JP2000172900A - 自動取引装置 - Google Patents
自動取引装置Info
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- JP2000172900A JP2000172900A JP10342946A JP34294698A JP2000172900A JP 2000172900 A JP2000172900 A JP 2000172900A JP 10342946 A JP10342946 A JP 10342946A JP 34294698 A JP34294698 A JP 34294698A JP 2000172900 A JP2000172900 A JP 2000172900A
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- JP
- Japan
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- transaction
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- power failure
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- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07F—COIN-FREED OR LIKE APPARATUS
- G07F19/00—Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
- G07F19/20—Automatic teller machines [ATMs]
-
- G—PHYSICS
- G07—CHECKING-DEVICES
- G07F—COIN-FREED OR LIKE APPARATUS
- G07F19/00—Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
- G07F19/20—Automatic teller machines [ATMs]
- G07F19/201—Accessories of ATMs
Landscapes
- Business, Economics & Management (AREA)
- Accounting & Taxation (AREA)
- Finance (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】停電発生時に、スキャナ面上にセットされてい
る書類に応じて適切に蓋のロック・アンロック状態を制
御することができる自動取引装置を提供する。 【解決手段】複数種類の取引媒体を、取引工程に従って
受け入れる受入部と、停電を検知する停電検知部と、停
電検知部により停電が検知されると、受入部に受け入れ
られている取引媒体の種類に応じて、受け入れられてい
る取引媒体を返却する必要があるか否かを判断し、返却
が必要な場合、受入部を返却可能状態にする制御部とを
備えることを特徴とする自動取引装置が提供される。受
入部は、バックアップ電源と、受入部を通常ロック状態
とし、取引媒体が受け入れられる時及び返却される時に
アンロック状態とするロック機構部とを有し、制御部
は、停電が検知され、且つ受け入れ部に受け入れられて
いる取引媒体が返却の必要な取引媒体である場合、バッ
クアップ電源を駆動して、ロック機構部に電源供給する
ことによって、ロック機構部をアンロック状態にし、受
入部を返却可能状態にする。
る書類に応じて適切に蓋のロック・アンロック状態を制
御することができる自動取引装置を提供する。 【解決手段】複数種類の取引媒体を、取引工程に従って
受け入れる受入部と、停電を検知する停電検知部と、停
電検知部により停電が検知されると、受入部に受け入れ
られている取引媒体の種類に応じて、受け入れられてい
る取引媒体を返却する必要があるか否かを判断し、返却
が必要な場合、受入部を返却可能状態にする制御部とを
備えることを特徴とする自動取引装置が提供される。受
入部は、バックアップ電源と、受入部を通常ロック状態
とし、取引媒体が受け入れられる時及び返却される時に
アンロック状態とするロック機構部とを有し、制御部
は、停電が検知され、且つ受け入れ部に受け入れられて
いる取引媒体が返却の必要な取引媒体である場合、バッ
クアップ電源を駆動して、ロック機構部に電源供給する
ことによって、ロック機構部をアンロック状態にし、受
入部を返却可能状態にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、銀行など
の金融機関において、現金の入出金取引や口座開設取引
などを自動的に行う自動取引装置に関し、特に、停電時
における自動取引装置のバックアップ機能に関する。
の金融機関において、現金の入出金取引や口座開設取引
などを自動的に行う自動取引装置に関し、特に、停電時
における自動取引装置のバックアップ機能に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、銀行などの金融機関では、金
銭の入出金取引を自動的に行う自動取引装置として、現
金自動預け払い機(ATM)が普及している。現金自動
預け払い機(ATM)は、利用者からキャッシュカード
又は通帳を受け取ると、通信回線により接続されたホス
トコンピュータと交信しながら、自動的に利用者から現
金を預かったり、利用者に現金を支払う処理を実行す
る。
銭の入出金取引を自動的に行う自動取引装置として、現
金自動預け払い機(ATM)が普及している。現金自動
預け払い機(ATM)は、利用者からキャッシュカード
又は通帳を受け取ると、通信回線により接続されたホス
トコンピュータと交信しながら、自動的に利用者から現
金を預かったり、利用者に現金を支払う処理を実行す
る。
【0003】そして、近年、このような現金自動預け払
い機に、さらに口座開設取引機能を持たせた自動取引装
置が普及しつつある。口座開設取引機能を備えた自動取
引装置は、利用者からの口座開設要求を受けると、所定
の口座開設取引工程を自動的に実行する。
い機に、さらに口座開設取引機能を持たせた自動取引装
置が普及しつつある。口座開設取引機能を備えた自動取
引装置は、利用者からの口座開設要求を受けると、所定
の口座開設取引工程を自動的に実行する。
【0004】一般に、口座開設を行う場合、口座開設申
込書を受け取る作業、さらに、免許証やパスポートなど
の身分証明書などによって本人確認を行う作業が必要と
なる。従って、口座開設機能を備えた自動取引装置は、
それらの作業を自動的に行うために、いわゆるスキャナ
と呼ばれる画像読み込み装置を備える。利用者は、この
スキャナに申込書や身分証明書をセットし、画像読み込
み装置がそれを撮像することによって、申込書や身分証
明書の記載内容の情報を得ることができる。
