JP2000171301A - 微分スペクトル画像処理装置 - Google Patents

微分スペクトル画像処理装置

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JP2000171301A
JP2000171301A JP34678898A JP34678898A JP2000171301A JP 2000171301 A JP2000171301 A JP 2000171301A JP 34678898 A JP34678898 A JP 34678898A JP 34678898 A JP34678898 A JP 34678898A JP 2000171301 A JP2000171301 A JP 2000171301A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可視光域外や可視光領域内の特定色の帯域につ
いても、カラー表示によってスペクトルのどの帯域に特
徴があるのかを判断可能とする。 【解決手段】測定対象スペクトル帯域を複数帯域に分割
し、フィルタ切替えにより撮像素子7に入射する光線の
波長帯域を分割帯域毎に選択し、この状態で波長可変干
渉フィルタ5の基板間隔を切り替えて各基板間隔毎に撮
像素子5で撮影された画像をR,G,Bの各カラー成分
画像として画像メモリ10に記憶する。画像メモリ10
に記憶された2つのカラー成分画像の差を画素単位に演
算して擬似カラー成分の微分スペトル画像ΔR、ΔG、
ΔBを生成し、合成してモニタ4に擬似カラー表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長可変干渉フィ
ルタにより透過特性を切り替えて得た2つの画像の差分
により微分スペクトル画像を生成してカラー表示する微
分スペクトル画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、波長可変干渉フィルタを使用した
スペクトル画像分析装置にあっては、波長可変干渉フィ
ルタの基板間隔を変化させることにより、透過特性を切
り替えて得た2つの画像の差を演算して微分スペクトル
画像のカラー表示を行っている(特開平8−28568
8号)。
【0003】即ち、このスペクトル分析装置は、1画素
に対応してR,G,Bの各カラーフィルタを備えた3つ
の受光セルを配置したCCD等のカラー撮像手段を使用
し、波長可変干渉フィルタ及び撮影レンズ系により結像
された物体像につき、波長可変干渉フィルタの透過特性
を2段階に変化させて得たR,G,B画像データをメモ
リに記憶し、2つの画像の差を演算してR,G,Bの微
分スペクトル画像を生成し、カラー表示している。
【0004】このような微分スペクトル画像を生成する
装置によれば、生成された微分スペクトル画像を解析す
ることで、物体のもつ波長スペクトルのどこに特徴的な
スペクトル変化があるのかを求めることができる。更に
微分スペクトル画像のカラー表示によれば、スペクトル
のどの帯域に特徴があるのかを容易に読み取ることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、微分ス
ペクトル画像を生成して特徴的なスペクトル変化を求め
る物体の測定は、必ずしも可視光領域には限られず、更
に波長の短い紫外領域或いは更に波長が長い赤外領域で
の微分スペクトル画像の測定を必要とする場合もある。
【0006】このように微分スペクトル画像の波長スペ
クトル帯域が可視光領域を外れた場合には、微分スペク
トル画像のカラー表示はできず、モノクロ画像による信
号の強弱が表された微分スペクトル画像が得られるのみ
であり、どのスペクトル帯域に特徴があるのかを画像そ
のもので表わすことができないという問題があった。
【0007】また可視光領域であっても、例えば600
nm〜650nmといった赤色の波長帯域に制限して微
分スペクトル画像を観察する場合もあり、この場合に
は、全体に赤味のかかったモノトーンに近い微分スペク
トル画像となり、カラー表示によってスペクトル帯域の
特徴を画像そのもので表わすことができないという問題
があった。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、可視光域外や可視光領域内の特定色
