JP2000172070A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2000172070A
JP2000172070A JP34163898A JP34163898A JP2000172070A JP 2000172070 A JP2000172070 A JP 2000172070A JP 34163898 A JP34163898 A JP 34163898A JP 34163898 A JP34163898 A JP 34163898A JP 2000172070 A JP2000172070 A JP 2000172070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
developing device
image
developing
scattering prevention
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34163898A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Fujita
秀樹 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP34163898A priority Critical patent/JP2000172070A/ja
Publication of JP2000172070A publication Critical patent/JP2000172070A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像出力を高速で且つ連続して行った場合で
も、温度上昇による出力画像品位の低下を防止しつつ現
像剤の飛散等を防止することにより、高品位な出力画像
を長期間に亘って形成することができる現像装置及び画
像形成装置を提供すること。 【構成】 粉体の現像剤を収容する現像容器(現像剤収
容手段)40と、該現像容器40に回転自在に支持され
つつ表面に現像剤を担持する現像スリーブ(現像剤担持
手段)42と、板状部材(現像剤層厚規制部材)43及
び飛散防止カバー(現像剤飛散防止部材)47を有する
現像装置4において、前記飛散防止カバー47を放熱手
段として機能させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式或は
静電記録方式によって像担持手段上に形成された静電潜
像を粉体の現像剤により現像するための現像装置、特に
現像容器に回転自在に支持されつつ表面に現像剤を担持
して搬送する現像剤担持手段を有する現像装置とこれを
備える画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式等によって画像を形成する
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置にお
いては、図1に示すように所定のプロセスを経て形成さ
れた静電潜像を担持するための感光ドラム等の像担持手
段1に対して現像装置4の現像剤担持手段42を対向配
置し、電源41によって両者間に適当な現像バイアス電
圧Eを印加することにより像担持手段1上の静電潜像の
現像を行っている。
【0003】上記現像を行うために現像剤担持手段42
上に現像剤層を形成する方法として、図13に示すよう
に現像剤薄層形成手段としての板状部材43を現像剤担
持手段42に適切な圧力Pで接触させる方法、図1に示
すように板状部材43を現像剤担持手段42と適切な距
離G2をもって配置し、現像剤担持手段42の回転によ
って現像剤を板状部材43との近接部に送り込む方法等
が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
現像装置では、適度な休止間隔を設けないで画像出力を
連続して行った場合に画像濃度低下を中心とする種々の
出力画像品位の低下を招くという問題があった。この問
題の主な原因は、磁界発生手段を内蔵する現像剤担持体
の回転による渦電流や現像剤との摩擦によって現像装置
近傍の温度が上昇することによって現像剤の変質が起こ
ったためと考えられる。
【0005】図19は常温常湿(温度約23℃、湿度5
0%RH、以下同じ)での現像装置の板状部材の温度T
dbldと画像反射濃度の関係を示したものであり、本図よ
り温度Tdbldが上昇すると逆に画像反射濃度は低下して
ゆくことが分かる。
【0006】ここで、画像反射濃度とは、米国 MacBeth
社製の画像反射濃度計RD−914を用いて、画像反射
濃度1.2を有する直径5mmの円形の原稿が複写画像
上に現れた部分の5点を測定した値の平均値である(以
下同じ)。
【0007】ところで、前記問題はネットワーク環境の
発展に伴う画像形成の高速化、処理部数の大量化等が要
求される今日にあっては益々深刻になっている。
【0008】問題を解決する手段としてペルチェ素子
(電流を流すと片側が低温になり、片側が高温になるデ
バイスであって半導体ヒートポンプとも呼ばれ、温度に
敏感な半導体レーザー等の温度補償用として利用される
素子)を使用する方法もあるが、このペルチェ素子は高
価であるのが欠点である。
【0009】又、一般に現像剤担持手段である現像スリ
ーブの上方には飛散防止カバーが配設されており、回転
する現像スリーブの遠心力によってスリーブ表面から飛
