JP2000175770A - ストレッチ機能を有する椅子 - Google Patents

ストレッチ機能を有する椅子

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JP2000175770A
JP2000175770A JP10354328A JP35432898A JP2000175770A JP 2000175770 A JP2000175770 A JP 2000175770A JP 10354328 A JP10354328 A JP 10354328A JP 35432898 A JP35432898 A JP 35432898A JP 2000175770 A JP2000175770 A JP 2000175770A
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Japan
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handle
air
air bag
muscles
chair
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JP10354328A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Kobayashi
博明 小林
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、背もたれ部に把持部を有するハ
ンドルを上下方向に移動可能に設け、腕部、腹筋、背筋
などをストレッチできる椅子を提供することにある。 【解決手段】 背もたれ部12とを有する椅子本体10
の前記背もたれ部12に、上方に突出し上部に把持部5
6を有するハンドル50を上下方向に移動可能に設けら
れるとともに、このハンドル50をエアー給排気装置3
0からのエアーの給排気によって膨縮する押上げようエ
アーバッグ24(駆動手段)によって上下方向に移動さ
せて腕部、腹筋、背筋などをストレッチして疲労の回復
を図るようにしたストレッチ機能を有する椅子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、身体をストレッ
チする機能を有する椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、座部および背もたれ部からなる椅
子本体(以下単に本体という)の前記座部および背もた
れ部にエアーバッグを配設し、これらエアーバッグにエ
アー給排気装置からエアーを給排気してマッサージーを
する椅子式エアーマッサージ機は広く知られている。
【0003】しかし、従来の椅子式エアーマッサージ機
は、単に膨縮するエアーバッグによって、被施療部の押
圧・弛緩を繰り返すのみであって、腹筋、背筋あるいは
腕部の筋肉を引き伸ばす機能つまりストレッチをする機
能を持たないものである。しかし、例えば、コンピュー
ターの入力作業など長時間に亘り同じ姿勢を強いられる
事務作業などにおいては、背筋あるいは腕部の筋肉など
使われないために鬱血し、凝りなどを生じ場合には視力
などにも影響を来すものである。そして、このような筋
肉の鬱血などを取り除き血行を良くし疲労を回復させる
には、前記鬱血を起こしている筋肉をストレッチし刺激
することが有効である。
【0004】そこで、出願人はストレッチ機能を待たせ
た椅子を開発し、この技術を既に特願平10−1490
60号として出願している。この出願に係る椅子は、背
凭部の部両側にストレッチ用ハンドルを固定して設け、
このストレッチ用ハンドルを座部に腰掛けた状態で両手
で把持し、この状態で背凭部に設けたエアーバッグにエ
アーを供給して膨張させて背中部を前方に押し出すこと
によってストレッチをするものである。
【0005】つまり、ストレッチ効果を高めるために最
も有効である背筋あるいは腕部の筋肉などを上方に伸長
させてストレッチをすることができないものであり、ま
た、エアーバッグの膨張量もそれほど大きくできないこ
とからストレッチ量も大きくできないものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記出願に係る椅子
は、上述のようにストレッチ効果を高めるために最も有
効である背筋あるいは腕部の筋肉を上方に伸長させてス
トレッチをすることができず、また、エアーバッグの膨
張量もそれほど大きくできないことからストレッチ量も
大きくできないなど、充分なストレッチ効果を得る上で
は必ずしも充分ではないものである。また、背中部を前
方に押し出してストレッチをするものであることから、
腕部のストレッチという点では必ずしも充分ではないも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、請求項1記載の発明は、座部とこ
の座部の後方に設けられた背もたれ部とを有する椅子本
体と、前記背もたれ部に上方に突出し上部に把持部を有
するとともに上下方向に移動可能に設けられたハンドル
と、このハンドルを上下方向に移動させる駆動手段とを
備えたストレッチ機能を有する椅子としたものである。
【0008】このように請求項1記載の発明は、座部と
この座部の後方に設けられた背もたれ部とを有する椅子
本体と、前記背もたれ部に上方に突出し上部に把持部を
有するとともに上下方向に移動可能に設けられたハンド
ルと、このハンドルを上下方向に移動させる駆動手段と
を備えたことから、座部に座り背中を背もたれ部に凭せ
掛けて、把持部を把持した状態でハンドルが上下方向に
移動することから、ハンドルが上方に移動するにつれ
て、腕部の筋肉、背筋、腹筋、脇腹の筋肉などが徐々に
上方に引き伸ばされてストレッチされることから効果的
なストレッチができ、筋肉の鬱血を解消させて血行促進
させ疲労を回復させることができるという作用を有する
ものである。
【0009】また、請求項2記載の発明は、座部とこの
座部の後方に設けられた背もたれ部とを有する椅子本体
と、前記背もたれ部に上方に突出し上部に把持部を有す
るとともに前後方向に傾動可能に設けられたハンドル
