JP2000172348A - 電源制御回路、画像形成装置及び記憶媒体 - Google Patents

電源制御回路、画像形成装置及び記憶媒体

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JP2000172348A
JP2000172348A JP10350550A JP35055098A JP2000172348A JP 2000172348 A JP2000172348 A JP 2000172348A JP 10350550 A JP10350550 A JP 10350550A JP 35055098 A JP35055098 A JP 35055098A JP 2000172348 A JP2000172348 A JP 2000172348A
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power supply
power
circuit
switch
control
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JP10350550A
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Koji Arai
康治 新井
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主電源スイッチとは別の制御電源スイッチ有
する画像形成装置において、特別なデバイスを用いるこ
となく、簡易な構成により電力消費の少ない画像形成装
置を提供すること。 【解決手段】 電源スイッチ109と操作部等に設けら
れた電源制御スイッチ108の状態に応じて、アウトレ
ット2802への電源供給をオンオフするリレー回路2
803を制御するとともに、リーダ電源2801の制御
を行うリーダコントローラ106を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント機能と複
写機能の両方を有する画像形成装置に関し、特にその電
源投入・切断制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置において
は、直接AC電源の供給をオンオフする電源スイッチ
(SW)ではなく、SWが操作されたのを検知し、ある
シーケンスを動作させたり、また、一部の電源だけをオ
ンオフするような電源制御SWが設けられている。ま
た、画像形成装置においては、主電源SWは本体側面も
しくは背面にあり、それとは別に電源制御SWを操作部
上に設けていることが多い。そして、電源制御SWの検
知のために、検知部の回路は主電源SWがオンの状態
で、或いは主電源SWの状態に関わりなく電源が供給さ
れており、その他にCPU等付属の制御回路にも電源が
供給されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の画像形
成装置においては、電源制御SWの回路には、SW操作
の検知のために、主電源SWが入った状態でもしくは電
源SWとは関係なく電源供給されており、またその他
に、検知に必要なCPU等付属の制御回路にも電源が供
給されており、数ワット程度の電力を常に消費してい
た。そのため、待機状態であっても検知のための電力消
費が存在していた。しかし、これら検知用部分の電力消
費を減らすためには、CPU等制御回路には、通常の画
像形成装置の制御回路に使用されるものとは異なるデバ
イス(部品)を使用する必要があり、画像形成装置のコ
ストアップの要因となっていた。
【0004】本発明の目的は、主電源スイッチとは別の
制御電源スイッチ有する画像形成装置において、特別な
デバイスを用いることなく、簡易な構成により電力消費
の少ない画像形成装置を提供することにある。本発明の
別の目的は、電源回路を別個に有する複数の要素からな
り、ある要素から他の要素へ電源を供給する構成を有す
る画像形成装置において、全体の電源の投入・切断制御
が容易な画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、所定の電圧及び/又は電流(電源)の、所定の回路
への供給或いは供給の遮断を指示する第1のスイッチ手
段と、第1のスイッチ手段の状態変化に応じて、電源の
所定の回路への供給或いは遮断を行う制御回路手段とを
有する電源制御回路であって、第1のスイッチ手段の状
態を記憶する記憶手段と、第1のスイッチ手段が所定時
間導通するか、記憶手段の記憶内容が導通である場合に
所定の回路への電源供給を行い、記憶手段の記憶内容が
遮断であり、かつ所定時間第2のスイッチ手段が遮断状
態である場合に所定回路への電源供給を遮断することを
特徴とする電源制御回路及びこの電源制御回路を用いた
画像形成装置に存する。
【0006】また、本発明の別の要旨は、所定の電圧及
び/又は電流(電源)の、所定の回路への供給或いは供
給の遮断を指示する第1のスイッチ手段と、接続された
他の機器に対する電源供給を行うための接続手段と、第
1のスイッチ手段の状態を記憶する記憶手段を含み、第
1のスイッチ手段が所定時間導通するか、記憶手段の記
憶内容が導通である場合に所定の回路への電源供給を行
い、記憶手段の記憶内容が遮断であり、かつ所定時間第
2のスイッチ手段が遮断状態である場合に所定回路への
電源供給を遮断する電源制御回路手段とを有する画像入
力部と、接続手段に接続された画像形成部とから構成さ
れ、電源制御回路手段が、電源供給の遮断を行う場合
に、画像形成部に対する電源遮断可否を判別してから画
像形成部に対する電源供給を遮断することを特徴とする
画像形成装置に存する。
【0007】また、本発明の更に別の要旨は、装置が実
行可能なプログラムを格納する記憶媒体であって、プロ
グラムを実行する装置を、所定の電圧及び/又は電流
(電源)の、所定の回路への供給或いは供給の遮断を指
示する第1のスイッチ手段と、第1のスイッチ手段の状
態変化に応じて、電源の所定の回路への供給或いは遮断
を行う制御回路手段とを有する電源制御回路であって、
第1のスイッチ手段の状態を記憶する記憶手段と、第1
のスイッチ手段が所定時間導通するか、記憶手段の記憶
内容が導通である場合に所定の回路への電源供給を行
い、記憶手段の記憶内容が遮断であり、かつ所定時間第
2のスイッチ手段が遮断状態である場合に所定回路への
電源供給を遮断する電源制御回路回路として動作させる
ことを特徴とする記憶媒体に存する。
【0008】
【発明の実施の形態】[全体の構成]まず、全体の概要
について説明する。図1は、画像処理装置の基本機能と
してのプリンタの全体における位置づけを示す図であ
る。2101はビデオI/Fであり、後述する2102
のプリンタと2103のプリンタコントローラ間の通信
を行うものである。このI/Fの各信号についての詳細
は後述する。2102はプリンタであり、2101のI
/Fを介して受け取る電気画像信号を目に見える形に形
成し、記録紙に転写し、定着した後出力する。これらの
画像形成シーケンスを実現するために、各種の負荷を制
御する。その他に、プリンタの状態を検知し、プリンタ
コントローラに対して通知する働きも行っている。21
03はプリンタコントローラであり、2104に示すホ
ストコンピュータ(図1(A))、あるいは2105で
示すネットワークを介して(図1(B))、送られてく
るデータを受け取る。これは、ビットマップデータや、
PDL(Page discription Language)記述のデータな
ど様々な形式で送られてくる。このデータをメモリに展
開して、ラスタ形式のデータとして、2102のプリン
タへとデータを転送する。このようにして、ホストコン
ピュータで作成されたデータをプリンタ出力することが
できるのである。また、本図においては便宜上プリンタ
コントローラとプリンタを分離して記載したが、プリン
タコントローラはプリンタ内部にあっても良く、実際は
そのような構成が一般的である。
【0009】図2は、モジュール構成を有する画像処理
装置の構成例を示すブロック図である。同図において、
2001は基本構成としてのプリンタ本体であり、20
02はプリンタの紙搬送制御や画像形成制御を行うエン
ジン制御部であり、2003は画像形成部である。21
03は図1におけるプリンタコントローラであり、図2
に示す通り、プリンタ本体2001に内蔵されている。
また、2104は1対1もしくはネットワーク2105
を介してプリンタコントローラ2103に接続されてい
る前記図1のホストコンピュータである。2004はオ
プションで追加出来る給紙カセットデッキであり、20
05はオプションで追加出来るソータであり、2006
は該オプションカセットデッキと該オプションソータを
制御するオプションコントローラである。2007はD
Cコントローラに繋がる電源SWであり、2008はプ
リンタのACケーブルである。以下の説明においては、
プリンタ本体に含まれる、プリント動作に関わる機構全
体、特にエンジン制御部が制御する機構全体を便宜的に
「プリンタ」として説明することがある。
【0010】[プリンタコントローラとプリンタの構
成]本発明は、上述の基本構成にモジュールを装着して
機能を付加した場合など、複合機能を有する画像処理装
置に関するが、まずその前提となるプリンタコントロー
ラとプリンタの構成について説明する。
【0011】まず、プリンタコントローラとプリンタを
接続している2101のビデオI/Fについて詳細を説
明する。図3は、図2におけるエンジン制御部2002
及びプリンタコントローラ2103間において送受され
る代表的な信号を説明する図である。
【0012】また、図4にビデオI/Fの信号一覧を示
すが、ここでは特に図3に示した代表的な信号について
のみ説明を行う。
【0013】まず、203の/PPRDYはプリンタに
電源が供給されたあと、初期設定等の処理が終了した
後、プリンタコントローラとの通信が可能となった事を
示す信号である。
【0014】204の/CPRDYは、プリンタコント
ローラに電源が供給され、初期設定等の処理が終了した
後、エンジン制御部との通信が可能となったを示す信号
である。
【0015】205の/RDY信号は、エンジン制御部
がプリンタコントローラからプリント開始指示(後述の
/PRNT信号)により、プリント動作可能になったこ
とを示す信号である。この信号が真になる条件は、定着
器内の温度が所定温度に達しているか、記録紙がプリン
タ内に残留していないか、ポリゴンミラーが所定の速度
で回転しているか等のプリンタの各部分が正常に動作し