散するトナーがスリーブ上方の特に一次帯電手段や画像
露光の出口に付着したり、逆に金属粉や紙粉等が現像ス
リーブに付着するのを飛散防止カバーによって防ぐよう
にしている。この飛散防止カバーはABS等の樹脂で構
成されているため、放熱の点が全く考慮なされていなか
った。
【0010】更に、特開平8−211738号公報には
張架支持されたシート状の部材を飛散防止手段とする方
法が記載されているが、放熱の点が全く考慮なされてい
ないのみならず、構成も複雑で装置コストが高い等の欠
点がある。
【0011】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、画像出力を高速で且つ連続し
て行った場合でも、温度上昇による出力画像品位の低下
を防止しつつ現像剤の飛散等を防止することにより、高
品位な出力画像を長期間に亘って形成することができる
現像装置及び画像形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、粉体の現像剤を収容する現
像剤収容手段と、該現像剤収容手段に回転自在に支持さ
れつつ表面に現像剤を担持する現像剤担持手段と、現像
剤層厚規制部材及び現像剤飛散防止部材を有する現像装
置において、前記現像剤飛散防止部材を放熱手段として
機能させること特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記現像剤飛散防止部材を前記現像剤層厚
規制部材と結合させたことを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記現像剤飛散防止部材を前記現像剤層厚
規制部材の支持部材と結合させたことを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記現像剤飛散防止部材を前記現像剤収容
手段と結合させたことを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1〜3又は
4記載の発明において、前記現像剤飛散防止部材を銅と
亜鉛を主体とする材料で構成したことを特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1〜3又は
4記載の発明において、前記現像剤飛散防止部材をアル
ミニウムを主体とする材料で構成したことを特徴とす
る。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項1〜5又は
6記載の発明において、現像剤飛散防止部材にフィンを
形成したことを特徴とする。
【0019】請求項8記載の発明は、潜像担持手段と、
粉体の現像剤を収容する現像剤収容手段と、該現像剤収
容手段に回転自在に支持されつつ表面に現像剤を担持す
る現像剤担持手段と、現像剤層厚規制部材及び現像剤飛
散防止部材を有する現像装置と、を有する画像形成装置
において、前記現像装置の現像剤飛散防止部材を放熱手
段として機能させるとともに、前記潜像担持手段の内部
に加熱手段を設けたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0021】<実施の形態1>図1に示す現像装置にお
いて、現像剤担持手段としての現像スリーブ42のスリ
ーブ42cは、直径32.28mm、長さ325mmの
アルミニウム合金A6063を主体とする中空円筒であ
り、画像形成装置本体に配設された不図示のモータによ
って不図示のクラッチ及びギヤ等を介して図示矢印A方
向に868.5mm/secの速度で回転駆動される。
【0022】そして、スリーブ42cの外表面は、球状
ガラス粒子吹き付け処理の後、フェノール等の樹脂にカ
ーボングラファイト等の導電性粒子を分散させて成る初
期厚さ10〜14μmの層が形成され、紙やすりの研磨
等によって外表面の中心線平均粗さは0.40〜0.6
0μmRaとされる。
【0023】而して、図2に示すように、スリーブ42
cの両端にはアルミニウム合金A2011製の中空フラ
ンジ42f,42rが圧入されている。又、スリーブ4
2cの内部には直径29〜30mmのローラ状永久磁石
44が固定配設されている(図1参照)。尚、永久磁石
44の表面にはS、N各3個、計6個の磁石S1〜S
3、N1〜N3が配設されており、これらは磁性トナー
を吸着する機能を有している(図1参照)。
【0024】又、スリーブ42cの表面からG2=20
0〜240μmなる間隙をもってSPCC製の板状部材
43が配設されている。この板状部材43は図3に示す
ように台形状断面を有しており、その厚さは先端部で
0.3mm、反対側の端部で1.6mmに設定されてい
る。尚、板状部材43の断面が台形であることにより、
断面が長方形のものに比較して、先端部への磁力線の集
中が生じ、強い現像剤規制性能を発揮することができ
る。
【0025】現像剤汲み上げ極S3等の作用によりスリ
ーブ42c表面に吸引された現像剤は、板状部材43と
現像剤層厚規制極N1の相互作用によって摩擦帯電され
つつ薄層化される。
【0026】而して、板状部材43は、SUS304製
の支持部材46によって樹脂製の現像容器40に固定さ
れている。支持部材46の厚さは1.5mmであり、こ
の支持部材46は開口部40aを有するが故に剛性が低
い現像容器40(図4参照)の剛性を高める機能も兼備
する。
【0027】前記板状部材43には真鍮製の飛散防止カ
バー47(図5参照)がネジ止めされており、この飛散
防止カバー47はスリーブ42cの長さL0 (図2参