込書を受け取る作業、さらに、免許証やパスポートなど
の身分証明書などによって本人確認を行う作業が必要と
なる。従って、口座開設機能を備えた自動取引装置は、
それらの作業を自動的に行うために、いわゆるスキャナ
と呼ばれる画像読み込み装置を備える。利用者は、この
スキャナに申込書や身分証明書をセットし、画像読み込
み装置がそれを撮像することによって、申込書や身分証
明書の記載内容の情報を得ることができる。
【0005】そして、この画像読み込み装置として、現
在最も普及しているフラットベッド型スキャナが利用さ
れる場合が想定される。フラットベッド型スキャナは、
二次元のスキャナ面を備え、その上に蓋が設けられてい
る。そして、利用者は、蓋を開け、スキャナ面に申込書
や身分証明書などをセットする。そして、鮮明な画像を
撮像するためには、このスキャナ面に汚れが付着した
り、傷ついたりしないようにする必要がある。特に、公
衆にさらされている自動取引装置は、多くの人にさわら
れる機会を有し、また、いたずらなどによる破損の可能
性も高い。
在最も普及しているフラットベッド型スキャナが利用さ
れる場合が想定される。フラットベッド型スキャナは、
二次元のスキャナ面を備え、その上に蓋が設けられてい
る。そして、利用者は、蓋を開け、スキャナ面に申込書
や身分証明書などをセットする。そして、鮮明な画像を
撮像するためには、このスキャナ面に汚れが付着した
り、傷ついたりしないようにする必要がある。特に、公
衆にさらされている自動取引装置は、多くの人にさわら
れる機会を有し、また、いたずらなどによる破損の可能
性も高い。
【0006】そこで、蓋には、ロック機構が設けられ、
通常、蓋をロック状態とすることで、不必要なスキャナ
面への接触を防止している。即ち、蓋がアンロック状態
になるのは、身分証明書をスキャナ面にセットすると
き、それをスキャン後にそこから取り出すとき、さらに
は、申込用紙をセットするときだけである。身分証明書
は、スキャン後、利用者に返却する必要があるので、ス
キャン後、再度アンロック状態になるが、申込用紙は、
スキャン後、自動取引装置内に取り込まれるため、スキ
ャン後アンロック状態にならない。なお、申込用紙や身
分証明書がスキャナ面上にセットされて蓋が閉められる
と、蓋は、再度ロック状態となる。スキャン中に誤って
蓋が開けられるのを防止するためである。
通常、蓋をロック状態とすることで、不必要なスキャナ
面への接触を防止している。即ち、蓋がアンロック状態
になるのは、身分証明書をスキャナ面にセットすると
き、それをスキャン後にそこから取り出すとき、さらに
は、申込用紙をセットするときだけである。身分証明書
は、スキャン後、利用者に返却する必要があるので、ス
キャン後、再度アンロック状態になるが、申込用紙は、
スキャン後、自動取引装置内に取り込まれるため、スキ
ャン後アンロック状態にならない。なお、申込用紙や身
分証明書がスキャナ面上にセットされて蓋が閉められる
と、蓋は、再度ロック状態となる。スキャン中に誤って
蓋が開けられるのを防止するためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような自動取引装
置において、口座開設取引実行中に停電が発生すると、
次のような問題が生じる。即ち、利用者に対して返却が
必要な身分証明書がスキャナ面上にセットされ、再びロ
ック状態になっているときに停電が発生する場合が想定
される。このような場合、蓋はロック状態のままなの
で、利用者は、電源が復旧するまで、書類をそこから取
り出すことができないという不都合が生じる。身分証明
書は、非常に秘密性の高い個人情報を有する書類であっ
て、通常、携帯する必要がある書類なので、そのような
書類を残したまま、そこを離れることができない。従っ
て、いつ電源が復旧するかわからない場合、利用者は、
電源復旧したときにセットされている身分証明書が他人
に取られるのを避けるため、電源が復旧するまで、その
場を離れられず、著しい迷惑を被る。また、利用者がむ
りやり蓋を開けようとして、スキャナを壊すおそれもあ
る。
置において、口座開設取引実行中に停電が発生すると、
次のような問題が生じる。即ち、利用者に対して返却が
必要な身分証明書がスキャナ面上にセットされ、再びロ
ック状態になっているときに停電が発生する場合が想定
される。このような場合、蓋はロック状態のままなの
で、利用者は、電源が復旧するまで、書類をそこから取
り出すことができないという不都合が生じる。身分証明
書は、非常に秘密性の高い個人情報を有する書類であっ
て、通常、携帯する必要がある書類なので、そのような
書類を残したまま、そこを離れることができない。従っ
て、いつ電源が復旧するかわからない場合、利用者は、
電源復旧したときにセットされている身分証明書が他人
に取られるのを避けるため、電源が復旧するまで、その
場を離れられず、著しい迷惑を被る。また、利用者がむ
りやり蓋を開けようとして、スキャナを壊すおそれもあ
る。
【0008】このように、利用者へ返却が必要な書類が
セットされているときに停電が発生した場合、蓋を緊急
的にアンロック状態にする必要がある。一方、口座開設
申込書は、元来、利用者に返却される書類ではないの
で、口座開設書類がスキャナ面にセットされているとき
に停電が発生しても、ロック状態の維持という観点か
ら、蓋をアンロック状態にする必要がない。このよう
に、スキャナ面上にセットされている書類の種類によっ
て蓋のロック・アンロック制御が可能な自動取引装置が
望まれる。
セットされているときに停電が発生した場合、蓋を緊急
的にアンロック状態にする必要がある。一方、口座開設
申込書は、元来、利用者に返却される書類ではないの
で、口座開設書類がスキャナ面にセットされているとき
に停電が発生しても、ロック状態の維持という観点か
ら、蓋をアンロック状態にする必要がない。このよう
に、スキャナ面上にセットされている書類の種類によっ
て蓋のロック・アンロック制御が可能な自動取引装置が
望まれる。
【0009】従って、本発明の目的は、停電発生時に、
スキャナ面上にセットされている書類に応じて適切に蓋
のロック・アンロック状態を制御することができる自動
取引装置を提供することにある。
スキャナ面上にセットされている書類に応じて適切に蓋
のロック・アンロック状態を制御することができる自動
取引装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の自動取引装置の構成は、複数種類の取引媒体
を、取引工程に従って受け入れる受入部と、停電を検知
する停電検知部と、停電検知部により停電が検知される
と、受入部に受け入れられている取引媒体の種類に応じ
て、受け入れられている取引媒体を返却する必要がある
か否かを判断し、返却が必要な場合、受入部を返却可能
状態にする制御部とを備えることを特徴とする。
の本発明の自動取引装置の構成は、複数種類の取引媒体
を、取引工程に従って受け入れる受入部と、停電を検知
する停電検知部と、停電検知部により停電が検知される
