JP2000173367A - 電線の圧接における線癖矯正装置 - Google Patents
電線の圧接における線癖矯正装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コネクタの端子に圧接する電線の癖を矯正
し、電線の出代を確認して、圧接を確実なものとする。 【解決手段】 コネクタCの圧接端子に電線aを圧入す
る際、電線aの端部を線癖矯正チャック47で挟み、電
線aの送りを止めた状態で、線癖矯正チャック47を電
線aの被覆表面に沿って引張方向に滑らせながら後退さ
せ、電線aの曲がり癖を矯正し、圧接刃Sが確実に電線
aを捉えて押し下げることができるようにする。また、
線癖矯正チャック47の後退に伴い、その開閉状態を開
閉センサで監視して圧接に対する電線aの出代の程度を
検知し、出代が不十分であれば所要の対策を講ずること
ができるようにする。
し、電線の出代を確認して、圧接を確実なものとする。 【解決手段】 コネクタCの圧接端子に電線aを圧入す
る際、電線aの端部を線癖矯正チャック47で挟み、電
線aの送りを止めた状態で、線癖矯正チャック47を電
線aの被覆表面に沿って引張方向に滑らせながら後退さ
せ、電線aの曲がり癖を矯正し、圧接刃Sが確実に電線
aを捉えて押し下げることができるようにする。また、
線癖矯正チャック47の後退に伴い、その開閉状態を開
閉センサで監視して圧接に対する電線aの出代の程度を
検知し、出代が不十分であれば所要の対策を講ずること
ができるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイヤーハーネ
スの製造時に、コネクタに圧接する電線の線癖を矯正す
る線癖矯正装置に関するものである。
スの製造時に、コネクタに圧接する電線の線癖を矯正す
る線癖矯正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】並列する電線の両端にコネクタを取り付
けた自動車用ワイヤーハーネスの一例として、図7に示
すようなものがある。このワイヤーハーネスでは、一端
(以下、A端という)の1つのコネクタCに8本の電線
aが接続され、他端(以下、B端という)の2つのコネ
クタCにそれぞれ4本の電線aが接続されている。
けた自動車用ワイヤーハーネスの一例として、図7に示
すようなものがある。このワイヤーハーネスでは、一端
(以下、A端という)の1つのコネクタCに8本の電線
aが接続され、他端(以下、B端という)の2つのコネ
クタCにそれぞれ4本の電線aが接続されている。
【0003】上記電線aのコネクタCへの接続手段に
は、作業性等を考慮し、図8に示すような圧接接続が採
用されている。この圧接接続は、各コネクタCに設けた
圧接端子Tの溝60に電線aを圧接刃Sで押し下げて圧
入し、その圧入に伴い、電線aの導体束61を取り巻く
被覆62を溝60の端縁で切断し、剥き出しとなった導
体束61を圧接端子Tに接触させると共に、圧接端子T
のスプリングバックにより電線aを溝60に保持するも
のである。そして、圧接端子Tへの電線aの圧入後、図
9に示すように、コネクタCに端子カバーLを被せ、電
線aの抜け出しを阻止する。
は、作業性等を考慮し、図8に示すような圧接接続が採
用されている。この圧接接続は、各コネクタCに設けた
圧接端子Tの溝60に電線aを圧接刃Sで押し下げて圧
入し、その圧入に伴い、電線aの導体束61を取り巻く
被覆62を溝60の端縁で切断し、剥き出しとなった導
体束61を圧接端子Tに接触させると共に、圧接端子T
のスプリングバックにより電線aを溝60に保持するも
のである。そして、圧接端子Tへの電線aの圧入後、図
9に示すように、コネクタCに端子カバーLを被せ、電
線aの抜け出しを阻止する。
【0004】そして、このような圧接を行うワイヤーハ
ーネスの製造装置として、電線aの端部をチャックで掴
み、圧接刃Sを有する電線圧接部へ搬送するものが考え
られている。
ーネスの製造装置として、電線aの端部をチャックで掴
み、圧接刃Sを有する電線圧接部へ搬送するものが考え
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記圧接接
続において、電線aの端子Tへの圧入に際し、電線aの
端部に曲がり癖がついていると、電線aが圧接刃Sの下
