JP2000173622A - リチウム二次電池 - Google Patents

リチウム二次電池

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JP2000173622A
JP2000173622A JP10348224A JP34822498A JP2000173622A JP 2000173622 A JP2000173622 A JP 2000173622A JP 10348224 A JP10348224 A JP 10348224A JP 34822498 A JP34822498 A JP 34822498A JP 2000173622 A JP2000173622 A JP 2000173622A
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positive electrode
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lithium secondary
lithium
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Seiji Takeuchi
瀞士 武内
Hidetoshi Honbou
英利 本棒
Junya Kaneda
潤也 金田
Tadashi Muranaka
村中  廉
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Hitachi Ltd
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  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高容量で充放電サイクル特性の優れたリチウム
二電池を提供する。 【解決手段】リチウムと合金を形成しない金属を担持し
た炭素粒子である導電助材と黒鉛或いは非晶質炭素との
混合物を集電体に保持させた負極、正極活物質としてL
iCo2、導電剤として人造黒鉛、結着剤としてポリフ
ッ化ビニリデンを重量比で87:9:4とした合剤スラ
リーを集電体であるAl箔に両面塗付し、乾燥・圧延し
た正極、エチレンカーボス一ト(EC)とジメチルカ一
ボネ一ト(DMC)を体積比で1:2で混合した溶媒に
電解質としてLiPF6を1M/lとなるように溶解し
た電解液を組合せて電池を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウム二次電
池、特にリチウムと合金を形成しない金属のみを担持し
た炭素粒子を導電助材とし、Liイオンをインターカレ
ート、デインターカレートできる黒鉛粒子および非晶質
炭素との混合系材料を集電体上に保持させた負極を用い
た放電容量、出力密度が大きくサイクル特性に優れたリ
チウム二次電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リチウム二次電池の負極として、従来は
Li金属およびLi−A1、Li−Pb等の合金が用い
られてきたが、これらの電池は、樹脂状リチウムの析出
による正負両極の短絡があり,サイクル寿命が短く、エ
ネルギー密度が低いという欠点があった。
【0003】最近ではこれらの問題点を解決するため炭
素材を負極に用いる研究が活発である。このような電池
は、例えば特開平5−299073号、特開平2−12
1258号の各公報に開示されている。
【0004】特開平5−299073号に示された電池
は、芯を形成する高結晶炭素粒子の表面をVIII族の
金属元素を含む膜で被覆し、さらにその上を炭素が被覆
する炭素複合体を電極材料としており、これによって表
面乱層構造を有する炭素材料がリチウムのインターカレ
ーションを助けると同時に、電極の表面積が大きいため
に充放電容量および充放電速度が著しく向上している。
【0005】一方、特開平2−121258号では、六
方晶でH/C<0.15、面間隔>0.337nmおよ
びC軸方向の結晶子の大きさLc<15nmである炭素
物質とLiと合金可能な金属との混合物とすることによ
り、充放電サイクル寿命が長く、大電流における充放電
特性も良好にしている。
【0006】しかし、いずれにおいても、負極炭素材の
合成の難しさや炭素の理論容量が引き出されておらず、
出力密度が未だ十分とは言えなかった。更に、金属を担