と、受入部に受け入れられている取引媒体の種類に応じ
て、受け入れられている取引媒体を返却する必要がある
か否かを判断し、返却が必要な場合、受入部を返却可能
状態にする制御部とを備えることを特徴とする。
【0011】さらに詳しくは、受入部は、バックアップ
電源を備え、制御部は、停電が検知されると、バックア
ップ電源を駆動することによって、受入部を返却可能状
態にする。
電源を備え、制御部は、停電が検知されると、バックア
ップ電源を駆動することによって、受入部を返却可能状
態にする。
【0012】また、受入部は、受入部を通常ロック状態
とし、取引媒体が受け入れられる時及び返却される時に
アンロック状態とするロック機構部を有し、制御部は、
停電が検知され、且つ、受入部に受け入れられている取
引媒体が返却の必要な取引媒体である場合、ロック機構
部をアンロック状態にすることによって、返却可能状態
にする。このとき、ロック機構部は、バックアップ電源
から電源供給によってアンロック状態とされる。
とし、取引媒体が受け入れられる時及び返却される時に
アンロック状態とするロック機構部を有し、制御部は、
停電が検知され、且つ、受入部に受け入れられている取
引媒体が返却の必要な取引媒体である場合、ロック機構
部をアンロック状態にすることによって、返却可能状態
にする。このとき、ロック機構部は、バックアップ電源
から電源供給によってアンロック状態とされる。
【0013】これにより、所定の書類を受け入れた受入
部がロックがかかった状態で、停電が発生したときであ
って、受入部内の書類が利用者に返却の必要性の乏しい
書類(申込用紙など))場合、ロック状態を維持する。
これにより、受入部内部へのいたずらや破壊される可能
性が高いアンロック状態にする場合を最低限に抑えるこ
とができる。そして、受入部内の書類が利用者に返却す
る必要性がある書類(身分証明書など)である場合、受
入部に設けられたバックアップ電源を駆動し、アンロッ
ク状態にすることにより、返却可能状態となる。
部がロックがかかった状態で、停電が発生したときであ
って、受入部内の書類が利用者に返却の必要性の乏しい
書類(申込用紙など))場合、ロック状態を維持する。
これにより、受入部内部へのいたずらや破壊される可能
性が高いアンロック状態にする場合を最低限に抑えるこ
とができる。そして、受入部内の書類が利用者に返却す
る必要性がある書類(身分証明書など)である場合、受
入部に設けられたバックアップ電源を駆動し、アンロッ
ク状態にすることにより、返却可能状態となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲が、本
実施の形態に限定されるものではない。
て説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲が、本
実施の形態に限定されるものではない。
【0015】本発明の実施の形態では、現金自動預け払
い取引機能と新規口座開設取引機能とを備えた自動取引
装置が例示される。
い取引機能と新規口座開設取引機能とを備えた自動取引
装置が例示される。
【0016】図1は、本発明の実施の形態における自動
取引装置の概略斜視図である。また、図2は、図1の自
動取引装置のブロック構成図である。図1及び図2を参
照しつつ、まず、利用者が自動取引装置を利用して、現
金を預ける場合又は引き出す場合について説明する。利
用者は、図1のモニタ1の画面に表示される所定の指示
に従って、テンキーなどが配置された操作部2を操作し
て、現金預かり取引又は現金引き出し取引を選択する。
現金預かり取引、現金支払い取引、及び後述する新規口
座開設取引の各取引工程は、プログラムとして図2の制
御装置10内のメモリに格納され、制御装置10内のC
PUがそのプログラムを実行することによって、各取引
工程が進行する。
取引装置の概略斜視図である。また、図2は、図1の自
動取引装置のブロック構成図である。図1及び図2を参
照しつつ、まず、利用者が自動取引装置を利用して、現
金を預ける場合又は引き出す場合について説明する。利
用者は、図1のモニタ1の画面に表示される所定の指示
に従って、テンキーなどが配置された操作部2を操作し
て、現金預かり取引又は現金引き出し取引を選択する。
現金預かり取引、現金支払い取引、及び後述する新規口
座開設取引の各取引工程は、プログラムとして図2の制
御装置10内のメモリに格納され、制御装置10内のC
PUがそのプログラムを実行することによって、各取引
工程が進行する。
【0017】そして、利用者は、通帳又はキャッシュカ
ードをそれぞれ通帳出し入れ口3又はカード出し入れ口
4に挿入する。自動取引装置は、内部に設けられた磁気
ストライプ読み取り装置11(図2参照)によって、通
帳又はキャッシュカードに付された磁気ストライプから
利用者の口座番号などの情報を読み取る。そして、現金
預かり取引の場合は、利用者は、現金を現金入出金口5
に投入する。そうすると、自動取引装置内部に設けられ
た現金取り扱い装置12(図2参照)が、入金された現
金の金額を勘定する。そして、制御装置10は、利用者
の口座番号と入金金額などの情報について、ホストコン
ピュータとをオンライン回線を通じて交信し、現金預か
り取引の内部処理を実行する。そして、その処理が終了
すると、通帳が挿入された場合は、その入金金額が通帳
記帳装置13によって記帳され、通帳出し入れ口3から
通帳が戻される。また、キャッシュカードが挿入された
場合は、レシート発行装置14が取引明細レシートを作
成し、作成されたレシートがレシート発行口6から発行
されるとともに、キャッシュカードがカード出し入れ口
4から戻される。
ードをそれぞれ通帳出し入れ口3又はカード出し入れ口
4に挿入する。自動取引装置は、内部に設けられた磁気
ストライプ読み取り装置11(図2参照)によって、通
帳又はキャッシュカードに付された磁気ストライプから
利用者の口座番号などの情報を読み取る。そして、現金
預かり取引の場合は、利用者は、現金を現金入出金口5
に投入する。そうすると、自動取引装置内部に設けられ
た現金取り扱い装置12(図2参照)が、入金された現
金の金額を勘定する。そして、制御装置10は、利用者
の口座番号と入金金額などの情報について、ホストコン
ピュータとをオンライン回線を通じて交信し、現金預か
り取引の内部処理を実行する。そして、その処理が終了
すると、通帳が挿入された場合は、その入金金額が通帳
記帳装置13によって記帳され、通帳出し入れ口3から
通帳が戻される。また、キャッシュカードが挿入された
場合は、レシート発行装置14が取引明細レシートを作
成し、作成されたレシートがレシート発行口6から発行
されるとともに、キャッシュカードがカード出し入れ口
4から戻される。
【0018】一方、現金引き出し取引の場合は、利用者
は、通帳又はキャッシュカードを挿入した後、操作部2
から暗証番号、さらには、出金金額を入力する。制御装
置10(図2参照)は、上記同様に、利用者の口座番号
及び出金金額などの情報をもとに、ホストコンピュータ
