JP2000174878A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2000174878A
JP2000174878A JP34671098A JP34671098A JP2000174878A JP 2000174878 A JP2000174878 A JP 2000174878A JP 34671098 A JP34671098 A JP 34671098A JP 34671098 A JP34671098 A JP 34671098A JP 2000174878 A JP2000174878 A JP 2000174878A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声認識できなかった場合に再入力を指示す
るための情報が出力されることに伴うわずらわしさを簡
単に解消できる通信装置を提供する。 【解決手段】 マイクロホン27にて入力された音声を
音声認識する音声認識手段32を備え、音声によって所
定の操作を行うことができる通信装置において、マイク
ロホン27にて入力された音声を音声認識手段32が音
声認識できない場合に再入力を促すための再入力指示情
報を出力する出力手段26と、所定の場合に再入力指示
情報の音声出力を制限する制限手段32と、を有するこ
とを特徴とする通信装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信装置に関し、特
に、音声認識できなかった場合に再入力を指示するため
の情報が出力されることに伴うわずらわしさを簡単に解
消できる通信装置を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】近年、外部から回線を通じて電話がかか
ってきた場合に音声応答により回線を自動閉結させた
り、発呼のための操作を音声のみで行ったりすることが
できる音声認識機能付きの電話装置が開発されている。
そして、このような電話装置の中には、音声認識ができ
ない場合等に、音声の再入力を指示するための情報を、
例えば、音声出力するものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、音声認
識ができない場合等に、常に再入力を指示するための情
報を音声出力することとすると、例えば、音声入力では
ない外部の騒音が繰り返し誤検出されている場合等に、
音声出力がうるさく感じられるという問題が生じ得る。
【0004】また、常に再入力を指示するための情報を
表示出力すると、限られた表示領域がそのための情報だ
けで占有されてしまうという問題が生じる。
【0005】この問題を解決するために、スピーカから
出力される音声のボリュームを調節する方法もあるが、
この場合には、鳴動音や留守番電話の再生メッセージ等
の音量まで小さくなるため、いちいち音量を調整しなお
さなければならず、かえってわずらわしさが増加する。
【0006】また、ディスプレイに表示させる代わり
に、所定のランプで表示させる方法もあるが、そのため
のコストがかかってしまうことになる。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、音声認識できなかった場合に再入
力を指示するための情報が出力されることに伴うわずら
わしさを簡単に解消できる通信装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の通信装置は、マイクロホンにて入力
された音声を音声認識する音声認識手段を備え、音声に
よって所定の操作を行うことができる通信装置におい
て、前記マイクロホンにて入力された音声を前記音声認
識手段が音声認識できない場合に再入力を促すための再
入力指示情報を出力する出力手段と、所定の場合に前記
再入力指示情報の出力を制限する制限手段と、を有する
ものである。
【0009】請求項1記載の通信装置によれば、制限手
段があることから、音声出力そのものの音量を調整する
ことなく、再入力指示情報の音声出力のみを制限するこ
とができる。また、表示領域が占有されることもない。
このため、マイクロホンにて入力された音声を音声認識
手段が音声認識できなかった場合に、再入力指示情報が
出力されることに伴うわずらわしさを簡単に解消するこ
とができる。
【0010】請求項2記載の通信装置は、請求項1記載
の通信装置において、前記音声認識手段が音声認識でき
なかった音声を所定時間記憶する音声一時記憶手段と、
前記所定時間内に前記マイクロホンにて新たに入力され
た音声を、前記音声一時記憶手段に記憶された先の音声
と対比する対比手段と、を有し、前記制限手段は、前記