と、このハンドルを前後方向に傾動させる駆動手段とを
備えたストレッチ機能を有する椅子としたものである。
【0010】このように請求項2記載の発明は、座部と
この座部の後方に設けられた背もたれ部とを有する椅子
本体と、前記背もたれ部に上方に突出し上部に把持部を
有するとともに前後方向に傾動可能に設けられたハンド
ルと、このハンドルを前後方向に傾動させる駆動手段と
を備えたことから、座部に座り背中を背もたれ部に凭せ
掛けて、把持部を把持した状態でハンドルが前後方向に
傾動することから、ハンドルが後方向に移動するにつれ
て、腕部の筋肉、背筋、腹筋、脇腹の筋肉などが徐々に
後方に引っ張られてストレッチされることから効果的な
ストレッチができ、筋肉の鬱血を解消させて血行促進さ
せ疲労を回復させることができるという作用を有するも
のである。
【0011】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の発明におけるハンドルの把持部に、
駆動手段を制御する操作手段を設けたストレッチ機能を
有する椅子としたものである。
【0012】このように請求項3記載の発明は、請求項
1または請求項2記載の発明におけるハンドルの把持部
に、駆動手段を制御する操作手段を設けたことから、請
求項1または請求項2記載の発明の作用に加えて、座部
に座り背中を背もたれ部に凭せ掛けて把持部を把持する
際に、この把持部は静止していることから容易に把持す
ることができるとともに、握持したままで始動・停止の
制御およびストレッチ動作中にストレッチの強さを調節
できるという作用を有するものである。
【0013】また、請求項4記載の発明は、請求項1な
いし請求項3記載の発明において、背もたれ部にエアー
給排気装置からのエアーの給排気によって膨縮するエア
ーバッグを設けたストレッチ機能を有する椅子としたも
のである。
【0014】このように請求項4記載の発明は、請求項
1ないし請求項3記載の発明において、背もたれ部にエ
アー給排気装置からのエアーの給排気によって膨縮する
エアーバッグを設けたことから、請求項1ないし請求項
3記載の発明の作用に加えて、ハンドルの動作による腕
部の筋肉、背筋、腹筋、脇腹の筋肉などストレッチ時に
エアーバッグの膨張による前方に向けてのストレッチが
加えられることからさらに効果的なストレッチができ、
さらに筋肉の鬱血を解消させて血行促進させ疲労を回復
させることができるともに胃、腸などの臓器の働きをよ
くできるという作用を有するものである。
【0015】また、請求項5記載の発明は、請求項1な
いし請求項4記載の発明における把持部の向きを変更可
能にしたストレッチ機能を有する椅子としたものであ
る。
【0016】このように請求項5記載の発明は、請求項
1ないし請求項4記載の発明における把持部の向きを変
更可能にしたことから、請求項1ないし請求項4記載の
発明の作用に加えて、把持部を把持している手つまり拳
の方向を変更することによりストレッチする筋肉を変え
ることができることから、各部の筋肉の効果的なストレ
ッチができ、各部の筋肉の鬱血を解消させて血行促進さ
せ疲労を回復させることができるという作用を有するも
のである。また、把持部の方向の変更により腕部の筋肉
を捻る方向にストレッチできるという作用を有するもの
である。
【0017】また、請求項6記載の発明は、請求項1な
いし請求項5記載の発明における駆動手段をエアー給排
気装置とこのエアー給排気装置からのエアーの給排気に
よって膨縮するエアーバッグとによって構成したストレ
ッチ機能を有する椅子としたものである。
【0018】このように請求項6記載の発明は、請求項
1ないし請求項5記載の発明における駆動手段をエアー
給排気装置とこのエアー給排気装置からのエアーの給排
気によって膨縮するエアーバッグとによって構成したこ
とから、請求項1ないし請求項5記載の発明の作用に加
えて、エアーバッグはクッション性を有することからい
わゆるソフトに移動させることができ、無理なストレッ
チが予防できるという作用を有するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態を
図1および図4に基づいて説明する。
【0020】図1に示すように椅子1は、座部11、こ
の座部11の後部に設けられた背もたれ部12および座
部11の左右に設けられた肘掛部13からなる椅子本体
(以下本体という)10、前記座部11の下側に設けら
れ本体を回動可能に支持する脚部15、座部11の下部
から斜め下方前方に向け設けられたストレッチバー16
などから構成されている。
【0021】そして、前記座部11の前部には腿用エア
ーバッグ20が配設されており、この腿用エアーバッグ
20は、腿部のマッサージをするときには膨縮が繰り返
されるようになっている。
【0022】また、前記背もたれ部12には、一対の腰
用エアーバッグ21、背中用エアーバッグ22および一
対の脇腹用エアーバッグ23が配設されており、これら
腰用エアーバッグ21ないし脇腹用エアーバッグ23
は、腿用エアーバッグ20と同様、腰部、背中部および
脇腹部のマッサージをするときには膨縮が繰り返される
ようになっている。また、腰用エアーバッグ21および
背中用エアーバッグ22は後述するストレッチをする際
に膨張するようになっている。
【0023】そして、前記本体を回動可能に支持する脚
部15は支柱15aとこの支柱15aの下端部外周に放
射状に延出して形成した五本の支持脚15bとから構成
されている。また、前記支持脚15bのそれぞれの先端
下部にはキャスター15cが取り付けられている。
【0024】また、前記座部11の下側後部には、図示
しないがエアー給排気装置30(図4参照)が取り付け
られており、このエアー給排気装置30は、図4に示す
ようにエアーポンプからなるエアー生成手段31、この
エアー生成手段31にエアーホース(以下エアーホース
を単にホースという)40によって接続されたロータリ
ー弁からなり各エアーバッグにエアーを分配する分配器
32、ホース41によって接続された電磁弁からなる第
一の開閉弁33、ホース42によって接続された電磁弁