照)より若干長めの長さLを有している。
【0028】上記飛散防止カバー47は熱伝導性に優れ
ているため、板状部材43が昇温した場合でも、その熱
を速やかに奪って冷却する機能を兼備する。
【0029】図6及び図7は本実施の形態に係る画像形
成装置で常温常湿環境においてA4サイズの標準画像比
率(6%)の出力を起動時から連続して2時間約1万頁
行った際のそれぞれ板状部材43の温度Tdbldと画像反
射濃度の推移を示すものである。図6、図7及び表1に
よれば、板状部材43の冷却効果が樹脂製のもの(比較
例1)に比較して顕著であることが分かる。
【0030】又、前述の通り、ペルチェ素子を用いたも
の(比較例2)は本実施の形態に匹敵する性能を有する
が、コストが高いことが分かる。
【0031】尚、飛散防止カバー47の先端には樹脂製
のフィルム49が取着されており、このフィルム49は
潜像担持手段である感光ドラム1に極低い圧力をもって
接触し、トナーが感光ドラム1の回転方向(図1の矢印
B方向)上流に侵入するのを防ぐ機能を有する。
【0032】 現像剤担持手段である現像スリーブ42と像担持手段で
ある感光ドラム1との間隔は不図示のスペーサコロによ
り180〜220μmに保持され、両者間には振幅Vpp
=900〜1100V、周波数f=1/T=2650〜
2750Hz、デューティー比η=0.4の矩形波交流
電圧が0〜600Vの間で可変な直流電圧Vdcに重畳さ
れて印加されている(図8参照)。ここで、デューティ
ー比ηとはTdev /Tとして求められる値である。
【0033】現像剤は、ポリエステル系の結着樹脂、磁
性体としてマグネタイト、流動化剤としてシリカ、研磨
剤としてチタン酸ストロンチウム等を含み、キャリア粒
子を含まない1成分磁性トナーであって、その初期重量
平均粒径は7.5〜8.0μm、常温常湿でのスリーブ
42c上の平均帯電量は−8〜−12μC/g、塗布量
は0.7〜0.9mg/cm2 である。
【0034】感光ドラム1は、直径108mm、長さ3
60mm、その周速度(プロセススピード)は450m
m/secである。
【0035】図9は感光ドラム1のシリンダ部1cの構
造を示す拡大断面図である。
【0036】図9に示すように、感光ドラム1のシリン
ダ部1cは、純アルミニウム製の導電性支持体12と、
該導電性支持体12の表面上に順次堆積された感光層1
1(電荷注入阻止層及び光導電性を示す光導電層)と表
面層13とで構成され、その最大厚さは5mmである。
【0037】ここで、電荷注入阻止層は導電性支持体1
2から光導電層への電荷の注入を阻止するためのもので
あり、必要に応じて設けられる。又、光導電層は少なく
とも珪素原子を含む非晶質材料で構成されて光導電性を
示すものである。更に、表面層13は珪素原子と炭素原
子(更に、必要により水素原子或はハロゲン族原子又は
その両方の原子)を含み、電子写真装置における顕像を
保持する機能を有する。
【0038】シリンダ部1cの両端部には、図10に示
すようにフランジ1f,1rが着脱自在にネジ止めされ
る。フランジ1f,1rを着脱自在としたのは、シリン
ダ部1cの内部に所謂画像流れを防止するための発熱手
段である面状ヒータ16(図11参照)等の交換を考慮
したためである。
【0039】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2について説明する。
【0040】本実施の形態では、飛散防止カバー47が
アルミニウム合金製である点のみが実施の形態1と異な
る以外は実施の形態と同じである。
【0041】表1によれば、実施の形態1に比してコス
トは若干高いが、冷却・放熱性能は高いことが理解でき
る。
【0042】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3について説明する。
【0043】本実施の形態では、図11に示すように飛
散防止カバー47にフィン47fが形成されている点の
みが実施の形態1と異なる以外は実施の形態と同じであ
る。
【0044】フィン47fは長方形でスリーブ42cの
回転軸に沿って2mm間隔で5枚設けられているが、形
状及び配置等はこれに限るものではない。
【0045】表1によれば、実施の形態1に比してコス
トは若干高いが、冷却・放熱性能は高いことが理解でき
る。
【0046】<実施の形態4>次に、本発明の実施の形
態4について説明する。
【0047】本実施の形態では、現像容器40がアルミ
ニウム合金製であり、飛散防止カバー47が現像容器4
0にネジ止めされている点のみが実施の形態1と異なる
以外は実施の形態と同じである。
【0048】<実施の形態5>次に、本発明の実施の形
態5について説明する。
【0049】本実施の形態では、現像剤層厚規制部材を
図12に示すように厚さ50μmのステンレス鋼SUS
304CSP43bと厚さ1mmのウレタンゴム43a
の2層構造を有する板状部材43で構成した。
【0050】板状部材43は、その長辺の1つが幅5m
mに亘って支持部材46により狭持され、長辺の他の1
つがスリーブ42cの回転方向上流に向けた状態でウレ
タンゴム43a層が20〜40g/cm2 の圧力をもっ
てスリーブ42cに接触している(図12及び図13参
照)。
【0051】スリーブ42cは、直径20mm、長さ3
10mmのステンレス鋼SUS305製の中空円筒であ
り、不定型酸化アルミニウム粒子吹き付け及び球形ガラ
ス粒子吹き付け処理されることにより、0.80〜1.
