JP2000173057A - 光学的情報記録装置 - Google Patents

光学的情報記録装置

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JP2000173057A
JP2000173057A JP10343396A JP34339698A JP2000173057A JP 2000173057 A JP2000173057 A JP 2000173057A JP 10343396 A JP10343396 A JP 10343396A JP 34339698 A JP34339698 A JP 34339698A JP 2000173057 A JP2000173057 A JP 2000173057A
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Hiroto Kitai
博人 北井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報ピットを所望の位置に作成し、情報再生
の性能を改善し信頼性の高い光学的情報記録再生装置を
提供する。 【解決手段】 レーザダイオードの光出力を検出する検
出手段と、レーザダイオードを記録パワーで駆動する第
1の駆動回路と、レーザダイオードを再生パワーで駆動
する第2の駆動回路と、検出手段の出力に基づいてレー
ザダイオードの光出力を所定の記録パワー、再生パワー
に制御する手段と、記録信号に応じてレーザダイオード
を駆動する駆動回路を切り替える切り替え手段とを備
え、光スポットが情報ピットを形成すべき位置にあると
きにはレーザダイオードを第1の駆動回路で駆動し、光
スポットが形成された情報ピットと次に形成すべき情報
ピットとの間にあるときには第2の駆動回路で駆動しよ
うとしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体に情
報を光学的に記録する光学的情報記録装置に関し、特
に、自動パワー制御回路を備える光学的情報記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的に情報を記録、あるいは記
録情報を再生する記録媒体としてはディスク状、カード
状、テープ状のもの等が知られている。これらの情報記
録媒体の中には、記録と再生とが可能なもの、再生のみ
可能なものがある。情報の記録が可能な記録媒体へ情報
を記録する場合には、記録情報に従って変調された微小
スポット状の光ビームを情報トラック上に走査すること
により、光学的に検出可能な情報ピット列として情報が
記録される。
【0003】また、記録媒体から情報を再生する場合
は、記録媒体に記録が行われない程度の一定パワーの光
スポットで情報トラックの情報ピット列を走査して記録
媒体からの反射光又は透過光を検出し、得られた検出信
号をもとに記録情報が再生される。このような記録媒体
への情報の記録や再生に用いられる光ヘッドは、記録媒
体に対しその情報トラック方向及び情報トラックを横切
る方向に相対的に移動できるように構成され、この両方
向への相対移動により光スポットを所望の情報トラック
にアクセスしてその情報トラックへの走査が行われる。
【0004】光ヘッドには光ビームを絞り込むための絞
り込用レンズが設けられ、このレンズには一般に対物レ
ンズが用いられている。対物レンズは、その光軸方向
(フォーカス方向)及び記録媒体の情報トラックに直交
する方向(トラッキング方向)に光ヘッド本体について
夫々の方向に独立して移動できるように保持されてい
る。対物レンズの保持は、弾性部材などを介して行わ
れ、対物レンズのフォーカス方向、トラッキング方向の
移動は、磁気的相互作用を利用したアクチュエータによ
って駆動するのが一般的である。
【0005】光学的情報記録再生装置ではレーザダイオ
ードなどの光源から照射されるビームによって、情報の
記録、記録情報の再生をする。レーザダイオードは、一
般に温度上昇に伴って光出力が低下するという特性を有
する。このため光学的記録再生装置には、温度変化が生
じても情報再生モード用の光出力Pr,情報記録モード
用の光出力Pwを得るために、レーザダイオード駆動制
御系にはオートパワーコントロール(Auto Power Contr
ol:APC)回路が設けられている。
【0006】なお、一般に光出力はPr<Pwの関係に
あり、例えばPr=2mW,Pw=30mWと定められ
る。
【0007】このような光学的情報記録再生装置で光カ
ードなどに情報の記録を行う場合には、先ず光カードに
あらかじめ記録されているアドレスの中から指定された
アドレスを検索する。指定されたアドレスが検出される
と、記録モードに切り換えられて、そのアドレスのデー
タエリアに所望の情報を記録する。記録モード時(記録
領域間)では、光スポットが情報ピットを形成すべき位
置にあるときには光出力をPrからPwに上昇させる。
そして、光スポットが、形成された情報ピットと次に情
報ピットを形成すべき位置との間にあるときには、光出
力をPwからPrに下降させる。
【0008】つぎに、上記のようにレーザダイオードの
光出力を制御するレーザダイオードLD駆動制御系につ
いて図17を用いて説明する。図中、1は変調回路であ
り、記録データを記録に適した記録信号に変調する回路
である。記録信号はFETなどにより構成されたスイッ
チ素子SW2に供給され、記録信号に応じて情報記録モ
ード時には、スイッチSW2は端子Xに、情報再生モー
ド時にはスイッチ素子SW2は端子Yに切り換えられ
る。
【0009】また、レーザダイオード5は、レーザダイ
オードLDとモニタ用光検出器PDとが組み合わされて
おり、レーザダイオードLDのバック出力光Pbは、モ
ニタ用光検出器PDにて検出される。モニタ用光検出器
のバック出力光電流Ibは、電流電圧変換器(I/V)
6にて電圧信号Vbに変換され、ローパスフィルタ(L
PF)7を経てモニタ電圧Vbfとしてオペアンプ3に
反転入力端子から入力される。
【0010】オペアンプ3の非反転入力端子は、スイッ
チSW2を経由して基準電圧VwとVrとに接続されて
いて、スイッチSW2を端子Xに切り換えた時は、オペ
アンプ3の非反転入力端子に基準電圧Vwが入力され
る。このとき、オペアンプ3の出力は電圧電流変換器
(V/I)4に送られ、Vb=Vwとなるような電流で
レーザダイオードを駆動し出力Pwを得る。
【0011】一方、スイッチSW2を端子Yに切り換え
た時は、オペアンプ3の非反転入力端子に基準電圧Vr
が入力され、Vbf=Vrとなるような電流でレーザダ
イオードLDが駆動され出力Prを得る。ここでは、V
r<Vw,Pr<Pwである。モニタ用光検出器PDに
よって得られる電流信号をフィードバックしてレーザダ
イオードLDの温度特性を補償する回路をAPC回路と
称する。
【0012】また、レーザダイオードLDのフロント出
力光Pfは、光カードなどの情報記録媒体上(図示せ
ず)に照射され、その反射光は光検出器231で検出さ
れ、記録/再生ゲイン切換回路265に出力される。記
録/再生ゲイン切換回路265は、レーザダイオードL
Dの変調によるサーボエラー信号の変動を一定に保持す
るための回路である。
【0013】図18は記録信号WDとレーザダイオード
LDの光出力Pとの関係を示した信号図である。記録信
号WDは、記録情報に対応して変調された信号である。
また、図中のA点は、記録信号WDをLレベルからHレ
ベルに切り換えた点を示しており、B点はHレベルから
Lレベルに切り換えた点を示している。
【0014】ここで、A点までは、前述したスイッチS
W2を端子Yに切り替えており、APC回路によってモ