の帯域についても、カラー表示によってスペクトルのど
の帯域に特徴があるのかを容易に判断できるようにした
微分スペクトル画像処理装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、次のように構成する。本発明の微分スペクト
ル画像処理装置は、撮像素子、帯域選択部、波長可変干
渉フィルタ、撮影画像読込み部、微分画像生成部及び表
示処理部で構成される。
【0010】撮像素子は、光学系により結像された対象
物の画像を撮影する。帯域選択部は、測定対象スペクト
ル帯域を複数帯域に分割し、撮像素子に入射する光線の
波長帯域を分割帯域毎に選択する。波長可変干渉フィル
タは、撮像素子に入射する光線の透過特性(複数の透過
ピークスペクトルの分布)を変化させる。
【0011】撮影画像読込み部は、分割帯域の各々を所
定のカラー空間を構成する複数のカラー成分の各々に対
応させ、第1の透過特性、第1の透過特性とは異なる第
2の透過特性に設定する毎に、撮像素子で撮影された画
像を前記複数のカラー成分毎にカラー成分画像として画
像メモリに記憶する。
【0012】微分画像生成部は、複数のカラー成分毎に
画像メモリに記憶された2つのカラー成分画像の差を画
素単位に演算して特定カラー成分の微分スペトル画像を
生成する。画像表示部は、複数のカラー成分毎に生成さ
れた微分スペクトル画像を合成してカラー表示する。
【0013】ここで、測定波長スペクトル帯域を3分割
し、カラー空間をRGBカラー空間とし、3つの分割帯
域の各々にRGBカラー空間のR成分、G成分及びB成
分の各々を対応させ、R成分、G成分及びB成分のそれ
ぞれについて生成した微分スペクトル画像を合成してカ
ラー表示する。
【0014】このような本発明の微分スペクトル画像処
理装置によれば、測定対象スペクトル帯域が可視光域外
にあっても、測定対象スペクトル帯域を3分割して各分
割帯域毎に例えばR、G、Bのカラー成分を擬似的に対
応させてカラー成分毎の微分スペクトル画像を生成し、
これを合成して擬似カラー表示することで、画面上で特
徴あるスペクトル帯域とその強弱をカラー表示できる。
【0015】また表示処理部は、カラー成分の微分スペ
クトル画像を合成して出力表示すると同時に、各カラー
成分の微分スペクトル画像を単独で同時表示又は切替表
示してもよい。
【0016】即ち、3分割した帯域の各々につき生成し
たR,G,Bの各カラー成分の微分スペクトル画像を合
成してカラー表示した場合、同じ発色であっても、波長
可変干渉フィルタの複数の透過ピークスペクトルの分布
の内の1つの透過ピークスペクトルの色成分による発色
なのか、2つの透過ピークスペクトルの色成分の合成に
よる発色なのか見分けることが難しく、スペクトルの特
徴を確定するまでには至らない。
【0017】このような場合には、各測定帯域について
生成したR,G,B成分の単色表示の微分スペクトル画
像を同時表示又は切替表示することで区別することがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の微分スペクトル画
像処理装置の一例である。図1において本発明の微分ス
ペクトル画像処理装置は、フィルタ切替装置1、CCD
カメラ2、及びパーソナルコンピュータ等を用いた信号
処理装置3で構成される。
【0019】フィルタ切替装置1は、ロータリ型のフィ
ルタ切替機構を持ち、回転円板の例えば3箇所に帯域の
異なる3つの帯域フィルタ1a,1b,1cを装着して
おり、CCDカメラ2の前に設置され、モータ駆動によ
りCCDカメラ2の光軸2aに対し帯域フィルタ1a〜
1cのいずれか1つを位置決めできるようにしている。
【0020】フィルタ切替装置1に設けた3つの帯域フ
ィルタ1a〜1cは、CCDカメラ2で撮影する測定対
象物の測定スペクトル帯域を3分割した各分割帯域ごと
の通過帯域特性が設定されている。このため、CCDカ
メラ2はフィルタ切替装置1による帯域フィルタ1a〜
1cの順次切替えで得られた分割帯域ごとの画像を撮像
し、信号処理装置3に転送する。
【0021】更にCCDカメラ2には波長可変干渉フィ
ルタが内蔵されており、この波長可変干渉フィルタは一
対の基板間隔Xで決まる複数の透過ピークスペクトルが
波長軸上に離散的に分布する透過特性をもち、帯域フィ
ルタ1a〜1cのいずれかの分割帯域で受光した光線に