所定時間内に新たに検出された音声を前記音声認識手段
が音声認識できない場合であって、この新たに検出され
た音声が前記対比手段にて前記先の音声に一致すると判
定された場合に、前記再入力指示情報の出力を制限する
ものである。
【0011】請求項2記載の通信装置によれば、所定時
間内に2回以上同じ音声が検出され、いずれの音声も音
声認識されなかった場合に、2回目以降の音声認識の失
敗については、再入力指示情報の出力を制限することが
できる。
【0012】請求項3記載の通信装置は、請求項1記載
の通信装置において、前記再入力指示情報の出力モード
及び非出力モードを手動で設定するための設定手段を有
し、前記制限手段は、前記設定手段により前記非出力モ
ードに設定された場合に前記再入力指示情報の出力を制
限するものである。
【0013】請求項3記載の通信装置によれば、再入力
指示情報の出力モード及び非出力モードを手動で設定す
る設定手段があることから、この設定手段を非出力モー
ドに設定するだけで、再入力指示情報の出力に伴うわず
らわしさをきわめて簡単に解消することができる。ま
た、音声認識できなかった場合に再入力指示情報を出力
させるか否かを、ユーザーの都合に合わせて設定できる
ため、ユーザーにとって、より使いやすい通信装置を得
ることができる。
【0014】請求項4記載の通信装置は、請求項1記載
の通信装置において、前記マイクロホンにて入力された
音声の周波数を測定する周波数測定手段を有し、前記制
限手段は、前記周波数測定手段の測定結果が所定の周波
数帯域に属する周波数である場合に、前記再入力指示情
報の出力を制限するものである。
【0015】請求項4記載の通信装置によれば、所定の
周波数帯域に属する周波数の音声が検出された場合は、
音声認識ができなかったとしても、再入力指示情報が出
力されない。このため、例えば人間の音声が属する周波
数帯域を避けた周波数帯域を設定しておくことにより、
人間の音声である可能性が低い音声が検出され音声認識
されなかった場合に、ノイズに起因する再入力指示情報
の出力のわずらわしさを簡単に解消することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の通信装置を具体化
した実施形態を、ファクシミリ装置に適用した場合を例
として、図面を参照しつつ説明する。
【0017】まず、図2に、本実施形態のファクシミリ
装置の外観斜視図を示す。
【0018】図2において、ファクシミリ装置10は、
本体12と、この本体12の左側部に設置された受話器
28からなる。この受話器28は、図示しないコードに
よって本体12に接続されている。また、本体12の右
側部には、スピーカ26が設けられている。本体12の
上面の前部には、キー入力部16が設けられ、そのキー
入力部16の左後部にはLCD18が設けられ、右後部
にはマイクロホン27が設けられている。さらに、LC
D18及びマイクロホン27の後部には、原稿挿入口2
0が設けられ、ここから挿入された原稿は、本体12内
部のスキャナ52(図3参照)にて読みとられた後、本
体12の前面であってキー入力部16の下方に設けられ
た原稿排出口14から排出される。原稿挿入口20の後
部には、複数枚の記録紙を積層収納可能な記録紙ホルダ
24が着脱可能に取り付けられている。そして、記録紙
ホルダ24から供給され印字に使用された記録紙は、原
稿排出口14の下方に設けられた記録紙排出口22から
排出される。
【0019】このようなファクシミリ装置10は、図3
のブロック図に示されるような電気的構造を有する。つ
まり、CPU32、ROM34、EEPROM36、R
AM38、画像メモリ40、音声メモリ42、計時部4
3、センサ44、ネットワーク・コントロール・ユニッ
ト(以下「NCU」という)46、モデム48、バッフ
ァ50、スキャナ52、符号化部54、復号化部56、
プリンタ58、キー入力部16、LCD18及びアンプ
60、61が設けられ、システムバス30を介して互い
に接続されている。また、NCU46には、受話器28
及び電話回線64が接続される他、モデム48も接続さ
れている。そして、アンプ60にスピーカ26が接続さ
れ、アンプ61にマイクロホン27が接続されている。
【0020】より詳しくは、CPU32は、システムバ
ス30を介して接続された各部を制御する。このCPU
32にて実行される制御プログラム及びこの制御プログ
ラムの実行に必要な各種のデータは、ROM34、EE
PROM36に格納される。
【0021】ここで、ROM34に格納される制御プロ
グラムとしては、例えば、音声認識プログラム、鳴動音
出力プログラム、音声認識結果に基づく自動回線閉結プ
ログラム、音声認識結果に基づく自動発呼プログラム等