方から逸れ、電線aを圧接刃Sで押し下げることができ
ない場合がある。
続において、電線aの端子Tへの圧入に際し、電線aの
端部に曲がり癖がついていると、電線aが圧接刃Sの下
方から逸れ、電線aを圧接刃Sで押し下げることができ
ない場合がある。
【0006】また、電線aを掴むチャックからの電線a
の出代が不十分であると、電線aが端子Tの溝60に届
かない場合もある。
の出代が不十分であると、電線aが端子Tの溝60に届
かない場合もある。
【0007】そこで、この発明は、コネクタの端子に圧
接する電線の癖を矯正し、電線の出代を確認して、圧接
を確実なものとすることを課題とする。
接する電線の癖を矯正し、電線の出代を確認して、圧接
を確実なものとすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、コネクタの圧接端子に電線を圧入する
際、電線の端部を挟んだ線癖矯正チャックを電線の被覆
表面に沿って引張方向に滑らせながら後退させる線癖矯
正装置を提供し、圧接刃が確実に電線を捉えて押し下げ
ることができるようにしたのである。
め、この発明は、コネクタの圧接端子に電線を圧入する
際、電線の端部を挟んだ線癖矯正チャックを電線の被覆
表面に沿って引張方向に滑らせながら後退させる線癖矯
正装置を提供し、圧接刃が確実に電線を捉えて押し下げ
ることができるようにしたのである。
【0009】また、線癖矯正チャックの後退に伴い、そ
の開閉状態を開閉センサで監視して圧接に対する電線の
出代の程度を検知し、出代が不十分であれば所要の対策
を講ずることができるようにしたのである。
の開閉状態を開閉センサで監視して圧接に対する電線の
出代の程度を検知し、出代が不十分であれば所要の対策
を講ずることができるようにしたのである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る線癖矯正装
置の実施の形態を、ワイヤーハーネス製造装置に適用し
た例について、添付図面を参照して説明する。
置の実施の形態を、ワイヤーハーネス製造装置に適用し
た例について、添付図面を参照して説明する。
【0011】図1に示すように、このワイヤーハーネス
の製造装置は、パレット送り部1、電線供給部2、電線
セット部3、圧接ヘッド部(電線圧接部)4及びカバー
実装部5から構成されている。
の製造装置は、パレット送り部1、電線供給部2、電線
セット部3、圧接ヘッド部(電線圧接部)4及びカバー
実装部5から構成されている。
【0012】パレット送り部1は、複数のコネクタCを
並置したパレットPを案内する上下2段のガイドレール
10a、10bと、その両側方に位置してガイドレール
10a、10b間でパレットPを受け渡す2基の昇降台
11a、11bと、パレットPをガイドレール10a又
は10bに沿って移動させる2台のキャッリッジ12
a、12bとを備えている。キャッリッジ12aは、ね
じ軸13にボールねじ構造で螺合し、キャッリッジ12
bは、一対のプーリに掛け渡された無端ベルト14に固
着され、それぞれサーボモータ15、16の駆動に伴っ
て走行する。
並置したパレットPを案内する上下2段のガイドレール
10a、10bと、その両側方に位置してガイドレール
10a、10b間でパレットPを受け渡す2基の昇降台
11a、11bと、パレットPをガイドレール10a又
は10bに沿って移動させる2台のキャッリッジ12
a、12bとを備えている。キャッリッジ12aは、ね
じ軸13にボールねじ構造で螺合し、キャッリッジ12
bは、一対のプーリに掛け渡された無端ベルト14に固
着され、それぞれサーボモータ15、16の駆動に伴っ
て走行する。
【0013】電線供給部2は、図1及び図2に示すよう
に、接離する2対のローラ20と、配索すべき多数の電
線aを上下に並行した状態で昇降させる昇降体21とを
備えており、昇降体21の動作により、次に圧接する電
線aをローラ20のレベルに位置づけ、その電線aを回
転する対のローラ20で挟持して所要長送り出す。電線
供給部2の前方には、電線aの送出孔に対して進退する
鋏22と、昇降自在の支持バー23とが設けられてい
る。
に、接離する2対のローラ20と、配索すべき多数の電
線aを上下に並行した状態で昇降させる昇降体21とを
備えており、昇降体21の動作により、次に圧接する電
線aをローラ20のレベルに位置づけ、その電線aを回