とオンライン交信を行い、現金引き出し処理を行う。そ
して、現金取り扱い装置12が、自動取引装置内の現金
格納部分から出金金額分の現金を取り出し、現金入出金
口5に排出する。利用者は、そこから現金を受け取ると
ともに、上記同様に、通帳又はカードさらにはレシート
を受け取る。
は、通帳又はキャッシュカードを挿入した後、操作部2
から暗証番号、さらには、出金金額を入力する。制御装
置10(図2参照)は、上記同様に、利用者の口座番号
及び出金金額などの情報をもとに、ホストコンピュータ
とオンライン交信を行い、現金引き出し処理を行う。そ
して、現金取り扱い装置12が、自動取引装置内の現金
格納部分から出金金額分の現金を取り出し、現金入出金
口5に排出する。利用者は、そこから現金を受け取ると
ともに、上記同様に、通帳又はカードさらにはレシート
を受け取る。
【0019】次に、新規口座開設取引について説明す
る。本発明の実施の形態における自動取引装置は、図1
及び図2に示されるように、口座開設取引を実行するた
めに必要な画像読み込み装置(スキャナ)15を備え
る。
る。本発明の実施の形態における自動取引装置は、図1
及び図2に示されるように、口座開設取引を実行するた
めに必要な画像読み込み装置(スキャナ)15を備え
る。
【0020】図3は、画像読み込み装置15の部分上面
図である。画像読み込み装置は、いわゆるフラットベッ
ド型スキャナである。利用者は、蓋151を開けて、後
述する所定の書類をスキャナ面上152にセットし、蓋
151を閉める。また、蓋には、以下に詳述するよう
に、ロックレバー153、154及びソレノイド155
を備えた電磁ロック機構部が設けられ、蓋151がむや
みに開けられるのを防止するため、通常ロックがかかっ
た状態となっている。そして、後述する口座開設取引に
おいて、所定の書類をスキャナ面152上にセットする
必要があるとき、又はスキャナ面152上から書類を取
り除く必要があるときのみアンロック状態となる。
図である。画像読み込み装置は、いわゆるフラットベッ
ド型スキャナである。利用者は、蓋151を開けて、後
述する所定の書類をスキャナ面上152にセットし、蓋
151を閉める。また、蓋には、以下に詳述するよう
に、ロックレバー153、154及びソレノイド155
を備えた電磁ロック機構部が設けられ、蓋151がむや
みに開けられるのを防止するため、通常ロックがかかっ
た状態となっている。そして、後述する口座開設取引に
おいて、所定の書類をスキャナ面152上にセットする
必要があるとき、又はスキャナ面152上から書類を取
り除く必要があるときのみアンロック状態となる。
【0021】図4は、電磁ロック機構部の動作を説明す
るための図であって、アンロック状態のときの電磁ロッ
ク機構部を上から見た図である。図4において、ソレノ
イド155は、永久磁石を有し、通電が切れても、その
ときの状態を維持することができる自己保持型ソレノイ
ドである。そして、ソレノイド155に所定方向に流れ
る電流が供給されると、例えば、ソレノイド155は、
ロックレバー153と接続しているリンク部材156を
図のA方向に吸引する。そうすると、ロックレバー15
3はa方向に動作し、リンク部材156と接続している
別のリンク部材157を介して、ロックレバー154も
a方向に動作する。これにより、ロックレバー153、
154は、画像読み込み装置本体側のフレーム158に
設けられた係り部(図示せず)とそれぞれ係合し、蓋1
51を開けることができないロック状態となる。また、
ソレノイド155に上記所定方向と逆向きの電流が供給
されると、ソレノイド155の極性が反転し、ソレノイ
ド155は、リンク部材156、157を図のB方向に
動かす。そうすると、ロックレバー153、154は、
上述と反対にそれぞれb方向に動作する。これにより、
ロックレバー153、154とフレーム158との係合
がはずれ、アンロック状態となる。なお、上述したよう
に、ソレノイド155は自己保持型のため、ソレノイド
155の極性が一旦切り替わると、ソレノイド155へ
の通電は停止される。また、このようなソレノイド15
5への通電、及びソレノイド155の極性を切り替える
ために供給される電流の向きは、取引工程の進行に応じ
て、制御装置10によって制御される。
るための図であって、アンロック状態のときの電磁ロッ
ク機構部を上から見た図である。図4において、ソレノ
イド155は、永久磁石を有し、通電が切れても、その
ときの状態を維持することができる自己保持型ソレノイ
ドである。そして、ソレノイド155に所定方向に流れ
る電流が供給されると、例えば、ソレノイド155は、
ロックレバー153と接続しているリンク部材156を
図のA方向に吸引する。そうすると、ロックレバー15
3はa方向に動作し、リンク部材156と接続している
別のリンク部材157を介して、ロックレバー154も
a方向に動作する。これにより、ロックレバー153、
154は、画像読み込み装置本体側のフレーム158に
設けられた係り部(図示せず)とそれぞれ係合し、蓋1
51を開けることができないロック状態となる。また、
ソレノイド155に上記所定方向と逆向きの電流が供給
されると、ソレノイド155の極性が反転し、ソレノイ
ド155は、リンク部材156、157を図のB方向に
動かす。そうすると、ロックレバー153、154は、
上述と反対にそれぞれb方向に動作する。これにより、
ロックレバー153、154とフレーム158との係合
がはずれ、アンロック状態となる。なお、上述したよう
に、ソレノイド155は自己保持型のため、ソレノイド
155の極性が一旦切り替わると、ソレノイド155へ
の通電は停止される。また、このようなソレノイド15
5への通電、及びソレノイド155の極性を切り替える
ために供給される電流の向きは、取引工程の進行に応じ
て、制御装置10によって制御される。
【0022】図5は、新規口座開設のための取引フロー
チャートである。図5において、利用者は、新規に口座
開設を希望する場合は、モニタ1に最初に表示されてい
る選択画面に基づいて、操作部2を操作して口座開設取
引を選択する(ステップS1)。
チャートである。図5において、利用者は、新規に口座
開設を希望する場合は、モニタ1に最初に表示されてい
る選択画面に基づいて、操作部2を操作して口座開設取
引を選択する(ステップS1)。
【0023】口座開設取引が選択されると、画像読み込
み装置15の蓋151のロックが解除され、アンロック
状態となる(ステップS2)。利用者は、画像読み込み
装置の蓋を開けて、身分証明書を画像読み込み装置のス
キャナ面152上にセットする(ステップS3)。利用
者が身分証明書をセットして、蓋を閉じると、蓋に設け
られている電磁ロック機構部の作動により蓋にロックが
かかる(ステップS4)。その後、画像読み込み(スキ
ャン)が実行される(ステップS5)。そして、身分証
明書のスキャンを終了すると、再び、電磁ロック機構部
は、蓋のロックを解除する(ステップS6)。そして、
