JP2000168528A - モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置及びその組み付け方法 - Google Patents
モータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置及びその組み付け方法Info
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- JP2000168528A JP2000168528A JP10352948A JP35294898A JP2000168528A JP 2000168528 A JP2000168528 A JP 2000168528A JP 10352948 A JP10352948 A JP 10352948A JP 35294898 A JP35294898 A JP 35294898A JP 2000168528 A JP2000168528 A JP 2000168528A
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Abstract
柔軟性のあるモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装
置及びその組み付け方法を提供すること。 【解決手段】 電子基板部6のバスバー19に電子素子
である電子部品21を装着する。次に、電子素子を覆う
ようにして電子基板4を取り付ける。次に、ケース部1
0ごと持ち上げて、電子基板4を防滴材が入れられた槽
につけ、電子基板4に防滴材を付着させる。次に、防滴
材を付けた電子基板4を、ケース部10ごと乾燥装置内
に入れて防滴材を乾燥させる。そして、第2ブロック1
7内に、ソレノイド7や圧力センサ8を収容するように
して、ケース部10を油圧ユニット用ハウジング40の
上面に配置する。次に、ケース部10を油圧ユニット用
ハウジング40の上面に固定する。その後、ケース部1
0の上面側を覆うようにカバー11をかぶせる。
Description
ータ駆動用大電流回路ユニットとが一体に取り付けられ
たモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置に関する
ものである。
ッド制御(ABS制御)を行なうために、ホイールシリ
ンダ圧を調節する油圧ユニット、その油圧ユニットを制
御する電子制御装置(ECU)、油圧を調節するための
アクチュエータである例えばポンプモータを駆動するモ
ータ駆動用大電流回路などが搭載されている。
をコンパクトにする等の目的で、装置のモジュール化が
図られており、上述したABS制御の油圧ユニットと電
子制御装置を一体化することによるモジュール化も検討
されている。
例として、油圧回路等の油圧ユニットを収納したアルミ
合金製のハウジング(油圧ユニット用ハウジング)上
に、電磁弁を駆動するソレノイドや電子基板等を収容し
た樹脂製のハウジング(ECU用ハウジング)を取り付
ける方法が考えられる。
は、ECU用ハウジング内にて、ソレノイドの上方に電
子基板を配置し、それらを組み付けると同時に電気的に
接続するので、油圧ユニット用ハウジングにソレノイド
を取り付けた後でなければ、電子基板を接続することが
できないという問題がある。
として、作業の手順の組替えや分割ができず、作業能率
が低下してしまう。本発明は、前記課題を解決するため
になされたものであり、電子基板の先組み付けが可能
で、作業手順に柔軟性のあるモータ駆動用大電流回路一
体型油圧制御装置及びその組み付け方法を提供すること
を目的とする。
請求項1の発明は、車両制御用の油圧を調節する油圧機
構を収容した油圧ユニットと、モータ駆動用大電流回路
及びモータ駆動用の電子基板を収容したモータ駆動用大
電流回路ユニットとを、一体に組み付けたモータ駆動用
大電流回路一体型油圧制御装置であって、前記モータ駆
動用大電流回路ユニットのハウジング内に、前記油圧機
構を作動させる電動アクチュエータ及び/又は前記油圧
機構の状態を検出するセンサを配置した動作部と、前記
電子基板を配置した電子基板部とを設けるとともに、前
記動作部と前記電子基板部と、平面的にずらした構造と
したことを特徴とするモータ駆動用大電流回路一体型油
圧制御装置を要旨とする。
トのハウジングと油圧ユニットのハウジングとが一体に