持する炭素は金属の価格によってはコストが高いという
問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したごと<、炭素
材および複合材を負極として用いた場合、炭素の理論容
量を引き出せないことや電極製造の難しさやコストの面
で問題がある。したがって、本発明は、リチウムと合金
を形成しない金属のみの微細粒子を担持した炭素粒子を
導電助材として負極に用いることにより、高容量で充放
電サイクル特性が優れ、金属使用量の少ないリチウム二
次電池を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述の問
題点を解決するため種々検討した結果、以下に述べる知
見を基に本発明を完成するに至つた。図1は、従来型の
負極と改良型の負極のサイクル特性の測定結果を示す。
用いた炭素は高純度化処理をした天然黒鉛であり、粒径
は約11μmである。
【0009】この炭素に結着剤としてポリフッ化ビニリ
デン(以下PVDFと略記する)をL−メチルピロリドン
(以下NMPと略記する)に溶解した溶液を用い、炭素
とPVDFが90:10の重量比になるようにしたペーストを集
電体である厚さ20μmの銅箔に塗布した。
【0010】改良型負極は、高純度化処理をした天然黒
鉛(粒径11μm)9.0gを25mlのエチルアルコールを含む
水450mlに懸濁させる。これを約60℃に加温し、強撹拌
しながら3.80gの硝酸鋼を溶解させる。これに0.5重量%
のテトラヒドロホウ酸ナトリウム(NaBH4)水溶液をマ
イクロチューブポンプで滴下し、約4時間以上かけて還
元反応を完結させる。その後、濾過・水洗して120℃−6
時間真空乾燥した。
【0011】得られた粉末AをX線回折によりCuの存在状
態を調べたところ金属状態の銅と酸化銅に帰属する回折
線が検出された。そこでこの粉末を更に1%のH2He気
流中400℃で5時間気相還元処理を行つた。その結果、X
線検査では金属銅のみの回折線が認められた。この粉末
中の銅の担持量は、化学分析によれば、仕込み時の組成
の10.0重量%に対して、9・85重量%と良好な担持量であ
った。
【0012】次にエネルギー分散型電子プロ一ブマイク
ロアナリシスにより、Cuの分散状態を観察したところ、
Cu粒子は黒鉛粒子の前面に分布しており、黒鉛粒子の端
面部に若干濃縮していた。さらに透過型電子顕微鏡でC
u粒子の大きさを観察したところ、数100nm以下の
粒子がほぼ均一に分散していた。この炭素材を前述と同
様の方法でCu箔に塗布した。
【0013】両者を風乾後、80℃で2時間真空乾燥
し、0.5ton/cm2の圧力で成形したのち、さら
に120℃で3時間真空乾燥し、それぞれ負極とした。
これら負極の一つを、セパレータであるポリエチレン製
微孔膜を間に挟んで、リチウム金属の対極と組合わせ、
電解液として1MのLiPF6/エチレンカ一ボネ一ト
−ジメチルカ一ボネ一ト(以下EC−DMCと略記す
る)、参照極としてリチウム金属を用いた試験セルを組
み立てた。
【0014】従来型の負極、改良型の負極についてそれ
ぞれ、この試験セルを用いて、充放電速度はカーボン1
g当たり120mA、充放電の電位幅:0.01〜1.
0Vでサイクル試験を行った。
【0015】試験の結果、図1から明らかなように従来
型負極1を用いた場合は、サイクル毎に放電容量は低下
し、約500サノクル後に放電容量は初期容量の約60
%まで低下した。一方、改良型負極2を用いた場合、寿
命的には600サイクル後においても低下率は5.0%
と非常に小さく改良型負極の効果が見られた。
【0016】このサイクル特性の改善は、炭素の粒子間
の集電効果が充放電の繰り返しによる体積変化などに起
因する電極の膨れのために低下するのを金属を担持する
炭素負極によって抑制できたからと考えられる。以上の
結果から負極合剤層の集電性を高めることは、放電容量
やサイクル特性の向上に重要な因子であり、金属の微細
粒子を炭素上に担持することにより、炭素粒子間に金属
を介在させることによる電気伝導度や熱伝導度の向上な
どが期待できるという機能をもたらすことを見出した。
【0017】上述の本発明の目的を達成するための構成
は次の通りである。
【0018】一対の正極および負極と、前記正極および
負極間に設けられたセパレータと、前記正極、負極およ
びセパレータを浸漬する電解液とを備えたリチウム二次
電池において、前記負極の導電助材は、実質的にリチウ