ている場合のみである。
【0016】206の/PRNT信号は、プリンタコン
トローラがエンジン制御部に対して、印字動作の開始、
あるいは継続を指示する信号である。
【0017】207の/TOP信号は、エンジン制御部
からプリンタコントローラに対して渡される、画像の垂
直走査の基準となる同期信号である。この信号は、20
6の信号がプリンタコントローラから出力された後、一
定時間後に出力される。
【0018】208の/LSYNC信号は、プリンタコ
ントローラが水平走査の基準とする同期信号であり、/
TOP信号と同様、206の信号がプリンタコントロー
ラから出力された後、一定時間後にプリンタコントロー
ラに対して出力される。
【0019】209の/VCLK信号は、後述する/V
DOEN及び/VDO信号の為の同期クロックであり、
プリンタコントローラから画像信号に対応する周波数の
クロックを発生する。
【0020】210の/VDOEN信号は、プリンタコ
ントローラが出力する画像信号のエンジン制御部への取
り組みを制御する信号である。エンジン制御部は、/V
CLK信号に同期してこの信号がTRUE/FALSE
であるかを検出し、TRUEの場合は画像信号を取り込
み、FALSEの場合は取り込を行わない。
【0021】211の/VDO信号は画像データであ
る。プリンタコントローラは、垂直方向に対しては/T
OP信号、水平方向に対しては/LSYNC信号を基準
として、/VCLK信号に同期して出力する。
【0022】212の/CCLK信号は、プリンタコン
トローラがシリアルコマンドをエンジン制御部に送信す
る時、及びエンジン制御部がシリアルステータスをプリ
ンタコントローラに対して返答する時の同期クロックで
あり、プリンタコントローラから出力される。
【0023】213の/CBSY信号は、プリンタコン
トローラが、後述する/CMD信号を用いてシリアルコ
マンドを送信している事をエンジン制御部に示す信号で
ある。
【0024】214の/CMD信号は、プリンタコント
ローラがエンジン制御部へシリアル情報を送信する場合
に使用する信号であり、シリアル情報をコマンドと呼ぶ
ことにする。
【0025】215の/SBSY信号は、エンジン制御
部が/STS信号を用いてシリアルステータスを返信し
ている事をプリンタコントローラに示す信号である。
【0026】216の/STS信号は、エンジン制御部
がプリンタコントローラに対してシリアル情報を返答す
る時に使用する信号であり、シリアル情報をステータス
と呼ぶことにする。
【0027】217の/CCRT信号は、プリンタ内部
のステータスが変化した時にプリンタコントローラに対
して報告するための信号である。プリンタコントローラ
がこの報告信号を受けると、/CMD信号を使ってエン
ジン側の状態の何が変化したかを問い合わせるコマンド
を発行し、それに対してエンジン制御部は、/STS信
号でその状態を知らせる。
【0028】次に、エンジン制御部が制御するプリンタ
について図5を用いて説明する。図5はプリンタの機構
並びに被記録材の搬送経路を模式的に表した図である。
本図においては例として電子写真方式のカラープリンタ
を示している。
【0029】401は、スキャナーであり、図示しない
プリンタコントローラから送られてきた画像信号(/V
DO)を受け取り、対応するレーザー光を、402で示
す感光体に照射し、感光体上に帯電像を形成する。感光
体402は反時計回りに回転しながら、404の黒現像
器や403の色現像器に到達する。403,404の現
像器は感光体上の電荷に応じてトナーを感光体上にのせ
る(現像させる)働きをする。画像が白黒の時は、40
4の黒現像器のみが動作し、カラーの時は、403と4
04の両方の現像器が順次使用される。次に、感光体上
に生成されたトナー像は、感光体402に接して設けら
れ、時計回りに回転する中間転写体405に転写され
る。この中間転写体を白黒の場合は1回転、カラーの場
合は4回転させて白黒又はカラーのトナー像を中間転写
体上に生成する。
【0030】一方で、408の上段カセットあるいは4
09の下段カセットから411あるいは412のピック
アップローラで給紙された記録紙等の被記録材が、41
3あるいは414の給紙ローラに従って搬送され、41
5の搬送ローラで更にレジストローラ420の前まで搬
送されていく。また、手差し給紙ユニットから記録紙を
搬送する場合は、搬送ローラ416によりレジストロー
ラ420の前まで搬送する。
【0031】そして、前述した中間転写体405でトナ
ー像生成が終了するタイミングで記録紙が中間転写体と
転写ベルト406の間に到達するようにレジストローラ
420が記録紙を搬送する。ここに記録紙が到達したと
ころで、転写ベルトが記録紙を介して中間転写体に接
し、中間転写体405上に形成されたトナー像が記録紙
に転写される。記録紙に転写された画像は、407の定
着ローラで、熱と加圧により記録紙に定着される。
【0032】画像が定着された記録紙は、プリンタコン
トローラによりあらかじめ指定されていた417で示す
フェイスアップ排紙口か418で示すフェイスダウン排
紙口のいずれかに搬送され、排紙される。また、両面印
刷を行う場合は、搬送経路421を介して再度印刷処理
がなされる。このようにして、プリンタコントローラか
ら送られてきた画像情報を出力することができる。
【0033】次に、ビデオI/F間でやり取りされる信
号のタイミングを図6に示す。これは前述したビデオI
/Fの信号説明を、時間経過に従って示したものであ
る。
【0034】まず、画像情報の準備が完了すると、プリ
ンタコントローラは/PRNT信号をLow(真)にし
て準備の完了をエンジン制御部に伝える。それと同時
に、画像信号の転送に用いられる画像同期信号/VDL
K信号も発生する。
【0035】それに応答してエンジン制御部は、プリン
タ内部の様々な設定等必要な処理を行い、画像信号の受
け入れが可能となったところで、垂直同期信号/TOP
信号と水平同期信号/LSYNC信号をプリンタコント
ローラに対して出力する。
【0036】そしてプリンタコントローラは受信した/
TOP信号と、/LSYNC信号に合わせて、画像信号
/VDOと、画像有効信号である/VDOENをエンジ
ン制御部に対して転送する。この一連の処理を繰り返す
ことにより全体の印刷が行われる。
【0037】次に、これらのプリント動作中にプリンタ
コントローラとエンジン制御部間でどのようにしてコマ
ンドやステータスのやり取りが行われているかを説明す
る。図7は、プリンタコントローラとエンジン制御部間
での通信のタイミングを示したものである。通信はシリ
アルで行われる。
【0038】まず、最下段の/CCRT信号を使わない
場合について説明する。プリンタコントローラがエンジ
ン制御部に対してコマンドを発行(送信)したい場合に
は、/CBSY信号をLow(真)にして、クロック信
号/CCLKに同期させて/CMD信号にコマンドデー
タを送る。それを受け取ったエンジン制御部は、/CB
SY信号がHigh(偽)であるのを確認した後、/S
BSYをLow(真)にしてコマンドに対応したエンジ
ン側のステータスデータをプリンタコントローラから発
生されている/CCLK信号に同期させてステータス信
号/STSに送る。このステータスデータをプリンタコ
ントローラが受け取り、その状態によりプリント制御を
続行したり、中断したりする。
【0039】次に、/CCRT信号を使用する場合につ
いて説明する。この信号は、あらかじめプリンタコント
ローラが指定したエンジン側の状態に対して変化が生じ
た場合に、Low(真)となる信号である。例えば、紙
なしが発生した場合に/CCRT信号を有効にするよう
にプリンタコントローラがあらかじめ/CMDで設定し
ていたとする。そこで残りの記録紙が1枚しかなく、プ
リンタコントローラが2枚のプリントアウト要求を出し
たとする。1枚目は問題なくプリントシーケンス動作が
正常に処理される。しかし、2枚目の記録紙が存在しな
いために、2枚目の画像形成が開始された段階で、プリ
ンタエンジン側は状態の変化を検知し、/CCRT信号
をHighからLowへ変化させる。この信号はプリン
タコントローラに伝えられる。プリンタコントローラは
これを検知するとすぐにエンジン制御部に対してどの給
紙カセットが紙なしになっているかを知るために、給紙
部紙有無ステータスを要求するコマンドを発行する。そ
れに従って、エンジン制御部は紙無しカセットのステー
タスをコントローラ側に返す。/CCRT信号は、ステ
ータスが返される/SBSY信号がLowになったタイ
ミングでHighにクリアされる。
【0040】では、更に具体的にプリンタコントローラ
とエンジン制御部のコマンド/ステータスのやり取りを
図8に示して、プリント動作を説明する。図8は、カラ
ー出力を行う場合について示す。
【0041】ホストコンピュータ等からのプリント開始
要求を受信すると、プリンタコントローラは、プリント
する画像データの変換処理等を行いつつ、エンジン制御
部に対してプリンタのレディ状態をチェックする。エン
ジン制御部からレディ状態を受信すると、次に記録紙の
給紙段を指定するコマンドを発行する本図においては下
段のカセットを指定している。カセットの指定に対し、
エンジン制御部は給紙状態を応答する。ついで、コント
ローラは指定したカセットにある記録紙サイズ情報を要
求するコマンドを発行し、エンジン制御部はこれに応答
する。
【0042】給紙に関する情報のやりとりが終わると、
プリンタコントローラは次に、排紙口を指定する排紙FU
指定コマンドを発行し、エンジン制御部は指定された排
紙口の状態を応答する。ついで、何ページ画像を形成す
るかを指定するページモード指定コマンド、最後にモノ
クロ/カラーの指定コマンドをの発行と、その応答を繰
り返して、プリンタ側の全ての設定を終了する。
【0043】プリンタの設定が終了すると、プリンタコ
ントローラはエンジン制御部に対して、プリント要求を
発生する(/PRNTを真にする)とともに、クロック
信号(/VCLK)を発生する。エンジン制御部は/P
RNT信号が真になってから所定時間待ってから、/T
OP信号と水平同期信号(/LSYNC)を出力する。
プリンタコントローラは/TOP信号受信後、/LSY
NCを所定時間カウントしてから、/LSYNCに垂直
走査方向を、更に/LSYNCに水平方向を同期させな
がら、/VCLKに合わせて画像信号(/VDO)をエ
ンジン制御部へ転送する。ここでは、カラーモードに設
定したため、CMYK4色分の画像を形成して1ページ