00μmRaの中心線粗さの外表面を有し、157.5
mm/secの周速度で回転駆動される。
【0052】スリーブ42cの内部には、直径17〜1
8mmのローラ状永久磁石44が固定配設されており、
永久磁石44の表面にはS、N各2個、計4個の磁極S
1,S2、N1,N2が配設されている。
【0053】支持部材46には、真鍮製の飛散防止カバ
ー47(図14参照)がネジ止めされている。
【0054】図15及び図16は本実施の形態に係る画
像形成装置で常温常湿環境においてA4サイズの標準画
像比率(6%)の出力を起動時から連続して2時間約2
000頁行った際のそれぞれ板状部材43の温度Tdbld
及び画像反射濃度の推移を示すものである。これらの図
によれば、板状部材43の冷却効果が樹脂製のもの(比
較例3)に比較して顕著であることが分かる。
【0055】尚、飛散防止カバー47の先端には樹脂製
のフィルムは取着されていない。スリーブ42cの回転
速度がそれ程高くないため、感光ドラム1の回転方向上
流に侵入するトナーが少ないからである。
【0056】又、支持部材46に取着された樹脂製の現
像剤流制御部材48(図13参照)は、板状部材43の
背面にトナーが侵入してトナーパッキング現象を招来す
るのを防ぐ機能を有する。
【0057】現像剤担持手段である現像スリーブ42と
像担持手段である感光ドラム1との間隔は不図示のスペ
ーサコロにより280〜320μmに保持され、両者間
には振幅Vpp=1250〜1350V、周波数f=1/
T=1750〜1850Hz、デューティー比η=0.
5の矩形波交流電圧が−600〜0Vの間で可変な直流
電圧Vdcに重畳されて印加されている(図17参照)。
【0058】現像剤は、スチレンアクリル系の結着樹
脂、磁性体としてマグネタイト、流動化剤としてシリ
カ、研磨剤としてチタン酸ストロンチウム等を含み、キ
ャリア粒子を含まない1成分磁性トナーであって、その
初期重量平均粒径は7.5〜8.0μm、常温常湿での
スリーブ42c上の平均帯電量は+10〜+14μC/
g、塗布量は0.6〜0.8mg/cm2 である。
【0059】感光ドラム1は、直径30mm、長さ36
0mm、その周速度(プロセススピード)は105mm
/secである。
【0060】図18は感光ドラム1のシリンダ部1cの
構造を示す断面図である。
【0061】この図において感光ドラム1のシリンダ部
1cは、純アルミニウム製の導電性支持体12の表面上
に感光層11を形成して構成されている。
【0062】ここで、感光層11は電荷注入阻止層11
a、下引層11b、電荷発生層11c及び電荷輸送層1
1dを順次堆積して構成され、電荷注入阻止層11aは
酸化スズ及び酸化チタンの粉末をフェノール樹脂に分散
したものを主体とし、その厚さは18μmである。
【0063】又、前記下引層11bは変性ナイロン及び
共重合ナイロンを主体とし、その厚さは1.0μmであ
る。電荷発生層11cは長波長域に吸収を持つジスアゾ
顔料をアクリル樹脂に分散したものを主体とし、その厚
さは0.2μmである。電荷輸送層11dは、ホール搬
送性を有するヒドラゾン化合物をポリカーボネート樹脂
に溶解したものを主体とし、その膜厚は25μmであ
る。
【0064】尚、図示しないが、シリンダ部1cの前端
部には、樹脂製のフランジが、後端部には同じく樹脂製
の斜歯ギヤ付フランジがそれぞれ取着されている。
【0065】有機感光層11を有する感光ドラム1では
画像流れの発生は皆無に近いため、本感光ドラム1には
面状ヒータ等の発熱手段は一切設けられていない。
【0066】<実施の形態6>次に、本発明の実施の形
態6について説明する。
【0067】本実施の形態では、スリーブ材質、現像バ
イアス、現像剤が下記のように異なる点のみが実施の形
態1と異なる以外は実施の形態と同じである。
【0068】即ち、スリーブ材質はアルミニウム合金A
6063の基層に球状ガラス粒子吹き付け処理の後、ニ
ッケルとホウ素を主体とする初期厚さ10〜20μmの
電解メッキ層を有し、外表面の中心線平均粗さは0.4
0〜0.50μmRaとされる。
【0069】現像剤担持手段である現像スリーブと像担
持手段である感光ドラム間には、振幅Vpp=1250〜
1350V、周波数f=1/T=2650〜2750H
z、現像期間Tdev から、かぶり除去期間Tdef への電
位変化挙動が緩和された波形の交流電圧が0〜600V
の間で可変な直流電圧Vdcに重畳されて印加されている
(図8参照)。
【0070】又、η=0.3、η’=Tdef/T=
0.3である。
【0071】現像剤は、スチレンアクリル系の結着樹
脂、磁性体としてマグネタイト、流動化剤としてシリ
カ、研磨剤として酸化セリウム等を含み、キャリア粒子
を含まない1成分磁性トナーであって、その初期重量平
均粒径は7.0〜7.4μm、常温常湿でのスリーブ上
の平均帯電量は+8〜+12μC/g、塗布量は0.6
〜0.8mg/cm2 である。
【0072】尚、本実施の形態では、正常な挙動を示す
