JP2000168850A - 破裂防止キャップを備えた液体紙容器 - Google Patents

破裂防止キャップを備えた液体紙容器

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JP2000168850A
JP2000168850A JP10348822A JP34882298A JP2000168850A JP 2000168850 A JP2000168850 A JP 2000168850A JP 10348822 A JP10348822 A JP 10348822A JP 34882298 A JP34882298 A JP 34882298A JP 2000168850 A JP2000168850 A JP 2000168850A
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JP
Japan
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liquid paper
paper container
container
tab material
beverage
Prior art date
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Pending
Application number
JP10348822A
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English (en)
Inventor
Etsuo Shimamura
悦夫 島村
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紙を主体とした積層材料からなる底板、側壁及
び飲み口を有する上板を備える容器本体と、飲み口を密
封するタブ材とを具備した液体紙容器で、タブ材を密封
したまま電子レンジで過剰に加熱を行っても容器が破裂
することがない、すなわち適性な加熱状態では密封され
たままであるけれども、過剰な加熱状態では自動的に開
封する機構を備えた液体紙容器を提供することを課題と
する。 【解決手段】紙を主体とした積層材料からなる底板6、
側壁5及び飲み口を有する上板4を備えるマイクロ波透
過可能な容器本体と、飲み口を密封する柔軟性を有する
タブ材3とを具備し、飲料8を充填密封してある液体紙
容器9に対して、液体紙容器9のタブ材3の位置で、天
板1の下方に垂下する針状の突起2を有する破裂防止キ
ャップ10を、突起2をタブ材3に向けて上方に装着す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙を主体とした積
層材料からなる底板、側壁及び飲み口を有する上板を備
える容器本体と、飲み口を密封するタブ材とを具備した
液体紙容器で、そのままの状態で電子レンジで加熱を行
っても破裂しない構成とした液体紙容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体紙容器に充填してある飲料
を、密封状態のまま安全に加熱できる機具としては、加
温機がある。これは、加温機の内部を一定の暖かい温度
(通常は60℃)に保つことによって、液体紙容器に充
填してある飲料を加温機の設定した温度とするものであ
る。従って、加温機に飲料を充填した液体紙容器をその
まま入れても、設定した温度になるには長時間を要して
いた。従って、店頭等で液体紙容器に充填密封してある
飲料を販売する場合には、暖かい飲料を飲みたいという
顧客の要望に応じるために、飲料を充填密封してある液
体紙容器を長い間加温機に入れたままの状態としておく
ことがあった。一方、飲料を長い間暖かい状態にしてお
くと、充填された飲料が劣化し、その飲料本来の味が損
なわれるという問題がある。
【0003】一方、加温手段として電子レンジを使え
ば、短時間の内に、液体紙容器に充填してある飲料を暖
めることができ、しかも飲料本来の味が保たれる。しか
し、電子レンジを使って加温する場合には、以下のよう
な問題がある。
【0004】液体紙容器に充填してある飲料を密封状態
のまま電子レンジ加熱を行う場合、誤って過剰な加熱状
態で暖めると、飲料及び容器内のヘッドスペースの体積
膨張による内圧上昇が起こり、最悪破裂することにな
る。この場合、電子レンジ内全体に飲料が飛び散り汚れ
るだけではなく、人が取り出す瞬間に破裂した場合には
火傷を負う可能性が生じるという問題がある。また、過
剰の加熱を防止するために加熱時間を短く設定すると、
微温過ぎて美味しくないという問題がある。
【0005】尚、予めタブ材を開封して、電子レンジで
加熱すれば、上記のような事故を防止することは可能で
ある。しかし、タブ材を開封することで、飲み口が開い
たままになり、倒れると飲料がこぼれたり、容器を振っ
て飲料を攪拌することができないという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、紙を主体と
した積層材料からなる底板、側壁及び飲み口を有する上
板を備える容器本体と、飲み口を密封するタブ材とを具
備した液体紙容器で、タブ材を密封したまま電子レンジ
で過剰に加熱を行っても容器が破裂することがない、す
なわち適性な加熱状態では密封されたままであるけれど
も、過剰な加熱状態では自動的に開封する機構を備えた
液体紙容器を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を課題を達成
するために、まず請求項1の発明では、紙を主体とした
積層材料からなる底板、側壁及び飲み口を有する上板を
備えるマイクロ波透過可能な容器本体と、飲み口を密封
する柔軟性を有するタブ材とを具備し、飲料を充填密封
してある液体紙容器に対して、前記液体紙容器のタブ材
の位置で、天板の下方に垂下する針状の突起を有するキ
ャップを、前記突起をタブ材に向けて上方に装着するこ
とを特徴とする破裂防止キャップを備えた液体紙容器と
したものである。
【0008】また請求項2の発明では、上記キャップの
突起の先端が、上板のタブ材の上面に接する構造とした
ことを特徴とする請求項1記載の破裂防止キャップを備
えた液体紙容器としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の破裂防止キャップを備え
た液体紙容器に用いる破裂防止キャップは、個々の液体
紙容器とそれに充填密封されている飲料に合わせて、以