からなる第二の開閉弁34およびこれらエアー生成手段
31、分配器32、第一の開閉弁33および第二の開閉
弁34を制御する制御手段35から構成されている。
【0025】そして、前記制御手段35は、前記肘掛部
13の側面に設けられた操作パネル36から設定された
各モードにしたがってエアー生成手段31、分配器3
2、第一の開閉弁33、第二の開閉弁34を制御し、前
記設定されたモードを実行するようになっている。な
お、前記、モードは、前記腿用エアーバッグ20、腰用
エアーバッグ21、背中用エアーバッグ22および脇腹
用エアーバッグ23を個別にあるいは同時に動作させる
マッサージモード、後述する押上用エアーバッグ24を
膨縮させてハンドルを上下方向に移動させる上下動モー
ド(なお、この上下動モードにおいてはエアーの供給量
を調節して上下移動の移動量を調節できるようになって
いる)、傾動用エアーバッグ25を膨縮させてハンドル
を傾動動作させる傾動モード(なお、この傾動動モード
においてもエアーの供給量を調節して傾動量を調節でき
るようになっている)および前記上下動モード、傾動モ
ードの実行に合わせて前記腰用エアーバッグ21、背中
用エアーバッグ22を膨縮させる同時モードなどであ
る。
【0026】なお、前記操作パネル36には始動スイッ
チ、各モードを設定するモード設定スイッチ、切替スイ
ッチなどの各スイッチを動作させる各種操作釦36aが
設けられている。
【0027】また、前記制御手段35は、後述するハン
ドル50に設けられた把持部57に設けた操作手段57
cとしての始動スイッチ57a、調節スイッチ57bか
らの制御信号によっても動作するようになっており、こ
の把持部57の操作手段57cによる操作と前記操作パ
ネル36による操作の切替は操作パネル36に設けた切
替スイッチによってなされるようになっている。
【0028】また、前記腿用エアーバッグ20はホース
43を介して前記分配器32に接続され、また、両腰用
エアーバッグ21にはそれぞれホース44aの一端が接
続され、これらホース44aは一本のホース44に纏め
られて前記分配器32に接続されている。同様に背中用
エアーバッグ22はホース45を介して分配器32に接
続され、両脇腹用エアーバッグ23にはそれぞれホース
46aの一端が接続され、これらホース46aは一本の
ホース46に纏められて分配器32に接続されている。
【0029】そして、これら腿用エアーバッグ20、腰
用エアーバッグ21、背中用エアーバッグ22および脇
腹用エアーバッグ23には、前記制御手段35の制御に
よって動作するエアー生成手段31、分配器32によっ
てあらかじめ定められた順序に従ってエアーの給排気が
されて膨縮し、この膨縮により腿部、腰部および背中部
を押圧してマッサージをするとともに、同時モードが設
定された際にもエアーの給排気がされて膨縮するように
なっている。
【0030】なお、腿用エアーバッグ20、腰用エアー
バッグ21および背中用エアーバッグ22をクッション
として使用することもできるようになっており、この場
合は、所定量のエアーを供給して膨張させ、この膨張状
態が維持されるようになっている。
【0031】つぎに、前記背もたれ部12の上方に配設
されるハンドル50について説明する。このハンドル5
0は、図2に示すように断面円形の棒状部材をコ状に折
り曲げて形成された両側の垂直軸部51と水平軸部52
からなるハンドル体53、前記水平軸部52の中央部に
下方に垂下して溶接により一体に取り付けられた垂下板
54およびこの垂下板54の両側に溶接によって一体に
取り付けられた受板55とから構成されている。なお、
前記両垂直軸部51はハンドル50が後述する支持枠6
0に取り付けられた状態では、背もたれ部12の上端面
に形成した貫通孔12bから上方に突出するようになっ
ている。
【0032】また、前記両垂直軸部51の先端部にはそ
れぞれ把持部56が取り付けられている。この把持部5
6は、L字状に折り曲げられ水平部56aと垂直部56
bとからなる芯部材56cと、この芯部材56cの水平
部56aに取り付けられたゴムなどからなるグリップ5
7とから構成されている。また、前記芯部材56cの垂
直部56bには、前記ハンドル体53の垂直軸部51の
上端部と回動可能に嵌合する嵌合孔56dが形成され、
この嵌合孔56dを垂直軸部51に嵌合することによ
り、把持部56は垂直軸部51を中心として回動できる
ようになっており、このことによって使用者は把持部を
把持した状態で手つまり拳の向きを所望の方向に変え、
ストレッチされる筋肉を変えることができるものであ
る。
【0033】また、前記把持部56つまりグリップ57
には、前記制御手段35に、操作手段としての各モード
の実行を開始させる始動信号を送る始動スイッチ57
a、後述する押上用エアーバッグ24および傾動用エア
ーバッグ25のエアーの供給量を調節して伸長量を調節
する調節スイッチ57bが設けられている。なお、前記
始動スイッチ57aおよび調節スイッチ57bは図4に
示すように信号線によって制御手段35に接続されてい
るものである。
【0034】つぎに、前記背もたれ部12の内部に図3
に示すように背もたれ部12の枠体12aに図示しない
ネジによって取り付けられ、前記ハンドル50が上下方
向に移動可能に取り付けられる支持枠60について説明
する。
【0035】この支持枠60は、図2に示すように、底
板61、この底板61に一体に形成された前壁62、後
壁63および左右側壁64とからなり上方を開口した有
底箱状に形成されるとともに、前記左右側壁64には、
上下方向沿って形成され、前記ハンドル50の水平軸部
52を摺動可能に貫通させるスリット状のガイド孔65
が形成されている。また、後壁64には互いに離間して
上下方向に形成された二条のリブ66によってガイド溝
67が形成されている。
【0036】そして、この支持枠60には、前記ハンド
ル50が前記水平軸部52を前記ガイド孔65に嵌入し
て配置され、この状態ではハンドル50は支持枠60に
対して上下方向に移動可能となっているものである。
【0037】また、前記ハンドル50が前記支持枠60
に配置された状態においては、前記受板54と支持枠6