ついて、更に波長可変干渉フィルタに透過ピークスペク
トル分布で制限した帯域特性の画像を撮像する。
【0022】図2は図1の装置における内部構成の詳細
である。図2において、帯域フィルタ1a〜1cを備え
たフィルタ切替装置1に続いて配置されたCCDカメラ
2には、波長可変干渉フィルタ5、光学レンズ6、撮像
素子7が内蔵されている。波長可変干渉フィルタ5は図
3の構造を備える。
【0023】図3において、波長可変干渉フィルタ5は
ファブリ・ペロー型干渉フィルタとして知られており、
例えば200〜300オングストローム程度の厚みを有
するAu等の反射膜となる透光性の金属膜26a,26
bを対向する面に蒸着した一対のガラス基板25a,2
5bを有し、このガラス基板25a,25bを間に圧電
素子27を介して対向配置し、その間に微小間隔Xを設
定している。圧電素子27は駆動電圧源24による直流
電圧の印加を受けて基板間隔Xを変化させることができ
る。
【0024】この波長可変干渉フィルタ5はガラス基板
25b側からの入射光に対し、透光性をもつ金属膜26
b,26a間での多重反射によって生ずる干渉作用に起
因して複数の透過スペクトルピークが分布して光を透過
する。このような波長可変干渉フィルタとしては、例え
ば特開平8−285688号のものが使用できる。
【0025】再び図2を参照するに、例えば帯域フィル
タ1aで帯域制限され且つ波長可変干渉フィルタ5によ
り波長軸での複数の透過スペクトルピークの分布で制限
された対象物からの光線は、光学レンズ6により撮像素
子7の撮像面に結像される。撮像素子7としては例えば
CCD等を使用しており、CCDセル単位に受光強度に
応じた画素信号を生成し、これをXY走査による画面単
位に読み出して信号処理装置3に供給する。
【0026】駆動部13は図3の駆動電圧源24に相当
し、信号処理装置3からの制御信号により、波長可変干
渉フィルタ5の圧電素子27に対する直流電圧を可変し
て基板間隔Xを、本発明にあっては帯域フィルタ1a〜
1cのいずれか1つを選択した状態で基板間隔X1と基
板間隔X2の2段階に制御する。それぞれの基板間隔X
1,X2、即ち第1,第2の透過特性で得られた撮像素
子7の測定画像は読み出されて信号処理装置3に供給さ
れる。また駆動部14はフィルタ切替装置1の円板を回
転し、CCDカメラ2の前に帯域フィルタ1a〜1cを
順番に配置する。
【0027】信号処理装置3は、CPU8、AD変換器
9、画像メモリ10、出力IF11,12,13を備え
る。AD変換器9はCCDカメラ2の撮像素子7で撮像
された画像をデジタルデータに変換して画像メモリ10
に記憶する。ここで撮像素子7からの画素信号は、帯域
フィルタ1a〜1cのいずれかの選択フィルタと波長可
変干渉フィルタ5の基板間隔による波長特性で得られた
画像の輝度(光量)に応じた画素信号であり、信号その
ものに色情報は持っていない。
【0028】画像メモリ10は、フィルタ切替装置1の
3つの帯域フィルタ1a〜1cに対応して3つのメモリ
領域10a,10b,10cを割り当てており、メモリ
領域10a,10b,10cのそれぞれの格納画像の画
素データにつき、所定のカラー空間、具体的にはRGB
カラー空間のR成分、G成分及びB成分のそれぞれを予
め割り当てている。
【0029】例えばAD変換器9から得られる画素信号
が8ビットデータであったとすると、メモリ領域10a
に格納された8ビット画素データは8ビットRデータと
なり、またメモリ領域10bに格納された8ビット画素
データは8ビットGデータとなり、更にメモリ領域10
cに格納された8ビット画素データは8ビットBデータ
として扱われる。したがって、メモリ領域10a,10
b,10cはそれぞれRメモリ領域10a、Gメモリ領
域10b、及びBメモリ領域10cということができ
る。
【0030】画像メモリ10のRメモリ領域10aに
は、図示のように、フィルタ切替装置1の帯域フィルタ
1aをCCDカメラ2の前にセットした状態で波長可変
干渉フィルタ5の透過特性を第1の透過特性に設定した
とき、即ち基板間隔をX=X1に制御したときに撮像素
子7で得られた画像がR成分スペクトル画像RD1とし
て記憶される。次に波長可変干渉フィルタ5の透過特性
を第2の透過特性に設定したとき、即ち基板間隔をX=
X2に制御したときに撮像素子7で撮像された画像デー
