JP2000171784A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2000171784A
JP2000171784A JP10341841A JP34184198A JP2000171784A JP 2000171784 A JP2000171784 A JP 2000171784A JP 10341841 A JP10341841 A JP 10341841A JP 34184198 A JP34184198 A JP 34184198A JP 2000171784 A JP2000171784 A JP 2000171784A
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征三郎 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶層または配向膜と接触する材料に起因す
る表示むらを防止した液晶表示装置を提供すること。 【解決手段】 一対の基板間に液晶層を挟持してなる液
晶表示装置であって、前記一対の基板のいずれか一方に
は、有機不純物を含有する異なる色の複数の着色層が形
成されており、前記複数の着色層のうち、緑色部分を形
成するために用いた分散剤は、200℃以上の分解温度
を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーフィルタを
用いた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、それぞれ配向膜を有す
る2枚の電極基板を、配向膜同士が対向するように配置
し、その間に液晶層を挾持して構成されている。これら
の2枚の電極基板は、周辺領域に配置されたシール材お
よび封止材によって貼り合わされているとともに、その
間には基板間距離を保持するために粒状スペーサまたは
フォトリソグラフィー法により形成された樹脂からなる
スペーサ柱が配置されている。
【0003】このような液晶表示装置によりカラー表示
する場合には、2枚の基板の一方に赤色(R)、緑色
(G)、青色(B)からなる着色層が配置され、必要に
応じて着色層上やスイッチング素子を有する基板上に、
樹脂からなる透明保護膜が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
る液晶表示装置において、着色層を構成する材料など、
液晶層または配向膜と直接接する材料に起因して、表示
むら、焼き付けが発生する場合があった。
【0005】本発明は、このような事情の下になされ、
液晶層または配向膜と接触する材料に起因する表示むら
を防止した液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
につき、種々検討を加えた結果、液晶表示装置の表示む
らは、着色層の中の有機不純物が液晶層や配向膜中に溶
出し、その結果、配向むらや焼き付け現象などの表示む
らが発生することによるものであることを見出だした。
すなわち、着色層には、アルキル酸、フェニルカルボン
酸、フェニルカルボン酸誘導体、フェニレンジカルボン
酸、フェニレンジカルボン酸誘導体、アルキルアミン、
アニリン、アニリン誘導体、フェニレンジアミン、フェ
ニレンジアミン誘導体、フェニレンアミンカルボン酸、
フェニレンアミンカルボン酸誘導体、アルキルイミド、
フタルイミド誘導体、シアノベンゼン誘導体、およびジ
シアノベンゼン誘導体などの有機不純物が含まれてお
り、これが液晶層や配向膜中に溶出し、その結果、表示
むらを発生させる原因であることが分かった。
【0007】更に、これらの不純物は、着色層の中でも
緑色層に多く含まれていることが分かった。すなわち、
通常、液晶表示装置のカラーフィルタの緑色着色材料に
用いられる顔料は、G7やG36の顔料であるが、これ
らは上記のような不純物が多く含まれている。また、緑
色着色材料を着色ペーストに分散する際の分散剤にも上
記のような多くの不純物が含まれている。
【0008】更に調べていくと、着色層に用いる着色剤
に含有される顔料を分散させるための分散剤は、耐熱性
が悪く、分解し易いものが多く、上記不純物は分散剤が
分解した際に発生することが多いことが分かった。特
に、このような不純物の発生は、緑色着色層に用いられ
る分散剤に多くみられることが分かった。
【0009】これは、G7やG36等のような、塩素化
銅フタロシアニンまたは臭素化銅フタロシアニンといっ
