JP2000176000A - 創傷用包帯 - Google Patents
創傷用包帯Info
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- JP2000176000A JP2000176000A JP10356364A JP35636498A JP2000176000A JP 2000176000 A JP2000176000 A JP 2000176000A JP 10356364 A JP10356364 A JP 10356364A JP 35636498 A JP35636498 A JP 35636498A JP 2000176000 A JP2000176000 A JP 2000176000A
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- wound
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- fibers
- fabric layer
- fiber
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 創傷面から滲み出るかなりの量の滲出液を吸
収することができ、且つ滲出液中に含まれる水分を所望
な速度内で包帯を通して包帯の外部表面に移して、この
水分を周囲の環境中に蒸発させることによって包帯の有
効寿命を延長することができる創傷用包帯を提供する。 【解決手段】 疎水性繊維と高吸収性繊維からなる不織
布層と疎水性繊維からなる不織布層を積層することを特
徴とする創傷用包帯。
収することができ、且つ滲出液中に含まれる水分を所望
な速度内で包帯を通して包帯の外部表面に移して、この
水分を周囲の環境中に蒸発させることによって包帯の有
効寿命を延長することができる創傷用包帯を提供する。 【解決手段】 疎水性繊維と高吸収性繊維からなる不織
布層と疎水性繊維からなる不織布層を積層することを特
徴とする創傷用包帯。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、創傷からの滲出液
を吸収し、かつ包帯漏れおよび創傷浸軟を防止しうる優
れた能力を有する創傷用包帯に関する。本発明の創傷用
包帯は特に、治癒過程中に多量に創傷液を滲出する創傷
への用途に適合する。
を吸収し、かつ包帯漏れおよび創傷浸軟を防止しうる優
れた能力を有する創傷用包帯に関する。本発明の創傷用
包帯は特に、治癒過程中に多量に創傷液を滲出する創傷
への用途に適合する。
【0002】
【従来の技術】従来より、熱傷、褥瘡(床ずれ)その他
外傷による創傷を治療する際の一つの方法として、傷口
に治療薬を塗布した後、その上にガーゼを被せ、包帯で
固定する方法が取られてきた。このような場合、ガーゼ
を直接創傷面にあてるので、創傷面からの滲出液はガー
ゼに直接吸収されることになるが、ガーゼの吸水能力は
それほど高くなく、滲出液の貯留が起こる。この貯留が
逆に菌の発生を助長し、早期治療が困難になる。特に創
傷からの滲出液が多い創面では、治療薬の軟膏あるいは
クリームが滲出液と混合してドロドロ状態になるため、
頻繁に包帯交換を行い、軟膏あるいはクリームを塗り換
えなければならない。そして、包帯交換を頻繁に行なえ
ば、使用する医薬の量も増大し、包帯交換の際の患者の
苦痛も増す。また、包帯交換に要する医師の労力も無視
できないといった問題点があった。
外傷による創傷を治療する際の一つの方法として、傷口
に治療薬を塗布した後、その上にガーゼを被せ、包帯で
固定する方法が取られてきた。このような場合、ガーゼ
を直接創傷面にあてるので、創傷面からの滲出液はガー
ゼに直接吸収されることになるが、ガーゼの吸水能力は
それほど高くなく、滲出液の貯留が起こる。この貯留が
逆に菌の発生を助長し、早期治療が困難になる。特に創
傷からの滲出液が多い創面では、治療薬の軟膏あるいは
クリームが滲出液と混合してドロドロ状態になるため、
頻繁に包帯交換を行い、軟膏あるいはクリームを塗り換
えなければならない。そして、包帯交換を頻繁に行なえ
ば、使用する医薬の量も増大し、包帯交換の際の患者の
苦痛も増す。また、包帯交換に要する医師の労力も無視
できないといった問題点があった。
【0003】また、ガーゼは親水性繊維である綿糸から
できているために、創傷面との離型性に劣り、創傷から
の滲出液が乾燥すると、ガーゼーと創傷との間に好まし
くない付着が生じる。従って、創傷からガーゼを剥すと
きに痛みのみではなく、これに加えて、新しく形成され
た生体組織が創傷から引き裂かれ、それによって治癒過
程が阻害されることがある。
できているために、創傷面との離型性に劣り、創傷から
の滲出液が乾燥すると、ガーゼーと創傷との間に好まし
くない付着が生じる。従って、創傷からガーゼを剥すと