タをR成分スペクトル画像RD2として別に記憶する。
【0031】残りのGメモリ領域10b、Bメモリ領域
10cについても、それぞれ帯域フィルタ1b,1cを
セットした状態で波長可変干渉フィルタ5の基板間隔を
X1,X2の2段階に切り替えて、それぞれ撮像素子7
で画像読取りを行うことで、Gメモリ領域10bにはG
成分スペクトル画像GD1,GD2が記憶され、Bメモ
リ領域10cにはB成分スペクトル画像BD1,BD2
が記憶される。
【0032】このように画像メモリ10にRGB各成分
の帯域特性の異なる2種のスペクトル画像が記憶できた
ならば、CPU8はR,G,B成分毎に2つのスペクト
ル画像の差を画素単位に演算して微分画像を求め、これ
をそれぞれのメモリ領域10a,10b,10cにR,
G,B成分微分スペクトル画像ΔR,ΔG,ΔBとして
記憶する。最終的にCPU8は、出力インタフェース1
3を介して3つの微分スペクトル画像ΔR,ΔG,ΔB
を読み出し、モニタ4上に合成してカラー表示する。
【0033】図4は図2の信号処理装置3に設けたCP
U8による微分スペクトル画像処理の機能ブロック図で
ある。 図4において、微分スペクトル画像処理のため
の機能ブロックは、撮影画像読込み部15、微分画像生
成部16及び表示処理部17で構成される。撮影画像読
込み部15は、駆動部14の制御によりフィルタ切替装
置1を動作して帯域フィルタ1a,1b,1cの各々を
順次選択するごとに、駆動部13を制御することによっ
て波長可変干渉フィルタ5を異なる2つの基板間隔X
1,X2に可変制御し、各基板間隔X1,X2ごと、即
ち第1,第2の透過特性ごとに撮像素子7で撮影された
画像をR成分画像、G成分画像、B成分画像として画像
メモリ10のRメモリ領域10aに画像データRD1,
RD2、Gメモリ領域10bに画像データGD1,GD
2、更にBメモリ領域10cに画像データBD1,BD
2としてそれぞれ記憶する。
【0034】微分画像生成部16は、画像メモリ10に
記憶されたRGBの各メモリ領域10a,10b,10
cにおける2つの画像データRD1とRD2、GD1と
GD2、及びBD1とBD2の差を画素単位に演算し、
R,G,Bの微分スペクトル画像データΔR,ΔG,Δ
Bを生成して各メモリ領域10a,10b,10cに記
憶する。
【0035】表示処理部17は画像メモリ10に記憶さ
れたR成分、G成分、B成分の微分スペクトル画像デー
タΔR,ΔG,ΔBを読み出し、モニタ4上に合成して
カラー表示する。
【0036】図5は図2の実施形態における帯域フィル
タ1a〜1cと波長可変干渉フィルタ5の波長特性をR
GB色空間における比感度と共に示している。
【0037】図5(A)は、RGB空間におけるRGB
データを一定値とした場合の人間の目に感ずる強さを表
わした比感度であり、R,G,Bで示す各色成分におけ
る比感度が得られる。
【0038】図5(B)は、図2の実施形態における帯
域フィルタ1a〜1cの帯域特性18a,18b,18
cであり、この場合には図5(A)のRGBの比感度に
対応して、例えば380nm〜780nmの可視光域を
観察スペクトル帯域として図示のように3分割して各フ
ィルタの帯域特性18a,18b,18cで設定してい
る。
【0039】ここでフィルタ帯域18aについてはR成
分が割り当てられ、フィルタ帯域18bについてはG成
分が割り当てられ、更にフィルタ帯域18cについては
B成分が割り当てられる。この図5(B)の測定スペク
トル帯域の分割とフィルタ特性の設定は、通常のRGB
カラー表示に対応している。
【0040】このような3分割したフィルタ帯域18a
〜18cに対し波長可変干渉フィルタ5の波長特性は、
基板間隔をX=X1に制御し第1の透過特性とした場合
には実線の透過スペクトルピークが複数分布する特性と
なり、これに対し基板間隔をX=X2に制御し第2の透
過特性にすると波長軸方向にシフトした破線の透過スペ
クトルピークが複数分布する特性となる。
【0041】このため、例えばフィルタ帯域18aを選
択した場合には、フィルタ帯域18aに含まれる基板間
隔X1による波長可変干渉フィルタ5で得られた実線の
2つの透過スペクトルピークで得られた画像と、基板間
隔X2による破線のスペクトルピークで得られた画像と
なる。この点は残りのフィルタ帯域18b,18cにつ
いても同様である。
【0042】そして、各フィルタ帯域18a〜18cの
