JP2000167623A - 曲げ金型 - Google Patents

曲げ金型

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JP2000167623A
JP2000167623A JP10347022A JP34702298A JP2000167623A JP 2000167623 A JP2000167623 A JP 2000167623A JP 10347022 A JP10347022 A JP 10347022A JP 34702298 A JP34702298 A JP 34702298A JP 2000167623 A JP2000167623 A JP 2000167623A
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JP
Japan
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bending
work
mold
die
shoulder
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10347022A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaharu Inoue
貴治 井上
Iwao Yoshioka
巌 吉岡
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークのフランジが付いた側と係合する位置
に当たる曲げ金型の端部に細長状三角形、且つ細長状三
角錐の仮想空間を形成する肩部を備え、追い込み曲げ
(オーバーベンド)の量を調整可能とし、フランジのあ
るワークでも、曲げ角度の通り精度を向上させることの
出来る曲げ金型の提供。 【解決手段】 ワークW端部の一辺を上金型1と下金型
2にて把持し、前記ワークWの対向する他端部の一辺
を、旋回自在の曲げ金型BKにて曲げ加工を行う板材加
工機において、前記曲げ金型BKの長手方向の端部の一
方、または両方に、ワークWの追い込み曲げを少なくす
るための、角部の一辺を斜めに削って、削除後の表面が
細長状三角形3を形成し、且つ細長状三角錐4の仮想空
間を形成する肩部5を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、曲げ加工機等の
板材加工機における曲げ金型に関する。
【0002】
【従来の技術】フォールディングマシン等の板材加工機
の曲げ加工において、R曲げする製品には、例えば、ス
トーブ、レンジ、湯沸かし器、燃料タンクなどがあり、
これらの多くはワーク(素材)として、塩ビ鋼板、カラ
ー鉄板等の表面処理済の鋼板を使用するため、滑りキズ
が嫌われ、また、所謂、R曲げのパターンとして、フォ
ールド、ワイプ、タンジェントの3方法があり、パター
ンの選択肢としては、曲率半径Rの大きさ、フランジの
有無、滑りキズの程度等によって、製品形状、材質を考
慮して決定されるのが一般的である。
【0003】フォールドによるR曲げ加工では、板厚が
比較的薄く、小さめの曲率半径(R:アール)で、且つ
フランジ等のない単純な曲げ加工に適し、ワイプによる
R曲げ加工では、中程度のRで、また、フランジ等の有
る曲げ加工に用いられ、タンジェントによるR曲げ加工
では、中程度から大きめのR曲げ加工で、フランジ等の
有る曲げ加工に用いられるのが通例である。
【0004】図4に示すようなフランジの付いたR曲げ
加工では、ワイプやタンジェント等の曲げ加工法が用い
られが、滑りキズや多段折れ等を防ぐ上で有効なラック
・ピニオン機構を用い、トップダイのR中心と同一点を
中心点としてベンド金型が回転して曲げ加工を行うタン
ジェントR曲げ加工法が最も確実性の高い方法とされて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上述の従
来例では、例えば、90度の曲げを行うためには、スプ
リングバック(図5)を考慮して、オーバーベンド(追
い込み曲げ)が必要であり、このスプリングバック量
は、図4のようなフランジが付いている場合と、付いて
いない場合とでは、全く異なり、図6のように片側にの
みフランジの付いた製品のR曲げの場合、ワークの全長
に亙って目標の所定角度に曲げが施される所謂通りが良
いという結果が出にくく、即ち、フランジの付いている
側が塑性変形の影響を受け、スプリングバック量が少な
く曲げ角度が不均一になり易い等の課題がある。
【0006】この発明は、上述の状況に鑑みて成された
もので、ワークのフランジが付いた側と係合する位置に
当たる曲げ金型の端部に細長状三角形、且つ細長状三角