た緑色顔料では、他の赤、青の着色層に用いられる顔料
と比べて、これら顔料を分散するための分散剤の選択が
困難であることもあり、従来、緑色着色層に用いられて
きた分散剤では、不純物の問題は解決できていなかった
からである。
【0010】特に、着色層上にパターニングされた電極
が配置されるような構造、すなわち液晶表示装置を構成
したときに、液晶層と着色層とが直接接触または配向膜
を介して隣接する構造をとる場合に、この不純物の問題
は、特に顕著である。
【0011】例えば、このような構造としては、アレイ
基板上に着色層を配置し、この着色層上にパターニング
された画素電極が配置されるCOA(カラーフィルタオ
ンアレイ)構造や、横電界モードでアレイ基板と対向す
る基板に着色層や配向膜を配置した構造などが挙げられ
る。
【0012】更には、着色層上のほぼ前面を電極で覆っ
ている構造であっても、液晶表示装置の状態でトランス
ファが配置される領域付近で電極が形成されず、液晶層
と着色層が直接接触するような領域が部分的にある場合
においても、不純物の問題が生じる場合がある。
【0013】そこで、本発明者らは、分散剤の熱的性質
を調べたところ、着色層形成工程時の温度から―20℃
以上高い分解温度を有する分散剤、好ましくは着色層形
成工程時の温度より高い分解温度を有する分散剤を用い
ることにより、製造工程中の有機不純物の発生を抑える
ことができることを見出した。ここで、分散剤として
は、着色層形成工程時の温度より20℃程度低い分散剤
を用いても、分解物が極く少量のため、実質上問題にな
らず、工程時温度から―20℃以上高い分解温度を有す
る分散剤であればよい。
【0014】本発明において、分解温度とは、分散剤を
含む着色剤を加熱処理して着色層を形成した場合に、こ
の着色層を液晶で抽出した時の有機不純物の抽出量が1
00ppmとなった時の加熱処理温度である。この加熱
処理温度から―20℃付近では、有機不純物の抽出量は
約10ppm程度である。有機不純物の抽出量は、液晶
セルとしたときの値を示すもので、硬化後の着色層の材
料を液晶に抽出した時の値を示している。
【0015】有機不純物の液晶への溶出量は、有機不純
物を含む着色材料の硬化片10mm 3と液晶50ccを
アンプル管に収容し、封止した後、80℃で100時間
保存し、次いで分析することにより求めることが出来
る。抽出に用いる液晶材料としては、フッ素系液晶やシ
アノ系ネマティック液晶を使用する事が出来、具体的に
はZL1−1565(E.メルク社製)のシアノ系液晶
またはLOXON5001(チッソ社製)のフッ素系液
晶を用いた。測定機には、ガスクロマト分析装置である
島津14A(島津社製)を用いた。
【0016】また、上記で定義した分解温度は、熱重量
分析における屈曲点とほぼ対応する。分散剤を加熱して
いくと、図3に示すグラフの実線のように、溶剤や吸着
水分が飛んで徐々に重量減少が生じ、分解が開始される
と、温度上昇に対する重量減少が激しくなり、カーブを
描く。この分解前のグラフの点線Aの延長と分解後のグ
ラフの点線Bの延長との交点(屈曲点)が分解温度であ
る。
【0017】更に、具体的に用いる分散剤としては、一
般的な着色層形成工程時の温度及び着色層形成工程以降
で着色層が加熱される状態となる工程時、例えば2枚の
基板の貼り合せ工程時などの工程温度を考慮すると、分
解温度が200℃以上のものを用いることが望ましい。
【0018】すなわち、本発明は、一対の基板間に液晶
層を挟持してなる液晶表示装置であって、前記複数の着
色層の少なくとも1つを形成するための分散剤として、
前記着色層形成工程時の温度から―20℃以上高い分解
温度、好ましくは、着色層形成工程時の温度よりも高い
分解温度を有する分散剤を用いたことを特徴とする液晶
表示装置を提供する。
【0019】また、本発明は、基板の一主面上に交差し
て配置された複数の信号線及び複数の走査線と、前記交
差部毎に配置されたスイッチング素子と、前記信号線、
前記走査線及び前記スイッチング素子の少なくとも一部
を覆うように配置された、少なくとも緑色部分を含む着
色層と、前記着色層に形成されるスルーホール部により
前記スイッチング素子の各々に接続されるとともに、前
記着色層上に配置された複数の画素電極と、を有するア
レイ基板、前記アレイ基板と対向して配置された対向基
板、前記アレイ基板と前記対向基板とを所定の間隙をあ
けて配置して接着する液晶注入口を除いて基板外周に配
置されたシール手段、前記間隙間を保持するスペーサ、