ムと合金を形成しない金属のみを担持した炭素粒子であ
ること。導電助材である炭素粒子に担持する金属として
は、Fe、Co、NiおよびCuのうちの少なくとも一
種類が用いられる。
【0019】一対の正極および負極と、前記正極および
負極間に設けられたセパレータと、前記正極、負極およ
びセパレータを浸漬する電解液とを備えたリチウム二次
電池において、前記負極は、実質的にリチウムと合金を
形成しない金属のみを担持した炭素粒子である導電助材
と、Liイオンをインターカレート、デインターカレー
トできる黒鉛との混合系材料を集電体上に保持した構成
であること。この場合、金属を担持した炭素粒子である
導電助材とLiイオンをインターカレート、デインター
カレートできる黒鉛および非晶質炭素との混合割合は、
重量比で導電助材が5〜30%が適当である。
【0020】一対の正極および負極と、前記正極および
負極間に設けられたセパレータと、前記正極、負極及び
セパレータを浸漬する電解液とを備えたリチウム二次電
池において、前記負極は、実質的にリチウムと合金を形
成しない金属のみを担持した炭素粒子である導電助材
と、非晶質炭素との混合系材料を集電体上に保持した構
成であること。この場合、導電助材と非晶質炭素との混
合割合は、重量比で導電助材が5〜30%が適当であ
る。
【0021】上記の負極と正極および電解液を組み合わ
せた単電池においては、正極の材料はLiX02(Xは
Co、Li、Mnなどの遷移金属の一種、又は複数種或
いはXまたはLiの一部をMg等のアルカリ土類金属や
Al等の非金属で置換したLi複合酸化物)、Li(1
十x十y)AyMn2−xO4(A=Mg、B、A1、F
e、Co、Cr、Zn、Ca)、或いはLiMn2−x
MxO4(M=Co、Ni、Fe、Cr、Zn、Ta)
のLi含有Mn化合物は、ストイキオ組成に対してLi
が過剰とされている。
【0022】一対の正極および負極と、前記正極および
負極間に設けられたセパレータと、前記正極、負極、お
よびセパレータを浸漬する電解液とを備えたリチウム二
次電池において、前記負極の導電助材は、リチウムと合
金を形成しない金属のみを担持した炭素粒子であり、前
記炭素粒子の比表面積は1〜1000m2/gであり、
前記担持された金属粒子の粒径が500nm以下である
こと。
【0023】一対の正極および負極と、前記正極および
負極間に設けられたセパレータと、前記正極、負極およ
びセパレータを浸漬する電解液とを備えたリチウム二次
電池において、前記負極は、リチウムと合金を形成しな
い金属のみを担持した炭素粒子を導電助材とし、Liイ
オンをインターカレート、デインターカレートできる黒
鉛粒子との混合系材料を集電体上に保持させ、前記黒鉛
粒子はX線回折法による面間隔(d002)が0.335
4〜0.3369nmで、C軸方向の結晶の大きさ(L
c)が30nm以上で、かつ比表面積が0.1〜30m
2/gであること。
【0024】一対の正極および負極と、前記正極および
負極間に設けられたセパレータと、正極、負極およびセ
パレータを浸漬する電解液とを備えたリチウム二次電池
において、前記負極は、リチウムと合金を形成しない金
属のみを担持した炭素粒子である導電助材と非晶質炭素
粒子との混合系材料を集電体に保持させた構成であり、
前記非晶質炭素粒子は、X線回折法による面間隔(d
002)が0.337nm以上であること。
【0025】本発明の導電助材としての金属を担持する
炭素は、高比表面積を有する非晶質炭素、Liイオンを
インターカレート、デインターカレートできる黒鉛とし
ては、高結晶性炭素粒子、例えば天然黒鉛、石油コーク
ス或いは石炭ピッチコークス等から得られる易黒鉛化材
料を2500℃以上の高温で熱処理して得られる。これ
ら非晶質炭素および黒鉛の平均粒径は50μm以下、好
ましくは0.1〜20μmが好適である。
【0026】形状は、球形、塊状、隣片状、繊維状ある
いはそれらの粉砕品であっても良く、担持金属として
は、Fe、Co、LiおよびCuのうち少なくとも一種
が選択されるが、以下の条件を満たす元素が好ましい。
(1)原子量が比較的小さく、密度が比較的大きいこと
(2)還元が容易であること(3)リチウム合金の酸化
還元電位が低いこと(4)廃棄上の問題が少ないこと
(5)比較的安価であること。
【0027】金属の担持方法としては、蒸着法、スバツ
タリング法、湿式還元法、電気化学還元法、メッキ法、
および気相還元ガス処理法等の方法があるが、用いる金