それぞれの透過帯域における波長可変干渉フィルタの実
線の透過スペクトルピークと破線の透過スペクトルピー
クのそれぞれで得られたスペクトル画像の差分をとるこ
とで、R成分、G成分、B成分が割り当てられた3種類
の微分スペクトル画像を生成することができる。
【0043】図5(C)は、図2の帯域フィルタ1a〜
1cの他の帯域特性であり、例えば測定スペクトル帯域
を500nmから650nmの赤色を中心とした帯域に
制限し、その中を3分割してフィルタ帯域19a,19
b,19cを設定している。
【0044】このフィルタ帯域19aの帯域制限を受け
て得られたスペクトル画像についてはR成分が割り当て
られ、次のフィルタ帯域19bの帯域制限を受けて得ら
れたスペクトル画像についてはG成分が割り当てられ、
更にフィルタ帯域19cの帯域制限を受けて得られたス
ペクトル画像についてはB成分が割り当てられる。
【0045】その結果、実際の測定対象の色は、図5
(A)の500〜650nmのように主に赤を中心とし
た色であるのに対し、図5(C)のフィルタ帯域19a
〜19cの設定によって、測定帯域を3分割したRGB
各成分の合成による微分スペクトル画像をカラー表示す
ることができる。
【0046】また図5(B)にあっては、フィルタ帯域
18aについてR成分、フィルタ帯域18bについてG
成分、フィルタ帯域18cについてB成分を割り当てて
いるが、このRGBのカラー成分の割り当ては必要に応
じて適宜に選択することができる。例えばフィルタ帯域
18aについて実際とは異なるG成分を割り当て、フィ
ルタ帯域18bについても実際とは異なるR成分を割り
当て、更にフィルタ帯域18cについて実際と同じB成
分を割り当て、これによって実際の監察対象とR及びG
成分を反転させた微分スペクトル画像のカラー表示がで
きる。
【0047】更に図5(B)(C)は、380〜780
nmの可視光域を測定スペクトル帯域としているが、図
2の撮像素子7として780nmを越える赤外域に感度
を有するものを使用すれば、この可視光域を外れた赤外
域を測定スペクトル帯域として、同様にして3つの帯域
フィルタ1a〜1cによる3つの分割帯域の設定でそれ
ぞれ微分スペクトル画像を生成してRGB成分を割り当
て、これを合成することによって、従来モノクロ表示し
かできなかった赤外域において微分スペクトル画像のカ
ラー表示が実現できる。
【0048】また図2の撮像素子7として380nm以
下の紫外域に感度を有するものを使用すれば、紫外域を
測定スペクトル帯域とすることができる。この場合に
も、紫外域の測定スペクトル帯域について、帯域フィル
タ1a〜1cによって帯域を3分割してそれぞれ微分ス
ペクトル画像を生成し、これにRGB成分のそれぞれを
割り当てて合成カラー表示することで、従来モノクロ画
像しか得られなかった紫外域についてもRGBカラー表
示による微分スペクトル画像の表示が実現できる。
【0049】もちろん、紫外域から可視光域、あるいは
可視光域から赤外域について、同様にして測定スペクト
ル帯域を設定して3分割することにより、微分スペクト
ル画像のRGBカラー表示を行うようにしてもよい。
【0050】図6は図4の機能ブロックによる画像処理
の手順を表している。図6において、観察画像30は帯
域制限を行わずに実際に見た画像であり、一例として
○、□、△の3つの物体40,41,42があり、それ
ぞれ赤R、緑G、青Bであったとする。
【0051】このような観察画像30につき、まず帯域
制限処理18aにより例えば図5(B)のフィルタ帯域
18aを持つ帯域フィルタを選択し、且つ波長可変干渉
フィルタ5の基板間隔をX1とした図5(B)のフィル
タ帯域18aの中の実線の透過スペクトルピークによる
透過特性のR成分スペクトル画像31aを得る。このR
成分スペクトル画像31aには赤Rの物体40aのみが
存在する。
【0052】続いて波長可変干渉フィルタ5の基板間隔
をX2に制御し、同様にして撮像すると、図5(B)の
フィルタ帯域18aの中の破線の透過スペクトルピーク
によるR成分スペクトル画像32aが得られる。
【0053】同様にして測定画像30について、フィル
タ特性18b、フィルタ特性18cを設定して、この状
態で波長可変干渉フィルタ5の基板間隔をX1とX2に
切替え、G成分スペクトル画像31b,32b、及びB