前記液晶注入口から前記間隙に注入されてなる液晶層、
および前記液晶注入口を封止する封止材とを備えた液晶
表示装置において、前記着色層に用いた分散剤は、着色
層形成工程時の温度から―20℃以上高い分解温度を有
することを特徴とする液晶表示装置を提供する。
【0020】更に、本発明は、基板の一主面上に交差し
て配置された複数の信号線及び複数の走査線と、前記交
差部毎に配置されたスイッチング素子と、前記信号線、
前記走査線及び前記スイッチング素子の少なくとも一部
を覆うように配置された、赤色部分、緑色部分、および
青色部分を含む着色層と、前記着色層に形成されるスル
ーホール部により前記スイッチング素子の各々に接続さ
れるとともに、前記着色層上に配置された複数の画素電
極と、を有するアレイ基板、前記アレイ基板と対向して
配置された対向基板、前記アレイ基板と前記対向基板と
を所定の間隙をあけて配置して接着する液晶注入口を除
いて基板外周に配置されたシール手段、前記間隙間を保
持するスペーサ、前記液晶注入口から前記間隙に注入さ
れてなる液晶層、および前記液晶注入口を封止する封止
材とを備えた液晶表示装置において、前記着色層の緑色
部分を形成するために用いた分散剤は、200℃以上の
分解温度を有することを特徴とする液晶表示装置を提供
する。
【0021】なお、前記スペーサを黒色樹脂により構成
し、この黒色樹脂に含まれる分散剤として、200℃以
上の分解温度を有するものを用いることも可能である。
【0022】なお、上述の、分散剤を分解することによ
り着色剤中に含有されることとなる有機不純物として、
下記(1)式で表されるアルキル酸、下記(2)式で表
されるフェニルカルボン酸またはフェニルカルボン酸誘
導体、下記(3)式で表されるフェニレンジカルボン酸
またはフェニレンジカルボン酸誘導体、下記(4)式で
表されるアルキルアミン、下記(5)式で表されるアニ
リンまたはアニリン誘導体、下記(6)式で表されるフ
ェニレンジアミンまたはフェニレンジアミン誘導体、下
記(7)式で表されるフェニレンアミンカルボン酸また
はフェニレンアミンカルボン酸誘導体、下記(8)式で
表されるアルキルイミド、下記(9)式で表されるフタ
ルイミド誘導体、下記(10)式で表されるシアノベン
ゼン誘導体、下記(11)式で表されるジシアノベンゼ
ン誘導体が挙げられる。
【0023】
【化1】
【0024】
【化2】
【0025】
【化3】
【0026】以上の式において、R1 は炭素数1ないし
20のアルキル基、R2 は―Hまたは炭素数1ないし2
0のアルキル基、R3は炭素数1ないし20のアルキル
基、V,W,X,Y,Zは炭素数1ないし10のアルキ
ル基、炭素数1ないし10のアルコキルル基、―F、―
Cl、―Br、―C5 、―Hから選ばれる1つ、
nは1または2である。
【0027】本発明において使用可能な、着色層に含ま
れる顔料として、下記に示すものが挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。
【0028】緑色顔料例
【化4】
【0029】青色顔料例
【化5】
【0030】赤色顔料例
【化6】
【0031】本発明において、着色層形成工程の最高温
度を220℃としたとき、使用可能な分散剤として、以
下のものを挙げることが出来る。
【0032】 塩基性高分子系分散剤 PB711(味の素(株)社製)、分解温度:240℃ PB821(味の素(株)社製)、分解温度:220℃ ブロック共重合体(顔料に強い親和性を有する) Disperbyk-161(ビッグケミージャパン(株)社製)、 分解温度:220℃ くし形コーポリマーSOLSPRERSE34750 (ゼネカ(株)社製)、分解温度:220℃
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1および図2を参照して説明する。
【0034】図1は、本発明の一実施形態に係る液晶表
示装置を示す断面図であり、図2は、図1の液晶表示装
置のカラーフィルタ基板を示す断面図である。
【0035】図1に示すように、液晶表示装置10は、
対向基板120とカラーフィルタ基板110の間に液晶
層70を挟持しており、これらの2枚の基板間距離は、
例えば粒状スペーサ31によって保持されている。そし
て、対向基板120とカラーフィルタ基板110は、液
晶注入口を除く基板外周を囲むように配置されるシール
によって接着され、液晶注入口には封止材が塗布されて
いる。本実施形態では、液晶材料としてZLI−156
