JP2000167458A - 液面センサ―付き塗工装置 - Google Patents

液面センサ―付き塗工装置

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JP2000167458A
JP2000167458A JP10376240A JP37624098A JP2000167458A JP 2000167458 A JP2000167458 A JP 2000167458A JP 10376240 A JP10376240 A JP 10376240A JP 37624098 A JP37624098 A JP 37624098A JP 2000167458 A JP2000167458 A JP 2000167458A
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JP
Japan
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resin
liquid
liquid level
coating
level
Prior art date
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Application number
JP10376240A
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English (en)
Inventor
Shiyousuke Yokoyama
祥資 横山
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YOKOYAMA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
YOKOYAMA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッキングロール1とその下方に配置したパ
イプ型ドクター3との間に樹脂液5を供給しパイプ型ド
クター3によって液面及び液量を調整してバッキングロ
ール上を走行するウェブ2に樹脂膜を塗着させる塗工装
置において、樹脂液を外気と接触させることなく塗布部
への供給量を制御できるようにすること 【解決手段】 塗着部からウェブの上流側に向かって設
けた逆流用流路と塗着部の手前に配置した密閉式の樹脂
液滞留溝とからなり、樹脂供給路を滞留溝に連通させ、
滞留溝に樹脂の液面高さを検知する液面センサーを配置
し、液面高さに対応して樹脂供給量を制御する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、バッキングロールとその下方に
配置したパイプ型ドクターとの間に樹脂液を供給し、パ
イプ型ドクターによって液面及び液量を調整してバッキ
ングロール上を走行するウェブに樹脂膜を塗着する塗工
装置に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】この種の塗工装置としては、
先に出願人が提案した特公昭56−12467号公報に
開示のものが公知である。このパイプ型ドクターを使用
した公知の塗工装置は、パイプ型ドクター3に沿って樹
脂液ノズル6が付設され、樹脂液5はノズル6の先端部
を構成する上蓋7とパイプ型ドクター3との間隙を通っ
て供給される間に均一な液量となり、そのままバッキン
グロール1上を走行するウェブ2に円滑に合流させると
共にパイプ型ドクター先端のエッジ4とバッキングロー
ル1の間隙によって膜厚を調整し、ウェブ2上に均一な
塗膜8を形成するようになっている(図1参照)。その
ため、塗膜8の均一性は、ウェブ2の走行速度(バッキ
ングロールの回転速度)と図示しない樹脂液供給ポンプ
の吐出力のバランスに依存することになるため、両者の
調整に高い精度が要求されることになる。
【0003】現実には、樹脂液5の供給が必要量より少
ないと塗膜8が薄くなって膜切れを発生させてしまうた
め、必要量より僅かに多く樹脂液5を供給するように調
整されていて、オーバーフローを前提として膜厚の均一
性の確保が優先されている。オーバーフローした樹脂液
9が外気と接触すると、水分や溶剤の蒸発に伴って固形
分の比率が高くなって樹脂液5の粘度に変化を来たして
しまうため、そのまま再循環させるると、かえって膜厚
8を不均一にしてしまう不都合がある。そのため、別の
タンクに回収して調合をやり直し、別のバッチ処理工程
で再使用されているのが現状である。
【0004】
【技術的課題】本発明は、バッキングロール1とその下
方に配置したパイプ型ドクター3との間に樹脂液5を供
給しパイプ型ドクター3によって液面及び液量を調整し
てバッキングロール上を走行するウェブ2に樹脂膜を塗
着させる塗工装置において、塗布部における樹脂量を検
知して塗布部への供給量を制御できるようにすることを
課題とする。
【0005】
【技術的手段】この技術的課題を解決するための技術的
手段は、(イ)塗着部からウェブ2の上流側に向かって
設けた逆流用流路14と、(ロ)塗着部の手前に配置し
た密閉式の樹脂液滞留溝15とからなり、(ハ)樹脂供
給路10を滞留溝15に連通させると共に、(ニ)滞留
溝15に樹脂5の液面高さを検知する液面センサー16
を配置し、(ホ)液面高さに対応して樹脂供給量を制御
すること、である。
【0006】樹脂液5が塗布に必要な量より多く供給さ
れると、余分な樹脂液5は逆流用流路14側へ移行しよ
うとする。また、塗着部の手前には密閉式の樹脂液滞留
溝15が配置され、樹脂供給路10がこの滞留溝15に
連通しているため、供給される樹脂液5はこの滞留溝1
5側へも分岐して供給されることになる。流路14と滞
