JP2000166886A - 頸動脈波検出装置 - Google Patents

頸動脈波検出装置

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JP2000166886A
JP2000166886A JP10343053A JP34305398A JP2000166886A JP 2000166886 A JP2000166886 A JP 2000166886A JP 10343053 A JP10343053 A JP 10343053A JP 34305398 A JP34305398 A JP 34305398A JP 2000166886 A JP2000166886 A JP 2000166886A
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JP
Japan
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carotid artery
pressing
housing
pressure sensor
sensor
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JP10343053A
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English (en)
Inventor
Hisashi Ito
久 伊藤
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Nippon Colin Co Ltd
Original Assignee
Nippon Colin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 適切な押圧力で、且つ安定して頸動脈を押圧
することができる頸動脈波検出装置を提供する。 【解決手段】 ハウジング16の開口を囲む周壁19が
頸動脈13の上部の表皮14を押圧するので、圧力セン
サ20の押圧面22のみが頸動脈13の上部の表皮14
を押圧する場合に比較して、圧力センサ20の押圧状態
が安定し、さらに圧力センサ20を表皮14に押圧する
押圧力がハウジング16と圧力センサ20とに分割され
るので、圧力センサ20が頸動脈13を押圧する押圧力
が強くなり過ぎることが抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頸動脈から発生す
る脈波を検出する頸動脈波検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】診断を目的とする頸動脈波形の検出や、
脈波伝播速度の基準点とする頸動脈波の検出などのため
に、手で保持し、或いは所定のバネ式ホルダで保持し、
或いは装着バンドで保持した圧力センサを頸動脈に対し
て所定の押圧力で押圧することにより、その頸動脈から
発生する脈波を検出する頸動脈波検出装置が種々提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決すべき課題】しかし、従来の頸動脈波検出
装置は、手、或いは所定のバネ式ホルダ、或いは装着バ
ンドによる押さえ圧が、全て圧力センサと生体表面との
接触面に集中する。そのため、押圧力が強すぎて、検出
される圧脈波がひずんでしまうという問題、および、圧
力センサがぐらつき易く、押圧状態が不安定であるとい
う問題があった。
【0004】本発明は、以上の事情を背景として為され
たものであり、その目的とするところは、適切な押圧力
で、且つ安定して頸動脈を押圧することができる頸動脈
波検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の要旨とするところは、生体の頸動脈を押圧し
て、その頸動脈から脈波を検出する頸動脈波検出装置で
あって、一方向に開口し、その開口を囲む周壁が前記頸
動脈の上部の表皮を押圧する容器状のハウジングと、そ
のハウジングに収容されて前記頸動脈を押圧する圧力セ
ンサとを含むことにある。
【0006】
【発明の効果】このようにすれば、ハウジングの開口を
囲む周壁が頸動脈の上部の表皮を押圧するので、圧力セ
ンサの押圧面のみが頸動脈の上部の表皮を押圧する場合
に比較して、圧力センサの押圧状態が安定し、さらに圧
力センサを表皮に押圧する押圧力がハウジングと圧力セ
ンサとに分割されるので、圧力センサが頸動脈を押圧す
る押圧力が強くなり過ぎることが抑制される。
【0007】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記圧力センサ
は、その押圧面が前記ハウジングの内側に位置するよう
に、そのハウジングに収容される。このようにすれば、
圧力センサの押圧面がハウジングの開口面よりも突き出
した状態で、その圧力センサがハウジングに収容される