組み付けられたモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御
装置である。本発明では、モータ駆動用大電流回路ユニ
ットのハウジング内に、電動アクチュエータ(例えばソ
レノイド)やセンサ(例えば圧力センサ)を配置した動
作部と電子基板を配置した電子基板部とを、平面的にず
らした構造としている。つまり、この油圧制御装置を平
面から見て、動作部と電子基板部がずれているように配
置している。
とは別個に、電子基板部において、電子基板をモータ駆
動用大電流回路ユニットのハウジングに取り付けること
ができる。つまり、電子基板の先組付けが可能となる。
それにより、製造時の作業手順に柔軟性が生じ、結果と
して、作業能率が向上する。
えばマイコンからなる電子制御装置(ECU)は、前記
モータ駆動用大電流回路とは別体に設けられているの
で、即ち、モータ駆動用大電流回路ユニットのハウジン
グの例えばケース部に、モータを駆動する大電流を供給
する大電流回路用のバスバーやモータ駆動用基板を搭載
する構成であるので、下記の様な利点がある。
より他の信号に影響がでるが、本発明では、ECU側で
はなく、アクチュエータ(モータ)側と大電流回路とを
一体としたので、ノイズが少なくなる。 ケース部とECU間との大電流ハーネスが不要とな
り、コストダウンに寄与する。また、ハーネスが不要と
なることにより、前記ノイズも低減する。
には、大電流を供給可能でありコネクタに接続されるバ
スバーが配置されたことを特徴とする前記請求項1に記
載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置を要旨
とする。
れた電子素子と動作部に配置されたソレノイド等とを電
気的に接続することができる。 (3)請求項3の発明は、前記電子基板部には、前記電
子基板とは別に、前記バスバーに接続する電子素子が配
置されたことを特徴とする前記請求項2に記載のモータ
駆動用大電流回路一体型油圧制御装置を要旨とする。
のであり、ここでは、電子基板及び電子素子(例えばダ
イオードなどの電子部品)が配置されている。 (4)請求項4の発明は、前記電子基板部内にて、前記
電子基板と前記電子素子とは、上下方向にずらして配置
されたことを特徴とする前記請求項3に記載のモータ駆
動用大電流回路一体型油圧制御装置を要旨とする。
を例示している。ここでは、電子素子と電子基板とを上
下方向にずらして2層構造としている。例えば電子基板
部の底面に配置されたバスバーに電子素子を接続し、こ
の電子素子の上方を覆うように、電子基板を配置してい
る。このため、電子基板部、ひいては装置全体をコンパ
クトにすることができる。
は、前記バスバーが配置された取付用ターミナルが設け
られ、該バスバーに前記電動アクチュエータ及び/又は
センサが接続されたことを特徴とする前記請求項2〜4
のいずれかに記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧
制御装置を要旨とする。
ある。ここでは、動作部に取付用ターミナル(例えばケ
ース部の隔壁)にバスバーが配置され、このバスバーに
電動アクチュエータやセンサが接続されている。 (6)請求項6の発明は、前記モータ駆動用大電流回路
ユニットのハウジングは、前記油圧ユニットのハウジン
グに固定されるケース部と、該ケース部を覆うカバーと
からなることを特徴とする前記請求項1〜5のいずれか
に記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置を
要旨とする。
トのハウジングの構成を例示したものであり、ここで
は、モータ駆動用大電流回路ユニットのハウジングは、
ケース部とカバーから構成されている。従って、ケース
部に電子基板等を取り付けた後にカバーで覆うことによ
り、ケース部の例えば上方の露出部分を覆って水密等を
行なうことができる。
ュエータ及び/又はセンサは、前記油圧ユニットのハウ
ジングに、かしめにより固定されていることを特徴とす
る前記請求項1〜6のいずれかに記載のモータ駆動用大
電流回路一体型油圧制御装置を要旨とする。
取り付け状態を例示しており、ここでは、電動アクチュ
エータやセンサはかしめより固定されているので、その
固定作業が容易であり、しかも強固な固定が可能であ
る。 (8)請求項8の発明は、前記請求項1〜7のいずれか
に記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の