ニタ電圧Vbfと基準電圧Vrとが等しくなる。このと
きにレーザダイオードLDから出力される光出力Pは、
基準電圧Vrに対応して出力される。
【0015】つぎに、A点でスイッチSW2を端子Xに
切り替えたときは、APC回路によってモニタ電圧Vb
fと基準電圧Vwとが等しくなる。このときにレーザダ
イオードLDから出力される光出力Pは、基準電圧Vw
に対応して出力される。なお、A点からB点までが、情
報ピットを形成すべき位置である。
【0016】つぎに、レーザダイオードLDの電流に対
する光出力特性を図19に示す。レーザダイオードの温
度特性は外気の温度変化などに伴って変化する。図19
に示すように、矢印Aに対応した電流軸方向に平行移動
する。APC回路は、上記のようにレーザダイオードL
Dに内蔵されているモニタ用光検出器PDに流れる電流
をフィードバックさせ、レーザダイオードLDの光出力
が所定の大きさとなるようにしている。
【0017】これは、主として、温度変化によるレーザ
ダイオードの電流変化を制御しているので、APC回路
のローパスフィルタやオペアンプの時定数を比較的大き
くして応答特性を緩やかなものにしているものである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、情報を光カ
ードなどに記録する時に、情報ピットを正常に形成する
ためには、光スポットが所望の位置にあるときには、で
きるだけ速く光出力を所定値まで上昇させ、光スポット
が形成した情報ピットと次に情報ピットを形成すべき位
置との間にあるときに、できるだけ速く光出力を所定値
まで下降させる必要がある。
【0019】しかし、従来技術として説明した光学的記
録再生装置内のレーザダイオードLDの光出力は、図1
8に示すように、A点において目標パワーであるPwに
到達するまでに時間を要していた。又、B点においては
光出力が目標パワーであるPrに到達するまでに時間を
要していた。すなわち、従来のAPC回路に用いていた
ローパスフィルタやオペアンプは前述したように時定数
が比較的大きいので、光パワー切り換えが指示されてか
ら、光出力が所定値になるまで時間を要していた。
【0020】また、APC回路のフィードバック系に
は、上述した外気の温度変化による外乱による影響があ
る。このため、光カードに情報ピットを正常に形成する
ことができず、その結果として情報再生の性能が低下す
る、もしくは再生不可能になってしまうという問題点が
あった。
【0021】そこで、本発明はレーザダイオードの光出
力の出力量の応答の優れた光学的情報記録装置を提供す
ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すべく
本発明は、レーザダイオードから照射された光ビームを
微少光スポットに集光し、かつ、この光スポットを記録
信号に応じて変調し、変調された光スポットを記録媒体
に走査することにより情報を記録する光学的情報記録装
置において、前記レーザダイオードの光出力を検出する
検出手段と、前記レーザダイオードを記録パワーで駆動
する第1の駆動回路と、前記レーザダイオードを再生パ
ワーで駆動する第2の駆動回路と、前記検出手段の出力
に基づいて前記レーザダイオードの光出力を所定の記録
パワー、再生パワーに制御する手段と、前記記録信号に
応じて前記レーザダイオードを駆動する駆動回路を切り
替える切り替え手段とを備え、光スポットが情報ピット
を形成すべき位置にあるときには前記レーザダイオード
を第1の駆動回路で駆動し、光スポットが形成された情
報ピットと次に形成すべき情報ピットとの間にあるとき
には前記第2の駆動回路で駆動しようとしている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0024】[実施形態1] [光学系及び装置概要の説明]本実施形態の光学的情報
記録再生装置について図1を用いて説明する。図1は本
実施形態の光学的情報記録再生装置の構成図である。情
報記録媒体には、光カードを用いる。
【0025】図1において、5はレーザダイオードなど
の光源であり、ここではトラックに垂直の方向に偏光し
ている830nm波長のレーザ光を射出するものであ
る。223はコリメータレンズ、250は光束を分割す
るための2次元に格子が配置された回折格子、226は
偏光ビームスプリッタである。また、227は1/4波
長板、228は対物レンズ、229は球面レンズ、23
0はシリンドリカルレンズ、231は光検出器である。
レーザダイオード5は、後述するように、レーザダイオ
ードLDとモニタ用光検出器PDとから構成している。
【0026】光検出器231は、後述する4つの受光素
子231a〜231g及び4つの分割された1つの4分
割受光素子231dから構成されている(図5)。以上
の各光学素子は光ヘッドとして一体化され、光カード4
01の所望の情報トラックにアクセスできるように構成
されている。261はレーザドライバ(以下、LDドラ
イバと称する)、262はMPUである。
【0027】光カード401に情報を記録する場合に
は、MPU262からの記録命令に従い、LDドライバ
261によって記録レベルの電流がレーザダイオードL
Dに出力される。また、記録情報を再生する場合は、M
PU262からの再生命令に従いLDドライバ261に
よって再生レベルの電流がレーザダイオードLDに出力
される。
【0028】こうしてレーザダイオードLDが駆動さ
れ、レーザダイオードLDから発せられた光ビームは、
発散光束となってコリメータレンズ223に入射する。
そして、コリメータレンズ223により平行化された
後、2次元回折格子250に入射し、回折格子250に
よって有効な7つの光ビーム(0次回折光及び3方向の
1次回折光)に分割される。
【0029】この分割された7つの光束は偏光ビームス
プリッタ226にP偏光光束として入射すると共に、こ
れを透過して1/4波長板227に入射し、1/4波長
板227を透過する際に円偏光に変換される。円偏光に
変換された7つの光束は対物レンズ228で微小光スポ
ットに絞られ、光カード401上に集束される。
【0030】こうして光カード401上に光スポットが
照射され、その一部は光カード面で反射して対物レンズ
228に入射する。この反射光は再び対物レンズ228
を通って平行光束となり、更に1/4波長板227を透
過することにより入射時とは偏光方向が90°回転した
光ビームに変換される。そして、偏光ビームスプリッタ
226に偏光ビームとして入射し、その特性によって検
出光学系側に反射され、レーザダイオード5からの入射
光束と分離される。
【0031】検出光学系は球面レンズ229、シリンド
リカルレンズ230、光検出器231から構成され、球
面レンズ229とシリンドリカルレンズ230との組み
合わせにより非点収差法によるAF制御が行われる。ま
た、光カード401から反射された7つの光束は複数の
受光素子から構成された光検出器231で検出される。
【0032】光検出器231の複数の受光素子の各受光
信号は記録/再生ゲイン切換回路265に送られる。記
録/再生ゲイン切換回路265は記録用光スポットの変
調、即ち記録パワーと再生パワーの変化によって生じる
各受光素子の信号レベルの変動を補正し、略一定の信号
レベルに保持するための回路である。つまり、MPU2
62から出力される記録/再生ゲイン切り換え信号に応
じて信号を増幅するゲインを切り換え、各受光素子の信
号をそれぞれ一定の信号レベルに保つようにするもので
ある。
【0033】記録/再生ゲイン切換回路265の出力信
号は、加算及び減算回路263、減算回路264、選択
