JP2000175848A - 空気循環式電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ゴミと共に空気を吸い込み、フィルターでゴミ
を取り除いてから空気を排出する従来の掃除機では、空
気を排出する際に、フィルターの目を通り抜けた小さな
チリ・埃・匂いが、部屋中にまき散らされることとなり
不衛生であった。また、吸い込み力はバキューム力に依
存しているため、ごみによっては吸い込みにくいことが
あった。 【解決手段】従来の掃除機で空気を排出していた吹き出
し口を、吹き出し口側通風路７をもって、吸い込み口部
分５内に吹き出させる。吹き出した空気はゴミを舞い上
がらせながら吸い口側通風路６にゴミと共に吸い込まれ
ていく。掃除機内の空気の流れは循環しており、外部に
ほとんど漏れず、チリ・埃・匂いを部屋中にまき散らす
ことなく衛生的に掃除することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】従来の技術 電気モーターの動力により発生するバキューム力で、吸
い込み口よりごみを吸い寄せ、フィルターによってごみ
を取り込み、本体外に風力を排出する、空気の流れが吸
い込み口から吹き出し口に至るシステムにより成立して
いる。

【０００２】発明が解決しようとする課題 吹き出し口から空気を排出するシステムのため、フィル
ターを通してもなお、微細なチリ・埃が本体外に排出さ
れる恐れが高く、同時に、匂い、騒音もまき散らしてい
る。又、吸い込み力はバキューム力に依存しているた
め、ごみによっては吸い込みにくいことがある。

【０００３】課題を解決するための手段 請求項１のとおり、空気の流れを循環式とすることによ
って、本体外に排出されていたチリ・埃・匂い・騒音を
外部に出さないため、低減させることが出来る。空気の
流れを循環式とするには、請求項２のように吸い込み口
付近に吹き出し口を設ける。吹き出し口と吸い込み口の
間に、ごみが来るように吸い込み口形状を設計し、循環
する空気の流れによる負圧によりごみを吸い込むシステ
ムである。単に負圧により吸い込まれるだけでなく、吹
き出し口からの風力により、ごみは押し上げられ、押し
上げられたところを吸い込み口のバキューム力により吸
い込まれることになる。従来のバキューム力のみに頼る
吸塵力に加え、吹き出し口からの風力が加わるため、従
来の吸塵システムよりも高い効率でごみを吸うことが出
来るようになる。

【０００４】発明の効果 従来の吸塵システムと比較し、空気の流れを外部に排出
しないことで、チリ・埃・匂い・騒音を低減でき、なお
かつ従来のバキューム力のみに頼る吸塵力に加え、吹き
出し口からの風力が加わるため、従来の吸塵システムよ
りも高い効率でごみを吸うことが出来るようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】構造の概念図である

【符号の説明】

１ 掃除機本体 ２ 掃除機に吸い込まれたゴミ ３ 掃除機内のフィルター ４ 掃除機のモーター ５ 吸い込み口部分 ６ 吸い込み口側通風路 ７ 吹き出し口側通風路 ８ 掃除機に吸い込まれるゴミ ９ 掃除機内に循環する空気の流れ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】電気掃除機の、吸い込み口から吹き出し口
   に至る空気の流れを循環式とすること。
2. 【請求項２】電気掃除機の、ごみ吸い込み口付近に吹き
   出し口を設け、吹き出し口の風力により、ごみを吸い口
   側に押し込む構造を持つこと。