転する対のローラ20で挟持して所要長送り出す。電線
供給部2の前方には、電線aの送出孔に対して進退する
鋏22と、昇降自在の支持バー23とが設けられてい
る。
【0014】電線セット部3は、図1及び図3に示すよ
うに、2本の旋回アーム30、31を有し、旋回アーム
30、31の先端部には、それぞれ電線aのA端及びB
端を把持するA端チャック32及びB端チャック33が
設けられている。旋回アーム30、31は、その基端の
ギヤ34、35で噛合し、同一の駆動用モータ36によ
り同時に逆方向に旋回する。この旋回に際し、旋回アー
ム30、31の先端部は異なった軌跡を通過するので、
A端チャック32とB端チャック33とが干渉すること
はない。ここで、B端チャック33の一側には旋回アー
ム31と共に平行クランク機構をなすリンク37が連結
され、これによりB端チャック33が常に同じ方向を向
くようになっている。なお、A端チャック32及びB端
チャック33は、旋回アーム30、31の旋回に伴い電
線aの各端部を圧接ヘッド部4に搬送する搬送チャック
として機能する。
うに、2本の旋回アーム30、31を有し、旋回アーム
30、31の先端部には、それぞれ電線aのA端及びB
端を把持するA端チャック32及びB端チャック33が
設けられている。旋回アーム30、31は、その基端の
ギヤ34、35で噛合し、同一の駆動用モータ36によ
り同時に逆方向に旋回する。この旋回に際し、旋回アー
ム30、31の先端部は異なった軌跡を通過するので、
A端チャック32とB端チャック33とが干渉すること
はない。ここで、B端チャック33の一側には旋回アー
ム31と共に平行クランク機構をなすリンク37が連結
され、これによりB端チャック33が常に同じ方向を向
くようになっている。なお、A端チャック32及びB端
チャック33は、旋回アーム30、31の旋回に伴い電
線aの各端部を圧接ヘッド部4に搬送する搬送チャック
として機能する。
【0015】圧接ヘッド部4は、図1、図4及び図5に
示すように、サーボモータ40の駆動によりベルト41
を介してねじ軸42を回転させ、このねじ軸42にボー
ルねじ構造で螺合する昇降杆43の下端に設けた圧接刃
Sを昇降させると共に、昇降杆43の下降に伴いA端チ
ャック32又はB端チャック33を押し下げるものであ
る。この圧接ヘッド部4には、昇降杆43の基準位置か
らの高さを検出するリニアスケール44と、圧接刃Sの
反力を検出するロードセル45とが設けられている。
示すように、サーボモータ40の駆動によりベルト41
を介してねじ軸42を回転させ、このねじ軸42にボー
ルねじ構造で螺合する昇降杆43の下端に設けた圧接刃
Sを昇降させると共に、昇降杆43の下降に伴いA端チ
ャック32又はB端チャック33を押し下げるものであ
る。この圧接ヘッド部4には、昇降杆43の基準位置か
らの高さを検出するリニアスケール44と、圧接刃Sの
反力を検出するロードセル45とが設けられている。
【0016】また、圧接ヘッド部4の下方には、この発
明に係る線癖矯正装置46が設けられている。この線癖
矯正装置46は、A端チャック32又はB端チャック3
3から突出した電線aの端部を掴んで前後に動く線癖矯
正チャック47と、その開閉センサ(図示省略)とを備
えている。
明に係る線癖矯正装置46が設けられている。この線癖
矯正装置46は、A端チャック32又はB端チャック3
3から突出した電線aの端部を掴んで前後に動く線癖矯
正チャック47と、その開閉センサ(図示省略)とを備
えている。
【0017】カバー実装部5は、図1及び図6に示すよ
うに、シリンダ等の駆動により昇降及び前後動するカバ
ー把持チャック50を備えており、このカバー実装部5
には、カバー把持チャック50の基準位置からの高さを
検出するリニアスケール51が設けられている。
うに、シリンダ等の駆動により昇降及び前後動するカバ
ー把持チャック50を備えており、このカバー実装部5
には、カバー把持チャック50の基準位置からの高さを
検出するリニアスケール51が設けられている。
【0018】いま、例えば、上記のようなワイヤーハー
ネス製造装置を使用して図7に示すようなワイヤーハー
ネスを製造するには、上昇位置にある昇降台11b上の
パレットPにワイヤーハーネスのA端及びB端に対応し
た3個のコネクタC及び端子カバーLを並置し、昇降台
11bを下降させ、このパレットPを、キャッリッジ1