利用者は、蓋を開けて、身分証明書を取り出す(ステッ
プS7)。このとき、身分証明書が取り出された後、蓋
が閉じられても、蓋は、アンロック状態のままである。
み装置15の蓋151のロックが解除され、アンロック
状態となる(ステップS2)。利用者は、画像読み込み
装置の蓋を開けて、身分証明書を画像読み込み装置のス
キャナ面152上にセットする(ステップS3)。利用
者が身分証明書をセットして、蓋を閉じると、蓋に設け
られている電磁ロック機構部の作動により蓋にロックが
かかる(ステップS4)。その後、画像読み込み(スキ
ャン)が実行される(ステップS5)。そして、身分証
明書のスキャンを終了すると、再び、電磁ロック機構部
は、蓋のロックを解除する(ステップS6)。そして、
利用者は、蓋を開けて、身分証明書を取り出す(ステッ
プS7)。このとき、身分証明書が取り出された後、蓋
が閉じられても、蓋は、アンロック状態のままである。
【0024】続いて、自動取引装置内の申込用紙発行装
置16(図2参照)が口座開設申込用紙を印字し、申込
用紙が申込用紙発行口7(図1参照)から発行され、利
用者は、それに氏名、住所などの必要事項を記入する
(ステップS8)。記入が終了すると、利用者は、画像
読み込み装置の蓋を開けて、申し込み用紙をスキャナ面
にセットする(ステップS9)。そして、蓋を閉める
と、電磁ロック機構部により、蓋がロックされる(ステ
ップS10)。その後、申込用紙のスキャンが実行され
る(ステップS11)。スキャン終了後、申込用紙は、
画像読み込み装置の搬送ローラー159(図3参照)に
よって、自動取引装置内に取り込まれる(ステップS1
2)。その後、制御装置10の制御に基づいて、通帳発
行装置17及びカード発行装置18がそれぞれ通帳及び
キャッシュカードを作成し、それぞれ、通帳発行口3及
びカード出し入れ口4から発行される(ステップS1
3)。そして、利用者がそれらを受け取り、取引が終了
する。
置16(図2参照)が口座開設申込用紙を印字し、申込
用紙が申込用紙発行口7(図1参照)から発行され、利
用者は、それに氏名、住所などの必要事項を記入する
(ステップS8)。記入が終了すると、利用者は、画像
読み込み装置の蓋を開けて、申し込み用紙をスキャナ面
にセットする(ステップS9)。そして、蓋を閉める
と、電磁ロック機構部により、蓋がロックされる(ステ
ップS10)。その後、申込用紙のスキャンが実行され
る(ステップS11)。スキャン終了後、申込用紙は、
画像読み込み装置の搬送ローラー159(図3参照)に
よって、自動取引装置内に取り込まれる(ステップS1
2)。その後、制御装置10の制御に基づいて、通帳発
行装置17及びカード発行装置18がそれぞれ通帳及び
キャッシュカードを作成し、それぞれ、通帳発行口3及
びカード出し入れ口4から発行される(ステップS1
3)。そして、利用者がそれらを受け取り、取引が終了
する。
【0025】上述のように、利用者が身分証明書及び申
込用紙をスキャナ面上にセットし、スキャンが実行され
るとき、画像読み込み装置の蓋はロック状態となってい
る。これは、スキャン実行中に、誤って蓋が開けられ、
スキャンが正常に行われないことを防止するためであ
る。
込用紙をスキャナ面上にセットし、スキャンが実行され
るとき、画像読み込み装置の蓋はロック状態となってい
る。これは、スキャン実行中に、誤って蓋が開けられ、
スキャンが正常に行われないことを防止するためであ
る。
【0026】そして、蓋がロックされてスキャンが実行
されている間に停電が発生する場合が想定される。この
ような場合、身分証明書や申込書がセットされたまま
で、取り出すことができなくなる。このような場合、上
述したように、申込書は、返却する必要がない書類であ
るが、身分証明書は、停電が復旧するまでの時間にかか
わらず、即、利用者に返却する必要がある書類である。
以下に、本発明の実施の形態において特徴的な画像読み
込み装置の停電時の動作について図6及び図7を用いて
説明する。
されている間に停電が発生する場合が想定される。この
ような場合、身分証明書や申込書がセットされたまま
で、取り出すことができなくなる。このような場合、上
述したように、申込書は、返却する必要がない書類であ
るが、身分証明書は、停電が復旧するまでの時間にかか
わらず、即、利用者に返却する必要がある書類である。
以下に、本発明の実施の形態において特徴的な画像読み
込み装置の停電時の動作について図6及び図7を用いて
説明する。
【0027】図6は、画像読み込み装置の電気的な制御
ブロック図である。また、図7は、図6の各構成要素に
おける信号タイミングチャートである。図6において、
画像読み込み装置は、例えば、大容量コンデンサからな
るバックアップ電源20を備える。バックアップ電源2
0は、制御論理回路25からの駆動信号をトリガーに、
放電し、電磁ロック機構部21に電源を供給する。
ブロック図である。また、図7は、図6の各構成要素に
おける信号タイミングチャートである。図6において、
画像読み込み装置は、例えば、大容量コンデンサからな
るバックアップ電源20を備える。バックアップ電源2
0は、制御論理回路25からの駆動信号をトリガーに、
放電し、電磁ロック機構部21に電源を供給する。
【0028】また、通常動作においては、電磁ロック機
構部21には、図示されない電源部から電源が供給さ
れ、制御装置10による通電制御に基づいて、蓋151
のロック・アンロック状態が制御される。そして、制御
装置10内のCPU100は、上記図5の取引フローチ
ャートのステップS2において、画像読み取り装置の蓋
をアンロック状態にする。
構部21には、図示されない電源部から電源が供給さ
れ、制御装置10による通電制御に基づいて、蓋151
のロック・アンロック状態が制御される。そして、制御
装置10内のCPU100は、上記図5の取引フローチ
ャートのステップS2において、画像読み取り装置の蓋
をアンロック状態にする。
【0029】蓋がアンロック状態になると、利用者によ
って、蓋が開けられる。蓋開閉検知回路22は、この蓋
の開閉状態を検知する回路である。例えば、蓋が閉じら
れていると、蓋開閉検知回路22は通電状態となり、C
PU100に蓋閉信号を送る。反対に蓋が開いている状
態では、蓋開閉検知回路22は、非通電状態なので、信
号を送信しない。従って、図7(a)に示されるよう
に、一旦、蓋開閉検知回路22からの蓋閉信号の送信が
停止し、蓋閉信号の送信が再開されることによって、C
PU100は、蓋が開けられて身分証明書がセットさ
れ、蓋が閉じられたと認識する。そして、CPU100
は、蓋をロック状態にし、画像読み取り装置を動作させ
る。このとき、同時に、図7(b)に示されるように、
CPU100は、パルス信号P1をラッチ回路23に送
信する。ラッチ回路23は、パルス信号P1を受信する
と、その出力信号レベルをLレベルからHレベルに切り
替え、次のパルス信号P2を受信するまでその出力レベ
ルを保持する回路である。従って、図7(c)に示され
るように、CPU100が蓋をロックしたと同時に出力