場合に比較して、ハウジングが表皮を押圧する押圧力が
大きくなるので、圧力センサの押圧力が強くなり過ぎる
ことが一層抑制される。
【0008】また、好適には、前記頸動脈波検出装置
は、ハウジング内の空気を吸引する吸引装置を備え、前
記ハウジングは前記生体の頸部の表皮に吸着することに
より、前記生体の頸部に装着されるものである。このよ
うにすれば、ハウジングを生体の頸部に装着するため
に、生体の頸部を把持する、比較的重量および大きさの
ある把持装置を用いる必要がなくなるので、被測定者へ
の負担が軽減される。
【0009】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の一実施例を
図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一例
である頸動脈波検出装置10の構成を示す図である。
【0010】図1において、頸動脈波センサ12は、生
体の頸部であって、頸動脈13の上部の表皮14に装着
され、ハウジング16と圧力センサ18とを含んで構成
されている。図2の頸動脈波センサ12の一部を切り欠
いた斜視図にも示されるように、上記ハウジング16
は、たとえば比較的硬質の樹脂、或いはゴム等により構
成され、円形の底部18と、底部18側ほど短径となる
円筒状の周壁19とから構成され、周壁19の一方の面
が底部18に塞がれることにより、平面状に開口する開
口面を備えた容器状を成している。そして、圧力センサ
20は、ハウジング16の中央において、その押圧面2
2がハウジング16の内側(本実施例ではハウジング1
6の開口面と面一)になるように、ハウジング16の底
部18に固設されることにより、ハウジング16に収容
されている。
【0011】導線24は、ハウジング16の底部18に
おいて圧力センサ20に接続されて、圧力センサ20に
より検出された信号を出力する。配管26は、ゴム或い
は軟質塩化ビニルなどの可撓性材料により構成され、そ
の先端が、ハウジング16の底部18に設けられた穴2
3を貫通する状態で、底部18に固設され、他端は、調
圧弁28に接続されている。そして、調圧弁28は、吸
引装置として機能する吸引ポンプ30に接続されてい
る。
【0012】上記のように構成された頸動脈波検出装置
10を被測定者の頸部の表皮14に装着するには、図示
しない作業者の手により、圧力センサ20が頸動脈13
の上部に位置するように、頸動脈波センサ12が表皮1
4に押圧させられた状態で、吸引ポンプ30を起動す
る。吸引ポンプ30が起動させられると、ハウジング1
6内の空気が吸引されて、ハウジング16内の圧力が調
圧弁28により調圧された負圧とされる。ハウジング1
6内圧が負圧とされると、頸動脈波センサ12は、ハウ
ジング16内の負圧により生じる吸着力で表皮14に固
定される。すなわち、ハウジング16内の負圧により、
圧力センサ20が表皮14に押圧させられるとともに、
ハウジング16の開口を囲む周壁19が表皮14に押圧
させられることにより、頸動脈波センサ12が固定され
る。なお、上記調圧弁28によるハウジング16内圧の
調圧は、調圧弁28に図示しない調圧バルブが設けら
れ、その調圧バルブを操作することにより、行われても
よいし、調圧弁28が図示しない調圧弁制御装置に接続
され、その調圧弁制御装置からの制御信号により、行わ
れてもよい。
【0013】上記圧力センサ20は、その先端部に、表
皮14に向かって押圧される上記押圧面22を有する押
圧部材32が備えられ、その押圧部材32からの圧力
が、圧力検出素子34により検出され、筒体36内に備
えられた導線38および、圧力センサ20に接続される
上記導線24を介して出力される。
【0014】上述のように、本実施例によれば、ハウジ
ング16の開口を囲む周壁19が頸動脈13の上部の表
皮14を押圧するので、圧力センサ20の押圧面22の
みが頸動脈13の上部の表皮14を押圧する場合に比較
して、圧力センサ20の押圧状態が安定し、さらに圧力
センサ20を表皮14に押圧する押圧力がハウジング1
6と圧力センサ20とに分割されるので、圧力センサ2
0が頸動脈13を押圧する押圧力が強くなり過ぎること
が抑制される。
【0015】また、本実施例によれば、圧力センサ20
は、その押圧面22がハウジング16の開口面と面一と
なるように、そのハウジング16に収容されていること
から、圧力センサ20の押圧面22がハウジング16の
開口面よりも突き出した状態で、圧力センサ20がハウ
ジング16に収容される場合に比較して、ハウジング1
6が表皮14を押圧する押圧力が大きくなるので、圧力
センサ20の押圧力が強くなり過ぎることが一層抑制さ
れる。
【0016】また、本実施例によれば、頸動脈波検出装
置10は、ハウジング16内の空気を吸引する吸引ポン
プ30を備え、ハウジング16は生体の頸部の表皮14
に吸着することにより、生体の頸部に装着されるもので
あるので、次に説明する頸動脈波検出装置50のよう