スイッチ266、MPU262へ送られる。加算及び減
算回路263では、AF制御信号(フォーカスエラー信
号)、及び情報再生信号RFが、減算回路264ではA
T制御信号(トラッキングエラー信号)がそれぞれ生成
され、MPU262へ送られる。
【0034】選択スイッチ266では後述するようにM
PU262からの移動方向信号(光スポットの走査方向
を示す信号)に応じてベリファイ用信号が選択される。
MPU262においては、AF制御信号、AT制御信号
に基づいて図示しないフォーカスアクチュエータ及びト
ラッキングアクチュエータを駆動し、対物レンズ228
をフォーカス方向、トラッキング方向に変位させること
で、フォーカス制御とトラッキング制御とを行う。
【0035】また、情報再生時においては、MPU26
2では情報再生信号RFおよびRFR,RFLにそれぞ
れ所定の信号処理を施して再生データを生成する。更に
情報の記録時においては、選択スイッチ266で選択さ
れたベリファイ用信号DVを2値化し、これと記録信号
を比較して記録と同時のベリファイ、即ちダイレクトベ
リファイを行う。
【0036】[情報記録、情報再生の動作の説明]つづ
いて、情報の記録、情報再生について図1を用いて説明
する。MPU262によってLDドライバ261の記録
/再生ゲイン切り換えを行い、記録信号WDに応じてレ
ーザダイオードLDの光出力のレベルの切り換えを行
う。記録信号WDがHレベルに切り換わると、記録/再
生ゲイン切り換えを記録側に切り替えて情報記録を行
う。また、記録信号WDがLレベルに切り換えると、記
録/再生ゲイン切り換えを再生側にして記録情報の再生
を行う。
【0037】光カード401に情報を記録する場合に
は、MPU262によってLDドライバ261から出力
する記録信号WDをHレベルに切り換え、LDドライバ
261から電流IwをレーザダイオードLDへ出力す
る。レーザダイオードLDは、入力される電流Iwに応
じた記録光パワーPwを発光し、光学系を介して7つの
光スポットに分割し、それらを光カード401に照射す
る。
【0038】そして、光カード401から反射した7つ
の反射光を光検出器231の各受光素子により検出し、
受光信号を記録/再生ゲイン切換回路265の各ゲイン
切換回路へ出力する。この時、ゲイン切換回路ではアナ
ログスイッチ704がONとなるので、帰還抵抗Rrと
帰還抵抗Rwとが並列接続される。
【0039】従って、ゲイン切換回路のゲインGwは帰
還抵抗Rrと帰還抵抗Rwとの並列抵抗となる。すなわ
ちゲインGwは、 Gw=(Rr//Rw)<Gr となる。
【0040】また、この時のゲイン切換回路の出力Vw
は受光素子の光電流をPIwとすると、 Vw=PIw×(Rr//Rw) となる。
【0041】そこで、ゲイン切換回路の出力電圧は、再
生時の出力電圧をVrとすると、 Vr=Vw となるように光パワーの比率とゲイン切換回路のゲイン
が設定されている。情報記録時は、ゲインGwで各信号
を増幅して出力する。そして、増幅後の信号によってA
T制御,AF制御を行っている。
【0042】一方、光カードに記録された情報を再生す
る場合には、MPU262によってLDドライバ261
から出力する記録信号WDをLレベルに切り換え、LD
ドライバ261から電流IrをレーザダイオードLDへ
出力する。レーザダイオードLDは、入力される電流I
rに応じた再生光パワーPrを発光し、光学系を介して
7つの光スポットに分割し、それらを光カード401に
照射する。
【0043】そして、光カード401から反射した7つ
の反射光を光検出器231の各受光素子により検出し、
受光信号を記録/再生ゲイン切換回路265の各ゲイン
切換回路へ出力する。この時、記録信号WDはLレベル
に設定されているので、ゲイン切換回路のゲインをGr
とすると、Grは帰還抵抗Rrのみによって定まる。
【0044】したがって、ゲイン切換回路のゲインGr
は、 Gr=Rr となる。この時のゲイン切換回路の出力Vrは受光素子
の光電流をPIrとすると、 Vr=PIr×Rr となる。そして、ゲインGrで各信号が増幅されて出力
され、AT/AF制御および情報の再生を行う。
【0045】上記のように、ゲイン切り換えにより出力
信号を補正して、光出力に変化があっても一定の光出力
の場合に検知したものと同様の信号を得ることができる
ようにしている。
【0046】[光カードと光ビームスポットとの説明]
次に、光カードと光ビームスポットとの関係について図
2〜図4を用いて説明する。図2に追記型光カードの模
式的平面図を示しており、光カード401の情報記録面
には、多数本の情報トラック402がL−F方向に平行
に配列されている。また、光カード401の情報記録面
には情報トラック402へのアクセスの基準位置となる
ホームポジション403が設けられている。情報トラッ
ク402はホームポジション403に近い方から順に、
402−1,402−2,402−3・・・というように
配列されている。
【0047】また、図3は光カードと各回折光の部分拡
大図であり、各情報トラック402に隣接してトラッキ
ングトラックが504−1,504−2,504−3・・
・というように配列されている。これらのトラッキング
トラックは、情報記録再生時の光スポット走査の際に光
スポットが目的の情報トラックから逸脱しないように制
御するオートトラッキングのためのガイドとして用いら
れる。
【0048】さらに、図4は回折格子250の概略図で
ある。2次元回折格子250によって7つの回折光が得
られるが、これらの回折光は、図3に示したスポットS
1〜S7に対応する。
【0049】AT制御は、光ヘッドにおいて光スポット
の情報トラックからのずれ(AT誤差)を検出し、この
検出情報をトラッキングアクチュエータに負帰還させる
サーボ制御回路によって行う。つまり、光ヘッド本体に
対して対物レンズをトラッキング方向(D方向)に移動
させることで、光スポットが目的の情報トラックから逸
脱しないように制御する。
【0050】また、情報の記録時、情報再生時におい
て、光スポットを情報トラック上に走査する際、光ビー
ムを光カード面上に適当な大きさのスポット状とする
(合焦)ために、対物レンズに対するオートフォーカス
制御が行われる。AF制御は、光ヘッドにおいて光スポ
ットの合焦状態からのずれ(AF誤差)を検出し、この
検出信号をフォーカスアクチュエータに負帰還し、光ヘ
ッド本体に対して対物レンズをフォーカス方向に移動さ
せることで、光スポットが光カード面(記録層)上に合
焦するように制御する。
【0051】また、光カード401上におけるスポット
位置は、光スポットS1とS5は隣接するトラッキング
トラック上に、スポットS2,S3及びS4はトラッキ
ングトラック間の情報トラック402−2上に、スポッ
トS6は情報トラック402−2と隣接する情報トラッ
ク402−1上に、スポットS7は情報トラック402
−2と隣接する情報トラック402−3上に位置してい
る。また、ベリファイ用の光スポットS2とS4は光ス
ポットS3の前後に位置している。
【0052】ここで、光スポットS1〜S7は、光カー
ドの情報トラック上に照射されたものであり、回折格子
250によって得られる7つの回折光である。これらの
うち、トラッキングトラック504−2,504−3に
一部がかかった光スポットS1、S5を使用してAT制
御が行われる。
【0053】また、光スポットS3を使用してAF制
御、記録時の情報ピットの作成及び再生時の情報ピット
の読み出しが行われ、更に光スポットS2、S4で記録
直後のベリファイが行われ、光スポットS6、S7で再
生時の情報ピットの読み出しが行われる。