5(E−メルク社製)、シール材料として熱硬化型エポ
キシ系接着剤ES−5500(三井東圧化学(株)社
製)を用いた。
【0036】対向基板120は、透明基板21上にIT
Oからなる透明電極22および配向膜13を順次配置し
て構成されている。
【0037】図2に示すように、カラーフィルタ基板
(アレイ基板)110は、透明基板11上にMoW(モ
リブデン・タングステン)からなる走査線(図示せず)
及びゲート電極16を配置し、走査線及びゲート電極1
6を覆うように酸化シリコンおよび窒化シリコンからな
るゲート絶縁膜12を配置して構成されている。
【0038】ゲート絶縁膜12上には、アモルファスシ
リコンなどの半導体層15が配置され、更にMo/Al
/Moの3層構造からなるソース電極20、ドレイン電
極18、信号線(図示せず)が配置されている。信号線
及び走査線は交差して配置され、その交差部毎にゲート
電極16、ゲート絶縁膜12、半導体層15、ソース電
極20、ドレイン電極18からなるスイッチング素子1
4と、このスイッチング素子に接続する画素電極30が
配置されている。
【0039】そして、スイッチング素子14を覆うよう
に、緑色着色層(G)24a、青色着色層(B)24
b、赤色着色層(R)24cがストライプ状に配置され
ている。画素電極30は、この着色層24上に配置され
ており、着色層24に形成されているスルーホール26
を介してソース電極20と接続している。更に、画素電
極30及び着色層24を覆うように、基板全面には配向
膜13が配置されている。
【0040】着色層材料としては、赤色顔料(ピグメン
トレッド)を含む紫外線硬化型アクリル樹脂CRY−S
623C(赤色)、緑色顔料(ピグメントグリーン7、
ピグメントグリーン3b)を含むCGY−S624D
(緑色)、青色顔料( ピグメントブルー16)を含む
CBV−S625C(青色)(富士フィルムオーリン
(株)社製)を、配向膜材料としては、ポリイミドAL
−1051(JSR株式会社製)を用いた。なお、緑色
層の分散剤として、PB711(味の素(株)社製)を
用いた。この分散剤の分解温度は、240℃である。
【0041】次に、本実施形態に係る液晶表示装置の製
造工程について説明する。
【0042】まず、カラーフィルタ基板110の製造工
程について説明する。透明基板11上に、スパッタリン
グ法により約0.3μmのモリブデン・タングステン膜
を堆積し、パターニングすることにより、ゲート電極1
6、及び走査線を形成した。次いで、CVD法により、
アモルファスシリコン膜を堆積し、これをパターニング
して、TFTの半導体層15を形成した。
【0043】次に、Mo(モリブデン)、Al(アルミ
ニウム)、Mo(モリブデン)を順次堆積し、パターニ
ングして、信号線、ソース電極20、およびドレイン電
極18を形成した。
【0044】その後、紫外線硬化型アクリル系緑色レジ
スト液(上記CGY−S624D)を、電極が形成され
た基板上にスピンナ塗布した。続いて、約90℃で約5
分間プリベークし、所定のマスク・パターンを用いて、
150mJ/cm2 の強度の紫外線により露光した。こ
こで用いるフォトマスクパターンは、緑色着色層に対応
するストライプ形状パターンと、画素電極30とソース
電極12との接続のためのスルーホール26として直径
15μmの円形形状パターンを有している。
【0045】続いて、約0.1重量%のTMAH(テト
ラメチルアンモニウムハイドライド)水溶液を用いて、
緑色レジスト膜を約60秒間現像し、さらに水洗い後、
約200℃で1時間ほどポストベークを行うことによっ
て、スルーホール26を有する緑色着色層24aを形成
した。
【0046】続いて、青色着色層24b,赤色着色層2
4cを、緑色着色層24aと同様の工程により形成し
た。その際、緑色着色層24aのパターンの端が、青色
着色層24bや赤色着色層24cの端で覆われている構
成とした。これは、上記のように、各着色層を加工する
際に用いる露光マスクを適合するように作製することで
達成された。なお、これらの着色層の形成に際しての温
度は、220℃であり、使用した分散剤の分解温度より
低いものであった。
【0047】次に、着色層24上にスパッタリング法に
よりインジウム・すず酸化物(ITO)を堆積し、これ
をパターニングすることにより画素電極30を形成し、
ポリイミドからなる配向膜材料を基板全面に塗布し、配
向処理を施して配向膜を形成して、カラーフィルタ基板
110を得た。