分の処理が終了するまで、データ転送処理を繰り返す。
【0044】そして、最終の/TOP信号を受信してか
ら、プリンタコントローラは/PRNT信号をHigh
(偽)に戻す。エンジン制御部は画像形成処理が終了し
たタイミングで/PRNT信号の状態(偽)を確認する
ことでプリント要求が終了したことを検知し、中間転写
体のクリーニング動作などの後処理に移行する。プリン
ト処理によりトナー像を転写された記録紙は定着ローラ
を通過後、指定された排紙口に排出される。最後にプリ
ンタコントローラは、エンジン制御部に対して、プリン
トステータスの要求を行い、エンジン制御部から記録紙
搬送状態でない(排紙終了)との応答を確認した後、一
定時間待機してからプリント終了状態となり、次のプリ
ント要求が発生するまで、レディ状態で待機する。
【0045】以上のような動作中に記録紙のジャムや、
前述した記録紙無しや、ユーザによるドアオープンなど
の、イリーガル状態が発生すると前述した/CCRT信
号を用いる等して即座にエンジン制御部からプリンタの
異常をプリンタコントローラに伝える。プリンタコント
ローラは、それに応じた対応処理を行うことになる。
【0046】以上がプリンタコントローラとエンジン制
御部の間で行う処理である。
【0047】[リーダコントローラを装着した場合の構
成]図9は以上説明したプリンタ本体に、ホストコンピ
ュータから転送されたデータを元にしてプリンタコント
ローラから出力される画像データだけでなく、用紙上の
原稿画像を光学的に読み込んでデジタル信号に変換して
出力するリーダコントローラを装着した場合の外観図で
ある。
【0048】801は原稿を光学的に読みとる部分まで
搬送するための原稿給送装置であり、802は光学読み
取り装置である。805は光学読みとり装置の原稿台ガ
ラスである。原稿給送装置801は光学読み取り装置8
02と同期して動作し、給送装置801によって原稿画
像が原稿台ガラス805上に移送されると、光学読み取
り装置802の中に設けられた読みとり部が図の左右方
向に移動しながら画像を走査し、適当な光学処理を加え
た反射光を光電変換部804に送る。803はプリンタ
本体である。
【0049】図10は図9の構成を有する装置の要部を
記載した図であり、図2に示した構成において、原稿読
みとり装置(リーダ)を追加した際の構成を示す図であ
る。図において、図2と同じ構成要素には同じ参照数字
を付した。
【0050】同図において、101はリーダ枠体であ
り、102は原稿台、103は光源、104は光電変換
手段、105はアナログデジタル変換手段である。10
6はリーダコントローラである。107は操作部であ
り、108は操作部上にある操作部電源SWである。1
09は不図示のリーダ電源に繋がる電源SWである。2
001はプリンタ本体であり、2002はプリンタの紙
搬送制御や画像形成制御を行うエンジン制御部であり、
2003は画像形成部である。2007はDCコントロ
ーラに繋がる電源SWであり、2008はプリンタにA
C電源を供給する電源コードである。2103はプリン
タコントローラであり、プリンタ本体2001に内蔵さ
れている。また、2104は1対1もしくはネットワー
ク2105を介してプリンタコントローラ2103に接
続されていホストコンピュータである。2004はオプ
ションで追加出来る給紙カセットデッキであり、200
5はオプションで追加出来るソータで、2006は該オ
プションカセットデッキと該オプションソータを制御す
るオプションコントローラである。
【0051】リーダコントローラ106はアナログデジ
タル変換手段から出力されたデジタル画像処理手段や原
稿の読み取りを行うための不図示のモータ制御手段、及
び、前記エンジン制御部2002や前記プリンタコント
ローラ2103との通信制御を行う機能を有する。本発
明においてはリーダコントローラ106をプリンタ本体
2001内に配置し、エンジン制御部2002やプリン
タコントローラ2103との通信制御を行うための機外
ケーブルを有さない構成としている。
【0052】図12は図10に示した構成における、プ
リンタコントローラ、エンジン制御部及びリーダコント
ローラ3者間の電気的な接続を表す構成図である。すな
わち、106がリーダコントローラ部であり、リーダ装
着前の構成を示す図3におけるプリンタコントローラ2
103とエンジン制御部2002との電気的中間に配置
されている。プリンタコントローラ2103とリーダコ
ントローラ106間及び、エンジン制御部2002とリ
ーダコントローラ106間の信号線の種類は前述した図
3に示した信号線の種類と同一の機能を有するものであ
る。ただし、プリンタコントローラ2103間とエンジ
ン制御部2002間の信号とでは物理的に異なるので、
以下の説明においては、プリンタコントローラ2103
−リーダコントローラ106間の信号には「C」を、リ
ーダコントローラ106−エンジン制御部間の信号には
「P」をそれぞれ信号名の頭に付けて区別し、C又はP
を付けずに表される信号は両方の信号を意味する。
【0053】902は画像信号処理部である。903は
図9における光学読み取り装置802を制御する原稿走
査光学系制御部であり、904は同原稿給送装置801
を制御する原稿給送制御部である。905はリーダの操
作部である。906は画像入力部であり、光学読みとり
装置802内の光電変換部804にて変換された画像信
号は、画像入力部906からリーダコントローラ106
に入力され、内部の画像信号処理部902に転送され
る。
【0054】次に、リーダコントローラの構成を詳細に
説明する。図13は、リーダコントローラ106の構成
のうち、プリントコントローラ及びエンジン制御部と関
係する部分を示すブロック図である。
【0055】図において、902は図12に示した画像
処理部であり、906は図12に示した画像入力部であ
る。2201はセレクタであり、画像処理部906の出
力もしくはプリンタコントローラ2103から送られて
きた信号かのどちらかを選択してエンジン制御部210
2へ出力する。セレクタで切り替える信号系は画像クロ
ック/VCLK、画像イネーブル/VDOEN、画像デ
ータ/VDOの3本である。2202はエンジン制御部
との通信を行うシリアル通信コントローラである。22
03は通信コントローラでの通信を補う信号のやり取り
をする入出力ポートである。2204は割り込みコント
ローラである。割り込みコントローラには画像先端要求
信号/PTOPとプリンタ状態変化信号/PCCRTが
入力されている。
【0056】2205はプリンタコントローラとの通信
を行うシリアル通信コントローラである。2206は通
信コントローラでの通信を補う信号のやり取りをする入
出力ポートである。2207及び2210は第1及び第
2のゲートであり、プリンタから送られてきた信号をプ
リンタコントローラへ送出するかどうかを制御する。ゲ
ート制御が行われるのは、画像先端要求信号/TOPと
ライン同期信号/LSYNCである。2208はゲート
機能及びフラグセット機能を有する制御回路であり、プ
リンタ状態変化信号/CCRTを制御する。ゲートが開
閉により、エンジン制御部が発行したプリンタ状態変化
信号/PCCRTをプリンタコントローラに伝えるかど
うかを制御し、また、フラグをセットすることにより、
リーダコントローラから、プリンタ状態変化信号/CC
CRTをプリンタコントローラに対して発行できる。
【0057】[コピー時の動作]次に、フルカラー原稿
画像を読み取り、画像形成装置から出力する時の動作を
図9、図12及び図13を用いて説明する。操作部90
5上にある不図示のコピー開始キーが入力されると、リ
ーダコントローラ106は、コピーモードであることを
認識し、ゲート部2207、2210及び制御回路22
08を閉じ、また、画像処理部902からの信号を出力
するようにセレクタ2201を設定する。
【0058】次いで、入出力ポート2203を用いてエ
ンジン制御部2002に対してプリンタのレディ状態信
号/PPRDYをチェックする。そして、シリアル通信
コントローラ2202を用いて、上述の通りエンジン制
御部に対する各種設定を行う。すなわち、記録紙の給紙
段指定コマンドの発行及び指定した給紙段の記録紙サイ
ズ要求コマンド発行を順次行う。これらの一連のコマン
ドに対して、エンジン制御部は対応したステータスを返
す。
【0059】次に、排紙口指定コマンドで排紙口を決定
し、何ページ画像を形成するかを指定するページモード
指定コマンドを発行する。最後にモノクロ/カラーの指
定をするコマンドを発行することにより、プリンタ側の
全ての設定を終了する。
【0060】原稿給送制御部904を介して原稿給送装
置801により原稿を原稿台上に給送した後に、リーダ
コントローラはエンジン制御部に対して、プリント要求
/PPRNT信号を発生する。これに応答する形で所定
時間後にエンジン制御部から/PTOP信号が返ってく
る。/PTOP信号を受信した割り込みコントローラ2
204はCPU2209に割り込みを行い、CPU22
09は/PTOP信号と同期して光学読み取り装置80
2が動作するよう、光学系制御部903を制御する。光
電変換装置804から画像処理部902へ入力された信
号を/PVDO信号として、/PTOP信号に垂直走査
方向を、更に/PLSYNC信号に水平方向、かつ/P
VCLKに同期させてエンジン制御部へと転送する。こ
こでは、カラーモードに設定したため、光学読み取り装
置802を4回動作させ、4回発生させる/PTOP信
号に対してCMYK4色分の画像を形成する。
【0061】そして、最終の/TOP信号を受信する
と、プリンタコントローラは/PRNT信号をHigh
(偽)に戻す。これにより、エンジン制御部はプリント
要求が終了したことを検知し、中間転写体のクリーニン
グ動作などの後処理に移行する。プリント処理によりト
ナー像を転写された記録紙は定着ローラを通過後、指定
された排紙口に排出される。最後にプリンタコントロー
ラは、エンジン制御部に対して、プリントステータスの
要求を行い、エンジン制御部から記録紙搬送状態でない
(排紙終了)との応答を確認した後、一定時間待機して
からプリント終了状態となり、次のプリント要求が発生
するまで、レディ状態で待機する。
【0062】[プリント時の動作]次に、プリンタコン
トローラからの画像を画像形成装置から出力(プリン
ト)するときの方法を説明する。コピー動作が終わった
段階でリーダコントローラ106はレディ状態となる。
この際、リーダコントローラはプリント時の動作のため
に、ゲート部2207、2210と制御回路2208を