成分スペクトル画像31c,32cを得る。このG成分
スペクトル画像31b,32bには、測定画像30の緑
Gの物体41bが存在する。またB成分スペクトル画像
31c,32cには、測定画像30の中の青Bの物体4
2bが存在する。
【0054】続いてR,G,Bのそれぞれについて微分
スペクトル画像の生成処理33a,33b,33cを行
って、RGBの各微分スペクトル画像34a,34b,
34cを得る。この微分スペクトル画像には、それぞれ
について基板間隔X1とX2で得られた物体画像の画素
の差分による物体40d,41d,42dが存在してい
る。
【0055】最終的に表示処理部により、RGBの各微
分スペクトル画像34a,34b,34cを読み出して
合成することで合成微分スペクトル画像35が得られ、
微分スペクトル画像の生成処理を受けた物体40d,4
1d,42dがカラー表示される。
【0056】勿論、実際の測定画像30にあってはRG
Bの合成による様々な発色となり、最終的に得られる合
成微分スペクトル画像35は明度(輝度)によってスペ
クトル変化の強さが分かり、またその部分の色によって
どのスペクトル帯域に特徴があるかを読み取ることがで
きる。
【0057】図7は、図2の信号処理装置3に設けたC
PU8による微分スペクトル画像表示処理のフローチャ
ートである。まずステップS1で、波長可変干渉フィル
タ5の基板間隔XをX1にセットした状態でフィルタ切
替装置1を駆動し、ステップS2で、まずR帯域フィル
タ1aをCCDカメラ2の前にセットする。この状態で
ステップS3に進み、R画像を撮像して画像メモリ10
にR成分スペクトル画像RD1として記憶する。 続い
てステップS4でG帯域フィルタ1bに切り替え、ステ
ップS5でG成分スペクトル画像を撮像して画像メモリ
10にG成分スペクトル画像GD1として記憶する。更
にステップS6でB帯域フィルタ1cに切り替え、ステ
ップS7でB成分スペクトル画像を撮像して画像メモリ
10にB成分スペクトル画像BD1として記憶する。
【0058】次にステップS8で2回目の撮像終了か否
かチェックし、1回目であることからステップS9に進
み、波長可変干渉フィルタ5の基板間隔XをX=X2に
セットし、ステップS2〜S7の処理を繰り返す。これ
によって画像メモリ10には、基板間隔X2の状態で撮
像されたR成分スペクトル画像RD2、G成分スペクト
ル画像GD2、及びB成分スペクトル画像BD2が記憶
される。
【0059】ステップS8で2回目の撮像終了を判別す
ると、ステップS10に進み、R成分の微分スペクトル
画像を演算してΔRとして画像メモリ10に記憶する。
次にステップS11でG成分の微分スペクトル画像ΔG
を演算して画像メモリ10に記憶し、更にステップS1
2でB成分の微分スペクトル画像ΔBを演算して画像メ
モリ10に記憶する。
【0060】最終的にステップS13で、画像メモリ1
0に記憶されているRGBの各微分スペクトル画像Δ
R,ΔG,ΔBを読み出してモニタ4上に合成してカラ
ー表示を行う表示処理を実行する。
【0061】図8は、図9のステップS13の微分スペ
クトル画像表示処理の詳細である。この表示処理は、R
GB微分スペクトル画像を合成表示するノーマル表示モ
ードと、合成表示に加えてRGBの各微分スペクトル画
像を単独で同時表示または切替表示する複合表示モード
を持っている。
【0062】まずステップS1で表示モードとしてノー
マル表示モードまたは複合表示モードを選択する。ステ
ップS2でノーマル表示モードの選択が判別されると、
ステップS3に進み、RGB微分スペクトル画像を読み
出してモニタ上に合成画像としてカラー表示する。
【0063】ステップS4で複合表示モードの選択が判
別された場合には、ステップS5でRGBの微分スペク
トル画像の合成によるカラー表示に加え、R,G,Bの
各微分スペクトル画像を単独で同一画面に表示(画面分
割表示)または画面切替えで表示する。このような処理
をステップS6で表示終了まで繰り返す。
【0064】図9は図8のステップ5の複合表示モード
における表示機能の説明図である。図9(A)(B)の
RGB合成微分スペクトル画像50,60は、それぞれ
円状の物体であり、同じ緑色で表示されている。ところ
が緑色に表示されるRGB合成微分スペクトル画像5
0,60は例えば次のような2つの場合が考えられる。