組み付け方法であって、前記電動アクチュエータ及び/
又はセンサが装着された前記油圧ユニットのハウジング
に前記モータ駆動用大電流回路ユニットのハウジングの
ケース部を固定し、次に前記ケース部に前記電子基板を
取り付けることを特徴とするモータ駆動用大電流回路一
体型油圧制御装置の組み付け方法を要旨とする。
が装着された油圧ユニットのハウジングにモータ駆動用
大電流回路ユニットのハウジングのケース部を固定し、
その後、このケース部に電子基板を取り付ける。この方
法により、装置全体の組付けが可能であるが、この場合
には、重量のある油圧ユニットが一体となったモータ駆
動用大電流回路ユニットに電子基板を取り付けるので、
安定した取り付けが可能である。
7のいずれかに記載のモータ駆動用大電流回路一体型油
圧制御装置の組み付け方法であって、前記モータ駆動用
大電流回路ユニットのハウジングのケース部に前記電子
基板を取り付け、次に前記電動アクチュエータ及び/又
はセンサが装着された前記油圧ユニットのハウジングに
前記ケース部を固定することを特徴とするモータ駆動用
大電流回路一体型油圧制御装置の組み付け方法を要旨と
する。
ットのハウジングのケース部に電子基板を取り付け、そ
の後、電動アクチュエータやセンサが装着された油圧ユ
ニットのハウジングにケース部を固定する。つまり、両
ハウジングを一体化する前に、ケース部に電子基板を先
組み付けするので、電子基板等に対する各種の処理を容
易に行なうことができる。
燥させる場合には、電子基板を取り付けたケース部のみ
に対して、それらの処理を行えばよいので、作業が容易
である。即ち、重量があり大型の油圧ユニットはまだ一
体化されておらず、よって、軽量でコンパクトな装置に
対して作業を行えばよいので、その取り扱いが容易であ
り、作業能率が向上する。
ニットのハウジングに前記モータ駆動用大電流回路ユニ
ットのハウジングのケース部を固定した後に、前記ケー
ス部に設けられたバスバーに前記電動アクチュエータ/
及び又はセンサを接続することを特徴とする前記請求項
8又は9に記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制
御装置の組み付け方法。
やセンサを接続するタイミングを例示したものである。
つまり、電動アクチュエータやセンサは、両ハウジング
の組み付け前に、かしめ等により、油圧ユニットのハウ
ジングの例えば上面に固定されているので、油圧ユニッ
トのハウジングにモータ駆動用大電流回路ユニットのハ
ウジングのケース部を固定した後に、バスバーと電動ア
クチュエータやセンサの例えばターミナルとを、抵抗溶
接等により接続する。
駆動用大電流回路ユニットのハウジングのケース部に前
記電子基板を取り付けた後に、前記電子基板に防滴材を
塗布し、次に前記防滴材を乾燥させることを特徴とする
前記請求項8〜10のいずれかに記載のモータ駆動用大
電流回路一体型油圧制御装置の組み付け方法を要旨とす
る。
ングを示している。ここでは、モータ駆動用大電流回路
ユニットのハウジングのケース部に電子基板を取り付け
た後に、電子基板に防滴材を塗布し、防滴材を乾燥させ
ている。これにより、電子基板本体だけでなく、電子基
板における電気的な接続部分にも防滴処理を行なうこと
ができる。
を乾燥させる際には、前記電子基板を取り付けた構成ご
と乾燥工程に回すことを特徴とする前記請求項11に記
載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の組み
付け方法を要旨とする。
う場合には、油圧ユニットのハウジングにモータ駆動用
大電流回路ユニットのハウジングのケース部を固定した
後に、そのケース部にに電子基板を取り付けるので、両
ハウジングと一体の電子基板に対して、防滴材の塗布及
び乾燥を行なう。
体の電子基板に対して、例えばスプレーやハケ塗りや槽
に漬ける等の処理により防滴材を塗布し、両ハウジング
ごと例えば乾燥装置に入れて防滴材を乾燥させる。ま
た、請求項9の手順で組付けを行なう場合には、モータ
駆動用大電流回路ユニットのハウジングのケース部に電
子基板を取り付けた後に、油圧ユニットのハウジングに
ケース部を固定するので、ケース部に取り付けた電子基
板に対して、防滴材の塗布及び乾燥を行なう。
体の電子基板に対して、例えばスプレーやハケ塗りや槽
に漬ける等の処理により防滴材を塗布するので、その作
業が容易である。特に電子基板を槽に漬ける場合には、