きに痛みのみではなく、これに加えて、新しく形成され
た生体組織が創傷から引き裂かれ、それによって治癒過
程が阻害されることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】創傷用包帯は、創傷治
癒を促進するために、いくつかの必要条件を備えていな
ければならない。例えば、創傷用包帯は、創傷面からの
滲出液を除去するために高度に吸収性で、液取り込み速
度が大きくなければならない。そして、吸収した液体が
包帯から漏れたり、寝具を汚したりすることを防がなけ
ればならない。また、創傷用包帯は非付着性で創傷治癒
を妨害することなく、しかも不快感なく除去または交換
できなければならない。さらに、創傷用包帯は、創傷が
呼吸できるように通気性であると共に、外部からの細菌
による感染の可能性を最小限にして、創傷部をできるだ
け無菌環境に維持しなければならない。ところが、従来
より採用されている上記の方法、即ち、傷口に治療薬を
塗布した後、その上にガーゼを被せ、包帯で固定する方
法では、これらの要求が十分満たされていたとは言えな
い。
癒を促進するために、いくつかの必要条件を備えていな
ければならない。例えば、創傷用包帯は、創傷面からの
滲出液を除去するために高度に吸収性で、液取り込み速
度が大きくなければならない。そして、吸収した液体が
包帯から漏れたり、寝具を汚したりすることを防がなけ
ればならない。また、創傷用包帯は非付着性で創傷治癒
を妨害することなく、しかも不快感なく除去または交換
できなければならない。さらに、創傷用包帯は、創傷が
呼吸できるように通気性であると共に、外部からの細菌
による感染の可能性を最小限にして、創傷部をできるだ
け無菌環境に維持しなければならない。ところが、従来
より採用されている上記の方法、即ち、傷口に治療薬を
塗布した後、その上にガーゼを被せ、包帯で固定する方
法では、これらの要求が十分満たされていたとは言えな
い。
【0005】したがって、本発明の目的は、創傷面から
滲み出るかなりの量の滲出液を吸収することが出来、且
つ滲出液中に含まれる水分を所望な速度内で包帯を通し
て包帯の外部表面に移して、この水分を周囲の環境中に
蒸発させることによって包帯の有効寿命を延長すること
が出来る創傷用包帯を提供することにある。さらには、
創傷面との離型性に優れ、剥すときに新しく形成した生
体組織を破壊しない創傷用包帯を提供することにある。
滲み出るかなりの量の滲出液を吸収することが出来、且
つ滲出液中に含まれる水分を所望な速度内で包帯を通し
て包帯の外部表面に移して、この水分を周囲の環境中に
蒸発させることによって包帯の有効寿命を延長すること
が出来る創傷用包帯を提供することにある。さらには、
創傷面との離型性に優れ、剥すときに新しく形成した生
体組織を破壊しない創傷用包帯を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく種々検討した結果、本発明を完成したも
ので、本発明の目的は、疎水性繊維と高吸収性繊維から
なる不織布層と疎水性繊維からなる不織布層を積層する
ことを特徴とする創傷用包帯を提供することにある。
題を解決すべく種々検討した結果、本発明を完成したも
ので、本発明の目的は、疎水性繊維と高吸収性繊維から
なる不織布層と疎水性繊維からなる不織布層を積層する
ことを特徴とする創傷用包帯を提供することにある。
【0007】すなわち、本発明は以下のような構成から
なる。 (1)疎水性繊維と高吸収性繊維からなる不織布層と疎
水性繊維からなる不織布層を積層することを特徴とする
創傷用包帯。 (2)疎水性繊維と高吸収性繊維からなる不織布層の疎
水性繊維と高吸収性繊維の比率が重量で6:4〜8:2
である(1)の創傷用包帯。 (3)疎水性繊維と高吸収性繊維からなる不織布層の目
付けが30〜300g/m2 である(1)または(2)
の創傷用包帯。 (4)疎水性繊維からなる不織布層の目付けが5〜50
g/m2 である(1)〜(3)のいずれかの創傷用包
帯。 (5)疎水性繊維と高吸収性繊維からなる不織布層の両
側に疎水性繊維からなる不織布層を積層することを特徴
とする(1)〜(4)のいずれかの創傷用包帯。
なる。 (1)疎水性繊維と高吸収性繊維からなる不織布層と疎
水性繊維からなる不織布層を積層することを特徴とする
創傷用包帯。 (2)疎水性繊維と高吸収性繊維からなる不織布層の疎
水性繊維と高吸収性繊維の比率が重量で6:4〜8:2
である(1)の創傷用包帯。 (3)疎水性繊維と高吸収性繊維からなる不織布層の目
付けが30〜300g/m2 である(1)または(2)
の創傷用包帯。 (4)疎水性繊維からなる不織布層の目付けが5〜50
g/m2 である(1)〜(3)のいずれかの創傷用包
帯。 (5)疎水性繊維と高吸収性繊維からなる不織布層の両
側に疎水性繊維からなる不織布層を積層することを特徴