するパルス信号P1によって、ラッチ回路23の出力レ
ベルは、Hレベルになる。そして、スキャンが終了する
と、CPU100は、蓋をアンロック状態にし、そのと
き同時に、ラッチ回路23にパルス信号P2を送信す
る。これにより、ラッチ回路23の出力信号レベルはL
レベルに戻る。なお、ラッチ回路23の状態は、メモリ
101にも記憶され、口座取引開始時にLレベルになる
ように維持される。また、蓋の開閉状態もメモリ101
に記憶される。
って、蓋が開けられる。蓋開閉検知回路22は、この蓋
の開閉状態を検知する回路である。例えば、蓋が閉じら
れていると、蓋開閉検知回路22は通電状態となり、C
PU100に蓋閉信号を送る。反対に蓋が開いている状
態では、蓋開閉検知回路22は、非通電状態なので、信
号を送信しない。従って、図7(a)に示されるよう
に、一旦、蓋開閉検知回路22からの蓋閉信号の送信が
停止し、蓋閉信号の送信が再開されることによって、C
PU100は、蓋が開けられて身分証明書がセットさ
れ、蓋が閉じられたと認識する。そして、CPU100
は、蓋をロック状態にし、画像読み取り装置を動作させ
る。このとき、同時に、図7(b)に示されるように、
CPU100は、パルス信号P1をラッチ回路23に送
信する。ラッチ回路23は、パルス信号P1を受信する
と、その出力信号レベルをLレベルからHレベルに切り
替え、次のパルス信号P2を受信するまでその出力レベ
ルを保持する回路である。従って、図7(c)に示され
るように、CPU100が蓋をロックしたと同時に出力
するパルス信号P1によって、ラッチ回路23の出力レ
ベルは、Hレベルになる。そして、スキャンが終了する
と、CPU100は、蓋をアンロック状態にし、そのと
き同時に、ラッチ回路23にパルス信号P2を送信す
る。これにより、ラッチ回路23の出力信号レベルはL
レベルに戻る。なお、ラッチ回路23の状態は、メモリ
101にも記憶され、口座取引開始時にLレベルになる
ように維持される。また、蓋の開閉状態もメモリ101
に記憶される。
【0030】ラッチ回路23からの出力信号は、制御論
理回路25に入力される。制御論理回路25には、さら
に、電源電圧監視回路24から出力される監視信号が入
力される。図7(d)に示されるように、電源電圧監視
回路24は、電源電圧を所定の基準電圧と比較し、停電
発生などによって、電源電圧信号が基準電圧Vrefを下
回ると、監視信号は、図7(e)に示されるように、L
レベルからHレベルとなる。そして、制御論理回路25
は、論理積(AND)に基づいて、ラッチ回路23から
の出力信号と電源電圧監視回路24からの監視信号がと
もにHレベルとなると、図7(f)に示されるように、
Hレベルの導通信号が出力され、バックアップ電源20
と電磁ロック機構部21とが導通する。これにより、電
磁ロック機構部21に電源が供給される。バックアップ
電源20からの電源供給は、電磁ロック機構部21がア
ンロック状態になるような向きに電流が供給されるよう
にあらかじめ設定されている。これにより、ロック状態
からアンロック状態に切り替わる。
理回路25に入力される。制御論理回路25には、さら
に、電源電圧監視回路24から出力される監視信号が入
力される。図7(d)に示されるように、電源電圧監視
回路24は、電源電圧を所定の基準電圧と比較し、停電
発生などによって、電源電圧信号が基準電圧Vrefを下
回ると、監視信号は、図7(e)に示されるように、L
レベルからHレベルとなる。そして、制御論理回路25
は、論理積(AND)に基づいて、ラッチ回路23から
の出力信号と電源電圧監視回路24からの監視信号がと
もにHレベルとなると、図7(f)に示されるように、
Hレベルの導通信号が出力され、バックアップ電源20
と電磁ロック機構部21とが導通する。これにより、電
磁ロック機構部21に電源が供給される。バックアップ
電源20からの電源供給は、電磁ロック機構部21がア
ンロック状態になるような向きに電流が供給されるよう
にあらかじめ設定されている。これにより、ロック状態
からアンロック状態に切り替わる。
【0031】一方、図5のステップS9において、申込
用紙がスキャナ面にセットされるステップの場合、図7
(a)の区間tと同様に、蓋開閉検知回路22からの蓋
閉信号送信の中断及び再開がCPU100によって認識
されると、蓋がロックされる。しかし、このとき、CP
U100は、図7(b)に対応するパルス信号P1をラ
ッチ回路23に送信しない。従って、図7(c)におけ
るラッチ回路23の出力信号はLレベルのままである。
そして、停電に発生に伴って、電源電圧監視回路24か
らのHレベルの監視信号が制御論理回路25に入力され
ても、制御論理回路25は、論理積(AND)に従っ
て、Hレベルの導通信号を出力しない(図7(f)点線
参照)。これにより、申込用紙をスキャン中に停電が発
生した場合であっても、バックアップ電源20は動作せ
ず、ロック状態が維持される。
用紙がスキャナ面にセットされるステップの場合、図7
(a)の区間tと同様に、蓋開閉検知回路22からの蓋
閉信号送信の中断及び再開がCPU100によって認識
されると、蓋がロックされる。しかし、このとき、CP
U100は、図7(b)に対応するパルス信号P1をラ
ッチ回路23に送信しない。従って、図7(c)におけ
るラッチ回路23の出力信号はLレベルのままである。
そして、停電に発生に伴って、電源電圧監視回路24か
らのHレベルの監視信号が制御論理回路25に入力され
ても、制御論理回路25は、論理積(AND)に従っ
て、Hレベルの導通信号を出力しない(図7(f)点線
参照)。これにより、申込用紙をスキャン中に停電が発
生した場合であっても、バックアップ電源20は動作せ
ず、ロック状態が維持される。
【0032】このように、申込用紙スキャン中に停電が
発生しても、申込用紙は、元来、利用者に返却する必要
性の小さい書類であるので、ロック状態を維持する。こ
れにより、画像読み込み装置の蓋を、いたずらや破壊さ
れる可能性が高いアンロック状態にする場合を最低限に
抑えることができる。そして、身分証明書など利用者に
必ず返却する必要のある書類がスキャンされている間に
停電が発生した場合のみ、バックアップ電源20を駆動
し、アンロック状態とすることにより、返却可能状態と
する。
発生しても、申込用紙は、元来、利用者に返却する必要
性の小さい書類であるので、ロック状態を維持する。こ
れにより、画像読み込み装置の蓋を、いたずらや破壊さ
れる可能性が高いアンロック状態にする場合を最低限に
抑えることができる。そして、身分証明書など利用者に
必ず返却する必要のある書類がスキャンされている間に
停電が発生した場合のみ、バックアップ電源20を駆動
し、アンロック状態とすることにより、返却可能状態と
する。
【0033】これにより、停電時における利用者に対す
る不測の不便を与えることなく、画像読み込み装置の保
守、ひいては、自動取引装置全体の保守を高めることが
可能となる。
る不測の不便を与えることなく、画像読み込み装置の保