ハウジングごと持ち上げて逆さまにする必要があるが、
ケース部のみと一体の電子基板の場合には、小型で軽量
であるので、その塗布作業が容易である。また、防滴材
を塗布した後に、乾燥するのであるが、その場合にも、
ケース部のみと一体の電子基板を、例えば乾燥装置に入
れればよいので、その作業が極めて容易である。
流回路一体型油圧制御装置及びその組み付け方法の好適
な実施の形態を、例(実施例)を挙げて詳細に説明す
る。 (実施例1) a)まず、本実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油
圧制御装置の構成について、図面に基づいて説明する。
油圧制御装置の断面を示し、図2はケース部のカバーを
取った状態の平面を示している。図1及び図2に示す様
に、本実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御
装置は、例えばアンチスキッド制御(ABS制御)等の
車両制御のために、ホイールシリンダ圧等の油圧を調節
する油圧ユニット1と、その油圧を調節するためのモー
タ等を駆動するモータ駆動用大電流回路ユニット2と
が、一体に固定されたものである。尚、本実施例では、
油圧などを制御するために各種の演算等を行なう制御装
置である電子制御装置(ECU)は、モータ駆動用大電
流回路ユニット2とは別体に設けられている。
ト2は、ハウジング(以下大電流回路ユニット用ハウジ
ングと記す)3を備えており、その大電流回路ユニット
用ハウジング3は、樹脂製の箱状のケース部10と、ケ
ース部10の上方の開口部を覆う樹脂製のカバー11と
からなる。
には、モータ駆動の制御用の電子基板4が収容される電
子基板部6と、電動アクチュエータであるソレノイド7
及び圧力センサ8が収容される動作部9とが設けられて
いる。特に、この電子基板部6と動作部9とは、平面的
にずれているように、即ち図1及び図2では左右方向に
分けて略並列に配置されている。尚、(図示しない)モ
ータ及びポンプは、ソレノイド7及び圧力センサ8の配
置方向及び配置位置とは異なるため、平面的にずれては
いない。
0のうち、動作部9側(図の右側)は、略水平方向に広
がる隔壁13により、上側(カバー11側)の第1ブロ
ック15と下側(油圧ユニット1側)の第2ブロック1
7とに区分されている。
の左側)も、前記隔壁13と同じ平面にて、水平方向に
広がる隔壁14により、上側の電子基板部6側と下側
(単に空間となっている)とに区分されている。前記両
隔壁13,14内には、複数の導電性の金属板(例えば
銅板)からなるバスバー19が配置されており、このバ
スバー19の接続用の端部19a,19bは、各図の上
方に向かって屈げられて立設されている。
12V,80Aの電流用)として用いられるものであ
り、このバスバー19のうち、電子基板部6内の端部1
9aには、電子素子である例えばダイオードなどの電子
部品21の端子が圧接されて接続されている。また、第
1ブロック15内のバスバー19の端部19bには、ソ
レノイド7から伸びるターミナル7aやセンサ8から伸
びるターミナル8aが抵抗溶接により接続されている。
ー19に取り付けされた電子部品21を覆う様に、電子
基板4が取り付けられている。この電子基板4には、図
3に示す様に、制御用ICや半導体リレー等の多数の電
子部品33が配置され、左右2箇所に(隔壁14に立設
された)係止部27が係止する係止孔35が設けられて
いる。
2箇所に、内ネジとしてのネジ部材29が嵌挿される貫
通孔31が設けられ、ケース部10の外側の(図3の上
方の)左右の2箇所に、外ネジとしてのネジ部材29が
嵌挿される貫通孔31が設けられている。
15の周囲には、平面から見て略8の字状の壁32が設
けられ、図1に示す様に、壁32とカバー11の外周の
壁11aとが、振動溶接により接合されている。一方、
第2ブロック17には、12個の前記ソレノイド7と1
個の圧力センサ8が配置されているが、このソレノイド
7及び圧力センサ8は、かしめにより、油圧ユニット用
ハウジング40に固定されている。尚、ソレノイド7
は、油圧ユニット1内の電磁弁(図示せず)を駆動する
電動アクチュエータであり、圧力センサ8は、油圧回路
(図示せず)内の油圧を検出するセンサである。
るが、図1に示す様に、前記カバー11は、電子基板部
6を覆う部分と第1ブロック15を覆う部分からなり、
前記ケース部10の略8の字状の壁32と同様な形状