2bの走行に伴い、ガイドレール10bを介して下降位
置にある昇降台11aに送り込む。
ネス製造装置を使用して図7に示すようなワイヤーハー
ネスを製造するには、上昇位置にある昇降台11b上の
パレットPにワイヤーハーネスのA端及びB端に対応し
た3個のコネクタC及び端子カバーLを並置し、昇降台
11bを下降させ、このパレットPを、キャッリッジ1
2bの走行に伴い、ガイドレール10bを介して下降位
置にある昇降台11aに送り込む。
【0019】そして、キャッリッジ12bとパレットP
との係合を解除し、昇降台11aを上昇させ、キャッリ
ッジ12aをパレットPに係合させ、その走行に伴いパ
レットPをガイドレール10a上に移動させて、最初に
電線aを圧接するコネクタCの端子Tを圧接ヘッド部4
の圧接刃Sの下方に位置づける。この位置決めは、予め
設定したプログラムにより行われる。
との係合を解除し、昇降台11aを上昇させ、キャッリ
ッジ12aをパレットPに係合させ、その走行に伴いパ
レットPをガイドレール10a上に移動させて、最初に
電線aを圧接するコネクタCの端子Tを圧接ヘッド部4
の圧接刃Sの下方に位置づける。この位置決めは、予め
設定したプログラムにより行われる。
【0020】次に、予めプログラムで設定した最初の電
線aを電線供給部2から少し送り出し、その先端部をA
端チャック32で挟持し〔図3(a)参照〕、電線aを
さらに送り出しつつ、旋回アーム30を旋回させてA端
チャック32を圧接ヘッド部4の前方に位置させる〔図
3(b)参照〕。
線aを電線供給部2から少し送り出し、その先端部をA
端チャック32で挟持し〔図3(a)参照〕、電線aを
さらに送り出しつつ、旋回アーム30を旋回させてA端
チャック32を圧接ヘッド部4の前方に位置させる〔図
3(b)参照〕。
【0021】そして、電線aの送りを止め、図4及び図
5に示すように、A端チャック32から突出した電線a
の先端部を線癖矯正チャック46で挟み、このチャック
46を電線aの被覆表面に沿って引張方向に滑らせなが
ら後退させ、電線aの曲がり癖を直線状態に矯正する。
この矯正により、電線aを確実に圧接刃Sで捉えて押し
下げることができる。
5に示すように、A端チャック32から突出した電線a
の先端部を線癖矯正チャック46で挟み、このチャック
46を電線aの被覆表面に沿って引張方向に滑らせなが
ら後退させ、電線aの曲がり癖を直線状態に矯正する。
この矯正により、電線aを確実に圧接刃Sで捉えて押し
下げることができる。
【0022】また、このとき、線癖矯正チャック46が
電線aを挟んでいるか否かを開閉センサで検出すること
により、圧接に対して電線aの出代が十分か不十分かを
プログラムで判定し、出代が不十分であればワイヤーハ
ーネス製造装置の運転を一時停止して、手動操作等、必
要な対策を講ずる。
電線aを挟んでいるか否かを開閉センサで検出すること
により、圧接に対して電線aの出代が十分か不十分かを
プログラムで判定し、出代が不十分であればワイヤーハ
ーネス製造装置の運転を一時停止して、手動操作等、必
要な対策を講ずる。
【0023】続いて、圧接ヘッド部4の圧接刃SをA端
チャック32と共に下降させ、電線aの先端部を所定の
コネクタCの端子Tの溝に圧入する。この圧入高さは、
サーボモータ40の制御プログラムにより、予め最適値
に設定しておく。そして、この圧入高さをリニアスケー
ル44で計測すると共に、圧入抵抗をロードセル45で
計測し、圧入状態の良否をプログラムで判定する。
チャック32と共に下降させ、電線aの先端部を所定の
コネクタCの端子Tの溝に圧入する。この圧入高さは、
サーボモータ40の制御プログラムにより、予め最適値
に設定しておく。そして、この圧入高さをリニアスケー
ル44で計測すると共に、圧入抵抗をロードセル45で
計測し、圧入状態の良否をプログラムで判定する。
【0024】一方、この圧接と並行して、電線供給部2
の前方で静止している電線aを支持バー23で支持しつ
つ、B端チャック33で把持し、鋏22を前進させて、
B端チャック33の後方で電線aを所要長に切断する
〔図3(b)参照〕。
の前方で静止している電線aを支持バー23で支持しつ
つ、B端チャック33で把持し、鋏22を前進させて、
B端チャック33の後方で電線aを所要長に切断する
〔図3(b)参照〕。
【0025】そして、A端の圧接終了後、旋回アーム3