0の底板61との間に位置して、蛇腹状に形成されると
ともに、エアーの給排気によって軸方向つまり上下方向
に伸縮し、前記ハンドル50を上方に移動させる一対の
押上用エアーバッグ24が、その上端面を前記受板55
に、また、下端面を底板61に位置決めして取り付けら
れている。
【0038】また、前記押上用エアーバッグ24のそれ
ぞれの下端面には、ホース47aの一端が接続され、こ
のホース47aの他端は図4に示すように一本のホース
47に纏められて前記第一の開閉弁33に接続されてい
る。
【0039】そして、前記押上用エアーバッグ24にエ
アーの給排気がされ膨縮すると、この膨縮に伴なって、
前記ハンドル50は上下方向に移動し、この時座部に座
った使用者がハンドル50の把持部56を把持している
と、押上用エアーバッグ24が膨張するにつれて腕部の
筋肉、腹筋、背筋および脇腹の筋肉は引っ張られてスト
レッチされるものである。
【0040】また、ハンドルト50が前記支持枠60に
配置された状態においては、前記垂下板54には、同様
に蛇腹状に形成されるとともに、エアーの給排気によっ
て軸方向つまり図2、図3において横方向つまり前後方
向に伸縮し、前記ハンドル50を前後方向に傾動させる
傾動用エアーバッグ25の一端が固定して取り付けられ
ている。また、この傾動用エアーバッグ25の他端側に
は摺動板25aが取り付けられており、この摺動板25
aは傾動用エアーバッグ25の収縮状態で前記ガイド溝
67内に摺動可能に位置しており、この摺動板25aは
前記ハンドル50が上下動する際には、傾動用エアーバ
ッグ25の一端側が前記垂下板54に固定して取り付け
られていることから、この傾動用エアーバッグ25とと
もに摺動溝67に案内されて上下方向に移動するように
なっている。つまり傾動用エアーバグ25は、上下動す
るハンドル50とともに上下方向に移動するようになっ
ているものである。
【0041】なお、前記傾動用エアーバッグ25には、
図4に示すようにホース48を介して前記第二の開閉弁
34に接続されており、このホース48は傾動用エアー
バッグ25の上下動に追従できる長さに設定されてい
る。
【0042】そして、この傾動用エアーバッグ25は、
ハンドル50の水平軸部52の軸心から下方に偏位した
垂下板54に取り付けられていることから、この傾動用
エアーバッグ25の膨縮に伴なってハンドル50は水平
軸部52を回動中心として前後方向に傾動し、垂直軸部
51の先端は前後に移動し、この時使用者が座部に座り
把持部を把持していると傾動用エアーバッグ25が膨張
するにつれて後方に引っ張られ腕部の筋肉、腹筋、背筋
および脇腹の筋肉などがストレッチされるものである。
【0043】また、前記傾動用エアーバッグ25はハン
ドル50が上下方向に移動する際に、ハンドル50の前
後方向への傾動を阻止する機能も有しており、また、前
記両押上用エアーバッグ24は同時に膨縮することから
ハンドル50は前後および左右方向に回動することなく
上下方向に移動すようになっているものである。
【0044】なお、図2、図3において符号17はカバ
ーである。
【0045】つぎに、この椅子1のストレッチをする場
合の各モードにおける動作について説明する。まず、上
下動モードの動作について説明する。
【0046】この場合使用者は、座部11に座り操作パ
ネル36に設けられているモード設定釦を操作して上下
動モードを設定し、ついで、両手で両把持部56つまり
グリップ57を把持し、ついで始動スイッチ57aを操
作する。この始動スイッチ57aが操作されるとこの信
号が前記制御手段35に送られ、制御手段35はこの上
下動モードを実行すべく、エアー生成手段31、第一の
開閉弁33を制御して前記押上用エアーバッグ24にエ
アーの給排気をする。
【0047】つまり、制御手段35はエアー生成手段3
1を動作させ、第一の開閉弁33の排気弁を閉じ供給弁
を開くように制御して、押上用エアーバッグ24にエア
ーの供給を開始する。このエアーの供給につれて押上用
エアーバッグ24は徐々に膨張して伸長し、前記ハンド
ル50を上方に押上げるつまり上方に移動させる。この
移動に伴って把持部56を把持している両腕は徐々に上
方に引っ張られるため、上記したように腕部の筋肉、腹
筋、背筋および脇腹の筋肉が徐々に伸ばされてストレッ
チされる。
【0048】そして、押上用エアーバッグ24に所定量
のエアーが供給されて所定長伸長すると、制御手段35
は押上用エアーバッグ24内のエアーの排気をするよう
に第一の開閉弁33の供給弁を閉じ排気弁を開くように
制御する。第一の開閉弁33の排気弁が開くと押上用エ
アーバッグ24内のエアーは徐々に排気されて収縮し元
の状態まで収縮し、この収縮に伴なってハンドル50も
徐々に下方に移動し元の位置に復帰する。
【0049】押上用エアーバッグ24が元の状態に収縮
し、ハンドルが元に状態に復帰すると制御手段35の制
御によって、再び押上げようエアーバッグ24へのエア
ーの供給が開始され上述のように、押上用エアーバッグ
24は伸長しハンドル50は上方に押上げられ、腕部の
筋肉、腹筋、背筋および脇腹の筋肉が徐々に伸ばされて
ストレッチされる。この動作が繰り返されることにより
各部の筋肉がストレッチされ、鬱血が解消されて血行の
促進がされ疲労の回復が図れるものである。
【0050】また、前記ハンドルト50の上方の移動量
は、押上用エアーバッグ24内の圧力を圧力センサーに
よって検出し、この圧力値を予め図示しない記憶部に設
定された複数の圧力値つまり複数の伸長量とこの伸長量
に対応して設定された圧力値と比較し、この値と一致し
たとき制御手段35は第一の開閉弁33の供給弁を閉
じ、排気弁を開き排気するように制御し、押上用エアー
バッグ24内のエアーが排気され圧力センサーが押上用
エアーバッグ24が最も収縮した状態の圧力値を検出し
たとき、制御手段35は、押上用エアーバッグ24に再
びエアーを供給するように第一の開閉弁33を制御する
ことにより、所定長の範囲で伸縮させてハンドル50を
所定の範囲内で上下動させることができるようになって
いるものである。
【0051】そして、前記比較される圧力値を前記把持