【0054】なお、図3中505−1,505−2は光
スポットS3で記録された情報ピットであり、情報ピッ
ト505−1は光スポットをL方向へ、情報ピット50
5−2は光スポットをF方向へ走査して記録を行ったも
のである。
【0055】つぎに、7つの光スポットを形成する回折
格子250について図4を用いて説明する。図4は回折
格子250の概略図である。また、上述したように、2
次元回折格子250によって7つの回折光が得られる
が、これらの回折光は、上記の図3に示したスポットS
1〜S7に対応する。
【0056】図4において、250aはスポットS1お
よびS5となるAT制御用光束を生成するためのAT用
回折格子形成部、250bはスポットS2、S4となる
ダイレクトベリファイ用光束を生成するDV用回折格子
形成部、250cはスポットS6、S7となる情報再生
用光束を生成するRFR,RFL用回折格子形成部、3
01は入射光束である。
【0057】ところで、回折光の回折角θnは格子ピッ
チd、入射光束の波長λから θn=n・λ/d (但し、nは次数である) で決まる。そして、回折方向は入射光束に対する格子の
傾きδによって決まり、その方向は格子に対して略垂直
方向となる。回折光束および0次光束は、対物レンズな
どを介して、光カード上に光スポットS1〜S7として
照射される。
【0058】また、各スポットの光パワー比は、記録光
発光時記録用スポットS3(0次回折光)が記録ピット
を生成する記録光パワー、スポットS3以外の光パワー
は記録ピットが生成されない光パワーとなるように決め
られている。この各スポットの光パワー比は各回折格子
の回折効率を設定することにより決めることができる。
即ち、光スポットS3の光パワーは、各回折格子の0次
光の総和であり、またその他のスポットの光パワーは、
そのスポットを生成する回折格子の回折効率により設定
される。
【0059】[信号処理系の説明]つぎに、光検出器2
31で得られた検出信号を処理する信号処理系について
図5〜図7を用いて説明する。図5は光学的情報記録再
生装置の信号処理回路を示した回路図である。図6は再
生/記録ゲイン切換回路265b〜265fの具体的な
回路構成を示した図であり、図7はRFR,RFL用ゲ
イン回路265a、265gの具体的な回路構成を示し
た図である。
【0060】図5において光検出器231は、光スポッ
トからの反射光を受光する受光素子231a〜231g
と4分割の受光素子231dとから構成されている。各
受光素子の受光面上の光スポットは図5に示した情報ト
ラックに照射された光スポットの反射光を示している。
AT制御用の光スポットS1,S5の反射光は、受光素
子231c,231eで受光され、AF制御用、記録
用、再生用の光スポットS3の反射光は4分割受光素子
231dで受光される。
【0061】さらに、ベリファイ用の光スポットS2,
S4の反射光は受光素子231b,231fで受光され
る。また、RFR,RFL用の光スポットS6,S7の
反射光は受光素子231a,231gで受光される。
【0062】光検出器231の受光素子の出力信号は記
録/再生ゲイン切換回路265の各ゲイン切換回路に入
力される。また、受光素子231dの4つの受光素子片
の各出力信号はゲイン切換回路265d1〜265d4
にそれぞれ入力される。
【0063】ゲイン切換回路265b〜265fは信号
を増幅するゲインをレーザダイオード5の記録パワーと
再生パワーとに応じて切り換えるものであり、各受光素
子231b〜231fの出力信号は各ゲイン切換回路の
ゲイン切り換え動作によってそれぞれ一定の信号レベル
に保持される。ゲイン回路265a、265gは再生時
のみ、その信号を使用し記録時には使用しないためゲイ
ン切り換えは不要で、再生パワーに対応したゲインのみ
となる。
【0064】つぎに、ゲイン切換回路265b〜265
fの具体的な回路構成について説明する。なお、出力電
圧/入力電流(即ち帰還抵抗)をゲインとして表現す
る。図6において、オペアンプ701の反転入力端子と
出力端子との間には、帰還抵抗Rrと帰還抵抗Rwとを
並列に接続する。帰還抵抗Rwにはアナログスイッチ7
04を接続する。ここで、帰還抵抗Rrは再生モード時
のゲインを決める抵抗であり、帰還抵抗Rwは記録モー
ド時にゲインを決める抵抗である。
【0065】記録/再生ゲイン切り換え信号には、記録
する情報ピットに対応してHレベル/Lレベルを切り換
える記録信号WDを用いている。記録/再生ゲイン切り
換え信号がHレベルになるとアナログスイッチ704が
ONとなって帰還抵抗Rrと帰還抵抗Rwの並列抵抗が
記録時のゲインとなる。帰還抵抗Rrは再生時の受光素
子信号でオペアンプ出力が飽和しないゲインに決められ
る。
【0066】また記録時のゲイン、即ち帰還抵抗Rrと
帰還抵抗Rwとの並列抵抗は、記録時の受光素子の信号
でオペアンプ出力が、再生時と同じ出力となるゲインに
決められる。たとえば、再生光と記録光の比が1:10
0の場合、再生時のゲインと記録時のゲインは100:
1に設定される。
【0067】つぎに、RFR,RFL用ゲイン回路26
5a,265gの具体的な回路構成について説明する。
図7に示すように、オペアンプ901の非反転入力端子
と出力端子との間に再生時の受光素子信号でオペアンプ
出力が飽和しないゲインを決める帰還抵抗Rfを接続し
ている。
【0068】ゲイン切換回路265cと265eとの出
力信号は、減算回路264に出力され、減算回路264
でその差を検出することでAT制御信号が生成される。
また、ゲイン切換回路265d1−265d4は4分割
受光素子231dの4つの受光素子片に対応するもので
あるが、受光素子231dの対角方向同志の受光素子片
に対応するゲイン切換回路265d1と265d3の出
力信号、及びゲイン切換回路265d2と265d4の
出力信号はそれぞれ加算回路601と602で加算され
る。加算回路601と602の出力信号は減算回路60
3で差が検出され、AF制御信号として出力される。
【0069】また、加算回路601、602の出力信号
は加算回路604で加算され、4分割受光素子231d
の総和信号が作成される。この4分割受光素子の総和信
号が情報再生信号RFとして出力される。加算回路60
1,602及び減算回路603、加算回路604は図7
の加算回路263及び減算回路264にそれぞれ対応し
ている。
【0070】さらに、図5において、ゲイン切換回路2
65bと265fの出力信号は選択スイッチ266に出
力され、MPU262からの移動方向信号に応じていず
れか一方のDV(ダイレクトベリファイ)信号が選択出
力される。具体的に説明すると、光スポットの走査方向
が図2のF方向であれば選択スイッチ266はF側に接
続され、受光素子231f側の信号がベリファイ用信号
としてMPU262に出力される。
【0071】一方、光スポットの走査方向がL方向であ
れば選択スイッチ266はL側に接続され、受光素子2
31b側の信号がベリファイ用信号としてMPU262
に出力される。つまり、記録用光スポットS3の両側に
ベリファイ用光スポットS2,S4を照射しているの
で、光カード401の往路と復路で光スポットの走査方
向が変わった場合に、それに対応して記録用光スポット
の後に走査する光スポットで再生したベリファイ用信号
を選択するというものである。MPU262では選択さ
れたベリファイ用信号を用いて記録と同時のベリファイ
を行う。
【0072】[レーザダイオード(LD)駆動制御系の
説明]次に、レーザダイオードLD駆動制御系について
図8を用いて説明をする。図8はレーザダイオードLD
駆動制御系の構成図である。図中、1は変調回路であ
り、記録データを記録に適した信号に変調し、記録信号