【0065】波長520nmの緑色単色の画像 波長570nmのRおよびG成分と波長480nmの
BおよびG成分との合成画像 このため、RGB合成の微分スペクトル画像50,60
は、同じ緑色で表わされ、わずかにその明度が異なるの
みとなり、前記のスペクトルの相違が区別がつきに
くい。そこで図8の表示処理において複合表示モードを
選択すると、図9(A)または図9(B)のような画像
表示が行われる。例えば図9(A)の表示にあっては、
RGB合成の微分スペクトル画像50が緑色であるのに
対し、G成分の微分スペクトル画像50bに緑色の物体
が表示される。したがって、この場合には前記のよう
な緑色単色画像の微分スペクトル表示であることがわか
る。
【0066】これに対し図9(B)にあっては、同じ緑
色のRGB合成の微分スペクトル画像60であっても、
R成分の微分スペクトル画像60aには赤色の物体が表
示され、G成分の微分スペクトル画像60bには緑色の
物体が表示され、B成分の微分スペクトル画像60cに
は青色の物体が表示される。これによって、この場合に
は前記のような複数波長成分の合成画像の微分スペク
トル表示であることがわかる。
【0067】図10は図9(A)(B)の特徴を持つ画
像の受光パワーを波長可変干渉フィルタの波長特性と共
に表している。
【0068】図10(A)は、波長可変干渉フィルタ5
の特性であり、図9(A)の微分スペクトル画像は、図
10(B)のようにλ2=520nmのみに物体のスペ
クトルピークがある場合を示す。このような物体による
R,G,B成分毎の受光パワーは、図10(C)のよう
なG画像に受光パワーをもつ画像として得られる。即
ち、この場合の観察画像は波長λ2=520nmの緑色
について受光パワーが得られている。
【0069】これに対し図9(B)の微分スペクトル画
像は、図10(D)のようにλ1=480nm及びλ3
=570nmの2つに物体スペクトルピークがある場合
を示す。この物体によるR,G,B成分毎の受光パワー
は、図10(E)のように示される。このような図10
(C)(E)におけるスペクトルの波長スペクトルの特
徴は、図9(A)(B)のような合成表示モードによっ
て明確に特徴のある波長が認識できる。
【0070】尚、上記の実施形態はRGBカラー空間を
例にとるものであったが、これ以外に適宜のカラー空間
を適用してもよい。また上記の実施形態は測定スペクト
ル帯域を3分割してRGBカラー成分を割り当てている
が、測定スペクトル帯域を2分割あるいは4分割以上と
して、それぞれに対応した種類のカラー成分を割り当て
るようにしてもよい。
【0071】また図2の実施形態にあっては、帯域フィ
ルタに続いて波長可変干渉フィルタ5を設けているが、
これを入れ替え、波長可変干渉フィルタ5に続いて帯域
フィルタを設けるようにしてもよい。
【0072】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、測定対象スペクトル帯域が可視光域外であっても、
測定対象スペクトル帯域を3分割して各分割帯域ごとに
例えばRGBの疑似カラー成分を対応させ、疑似カラー
成分ごとの微分スペクトル画像を生成して合成すること
により疑似カラー表示することで、画面上で特徴のある
スペクトル帯域とその強弱をカラー表示できる。
【0073】また可視光域の中の特定の帯域に制限して
測定対象スペクトル帯域を設定し、同様に測定対象スペ
クトル帯域を3分割してRGBの疑似カラー成分を割り
当てて微分スペクトル画像を疑似カラーで合成表示する
ことで、例えば可視光域の赤色を中心とした帯域につい
ても疑似カラー表示によってフルカラーによるスペクト
ル帯域の特徴を表示できる。
【0074】またRGBカラー成分の微分スペクトル画
像の合成によるカラー表示に加え、RGBカラー成分単
独の微分スペクトル画像を併せて表示することで、単一
のスペクトルピークを持つ色成分による発色なのか2以
上のスペクトルピークを持つ色成分の合成による発色な
のかを見分けることができ、カラー表示によるスペクト
ル帯域の特徴の判断をより正確に行うことができる。
【0075】更に本発明にあっては、撮像素子として従
来の1画素ごとにRGB分の3画素を設けたカラー撮像
素子を必要とせず、モノクロ用の撮像素子でよいことか
ら、微分スペクトル画像の生成に使用するCCDカメラ
として簡単で安価なものを使用でき、実験室的な分析装