がある。また、音声認識プログラムその他のプログラム
において参照される音データ、数データの各種データ
も、ROM34に格納される。
【0022】EEPROM36には、発呼先を特定する
ための発呼先特定情報と電話番号の対応テーブルデータ
が格納される他、短縮ダイヤルデータ、自動発呼指示情
報データ、各種の音声メッセージを出力するためのデー
タ等が格納される。
【0023】RAM38には、受話器28や、マイクロ
ホン27や、電話回線64からNCU46を介して取り
込まれた音声が一時的に格納される他、CPU32によ
る動作実行時の各種データが一時的に格納される。
【0024】画像メモリ40は、通信履歴、画像データ
及び印刷のためのビットイメージを記憶し、音声メモリ
42は、相手側装置へ送出される応答メッセージや、相
手側装置から送られてきた入来メッセージを記憶する。
また、計時部43は時間を計測し、センサ44は記録紙
カバーの開閉状態を検出する。NCU46は、電話回線
64,66及び交換機62を介して接続される図示しな
い相手側装置との間の信号の送受信を行う。モデム48
は、このNCU46にて送受信される画像データや音声
データ等の通信データの変調・復調を行う。バッファ5
0は、相手側装置との間で送受信される符号化された画
像情報を含むデータを一時的に記憶する。スキャナ52
は、原稿挿入口20に挿入された原稿の読み取り面に記
された文字・図形を、画像データとして読みとり、符号
化部54は、スキャナ52が読みとった画像データを符
号化する。一方、復号化部56は、バッファ50又は画
像メモリ40に記憶された画像データを読み出して、こ
れを復号化する。プリンタ58は、この復号化されたデ
ータを記録紙に印刷する。キー入力部16は、テンキー
や機能キーを含み、これらのキーによって各種の設定操
作や電話番号入力操作等を行うことを可能とする。アン
プ60は、スピーカ26にて鳴動音や通話音声等として
出力されるべき音声信号を増幅し、アンプ61は、マイ
クロホン27にて取り込まれた外部音声を増幅する。
【0025】なお、本実施形態においては、マイクロホ
ン27がマイクロホンに相当し、CPU32が、音声認
識手段、制限手段及び対比手段に相当する。また、スピ
ーカ26が出力手段に相当する。さらに、RAM38が
音声一時記憶手段に相当する。
【0026】図1は、このような構成を有するファクシ
ミリ装置10において、音声により発呼操作が行われる
場合の処理手順の例を示すフローチャートである。な
お、図1の説明に際しては、図2及び図3を適宜参照す
る。
【0027】図1のスタート時点において、ファクシミ
リ装置10は、音声認識待機状態及び受信待機状態にあ
るものとする。ここで、所定レベル以上の音声がマイク
ロホン27にて検出されると(S1:YES)、RAM
38に入力音声データとして格納されるとともに、この
音声について音声認識処理が行われる(S2)。具体的
には、ROM34に格納された音声認識プログラムに従
い、ROM34やEEPROM36に格納されたデータ
を参照しつつ、CPU32が音声認識処理を行う。
【0028】ここで、本実施形態においては、受信待機
状態における音声認識処理時に参照されるデータとし
て、例えば図4に模式的に示すような対応テーブルデー
タ100がEEPROM36に格納されている。この対
応テーブルデータ100は、管理番号領域100a、電
話番号領域100b、発呼先特定情報領域100cによ
って構成され、電話番号等の登録処理を行うことによ
り、必要な情報が格納される。そして、少なくとも発呼
先特定情報領域100cに格納されるデータ(以下、
「発呼先特定情報」)は、それぞれ、予めマイクロホン
27あるいは受話器28からの音声入力により登録さ
れ、音声パターンデータとして格納されている。
【0029】したがって、本実施形態におけるS2の音
声認識処理では、S1で検出された音声、例えば「おと
うさん」の音声パターンと、発呼先特定情報の音声パタ
ーンデータとの対比が行われる。
【0030】この結果、発呼先特定情報の中から、S1
で検出された音声の音声パターンに一致するデータ、例
えば「おとうさん」が検出された場合には、発呼先特定
情報を音声認識したと判断され(S3:YES)、確認
情報が出力される(S4)。このとき、RAM38に格
納された入力音声データは、もはや不要であるため、消
去される。
【0031】なお、ここで確認情報とは、例えば「オト
ウサンニ デンワ シマスカ」のように、検出されたデ
ータに対応する電話番号に基づいて発呼処理を行うこと
の確認をユーザーに促すための情報をいう。その出力形
態は、画像でも音声でもよい。本実施形態では、LCD
18への画像出力及びスピーカ26からの音声出力が行