に、壁11aが立設されている。
の上方の開口部を覆うように蓋をして接合することによ
り、カバーとケース部10とが一体化する。この接合に
よって、ケース部10とカバー11とが一体となること
により、大電流回路ユニット用ハウジング3の内部への
水等の侵入が防止される。特に、電子基板部6は、その
周囲が隔壁14、壁32及びカバー11により完全に水
密される。
明するが、油圧ユニット1は、図示しない油圧回路や電
磁弁等からなる油圧機構を収容する前記油圧ユニット用
ハウジング40を備えている。この油圧ユニット用ハウ
ジング40は、略箱状のアルミニウム合金からなる容器
である。
グ40の上面側に、前記ソレノイド7及び圧力センサ8
がかしめにより固定されている。 b)次に、本実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油
圧制御装置の組み付け方法について、図4及び図5に基
づいて説明する。
図4(b)における装置の平面を示し、図5(b)は図
4(c)における装置の平面を示している。 図4(a)に示す様に、油圧ユニット用ハウジング4
0の上面に、ソレノイド7及び圧力センサ8を、かしめ
により固定する。
様に、ケース部10の第2ブロック17内に、前記ソレ
ノイド7や圧力センサ8を収容するようにして、ケース
部10を油圧ユニット用ハウジング40の上面に配置す
る。これにより、バスバー19の端部19bとソレノイ
ド7及び圧力センサ8のターミナル7a,8aとが近接
又は接触する。尚、バスバー19は、ケース部10を製
造する際に、ケース部10の隔壁13,14内に一体に
組み込まれている。
部材29を通し、ネジ部材29を回して、油圧ユニット
用ハウジング40のネジ穴(図示せず)にネジ部材29
を螺合させる。これにより、ケース部10を油圧ユニッ
ト用ハウジング40の上面に固定する。
ス部10を油圧ユニット用ハウジング40に固定する前
に、予めバスバー19に装着しておいてもよいが、固定
した後に装着してもよい。 次に、バスバー19の端部19bとソレノイド7及び
圧力センサ8のターミナル7a,8aとを、抵抗溶接に
より接合し、電気的に接続する。
様に、ケース部10の電子基板部6にて、前記電子素子
を覆うようにして、電子基板4を取り付ける。つまり、
ケース部10に立設された係止部27を電子基板の係止
孔35に嵌めることにより、電子基板4をケース部10
の上面側に固定する。
ごと持ち上げて、電子基板4を防滴材が入れられた槽
(図示せず)につけ、電子基板4に防滴材を付着させ
る。 次に、この防滴材を付けた電子基板4を、前記ケース
部10及び油圧ユニット1ごと、乾燥装置(図示せず)
内に入れて、防滴材を乾燥させる。
ら出し、図4(d)に示す様に、ケース部10の上面側
を覆うようにカバー11をかぶせ、振動溶着により、ケ
ース部10とカバー11とを接合して一体化する。これ
により、油圧ユニット1がモータ駆動用大電流回路ユニ
ット2と一体化されたモータ駆動用大電流回路一体型油
圧制御装置が完成する。
回路一体型油圧制御装置では、ソレノイド7及び圧力セ
ンサ8を配置した動作部9と、電子基板4を配置した電
子基板部6とを、平面的にずらして配置する構成とした
ので、動作部9と電子基板部6との分離製造が可能であ
る。これにより、製造手順の柔軟性が増加するので、後
の実施例2に示す様に、電子基板4の先組み付けも可能
である。
したので、防水能力が極めて高いという利点がある。 (実施例2)次に、実施例2について説明する。
体型油圧制御装置の構成は、前記実施例1と同様であ
り、その組み付け方法が大きく異なるので、組み付け方
法について説明する。尚、部品等の番号は、同じものを
使用する。ここでは、本実施例のモータ駆動用大電流回
路一体型油圧制御装置の組み付け方法について、図6及
び図7に基づいて説明する。
図6(a)における装置の平面を示し、図7(b)は図
6(b)における装置の平面を示している。図6
(a)及び図7(a)に示す様に、大電流回路ユニット
用ハウジング3のケース部10において、電子基板部6
のバスバー19の端部19aに、電子素子である電子部
品21を装着する。
様に、ケース部10の電子基板部6にて、前記電子素子
を覆うようにして、電子基板4を取り付ける。尚、電子
基板4には、制御用ICや半導体リレー等の電子部品3
3が実装されている。 次に、ケース部10ごと持ち上げて、電子基板4を防