1を旋回させてB端チャック33を圧接ヘッド部4の前
方に位置させると共に、A端チャック32による電線a
の挟持を解除し、旋回アーム30を旋回アーム31と同
時に逆方向に旋回させ、A端チャック32を電線供給部
2の前方に位置づける〔図3(a)参照〕。また、パレ
ットPをプログラムの設定に従って移動させ、この電線
aを圧接するB端のコネクタCの端子Tを圧接ヘッド部
4の圧接刃Sの下方に位置づける。
1を旋回させてB端チャック33を圧接ヘッド部4の前
方に位置させると共に、A端チャック32による電線a
の挟持を解除し、旋回アーム30を旋回アーム31と同
時に逆方向に旋回させ、A端チャック32を電線供給部
2の前方に位置づける〔図3(a)参照〕。また、パレ
ットPをプログラムの設定に従って移動させ、この電線
aを圧接するB端のコネクタCの端子Tを圧接ヘッド部
4の圧接刃Sの下方に位置づける。
【0026】次に、圧接ヘッド部4の圧接刃SをB端チ
ャック33と共に下降させ、電線aの後端部をB端の所
定のコネクタCの端子Tの溝に圧入する。この圧入高さ
もA端側と同様、サーボモータ40の制御プログラムに
より予め最適値に設定しておき、また、圧入に際し、圧
入高さをリニアスケール44で、圧入抵抗をロードセル
45でそれぞれ計測して、圧入状態の良否をプログラム
で判定する。
ャック33と共に下降させ、電線aの後端部をB端の所
定のコネクタCの端子Tの溝に圧入する。この圧入高さ
もA端側と同様、サーボモータ40の制御プログラムに
より予め最適値に設定しておき、また、圧入に際し、圧
入高さをリニアスケール44で、圧入抵抗をロードセル
45でそれぞれ計測して、圧入状態の良否をプログラム
で判定する。
【0027】B端の圧接中、電線供給部2は、次に圧接
する電線aの送り出し動作を行っており、上述ような圧
接動作を全ての電線aについて繰り返すことにより、図
7に示すような配索が完了する。
する電線aの送り出し動作を行っており、上述ような圧
接動作を全ての電線aについて繰り返すことにより、図
7に示すような配索が完了する。
【0028】その後、パレットPとキャッリッジ12a
との係合を解除し、代わってパレットPにキャッリッジ
12bを係合させ、このパレットPをカバー実装部5の
下方まで移動させる。
との係合を解除し、代わってパレットPにキャッリッジ
12bを係合させ、このパレットPをカバー実装部5の
下方まで移動させる。
【0029】そして、図6に示すように、端子カバーL
をカバー把持チャック50で掴んで持ち上げ、前方へ移
動させて対応するコネクタCに被せる。この動作を各コ
ネクタCについて順次行うと、ワイヤーハーネスが完成
する。
をカバー把持チャック50で掴んで持ち上げ、前方へ移
動させて対応するコネクタCに被せる。この動作を各コ
ネクタCについて順次行うと、ワイヤーハーネスが完成
する。
【0030】ここで、端子カバーLを装着する際、端子
カバーLのコネクタCからの高さをリニアスケール51
で計測し、その値と許容値とをプログラムで比較して、
装着状態の良否を判定する。そして、良品のみを製品と
して出荷する。
カバーLのコネクタCからの高さをリニアスケール51
で計測し、その値と許容値とをプログラムで比較して、
装着状態の良否を判定する。そして、良品のみを製品と
して出荷する。
【0031】なお、電線aの圧入後、端子カバーLの装
着に先立ち、電線aの圧入高さをレーザーセンサにより
計測し、全電線aの圧入高さが許容公差内に収まってい
るコネクタCにのみ端子カバーLを被せるようにする
と、圧接不良の製品の補修に際して、端子カバーLを外
す手間を省くことができる。
着に先立ち、電線aの圧入高さをレーザーセンサにより
計測し、全電線aの圧入高さが許容公差内に収まってい
るコネクタCにのみ端子カバーLを被せるようにする
と、圧接不良の製品の補修に際して、端子カバーLを外
す手間を省くことができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、コネクタの圧接端子に電
線を圧入する際、この発明に係る線癖矯正装置を用いる
と、電線の端部を挟んだ線癖矯正チャックが電線の被覆
表面に沿って引張方向に滑りながら後退し、電線の曲が
り癖を矯正するので、電線を確実に圧接刃で捉えて押し
下げることができ、圧接ミスを防ぐことができる。