守、ひいては、自動取引装置全体の保守を高めることが
可能となる。
【0034】また、上述したような本発明の実施の形態
における自動取引装置のバックアップ動作は、バックア
ップ動作が必要な状態(ロック状態で身分証明書がスキ
ャンされている状態)であることをあらかじめ停電前に
制御装置10から画像取り込み装置15に記憶させるこ
と(CPU100からのパルス信号P1によりにその状
態がラッチ回路に記憶される)によって、自動取引装置
全体に対するバックアップ装置を必要とせず、停電によ
って、制御装置10が動作不能になっても、必須のバッ
クアップ動作を行わせることができる。
における自動取引装置のバックアップ動作は、バックア
ップ動作が必要な状態(ロック状態で身分証明書がスキ
ャンされている状態)であることをあらかじめ停電前に
制御装置10から画像取り込み装置15に記憶させるこ
と(CPU100からのパルス信号P1によりにその状
態がラッチ回路に記憶される)によって、自動取引装置
全体に対するバックアップ装置を必要とせず、停電によ
って、制御装置10が動作不能になっても、必須のバッ
クアップ動作を行わせることができる。
【0035】なお、スキャナ面にセットされる書類は、
申込用紙及び身分証明書に限られず、口座開設取引にお
いて、それ以外の書類が要求されてもよい。また、自動
取引装置において実行される取引は、口座取引に限られ
ない。そして、他の取引の場合、自動取引装置は、その
取引に必要とされる書類を要求し、要求した書類のう
ち、返却の要否に応じて、上述した停電時の動作を行
う。
申込用紙及び身分証明書に限られず、口座開設取引にお
いて、それ以外の書類が要求されてもよい。また、自動
取引装置において実行される取引は、口座取引に限られ
ない。そして、他の取引の場合、自動取引装置は、その
取引に必要とされる書類を要求し、要求した書類のう
ち、返却の要否に応じて、上述した停電時の動作を行
う。
【0036】また、利用者から提供される書類を受け入
れる装置は、上記本発明の実施の形態における画像読み
込み装置に限られず、利用者から所定の書類を受け入
れ、ロック機構を有する装置であれば何でもよい。
れる装置は、上記本発明の実施の形態における画像読み
込み装置に限られず、利用者から所定の書類を受け入
れ、ロック機構を有する装置であれば何でもよい。
【0037】
【発明の効果】以上、本発明によれば、所定の書類を受
け入れた受入部(画像読み込み装置)がロックがかかっ
た状態で、停電が発生したときであって、受入部内の書
類が利用者に返却の必要性の乏しい書類(申込用紙な
ど))場合、ロック状態を維持する。これにより、受入
部内部へのいたずらや破壊される可能性が高いアンロッ
ク状態にする場合を最低限に抑えることができる。
け入れた受入部(画像読み込み装置)がロックがかかっ
た状態で、停電が発生したときであって、受入部内の書
類が利用者に返却の必要性の乏しい書類(申込用紙な
ど))場合、ロック状態を維持する。これにより、受入
部内部へのいたずらや破壊される可能性が高いアンロッ
ク状態にする場合を最低限に抑えることができる。
【0038】そして、受入部内の書類が利用者に返却す
る必要性がある書類(身分証明書など)である場合、受
入部に設けられたバックアップ電源を駆動し、アンロッ
ク状態にすることにより、返却可能状態とすることがで
きる。
る必要性がある書類(身分証明書など)である場合、受
入部に設けられたバックアップ電源を駆動し、アンロッ
ク状態にすることにより、返却可能状態とすることがで
きる。
【0039】これにより、停電時における利用者に対す
る不測の不便を与えることなく、受入部の保守、ひいて
は、自動取引装置全体の保守を容易にすることができ
る。
る不測の不便を与えることなく、受入部の保守、ひいて
は、自動取引装置全体の保守を容易にすることができ
る。
【図1】本発明の実施の形態における自動取引装置の概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態における自動取引装置のブ
ロック構成図である。
ロック構成図である。
【図3】画像読み込み装置の上面図である。
【図4】電磁ロック機構部の動作を説明するための図で
ある。
ある。
【図5】新規口座開設取引のフローチャートである。
【図6】停電時における画像読み込み装置の制御ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図7】各構成要素における信号タイミングチャートで
ある。
ある。
1 モニタ 2 操作部 10 制御部 15 画像読み込み装置 20 バックアップ電源 21 ロック機構部 22 蓋開閉状態検知回路 23 ラッチ回路 24 電源電圧監視回路 25 制御論理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 隆四 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 3E040 AA01 AA04 AA07 AA10 BA07 CA07 CB04 DA03 DA09 EA10 FA05 FH05
Claims (5)
- 【請求項1】利用者から提供される複数種類の取引媒体
を受け入れ、複数の取引工程を実行する自動取引装置に
おいて、 該複数種類の取引媒体を、該取引工程に従って受け入れ
る受入部と、 停電を検知する停電検知部と、 該停電検知部により停電が検知されると、該受入部に受
け入れられている取引媒体の種類に応じて、該受け入れ
られている取引媒体を返却する必要があるか否かを判断
し、返却が必要な場合、該受入部を返却可能状態にする
制御部とを備えることを特徴とする自動取引装置。 - 【請求項2】請求項1において、 前記受入部は、バックアップ電源を備え、 前記制御部は、停電が検知されると、該バックアップ電
源を駆動して、前記受入部を返却可能状態にすることを
特徴とする自動取引装置。 - 【請求項3】請求項1において、 前記受入部は、前記受入部を通常ロック状態とし、前記
取引媒体が受け入れられる時及び返却される時にアンロ
ック状態とするロック機構部を有し、 前記制御部は、停電が検知され、且つ、前記受入部に受
け入れられている取引媒体が返却の必要な取引媒体であ
る場合、該ロック機構部をアンロック状態にすることに
よって、返却可能状態にすることを特徴とする自動取引
装置。 - 【請求項4】請求項2において、 前記受入部は、前記受入部を通常ロック状態とし、前記
取引媒体が受け入れられる時及び返却される時にアンロ
ック状態とするロック機構部を有し、 前記制御部は、停電が検知され、且つ、前記受入部に受
け入れられている取引媒体が返却の必要な取引媒体であ
る場合、バックアップ電源を駆動して、該ロック機構部
に電源を供給することによって、該ロック機構部をアン
ロック状態にし、該受入部を返却可能状態にすることを
特徴とする自動取引装置。 - 【請求項5】請求項3又は4において、 前記受入部は、前記ロック機構部を備えた蓋と本体とか