とする(1)〜(4)のいずれかの創傷用包帯。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の一実施態様を示
す。すなわち、疎水性繊維と高吸収性繊維からなる不織
布層11は、創傷面から放出された大量の創傷滲出液を
吸収することができ、滲出液内に含まれている水分を所
望な速度内で、包帯を通して包帯の外部表面に移して、
この水分を周囲の環境中に蒸発されるようにする能力を
有している。このように、吸収された液体からの水蒸気
を大気中に発散できるようにすることにより、当該創傷
用包帯の交換頻度を少なくすることが出来る。
す。すなわち、疎水性繊維と高吸収性繊維からなる不織
布層11は、創傷面から放出された大量の創傷滲出液を
吸収することができ、滲出液内に含まれている水分を所
望な速度内で、包帯を通して包帯の外部表面に移して、
この水分を周囲の環境中に蒸発されるようにする能力を
有している。このように、吸収された液体からの水蒸気
を大気中に発散できるようにすることにより、当該創傷
用包帯の交換頻度を少なくすることが出来る。
【0009】本発明に用いる高吸収性繊維としては、木
材パルプ、木綿の天然繊維、レーヨン、キュプラの再生
繊維、アセテート等の半合成繊維等が用いられる。疎水
性繊維としては、ポリエステル、ナイロン、アクリル、
ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成繊維が好適であ
る。特に疎水性繊維と高吸収性繊維とを重量で6:4〜
8:2の比率で用いれば、疎水性の繊維が、滲出液を吸
収した高吸収性繊維から水分を受取り、外気層に該水分
を蒸発させる役をなし、特に好ましい。疎水性繊維と高
吸収性繊維からなる不織布層11を構成する繊維の太さ
は0.3デニール(d)〜5d程度、好ましくは0.5
d〜3d程度のものが望ましい。
材パルプ、木綿の天然繊維、レーヨン、キュプラの再生
繊維、アセテート等の半合成繊維等が用いられる。疎水
性繊維としては、ポリエステル、ナイロン、アクリル、
ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成繊維が好適であ
る。特に疎水性繊維と高吸収性繊維とを重量で6:4〜
8:2の比率で用いれば、疎水性の繊維が、滲出液を吸
収した高吸収性繊維から水分を受取り、外気層に該水分
を蒸発させる役をなし、特に好ましい。疎水性繊維と高
吸収性繊維からなる不織布層11を構成する繊維の太さ
は0.3デニール(d)〜5d程度、好ましくは0.5
d〜3d程度のものが望ましい。
【0010】上記不織布を作る方法としては、既に公知
の方法、例えば次の方法で作ることができる。 紙を抄くのと同様に、水を使って短い繊維の層(ウェ
ブ)を作って、樹脂を含浸し、乾燥して固める湿式法。 水を使わずに機械的にウェブを作り、樹脂もしくは接
着用繊維で結合させる乾式法。 乾式と同じ方式のウェブを、刺をつけた針で突っつい
て、機械的に繊維を交絡させるニードルパンチ法。 乾式と同じ方式のウェブを高圧水流で繊維を交絡させ
るスパンレース法。 繊維になる前の、溶けた原料樹脂を多数の小穴(ノズ
ル)から同時に吹き出して細い糸を作りながら、その連
続した多数の糸をあらゆる方向にクモの巣のように配置
して均一な厚さのウエブを作り、自然にまたは機械的に
糸同志をくっつけるスパンボンド法。
の方法、例えば次の方法で作ることができる。 紙を抄くのと同様に、水を使って短い繊維の層(ウェ
ブ)を作って、樹脂を含浸し、乾燥して固める湿式法。 水を使わずに機械的にウェブを作り、樹脂もしくは接
着用繊維で結合させる乾式法。 乾式と同じ方式のウェブを、刺をつけた針で突っつい
て、機械的に繊維を交絡させるニードルパンチ法。 乾式と同じ方式のウェブを高圧水流で繊維を交絡させ
るスパンレース法。 繊維になる前の、溶けた原料樹脂を多数の小穴(ノズ
ル)から同時に吹き出して細い糸を作りながら、その連
続した多数の糸をあらゆる方向にクモの巣のように配置
して均一な厚さのウエブを作り、自然にまたは機械的に
糸同志をくっつけるスパンボンド法。
【0011】上記の疎水性繊維と高吸収性繊維からなる
不織布層11も、これらの公知の方法、もしくは、これ
ら公知の方法を組み合わせて作る事ができるが、製法に
よっては、繊維の方向によって不織布に伸び易い方向と
伸び難い方向とが出来る。本発明に用いられる不織布は
伸縮性が必要なため、伸長度が比較的大きいものが用い
られる。伸長度とは長さ60cm、幅6cmの不織布に
1500gの荷重をぶら下げた場合に何cm伸びるかを
元の長さに対する百分率で表したもので、本発明に用い
られる不織布は、好ましくは30〜200%、より好ま
しくは40〜150%のものが望ましい。疎水性繊維と
高吸収性繊維からなる不織布層11の厚さとしては、柔