開放する。リーダコントローラは、入出力ポート220
3を用いてエンジン制御部に対してプリンタのレディ状
態信号/PRDYをチェックし、OKであれば入出力ポ
ート2206を用いて、プリンタコントローラに対しプ
リンタのレディ状態信号/CRDYをセットする。
【0063】次いでプリンタコントローラは各種設定を
行うために従来エンジン制御部に対して行っていた通信
と同様の通信をリーダコントローラに対して行う。リー
ダコントローラはプリンタコントローラとの通信をシリ
アル通信コントローラ2205を用いて行う。リーダコ
ントローラはプリンタコントローラからの受信データ
を、CPU2209で解釈し、その内容に従ってエンジ
ン制御部への各種設定を行う。リーダコントローラとエ
ンジン制御部との通信はシリアル通信コントローラ22
02を用いて行う。リーダコントローラから発行される
一連のコマンドに対して、エンジン制御部は対応したス
テータスをリーダコントローラに返し、リーダコントロ
ーラがシリアル通信コントローラ2202を用いてそれ
を受信する。受信した内容はCPU2209が解釈し、
今度はシリアル通信コントローラ2205を用いてプリ
ンタコントローラへ通信する。
【0064】次いで、プリントコントローラはリーダコ
ントローラに対し、プリント要求/CPRNT信号を発
生し、リーダコントローラはそれを受けて、エンジン制
御部に対して、プリント要求/PPRNT信号を発生す
る。これに応答する形で所定時間後にエンジン制御部か
ら/PTOP信号が返ってくる。ゲート2210は解放
されているため、そのまま/CTOP信号として、プリ
ンタコントローラに到達する。プリンタコントローラで
は/CVDO信号を、/CTOP信号に垂直走査方向
を、ゲート制御部2207を通して受信した/CLSY
NC信号、すなわち/PLSYNC信号に水平方向を、
かつ/CVCLKに同期させてリーダコントローラへと
転送する。リーダコントローラにおいては、セレクタ2
201がコントローラから送られてきた信号を選択する
ように設定されており、コントローラから送られてきた
/CVCLK、/PVDOEN及び/CVDO信号がそ
れぞれ/PVCLK,/PVDOEN及び/PVDOと
して、エンジン制御部へと送出される。
【0065】[プリント時の動作とコピー時の動作の差
異]ここで、プリント時の動作とコピー時の動作の差異
について、画像送出タイミングに関して説明する。
【0066】プリントコントローラ2103の構成に関
して詳細な説明は省略するが、内部に画像メモリを有し
ており、印字するための画像データはそこに事前に用意
されている。従って、エンジン制御部より送られてきた
画像先端要求信号/TOP信号に対して、印字データ/
VDOを出力出来るまでに要する時間は電気的遅延時間
だけである。
【0067】それに対して、コピーモードにおいては、
光学読み取り装置802を移動させながら原稿を読み取
り画像データを出力するものである。図14に示すよう
に、読み取り装置を停止している状態から、原稿を読み
取る高速で移動している状態にするまでには、加速して
いくための時間が必要であり、例えば数100mS程度
の時間を要する。従って、エンジン制御部は、コピーモ
ード時の画像先端要求信号/TOP信号をプリントモー
ド時の信号と同じタイミングに送出すると、エンジン制
御部に画像データ/VDOが到達する時間はコピーモー
ドの方が数100mS遅れてしまうことになる。この時
間差を削減する方法としては、次の2案が考えられる。
【0068】1./TOPをコピー時はプリント時より
早く送出する。 2.コピーモード時用に別信号(RSTART)を設け
る。 案1を行うにはリーダコントローラ106の構成は図1
3のままでよく、コピーモード時は/TOP信号により
リーダコントローラは原稿読み取り装置の移動を開始さ
せる。具体的には、図14における移動開始タイミング
と読みとり開始タイミングが同じタイミングになるよ
う、機械動作による遅延を考慮して早めに/TOPを送
出すればよい。また、案2を行うには図15に示す構成
にすればよい。図15において、図13の構成と異なる
のは、/PTOP信号の代わりに新しい信号として/R
STARTが割り込みコントローラ2204に入力され
る構成となっていることである。エンジン制御部から送
出される画像先端要求信号/PTOPは本来プリントコ
ントローラがプリントを行う場合にのみ必要な信号であ
り、リーダコントローラの割り込みコントローラに入力
する必要はこと、エンジン制御部から送出される読み取
り装置移動開始要求信号/RSTARTはコピーモード
時のみ必要な信号であり、プリントコントローラに送出
する必要はないことから、このような構成が可能であ
る。図15の構成において、エンジン制御部は原稿読み
とり装置の動作遅延を考慮したタイミングで/RSTA
RT信号を送出することによって、モード間の時間差を
縮小することができる。
【0069】[設定コマンドに対する制御]上述の通
り、プリンタコントローラとエンジン制御部の間に、リ
ーダーコントローラが接続されたことで、プリンタコン
トローラとエンジン制御部間の通信はリーダコントロー
ラが仲介して行われる。以下は、リーダコントローラが
光学系制御部を利用して原稿画像を読み取って出力して
いる状態(コピーモード)で、プリンタコントローラか
らプリンタに対して設定コマンド、例えば給紙カセット
変更コマンドが発行された場合の動作を説明する。
【0070】まず、理解を助けるために、リーダコント
ローラがない場合すなわち図3の構成における、コマン
ド発行シーケンスを図16を用いて説明する。図16
(A)はプリンタコントローラ内での処理シーケンス、
図16(B)はエンジン制御部における処理シーケンス
をそれぞれ示す。
【0071】プリンタコントローラは給紙カセット変更
コマンドを発行(S1801)後、エンジン制御部から
の応答を待ち(S1802)、応答が来たところでコマ
ンドの成功を判定して(S1803)一連のコマンド発
行シーケンスを終了する。一方エンジン制御部は、プリ
ンタコントローラからコマンド発行を待ち(S181
1)、コマンドが発行されたところでコマンドの内容を
判定(S1812)する。給紙カセット変更コマンドの
場合には給紙カセットを変更(S1813)処理し、変
更が成功したらプリンタコントローラにコマンド実行成
功を通知(S1815)した後、コマンド待ちの状態に
戻る。一方、給紙カセット変更以外のコマンドの場合
は、コマンドに対応した処理を行った(S1814)
後、再びコマンド待ちの状態に戻る。
【0072】次に、リーダコントローラが加わった場合
の処理シーケンスを図17及び図18を用いて説明す
る。なお、プリンタコントローラとエンジン制御部は、
先に図16に示した説明と全く同等な制御を行う。
【0073】図17はプリンタコントローラから来たコ
マンドに対する受信と、プリンタコントローラにステー
タスを返す制御のフローチャートである。リーダコント
ローラは、プリンタコントローラから図12で示した/
CCMD信号ラインを通じ、シリアル通信コントローラ
2205にてコマンドを受信し(S1901)、受信コ
マンドを直ちにかつそのままエンジン制御部に発行して
よい状態かどうかを判定する(S1902)。
【0074】例えば、リーダコントローラがコピーモー
ドの動作を行うためにエンジン制御部に対して実行中の
命令が何も無い場合など、コマンド発行が可能な場合に
は、エンジン制御部に対して、先にプリンタコントロー
ラから送られてきたコマンドと同じコマンドをシリアル
通信コントローラ2202を用い、信号ライン/PCM
Dを通して発行する(S1903)。発行したコマンド
に対する応答を待ち(S1905)、正常にコマンドが
実行されたのと返答であればプリントコントローラに実
行成功を通知する(S1908)。一方、コマンド実行
が失敗した場合には、コマンドの再発行など、所定のエ
ラー処理を行う(S1907)。
【0075】それに対して、例えば、リーダコントロー
ラが給紙カセットを指定して複写動作をしているなど、
プリンタコントローラから送られてきた給紙カセット変
更コマンドをエンジン制御部に対してそのまま発行して
しまうと複写動作が正常に実行されなくなる状態の場合
には、エンジン制御部に対してコマンドを発行せずに、
プリンタコントローラからエンジン制御部に対して発行
するコマンドを発行順に格納するエンジン・コマンド・
キューに記憶する(S1904)。
【0076】コマンドに対する応答をプリンタコントロ
ーラに返さなくてはならないので、コマンド実行が成功
したとの擬似的な通知を、シリアル通信コントローラ2
205を用いてリーダコントローラからプリンタコント
ローラに/CSTS信号ラインを通じて返信する(S1
908)。
【0077】次に図18を用いて、エンジン・コマンド
・キューに記憶されたコマンドの処理について説明す
る。リーダコントローラは自身の状態に影響を与えずに
プリンタコントローラから受けたコマンドをエンジン制
御部に対して発行できる状態になったならば(S200
1)、リーダコントローラはエンジン制御部に対して、
シリアル通信コントローラ2202を用い、信号ライン
/PCMDを通してエンジンコマンドキューに積まれて
いるもっとも古いコマンドを発行し(S2002)て応
答を待つ(S2003)。なおリーダコントローラ自身
が発行するコマンドも、この/PCMD信号ラインを通
じてエンジン制御部に送信する。
【0078】エンジン制御部でコマンド実行が完了する
と、/PSTS信号ラインを通じて、リーダコントロー
ラに応答が返ってくる(S2004)。実行が成功した
場合には、成功したコマンドをエンジン・コマンド・キ
ューから削除する(S2005)。一方、コマンドの実
行が失敗したことが判明した場合には、エラー発生状態
として処理する(S2006)。
【0079】以上のように間にリーダコントローラが入
った構成の場合でもプリンタコントローラからエンジン
制御部への通常のコマンド発行に際して、動作に不整合
性を出すことなくコマンド処理シーケンスを動かすこと
が出来る。
【0080】[状態変化信号に対する制御]次に、リー
ダコントローラが間に入った構成において、エンジン側
の状態変化、例えば何らかのエラー発生状態になったこ
とが/PCCRTを利用してエンジン制御部側からリー
ダコントローラに伝達された場合の処理について説明す
る。
【0081】リーダコントローラが間に入る構成の場
合、リーダコントローラ側とプリンタコントローラ側
で、変化を検出したいプリンタ状態の種類が異なる可能
性がある。例えば搬送中の紙がジャムするような状態変