属種に対応して最適な担持法を適用すれば良いC又金属
の担持量としては、10〜50重量%、好まし〈は10
〜30重量%が最適である。
【0028】更に担持された金属の粒径は、微粒子の方
が長寿命化に有利であり、これらを満たす条件としては
500nm以下が望ましい。以上で得られた金属担持炭
素粒子とLiイオンをインターカレート、デインターカ
レートできる黒鉛を用いて負極を作成するが、この場合
に結着剤を用いる。
【0029】結着剤としては、例えばEPDM(エチレ
ンプロビレンタ一ポリマー)、PVDF、ポリテトラフ
ルオロエチレン等電解液と反応しないものであれば、特
に限定されない。結着剤の配合量は、カーボンに対し1
〜30重量%、好ましくは、5〜15重量%が好適であ
る。前述の合剤を用いた負極形状としては、シート状、
フィルム状、金属箔上にフィルム状或いは発泡金属に充
填するなどして電池形状に適応させることが可能であ
る。合剤層厚みは、10〜200μmの範囲が望まし
い。
【0030】このようにして得られた負極は、通常用い
られる正極、セパレータおよび電解液と組み合せること
により最適なリチウム二次電池とすることができる。正
極に用いる活物質としては、一般式LiX02又はLi
24(×はCo、Ni、Mnなどの遷移金属の一種又
は複数種)で表わされる複合酸化物、例えば、LiCo
2,LiNi02、LiMn02,Li(Ni1-xCo
x)02,LiMn24などのリチウムを含有した複合酸
化物,或いは×の一部をMg等のアルカリ土類金属やAl
等の非金属で置換したLi複合酸化物であり、Lix2
4化合物はストイキオ組成に対してLiが過剰のもの
が用いられ、これに導電剤のカーボンブラックや炭素お
よび結着剤を混合したものをAl箔等の集電体に塗布し
て正極とする。
【0031】セパレータとしては、ポリプロピレン、ポ
リエチレンやポリオレフィン系の多孔質膜が用いられて
いる。又電解液としては、プロピレンカ一ボキート(P
C)、エチレンカ一ボネ一ト(EC)、1,2−ヂメト
キシエタン(DME)、ヂメチルカ一ボネ一ト(DM
C)、ヂエチルカ一ボネ一ト(DEC)、メチエチルカ
一ボネ一ト(MEC)などのうちで二種類以上の混合溶
媒が用いられる。又電解質としては、LiPF6、Li
BF4、LiCl04等があり、上記溶媒に溶解したもの
が用いられる。又、セバレー夕、電解液および電解質の
機能を兼ね備えたポリマー電解質を用いることができ
る。
【0032】以上の構成によるリチウム二次電池おい
て、炭素負極をリチウムと合金を形成しない金属のみを
担持した炭素粒子である導電助材とLiイオンをインタ
ーカレート、デインターカレートできる黒鉛および非晶
質炭素との混合系に改良することにより(1)電気伝導
性(2)出力密度(3)サイクル特性(4)組電池にお
ける熱放散性の向上および(5)高速充放電(6)担持
金属量の低減(7)電池の高温特性の向上が可能になっ
た。
【0033】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕アセチレンブラ
ック(比表面積:70m2/g)8・0gを20vol
%のエチルアルコ一ルを含む水1800mlに懸濁させ
る。これを約50℃に加温し、強撹拌しながら7.60
gの硝酸銅を溶解させる。これに2.0重量%のテトラ
ヒドロホウ酸ナトリウム(NaBH4)水溶液をマイク
ロチューブポンプで滴下し、約4時間以上かけて還元反
応を完結させる。
【0034】その後、濾過・水洗して120℃で6時間
真空乾燥した。このようにして得られた粉末AをX線回
折によりCuの存在状態を調べたところ金属状態の銅と
酸化鋼に帰属する回折線が検出された。そこでこの粉末
を更に1%H2/Heの気流中、400℃で6時間気相
還元処理を行った。その結果、X線的には金属銅のみの
回折線が認められた。この粉末中の銅の担持量は、化学
分析によれば、仕込み組成の20.0重量%に対して、
19.70重量%と良好な担持量であった。
【0035】次にエネルギー分散型電子プローブマイク
ロアナリシスにより、Cuの分散状態を観察したとこ
ろ、Cu粒子は黒鉛粒子の前面に分布しており、黒鉛粒
子の端面部に若干濃縮していた。さらに透過型電子顕微
鏡でCu粒子の大きさを観察したところ、数100nm
以下の粒子がほぼ均一に分散していた。
【0036】〔実施の形態2〕上記実施の形態1で得ら
れた粉末AとX線回折法による面間隔(d002)が0.