置としてはもちろんのこと、装置構成が簡単でコストが
安価で済むことから、微分イメージセンサとしての利用
が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の説明図
【図2】図1の装置構成のブロック図
【図3】本発明で使用する波長可変干渉フィルタの構造
説明図
【図4】本発明による微分スペクトル画像処理の機能ブ
ロック図
【図5】図2における帯域フィルタと波長可変干渉フィ
ルタの波長特性をRGB比感度と共に示した説明図
【図6】図3による画像処理機能の処理手順の説明図
【図7】図3による画像処理動作のフローチャート
【図8】図7の画像表示処理の詳細フローチャート
【図9】緑色の微分スペクトル画像が合成されるR,
G,B成分画像の説明図
【図10】図9のR,G,B成分画像を生成する際の波
長可変干渉フィルタによる受光パワーを示した説明図
【符号の説明】
1:フィルタ切替装置 1a,1b,1c:帯域フィルタ 2:CCDカメラ 2a:光軸 3:信号処理装置 4:モニタ 5:波長可変干渉フィルタ 6:光学レンズ 7:撮像素子 8:CPU 9:AD変換器 10:画像メモリ 11,12,13:出力IF 13,14:駆動部 15:撮影画像読込み部 16:微分画像生成部 17:表示処理部 18a〜18c,19a〜19c:フィルタ帯域特性 24:駆動電圧源 25a,25b:ガラス基板 26a,26b:金属膜 27:圧電素子 30:撮影画像 31a〜31b:RGBスペクトル画像 34a〜34b,50a〜50c,60a〜60c:R
GB微分スペクトル画像 35,50,60:合成微分スペクトル画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G020 AA03 AA04 AA05 AA08 CB42 CB43 CC31 CD03 CD24 CD52 CD61 DA13 DA35

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学系により結像された対象物の画像を撮
    影する撮像素子と、 測定対象スペクトル帯域を少なくとも2以上の複数帯域
    に分割し、前記撮像素子に入射する光線のスペクトル帯
    域を前記分割帯域毎に選択する帯域選択部と、 前記撮像素子に入射する光線の透過特性を変化可能な波
    長可変干渉フィルタと、 前記分割帯域の各々を所定のカラー空間を構成する複数
    のカラー成分の各々に対応させ、前記波長可変干渉フィ
    ルタを第1の透過特性、該第1の透過特性とは異なる第
    2の透過特性に設定する毎に、前記撮像素子で撮影され
    た画像を前記複数のカラー成分毎にカラー成分画像とし
    て画像メモリに記憶する撮影画像読込み部と、 前記複数のカラー成分毎に、前記画像メモリに記憶され
    た2つのカラー成分画像の差を画素単位に演算して特定
    カラー成分の微分スペトル画像を生成する微分画像生成
    部と、 前記複数のカラー成分毎に生成された微分スペクトル画
    像を合成してカラー表示する表示処理部と、を備えたこ
    とを特徴とする微分スペクトル画像処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の微分スペクトル画像処理装
    置に於いて、前記測定対象スペクトル帯域を3分割し、
    前記カラー空間をRGBカラー空間とし、前記3つの分
    割帯域の各々に前記RGBカラー空間のR成分、G成分
    及びB成分の各々を対応させ、前記R成分、G成分及び
    B成分のそれぞれについて生成した微分スペクトル画像
    を合成してカラー表示することを特徴とする微分スペク
    トル画像処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の微分スペクトル画像
    処理装置に於いて、前記表示処理部は、前記カラー成分
    の微分スペクトル画像を合成して出力表示すると同時
    に、各記カラー成分の微分スペクトル画像を単独で同時
    表示又は切替表示することを特徴とする微分スペクトル
    画像処理装置。
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