われる。
【0032】確認情報の出力後、OKを示す入力がなさ
れると(S5:YES)、音声認識処理により検出され
た発呼先特定情報、つまり、ここでは「おとうさん」に
対応する電話番号領域100bの電話番号データに基づ
いて、自動的に発呼処理が行われる(S6)。具体的に
は、ROM34に格納された自動発呼プログラムに基づ
いて、EEPROM36に格納された「おとうさん」に
対応する電話番号データを、CPU32がNCU46に
自動的に入力する。
【0033】確認情報に対してOKを示す入力がない場
合には(S5:NO)、所定時間経過していれば(S
9:YES)発呼処理を行わずにS1に戻り、経過して
いなければ(S9:NO)S5に戻る。
【0034】なお、S5においてOKを示す入力は、例
えば「はい」という音声入力でも、キー入力部16から
の手動入力でも、どちらでもよい。
【0035】これに対し、S2の音声認識処理の結果、
S1で検出された音声の音声パターンに一致する音声パ
ターンのデータが発呼先特定情報中に検出されない場合
は、発呼先特定情報を音声認識できなかったと判断され
る(S3:NO)。そして、RAM38に先に格納さ
れ、未だ消去されていない入力音声データとの対比が行
われる(S7)。上述のように、S3において音声認識
に成功した(S3:YES)入力音声データは、RAM
38から速やかに消去される。このため、S7の処理を
行う際にRAM38に残っている入力音声データは、S
3で音声認識できなかったと判断された(S3:NO)
データばかりであり、このような入力音声データは、例
えばS1での検出時から所定時間経過後に、自動的にR
AM38から消去される。
【0036】なお、S7における対比処理は、ROM3
4に格納されたプログラムに基づいて、CPU32が行
う。
【0037】S1において検出された入力音声データ
と、RAM38に先に格納された入力音声データが一致
しない場合には(S7:NO)、例えば「モウイチドニ
ュウリョク シテクダサイ」のように、音声の再入力を
促すための再入力指示情報が音声出力され(S8)、S
1に戻る。対比すべき先の入力音声データがRAM38
に残っていない場合も、一致しないと判断されて(S
7:NO)、再入力指示情報が音声出力される。なお、
この場合、音声出力と共に、あるいは音声出力に代え
て、LCD18に再入力指示情報を表示出力させてもよ
い。
【0038】一方、S1において検出された入力音声デ
ータと、RAM38に先に格納された入力音声データが
一致する場合には(S7:YES)、再入力指示情報が
出力されないままS1に戻る。
【0039】なお、S7における一致・不一致の判断方
法は特に限定されない。例えば、音声パターンを比較す
る他、周波数や音圧レベル等の比較によることができ
る。
【0040】このように、マイクロホン27にて検出さ
れた音声が音声認識されなかった場合であっても、再入
力指示情報の音声出力が一定条件下で自動的に制限され
る。また、再入力指示情報の表示出力が制限される場合
には、表示領域が再入力指示情報に占有されなくなる。
このため、再入力指示情報が繰り返し音声出力されるこ
とに伴うわずらわしさが簡単に解消される。
【0041】特に、音声認識できなかった入力音声がR
AM38に所定時間格納されている先の入力音声に一致
する場合に、再入力指示情報が音声出力されないことか
ら、例えば「ゴトン ゴトン」といった繰り返し発生す
るノイズの誤検出により、再入力指示情報が繰り返し出
力されることを防止することができる。
【0042】また、マイクロホン27から発呼先を特定
するための情報を音声入力するだけで、対応する電話番
号に自動的に発呼が行われることから、発呼に際して、
受話器28を持ち上げたり、電話番号や短縮番号等をキ
ー入力部16から手入力したりする必要がない。そし
て、予め記憶されている電話番号を利用して発呼処理が
なされることから、間違い電話を確実に防止することが
できる。さらに、発呼処理の実行前に確認情報が出力さ
れ、OKの入力があった場合にのみ発呼処理が行われる
ことから、音声認識に基づく意図しない自動発呼を防止
することができる。したがって、便利で使いやすいファ
クシミリ装置10が得られる。
【0043】さらに、ユーザーによって予め登録されて
いる音声パターンと、マイクロホン27にて入力された
音声の音声パターンとの対比により音声認識が行われる
ことから、精度の高い音声認識が可能となる。つまり、
例えば「おとうさん」が独特のイントネーションや変わ
った声質の声で発音される場合でも、それが予め登録さ
れ、音声認識時の参照データとしてEEPROM36に
格納されている限り、確実に音声認識される。