錐の仮想空間を形成する肩部を備え、追い込み曲げ(オ
ーバーベンド)の量を調整可能とし、フランジのあるワ
ークでも、曲げ角度の通り精度を向上させることの出来
る曲げ金型を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、下記構成を
備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0008】(1)ワーク端部の一辺を上金型と下金型
にて把持し、前記ワークの対向する他端部の一辺を、旋
回自在の曲げ金型にて曲げ加工を行う板材加工機におい
て、前記曲げ金型の長手方向の端部の一方、または両方
に、ワークの追い込み曲げを少なくするための、角部の
一辺を斜めに削って、削除後の表面が細長状三角形を形
成し、且つ細長状三角錐の仮想空間を形成する肩部を設
けたことを特徴とする曲げ金型。
【0009】(2)肩部となる部位の細長状三角形、且
つ仮想空間を形成する細長状三角錐の大きさ寸法の種類
を、曲げ加工条件、及び、製品の種類、材質等に対応し
て所望寸法分複数備え、フランジのあるワークの全ての
曲げ加工に対応可能であることを特徴とする前項(1)
記載の曲げ金型。
【0010】(3)前記肩部は、着脱交換自在な分割金
型であって、主体となる曲げ金型と組み合わせて使用可
能な、ユニット式としたことを特徴とする前項(1)記
載の曲げ金型。
【0011】
【発明の実施の形態】先ず、一実施例におけるタンジェ
ントR曲げ方法について、以下に説明する。
【0012】タンジェントR曲げ方法は、曲げの曲率半
径Rが15〜50mm程度までの単純なR曲げやフラン
ジを立てたR曲げに使用され、ラック・ピニオン機構を
用いたR曲げ方法であり、最も確実性の高い曲げ方法で
ある。なお、実用的なR曲げの一方法としてはワイプ曲
げ方法が挙げられる。
【0013】タンジェントR曲げ方法では、ワークを介
してトップダイのR面に、曲げ金型が常に接線で当接す
るように構成されたラック・ピニオン機構を用いてお
り、これが、ワークにキズを発生させない働きをしてい
ると言うことが出来る。
【0014】以下にこの発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。
【0015】図1(a)は、この発明に係る一実施形態
を示す斜視図、同(b)は請求項3の一実施形態を示す
斜視図、図2は曲げ加工の作用状況を示す連続分解説明
図、図3は曲げ加工の作用状況を示す側面図、図4は両
側にフランジのあるワークの斜視図、図5はスプリング
バックの説明図、図6は片側にのみフランジのあるワー
クの斜視図である。
【0016】図面について説明すれば、1はトップダイ
(上金型)、2はボトムダイ(下金型)であり、ワーク
W端部の一辺をトップダイ(上金型)1とボトムダイ
(下金型)2にて把持し、前記ワークWの対向する他端
部の一辺を、旋回自在の曲げ金型BKにて曲げ加工を行
う場合において、前記曲げ金型BKの長手方向の端部の
一方、または、両方に、ワークWの追い込み曲げを少な
くするための、角部の一辺を斜めに削って、削除後の表
面が細長状三角形3を形成し、且つ細長状三角錐4の仮
想空間を形成する肩部5を設け、或いはこの肩部5を分
割金型6として着脱自在となし、この分割金型6を所望
寸法分複数備え、主体となる曲げ金型と組み合わせて使
用可能なユニット式の曲げ金型BKを構成している。
【0017】上述の構成に基づいて作用を説明する。
【0018】曲げ加工機等の板材加工機のトップダイ
(上金型)1とボトムダイ(下金型)2とで上下よりワ
ークWの端部の一辺を把持し、前記ワークWの対向する
他端部の一辺を、旋回自在の曲げ金型BKでの曲げ加工
操作において、前記曲げ金型BKの長手方向の端部の一
方(片側フランジの場合)、または両方に(両側フラン
ジの場合)、ワークの追い込み曲げ(オーバーベンド)
の量を少なくするための、角部の一辺を斜めに削って、
削除後の表面が細長状三角形3を形成し、且つ細長状三
角錐4の仮想空間を形成する肩部5を設けたことによ
り、例えば、図2に示すように、トップダイ1のR中心
と同一軸を支点として旋回自在の曲げ(ベンド)金型B
Kが、接線で当接する点S1がワークWをW1〜W4ま
での曲げ加工の場合、前記点S1は、順次S2、S3、
S4まで当接点軌跡を示す円に沿って滑らかにワークW
を押圧しながら摺動して所定の角度(図2の場合は90
度)に至るまでこの動作を続行し、設定した追い込み曲
げ(オーバーベンド)の量と合致した位置で、この曲げ
加工操作が完了する。なお、フランジHがある側にはワ
ークWに直接接触しない細長状三角錐4となる仮想空間
を有する肩部5を設けたことにより、フランジHのある