を生成する。記録信号はFETなどのスイッチ素子SW
8に供給され記録信号が情報記録モード時には、スイッ
チSW8は端子Xに切り換えられ、情報再生モード時に
は端子Yに切り換えられる。
【0073】また、レーザダイオード5は、レーザダイ
オードLDとモニタ用光検出器PDとが組み合わされて
おり、レーザダイオードLDのバック出力光Pbは、モ
ニタ用光検出器PDにて検出される。モニタ用光検出器
のバック出力光電流Ibは、電流電圧変換器(I/V)
6にて電圧信号Vbに変換され、ローパスフィルタ(L
PF)7を経てモニタ電圧Vbfとしてオペアンプ11
に反転入力端子から入力される。
【0074】オペアンプ9の非反転入力端子は、情報記
録時の基準電圧であるVwを出力する定電圧源と接続さ
れており、オペアンプ9の出力端子は電圧電流変換器
(V/I)10と接続している。また、オペアンプ9と
電圧電流変換器10とで記録モード時のAPC回路とし
て駆動する第1レーザ駆動回路13を構成している。
【0075】オペアンプ11の非反転入力端子は、情報
再生時の基準電圧であるVrを出力する定電圧源と接続
しており、オペアンプ11の出力端子は電圧電流変換器
(V/I)12と接続している。また、オペアンプ11
と電圧電流変換器12とで再生モード時のAPC回路と
して駆動する第2レーザ駆動回路14を形成している。
なお、光ヘッド走査の加減速領域や停止時を含めて情報
ピット再生時と称する。
【0076】また、スイッチ素子SW8は、変調回路1
から出力される記録信号WDによって切り換えられる。
情報記録モード時には、スイッチSW8を端子Xに切り
換え、記録パワーの目標値であるPwに対応するレーザ
ダイオード5の駆動電流Iwを流し光出力Pwを得る。
一方、情報再生モード時には、スイッチ素子SW8を端
子Yに切り換え、再生パワーの目標値であるPrに対応
するレーザダイオード5の駆動電流Irを流し、光出力
Prを得る。
【0077】なお、光カードなどの情報記録媒体は、記
録モード、再生モードの各モードにおいて各々の所定の
光出力が決められており、一般にPr<Pwの関係にあ
る。
【0078】さらに、レーザダイオードLDのフロント
出力光Pfは、光カードなどの情報記録媒体上(図示せ
ず)に照射され、その反射光は光検出器231に入射さ
れ、記録/再生ゲイン切換回路265に出力される。記
録/再生ゲイン切換回路265は、前述にように各受光
素子に信号レベルを一定に保持するための回路である。
【0079】上記のように、本実施形態の光学的記録再
生装置のレーザダイオードLD駆動制御系は、第1レー
ザ駆動回路13と第2レーザ駆動回路14とを設けてい
る。そして、第1レーザ駆動回路13に入力されるモニ
タ電圧は、ローパスフィルタ7を介さず、電流電圧変換
器6を介しただけのモニタ電圧Vbが入力される。な
お、電流電圧変換器6の時定数を小さくすることによっ
て、第1レーザ駆動回路13に入力される電圧はフィル
タを介さなくてもよい。
【0080】次に、上記のレーザダイオードLD駆動制
御系を用いて、記録信号WDとレーザダイオードLDの
光出力Pの関係について図9を用いて説明する。
【0081】図9においてA点までは、記録信号WDが
Lレベルであるので切換スイッチSW8を端子Yに切り
換える。このとき、第2レーザ駆動回路14から出力さ
れる出力電流が再生パワーPrとなるようにレーザダイ
オードLDを駆動する。バック出力光電流Ibを電流電
圧変換器6によって電流電圧変換した電圧Vbの目標電
圧はVrであり、レーザダイオードLDは目標電圧のV
rに対応した光出力Prを出力する。
【0082】つぎに、A点からB点までは、記録信号W
DがHレベルに切り換えられるので、切換スイッチSW
8を端子Xに切り換える。このとき、第1レーザ駆動回
路13から出力される出力電流が記録パワーPwとなる
ようにレーザダイオードLDを駆動する。バック出力光
電流Ibを電流電圧変換器6によって電流電圧変換した
電圧Vbの目標電圧はVwであり、レーザダイオードL
Dは目標電圧のVwに対応した光出力Pwを出力する。
なお、A点からB点までで情報ピットを形成する。
【0083】つづいて、B点からは、記録信号WDが再
びLレベルに切り換えられるので、切換スイッチSW8
を端子Yに切り換える。このとき、第2レーザ駆動回路
14から出力される出力電流が再生パワーPrとなるよ
うにレーザダイオードLDを駆動する。バック出力光電
流Ibを電流電圧変換器6によって電流電圧変換した電
圧Vbの目標電圧はVrであり、レーザダイオードLD
は目標電圧のVrに対応した光出力Prを出力する。
【0084】上記のように、本実施形態の光学的記録再
生装置のレーザダイオードLD駆動制御系においては、
図9で示したA点で光出力はPrからPwに直ちに立ち
上がっている。これはレーザダイオードLDを駆動する
ための回路を第1のレーザ駆動回路13と第2のレーザ
駆動回路14とに独立して設け、記録モード時には、モ
ニタ電圧はローパスフィルタ7を経由せずに第1のレー
ザ駆動回路13に入力するため、モニタ電圧Vbは基準
電圧Vwと同様の電圧値に速く近づき、レーザダイオー
ド5の光出力の応答が速くなっているのである。
【0085】[実施形態2]実施形態1では、レーザダ
イオード5が記録パワーで発光している期間及び再生パ
ワーで発光している期間(情報ピット間も含む)の両方
でAPC制御を行う場合について説明したが、本実施形
態では、あらかじめオペアンプ11’の出力電圧を試射
時に検知してメモリに記憶する。
【0086】レーザダイオード5が記録領域のうち情報
ピット間を移動するときに検知し、記憶した電圧値を電
圧電流変換器(V/I)12により変換した値をレーザ
ダイオードLDに出力している。なお、オペアンプ1
1’は実施形態1で用いたオペアンプ11に比し、周波
数特性が低いものを用いている。
【0087】図10は本実施形態の光学的情報記録再生
装置のレーザダイオードLD駆動制御系の構成図であ
る。図中、14’は第2のレーザ駆動回路であり、オペ
アンプ11’、電圧電流変換器12、メモリ16、スイ
ッチSW17を備える。メモリ16はオペアンプ11’
の出力端子に接続され、MPU262から出力される記
憶指令信号Mの立ち上がりでオペアンプ11’の出力電
圧を記憶する。
【0088】また、スイッチSW17はオペアンプ1
1’の出力とメモリ16の出力とを切り換えるものであ
り、切り換え先の信号の出力は電圧電流変換器(V/
I)12に入力され、スイッチSW8を介してレーザダ
イオード5に駆動電流として入力される。
【0089】なお、メモリ16には、図示しないA/D
変換器と、D/A変換器が内蔵されており、記憶時には
メモリに入力するためにアナログ値からディジタル値に
変換し、読み出し時にはディジタル値からアナログ値に
変換する。また、他の構成は実施形態1と同様である。
【0090】図11はレーザダイオードLD駆動制御系
の動作させる信号図を示している。図中、WDは情報記
録時の記録情報に対応させて変調、作成した記録信号で
あり、Mはメモリに出力電圧を記憶させるための記憶指
令信号、WZは情報の記録領域を示す記録モード信号で
あり走査の最初の情報ピット形成信号に先立ってHレベ
ルとし、記録領域終了後の所定時間後にLレベルにす
る。
【0091】Vbはバック出力光電流Ibを電流電圧変
換した電圧、Vbfはバック出力光電流Ibを電流電圧
変換してローパスフィルタ7を経由した電圧、Vbfm
はメモリ16の出力電圧、PはレーザダイオードLDの
光出力を示している。
【0092】まず、情報再生時は、記録信号WDをLレ
ベルとしてスイッチSW8を端子Yに、記録モード信号