336nmで、C軸方向の結晶の太きさ(Lc)が10
0nm、かつ比表面積が3.2m2/gの黒鉛を重量比
で(1:9)に混合し、これに結着剤としてPVDFの
N−メチルピロリドン溶液を用い、混合粉末とPVOF
を90:10の重量比になるようにしたペーストを集電
体である厚さ20μmの銅箱に塗布、風乾後、80℃で
3時間真空乾燥し、0.5ton/cm2の圧力で成形
した後、更に120℃で2時間真空乾燥し、負極を得
た。
【0037】これらの負極とポリエチレン製膜を挟んで
リチウム金属の対極と組み合わせ、電解液に1M1iP
6/EC−DMC、参照極にリチウム金属を用いた試
験セルを組み立てた。充放電電流密度は,0.3〜4.
0mA/cm2,充放電の上下限電位は、それぞれ1.
OVと0.01Vとした。その結果を黒鉛のみの負極お
よび10重量%のCuを担持する黒鉛負極と比較して、
図2に示した。
【0038】図2において、横軸は放電電流密度、縦軸
は放電容量維持率(%)で表してある。図より明らかな
ごと〈、電流密度がlmA/cm2迄は三者の負極にお
いて差は見られないが、2mA/cm2を超えるあたり
から黒鉛のみの負極−3の容量が著しく低下するのに対
し、10重量%のCu担持黒鉛負極−4および本発明に
より作られたCu担持炭素材と黒鉛負極−5の放電容量
維持率低下の少ないことが判る。本発明の負極中のCu
量は2重量%であり、従来の負極の1/5に相当する。
【0039】〔実施の形態3〕上記実施の形態1で得ら
れた粉末AとX線回折法による面間隔(d002)が0.
336nmで、C軸方向の結晶の大きさ(Lc)が10
0nm、かつ比表面積が3.2m2/gの黒鉛を重量比
で(5:95)および(15:85)に混合する。
【0040】これに結着剤としてPVDFのN一メチル
ピロリドン溶液を用い、混合粉末とPVDFを90:1
0の重量比になるようにしたペーストを集電体である厚
さ20μmの銅箔に塗布、風乾後、80℃で3時間真空
乾燥し、0.5ton/cm2の圧力で成形した後、1
20℃で2時間真空乾燥し、負極を得た。これらの負極
を用いて実施の形態2と同様の試験を行つたところ、図
2−5とほとんど同じ値を示した。ちなみにCu使用量
は、従来型負極に対し(5:95)の場合はl重量%、
(15:85)では3重量%に相当する。
【0041】〔実施の形態4〕上記実施の形態1で得ら
れた粉末AとX線回折法による面間隔(d002)が0.
382nmで、かつ比表面積が4.5m2/gの非晶質
炭素を重量比で(1:9)に混合し、これに結着剤とし
てPVDFのy−メチルピロリドン溶液を用い、混合粉
末とPVDFを90:10の重量比になるようにしたペ
ーストを集電体である厚さ20μmの銅箔に塗布、風乾
後、80℃で3時間真空乾燥し、2.0ton/cm2
の圧力で成形した後、更に120℃で2時間真空乾燥
し、負極を得た。
【0042】これらの負極とポリエチレン製膜を挟んで
リチウム金属の対極と組み合わせ、電解液にlMのLi
PF6/PC−DMC、参照極にリチウム金属を用いた
試験セルを組み立てた。充放電電流密度は,0.3〜4
・0mA/cm2,充放電の上下限電位は、それぞれ
1.OVと0.005Vとした。又充電は4hのCCC
V法で行つた。
【0043】比較するため、非品質炭素のみの負極につ
いても同様の試験を行つたCその結果、実施の形態2と
同様2mA/cm2を超えるあたりから非晶質炭素のみ
の負極の容量が著しく低下するのに対し、本発明による
Cu担持炭素材と非晶質炭素を混合した負極の放電容量
維持率低下の少ないことが確認できた。
【0044】〔実施の形態5〕アセチレンブラック(比
表面積:70m2/g)8.0gを20vol%のエチ
ルアルコールを含む水1800mlに懸濁させる。これ
を約50℃に加温し、強撹拌しながら1.90gの硝酸
ニッケルを溶解させる。これに2.0重量%のテトラヒ
ドロホウ酸ナトリウム(NaBH4)水溶液をマイクロ
チューブポンプで滴下し、4時間かけて還元反応を完結
させる。
【0045】その後、濾過・水洗して300℃で6時間
真空乾燥した。得られた粉末Cを1%H2/Heの気流
中400℃で5時間還元処理を行つた。粉末Cの化学分
析をしたところ、仕込み組成の20.0%重量に対し
て、19.74重量%と良好な担持量であった。
【0046】また、X線回折によりNiの存在状態を調
べたところ金属状態のNiとNi0に基ず〈微量の回折
線が検出された。次にエネルギー分散型電子プロ一ブマ
イクロアナリシスにより、Niの分散状態を観察したと
ころ、Ni粒子はアセチレンブラックの前面に分布して
いた。さらに透過型電子顕微鏡でNi粒子の大きさを観
察したところ、500nm以下の粒子がほぼ均一に分散
していた。
【0047】〔実施の形態6〕上記実施の形態5で得ら
れた粉末CとX線回折法による面間隔(d002)が0.