側に対しては、必要以上の追い込み曲げを行わないの
で、フランジH部の塑性変形による影響を避け、フラン
ジHのある端部以外の追い込み曲げの量とバランスを保
って、曲げ角度の通り精度の良い曲げ加工が実施出来る
こととなる。
【0019】なお、この発明による特殊曲げ金型は、特
にタンジェント曲げに有効であるが、ラック・ピニオン
機構を用いていないワイプ曲げにも応用可能である。
【0020】更にまた、この発明により、フランジのあ
るワークでも、機械本体の構造を変更することなく、安
価、且つ容易に曲げ角度の通り精度を向上させることが
出来た。
【0021】図3は曲げ加工開始前の初期状態と加工終
了後の完了状態を示す側面説明図である。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば、ワークのフランジが
付いた側と係合する位置に当たる曲げ金型の端部に細長
状三角形、且つ細長状三角錐の仮想空間を形成する肩部
を備えたことにより、追い込み曲げ(オーバーベンド)
の量を調整可能とし、フランジのあるワークでも、曲げ
角度の通り精度を向上させるという効果を呈する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)この発明に係る一実施形態を示す斜視
図、同(b)請求項3の一実施形態を示す斜視図
【図2】 曲げ加工の作用状況を示す連続分解説明図
【図3】 曲げ加工の作用状況を示す側面図
【図4】 両側にフランジのあるワークの斜視図
【図5】 スプリングバックの説明図
【図6】 片側にのみフランジのあるワークの斜視図
【符号の説明】
1 トップダイ(上金型) 2 ボトムダイ(下金型) 3 細長状三角形 4 細長状三角錐 5 肩部 6 分割金型 BK 曲げ(ベンド)金型 H フランジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク端部の一辺を上金型と下金型にて
    把持し、前記ワークの対向する他端部の一辺を、旋回自
    在の曲げ金型にて曲げ加工を行う板材加工機において、
    前記曲げ金型の長手方向の端部の一方、または両方に、
    ワークの追い込み曲げを少なくするための、角部の一辺
    を斜めに削って、削除後の表面が細長状三角形を形成
    し、且つ細長状三角錐の仮想空間を形成する肩部を設け
    たことを特徴とする曲げ金型。
  2. 【請求項2】 肩部となる部位の細長状三角形、且つ仮
    想空間を形成する細長状三角錐の大きさ寸法の異なる種
    類を、曲げ加工条件、及び、製品の種類、材質等に対応
    して所望寸法分複数備え、フランジのあるワークの全て
    の曲げ加工に対応可能であることを特徴とする請求項1
    記載の曲げ金型。
  3. 【請求項3】 前記肩部は、着脱交換自在な分割金型で
    あって、主体となる曲げ金型と組み合わせて使用可能
    な、ユニット式としたことを特徴とする請求項1記載の
    曲げ金型。
JP10347022A 1998-12-07 1998-12-07 曲げ金型 Withdrawn JP2000167623A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007319913A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Amada Co Ltd プレス機械における曲げ金型
JP2008516771A (ja) * 2004-10-14 2008-05-22 ユーロパイプ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 溝付管へと成形される薄板の縁条帯を縁曲げ加工するための方法および縁曲げ加工プレス装置

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JP2008516771A (ja) * 2004-10-14 2008-05-22 ユーロパイプ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 溝付管へと成形される薄板の縁条帯を縁曲げ加工するための方法および縁曲げ加工プレス装置
JP4783792B2 (ja) * 2004-10-14 2011-09-28 ユーロパイプ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング オープンシーム管へと成形される薄板の縁条帯を縁曲げ加工するための方法および縁曲げ加工プレス装置
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