化が発生する場合である。
【0082】エンジンがリーダコントローラの制御下
で、複写動作しているときにジャムが発生したとする
と、この状態はリーダコントローラだけが知りたい状態
である。プリンタコントローラとしては、自身が出力し
ている最中のジャムではないので、もしこの状態を知ら
されたとしても適切な後処理を実施できない。
【0083】また、プリンタコントローラにリーダコン
トローラと同等な制御系を載せようとすると、両コント
ローラ上に他方が持つべきジャム処理制御のソフトウエ
アをも持つことになるので重複搭載となり、設計工数
上、品質評価上、ソフトウエアの容量上で多くの無駄が
発生することになる。
【0084】従って基本的にはプリントモード時にはプ
リンタコントローラに対して通知し、コピーモード時に
はリーダコントローラに通知すればよいことになる。た
だし、コピーモードにおいても、プリンタコントローラ
がエンジンの状態変化信号が欲しい場合もある。例えば
カセットサイズの変更や紙無しなどの情報はプリンタコ
ントローラにも通知する必要がある。これらはエンジン
制御部で状態変化信号が発行されてから各コントローラ
にて処理が行われるまでの時間を厳しく問う物ではな
い。
【0085】そこで、以下に説明するような処理が行わ
れる。たとえば、図13の構成において、リーダコント
ローラがエンジン制御部を制御しているコピーモード時
においては、制御回路2208用いてエンジン制御部か
ら通知されてきた状態変化信号/PCCRTをプリンタ
コントローラに対して送出せず、リーダコントローラの
みが割り込みコントローラ2204を通して受信する。
【0086】図19は、リーダコントローラとプリンタ
コントローラの両者に状態変化を伝達する際の、リーダ
コントローラの動作を示すフローチャートである。ま
ず、S2101において/PCCRT信号が真になった
ら、リーダコントローラは状態変化を取得するコマンド
をエンジン制御部に対して発行する(S2102)。エ
ンジン制御部の応答を待ち(S2103)、戻ってきた
ステータスから、エンジンの状態変化の内容を把握する
(S2104)。そしてその内容がプリンタコントロー
ラにも通知する内容かどうかを判断する(S210
5)。例えば、給紙カセット・サイズが変更された様な
状態変化は通知する。
【0087】通知すると判断された場合には、制御回路
2208を用いて、フラグをセットし、状態変化信号/
CCCRTを発生させ、プリンタコントローラに通知す
る(S2106)。状態変化信号に対する問い合わせが
あったら(S2107)、エンジン制御部から受信した
状態変化をステータスとしてプリントコントローラに送
信する(S2108)。そしてステータスの送信後、状
態変化信号/CCCRTを偽にする。
【0088】一方、エンジン制御部からの応答がプリン
トコントローラに通知する必要のない状態変化を示す場
合は、リーダコントローラ内部で必要な処理を行い(S
2110)、プリントコントローラへの通知は行わな
い。
【0089】また、プリンタコントローラがエンジン制
御部を制御しているプリントモード時においては、すで
に説明したとおり制御回路2208のゲート機能が開放
されているため、エンジン制御部から通知されてきた状
態変化信号/PCCRTは直接、状態変化信号/CCC
RTとしてプリンタコントローラに対して通知される。
【0090】[実行コマンドに対する制御]次に実行コ
マンドの制御に関して説明する。例えば、プリンタコン
トローラとリーダコントローラがエンジン制御部に対し
て同時に使用要求を出した場合についてリーダコントロ
ーラがどのように制御するかについて説明を行う。
【0091】図20は、コピー動作中にプリント要求が
発生した場合のデータの所在とそのやり取りを表した図
である。この時エンジン制御部は、リーダコントローラ
から送られてくる画像信号/PVDOを受け取り画像形
成を行っている。その動作は、図8で説明したように給
紙カセット指定や排紙口指定、画像形成モードといった
設定をリーダコントローラとエンジン制御部の間のシリ
アル通信で設定済みである。1301は各種設定値のバ
ッファであり、リーダコントローラ106の内部、例え
ばCPU内部に設けられている。バッファ1301に
は、リーダコントローラが自分でエンジン制御部に設定
した値及びプリンタコントローラがエンジン制御部に設
定した値がそれぞれ異なる場所に格納されている。
【0092】コピー動作中にプリンタコントローラから
プリント要求が発生した場合に、コピー動作に割り込ん
でプリント処理を行なうのは、ユーザビリティの観点か
らも考えづらい。そこで、この状況でのプリント要求
は、コピー動作が終了するまで延期されることになる。
【0093】しかし、プリンタコントローラからのコマ
ンド/CCMDに対しするステータス/CSTSは所定
時間内に返さなければならない。そこでバッファ130
1のプリンタコントローラ用(PDL用)領域に、/C
CMDで要求のあった設定値のみは記憶しておく。リー
ダ用の設定値とPDL用の設定値が異なる場合には、コ
ピー動作が終了し、プリント動作を開始する前にリーダ
コントローラからエンジン制御部に設定を行えばよい。
図21を用いて具体例に説明する。
【0094】現在は、コピー動作中であり、上段のカセ
ットから給紙し、フェイスアップ排出口に排する設定と
なっており、画像形成モードも原稿がカラーだという判
定の元にカラーモードと設定されていたとする。ここ
で、プリンタコントローラからプリント要求が発生した
場合、プリント実行自体は延期されるが、各種設定は行
うことができる。ここで、プリント要求時の設定値が、
上段のカセットから給紙し、フェイスダウン排出口に排
出、更に白黒画像を出力する要求であるとする。その場
合、プリントコントローラからのコマンドによる設定値
を、バッファ1301の所定領域に記憶し(S220
1)、ステータス/CSTSを返信する(S220
2)。コピー動作が終了したら(S2203)、バッフ
ァ内の核設定項目毎に、コピー動作時にすでに設定した
値とプリントコントローラから設定要求のあった値とを
比較する(S2204〜S2205)。設定値が同じで
あればそのまま、異なっている場合にはコマンド/PC
MDを発行してプリント動作開始前に設定値を更新する
(S2206)。
【0095】すなわち、本例においては、給紙カセット
指定には、リーダコントローラ、プリンタコントローラ
とも上段カセットを指定している。従ってコピー動作が
終了し、プリント動作に切り替わった時にも、エンジン
制御部に対して給紙段カセット指定コマンドを発行する
必要がない。一方、排出口と画像形成モードについて
は、コピー動作とプリント動作では指定が異なるため
に、コピー動作が終了した時点でリーダコントローラか
らエンジン制御部に対して改めて排紙口指定、画像形成
モード指定のコマンドを発行する。以上の動作をすべて
の設定項目について繰り返し(S2204〜S220
7)、処理を終了する。
【0096】以上のように、リーダコントローラは、プ
リンタコントローラからのコマンドに対して、エンジン
制御部へのコマンド実行を延期させるだけの判断をおこ
なっているのではなく、リーダコントローラが既にエン
ジン制御部に対して設定済みのものについては、重複し
て設定することがないような判断を行う。
【0097】次に図22を用いて、プリント動作中にコ
ピー要求が発生した場合について説明する。この場合、
図20の場合と逆でユーザビリティの観点からは、コピ
ー機の前でコピーボタンを押そうとしても、プリント動
作中でコピーできないよりは、割り込む形でコピー動作
を実行できた方がよい。
【0098】プリントモードでは、図22に示すよう
に、プリンタコントローラ2103から送られた画像デ
ータ/CVDOがセレクタ2201で選ばれ、/PVD
Oとしてエンジン制御部2102に送られている。仮に
プリンタコントローラからの設定は上段カセット、フェ
イスダウン排出口、白黒画像モードであるとする。エン
ジン制御部は、プリンタコントローラからの/PPRN
T信号がHigh(偽)になった時に終了をはじめて検
知できるので、何枚プリントアウトされるかは知らな
い。ここではプリンタは4枚の画像をプリントアウトし
ようとしていると仮定する。リーダから割込でコピー動
作要求をしなければ、図6で示すような画像タイミング
のように、エンジン制御部から/PTOP信号が4つ発
生され、それに応じて画像がプリンタコントローラから
リーダコントローラ106を介して、エンジン制御部へ
送られる。
【0099】図23を用いて、2枚目のプリントアウト
中に、カラー原稿の1枚コピーという割込コピー要求が
リーダコントローラに発生した場合の処理タイミングを
説明する。プリンタコントローラからの/CPRNT要
求により、リーダコントローラは/PPRNT要求をエ
ンジン制御部に対して発行し、エンジン制御部から/P
TOP信号がリーダコントローラを介して/CTOP信
号としてプリントコントローラに供給される。このよう
にして、1501に示す1枚目の画像と、1502に示
す2枚目の画像のプリント動作は実行される。
【0100】ここで、2枚目のプリントアウト動作中
に、割込コピー要求をリーダコントローラが発生した場
合を説明する。リーダコントローラはプリンタコントロ
ーラに対して、/CCCRT信号を発生する。これは実
際にエンジンの状態が変化したのではなく、リーダがプ
リンタエンジンを獲得するためにプリンタコントローラ
にエンジンの開放を要求するものである。発生の仕方は
前述したように制御部2208を用いる。この/CCC
RT信号に対してプリンタコントローラはエンジンの状
態ステータスをチェックするためのコマンドを発行し、
リーダコントローラはそれに対して、“コピー動作中”
であるというステータスをプリンタコントローラに返
す。
【0101】プリンタコントローラは、通常は/CPR
NTをLow(真)にしたまま/CTOPが来ない場合
は一定時間後にタイムアウトエラーとなるが、”コピー
動作中”ステータスを受信した場合には、プリンタコン
トローラ側でタイムアウトを解除し、永久に/CTOP
信号を待ち続けるように設定されているため、/CPR
NT信号をLow(真)にしたままの状態で、エンジン
がコピー動作中である事を検知して、/CTOP信号が
くるのを待ち続ける。
【0102】コピーモードになったため、リーダコント
ローラはセレクタ及びゲートを切り替え、エンジン制御
部から送られてくる/PTOP信号をプリンタコントロ
ーラへは伝達しない(1505)。そして、画像データ