336nmで、C軸方向の結晶の大きさ(Lc)が10
0nm、かつ比表面積が3.2m2/gの黒鉛を重量比
で(1:9)に混合し、これに結着剤としてPVDFの
N−メチルピロリドン溶液を用い、混合粉末とPVDF
を90:10の重量比になるようにしたペーストを集電
体である厚さ20μmの銅箔に塗布、風乾後、80℃で
3時間真空乾燥し、0.5ton/cm2の圧力で成形
した後、更に120℃で2時間真空乾燥し、負極を得
た。これらの負極を用いて実施の形態2と同様の試験を
行つた。その結果、電流密度が2mA/cm2における
放電容量維持率は95%の値であった。
【0048】〔実施の形態7〕上記実施の形態5で得ら
れた粉末CとX線回折法による面間隔(d002)が0.
382nmで、かつ比表面積が4.5m2/gの非晶質
炭素を重量比で(1:9)に混合し、これに結着剤とし
てPVDFのN−メチルビロリドン溶液を用い、混合粉
末とPVDFを90:10の重量比になるようにしたペ
ーストを集電体である厚さ20μmの銅箔に塗布、風乾
後、80℃で3時間真空乾燥し、2.0ton/cm2
の圧力で成形した後、更に120℃で2時間真空乾燥
し、負極を得た。
【0049】これらの負極とポリエチレン製膜を挟んで
リチウム金属の対極と組み合わせ、電解液に1M1iP
F6/PC−DMC、参照極にリチウム金属を用いた試
験セルを組み立てた。充放電電流密度は,0.3〜4.
0mA/cm2,充放電の上下限電位は、それぞれ1.
OVと0.005Vとした。又充電は4hのCCCV法
で行つた。本発明よる担持炭素材と非晶質炭素を混合し
た負極は、電流密度が2mA/cm2での放電容量維持
率は93%の値であった。
【0050】〔実施の形態8〕本実施の形態では、実施
の形態1で得られた負極と正極および電解液と組合せた
電池の構成について述べる。正極活物質としてLiCo
2、導電剤として人造黒鉛、結着剤としてポリフッ化
ビニリデンを重量比で87:9:4とした合剤スラリー
を集電体であるAl箔に両面塗付し乾燥・圧延し正極を
作成した。
【0051】電解液エチレンカ一ボネ一ト(EC)とジ
メチルカ一ボネ一ト(DMC)を体積比で1:2で混合
した溶媒に電解質としてLiPF6を1M/1となるよ
うに溶解して電解液を得た。
【0052】図3は電池の模式的断面図で、負極と前述
の正極および電解液を用いて作成された単三型の電池を
示している。この電池は、図3に示すように、正極6お
よび負極7、これら両極を隔離するポリエチレン製多孔
質膜のセパレータ8、負極缶9、正極リード10、負極
リード11、正極外部端子12、封口ガスケット13、
絶縁板14などから構成される。
【0053】正極6および負極7は、セパレー夕一8を
介して渦巻状に捲回され負極缶9内に収納される。正極
6は正極リード10を介して正極外部端子12に、負極
7は負極リード11を介して負極缶9に接続され電気エ
ネルギーを外部に取り出せるようにしてある。封口ガス
ケット13は、正極外部端子12と負極缶9との間を絶
縁するとともに密封している。絶縁板14は、負極缶9
とセパレータ8および正極6との間を絶縁している。
【0054】負極7は図4(A)、(B)に示すように
導電部材、例えばCu箔7A上に混合層7Bを被覆す
る。混合層7Bは、Liイオンをインターカレート、デ
ィインタカレートできる黒鉛7Gと、Liと合金を形成
しない金属粒子、例えばCu7Dを担持した炭素粒子7
C(以下導電助材と略称する)とをバインダー7Eで混
合した層より構成されている。バインダー7Eは、黒鉛
7G、Cu7D、炭素粒子7Cを接着する結着材であ
る。
【0055】上記のような電池について下記の条件で特
性を評価した。
【0056】試験条件として充放電速度:1C、充電終
始止電圧:4.2V、放電終止電圧:2.5Vとして行
つた。その結果、350Wh/1(電池体積)のエネル
ギー密度が得られ、300サイクルまで安定した性能が
得られた。
【0057】〔実施の形態9〕実施の形態8の正極活物
質LiCo02に変えてLiリッチのLiMn24と本
発明の負極および非水電解液を組合せて、高さ116m
m、幅160mm、奥行き45mmの角型リチウム二次