トナーの帯電極性は正であり、逆に飛散の原因になるト
ナーの大部分のそれは負であるから、正の平均電位を有
する飛散防止カバーにより一層効果的に飛散トナーを捕
集することが可能となる。
【0073】以上、本発明についての実施の形態を挙げ
たが、本発明の技術的範囲はこれらに限定されるもので
はない。
【0074】例えば、現像剤担持体のみならず、当該現
像剤担持手段に内包される磁界発生手段が共に回転する
現像装置及び画像形成装置、2個以上の現像剤担持手段
を有する現像装置及び画像形成装置、円柱状の現像剤層
形成部材を有する現像装置及び画像形成装置、トナー及
びキャリアから構成される2成分現像剤を使用する現像
装置及び画像形成装置、非磁性トナーのみから構成され
る現像剤を使用する現像装置及び画像形成装置、現像剤
担持体が像担持手段に接触する現像装置及び画像形成装
置、現像剤担持体がベルト形状を成す現像装置及び画像
形成装置等、換言すれば、本発明の趣旨に鑑みれば小さ
な変更と認められる全ての変更は本発明の技術的範囲に
含まれる。
【0075】又、コストよりも性能を優先させる場合に
は、現像剤飛散防止手段の材質として、タングステン、
銅、マグネシウム、ベリリウム又はモリブデン等の熱伝
導性の高い金属を含有させても良い。
【0076】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、粉体の現像剤を収容する現像剤収容手段と、該
現像剤収容手段に回転自在に支持されつつ表面に現像剤
を担持する現像剤担持手段と、現像剤層厚規制部材及び
現像剤飛散防止部材を有する現像装置において、前記現
像剤飛散防止部材を放熱手段として機能させるようにし
たため、画像出力を高速で且つ連続して行った場合で
も、温度上昇による出力画像品位の低下を防止しつつ現
像剤の飛散等を防止することができ、高品位な出力画像
を長期間に亘って形成することができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】現像装置の断面図である。
【図2】現像スリーブの側面図である。
【図3】板状部材の断面図である。
【図4】現像容器の斜視図である。
【図5】飛散防止カバーの斜視図である。
【図6】画像反射濃度と画像出力枚数との関係を示す図
である。
【図7】板状部材温度と画像出力枚数との関係を示す図
である。
【図8】現像バイアス波形を示す図である。
【図9】感光ドラムのシリンダ部の部分拡大断面図であ
る。
【図10】感光ドラムの分解斜視図である。
【図11】飛散防止カバーの斜視図である。
【図12】板状部材の接触部近傍の拡大断面図である。
【図13】現像装置の断面図である。
【図14】飛散防止カバーの斜視図である。
【図15】画像反射濃度と画像出力枚数との関係を示す
図である。
【図16】板状部材温度と画像出力枚数との関係を示す
図である。
【図17】現像バイアス波形を示す図である。
【図18】感光ドラムのシリンダ部の部分拡大断面図で
ある。
【図19】画像反射濃度及び板状部材温度と画像出力枚
数との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(潜像担持手段) 4 現像装置 16 面状ヒータ(加熱手段) 40 現像容器(現像剤収容手段) 42 現像スリーブ(現像剤担持手段) 43 板状部材(現像剤層厚規制部材) 46 支持部材 47 飛散防止カバー 47f フィン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体の現像剤を収容する現像剤収容手段
    と、該現像剤収容手段に回転自在に支持されつつ表面に
    現像剤を担持する現像剤担持手段と、現像剤層厚規制部
    材及び現像剤飛散防止部材を有する現像装置において、 前記現像剤飛散防止部材を放熱手段として機能させるこ
    と特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤飛散防止部材を前記現像剤層
    厚規制部材と結合させたことを特徴とする請求項1記載
    の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記現像剤飛散防止部材を前記現像剤層
    厚規制部材の支持部材と結合させたことを特徴とする請
    求項1記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記現像剤飛散防止部材を前記現像剤収
    容手段と結合させたことを特徴とする請求項1記載の現
    像装置。
  5. 【請求項5】 前記現像剤飛散防止部材を銅と亜鉛を主
    体とする材料で構成したことを特徴とする請求項1〜3
    又は4記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記現像剤飛散防止部材をアルミニウム
    を主体とする材料で構成したことを特徴とする請求項1