線を圧入する際、この発明に係る線癖矯正装置を用いる
と、電線の端部を挟んだ線癖矯正チャックが電線の被覆
表面に沿って引張方向に滑りながら後退し、電線の曲が
り癖を矯正するので、電線を確実に圧接刃で捉えて押し
下げることができ、圧接ミスを防ぐことができる。
【0033】また、上記線癖矯正チャックの後退に伴
い、その開閉状態を開閉センサで監視して圧接に対する
電線の出代の程度を検知し、出代が不十分であれば所要
の対策を講ずることにより、圧接不良の製品の発生を防
ぐことができる。
い、その開閉状態を開閉センサで監視して圧接に対する
電線の出代の程度を検知し、出代が不十分であれば所要
の対策を講ずることにより、圧接不良の製品の発生を防
ぐことができる。
【0034】さらに、ワイヤーハーネスの両端に対応す
る2つの搬送チャックで1つの電線圧接部に電線を搬送
する際、この電線圧接部に位置づけられた各端搬送チャ
ックから突出する電線の端部を上記線癖矯正チャックで
挟むようにすると、1つの線癖矯正装置でワイヤーハー
ネスの両端の圧接改善を行うことができる。
る2つの搬送チャックで1つの電線圧接部に電線を搬送
する際、この電線圧接部に位置づけられた各端搬送チャ
ックから突出する電線の端部を上記線癖矯正チャックで
挟むようにすると、1つの線癖矯正装置でワイヤーハー
ネスの両端の圧接改善を行うことができる。
【図1】この発明の実施形態を示す全体斜視図
【図2】同上の電線供給部の概略斜視図
【図3】(a)同上の電線セット部の一状態を示す平面
図 (b)同上の他の状態を示す平面図
図 (b)同上の他の状態を示す平面図
【図4】同上の圧接ヘッド部の下部右側面図
【図5】同上の線癖矯正チャックの動作を示す概略斜視
図
図
【図6】同上のカバー実装部の動作を示す概略斜視図
【図7】ワイヤーハーネスの一例を示す模式平面図
【図8】コネクタ端子への電線圧接を示す斜視図
【図9】端子カバーを装着したコネクタの斜視図
1 パレット送り部 2 電線供給部 3 電線セット部 4 圧接ヘッド部(電線圧接部) 5 カバー実装部 32 A端チャック(搬送チャック) 33 B端チャック(搬送チャック) 46 線癖矯正装置 47 線癖矯正チャック 50 カバー把持チャック S 圧接刃 C コネクタ L 端子カバー a 電線 P パレット
Claims (3)
- 【請求項1】 コネクタの圧接端子に電線を圧入する
際、電線の端部を線癖矯正チャックで挟み、電線の送り
を止めた状態で、線癖矯正チャックを電線の被覆表面に
沿って引張方向に滑らせながら後退させ、電線の癖を矯
正することを特徴とする電線の圧接における線癖矯正装
置。 - 【請求項2】 上記線癖矯正チャックを後退させたと
き、このチャックが電線端部を挟んでいるか否かをチャ
ックの開閉センサにより検出すると共に、圧接に対して
電線の出代が十分か不十分かを判定することを特徴とす
る請求項1に記載の電線の圧接における線癖矯正装置。 - 【請求項3】 ワイヤーハーネスの両端に対応する2つ
の搬送チャックで1つの電線圧接部に電線を搬送する
際、この電線圧接部に位置づけられた各端搬送チャック
から突出する電線の端部を上記線癖矯正チャックで挟む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電線の圧接に
おける線癖矯正装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10349959A JP2000173367A (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | 電線の圧接における線癖矯正装置 |
US09/391,233 US6227260B1 (en) | 1998-12-09 | 1999-09-07 | Wire curvature correcting device in pressure connection of wire |
EP99118101A EP1009077A3 (en) | 1998-12-09 | 1999-09-10 | Wire curvature correcting device in pressure connection of wire |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10349959A JP2000173367A (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | 電線の圧接における線癖矯正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000173367A true JP2000173367A (ja) | 2000-06-23 |