滴材が入れられた槽につけ、電子基板4に防滴材を付着
させる。
を、前記ケース部10ごと、乾燥装置内に入れて、防滴
材を乾燥させる。 一方、前記工程とは別に、油圧ユニット用ハウジング
40の上面に、ソレノイド7及び圧力センサ8を、かし
めにより固定しておく。
部10の第2ブロック17内に、前記ソレノイド7や圧
力センサ8を収容するようにして、ケース部10を油圧
ユニット用ハウジング40の上面に配置する。 次に、ケース部10の貫通孔31にネジ部材29を通
し、ネジ部材29を回して、油圧ユニット用ハウジング
40のネジ穴にネジ部材29を螺合させ、ケース部10
を油圧ユニット用ハウジング40の上面に固定する。
ノイド7及び圧力センサ8のターミナル7a,8aと
を、抵抗溶接により接合し、電気的に接続する。 その後、図6(d)に示す様に、ケース部10の上面
側を覆うようにカバー11をかぶせ、振動溶着により、
ケース部10とカバー11とを接合して一体化する。
用大電流回路ユニット2と一体化されたモータ駆動用大
電流回路一体型油圧制御装置が完成する。この様に、本
実施例のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置で
は、ソレノイド7及び圧力センサ8を配置した動作部9
と、電子基板4を配置した電子基板部6とを、平面的に
ずらして配置する構成としたので、動作部9と電子基板
部6との分離製造が可能である。これにより、製造手順
の柔軟性が増加するので、電子基板4の先組み付けも可
能である。
子基板4を取り付けてから、ケース部10を油圧ユニッ
ト用ハウジング40に固定している。そのため、電子基
板4に防滴材を塗布する作業や防滴材を乾燥させる作業
を行なう場合には、単に、軽量のケース部10とともに
それらの作業を行えばよく、油圧ユニット1ごと作業を
行なう必要がない。よって、大きくて重量のある油圧ユ
ニット1を持ち上げる作業等が不要となるので、作業が
し易く、作業スペース等を少なくすることができる。
ことなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り、種々
の態様で実施できることはいうまでもない。
圧制御装置の断面を示す説明図である。
圧制御装置を分解し、その断面を示す説明図である。
圧制御装置のカバーを開けた状態を示す平面図である。
圧制御装置の製造方法の手順を示す説明図である。
圧制御装置の製造方法の手順を示し、(a)は図4
(b)の平面図、(b)は図4(c)の平面図である。
圧制御装置の製造方法の手順を示す説明図である。
圧制御装置の製造方法の手順を示し、(a)は図6
(a)の平面図、(b)は図6(b)の平面図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 車両制御用の油圧を調節する油圧機構を
収容した油圧ユニットと、モータ駆動用大電流回路及び
モータ駆動用の電子基板を収容したモータ駆動用大電流
回路ユニットとを、一体に組み付けたモータ駆動用大電
流回路一体型油圧制御装置であって、 前記モータ駆動用大電流回路ユニットのハウジング内
に、 前記油圧機構を作動させる電動アクチュエータ及び/又
は前記油圧機構の状態を検出するセンサを配置した動作
部と、前記電子基板を配置した電子基板部とを設けると
ともに、 前記動作部と前記電子基板部と、平面的にずらした構造
としたことを特徴とするモータ駆動用大電流回路一体型
油圧制御装置。 - 【請求項2】 前記電子基板部と前記動作部には、大電
流を供給可能でありコネクタに接続されるバスバーが配
置されたことを特徴とする前記請求項1に記載のモータ
駆動用大電流回路一体型油圧制御装置。 - 【請求項3】 前記電子基板部には、前記電子基板とは
別に、前記バスバーに接続する電子素子が配置されたこ
とを特徴とする前記請求項2に記載のモータ駆動用大電
流回路一体型油圧制御装置。 - 【請求項4】 前記電子基板部内にて、前記電子基板と
前記電子素子とは、上下方向にずらして配置されたこと
を特徴とする前記請求項3に記載のモータ駆動用大電流
回路一体型油圧制御装置。 - 【請求項5】 前記動作部には、前記バスバーが配置さ
れた取付用ターミナルが設けられ、該バスバーに前記電
動アクチュエータ及び/又はセンサが接続されたことを
特徴とする前記請求項2〜4のいずれかに記載のモータ
駆動用大電流回路一体型油圧制御装置。 - 【請求項6】 前記モータ駆動用大電流回路ユニットの