【0044】図5は、本実施形態のファクシミリ装置1
0において、音声入力により発呼処理を行う場合の他の
処理例を示すフローチャートである。なお、図5のフロ
ーチャートは、図1に示されたフローチャートと基本的
に同じであり、図1のS3及びS7にそれぞれ相当する
S23及びS27の処理だけが異なる。したがって、以
下においては、図1の処理と異なる点を中心に説明す
る。
【0045】図5において、マイクロホン27から所定
レベル以上の音声が検出されると(S21:YES)、
RAM38に格納されるとともに、CPU32により音
声認識処理が行われる(S22)。このとき、EEPR
OM36には、図4に例示されるような対応テーブルデ
ータの他に、発呼処理の実行指示を決定づけるための発
呼指示情報が格納されている。この発呼指示情報として
は、例えば、「電話」、「ダイヤル」、「実行」等が挙
げられる。そして、ROM34に格納される音声認識プ
ログラムは、受信待機状態における音声認識時に、対応
テーブルデータの発呼先特定情報領域及び発呼指示情報
の両方を参照するように設計されている。なお、発呼先
特定情報及び発呼指示情報の両方が対応テーブルデータ
と一致したとしても、両者の検出順番が異なれば、音声
認識しないように制御してもよい。
【0046】S21において検出された音声の中から、
音声認識処理(S22)によって、発呼指示情報及び発
呼先特定情報の両方が検出された場合には、これらの情
報を音声認識できたと判断されて(S23:YES)、
確認情報が出力される(S24)。そして、OKの入力
があることを条件に(S25:YES)発呼処理が自動
的に行われる(S26)。
【0047】音声認識処理(S22)の結果、発呼指示
情報及び発呼先特定情報がいずれも検出されない場合、
あるいは、いずれか一方の情報が検出されない場合に
は、これらの情報を音声認識できなかったと判断される
(S23:NO)。そして、音声認識できなかった音声
の周波数が、所定の周波数帯域に属するか否かが判断さ
れる(S27)。この所定の周波数帯域として、本変形
例では、人間の音声が属する周波数帯域(例えば200
Hz〜4kHz)を除いた周波数帯域が設定されてい
る。また、周波数の測定は、モデム48を利用してCP
U32が行う。よって、モデム48及びCPU32が周
波数測定手段に相当する。なお、周波数検出回路を別個
設けてもよい。
【0048】所定の周波数帯域に属すると判断された場
合には(S27:YES)、再入力指示情報の音声出力
がなされないままS21に戻る。一方、所定の周波数帯
域に属さないと判断された場合には(S27:NO)、
再入力指示情報が音声出力された後(S28)、S21
に戻る。
【0049】このように、音声認識できなかった音声が
所定の周波数帯域に属する場合には、再入力指示情報が
音声出力されないことから、人間の音声である可能性が
低いノイズ等に起因する再入力指示情報の音声出力を防
止することができる。このため、ボリューム等の調整を
行うことなく、再入力指示情報の音声出力によるわずら
わしさが簡単に解消される。
【0050】また、発呼先特定情報と、発呼指示情報
と、確認情報に対するOKの入力の3つが揃わなければ
自動発呼処理が行われないため、意図しない自動発呼処
理の実行を確実に防止することができる。
【0051】なお、本発明の実施の形態は、上述の例に
限られるものではなく、発明の範囲内において種々の変
形が可能である。
【0052】例えば、キー入力部16を利用して、再入
力指示情報が音声出力される音声出力モードと、音声出
力されない音声非出力モードを手動で設定するための設
定手段を設けてもよい。この場合には、例えば、図1の
S7及び図5のS27において、音声非出力モードか否
かが判断される。これによれば、再入力指示情報を音声
出力させるか否かを、鳴動音や留守録メッセージの再生
音などの音量に影響を与えることなく、ユーザーが簡単
な操作で任意に設定することができる。
【0053】また、音声認識の具体的な方法も、音声パ
ターンの対比に限られず、種々の方法を採用し得る。
【0054】さらに、例えば図1におけるS4、S5、
S9のステップと、図5におけるS24、S25、S2
9の各ステップを省略することもできる。つまり、この
場合には、発呼先特定情報等を音声認識した後、確認情
報が出力されることなく、直ちに発呼処理が実行され
る。
【0055】本発明に係る通信装置は、発呼以外の他の
操作(例えば、回線の自動閉結やモード切り替え等)を
音声入力により行えるように構成されてもよい。また、
ファクシミリ装置以外の電話装置などにも、本発明を適
用することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の通