WZをLレベルにしてスイッチSW17を端子Sに切り
換えてある。そして、その電流を入力することによっ
て、再生光パワーでレーザダイオードLDが発光する。
【0093】つぎに、m点で記憶指令信号MをHレベル
にすると、メモリ16は記憶指令信号Mの立ち上がりで
オペアンプ11の出力電圧をメモリ16に電圧Vfmと
して記憶する。そして、光スポットを所望の情報トラッ
ク上に移動させた後、光スポットを走査する。光スポッ
トが記録領域に移動すると、a点にて記録モード信号W
ZがHレベルとなり、スイッチSW17を端子Tに切り
換える。
【0094】すると、メモリ16に記憶した電圧Vfm
がスイッチSW17を経て電圧電流変換器(V/I)1
2に入力され電流に変換される。そして、その電流を入
力することによって、再生光パワーでレーザダイオード
LDが発光する。
【0095】つぎに、情報記録時には、b点にて記録信
号WDをHレベルとし、スイッチSW8を端子Xに切り
換え、バック出力光電流Ibを電流電圧変換した電圧V
bが目標電圧VwとなるようにAPC回路を作動させ
る。すると、レーザダイオードLDが記録パワーPwで
発光する。
【0096】情報ピットを作成するとc点にて記録信号
WDがLレベルとなり、スイッチSW8が端子Yに切り
替わり、メモリ16に記憶した電圧VfmがスイッチS
W17を経て電圧電流変換器(V/I)12に入力され
電流に変換される。そして、その電流を入力することに
よって、再生光パワーでレーザダイオードLDが発光す
る。
【0097】以下、上記の動作と同様に最後の情報ピッ
ト形成が完了するi点まで記録/再生パワーを切り換え
る。最後の情報ピット形成が完了した後に所定時間が経
過した後のj点にて、記録モード信号WZをLレベルに
してスイッチSW17を端子Sに切り換えて再生APC
動作に入る。
【0098】以上の動作によると、レーザダイオードL
Dに出力される電流を制御する信号は以下に示すように
なる。
【0099】まず、情報再生時である〜a点,j点〜の
では、電圧Vbf、Vrである(再生APC)。そし
て、レーザダイオード5が情報ピット間を移動時である
a点〜b点,c点〜d点,e点〜、…、〜h点,i点〜
j点では、電圧Vbfmである(メモリ16に記憶した
電圧値)。また、レーザダイオード5が情報ピット時で
あるb点〜c点,d点〜e点,…,h点〜i点では、電
圧Vb、Vwである(記録APC)。
【0100】本実施形態は、上記のように光スポットが
記録領域間の形成された情報ピットと次に形成すべき情
報ピットとの間にあるときに、第2のレーザ駆動回路1
4’からレーザダイオード5へ流す電流は、試射等によ
り事前に検知し記憶した再生パワーの電流値に対応する
値とすることにより、記録領域間で情報ピット間を移動
するときには、電圧をVwからVbfmに低下させ、即
時に光出力を低下させる。したがって、記録モードと再
生モードとを変換するときに、レーザダイオード5の光
出力が所定値になるまでに要する時間を短縮することが
できる。
【0101】また、本実施形態で用いるオペアンプ1
1’は、実施形態1で用いるオペアンプ11より性能が
低いものであってもよい。それは、本実施形態ではレー
ザダイオードLDに出力する電流はメモリ16に記憶し
た電流値であるため、オペアンプ11’は入力される電
圧Vbを追従するようなものでなくてもよい。したがっ
て、安価なオペアンプを用いた光学的情報記録再生装置
とすることができる。
【0102】[実施形態3]上記の実施形態2では、記
録領域の情報ピット間において、オペアンプ11’の出
力電圧をあらかじめ検知しメモリに記憶し、その検知値
を電圧電流変換器(V/I)12により変換した電流に
よってレーザダイオードLDから再生パワーで照射する
が、本実施形態では、記録領域の情報ピット間におい
て、オペアンプ11’の出力電圧を記録モード信号の立
ち上がりでサンプリングして、そのサンプリング値を電
圧電流変換器(V/I)12により変換した電流によっ
てレーザダイオードLDから再生パワーで照射するよう
にレーザダイオードLD駆動制御系を構成している。
【0103】図12は本実施形態の光学的情報記録再生
装置のレーザダイオードLD駆動制御系の構成図であ
る。図中、14”は第2のレーザ駆動回路であり、オペ
アンプ11’,電圧電流変換器12,レーザ駆動回路1
5を備える。サンプリング回路15はオペアンプ11’
の出力信号を記録モード信号WZの立ち上がりでサンプ
リングし電圧電流変換器(V/I)12に入力するもの
である。記録モード信号WZは、MPU262から記録
信号WDに先立って出力するようにしている。なお、他
の構成は実施形態1と同様である。
【0104】図13はレーザダイオードLD駆動制御系
の動作させる信号図を示している。図中、WDは情報記
録時の記録情報に対応させて変調、作成した記録信号で
あり、WZは情報の記録領域を示す記録モード信号であ
り走査の最初の情報ピット形成信号に先立ってHレベル
とし、記録領域終了後の所定時間後にLレベルにする。
Vbはバック出力光電流Ibを電流電圧変換した電圧、
Vbfはバック出力光電流Ibを電流電圧変換してロー
パスフィルタ7を経由した電圧、Vbfsはサンプリン
グ回路15の出力電圧であり、PはレーザダイオードL
Dの光出力を示している。
【0105】まず、情報再生モード時は、記録信号WD
をLレベルとしてスイッチSW8を端子Yに、記録モー
ド信号WZをLレベルにして、サンプリング回路15が
作動しないようにする。そして、レーザダイオード5を
オンするとAPC回路が作動し、再生パワーでレーザダ
イオードLDが発光する。
【0106】つぎに、光スポットを所望の情報トラック
上に移動させた後、光スポットを走査する。光スポット
を記録領域に移動させ、a点にて記録モード信号WZを
Hレベルとして、サンプリング回路15でオペアンプ1
1’の出力電圧を記録モード信号WZの立ち上がりでサ
ンプリングし、その値を用いて電圧電流変換器(V/
I)12に入力され電流に変換される。そして、その電
流を入力することによって、再生光パワーでレーザダイ
オードLDが発光する。
【0107】つぎに、情報記録モード時には、b点にて
記録信号WDをHレベルとし、スイッチSW8を端子X
に切り換え、バック出力光電流Ibを電流電圧変換した
電圧Vbが目標電圧VwとなるようにAPC回路を作動
させる。すると、レーザダイオードLDが記録パワーP
wで発光する。
【0108】情報ピットを作成するとc点にて記録信号
WDがLレベルとなり、スイッチSW8が端子Yに切り
替わり、サンプリングした値が電圧電流変換器(V/
I)12に入力され電流に変換される。そして、その電
流を入力することによって、再生光パワーでレーザダイ
オードLDが発光する。
【0109】以下、上記と同様の動作によって最後の情
報ピット形成が完了するi点まで記録/再生パワーを切
り換える。最後の情報ピット形成が完了した後に所定時
間が経過した後のj点にて、記録モード信号WZをLレ
ベルにしてサンプリング回路15を作動しないようにし
て再生APC動作に入る。
【0110】以上の動作によると、レーザダイオードL
Dに出力される電流は以下に示すようになる。
【0111】まず、情報再生動作時である〜a点,j点
〜で出力される電流は、電圧Vbf、Vrを変換したも
のである(再生APC)。そして、レーザダイオード5
が情報ピット間を移動時であるa点〜b点,c点〜d
点,e点〜、…、〜h点,i点〜j点で出力される電流
は、電圧Vbfmを変換したものである(サンプリング
回路15によってサンプリングした値)。また、情報記
録時であるb点〜c点,d点〜e点,…,h点〜i点で