電池8個を作製した。電池の総容量は68Ah、平均作
動電圧3.8V、放電エネルギー260Whである.こ
の電池8個を直列に接続して2KWh組電池を製造し、
その組電池20個からなる組電池モジュールを電気自動
車へ搭載した。図5はその電気自動車16の略図で、前
面には、走行時に外気がボンネットから車体へ流れ込む
ように通風孔17を設けている。
【0058】電気自動車16のボンネット内部に組電池
モジュール15を設置し、運転者がハンドル付き制御装
置18を操作することにより、電力変換器19を作動さ
せて組電池モジュール15からの出力を増減できる。電
力変換器19から供給される電力を利用してモ一夕一2
0と車輪21を駆動させて、電気自動車16を走行させ
た。
【0059】
【発明の効果】本発明により得られた負極、すなわち炭
素粒子にリチウムと合金を形成しない金属の微細粒子の
みを担持した導電助材と黒鉛或いは非晶質炭素とを混合
して負極に用いることによる効果は以下のとおりであ
る。
【0060】(1)炭素粒子カ間に金属を介在させるこ
とにより電気伝導性が向上し、充放電反応の速度が向上
する。
【0061】(2)(1)に付随してサイクル特性も向
上し、組電池における熱放散性或いは電池の高温特性も
向上させることができる。
【0062】(3)担持金属使用量を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来型負極と改良型負極のサイクル特性図であ
る。
【図2】レート特性である。
【図3】本発明の円筒形電池の模式図である。
【図4】図3の負極表面の詳細な構成を示す模式図であ
る。
【図5】本発明の角型リチウム二次電池を搭載した電気
自動車を示す略図である。
【符号の説明】
1…従来型負極のサイクル特性、2…改良型負極のサイ
クル特性、3…黒鉛のみを用いた負極のレ一ト特性、4
…10%Cu担持黒鉛負極のレ一ト特性、5…本発明の
負極のレ一ト特性、6…正極、7…負極、8…セパレ一
夕、9…負極缶、10…正極リード、11…負極リー
ド、12…正極外部端子板、13…封口ガスケツト、1
4…絶縁板、15…組電池モジュール、16…電気自動
車、17…通風孔、18…制御装置、19…電力変換
器、20…モーター、21…車輪。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金田 潤也 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 村中 廉 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 5H003 AA02 AA04 AA08 BA02 BA03 BB01 BB05 BB14 BB15 BC04 BC06 BD00 BD02 BD04 BD05 5H014 AA02 BB06 BB08 EE05 EE07 EE08 EE10 HH00 HH01 HH06 5H029 AJ03 AJ05 AJ14 AK03 AL07 AL19 AM03 AM04 AM05 AM07 AM16 BJ02 BJ14 CJ08 CJ13 CJ23 DJ04 DJ07 DJ08 EJ01 EJ04 HJ01 HJ07 HJ13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の正極および負極と、前記正極およ
    び負極間に設けられたセパレータと、前記正極、負極お
    よびセパレータを浸漬する電解液とを備えたリチウム二
    次電池において、前記負極の導電助材は、実質的にリチ
    ウムと合金を形成しない金属のみを担持した炭素粒子で
    あることを特徴とするリチウム二次電池。
  2. 【請求項2】 一対の正極および負極と、前記正極およ
    び負極間に設けられたセパレータと、前記正極、負極お
    よびセパレータを浸漬する電解液とを備えたリチウム二
    次電池において、前記負極は、実質的にリチウムと合金
    を形成しない金属のみを担持した炭素粒子である導電助
    材と、Liイオンをインターカレート、デインターカレ
    ートできる黒鉛との混合系材料を集電体上に保持した構