信装置によれば、制限手段があることから、マイクロホ
ンにて入力された音声を音声認識手段が音声認識できな
かった場合に、再入力指示情報が出力されることに伴う
わずらわしさを簡単に解消することができる。
【0057】請求項2記載の通信装置によれば、所定時
間内に2回以上同じ音声が検出され、いずれの音声も音
声認識されなかった場合に、2回目以降の音声認識の失
敗については、再入力指示情報の出力を制限することが
できる。
【0058】請求項3記載の通信装置によれば、再入力
指示情報の出力モード及び非出力モードを手動で設定す
る設定手段があることから、この設定手段を非出力モー
ドに設定するだけで、再入力指示情報の出力に伴うわず
らわしさをきわめて簡単に解消することができる。ま
た、音声認識できなかった場合に再入力指示情報を出力
させるか否かを、ユーザーの都合に合わせて設定できる
ため、ユーザーにとって、より使いやすい通信装置を得
ることができる。
【0059】請求項4記載の通信装置によれば、所定の
周波数帯域に属する周波数の音声が検出された場合は、
音声認識ができなかったとしても、再入力指示情報が出
力されない。このため、例えば人間の音声が属する周波
数帯域を避けた周波数帯域を設定しておくことにより、
ノイズに起因する再入力指示情報の出力のわずらわしさ
を簡単に解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態において、音声により発呼操作が行
われる場合の処理手順の例を示すフローチャートであ
る。
【図2】本実施形態のファクシミリ装置の外観斜視図で
ある。
【図3】本実施形態の電気的構造の例を示すブロック図
である。
【図4】対応テーブルデータを模式的に示す図である。
【図5】本実施形態において、音声入力により発呼処理
を行う場合の他の処理例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
16 キー入力部(設定手段) 26 スピーカ(出力手段) 27 マイクロホン 32 CPU(音声認識手段、出力手段、制限手段、対
比手段、周波数測定手段) 38 RAM(音声一時記憶手段) 48 モデム(周波数測定手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロホンにて入力された音声を音声
    認識する音声認識手段を備え、音声によって所定の操作
    を行うことができる通信装置において、 前記マイクロホンにて入力された音声を前記音声認識手
    段が音声認識できない場合に再入力を促すための再入力
    指示情報を出力する出力手段と、 所定の場合に前記再入力指示情報の出力を制限する制限
    手段と、 を有することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信装置において、 前記音声認識手段が音声認識できなかった音声を所定時
    間記憶する音声一時記憶手段と、 前記所定時間内に前記マイクロホンにて新たに入力され
    た音声を、前記音声一時記憶手段に記憶された先の音声
    と対比する対比手段と、 を有し、 前記制限手段は、前記所定時間内に新たに検出された音
    声を前記音声認識手段が音声認識できない場合であっ
    て、この新たに検出された音声が前記対比手段にて前記
    先の音声に一致すると判定された場合に、前記再入力指
    示情報の出力を制限することを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の通信装置において、 前記再入力指示情報の出力モード及び非出力モードを手
    動で設定するための設定手段を有し、 前記制限手段は、前記設定手段により前記非出力モード
    に設定された場合に前記再入力指示情報の出力を制限す
    ることを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の通信装置において、 前記マイクロホンにて入力された音声の周波数を測定す
    る周波数測定手段を有し、 前記制限手段は、前記周波数測定手段の測定結果が所定
    の周波数帯域に属する周波数である場合に、前記再入力
    指示情報の出力を制限することを特徴とする通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5529989B1 (ja) * 2013-02-26 2014-06-25 株式会社kitamura 接続デバイス

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