軟性、耐久性、作業性、吸収性等を考慮し、好ましくは
1〜20mm程度、より好ましくは1〜10mm程度の
ものが望ましい。疎水性繊維と高吸収性繊維からなる不
織布層11の目付けは、滲出液の保持力の観点から、好
ましくは目付け30〜300g/m2 、より好ましくは
50〜200g/m2 のものである。
不織布層11も、これらの公知の方法、もしくは、これ
ら公知の方法を組み合わせて作る事ができるが、製法に
よっては、繊維の方向によって不織布に伸び易い方向と
伸び難い方向とが出来る。本発明に用いられる不織布は
伸縮性が必要なため、伸長度が比較的大きいものが用い
られる。伸長度とは長さ60cm、幅6cmの不織布に
1500gの荷重をぶら下げた場合に何cm伸びるかを
元の長さに対する百分率で表したもので、本発明に用い
られる不織布は、好ましくは30〜200%、より好ま
しくは40〜150%のものが望ましい。疎水性繊維と
高吸収性繊維からなる不織布層11の厚さとしては、柔
軟性、耐久性、作業性、吸収性等を考慮し、好ましくは
1〜20mm程度、より好ましくは1〜10mm程度の
ものが望ましい。疎水性繊維と高吸収性繊維からなる不
織布層11の目付けは、滲出液の保持力の観点から、好
ましくは目付け30〜300g/m2 、より好ましくは
50〜200g/m2 のものである。
【0012】本発明の他の目的とするところは、本創傷
用包帯を創傷面から剥離する際に、容易に剥離すること
ができる離型性の良い創傷用包帯を提供することにあ
る。創傷面との剥離性を良くするために、創傷被覆材に
ポリウレタンフイルムを積層し、このポリウレタン面を
創傷面に接するように用いた事例があるが、この場合、
ポリウレタンフイルムは、透湿性、通気性はあるが、創
傷面からの大量の滲出液を透過させることができないの
で、通常、ポリウレタンフイルムにスリットを設けると
か、開孔を形成して、創傷面からの滲出液を創傷被覆材
の吸収性繊維に吸収させる方法がとられている。
用包帯を創傷面から剥離する際に、容易に剥離すること
ができる離型性の良い創傷用包帯を提供することにあ
る。創傷面との剥離性を良くするために、創傷被覆材に
ポリウレタンフイルムを積層し、このポリウレタン面を
創傷面に接するように用いた事例があるが、この場合、
ポリウレタンフイルムは、透湿性、通気性はあるが、創
傷面からの大量の滲出液を透過させることができないの
で、通常、ポリウレタンフイルムにスリットを設けると
か、開孔を形成して、創傷面からの滲出液を創傷被覆材
の吸収性繊維に吸収させる方法がとられている。
【0013】疎水性繊維からなる不織布層12は、疎水
性の繊維で構成されているので、この面が創傷面にくる
ように貼付すると、不織布層12は、創傷からの滲出液
との親和性が少ないので、剥離する際に容易に剥離する
ことが出来、同創傷面に新しく形成した生体組織等が同
創傷被覆材に付着しない特徴がある。しかも、不織布層
11は不織布層を形成するときに、容易にその緻密さを
調整することができるので、創傷面からの大量の滲出液
を吸収させるために、ポリウレタンフイルムを貼付けた
場合のように、わざわざスリトを設けるとか、開孔を形
成させる必要が無いといった特徴がある。
性の繊維で構成されているので、この面が創傷面にくる
ように貼付すると、不織布層12は、創傷からの滲出液
との親和性が少ないので、剥離する際に容易に剥離する
ことが出来、同創傷面に新しく形成した生体組織等が同
創傷被覆材に付着しない特徴がある。しかも、不織布層
11は不織布層を形成するときに、容易にその緻密さを
調整することができるので、創傷面からの大量の滲出液
を吸収させるために、ポリウレタンフイルムを貼付けた
場合のように、わざわざスリトを設けるとか、開孔を形
成させる必要が無いといった特徴がある。
【0014】不織布層12に使用する疎水性繊維材料と
しては、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ナイロン、熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
これらの疎水性繊維材料の内、熱可塑性エラストマー
は、常温でゴム弾性を示し、伸縮性に富むので創傷用包
帯として好ましい材料である。熱可塑性エラストマーの
中では、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエス
テル系エラストマーが柔らかくて、伸縮性に富むので特
に好ましい。これらの疎水性繊維材料は、市販品もしく
はその改良品を使用することが出来る。疎水性繊維から
なる不織布層12を構成する繊維の太さは、好ましくは
0.3〜5d程度、より好ましくは0.5〜3d程度の
ものが望ましい。