留溝15とは供給管10を介して連通しているため、連
通管の原理によって、両者の液面は常に同一の高さを維
持しようとする。
【0007】滞留溝15には、樹脂液5の液面高さを検
知する液面センサー16が配置されていて、滞留溝15
内における樹脂高さを容易に把握することができる。流
路14の幅が極端に狭いため毛細管現象によって流路1
2の方が滞留溝15の液面より2若干高くなるが、後者
の液面高さを検知することによって流路12の樹脂液の
高さを把握することかできる。液面高さに対応して樹脂
供給量が制御されると、同時に流路14内における樹脂
液の高さが制御される。滞留溝15は完全に密閉状態と
なっているため、樹脂液5は水分や溶剤を外気へ蒸発さ
せることなく塗布部へ供給することができる。
【0008】
【本発明の効果】樹脂液を外気と接触させることなく塗
布部への供給量を制御できる結果、樹脂液の粘度を一定
に保った状態でその適性量を塗布部へ供給することがで
き、塗膜を均一に保てる利点がある。なお、従来のよう
にオーバーフローした樹脂液をリフレッシュする工程が
不要となり、塗膜を形成を円滑に行うこともできる。
【0009】
【実施の形態】図2は、本発明に係る塗工装置の要部断
面図を示したものである。ノズル6は、パイプ型ドクタ
ー3に固定する支持板6aとこれに固定させる外蓋6b
とで構成され、支持板6aと外蓋6bとの間で幅方向に
均一な隙間(供給路)10を形成している。ノズル6の
上部には上蓋13が配置してあり、その下面で隙間10
と連続する隙間11をパイプ型ドクター3との間に形成
している。外蓋6bの上面には樹脂液滞留溝15が配置
してあって、樹脂液供給路としての隙間10は、外蓋6
bと上蓋11との間に分岐路12を設けてその先端が滞
留溝15に達している。
【0010】隙間11の先端部からウェブ2側へ吐出さ
れた樹脂液5は、上蓋13の先端縁とウェブ2との間で
滞留した後ウェブ2側へ移行してその表面に塗着させら
れるが、余分な樹脂液9は、吐出される樹脂液5の圧力
によって流路14側へ逆流することになる。
【0011】滞留溝15には、樹脂液面の上方にセンサ
ーを配置して、溝15内の液面の高さhを一定に保てる
ようにしてあり、この液面を高さを一定に保つことによ
って、流路14側へ逆流している樹脂液5が開口部から
オーバーフローしないように制御することができる。図
3はこの制御を説明するための概略図である。液面の高
さを検知したセンサーはその出力信号をコントローラー
18に伝達し、コントローラー18はタンク17に接続
されているポンプ19を制御して樹脂液5の吐出量を調
整することによって、滞留溝15の液面の高さを一定に
保っている。
【0012】図2に示した実施の形態では、滞留溝15
の側壁に透明窓20を設け、溝15内の液面の状態を目
視できるように構成している。また、上記の実施の形態
では、センサー16を樹脂液面の上方に配置している
が、センサーの設置場所は液面の高さを検知できる限り
他の場所であっても良く、透明窓20の外側から検知で
きるようにしても良いのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のパイプ型ドクターを使用した塗工装置の
要部断面図
【図2】本発明に係る塗工装置の要部断面図
【図3】本発明に係る塗工装置の樹脂液制御を説明する
ための概略図
【符号の説明】
1バッキングロール、 2ウェブ、 3パイプ型ドクタ
ー、 5樹脂液、 6ノズル、 10、11、12樹脂
液供給路、 13上蓋、 14逆流用流路、 15滞留
溝、 16センサー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッキングロールとその下方に配置した
    パイプ型ドクターとの間に樹脂液を供給し、パイプ型ド
    クターによって液面及び液量を調整してバッキングロー
    ル上を走行するウェブに樹脂膜を塗着させる塗工装置に
    おいて、塗着部からウェブの上流側に向かって設けた樹
    脂液の逆流用流路と塗着部の手前に配置した密閉式の樹
    脂液の滞留溝とからなり、樹脂供給路と滞留溝とを連通
    させ、滞留溝に樹脂の液面高さを検知する液面センサー
    を配置し、液面高さに対応して樹脂供給量を制御するよ
    うにした塗工装置。
  2. 【請求項2】 液面センサーを滞留溝の樹脂液面の上方
    に配置した請求項1に記載の塗工装置。
  3. 【請求項3】 滞留溝に液面を目視するための窓を設け
    た請求項1、又は2に記載の塗工装置。
JP10376240A 1998-12-01 1998-12-01 液面センサ―付き塗工装置 Pending JP2000167458A (ja)

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ID=18506809

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009148663A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Hirano Tecseed Co Ltd グラビア型塗工装置
US8873033B1 (en) * 2010-11-05 2014-10-28 Louisiana Tech University Research Foundation a division of Louisiana Tech University Foundation Inc. Cured-in-place-pipe liner inspection system and method

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