【0048】次に、透明基板21上にスパッタリング法
によりITOを約100nmの厚さに堆積して対向電極
22を形成し、続いてポリイミドからなる配向膜材料を
基板全面に塗布し、配向処理を施して配向膜を形成し
て、対向基板120を得た。
【0049】対向基板120の配向膜面上に、直径約5
μmの粒状スペーサ31を1平方mmあたり約100個
の割合で散布した。続いて、図3に示すように、対向基
板120の外周周辺部に所定の大きさを有するファイバ
を混入したシール材25を、液晶所注入用の注入口を除
いて塗布した。この対向基板120、カラーフィルタ基
板110とをシール材25により貼り合わせて、空状態
のセルが完成する。
【0050】次に、カイラル材が添加されたネマティッ
ク液晶材料を、注入口32からセル内に真空注入し、注
入後、注入口32を封止材33としての紫外線硬化樹脂
を用いて封止したあと、セルの両側にそれぞれ偏光板を
配置することにより液晶表示装置が完成する。
【0051】このようにして作製された液晶表示素子
は、緑色層の顔料分散材剤として分解温度が220℃で
あるPB821(味の素(株)社製)を用いているた
め、緑色層からの不純物の溶出を抑制することができ、
配向むらや焼き付きなどの表示むらがなかった。
【0052】なお、上に述べた例では、2枚の基板を一
定に保つためのスペーサとして、粒状スペーサを基板上
に散布する方法をとったが、基板上に樹脂層を所定の膜
厚、所定の形状にパターニングすることにより形成する
ことも可能である。この場合、樹脂層として上記の着色
層を積層して形成する方法や、着色層とは別に、透明又
は黒色の材料を用いることも出来る。黒色材料として
は、顔料として赤、緑、青の顔料をレジストに分散させ
たものを使用することができる。また、これらは、感光
性材料を用いるか、または非感光性材料の場合には感光
性レジストを用いてエッチングすることにより形成する
ことが出来る。
【0053】また、上に述べた例では、緑色層の上に他
の色層を部分的に積層するパターンとしたが、緑色層の
上に他の着色層を積層しない構成でも、緑色層形成の後
に他の色層を形成するという製造方法をとれば、用いる
液晶材料や配向膜材料の種類によっては、緑色層表面近
くに多く存在する不純物を、他の色層を形成する際に洗
浄除去することにより、用いる液晶材料や配向膜材料の
種類によっては、配向むらや焼き付きなどの表示むらを
実行上問題ない程度に抑制できることも分かった。
【0054】ただし、緑色層の顔料分散剤として、分解
温度200℃以上のものを用いた場合のほうが、表示む
らを効果的に改善することが出来る。
【0055】また、上記実施形態では、スイッチング素
子が配置されるアレイ基板側にカラーフィルタを配置し
ているが、対向基板上にカラーフィルタを配置する場合
にも適用できることは言うまでもない。
【0056】本実施形態では、緑色の着色層に用いられ
る分散剤の分解温度について考慮したが、緑色用の分散
剤に限られず、分解により有機化合物を発生させる着色
層の構成部剤である分散剤などのうち、分解により有機
化合物を発生させる構成部剤を用いた場合に、本発明を
適用することが出来る。
【0057】また、本実施形態においては、TNモード
について記載しているが、これに限られるものではな
く、正の誘電異方性液晶を用いるTN、STN、EC
B、GH、IPS(横電界)モード、負の誘電異方性液
晶を用いるVAN、ECB、GH、IPSモードなどの
各種モードの液晶表示装置、相転移系液晶、強誘電系液
晶、反強誘電系液晶などを用いた液晶表示装置にも適用
できる。
【0058】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明による
と、着色層、特に緑色層の顔料分散剤として、形成温度
以上、特に200℃以上の分解温度を有するものを用い
いことにより、着色層からの不純物の溶出を抑制するこ
とができ、配向むらや焼き付きなどの表示むらを効果的
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置を示す
縦断面図。
【図2】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置のアレ
イ基板を示す縦断面図。
【図3】分散剤の分解温度を示す特性図。
【符号の説明】