しては、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ナイロン、熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
これらの疎水性繊維材料の内、熱可塑性エラストマー
は、常温でゴム弾性を示し、伸縮性に富むので創傷用包
帯として好ましい材料である。熱可塑性エラストマーの
中では、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリエス
テル系エラストマーが柔らかくて、伸縮性に富むので特
に好ましい。これらの疎水性繊維材料は、市販品もしく
はその改良品を使用することが出来る。疎水性繊維から
なる不織布層12を構成する繊維の太さは、好ましくは
0.3〜5d程度、より好ましくは0.5〜3d程度の
ものが望ましい。
【0015】不織布層12を不織布層11に積層する方
法としては、不織布層11と不織布層12を上記の方法
で別々に作っておき、これら両方の不織布層をニードル
パンチ法、スパンレース法、もしくは熱可塑性樹脂とか
接着用繊維を用いて結合させる乾式法等が挙げられる。
尚、不織布層11と不織布層12とを熱可塑性樹脂を介
して積層する場合、全面に熱可塑性樹脂を塗布すると、
創傷面からの滲出液を透過させる機能が損なわれてしま
うので、両者が容易に剥離しない程度の部分的な接着と
するのが良い。
法としては、不織布層11と不織布層12を上記の方法
で別々に作っておき、これら両方の不織布層をニードル
パンチ法、スパンレース法、もしくは熱可塑性樹脂とか
接着用繊維を用いて結合させる乾式法等が挙げられる。
尚、不織布層11と不織布層12とを熱可塑性樹脂を介
して積層する場合、全面に熱可塑性樹脂を塗布すると、
創傷面からの滲出液を透過させる機能が損なわれてしま
うので、両者が容易に剥離しない程度の部分的な接着と
するのが良い。
【0016】さらには、不織布層11に不織布12の原
料となる上記の疎水性繊維材料をスパンボンド法で直接
ウェブ状に紡糸して不織布層12を積層させることがで
きる。このようにして作成された不織布層12は、透水
性を有すると同時に平滑性を有するので、創傷面との密
着性が良好であり、創傷面からの滲出液は疎水性で且つ
透水性の不織布層12を通過し、疎水性繊維と高吸収性
繊維からなる不織布層11に吸収され易い特徴がある。
特に、スパンボンド法で不織布層12を不織布層11に
積層させた場合には、ニードルパンチ法やスパンレース
法に比べて不織布層12の表面が緻密で、より平滑性に
優れているので、創傷面との密着性に優れると同時に、
創傷面から剥離する際に離型性もよくなるので、特に好
ましい。
料となる上記の疎水性繊維材料をスパンボンド法で直接
ウェブ状に紡糸して不織布層12を積層させることがで
きる。このようにして作成された不織布層12は、透水
性を有すると同時に平滑性を有するので、創傷面との密
着性が良好であり、創傷面からの滲出液は疎水性で且つ
透水性の不織布層12を通過し、疎水性繊維と高吸収性
繊維からなる不織布層11に吸収され易い特徴がある。
特に、スパンボンド法で不織布層12を不織布層11に
積層させた場合には、ニードルパンチ法やスパンレース
法に比べて不織布層12の表面が緻密で、より平滑性に
優れているので、創傷面との密着性に優れると同時に、
創傷面から剥離する際に離型性もよくなるので、特に好
ましい。
【0017】疎水性繊維からなる不織布層12は、創傷
面との剥離性を良くするのが目的であり、創傷面からの
滲出液を速やかに通過させるために、出来るだけ薄い方
が良い。疎水性繊維からなる不織布層12の目付として
は、5〜50g/m2 が好ましい。
面との剥離性を良くするのが目的であり、創傷面からの
滲出液を速やかに通過させるために、出来るだけ薄い方
が良い。疎水性繊維からなる不織布層12の目付として
は、5〜50g/m2 が好ましい。
【0018】疎水性繊維からなる不織布層12を疎水性
繊維と高吸収性繊維からなる不織布層11の両面に積層
した場合には、この創傷用包帯のどちらの面を創傷面に
当てても良い。この場合、不織布層12は、ガーゼや、
綿布に比べて均一で緻密であるために、水蒸気の透過性
を保持した状態で、外部からの細菌の浸入を阻止すると
いったバリヤー機能をも兼ね備えているので更に好まし
い。尚、本発明の創傷用包帯は、細菌の繁殖を防止する
目的で疎水性繊維と高吸収性繊維からなる不織布層11
の内部にサルファ剤、ペニシリン、ナリジキシン、サル
ファジアジン銀、硫酸ポリミキシン、硫酸ゲンタマイシ
ンなどの抗菌剤を含有しておくなど自由に変更させるこ
とができる。
繊維と高吸収性繊維からなる不織布層11の両面に積層
した場合には、この創傷用包帯のどちらの面を創傷面に
当てても良い。この場合、不織布層12は、ガーゼや、
綿布に比べて均一で緻密であるために、水蒸気の透過性
を保持した状態で、外部からの細菌の浸入を阻止すると