    成であることを特徴とするリチウム二次電池。
  3. 【請求項3】 一対の正極および負極と、前記正極およ
    び負極間に設けられたセパレータと、前記正極、負極及
    びセパレータを浸漬する電解液とを備えたリチウム二次
    電池において、前記負極は、実質的にリチウムと合金を
    形成しない金属のみを担持した炭素粒子である導電助材
    と、非晶質炭素との混合系材料を集電体上に保持した構
    成であることを特徴とするリチウム二次電池。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記導電助材である
    炭素粒子に担持する金属はFe、Co、NiおよびCu
    のうちの少なくとも一種類であるリチウム二次電池。
  5. 【請求項5】 一対の正極および負極と、前記正極およ
    び負極間に設けられたセパレータと、前記正極、負極、
    およびセパレータを浸漬する電解液とを備えたリチウム
    二次電池において、前記負極の導電助材は、リチウムと
    合金を形成しない金属のみを担持した炭素粒子であり、
    前記炭素粒子の比表面積は1〜1000m2/gであ
    り、担持された前記金属粒子の粒径が500nm以下で
    あることを特徴とするリチウム二次電池。
  6. 【請求項6】 一対の正極および負極と、前記正極およ
    び負極間に設けられたセパレータと、前記正極、負極お
    よびセパレータを浸漬する電解液とを備えたリチウム二
    次電池において、前記負極は、リチウムと合金を形成し
    ない金属のみを担持した炭素粒子を導電助材とし、Li
    イオンをインターカレート、デインターカレートできる
    黒鉛粒子との混合系材料を集電体上に保持させ、前記黒
    鉛粒子はX線回折法による面間隔(d002)が0.33
    54〜0.3369nmで、C軸方向の結晶の大きさ
    (Lc)が30nm以上で、かつ比表面積が0.1〜3
    0m2/gであることを特徴とするリチウム二次電池。
  7. 【請求項7】 一対の正極および負極と、前記正極およ
    び負極間に設けられたセパレータと、正極、負極および
    セパレータを浸漬する電解液とを備えたリチウム二次電
    池において、前記負極は、リチウムと合金を形成しない
    金属のみを担持した炭素粒子である導電助材と非晶質炭
    素粒子との混合系材料を集電体に保持させた構成であ
    り、前記非晶質炭素粒子は、X線回折法による面間隔
    (d002)が0.337nm以上であることを特徴とす
    るリチウム二次電池。
  8. 【請求項8】 請求項2または3において、金属を担持
    した炭素粒子である導電助材とLiイオンをインターカ
    レート、デインターカレートできる黒鉛および非晶質炭
    素との混合割合は、重量比で導電助材が5〜30%であ
    るリチウム二次電池。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし3のいずれかに記載の負
    極と正極および電解液を組み合わせた単電池において、
    前記正極の材料はLiX02(XはCo、Li、Mnな
    どの遷移金属の一種又は複数種或いはXまたはLiの一
    部をMg等のアルカリ土額金属やAl等の非金属で置換
    したLi複合酸化物)、Li(l十x十y)AyMn2
    −xO4(A=Mg、B、A1、Fe、Co、Cr、Z
    n、Ca)或いはLiMn2−xMx04(M=Co、N
    i、Fe、Cr、Zn、Ta)のLi含有Mn化合物は
    ストイキオ組成に対してLiが過剰であるリチウム二次
    電池。
  10. 【請求項10】 請求項9において、電解液層はエチレ
    ンオキシド、アクリロニリル、フッ化ビニリデン、メタ
    クリル酸メチル、ヘキサフルオロブロピンンの高分子内
    に電解液と電解質を保持させたリチウム二次電池。
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