部56に設けた調節スイッチ57bを操作することによ
って変更してハンドル50の上下方向の移動量を調節で
きるようになっており、使用者はストレッチ動作中にお
いても、前記調節スイッチ57bを操作して所望のスト
レッチの強さに調節できるようになっている。したがっ
て、上記上下動モードの実行中にストレッチの強さ所望
の強さに調節できるものである。
【0052】また、始動スイッチ57aを開成操作する
ことにより、動作を停止させることができることから、
ストレッチ動作を終了したい時は始動スイッチ57aを
開成操作すると、この開成信号が制御手段35に送ら
れ、制御手段35はエアー生成手段31、第一の開閉弁
33の動作を停止させこのモードは終了する。
【0053】なお、ハンドル50の上下動の移動量は、
エアーの供給量が供給時間に比例することから供給時間
を計時して検出する方法、ハンドル50の移動量を位置
センサーで検知する方法などによってなすようにしても
よいものである。
【0054】つぎに、傾動モードについて説明する。こ
の場合使用者は、上下動モードと同様、座部11に座り
操作パネル36に設けられているモード設定釦を操作し
て傾動モードを設定し、また、ハンドル50の高さを所
望の高さに調節する。なお、この高さの調節は所望の高
さになるまで押上用エアーバッグ24を膨張させ、この
膨張状態を維持することによってなされるようになって
いる。つまり、高さ調節スイッチ(不図示)を操作つま
りスイッチ釦を押し続けている間作制御手段35は、第
一の開閉弁33の供給弁を開き排気弁を閉じるように制
御して押上用エアーバッグ24にエアーの供給をし、ハ
ンドル50が所望の高さ位置になったとき前記高さ調節
用スイッチの押圧を解除すると、制御手段35は第一の
開閉弁33の供給弁と排気弁の両方を閉じる。このこと
によって、押上用エアーバッグ24は、その膨張状態つ
まり伸長状態に維持されハンドル50は前記所望の高さ
に維持される。
【0055】そして、使用者は両手で両把持部56つま
りグリップ57を把持し、ついで始動スイッチ57aを
操作する。この始動スイッチ57aが操作されるとこの
信号が前記制御手段35に送られ、制御手段35はこの
傾動モードを実行すべく、エアー生成手段31、第二の
開閉弁34を制御して前記傾動用エアーバッグ25にエ
アーの給排気をする。
【0056】つまり、制御手段35はエアー生成手段3
1を動作させ、第二の開閉弁34の供給弁を開き排気弁
を閉じるように制御して、傾動用エアーバッグ25にエ
アーの供給を開始する。このエアーの供給につれて傾動
用エアーバッグ25は徐々に膨張して伸長し、前記ハン
ドル50は水平軸部52を回動中心として図2、図3に
おいて時計方向に回動し把持部56は後方に向かって傾
動する。この傾動に伴って把持部56を把持している両
腕は徐々に後方に引っ張られるため、上記したように腕
部の筋肉、腹筋、背筋および脇腹の筋肉が徐々に伸ばさ
れてストレッチされる。
【0057】そして、傾動用エアーバッグ25に所定量
のエアーが供給されて所定長伸長すると、制御手段35
は傾動用エアーバッグ25内のエアーの排気をするよう
に第二の開閉弁34の供給弁を閉じ排気弁を開くように
制御し、押上用エアーバッグ24内のエアーを排気す
る。なお、前記傾動用エアーバッグ25が所定長伸長つ
まりは把持部56が所定量傾動したことの検出は、上記
押上用エアーバッグ24の場合と同様に、傾動用エアー
バッグ25内の圧力を圧力センサーで検出し、この圧力
値を予め傾動量に対応して記憶部に設定されて圧力値と
比較することによってなされるものである。
【0058】そして、第二の開閉弁34の排気弁が開く
と傾動用エアーバッグ25内のエアーは徐々に排気され
て収縮し元の状態まで収縮し、この収縮に伴なってハン
ドル50は使用者の引っ張られている腕などが元に戻る
ことから元の位置に復帰する。
【0059】なお、この傾動モードにおいては、傾動用
エアーバッグ25の膨縮によって押上用エアーバッグ2
4には前後方向の力が作用するが、このときは自己の弾
性力によって変形するようになっている。
【0060】そして、傾動用エアーバッグ25が元の状
態に収縮し、ハンドル50が元の状態に復帰すると制御
手段35の制御によって、再び傾動用エアーバッグ25
へのエアーの供給が開始され上述のように、傾動用エア
ーバッグ25は伸長しハンドル50は後方に傾動し、腕
部の筋肉、腹筋、背筋および脇腹の筋肉が徐々に伸ばさ
れてストレッチされる。この動作が繰り返されることに
より各部の筋肉がストレッチされ、鬱血が解消されて血
行の促進がされ疲労の回復が図れるものである。
【0061】また、前記比較される圧力値を前記把持部
56に設けた調節スイッチ57bを操作することによっ
て変更してハンドル50の回動量を調節できるようにな
っており、使用者はストレッチ動作中においても、前記
調節スイッチ57bを操作して所望のストレッチの強さ
に調節できることから、上記上下動モードの場合と同
様、実行中にストレッチの強さ所望の強さに調節できる
ものである。
【0062】また、始動スイッチ67aを開成操作する
ことにより、動作を停止させることができることから、
ストレッチ動作を終了したい時は始動スイッチ67aを
開成操作すると、この開成信号が制御手段35に送ら
れ、制御手段35はエアー生成手段31、第二の開閉弁
34の動作を停止させこのモードは終了する。
【0063】つぎに、同時モードについて説明する。こ
の同時モードには、上下動モードの実行に合わせて腰用
エアーバッグ21、背中用エアバッグ22を膨縮させる
場合と、傾動モードの実行に合わせて腰用エアーバッグ
21、背中用エアバッグ22を膨縮させる場合の二通り
ある。
【0064】まず、前者の上下動モードの実行に合わせ
て腰用エアーバッグ21、背中用エアバッグ22を膨縮
させる場合について説明する。
【0065】この場合使用者は、座部11に座り操作パ
ネル36に設けられているモード設定釦を操作して、上
下動モードの実行に合わせて腰用エアーバッグ21、背
中用エアバッグ22を膨縮させる同時モードを設定す
る。
【0066】そして、使用者は両手で両把持部56つま
りグリップ57を把持し、ついで始動スイッチ57aを