いったバリヤー機能をも兼ね備えているので更に好まし
い。尚、本発明の創傷用包帯は、細菌の繁殖を防止する
目的で疎水性繊維と高吸収性繊維からなる不織布層11
の内部にサルファ剤、ペニシリン、ナリジキシン、サル
ファジアジン銀、硫酸ポリミキシン、硫酸ゲンタマイシ
ンなどの抗菌剤を含有しておくなど自由に変更させるこ
とができる。
【0019】本発明による創傷用包帯の形状は、手若し
くは足に巻く場合には、幅3〜10cm,長さ30〜3
00cmの包帯状に巻いておくのが好ましい。また、ガ
ーゼの変わりにパッド状で使用する場合には、縦/横5
〜30cmのパッド状のものが好ましい。
くは足に巻く場合には、幅3〜10cm,長さ30〜3
00cmの包帯状に巻いておくのが好ましい。また、ガ
ーゼの変わりにパッド状で使用する場合には、縦/横5
〜30cmのパッド状のものが好ましい。
【0020】
【実施例】以下に本発明を実施例によりさらに詳細に示
し、本発明の効果を具体的に説明するが、本発明は、以
下の実施例に限定されるものではない。
し、本発明の効果を具体的に説明するが、本発明は、以
下の実施例に限定されるものではない。
【0021】実施例1 創傷用包帯の作成 疎水性繊維と高吸収性繊維とから成る不織布層11は、
平均繊度1.5dのポリエステル繊維と2.0dのレー
ヨン繊維を重量比で70対30の割合で混合した後、極
めて薄い繊維の層(ウェブ)を作り、このウェブを重ね
合わせて目付けが100g/m2 に成るようにした後、
このウェブ層を刺をつけた針で突っついて、繊維同志を
お互いに機械的に絡み合わせて(ニードルパンチ法)作
成した。次いで、不織布層12の片面に疎水性のポリエ
ステル系熱可塑性エラストマー(商品名:ペルプレン、
東洋紡績製)をスパンボンド法で結合させ、不織布層1
1の目付が10g/m2 になるようにした。
平均繊度1.5dのポリエステル繊維と2.0dのレー
ヨン繊維を重量比で70対30の割合で混合した後、極
めて薄い繊維の層(ウェブ)を作り、このウェブを重ね
合わせて目付けが100g/m2 に成るようにした後、
このウェブ層を刺をつけた針で突っついて、繊維同志を
お互いに機械的に絡み合わせて(ニードルパンチ法)作
成した。次いで、不織布層12の片面に疎水性のポリエ
ステル系熱可塑性エラストマー(商品名:ペルプレン、
東洋紡績製)をスパンボンド法で結合させ、不織布層1
1の目付が10g/m2 になるようにした。
【0022】このようにして作成した創傷用包帯の吸収
力を測定するために、計量した創傷用包帯を水に浸し、
それを取り出し、30秒間したたらせた後、再び計量し
て水の吸収量を測定した。この包帯は、17g/gとい
う極端に高い吸収能力があることが判明した。そのた
め、創面からの滲出液の多い場合の創傷用包帯に適して
いる。
力を測定するために、計量した創傷用包帯を水に浸し、
それを取り出し、30秒間したたらせた後、再び計量し
て水の吸収量を測定した。この包帯は、17g/gとい
う極端に高い吸収能力があることが判明した。そのた
め、創面からの滲出液の多い場合の創傷用包帯に適して
いる。
【0023】実施例2 創傷用包帯の作成 疎水性繊維と高吸収性繊維から成る不織布層11は、平
均繊度1.5dのポリエステル繊維と2.0dのレーヨ
ン繊維を重量比で70対30の割合で混合した後、極め
て薄い繊維の層(ウェブ)を作り、このウェブを重ね合
わせて目付けが100g/m2 に成るようにした後、こ
のウェブ層を刺をつけた針で突っついて、繊維同志をお
互いに機械的に絡み合わせて(ニードルパンチ法)作成
した。次いで、不織布層11の両面に疎水性のポリウレ
タン系熱可塑性エラストマー(商品名:東洋紡ウレタン
・アジペート型、東洋紡績製)をスパンボンド法で結合
させ、不織布層12の目付がそれぞれ10g/m2 にな
るようにした。
均繊度1.5dのポリエステル繊維と2.0dのレーヨ
ン繊維を重量比で70対30の割合で混合した後、極め
て薄い繊維の層(ウェブ)を作り、このウェブを重ね合
わせて目付けが100g/m2 に成るようにした後、こ
のウェブ層を刺をつけた針で突っついて、繊維同志をお
互いに機械的に絡み合わせて(ニードルパンチ法)作成
した。次いで、不織布層11の両面に疎水性のポリウレ
タン系熱可塑性エラストマー(商品名:東洋紡ウレタン
・アジペート型、東洋紡績製)をスパンボンド法で結合
させ、不織布層12の目付がそれぞれ10g/m2 にな
るようにした。
【0024】このようにして作成した創傷用包帯の吸収
力を測定するために、計量した創傷用包帯を水に浸し、
それを取り出し、30秒間したたらせた後、再び計量し
て水の吸収量を測定した。この包帯は、18g/gとい
う極端に高い吸収能力があることが判明した。そのた
め、創面からの滲出液の多い場合の創傷用包帯に適して
いる。
力を測定するために、計量した創傷用包帯を水に浸し、