下のような機能を有するように作る。
【0010】図1のように、本発明の破裂防止キャップ
を備えた液体紙容器に用いる破裂防止キャップ10は、
プラスチックにより成型され、その突起2が天板1から
液体紙容器9のタブ材3に向かうように、液体紙容器9
の上方に装着できるような形状を有している。図1で
は、突起2の先端がタブ材3から離れているけれども、
突起2の先端はタブ材3の上面に接していても良い。
【0011】図1のように、本発明の破裂防止キャップ
を備えた液体紙容器に用いる破裂防止キャップ10を液
体紙容器9の上方に装着し、タブ材3を開封しないま
ま、電子レンジで加熱すると、ヘッドスペース7及び飲
料8の体積膨張により、図2のように、上板4及び底板
6が液体紙容器9の外方へ膨らんで来る。適性な加熱状
態では、突起2はタブ材3に接触しないか、或いは図2
のように突起2がタブ材3に接触してもタブ材3を突き
破ることはないように、突起2を設定する。通常は、飲
用に適温とされる温度が60℃であることからして、適
性な加熱状態とは、液体紙容器に充填密封されている飲
料の温度が60℃になるような状態である。
【0012】一方、過剰な加熱状態に飲料8を充填密封
している液体紙容器9を暖めると、上板4及び底板6は
更に液体紙容器9の外方に膨らんで、終には図3のよう
に、突起2がタブ材3を突き破る。この結果、ヘッドス
ペース7の内圧が下がり、液体紙容器9が破裂すること
が防止される。飲料8の温度が飲用に適温とされる60
℃である通常の場合は、前記の通り突起2がタブ材3を
突き破ることがなく、液体紙容器に充填密封されている
飲料の温度が70℃を越えると、突起2がタブ材3を突
き破るように、突起2を設定する。
【0013】ここで、容器本体を形成する底板6、側壁
5及び上板4は、剛性を有する紙(240g/m2
上)を用い、少なくとも内側にポリエチレン等の熱接着
可能な樹脂層を設けた積層材料から構成されている。
【0014】また、上板4の飲み口を密封するタブ材3
は、下面に熱接着可能な樹脂層を備えた柔軟な積層材料
からなる。
【0015】尚、更には、容器本体を構成する積層材料
に、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ナイロン等
のガスバリヤー性フィルム、または、プラスチックフィ
ルムに酸化珪素、酸化アルミニウム等の金属酸化物を蒸
着した蒸着フィルムからなるガスバリヤー性フィルムを
配置することで、飲料8の保存性を高めることを達成す
ることができる。これらの材料は何れも電子レンジで加
熱するとマイクロ波を透過し、飲料を加熱することがで
きる。
【0016】タブ材3は、下面の樹脂の上方にアルミニ
ウム箔、プラスチックフィルム、薄紙等の基材を設けた
構成からなり、前記のような剛性を有する紙を含まない
構成である。
【0017】このように、タブ材3は柔軟性を有する材
料で、一方底板6、側壁5、及び上板4は剛性を有する
マイクロ波透過可能な積層材料からなるので、電子レン
ジでの加熱ができ、しかも過剰に加熱された場合は、タ
ブ材3が他の部分より変形が速く大きく膨らむので、破
裂防止キャップ10に設けた突起2により突き破ること
ができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以下のような効果を有する。
第1に、飲料を充填密封した液体紙容器を、タブ材を密
封したまま電子レンジで加熱しても、適性に加熱すれ
ば、加熱後も密封状態のままであり、そのまま振って飲
料の温度を均一にすることができる。第2に、飲料を充
填密封した液体紙容器を、電子レンジで誤って過剰に加
熱しても、タブ材を開封することで、液体紙容器が破裂
するという最悪の結果を防止できる。第3に、電子レン
ジで短時間加熱を行うことにより、加温機と比較して飲
料の温度による劣化が少なくなり、より新鮮な状態の飲
料が暖かく味わえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の破裂防止キャップを備えた液体紙容器
に用いる破裂防止キャップを、液体紙容器の上方に装着
したときの断面説明図。
【図2】図1に示した破裂防止キャップを装着した液体
紙容器を適性に加熱した状態を示す断面説明図。
【図3】図1に示した破裂防止キャップを装着した液体
紙容器を過剰に加熱した状態を示す断面説明図。
【符号の説明】
1…天板 2…突起 3…タブ材 4…上板 5…側壁 6…底板 7…ヘッドスペース 8…飲料 9…液体紙容器 10…破裂防止キャップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙を主体とした積層材料からなる底板、側
    壁及び飲み口を有する上板を備えるマイクロ波透過可能
    な容器本体と、飲み口を密封する柔軟性を有するタブ材
    とを具備し、飲料を充填密封してある液体紙容器に対し
    て、 前記液体紙容器のタブ材の位置で、天板の下方に垂下す
    る針状の突起を有するキャップを、前記突起をタブ材に
    向けて上方に装着することを特徴とする破裂防止キャッ
    プを備えた液体紙容器。
  2. 【請求項2】上記キャップの突起の先端が、上板のタブ
    材の上面に接する構造としたことを特徴とする請求項1
    記載の破裂防止キャップを備えた液体紙容器。
JP10348822A 1998-12-08 1998-12-08 破裂防止キャップを備えた液体紙容器 Pending JP2000168850A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015105102A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 株式会社吉野工業所 蓋付カップ容器
JP2015209261A (ja) * 2014-04-30 2015-11-24 株式会社吉野工業所 蓋付カップ容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015105102A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 株式会社吉野工業所 蓋付カップ容器
JP2015209261A (ja) * 2014-04-30 2015-11-24 株式会社吉野工業所 蓋付カップ容器

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