Family
ID=18407273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10349959A Pending JP2000173367A (ja) | 1998-12-09 | 1998-12-09 | 電線の圧接における線癖矯正装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6227260B1 (ja) |
EP (1) | EP1009077A3 (ja) |
JP (1) | JP2000173367A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2006008679A2 (en) | 2004-07-13 | 2006-01-26 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Electronic device comprising an integrated circuit |
CN110364905B (zh) * | 2019-08-06 | 2020-12-08 | 安徽九工电子设备有限公司 | 一种具有剥皮分线功能的端子机及其工作方法 |
CN112260030B (zh) * | 2020-11-11 | 2021-11-26 | 深圳市富泽通电子科技有限公司 | 一种气动式电线端子压线机 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US3948298A (en) * | 1975-03-26 | 1976-04-06 | Illinois Tool Works Inc. | Automatic lead straightening of axial leaded components |
US4367584A (en) * | 1980-09-15 | 1983-01-11 | Universal Instruments Corporation | Method and apparatus for straightening leads and verifying the orientation and functionality of components |
US4653159A (en) * | 1984-11-13 | 1987-03-31 | Westinghouse Electric Corp. | Flexible automated manufacturing system |
US5611141A (en) | 1993-12-07 | 1997-03-18 | Yazaki Corporation | Apparatus and method for wire crimping |
JP3338979B2 (ja) | 1996-11-22 | 2002-10-28 | モレックス インコーポレーテッド | ハーネス製造用の電線圧接装置 |
-
1998
- 1998-12-09 JP JP10349959A patent/JP2000173367A/ja active Pending
-
1999
- 1999-09-07 US US09/391,233 patent/US6227260B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-09-10 EP EP99118101A patent/EP1009077A3/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6227260B1 (en) | 2001-05-08 |
EP1009077A3 (en) | 2000-09-06 |
EP1009077A2 (en) | 2000-06-14 |
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