその切り屑が掻き落されるから、切り屑が付着して
中折不能となる恐れが回避される。
【0006】
【発明の実施の形態】ベッド1上に、前後ベース2が図
示しない前後移動モータにより前後方向に所定ストロー
クするように案内されている。前後ベース2の上には、
コラム3が図示しない左右移動モータにより左右方向に
所定ストロークするように案内されている。コラム3に
は、主軸ヘッド4が図示しない昇降モータにより上下方
向に所定ストロークするように案内されている。主軸ヘ
ッド4には、主軸5が回転可能に支持されている。コラ
ム3の左右には、中折れカバーユニット6が夫々配置さ
れている。カバーユニット6は、左右で対称となってい
るので、以下、右側のみについて説明する。コラム3に
近い側の内側カバー7とコラム3から遠い側の外側カバ
ー8とを備えている。一対のカバー7、8は、対向端部
を中折れ可能にヒンジ連結されている。この中折れ部分
Pのヒンジ連結について、以下に詳述する。
【0007】内側カバー7の上下長さより所定長さ短く
したパイプ材9と、これと同じ長さの取付け板10とを
一体にして枢支部材11が構成され、前記取付け板10
が内側カバー7の対向端部に一体固着されている。ま
た、半円カバー12と取付け板13とを一体として中折
れ部カバー14が構成され、取付け板13を前記内側カ
バー7と取付け板10との間に一体に固着して、半円カ
バー12が外側カバー8の背面側に回りこむように取り
付けられて前記パイプ材9の加工領域A側を覆ってい
る。半円カバー12の上下長さは、前記枢支部材11と
同じに設定されている。
【0008】外側カバー8の上下には、ひさし8aが一
体に設けてあり、ひさし8aの内側カバー7側端部に
は、前記半円カバー12と同じ直径のパイプ材15が前
記パイプ材9を上下に挟む位置に一体に設けてある。パ
イプ材9とパイプ材15とは、上下の枢軸16により回
動自在に連結されて、ヒンジ連結部分17を上下に構成
している。前記半円カバー12の加工領域側面12aに
摺接するスクレーパ18が、押え板19を介して外側カ
バー8の対向端部に一体に固着してある。スクレーパ1
8は半円カバー12の上下方向全長にわたる長さとなっ
ている。中折れ部分Pが最大開き角度となったとき(図
6の実線)でも、スクレーパ18先端が半円カバー12
に接触しているように、半円カバー12の開き角度が設
定してある。
【0009】内側カバー7のコラム3側となる他端部
は、コラム3の前面角部の上下に設けたブラケット20
を介してヒンジ連結されている。このヒンジ連結部分2
2の、加工領域A側を覆うカバー21がコラム3に固着
されている。カバー21は、コラム3の上下方向に延
び、上下のヒンジ連結部分22をカバーしている。
【0010】一方、前後ベース2の左右方向外側端位置
には、図4に示すように、前後端面に、前枠31と後枠
32との下端が連結され、後枠32は前枠31方向に延
びて前枠31の上部で連結されて支持枠30を構成して
いる。前枠31の前面上下部分には、ブラケット33が
取り付けられ、このブラケット33に外側カバー8の左
右方向外側端部の上下部が枢着されてヒンジ連結部分3
4を構成している。前枠31の背面上下部分には、機台
後方にストッパ35が設けてあり、外側カバー8の背面
上下部分であって、中折れ部分Pに近い部分Sと当接可
能となっており、コラム3の移動に伴って、カバーユニ
ット6がその慣性で幅方向外側に移動することを防止し
ている。なお、40は、前後ベース2の案内レールをカ
バーするテレスコカバー、41は、コラム3の案内レー
ルをカバーするテレスコカバー、42は、主軸ヘッド4
とコラム3との間を塞ぐ板状カバーである。
【0011】前後ベース2、コラム3、主軸ヘッド4の
3軸移動により、主軸5が、コラム前方に配置されるワ
ークに対して所定の三次元位置を制御され、加工を行っ
ていく。コラム3が前後ベース2上を左右に移動する
と、中折れカバーユニット6は、各ヒンジ連結部分1
7、22、34で回動しつつ、中折れ部分Pの開き角度
を変化させながら、コラム3の左右移動に追従する。こ
のように、ヒンジ連結部分17、22、34による回動
により、コラム3の移動に追従する本願構成では、従来
のようにテレスコカバーが互いにぶつかることによる騒
音の発生がない。こうして、カバーユニット6は、コラ
ム3の左右側方で開いたり、閉じたりしながら、コラム
3前方で主軸5によって切り屑を生じる加工領域Aとコ
ラム側方後方の非加工領域Bとを区画し、加工領域Aで