出力される電流は、電圧Vb、Vwを変換したものであ
る(記録APC)。
【0112】本実施形態では、光スポットが記録領域間
に形成した情報ピットと次に形成すべき情報ピットとの
間にあるときに、第2のレーザ駆動回路14”からレー
ザダイオードLDへ流す電流は、記録領域開始直前にサ
ンプリングして保持した前記再生パワーの電流値に対応
する値とすることにより、記録領域間で情報ピット間を
移動するときには、電圧をVwからVbfsに低下さ
せ、即時に光出力を低下させる。
【0113】[実施形態4]実施形態1〜3の光学的情
報記録再生装置は、光スポットが所望の位置にあるとき
には、バック出力光Ibを電流電圧変換して得られる電
圧Vbを基準電圧Vwとするように記録APCが作動
し、そのとき出力される(記録パワー)電流値に対応す
る値でレーザダイオードLDを駆動するものであるが、
本実施形態の光学的情報記録再生装置は、あらかじめ求
めた記録パワーの電流値に対応する値を用いてレーザダ
イオードLDを駆動するものである。
【0114】図14は本実施形態の光学的情報記録再生
装置のレーザダイオードLD駆動制御系の構成図であ
る。図中、13’は第1レーザ駆動回路であり、オペア
ンプ9’、電圧電流変換器10、メモリ18、スイッチ
SW19を備える。メモリ18はオペアンプ9の出力端
子に接続され、MPU262から出力される記憶指令信
号Mでの立ち下がりでオペアンプ9’の出力電圧を記憶
する。なお、オペアンプ9’は実施形態1で用いたオペ
アンプ9に比し、周波数特性が低いものを用いている。
【0115】また、スイッチSW19はオペアンプ9の
とメモリ18との出力を切り換えるものであり、切り換
え先の信号の出力は、電圧電流変換器(V/I)10に
入力され、スイッチSW8を介してレーザダイオード5
に駆動電流として入力される。
【0116】そして、なお、メモリ18には、図示しな
いA/D変換器と、D/A変換器が内蔵されており、記
憶時にはメモリに入力するためにアナログ値からディジ
タル値に変換し、読み出し時にはディジタル値からアナ
ログ値に変換する。また、他の構成は実施形態1と同様
である。
【0117】図15はレーザダイオードLD駆動制御系
を動作させる信号図を示している。図中、WDは情報記
録時の記録情報に対応させて変調、作成した記録信号で
あり、Mはメモリに出力電圧を記憶させるための記憶指
令信号、WZは情報の記録領域を示す記録モード信号で
あり走査の最初の情報ピット形成信号に先立ってHレベ
ルとし、記録領域終了後の所定時間後にLレベルにす
る。
【0118】Vbはバック出力光電流Ibを電流電圧変
換した電圧、Vbfはバック出力光電流Ibを電流電圧
変換してローパスフィルタ7を経由した電圧、Vbfm
はメモリ16の出力電圧、PはレーザダイオードLDの
光出力を示している。
【0119】まず、情報再生時には、光スポットを光カ
ードのホームポジション403に位置させる。そして、
記録信号WDをLレベルとしてスイッチSW8を端子Y
に、記録モード信号WZをLレベルにしてスイッチSW
17を端子Sに切り換えてある。そして、レーザダイオ
ード5をオンするとAPC回路が作動し、再生パワーで
レーザダイオードLDが発光する。
【0120】つぎに、m点で記憶指令信号MをHレベル
にすると、メモリ18は記憶指令信号Mの立ち上がりで
オペアンプ9’の出力電圧をメモリ18に電圧Vfmと
して記憶する。そして、p点で記録信号WDをHレベル
にして、スイッチSW8をX端に切り換え、レーザダイ
オードLDを記録パワーで発光させる。
【0121】その後、q点にて、記憶指令信号MをLレ
ベルにし、立ち上がりでオペアンプ9の出力電圧をメモ
リ18に電圧Vbmとして記憶する。つづいて、r点に
て、記録信号WDをLレベルにして、スイッチSW8を
端子Yに切り換え、レーザダイオードLDを再生パワー
で発光させる。
【0122】そして、光スポットを所望の情報トラック
上に移動させた後、光スポットの走査を開始する。光ス
ポットが記録領域に移動すると、a点にて記録モード信
号WZがHレベルとなり、スイッチSW17を端子Tに
切り換える。
【0123】メモリ16に記憶した電圧Vfmがスイッ
チSW17を経て電圧電流変換器(V/I)12に入力
され電流に変換される。そして、再生光パワーでレーザ
ダイオードLDを発光させる。
【0124】つぎに、情報記録時には、b点にて記録信
号WDをHレベルとし、スイッチSW8を端子Xに切り
換え、バック出力光電流Ibを電流電圧変換した電圧V
bが目標電圧VwとなるようにAPC回路を作動させ
る。すると、レーザダイオードLDが記録パワーPwで
発光する。
【0125】そして、情報ピットを作成するとc点にて
記録信号WDがLレベルとなり、スイッチSW8が端子
Yに切り替わり、メモリ16に記憶した電圧Vfmがス
イッチSW17を経て電圧電流変換器(V/I)12に
入力され、電流に変換された後に再生光パワーとしてレ
ーザダイオードLDに出力されレーザダイオードを発光
させる。
【0126】以下、上記の動作を最後の情報ピット形成
が完了するi点まで記録/再生パワーを切り換える。そ
して、最後の情報ピット形成が完了した後に所定時間が
経過した後のj点にて、記録モード信号WZをLレベル
にしてスイッチSW17を端子Sに、スイッチSW19
を端子Uに切り換えて再生APC動作に入る。
【0127】以上の動作によると、レーザダイオードL
Dに出力される電流を制御する信号は以下に示すように
なる。
【0128】まず、情報再生動作時である〜p点,r点
〜a点,j点〜では、電圧Vbf、Vrである(再生A
PC)。そして、レーザダイオード5が情報ピット間を
移動時であるa点〜b点,c点〜d点,e点〜…〜h
点,i点〜j点では、電圧Vbfmである(メモリ16
に記憶した値でオープン制御)。また、所望の位置にあ
るときのb点〜c点,d点〜e点,…,h点〜i点で
は、電圧Vbmである(メモリ18に記憶した値でオー
プン制御)。情報記録時であるp点〜r点では、Vb、
Vwである(記録APC)。
【0129】なお、本実施形態で説明した光学的情報記
録再生装置は、再生駆動部14”を実施形態2に示した
ものを用いているが、実施形態1,3に示した再生駆動
部14と組み合わせても差し支えない。
【0130】このようにして、光スポットが記録領域間
の形成された情報ピットと次に形成すべき情報ピットと
の間にあるときに、第2のレーザ駆動回路でレーザダイ
オードLDに流す電流は、試射等により事前に検知し記
憶した再生パワーの電流値に対応する値とすることによ
り、記録領域間で情報ピット間を移動するときには、電
圧をVwからVbfmに低下させ、即時に光出力を低下
させる。
【0131】さらに、光学系が情報記録時に情報ピット
を形成すべき位置にあるときに、第1のレーザ駆動回路
でレーザダイオードLDに流す電流は、事前に試射を行
って求めた前記記録パワーの電流値に対応する値とする
ことにより、光スポットが情報ピットを形成すべき位置
にある時の記録パワーの設定を簡便に行うものである。
試射時に記録パワーの検知を行うことができるので、オ
ペアンプ9’は実施形態2と同様に高精度のものをを用
いなくてもよく、光学的情報記録再生装置のコストを低
下することができる。
【0132】[実施形態5]本実施形態の光学的情報記
録再生装置は、第1のレーザ駆動回路13’(実施形態
4)に変え、図16に示すレーザ駆動回路13”を用い
るものである。図16に示すレーザ駆動回路13”は、
電圧Vbをディジタル値に変換するA/D変換器20
と、A/D変換器20によって変換されたディジタル値
を入力するMPU262と、MPU262から出力され