ハウジングは、前記油圧ユニットのハウジングに固定さ
れるケース部と、該ケース部を覆うカバーとからなるこ
とを特徴とする前記請求項1〜5のいずれかに記載のモ
ータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置。 - 【請求項7】 前記電動アクチュエータ及び/又はセン
サは、前記油圧ユニットのハウジングに、かしめにより
固定されていることを特徴とする前記請求項1〜6のい
ずれかに記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御
装置。 - 【請求項8】 前記請求項1〜7のいずれかに記載のモ
ータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の組み付け方
法であって、 前記電動アクチュエータ及び/又はセンサが装着された
前記油圧ユニットのハウジングに前記モータ駆動用大電
流回路ユニットのハウジングのケース部を固定し、次に
前記ケース部に前記電子基板を取り付けることを特徴と
するモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の組み
付け方法。 - 【請求項9】 前記請求項1〜7のいずれかに記載のモ
ータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の組み付け方
法であって、 前記モータ駆動用大電流回路ユニットのハウジングのケ
ース部に前記電子基板を取り付け、次に前記電動アクチ
ュエータ及び/又はセンサが装着された前記油圧ユニッ
トのハウジングに前記ケース部を固定することを特徴と
するモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装置の組み
付け方法。 - 【請求項10】 前記油圧ユニットのハウジングに前記
モータ駆動用大電流回路ユニットのハウジングのケース
部を固定した後に、前記ケース部に設けられたバスバー
に前記電動アクチュエータ/及び又はセンサを接続する
ことを特徴とする前記請求項8又は9に記載のモータ駆
動用大電流回路一体型油圧制御装置の組み付け方法。 - 【請求項11】 前記モータ駆動用大電流回路ユニット
のハウジングのケース部に前記電子基板を取り付けた後
に、前記電子基板に防滴材を塗布し、次に前記防滴材を
乾燥させることを特徴とする前記請求項8〜10のいず
れかに記載のモータ駆動用大電流回路一体型油圧制御装
置の組み付け方法。 - 【請求項12】 前記防滴材を乾燥させる際には、前記
電子基板を取り付けた構成ごと乾燥工程に回すことを特
徴とする前記請求項11に記載のモータ駆動用大電流回
路一体型油圧制御装置の組み付け方法。
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---|---|---|---|---|
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JP2011063061A (ja) * | 2009-09-15 | 2011-03-31 | Nissin Kogyo Co Ltd | 電子制御ユニットの組付方法、電子制御ユニットおよび車両用ブレーキ液圧制御装置 |
JP2013030518A (ja) * | 2011-07-27 | 2013-02-07 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 電子制御装置 |
US9061666B2 (en) | 2009-09-15 | 2015-06-23 | Nissin Kogyo Co., Ltd. | Electronic control unit assembling method, electronic control unit and vehicle brake hydraulic pressure control apparatus |
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1998
- 1998-12-11 JP JP35294898A patent/JP3982087B2/ja not_active Expired - Fee Related
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