操作する。この始動スイッチ57aが操作されるとこの
信号が前記制御手段35に送られ、制御手段35はこの
同時モードを実行すべく、エアー生成手段31、第一の
開閉弁33および分配器32を制御して前記押上用エア
ーバッグ24および腰用エアーバッグ21、背中用エア
ーバッグ22に所定の順序でエアーの給排気をする。
【0067】つまり、制御手段35は、まずエアー生成
手段31を動作つまり排気弁を閉じて供給弁を開き、押
上用エアーバッグ24にエアーの供給を開始し、この押
上用エアーバッグ24を伸長させる。この押上用エアー
バッグ24の伸長によりハンドル50は上方に押上げら
れつまり移動し、把持部56を把持している両腕は徐々
に後方に引っ張られ、上記したように腕部の筋肉、腹
筋、背筋および脇腹の筋肉が徐々に伸ばされてストレッ
チされた状態になる。
【0068】また、制御手段35は、前記押上用エアー
バッグ24に略所定の伸長状態に達する時点に同期し
て、前記分配器32を制御して腰用エアーバッグ21、
背中用エアーバッグ22にエアーを供給して、腰用エア
ーバッグ21、背中用エアーバッグ22を膨張させる。
この腰用エアーバッグ21、背中用エアーバッグ22が
膨張すると、腰部および背中部は前方つまり背もたれ部
12から離される方向に押し出されて上半身は後側に反
らされることになる。
【0069】つまり、前記ハンドル50によって両腕は
徐々に後方に引っ張られ、上記したように腕部の筋肉、
腹筋、背筋および脇腹の筋肉が徐々に伸ばされてストレ
ッチされた状態において、さらに腰部および背中部は前
方に向けて押し出されて後方に反らされることから、さ
らにストレッチ効果が高められるものである。また、胃
および腸などの臓器の働きをよくすることできるもので
ある。
【0070】つぎに、後者の傾動モードの実行に合わせ
て腰用エアーバッグ21、背中用エアバッグ22を膨縮
させる同時モードについて説明する。
【0071】この場合使用者は、座部11に座り操作パ
ネル36に設けられているモード設定釦を操作して、傾
動モードの実行に合わせて腰用エアーバッグ21、背中
用エアバッグ22を膨縮させる同時モードを設定する。
【0072】そして、使用者は両手で両把持部56つま
りグリップ57を把持し、ついで始動スイッチ57aを
操作する。この始動スイッチ57aが操作されるとこの
信号が前記制御手段35に送られ、制御手段35はこの
同時モードを実行すべく、エアー生成手段31、第一の
開閉弁33、第二の開閉弁34および分配器32を制御
して前記押上用エアーバッグ24、傾動用エアーバッグ
25および腰用エアーバッグ21、背中用エアーバッグ
22に所定の順序でエアーの給排気をする。
【0073】つまり、制御手段35は、まず第一の開閉
弁33を動作つまり排気弁を閉じて供給弁を開き、押上
用エアーバッグ24にエアーを供給し伸長させてハンド
ル50を上方に押上げる。ついで、第二の開閉弁34を
動作つまり排気弁を閉じて供給弁を開き、傾動用エアー
バッグ25にエアーの供給を開始し、この傾動用エアー
バッグ25を伸長させる。この傾動用エアーバッグ25
の伸長により上方に押上げられた状態のハンドル50は
後方に移動つまり傾動し、把持部56を把持している両
腕は徐々に後方に引っ張られ、上記したように腕部の筋
肉、腹筋、背筋および脇腹の筋肉が徐々に後方に引っ張
られてストレッチされた状態になる。
【0074】また、制御手段35は、前記傾動用エアー
バッグ25が略所定の伸長状態に達する時点に同期し
て、前記分配器32を制御して腰用エアーバッグ21、
背中用エアーバッグ22にエアーを供給して、腰用エア
ーバッグ21、背中用エアーバッグ22を膨張させる。
この腰用エアーバッグ21、背中用エアーバッグ22が
膨張すると、腰部および背中部は前方に向けて押し出さ
れて上半身は後側に反らされることになる。
【0075】つまり、前記ハンドル50によって両腕は
徐々に後方に引っ張られ、上記したように腕部の筋肉、
腹筋、背筋および脇腹の筋肉が徐々に伸ばされてストレ
ッチされた状態において、さらに腰部および背中部は前
方に向けて押し出されて後方に反らされることから、さ
らにストレッチ効果が高められるものであり、また、胃
および腸などの臓器の働きをよくすることできるもので
ある。
【0076】なお、前記両同時モードにおいては上記し
たように、ハンドル50を上方に移動させ後または後方
に傾動させた後に、腰用エアーバッグ21、背中用エア
ーバッグ22を膨張させるのではなく、逆に腰用エアー
バッグ21、背中用エアーバッグ22を膨張させた後に
ハンドル50を上方に移動させるようにしてもよく、ま
た、ハンドル50の上方への移動または後方への傾動と
腰用エアーバッグ21、背中用エアーバッグ22の膨張
を同時にさせるようにしてもよいものである。
【0077】なお、上記モードのうちのマッサージモー
ドは従来の椅子式エアーマッサージ機などで採用されて
いる周知ものと同様なものであることからその説明は省
略する。
【0078】上述のように上記椅子1は、座部11とこ
の座部11の後方に設けられた背もたれ部12とを有す
る椅子本体10の、前記背もたれ部12に上方に突出し
上部に把持部56を有するハンドル50を上下方向に移
動させるようにしたことから、座部11に座り背中を背
もたれ部12に凭せ掛けて、把持部56を把持した状態
でハンドル50を上下方向にさせることにより、腕部の
筋肉、背筋、腹筋および脇腹の筋肉などを上方に引き伸
ばしてストレッチできることから、筋肉の鬱血を解消さ
せて血行を促進させ疲労を回復させることができるもの
である。
【0079】また、前記ハンドル50を前後方向に傾動
させる構成としたことから、同様に腕部の筋肉、背筋、
腹筋および脇腹に筋肉などを後に引っ張りストレッチす
ることができことから効果的なストレッチができ、筋肉
の鬱血を解消させて血行を促進させ疲労を回復させるこ
とができるものである。
【0080】また、ハンドル50の把持部56に、駆動
手段35を制御する操作手段である始動スイッチ57
a、調節用スイッチ57bを設けたことから、座部11
に座り背中を背もたれ部12に背中を凭せ掛けて把持部