る指令値をアナログ値に変換するD/A変換器21と、
MPU262に入力されるディジタル値を記憶するメモ
リ22と、D/A変換器21から出力される電圧を電流
に変換する電圧電流変換器10とを備える。なお、他の
構成は、実施形態1と同様である。
【0133】本実施形態の光学的情報記録再生装置は、
あらかじめ試射を行い、レーザダイオードを記録パワー
で発光させ、そのバック出力光電流Ibを電流電圧変換
した電圧VbをA/D変換器20でモニタしながら、D
/A変換器21にMPU262から指令値を送り、レー
ザダイオードLDの発光出力を変化させ、電圧Vbが記
録パワーに対応する基準電圧Vwに一致した値をメモリ
22に保存する。
【0134】そして、レーザダイオード5のレーザ照射
強度が記録パワー時には、メモリ22に保存した値をD
/A変換器21にて変換、出力しレーザダイオードLD
を発光させる。したがって、実施形態4と同じように情
報記録時にAPC回路を高速動作化させないため、コス
ト低下を行うことができる。
【0135】また、上記のすべての実施形態では記録領
域において、形成した情報ピットと次に形成すべき情報
ピットとの間にあるときには再生パワーで発光させてい
るが、レーザダイオードの照射レベルは、再生パワーに
限定されず、他の発光パワーレベルであっても差し支え
ない。
【0136】上記のすべての実施形態では、レーザダイ
オードLDの発光を連続発光しているが、パルス発光を
行っても差し支えない。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は以下に示
すような効果が得られる。
【0138】(1)レーザダイオードを記録パワーで駆
動する第1の駆動回路と再生パワーで駆動する第2の駆
動回路とを備え、光スポットが情報ピットを形成すべき
位置にあるときには第1の駆動回路を用いて駆動し、光
スポットが形成した情報ピットと次に形成すべき情報ピ
ットとの間にあるときには第2の駆動回路を用いて駆動
するため、記録モードと再生モードとを切り替えたとき
に、即座に光源を目標パワーにすることができ、所望の
位置に正確な情報ピットを作成することができる。
【0139】(2)第2の駆動回路は、あらかじめ検知
し記憶した再生パワーに対応する電流値を出力するた
め、情報ピットを形成し終えたときには即時に光出力を
低下させることができる。また、記憶した電流値をレー
ザダイオードに出力するため、オペアンプは高精度なも
のを用いなくてもよく、光学的情報記録再生装置を安価
に製造することができる。
【0140】(3)第2の光源駆動回路は、光スポット
が情報記録媒体の記録領域を照明する前にサンプリング
して保持した再生パワーに対応する電流値を出力するこ
とにより、急激な温度変化があっても光源を所望の光出
力で発光させることができるので、外部環境の影響を受
けにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に示す光学的情報記録再生装置のブロ
ック図である。
【図2】追記型光カードの模式的平面図である。
【図3】光カード及び回折光の部分拡大図である。
【図4】図1の光学的情報記録再生装置に用いた回折格
子の概略図である。
【図5】図1の光学的情報記録再生装置に用いた光検出
器の模式図である。
【図6】図5に示した光検出器の回路図である。
【図7】図5に示した光検出器の回路図である。
【図8】実施形態1の光学的記録情報再生装置のLDド
ライバの回路構成図である。
【図9】図8のLDドライバの動作を示すタイムチャー
トである。
【図10】実施形態2の光学的記録情報再生装置のLD
ドライバの回路構成図である。
【図11】図10のLDドライバの動作を示すタイムチ
ャートである。
【図12】実施形態3の光学的記録情報再生装置のLD
ドライバの回路構成図である。
【図13】図12のLDドライバの動作を示すタイムチ
ャートである。
【図14】実施形態4の光学的記録情報再生装置のLD
ドライバの回路構成図である。
【図15】図14のLDドライバの動作を示すタイムチ
ャートである。
【図16】実施形態5の光学的記録情報再生装置のLD
ドライバの回路構成図である。
【図17】従来の光学的記録情報再生装置のLDドライ
バの回路構成図である。
【図18】図17のLDドライバの動作を示すタイムチ
ャートである。
【図19】レーザダイオードの電流−光出力特性を示す
図である。
【符号の説明】
1 変調回路 2,8,17,19 スイッチSW 3,9,11 オペアンプ 4,10,12 電圧電流変換器(V/I) 5 レーザダイオード 6 電流電圧変換器(I/V) 7 ローパスフィルタ(LPF) 13 第1の光源駆動回路 14 第2の光源駆動回路 15 サンプリング回路 16,18,22 メモリ 20 A/D変換器 21 D/A変換器 231 光検出器 261 LDドライバ 262 MPU 401 光カード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザダイオードから照射された光ビー
    ムを微少光スポットに集光し、かつ、この光スポットを
    記録信号に応じて変調し、変調された光スポットを記録
    媒体に走査することにより情報を記録する光学的情報記
    録装置において、 前記レーザダイオードの光出力を検出する検出手段と、 前記レーザダイオードを記録パワーで駆動する第1の駆
    動回路と、 前記レーザダイオードを再生パワーで駆動する第2の駆
    動回路と、 前記検出手段の出力に基づいて前記レーザダイオードの
    光出力を所定の記録パワー、再生パワーに制御する手段
    と、 前記記録信号に応じて前記レーザダイオードを駆動する
    駆動回路を切り替える切り替え手段とを備え、 光スポットが情報ピットを形成すべき位置にあるときに
    は前記レーザダイオードを第1の駆動回路で駆動し、光
    スポットが形成された情報ピットと次に形成すべき情報
    ピットとの間にあるときには前記第2の駆動回路で駆動
    することを特徴とする光学的情報記録装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の駆動回路は、あらかじめ検知
    し記憶した前記再生パワーに対応する電流値を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学的情報記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第2の駆動回路は、前記光スポット
    が前記情報記録媒体の記録領域を照明する前にサンプリ
    ングして保持した前記再生パワーに対応する電流値を出
    力することを特徴とする請求項1に記載の光学的情報記
    録装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の駆動回路は、あらかじめ検知
    し記憶した前記記録パワーに対応する電流値を出力する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載
    した光学的情報記録装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1297973C (zh) * 2003-07-18 2007-01-31 威盛电子股份有限公司 控制读取功率的方法及其开回路读取控制装置

Cited By (3)

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