発生する切り屑などが非加工領域に入り込むことを防止
する(図2、3)。
【0012】主軸5の中折れ部分Pが大きい角度で開い
ている図2の状態(図6では実線状態)で加工している
とき、切り屑などが、中折れ部分Pの半円カバー12の
外側面12aに付着する。コラム3の移動でカバーユニ
ット6の中折れ部分Pが小さい角度となる図3の状態
(図6では2点鎖線状態)となるとき、スクレーパ18
が前記半円カバー12の外側を摺接することにより付着
した切り屑などを掻き落すので、中折れ部分Pに切り屑
が溜まることが防止でき、切り屑が付着して中折不能と
なる恐れが回避される。
【0013】
【発明の効果】以上のように本願発明では、コラム左右
を前後に区画するカバーユニットを、一対のカバー板を
中折れ可能に連結したものとしたので、部品点数が大幅
に減少し、組み付けが容易になり、また、テレスコカバ
ー方式のものより、重量が軽減され、しかも、コラム移
動にもヒンジ連結部分の屈曲で対応しており、騒音発生
が抑制される。また、内、外側カバーの中折れ部分に切
り屑などが付着しようとしても、スクレーパによりその
切り屑が掻き落されるから、切り屑が付着して中折不能
となる恐れが回避される利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】工作機械の正面図である。
【図2】図1の平面図であり、右側のカバーユニットが
開いた状態を示す。
【図3】右側のカバーユニットの平面図である(閉じた
状態)。
【図4】図3の側面図である。
【図5】中折れ部分の上部拡大正面図である。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
【符号の説明】
3 コラム 5 主軸 6 中折れカバーユニット 7 内側カバー板 8 外側カバー板 9 パイプ材 12 半円カバー 16 枢軸 17、22、34 ヒンジ連結部分 18 スクレーパ A 加工領域 B 後方領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸を装架して少なくとも左右移動する
    コラムの左右側方において、主軸により工作物を加工す
    るコラム前方となる加工領域と後方領域とを区画するカ
    バー装置において、コラム左右には、一対の内、外側カ
    バー板の対向端部を互いにヒンジ連結した中折れカバー
    ユニットを配設し、左右の中折れカバーユニットの内側
    カバー板の他端部を対応するコラム部分に、外側カバー
    板の他端部を前記コラムを移動可能に載置しているベー
    ス部材に夫々ヒンジ連結したことを特徴とする工作機械
    のカバー装置。
  2. 【請求項2】 内側カバーと外側カバーの対向端部の一
    方には、上下方向に距離をおいた2つのヒンジ連結部分
    の間に半円カバーを一体に取付け、その半円カバー前面
    に対して、他方のカバーの対向端部に設けたスクレーパ
    が摺接するようになっている請求項1記載の工作機械の
    カバー装置。
  3. 【請求項3】 内側カバーと外側カバーとの一方のカバ
    ーの対向端部に、上下方向のパイプ材を一体に取付ける
    と共に、このパイプ材の加工領域側を覆うように半円カ
    バーを取付け、パイプ材の上下部分と他方のカバーの対
    向端部上下部分とを枢軸を介して回動自在に結合したこ
    とを特徴とする請求項2記載の工作機械のカバー装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6457918B1 (en) * 2000-08-22 2002-10-01 Ann Arbor Machine Company Machining cell with debris shields
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US6811361B2 (en) * 2000-05-10 2004-11-02 Horkos Corp. Column fixed type machine tool
CN111761129A (zh) * 2020-07-02 2020-10-13 天津仁和聚科技发展有限公司 一种降噪装置及应用该降噪装置的钢管切割装置

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