10…液晶表示装置 11,21…基板 12…ゲート絶縁膜 13…配向膜 14…スイッチング素子 15…半導体層 16…ゲート電極 18…ドレイン電極 20…ソース電極 22…対向電極 24…着色層 26…スルーホール 30…画素電極 31…スペーサ 70…液晶層 110…カラーフィルタ基板 120…対向基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H048 BA45 BA47 BA48 BB02 BB03 BB08 BB44 2H089 LA07 MA05X NA25 NA39 QA16 RA05 RA06 RA07 RA08 RA09 RA10 RA11 RA13 RA14 TA09 TA12 TA15 2H091 FA02Y FA08X FA08Z FB04 FB12 FC01 FC10 FC22 GA03 GA06 GA08 GA13 HA06 HA07 HA08 HA09 HA10 HA11 HA12 LA16 LA18

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の基板間に液晶層を挟持してなる液晶
    表示装置であって、前記一対の基板のいずれか一方に
    は、異なる色の複数の着色層が形成されており、前記複
    数の着色層の少なくとも1つを形成するための分散剤と
    して、前記着色層形成工程時の温度から―20℃以上高
    い分解温度を有する分散剤を用いたことを特徴とする液
    晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記分解温度は、着色層形成工程時の温度
    よりも高いことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示
    装置。
  3. 【請求項3】前記複数の着色層は緑色着色層を有し、前
    記分散剤は前記緑色着色層に含有されることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記分散剤が分解することにより、前記着
    色層は、アルキル酸、フェニルカルボン酸、フェニルカ
    ルボン酸誘導体、フェニレンジカルボン酸、フェニレン
    ジカルボン酸誘導体、アルキルアミン、アニリン、アニ
    リン誘導体、フェニレンジアミン、フェニレンジアミン
    誘導体、フェニレンアミンカルボン酸、フェニレンアミ
    ンカルボン酸誘導体、アルキルイミド、フタルイミド誘
    導体、シアノベンゼン誘導体、およびジシアノベンゼン
    誘導体からなる群から選ばれた少なくとも1種の有機不
    純物を含有することを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかの項に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】基板の一主面上に交差して配置された複数
    の信号線及び複数の走査線と、前記交差部毎に配置され
    たスイッチング素子と、前記信号線、前記走査線及び前
    記スイッチング素子の少なくとも一部を覆うように配置
    された、異なる色の複数の着色層と、前記着色層に形成
    されるスルーホール部により前記スイッチング素子の各
    々に接続されるとともに、前記着色層上に配置された複
    数の画素電極と、を有するアレイ基板、 前記アレイ基板と対向して配置された対向基板、 前記アレイ基板と前記対向基板とを所定の間隙をあけて
    配置して接着する液晶注入口を除いて基板外周に配置さ
    れたシール手段、 前記間隙間を保持するスペーサ、 前記液晶注入口から前記間隙に注入されてなる液晶層、
    および前記液晶注入口を封止する封止材とを備えた液晶
    表示装置において、 前記複数の着色層の少なくとも1つを形成するための分
    散剤として、前記着色層形成工程時の温度から―20℃
    以上高い分解温度を有する分散剤を用いたことを特徴と
    する液晶表示装置。
  6. 【請求項6】前記分解温度は、着色層形成工程時の温度
    よりも高いことを特徴とする請求項5に記載の液晶表示
    装置。
  7. 【請求項7】基板の一主面上に交差して配置された複数
    の信号線及び複数の走査線と、前記交差部毎に配置され
    たスイッチング素子と、前記信号線、前記走査線及び前
    記スイッチング素子の少なくとも一部を覆うように配置
    された、赤色部分、緑色部分、および青色部分を含む着