56を把持する際に、この把持部56は静止しているこ
とから容易に把持することができるとともに、ストレッ
チ動作中にストレッチの強さを調節できることから動作
中に所望のストレッチの強さに調節できるものである。
【0081】また、背もたれ部12にエアー給排気装置
30からのエアーの給排気によって膨縮する腰用エアー
バッグ21、背中用エアーバッグ22を設けたことか
ら、ハンドル50の動作による腕部の筋肉、背筋、腹筋
などストレッチ時に腰用エアーバッグ21、背中用エア
ーバッグ22の膨張により腹部などを前方に向けて押し
出すことによるストレッチが加えられることからさらに
効果的なストレッチができ、さらに筋肉の鬱血を解消さ
せて血行を促進させ疲労の回復を図ることができ、ま
た、胃、腸などの臓器の働きをよくすることができるも
のである。
【0082】また、ハンドル50の把持部56の向きを
変更可能にしたことから、把持部56を把持している手
つまり拳の方向を変更することによりストレッチする筋
肉を変えることができることから、各部の筋肉の効果的
なストレッチができ、各部の筋肉の鬱血を解消させて血
行を促進させ疲労の回復を図ることができるものであ
る。また、把持部56の方向の変更により腕部の筋肉を
捻る方向にストレッチできるものである。
【0083】また、ハンドル50を上下方向に移動させ
る駆動手段および前後方向に傾動させる御駆動手段をエ
アー給排気装置30とこのエアー給排気装置30からの
エアーの給排気によって膨縮する押上用エアーバッグ2
4および傾動用エアーバッグ25とによって構成したい
るため、エアーバッグはクッション性を有することから
いわゆるソフトに移動させることができ、無理なストレ
ッチを予防できるものである。
【0084】なお、上記実施の形態においては、ハンド
ル50の前後方向に傾動させる傾動用エアーバッグ25
を、ハンドル50の水平軸部52に垂下して設けた垂下
板54と支持枠60の後壁63との間につまり支持枠6
0内に配置する構成としたが、これは、図5に示すよう
に支持枠60の両側壁64に側方に突出させて支軸70
を設け、この支軸70を背もたれ部12の枠体12aの
側壁に回転可能に支持させ、また、前記支持枠60の後
壁63の外側でかつ前記支軸70よりも下方に傾動用エ
アーバッグ125の一端側を取り付け他端側を背もたれ
部12の枠体12aに取り付けて配置するように構成し
てもよいものである。
【0085】そして、この場合は、ハンドル50の水平
軸部152を、図5に示すように断面を方形状に形成
し、この水平軸部152を前記ガイド孔65に上下方向
に移動可能に配設することにより前後方向の傾きをなく
しガイド孔65に沿って上下方向に移動させることがで
きる。また、ハンドル50の前後方向への傾動は、傾動
用エアーバッグ125を膨縮させ支持枠60自体を支軸
70を回動中心として回動させることによってなすこと
ができるものであるため、傾動時に押上用エアーバッグ
24は湾曲させられることがないためストレスが加わる
ことを防止できる。
【0086】また、上記実施の形態においては、支持枠
60に設けたガイド孔65は上下方向に直線状に形成し
たが、これは、後部側を凹曲とした曲線状に形成しても
よいものであり、このように後部側を凹曲とした曲線状
に形成した場合は、把持部56はハンドル50が上方に
移動するにつれて後方に移動することから、効果的なス
トレッチができるものである。
【0087】また、上記実施の形態においては、ハンド
ル50を上下方向に移動させる駆動手段および前後方向
に傾動させる御駆動手段をエアー給排気装置30とこの
エアー給排気装置30からのエアーの給排気によって膨
縮する押上用エアーバッグ24および傾動用エアーバッ
グ15とによって構成したが、これらは電動機とこの電
動機によって動作するベルトあるいはチェーンなど機械
的な手段によって構成してもよいものである。
【0088】また、上記実施の形態においては、ハンド
ル50を上下動または傾動させるときに、脇腹用エアー
バッグ23は膨張させないようにしたが、これはハンド
ルの50の上下動または傾動する際、つまり押上用エア
ーバッグ24または傾動用エアーバッグ25を膨張させ
る前に脇腹用エアーバッグ23を膨張させて脇腹を固定
した後、押上用エアーバッグ24または傾動用エアーバ
ッグ25を膨張させるようにしてもよく、このようにし
た場合はさらに強いストレッチができるという利点があ
る。
【0089】また、ハンドル50を上下動あるいは傾動
させる際の下半身の上方への移動の阻止は、前記ストレ
ッチバー16に足の甲部を引っ掛けることによってもな
すこともできるものである。
【0090】
【発明の効果】上記のように請求項1記載の発明は、座
部とこの座部の後方に設けられた背もたれ部とを有する
椅子本体と、前記背もたれ部に上方に突出し上部に把持
部を有するとともに上下方向に移動可能に設けられたハ
ンドルと、このハンドルを上下方向に移動させる駆動手
段とを備えたことから、座部に座り背中を背もたれ部に
凭せ掛けて、把持部を把持した状態でハンドルが上下方
向に移動することから、ハンドルが上方に移動するにつ
れて、腕部の筋肉、背筋、腹筋、脇腹の筋肉などが徐々
に上方に引き伸ばされてストレッチされることから効果
的なストレッチができ、筋肉の鬱血を解消させて血行促
進させ疲労を回復させることができるという効果を有す
るものである。
【0091】また、請求項2記載の発明は、座部とこの
座部の後方に設けられた背もたれ部とを有する椅子本体
と、前記背もたれ部に上方に突出し上部に把持部を有す
るとともに前後方向に傾動可能に設けられたハンドル
と、このハンドルを前後方向に傾動させる駆動手段とを
備えたことから、座部に座り背中を背もたれ部に凭せ掛
けて、把持部を把持した状態でハンドルが前後方向に傾
動することから、ハンドルが後方向に移動するにつれ
て、腕部の筋肉、背筋、腹筋、脇腹の筋肉などが徐々に
後に引っ張られてストレッチされることから効果的なス
トレッチができ、筋肉の鬱血を解消させて血行促進させ
疲労を回復させることができるという効果を有するもの
である。