/PVDOとしてリーダから受信したデータをエンジン
制御部に送信する(1506)。そして、割込コピーが
終了したのち(図23では割り込みコピーが1枚の場合
を示す)、再びプリントモードへ復帰し、/PTOPの
信号のマスクを外し、/CTOPとしてプリンタコント
ローラへ送出することにより、プリントコントローラが
動作を再開し、3枚目及び4枚目の画像データ1503
と1504をエンジン制御部へ送信してプリントアウト
することができる。以上の説明により、プリント動作中
の割込コピー動作を実現することができる。
【0103】このように、プリンタコントローラやリー
ダコントローラの状態に応じて、プリンタエンジンをど
ちらが獲得するかやどのタイミングでコマンドを発行す
るかを全てリーダコントローラが場合に応じて判断し、
制御することにより、1つのエンジンに対して、2つの
コントローラからの要求を実現することができるのであ
る。
【0104】[設定内容確認コマンドに対する制御]次
にプリンタコントローラが設定内容確認コマンドを発行
した場合の制御について説明する。
【0105】プリンタコントローラがエンジン制御部に
設定されている状態を確認する場合、プリンタコントロ
ーラは設定内容確認コマンドを/CCMDを通して発行
する。それを受信したリーダコントローラは図20の設
定値格納バッファ1301の現在のモードに対応する領
域をチェックし、プリンタコントローラが確認要求した
設定値があった場合には、その内容を読み出し、/CS
TSを通してプリンタコントローラに通知する。また、
バッファに無い設定値の確認要求であった場合には、リ
ーダコントローラがエンジン制御部に設定内容確認コマ
ンドを/PCMDを通して発行する。エンジン制御部は
その内容を読み出し、設定内容を/PSTSを通してリ
ーダコントローラに通知し、リーダコントローラはその
内容を/CSTSを通してプリンタコントローラに通知
する。
【0106】[プリンタの電源制御方法]図24はプリ
ンタ本体の電源制御ブロック図である。同図において、
2007は図2もしくは図10にあるプリンタ電源スイ
ッチ(SW)であり、2008は電源コードである。2
701は電源ユニット、2703はタイマー回路、27
04はリセット回路、2705は電源制御信号である。
【0107】次に制御シーケンスについて説明する。動
作開始時、電源コード2702がAC電源供給元のコン
セント(図示せず)に接続された状態で、オペレータは
電源SW2007をONにする。それにより、電源制御
信号2705は電源ON状態になり、各種電圧が供給さ
れる。その際、リセット回路2704は電源ユニット2
701の5V電圧を監視しており、リセット信号をリセ
ット状態から一定時間後にリセット解除状態にする。そ
れにより、プリンタ内部の各回路は初期化動作を開始す
る。なお、初期化により、タイマー回路2703の出力
は論理的に電源ONの状態になっている。また、もちろ
ん、電源SW2007をONした状態のまま、電源コー
ド2702を電源コンセントに差した場合でも前述した
内容と同様なシーケンスが行われ、プリンタ動作を開始
する。
【0108】次に動作終了時について説明する。本実施
形態におけるプリンタは電源OFF時に、各種データを
不図示のバックアップメモリに待機する動作および、不
図示の冷却用ファンを一定時間回し続けるというOFF
シーケンスを実行する必要があるものとする。そのた
め、電源SW2007をOFF状態にすると、タイマー
回路2703がその状態を検知し、ハード的もしくはソ
フト的にタイマー動作が開始される。その後、前述のO
FFシーケンスを実行し終え、設定時間が経過した後
に、タイマー出力は論理的に電源OFFの状態になり、
電源制御信号2705は電源OFF状態になり各種電圧
の供給は停止され動作は終了する。
【0109】なお、動作開始以前、もしくは動作終了後
はエンジン制御部2002等制御系への電源供給は全て
停止している。この状態から動作を開始させる場合、外
部との通信等のリモート手段を用いることはできず、前
述したように電源SWを2007をONとしてAC電源
を強制的に供給することになる。
【0110】[リーダが接続された場合の電源制御方
法]図25はプリンタ本体にリーダが接続され、複写機
として構成された時(図10)の電源制御ブロックを示
す図である。同図において、2801はリーダ動作用の
電源ユニットであり、2802はプリンタ本体の電源コ
ードを接続するためのアウトレットである。また、28
03は前記アウトレット2802に電源を供給するかど
うか制御するリレー回路である。複写機として構成する
場合、プリンタ本体の電源SW2007は常時ON状態
にしておく。
【0111】次に同図を用いて、制御方法について説明
する。オペレータはまず、電源SW109をON状態に
すると、リーダ電源2801にはAC電圧が供給され、
一部のDC電圧はリーダコントローラ106に供給され
る。この状態で、操作部電源SW108を押す(そして
すぐに離す)ことにより、リーダコントローラ106は
必要なDC電圧全てが供給されるようにリーダ電源28
01への制御線のレベルを変化させる。またアウトレッ
ト2802へ電源が供給されるように、リレー回路28
03に対しても、制御線のレベルを変化させる。これに
より、プリンタ本体の電源2701にもAC電源が供給
されるようになる(電源SW2007がON状態だか
ら)。従ってリーダ、プリンタ本体両方が動作を始め
る。
【0112】次に電源を切る場合について説明する。オ
ペレータはまず、操作部電源SW108を押す。これに
より、リーダコントローラ106はリーダおよびプリン
タ本体の動作を終了させる準備に入る。前述したように
本実施形態におけるプリンタ本体は、OFFシーケンス
を必要としている。そのため、リーダコントローラ10
6は動作を終了させる状態になったならば、エンジン制
御部2002に対して、OFFシーケンスに入るように
コマンドを発行する。
【0113】エンジン制御部2002では、コマンドを
受信したならば、前述したOFFシーケンスを実行し、
図24に示したタイマー回路2703を動作させ、設定
時間が経過するのを待つ。設定時間が経過したならば、
前述したように、タイマー回路2703の出力は、電源
をOFFする側の論理に変化するが、今度の場合、プリ
ンタ本体の電源SW2007がONされた状態でいるの
で、電源はOFFされない。この状態で、エンジン制御
部2002はリーダコントローラ106に対して、”電
源OFFしても良い”意味のステータスを返す。このス
テータスを受けて、リーダコントローラ106はリレー
回路2803を電源が供給されない状態へと変化させ、
これによりプリンタ電源ユニット2701へのACの供
給がストップし、プリンタ本体の電源は切れる。また、
リーダコントローラ106は同じく、”電源OFFして
も良い”ステータスを受け取った後、リーダ電源ユニッ
ト2801に対しても、各種DC電源が供給されなくな
るように制御線のレベルを変化させる。これにより、リ
ーダ部も合わせて動作を停止する。
【0114】図26はリーダコントローラ内の電源に関
係する主要回路図である。同図において2901は全体
を制御するCPUであり、2902はCPU内蔵のウォ
ッチドッグ回路である。同回路はCPU内蔵である必要
はなく、外付けの専用ICでももちろん構わない。29
03は電圧監視及び外部入力リセット機能を有するリセ
ットICである。2904は操作部電源SW108の状
態を知るための操作部電源SWレジスタであり、290
5はリーダ電源2801を制御するためのリーダ電源制
御レジスタであり、2906はリレー回路2803を制
御するためのリレー制御レジスタである。
【0115】レジスタ2905及び2906はリセット
IC2903の出力リセット信号がリセット状態の場合
はクリアされ、各レジスタの出力は”L”になる。この
状態は論理的にはリーダ電源2801及びリレー280
3はOFFされる状態である。また、2907はリレー
制御レジスタ2906の出力を受け、リレー回路280
3を駆動するリレー駆動回路である。2908は操作部
電源SW108からの電源制御(の否定)と、電源制御
レジスタ2905からの電源制御との論理和をとる論理
和ロジックであり、2909は一時的に電荷を貯えてお
く電解コンデンサ等のコンデンサであり、2910は論
理和ロジック2908の出力を受けリーダ電源2801
を制御するための駆動回路である。2911はコンデン
サ2909を充電する際の電流制限抵抗であり、291
2は同じくコンデンサ2909が放電する際の電流制限
抵抗であり、それぞれコンデンサ2909の容量とで時
定数を有することになる。ここで、充電時の制限抵抗2
911とコンデンサ2909とで決まる充電時定数はな
るべく短く、また、放電時の制限抵抗2912とコンデ
ンサ2909とで決まる放電時定数はリセットIC29
03が有するリセット保持時間に対し十分長く設定する
必要がある。例えば、充電時定数は20mS程度、リセ
ット保持時間は100mS程度、放電時定数は1000
mS程度に設定する。
【0116】なお、同図において、ロジック5V電源は
2系統があり、1系統は図25に示す電源SW109を
入れただけで通電される常夜電源5Vである。もう1系
統は電源制御駆動回路2801により制御駆動される通
常5Vである。同図において、操作部電源SW108に
繋がる抵抗に供給される電源、論理和ロジック2908
に供給される電源、及び電源駆動回路2910に供給さ
れる電源が常夜5Vである。
【0117】図27は図26に対して、コンデンサ及び
それに伴う充電手段、放電手段並びにCPU2901の
ウオッチドッグが削除されている状態を示す図である。
以下、図26及び図27を主に用いて、詳細な動作説明
を行う。
【0118】[操作部電源SWで動作をON/OFFす
る]まず、動作をONさせる場合について説明する。図
25の電源SW109がONされた状態、すなわち、常
夜5VがONされている状態で操作部電源SW108を
押すことにより、その間論理和2908からはロジック
的”H”が出力される。この電圧でコンデンサ2908
の充電が開始し、同図A点の電位は上昇する。A点の電
位が駆動回路2910をONさせる閾値を超えたところ
で、駆動回路2910により、図25のリーダ電源28
01はONされることになる。それにより、通常5Vが
ONされ、電圧監視を行っているリセットIC2903
のリセット出力は一定時間後にリセット解除状態にな
り、CPU2901をはじめ各回路構成部分はリセット
解除状態になり、CPU2901は図示しないROM等