ら構成され、 前記ロック機構部は、ソレノイドと該ソレノイドにリン
クしたレバーとを備え、 該ソレノイドの極性の変化に応じて該レバーが動作し、
該レバーが該本体と係合することによってロック状態を
生成することを特徴とする自動取引装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10342946A JP2000172900A (ja) | 1998-12-02 | 1998-12-02 | 自動取引装置 |
US09/348,070 US6457133B1 (en) | 1998-12-02 | 1999-07-06 | Automatic transaction apparatus |
EP99305524A EP1006493B1 (en) | 1998-12-02 | 1999-07-12 | Automatic transaction apparatus |
ES99305524T ES2218954T3 (es) | 1998-12-02 | 1999-07-12 | Aparato automatico para transacciones. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10342946A JP2000172900A (ja) | 1998-12-02 | 1998-12-02 | 自動取引装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000172900A true JP2000172900A (ja) | 2000-06-23 |
Family
ID=18357748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10342946A Pending JP2000172900A (ja) | 1998-12-02 | 1998-12-02 | 自動取引装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6457133B1 (ja) |
EP (1) | EP1006493B1 (ja) |
JP (1) | JP2000172900A (ja) |
ES (1) | ES2218954T3 (ja) |
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---|---|---|---|---|
DE10041133C2 (de) * | 2000-08-21 | 2003-08-28 | Com Design Gmbh | Möbel für die Selbstbedienung |
US6850730B2 (en) * | 2003-05-22 | 2005-02-01 | Xerox Corporation | Platen cover positioning system for an input scanner or copier |
JP4378493B2 (ja) * | 2007-04-27 | 2009-12-09 | シャープ株式会社 | 画像形成装置 |
CN106786853A (zh) * | 2016-12-02 | 2017-05-31 | 杭州创睿新能源科技有限公司 | 一种充电桩掉电解锁电路 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3868648A (en) * | 1973-07-05 | 1975-02-25 | Ind Dynamics Inc | Programmable process and production control systems |
US4142620A (en) * | 1977-10-11 | 1979-03-06 | Massachusetts Bay Transportation Authority | Access control system |
JPS60153363U (ja) | 1984-03-16 | 1985-10-12 | オムロン株式会社 | カ−ドリ−ダ |
JPS614257U (ja) | 1984-06-11 | 1986-01-11 | オムロン株式会社 | カ−ドリ−ダ |
JPH02216598A (ja) | 1989-02-17 | 1990-08-29 | Oki Electric Ind Co Ltd | 自動取引装置の取引処理方法 |
JP3431244B2 (ja) | 1993-12-01 | 2003-07-28 | 株式会社東芝 | 自動取引装置 |
JPH08227329A (ja) | 1995-02-21 | 1996-09-03 | Hitachi Ltd | システム装置 |
US5774663A (en) | 1995-09-05 | 1998-06-30 | Huntington Bancshares, Inc. | Personal banker customer management system providing interactive video communication in real time concerning banking information |
US5679945A (en) * | 1995-03-31 | 1997-10-21 | Cybermark, L.L.C. | Intelligent card reader having emulation features |
US6149064A (en) * | 1998-03-06 | 2000-11-21 | Kabushiki Kaisha Sankyo Seiki Seisakusho | IC card reader |
US6254005B1 (en) * | 1999-06-03 | 2001-07-03 | Qi Technologies Corp. | Card reader with card capture clamp |
-
1998
- 1998-12-02 JP JP10342946A patent/JP2000172900A/ja active Pending
-
1999
- 1999-07-06 US US09/348,070 patent/US6457133B1/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-07-12 EP EP99305524A patent/EP1006493B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-07-12 ES ES99305524T patent/ES2218954T3/es not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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