    色層と、前記着色層に形成されるスルーホール部により
    前記スイッチング素子の各々に接続されるとともに、前
    記着色層上に配置された複数の画素電極と、を有するア
    レイ基板、 前記アレイ基板と対向して配置された対向基板、 前記アレイ基板と前記対向基板とを所定の間隙をあけて
    配置して接着する液晶注入口を除いて基板外周に配置さ
    れたシール手段、 前記間隙間を保持するスペーサ、 前記液晶注入口から前記間隙に注入されてなる液晶層、
    および前記液晶注入口を封止する封止材とを備えた液晶
    表示装置において、 前記着色層の緑色部分を形成するために用いた分散剤
    は、200℃以上の分解温度を有することを特徴とする
    液晶表示装置。
  8. 【請求項8】前記分散剤が分解することにより、前記着
    色層は、アルキル酸、フェニルカルボン酸、フェニルカ
    ルボン酸誘導体、フェニレンジカルボン酸、フェニレン
    ジカルボン酸誘導体、アルキルアミン、アニリン、アニ
    リン誘導体、フェニレンジアミン、フェニレンジアミン
    誘導体、フェニレンアミンカルボン酸、フェニレンアミ
    ンカルボン酸誘導体、アルキルイミド、フタルイミド誘
    導体、シアノベンゼン誘導体、およびジシアノベンゼン
    誘導体からなる群から選ばれた少なくとも1種の有機不
    純物を含有することを特徴とする請求項5ないし7のい
    ずれかの項に記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】前記スペーサが黒色樹脂からなり、この黒
    色樹脂に含まれる分散剤は、200℃以上の分解温度を
    有することを特徴とする請求項5ないし8のいずれかの
    項に記載の液晶表示装置。
  10. 【請求項10】基板上に異なる色の複数の着色層が配置
    された液晶表示装置用カラーフィルタ基板において、 前記複数の着色層の少なくとも1つを形成するための分
    散剤として、前記着色層形成時の温度から―20℃以上
    高い分解温度を有する分散剤を用いたことを特徴とする
    液晶表示装置用カラーフィルタ基板。
  11. 【請求項11】前記分解温度は、着色層形成工程時の温
    度よりも高いことを特徴とする請求項10に記載の液晶
    表示装置用カラーフィルタ基板。
  12. 【請求項12】前記分散剤が分解することにより、前記
    着色層は、アルキル酸、フェニルカルボン酸、フェニル
    カルボン酸誘導体、フェニレンジカルボン酸、フェニレ
    ンジカルボン酸誘導体、アルキルアミン、アニリン、ア
    ニリン誘導体、フェニレンジアミン、フェニレンジアミ
    ン誘導体、フェニレンアミンカルボン酸、フェニレンア
    ミンカルボン酸誘導体、アルキルイミド、フタルイミド
    誘導体、シアノベンゼン誘導体、およびジシアノベンゼ
    ン誘導体からなる群から選ばれた少なくとも1種の有機
    不純物を含有することを特徴とする請求項10又は11
    に記載の液晶表示装置。
  13. 【請求項13】基板上に異なる色の複数の着色層が配置
    された液晶表示装置用カラーフィルタ基板の着色層に用
    いられる着色剤において、 前記複数の着色層の少なくとも1つに用いられる着色剤
    は、分散剤として、前記着色層形成時の温度から―20
    ℃以上高い分解温度を有する分散剤を含有することを特
    徴とする着色剤。
  14. 【請求項14】前記分解温度は、着色層形成工程時の温
    度よりも高いことを特徴とする請求項13に記載の着色
    剤。
  15. 【請求項15】前記分散剤が分解することにより、前記
    着色層は、アルキル酸、フェニルカルボン酸、フェニル
    カルボン酸誘導体、フェニレンジカルボン酸、フェニレ
    ンジカルボン酸誘導体、アルキルアミン、アニリン、ア
    ニリン誘導体、フェニレンジアミン、フェニレンジアミ
    ン誘導体、フェニレンアミンカルボン酸、フェニレンア
    ミンカルボン酸誘導体、アルキルイミド、フタルイミド
    誘導体、シアノベンゼン誘導体、およびジシアノベンゼ
    ン誘導体からなる群から選ばれた少なくとも1種の有機
    不純物を含有することを特徴とする請求項13又は14
    に記載の着色剤。
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