に記憶された制御ソフトウェアの実行を開始する。
【0119】そして、電源制御レジスタ2905に電源
をONし続けるためのロジック的”H”を書き込むこと
で論理和2908の出力はロジック的”H”を継続す
る。前述の通り、充電時定数は20mS程度、リセット
保持時間は100mS程度、放電時定数は1000mS
程度に設定していたならば、操作部電源SW108を押
しておく時間は数10mS程度あれば十分であり、その
後はSWを放してしまっても、A点の電位は1000m
S程度は駆動回路をONさせるのに十分であり、リセッ
ト保持時間は100mS程度あるので、その間に前述し
たようCPU2909は制御ソフトウェアの実行を開始
し電源制御レジスタへの”H”書き込み動作が行われる
ことになる。
【0120】また、リレー制御レジスタ2906は前述
したようにリセット状態にて”L”になっており、リレ
ー駆動回路2907を介して、リレー回路2803をO
FF状態している。従ってプリンタ本体にはAC電源が
供給されない。そして、リセット解除後電源制御レジス
タ2905に”H”を書き込んだ後に、リレー制御レジ
スタ2906にも”H”を書き込み、それによりプリン
タ本体へのAC電源供給を開始する。
【0121】次に動作をOFFさせる場合を説明する。
動作を行っている状態で操作部電源SW108が押され
た場合、既に説明したように、CPU2901はオペレ
ータが動作をOFFさせようとしていると認識し、OF
Fシーケンスを実行する。すなわち、プリンタ本体に対
しては、OFFシーケンスを実行させるコマンドを発行
し、また、装置として動作する事もできない状態なの
で、操作部の表示手段等をOFF状態にする。この状態
で、前述したプリンタからの”電源OFFしてもよい”
ステータスを待つ。
【0122】その後プリンタ本体のエンジン制御部20
02から”電源OFFしてもよい”ステータスが到着し
たら、CPU2901はリレー制御レジスタ2906
に”L”を書き込み、プリンタ本体へのAC電源供給を
カットする。さらに、電源制御レジスタ2905に”
L”を書き込み、その結果、論理和2908の出力はロ
ジック的”L”になり、コンデンサ2909が放電を開
始し、電源駆動回路2910をONさせる閾値を下回る
と、リーダ電源2801はOFFされることになる。
【0123】[OFFシーケンス実行中の再起動]本実
施形態において必要としているプリンタOFFシーケン
スの目的の一つとして、装置の冷却があり、そのため、
OFFシーケンスの実行時間は数十分に及ぶ場合があ
る。従って、オペレータがその間に再度装置を動作させ
る必要が生じる場合は十分に考えられる。このような場
合の動作について次に説明する。
【0124】オペレータはOFFシーケンス実行中(一
度電源SW108を押して、操作部の表示手段等がOF
Fの状態になっている)に、再度装置を動作させたくな
った場合には、操作部電源SW108を押す。この場
合、CPU2901は再度装置を動作させるための初期
化シーケンスを実行する。すなわち、CPU2901に
内蔵されているウォッチドックタイマ2902(図26
の構成の場合)からウォッチドックリセットが強制的に
発行されるようにする。ウォッチドッグリセット信号は
リセットIC2903に入力され、外部リセット機能に
より、リセットIC2903はリセット信号をリセット
状態にし、一定時間後に解除状態に戻す。従って、CP
U2901は電源OFFの状態から操作部電源SW10
8を押して電源をONした場合と同様に、初期化ルーチ
ンを実行することになる。
【0125】リセット信号がリセット状態になっている
時、前述したように、電源制御レジスタ2905はロジ
ック的には”L”すなわち、電源をOFFする論理にな
っている。しかし、コンデンサ2909は十分に充電さ
れており、前述したような時定数にしておくことによ
り、リセットIC2903がリセット状態を保つ時間
(100mS)に対して、コンデンサの放電時間(10
00mS)は十分長いので、ここでのリセット状態の
間、図26のA点電位は駆動回路2910をONし続け
るのに十分であり、従って、リーダ電源はONのままと
なる。
【0126】また、リセット信号がリセット状態になっ
ている時、前述したように、リレー制御レジスタ290
6はクリアされており、リレー駆動回路2907により
リレー回路2803はOFFされ、プリンタ本体に供給
されるAC電源は一旦カットされる。その後、リセット
状態が解除され、リレー制御レジスタ2906に”H”
を書き込み、プリンタ本体へのAC電源供給を再開す
る。このように、一旦、プリンタ本体へのAC電源供給
をカットすることで、プリンタ本体はOFFシーケンス
を中断し、動作を停止する。そして、AC電源の供給が
再開されることにより、正常に動作を再開することにな
る。
【0127】なお、ウォッチドッグリセットを強制的に
発行させる手段はCPU2901に内蔵のウオッチドッ
グ回路2902に限定されるものではなく、例えば、リ
セットを発行させるためのタイマ設定値が可変できるの
であれば、その設定値を通常とは異なり下限値にする方
法や、また、CPU2902の動作を一時的にHALT
状態にしてウォッチドッグリセットを発行させる方法な
どであって構わない。
【0128】[イリーガルなリセット発行時の動作]次
に、CPUの暴走が発生したような場合について説明す
る。この場合にもウォッチドッグリセットが発生する。
図26の構成の場合、前項で説明したのと同様にリセッ
トIC2903を介して、装置全体へのリセット信号が
リセット状態になり、それによりCPU2901もリセ
ット状態になり、暴走状態からは復帰できる。その後リ
セットICの設定時間経過後リセット解除状態になり、
正常に初期化動作が行われることになる。また、リレー
制御レジスタ2906はリセット信号がリセット状態に
なっている間は”L”であるから、リレー回路2803
はOFFされ、プリンタ本体へのAC電源の供給はカッ
トされる。そしてリセット解除後に再度リレー回路28
03はONされ、プリンタ本体へのAC電源の供給も再
開され、プリンタ本体も正常に初期化される。
【0129】電源制御レジスタ2905も、リセット信
号がリセット状態になっている間(100mS)の
み、”L”になっており、論理的には電源をOFFする
状態ではあるが、コンデンサ2909の放電時間(例え
ば1000mS)の方が十分長いので、駆動回路291
0はON状態のままとなり、電源もON状態のままとな
る。
【0130】また、リセット信号が何らかの原因もしく
は、意図的にリセット状態に固定されてしまった場合、
すなわち、CPU2901はリセット中につき、非制御
状態になってしまった場合、電源制御レジスタ2905
は”L”になっており、論理的には電源をOFFする状
態であり、リセット状態に固定されているので、コンデ
ンサ2909は放電をし続け、やがて駆動回路2910
はOFF状態となり、電源はOFFされる。
【0131】図27に示す構成の場合について説明す
る。この場合、リセットが発生すると、電源制御レジス
タ2905はクリアされ、電源をOFFする側の論理状
態になる。電源制御SW108は通常は押されていない
ので、論理和2908からは電源をOFFする側の論理
が出力され、それに従い、電源はOFFされる。このよ
うにリセットが発生した場合には電源がすぐに切れるこ
とになる。以上説明した本発明の構成によれば、従来数
ワットを要していた待機消費電力を、高価な部品を用い
ることなく数10mW程度に抑制することができる。
【0132】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)の内部に適用してもよい。
【0133】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0134】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0135】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0136】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0137】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡便な構成により直接電源の開閉を行うスイッチと、電
源制御を行う別のスイッチとを有する電源制御回路及び
それを用いた画像形成装置が形成でき、待機時の消費電
力を大きく低減することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理装置の基本機能としてのプリンタの全
体における位置づけを示す図である。
【図2】モジュール構成を有する画像処理装置の構成例
を示すブロック図である。
【図3】図2におけるエンジン制御部及びプリンタコン
トローラ間において送受される代表的な信号を説明する
図である。
【図4】ビデオI/F信号一覧を示す図である。
【図5】プリンタの機構並びに被記録材の搬送経路を模
式的に表した図である。
【図6】ビデオI/F間でやり取りされる信号のタイミ
ングを示す図である。
【図7】プリンタコントローラとエンジン制御部間での
通信のタイミングを示す図。である。
【図8】プリンタコントローラとエンジン制御部のコマ
ンド/ステータスのやり取りを示す図である。
【図9】プリンタ本体にリーダコントローラを装着した
場合の外観図である。
【図10】図9の構成を有する装置の要部を記載した図
である。
【図11】図10に示した装置における信号の別の伝達
経路を示すブロック図である。
【図12】図10に示した構成における、プリンタコン
トローラ、エンジン制御部及びリーダコントローラ3者
間の電気的な接続を表す構成図である。
【図13】リーダコントローラのうち、プリントコント
ローラ及びエンジン制御部と関係する部分を示すブロッ
ク図である。
【図14】コピー時とプリント時のタイミング差を示す
図である。
【図15】リーダコントローラの別構成例を示すブロッ
ク図である。
【図16】リーダコントローラがない場合のコマンド発
行シーケンスを示すフローチャートである。
【図17】リーダを装着した場合の通信シーケンス図で
ある。
【図18】リーダを装着した場合の通信シーケンス図で
ある。
【図19】リーダコントローラとプリンタコントローラ
の両者に状態変化を伝達する際の、リーダコントローラ
の動作を示すフローチャートである。
【図20】コピー動作中にプリント要求が発生した場合