    〜3又は4記載の現像装置。
  7. 【請求項7】 現像剤飛散防止部材にフィンを形成した
    ことを特徴とする請求項1〜5又は6記載の現像装置。
  8. 【請求項8】 潜像担持手段と、粉体の現像剤を収容す
    る現像剤収容手段と、該現像剤収容手段に回転自在に支
    持されつつ表面に現像剤を担持する現像剤担持手段と、
    現像剤層厚規制部材及び現像剤飛散防止部材を有する現
    像装置と、 を有する画像形成装置において、 前記現像装置の現像剤飛散防止部材を放熱手段として機
    能させるとともに、前記潜像担持手段の内部に加熱手段
    を設けたことを特徴とする画像形成装置。
JP34163898A 1998-12-01 1998-12-01 現像装置及び画像形成装置 Pending JP2000172070A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34163898A JP2000172070A (ja) 1998-12-01 1998-12-01 現像装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34163898A JP2000172070A (ja) 1998-12-01 1998-12-01 現像装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000172070A true JP2000172070A (ja) 2000-06-23

Family

ID=18347651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34163898A Pending JP2000172070A (ja) 1998-12-01 1998-12-01 現像装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000172070A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008298949A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Kyocera Mita Corp 現像装置及びそれを備えた画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008298949A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Kyocera Mita Corp 現像装置及びそれを備えた画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5086728A (en) Developing apparatus
JP2015094895A (ja) 画像形成装置
JPH08137245A (ja) 現像装置及びそれを用いた画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2000172070A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2000352845A (ja) 画像形成方法
US4273848A (en) Oriented magnetic toner
JP2001066892A (ja) 現像装置およびこれを備えた画像形成装置
JP2003195639A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2006308732A (ja) 現像装置
JP2004029569A (ja) 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2990013B2 (ja) 現像剤担持体及びそれを用いた現像装置
JP2000112227A (ja) 現像装置
JP2004029103A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JPS6232472B2 (ja)
JP3138406B2 (ja) 現像剤担持体及びこれを用いた現像装置
JPH10186845A (ja) 現像装置およびこれを用いた画像形成装置
JP2002304044A (ja) 帯電装置とそれを搭載した画像形成装置
JP2000321928A (ja) 画像形成装置
JP3124681B2 (ja) 現像剤担持体及びそれを用いた現像装置
JP4194257B2 (ja) 画像形成装置及び現像装置
JP5115576B2 (ja) 現像装置
JP2005352226A (ja) 現像装置
JP2003255591A (ja) 電子写真用二成分現像剤
JP2007171373A (ja) 現像装置
JPH1039624A (ja) 現像装置