【0092】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の発明におけるハンドルの把持部に、
駆動手段を制御する操作手段を設けたことから、請求項
1または請求項2記載の発明の効果に加えて、座部に座
り背中を背もたれ部に凭せ掛けて把持部を把持する際
に、この把持部は静止していることから容易に把持する
ことができるとともに、握持したままで始動、停止の制
御およびストレッチ動作中にストレッチの強さを調節で
きるという効果を有するものである。
【0093】また、請求項4記載の発明は、請求項1な
いし請求項3記載の発明において、背もたれ部にエアー
給排気装置からのエアーの給排気によって膨縮するエア
ーバッグを設けたことから、請求項1ないし請求項3記
載の発明の効果に加えて、ハンドルの動作による腕部の
筋肉、背筋、腹筋、脇腹の筋肉などストレッチ時にエア
ーバッグの膨張による前方に向けてのストレッチが加え
られることからさらに効果的なストレッチができ、さら
に筋肉の鬱血を解消させて血行促進させ疲労を回復させ
ることができるとともに胃、腸などの臓器の働きをよく
できるという効果を有するものである。
【0094】また、請求項5記載の発明は、請求項1な
いし請求項4記載の発明における把持部の向きを変更可
能にしたことから、請求項1ないし請求項4記載の発明
の効果に加えて、把持部を把持している手つまり拳の方
向を変更することによりストレッチする筋肉を変えるこ
とができることから、各部の筋肉の効果的なストレッチ
ができ、各部の筋肉の鬱血を解消させて血行促進させ疲
労を回復させることができるという効果を有するもので
ある。また、把持部の方向の変更により腕部の筋肉を捻
る方向にストレッチできるという効果を有するものであ
る。
【0095】また、請求項6記載の発明は、請求項1な
いし請求項5記載の発明における駆動手段をエアー給排
気装置とこのエアー給排気装置からのエアーの給排気に
よって膨縮するエアーバッグとによって構成したことか
ら、請求項1ないし請求項5記載の発明の効果に加え
て、エアーバッグはクッション性を有することからいわ
ゆるソフトに移動させることができ、無理なストレッチ
が予防できるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の椅子の斜視図。
【図2】上記椅子のハンドルの取付構成を示した斜視
図。
【図3】上記椅子のハンドルの取付構成を示す断面図。
【図4】上記椅子の制御ブロック図。
【図5】上記椅子のハンドルを形動させる他の実施の形
態を示した断面図。
【符号の説明】
1 椅子 10 椅子本体 11 座部 12 背もたれ部 24 押上用エアーバッグ(駆動手段の一部) 25 傾動用エアーバッグ(挟持手段) 30 エアー給排気装置(駆動手段の一部) 31 エアー生成手段(エアー給排気装置の一
部) 32 分配器(エアー給排気装置の一部) 33 第一の開閉弁(エアー給排気装置の一
部) 34 第二の開閉弁(エアー給排気装置の一
部) 50 ハンドル 56 把持部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座部とこの座部の後方に設けられた背も
    たれ部とを有する椅子本体と、前記背もたれ部に上方に
    突出し上部に把持部を有するとともに上下方向に移動可
    能に設けられたハンドルと、このハンドルを上下方向に
    移動させる駆動手段とを備えたことを特徴とするストレ
    ッチ機能を有する椅子。
  2. 【請求項2】 座部とこの座部の後方に設けられた背も
    たれ部とを有する椅子本体と、前記背もたれ部に上方に
    突出し上部に把持部を有するとともに前後方向に傾動可
    能に設けられたハンドルと、このハンドルを前後方向に
    傾動させる駆動手段とを備えたことを特徴とするストレ
    ッチ機能を有する椅子。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の発明にお
    けるハンドルの把持部に、駆動手段を制御する操作手段
    を設けたことを特徴とするストレッチ機能を有する椅
    子。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3記載の発明にお
    いて、背もたれ部にエアー給排気装置からのエアーの給
    排気によって膨縮するエアーバッグを設けたことを特徴
    とするストレッチ機能を有する椅子。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4記載の発明にお
    ける把持部の向きを変更可能にしたことを特徴とするス
    トレッチ機能を有する椅子。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5記載の発明にお
    ける駆動手段をエアー給排気装置とこのエアー給排気装
    置からのエアーの給排気によって膨縮するエアーバッグ
    とによって構成したことを特徴とするストレッチ機能を
    有する椅子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110868984A (zh) * 2017-11-15 2020-03-06 感谢韩株式会社 提高了拉伸功能的按摩椅
KR20210120257A (ko) * 2020-03-26 2021-10-07 장병성 재활 운동용 스트레칭 장치
KR20210120258A (ko) * 2020-03-26 2021-10-07 장병성 재활 운동용 스트레칭 장치

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KR20210120258A (ko) * 2020-03-26 2021-10-07 장병성 재활 운동용 스트레칭 장치
KR102331912B1 (ko) 2020-03-26 2021-11-25 장병성 재활 운동용 스트레칭 장치
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