のデータの所在とそのやり取りを表した図である。
【図21】コピー動作中にプリント要求が発生した場合
のコマンド処理を説明するフローチャートである。
【図22】プリント動作中のコピー要求の処理を示す図
である。
【図23】プリントアウト中に、割込コピー要求が発生
した場合の処理タイミングを説明する図である。
【図24】プリンタの電源制御ブロック図である。
【図25】リーダを付加した場合の電源制御ブロック図
である。
【図26】リーダ内の電源制御の詳細ブロック図であ
る。
【図27】リーダ内の電源制御の詳細ブロック図であ
る。
【符号の説明】
101 リーダ枠体 106 リーダコントローラ 108 電源制御スイッチ 2001 プリンタ本体 2103 プリンタコントローラ 2002 エンジン制御部 2104 ホストコンピュータ 2201 セレクタ 2207 ゲート 2208 制御回路 2802 アウトレット 2803 リレー回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AP07 AQ06 HH11 HP01 HT13 HV09 HV10 HV13 2H027 DA50 EF18 ZA07 5B021 AA05 AA19 MM00 MM01 5H410 CC03 DD02 DD05 EB25 FF03 FF25 KK01 KK05 9A001 HH34 JJ35

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の電圧及び/又は電流(電源)の、
    所定の回路への供給或いは供給の遮断を指示する第1の
    スイッチ手段と、 前記第1のスイッチ手段の状態変化に応じて、前記電源
    の所定の回路への供給或いは遮断を行う制御回路手段と
    を有する電源制御回路であって、 前記第1のスイッチ手段の状態を記憶する記憶手段と、 前記第1のスイッチ手段が所定時間導通するか、前記記
    憶手段の記憶内容が導通である場合に前記所定の回路へ
    の前記電源供給を行い、 前記記憶手段の記憶内容が遮断であり、かつ所定時間前
    記第1のスイッチ手段が遮断状態である場合に前記所定
    回路への前記電源供給を遮断することを特徴とする電源
    制御回路。
  2. 【請求項2】 接続された他の機器に対する電源供給を
    行うための接続手段を更に有し、前記電源供給の遮断を
    行う場合に、前記接続手段に他の機器が接続されている
    場合には、当該他の機器に対する電源遮断可否を判別し
    てから当該他の機器に対する電源供給を遮断することを
    特徴とする請求項1記載の電源制御回路。
  3. 【請求項3】 前記他の機器に対する電源遮断可否の判
    別を、前記他の機器との通信によって行うことを特徴と
    する請求項2記載の電源制御回路。
  4. 【請求項4】 更に、前記第1のスイッチ手段とは独立
    して前記電源の供給及び切断を行う第2のスイッチ手段
    を有することを特徴とする請求項1記載の電源制御回
    路。
  5. 【請求項5】 電源入力を直接ON/OFFする電源
    スイッチ手段と、 電源制御を通知するための電源制御スイッチ手段と、 前記電源制御スイッチ手段の状態を検知する電源制御ス
    イッチ入力レジスタと、 電源を制御するための電源制御出力レジスタと、 前記電源制御スイッチ手段が押されている状態か、もし
    くは前記電源制御出力レジスタの出力が電源ONの論理
    になっている時に、電源をONする論理の制御信号を出
    力する論理回路手段と、 前記論理回路手段の出力が電源ONの論理の場合に作動
    する、電源制御駆動手段と、 前記電源制御駆動手段により制御される出力系統と、前
    記電源制御駆動手段により制御されずに前記電源スイッ
    チ手段がONの状態ならば出力する出力系統とを有する
    電源回路手段と、 全体の制御を司る制御回路手段とを有し、 前記電源制御スイッチ手段、前記論理回路手段及び前記
    電源制御駆動手段は、前記電源スイッチ手段がONなら
    ば出力する出力系統により駆動され、前記制御回路手
    段、前記スイッチ入力レジスタ及び前記電源制御出力レ
    ジスタは前記電源制御駆動手段により制御されている電
    源出力により駆動される電源制御回路。
  6. 【請求項6】 電源入力部を有する画像形成部と、 この画像形成部にデータを送信する画像データ入力部と
    からなる画像形成装置において、 前記画像データ入力部内に電源入力を直接ON/OFF
    する電源スイッチ手段と、 電源制御を通知するための電源制御スイッチ手段と、 前記電源制御スイッチ手段の状態を検知する電源制御ス
    イッチ入力レジスタと、 電源を制御するための電源制御出力レジスタと、 前記電源制御スイッチ手段が押されている状態か、もし
    くは前記電源制御出力レジスタの出力が電源ONの論理
    になっている時に、電源をONする論理の制御信号を出
    力する論理回路手段と、 前記論理回路手段の出力が電源ONの論理の場合に作動
    する、電源制御駆動手段と、 前記電源制御駆動手段により制御される出力系統と、前
    記電源制御駆動手段により制御されずに前記電源スイッ
    チ手段がONの状態ならば出力する出力系統とを有する
    電源回路手段と、 全体の制御を司る制御回路手段とを有し、 前記電源制御スイッチ手段、前記論理回路手段及び前記
    電源制御駆動手段は、前記電源スイッチ手段がONなら
    ば出力する出力系統により駆動され、前記制御回路手
    段、前記スイッチ入力レジスタ及び前記電源制御出力レ
    ジスタは前記電源制御駆動手段により制御されている電
    源出力により駆動される電源制御回路と、 前記画像形成部へ電源を供給する出力部と、 この出力部に電源を供給するかどうかを制御する電源供
    給制御手段とを有し、 前記電源制御スイッチ手段に応じて前記電源制御回路及
    び前記AC供給制御手段を制御することを特徴とする画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】 所定の電圧及び/又は電流(電源)の、
    所定の回路への供給或いは供給の遮断を指示する第1の
    スイッチ手段と、 前記第1のスイッチ手段の状態変化に応じて、前記電源
    の所定の回路への供給或いは遮断を行う電源制御回路手
    段とを有する画像形成装置において、 前記電源制御回路手段が、 前記第1のスイッチ手段の状態を記憶する記憶手段と、 前記第1のスイッチ手段が所定時間導通するか、前記記
    憶手段の記憶内容が導通である場合に前記所定の回路へ
    の前記電源供給を行い、 前記記憶手段の記憶内容が遮断であり、かつ所定時間前
    記第2のスイッチ手段が遮断状態である場合に前記所定
    回路への前記電源供給を遮断することを特徴とする画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 接続された他の機器に対する電源供給を
    行うための接続手段を更に有し、前記電源制御回路手段
    が、前記電源供給の遮断を行う場合に、前記接続手段に
    他の機器が接続されている場合には、当該他の機器に対
    する電源遮断可否を判別してから当該他の機器に対する
    電源供給を遮断することを特徴とする請求項7記載の画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記他の機器に対する電源遮断可否の判
    別を、前記他の機器との通信によって行うことを特徴と
    する請求項8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 更に、前記第1のスイッチ手段とは独
    立して前記電源の供給及び切断を行う第2のスイッチ手
    段を有することを特徴とする請求項7記載の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 所定の電圧及び/又は電流(電源)
    の、所定の回路への供給或いは供給の遮断を指示する第
    1のスイッチ手段と、 接続された他の機器に対する電源供給を行うための接続
    手段と、 前記第1のスイッチ手段の状態を記憶する記憶手段を含
    み、 前記第1のスイッチ手段が所定時間導通するか、前記記
    憶手段の記憶内容が導通である場合に前記所定の回路へ
    の前記電源供給を行い、 前記記憶手段の記憶内容が遮断であり、かつ所定時間前
    記第2のスイッチ手段が遮断状態である場合に前記所定
    回路への前記電源供給を遮断する電源制御回路手段とを
    有する画像入力部と、 前記接続手段に接続された画像形成部とから構成され、 前記電源制御回路手段が、前記電源供給の遮断を行う場
    合に、前記画像形成部に対する電源遮断可否を判別して
    から前記画像形成部に対する電源供給を遮断することを
    特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 更に、前記画像入力部が前記第1のス
    イッチ手段とは独立して前記電源の供給及び切断を行う
    第2のスイッチ手段を有することを特徴とする請求項1
    1記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 装置が実行可能なプログラムを格納す
    る記憶媒体であって、前記プログラムを実行する装置
    を、 所定の電圧及び/又は電流(電源)の、所定の回路への
    供給或いは供給の遮断を指示する第1のスイッチ手段
    と、 前記第1のスイッチ手段の状態変化に応じて、前記電源
    の所定の回路への供給或いは遮断を行う制御回路手段と
    を有する電源制御回路であって、 前記第1のスイッチ手段の状態を記憶する記憶手段と、 前記第1のスイッチ手段が所定時間導通するか、前記記
    憶手段の記憶内容が導通である場合に前記所定の回路へ
    の前記電源供給を行い、 前記記憶手段の記憶内容が遮断であり、かつ所定時間前
    記第2のスイッチ手段が遮断状態である場合に前記所定
    回路への前記電源供給を遮断する電源制御回路回路とし
    て動作させることを特徴とする記憶媒体。
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