それを取り出し、30秒間したたらせた後、再び計量し
て水の吸収量を測定した。この包帯は、18g/gとい
う極端に高い吸収能力があることが判明した。そのた
め、創面からの滲出液の多い場合の創傷用包帯に適して
いる。
【0025】実施例3 上記実施例1及び2で得た創傷用包帯をエチレンオキサ
イドガスで滅菌処理した後、以下の実験に供した。即
ち、麻酔下で10週齢のSDラット(体重200〜23
0g)の背部を剃毛し、イソジンで消毒した後、3cm
x4cmの背部皮膚全層欠損傷を外科的に作成し、ここ
に前記実施例1,及び2で作成した創傷用包帯を別々に
適用しその上をエラスチックバンドで固定し、1週間及
び2週間後の同包帯及び創面の状態を肉眼で観察した。
イドガスで滅菌処理した後、以下の実験に供した。即
ち、麻酔下で10週齢のSDラット(体重200〜23
0g)の背部を剃毛し、イソジンで消毒した後、3cm
x4cmの背部皮膚全層欠損傷を外科的に作成し、ここ
に前記実施例1,及び2で作成した創傷用包帯を別々に
適用しその上をエラスチックバンドで固定し、1週間及
び2週間後の同包帯及び創面の状態を肉眼で観察した。
【0026】1週間後、実施例1及び2に係る創傷用包
帯を採用したものは、いずれも同包帯の一部に体液を吸
収した跡が観察されたが、包帯自身は乾燥していた。そ
して、疎水性繊維から成る不織布層12の存在により、
不織布層と創面との付着力が弱いために、生体組織の同
包帯内への浸入が阻止され、同包帯を剥すときに創面に
損傷を与えることはなかった。また、創面から出る滲出
液は不織布層に吸い上げられて、創面における滲出液の
貯留はなく、血管増生した良好な肉芽組織が観察され
た。
帯を採用したものは、いずれも同包帯の一部に体液を吸
収した跡が観察されたが、包帯自身は乾燥していた。そ
して、疎水性繊維から成る不織布層12の存在により、
不織布層と創面との付着力が弱いために、生体組織の同
包帯内への浸入が阻止され、同包帯を剥すときに創面に
損傷を与えることはなかった。また、創面から出る滲出
液は不織布層に吸い上げられて、創面における滲出液の
貯留はなく、血管増生した良好な肉芽組織が観察され
た。
【0027】2週間後、実施例1及び2に係わる創傷用
包帯を採用したものは、いずれも同包帯の厚さ方向の略
半分ほどに体液を吸収した跡が観察されたが、包帯自身
は乾燥していた。そして、1週間後の場合と同様に疎水
性繊維から成る不織布層12が存在するために、不織布
層と創面との付着力が弱く、生体組織の同包帯内部への
浸入が阻止され、同包帯を剥すときに創面に損傷を与え
ることはなかった。また、創面から出る滲出液は不織布
層に吸い上げられて、創面における滲出液の貯留は少な
く、少量のフイブリン様物質のみが付着していた。そし
て、フイブリン様物質を除去すると、極めて良好な肉芽
組織が観察され、創傷周縁からの表皮細胞の増殖による
表皮の形成も良好であった。いずれの場合も治癒効果は
良好であり、創傷用包帯として適当であることがわかっ
た。
包帯を採用したものは、いずれも同包帯の厚さ方向の略
半分ほどに体液を吸収した跡が観察されたが、包帯自身
は乾燥していた。そして、1週間後の場合と同様に疎水
性繊維から成る不織布層12が存在するために、不織布
層と創面との付着力が弱く、生体組織の同包帯内部への
浸入が阻止され、同包帯を剥すときに創面に損傷を与え
ることはなかった。また、創面から出る滲出液は不織布
層に吸い上げられて、創面における滲出液の貯留は少な
く、少量のフイブリン様物質のみが付着していた。そし
て、フイブリン様物質を除去すると、極めて良好な肉芽
組織が観察され、創傷周縁からの表皮細胞の増殖による
表皮の形成も良好であった。いずれの場合も治癒効果は
良好であり、創傷用包帯として適当であることがわかっ
た。
【0028】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る創傷用
包帯は以下の効果を奏する。 不織布層11は、疎水性繊維と高吸収性繊維から構成
されているので、創傷面から放出された大量の創傷滲出
液を吸収することができ、滲出液内に含まれている水分
を所望な速度で包帯を通して包帯の外側表面にうつし
て、この水分を周囲の環境中に蒸発させる能力を有して
いるので、この滲出液が創と創傷用包帯との間に貯留さ
れることがない。従って、包帯の取り替え頻度を少なく
することができるので、作業の繁雑さが軽減され、治療
者の手間が大いに省ける。 不織布層12は、疎水性繊維からなる透水性の不織布
で構成されているので、創傷面との離型性が良く、包帯
を剥離するときに、患者に苦痛を与えない長所がある。 該創傷用包帯の外部表面に緻密な不織布層12がある
ので、外部からの創面への汚れや細菌の浸入を防ぐこと
ができる。
包帯は以下の効果を奏する。 不織布層11は、疎水性繊維と高吸収性繊維から構成
されているので、創傷面から放出された大量の創傷滲出
液を吸収することができ、滲出液内に含まれている水分
を所望な速度で包帯を通して包帯の外側表面にうつし
て、この水分を周囲の環境中に蒸発させる能力を有して
いるので、この滲出液が創と創傷用包帯との間に貯留さ
れることがない。従って、包帯の取り替え頻度を少なく
することができるので、作業の繁雑さが軽減され、治療
者の手間が大いに省ける。 不織布層12は、疎水性繊維からなる透水性の不織布
で構成されているので、創傷面との離型性が良く、包帯
を剥離するときに、患者に苦痛を与えない長所がある。 該創傷用包帯の外部表面に緻密な不織布層12がある
ので、外部からの創面への汚れや細菌の浸入を防ぐこと
ができる。
【図1】本発明の一実施態様を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 疎水性繊維と高吸収性繊維からなる不織
布層と疎水性繊維からなる不織布層を積層することを特
徴とする創傷用包帯。 - 【請求項2】 疎水性繊維と高吸収性繊維からなる不織
布層の疎水性繊維と高吸収性繊維の比率が重量で6:4
〜8:2である請求項1項記載の創傷用包帯。 - 【請求項3】 疎水性繊維と高吸収性繊維からなる不織
布層の目付けが30〜300g/m2 である請求項1ま
たは2に記載の創傷用包帯。 - 【請求項4】 疎水性繊維からなる不織布層の目付けが
5〜50g/m2 である請求項1〜3のいずれかに記載
の創傷用包帯。 - 【請求項5】 疎水性繊維と高吸収性繊維からなる不織
布層の両側に疎水性繊維からなる不織布層を積層するこ
とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の創傷用
包帯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10356364A JP2000176000A (ja) | 1998-12-15 | 1998-12-15 | 創傷用包帯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10356364A JP2000176000A (ja) | 1998-12-15 | 1998-12-15 | 創傷用包帯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000176000A true JP2000176000A (ja) | 2000-06-27 |
Family
ID=18448660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10356364A Withdrawn JP2000176000A (ja) | 1998-12-15 | 1998-12-15 | 創傷用包帯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000176000A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006525836A (ja) * | 2003-05-09 | 2006-11-16 | ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニー | 褥瘡治療における創傷被覆材の使用 |
JP2008200342A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Kureha Ltd | ギプス用不織布 |
-
1998
- 1998-12-15 JP JP10356364A patent/JP2000176000A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006525836A (ja) * | 2003-05-09 | 2006-11-16 | ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニー | 褥瘡治療における創傷被覆材の使用 |
JP4759703B2 (ja) * | 2003-05-09 | 2011-08-31 | コンバテック・テクノロジーズ・インコーポレイテッド | 褥瘡治療における創傷被覆材の使用 |
JP2008200342A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Kureha Ltd | ギプス用不織布 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040705 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20080128 |