に、ハウジング16を生体の頸部に装着するために、生
体の頸部を把持する、比較的重量および大きさのある把
持装置52を用いる必要がなくなるので、被測定者への
負担が軽減される。
【0017】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の実施例において前述の実施例と共通する部分
は同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0018】図3は、本発明が適用された他の実施例に
おける頸動脈波検出装置50である。図3において、頸
動脈波検出装置50は、生体の頸部を把持するために全
体として一平面内で湾曲させられるとともに弾性復帰力
により縮径方向に付勢された把持装置52と、その一端
部に装着された頸動脈波センサ54とを備えている。
【0019】上記把持装置52は、合成樹脂製或いは金
属製の板材が曲成された比較的剛性の高い湾曲した第1
アーム56と、この第1アーム56に対して回動可能に
連結された比較的剛性の高い一端部58とこの一端部5
8から湾曲して伸びる弾性変形可能な板ばね材から構成
された他端部60とから成る第2アーム62とを備えて
いる。上記第1アーム56の頸動脈波センサ54が備え
られていない側の端部と上記第2アーム62の一端部5
8とは、ピン64によりそのピン64まわりの回動可能
に相互に連結され、第1アーム56と第2アーム62の
一端部58との間に張設されたコイルスプリング66に
より、上記第1アーム56および第2アーム62は相互
に接近する方向、それらが閉じる方向、或いは第1アー
ム56および第2アーム62の相互の湾曲形状が形成す
る円の縮径方向に付勢されている。
【0020】上記頸動脈波センサ54は、穴23が設け
られていない以外は前述の実施例の頸動脈波センサ12
と同様の構成を有し、第1アーム56の先端部すなわち
第2アーム62と連結されている側の端部とは反対側の
端部に、その頸動脈波センサ54のハウジング16が接
着剤等で固設されることにより、把持装置52に固設さ
れている。
【0021】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0022】たとえば、前述の実施例では、頸動脈波セ
ンサ12、54に収容された圧力センサ20は、その押
圧面22がハウジング16の開口面と面一となるよう
に、ハウジング16に収容されていたが、押圧面22が
ハウジング16の開口面よりも内側となるようにハウジ
ング16に収容されてもよい。
【0023】また、前述の実施例では、周壁19は円筒
状、すなわち、横断面が円形であったが、横断面が四角
形、五角形等の角形、或いは楕円形等、他の形状であっ
てもよい。
【0024】また、前述の実施例では、ハウジング16
は、その開口面が平面となるように開口していたが、生
体の頸部に沿うように、その開口面が所定の曲率となる
ように開口していてもよい。
【0025】また、前述の実施例では、第1の実施例に
おいて、頸動脈波センサ12は負圧による吸着力により
生体の頸部に装着され、第2の実施例において、頸動脈
波センサ54は、生体の頸部に装着される把持装置52
により、生体の頸部に装着されていたが、装着バンドに
より装着する等、他の方法によって頸動脈波センサが生
体の頸部に装着されてもよい。
【0026】その他、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である頸動脈波検出装置の構
成を説明する図である。
【図2】図1の実施例の頸動脈波センサを一部切り欠い
て示す斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例である頸動脈波検出装置の
構成を説明する図である。
【符合の説明】
10、50:頸動脈波検出装置 16:ハウジング 18:圧力センサ 19:周壁 30:吸引ポンプ(吸引装置)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体の頸動脈を押圧して、該頸動脈から
    脈波を検出する頸動脈波検出装置であって、 一方向に開口し、該開口を囲む周壁が前記頸動脈の上部
    の表皮を押圧する容器状のハウジングと、該ハウジング
    に収容されて前記頸動脈を押圧する圧力センサとを含む
    ことを特徴とする頸動脈波検出装置。
JP10343053A 1998-12-02 1998-12-02 頸動脈波検出装置 Pending JP2000166886A (ja)

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JP10343053A JP2000166886A (ja) 1998-12-02 1998-12-02 頸動脈波検出装置

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ID=18358581

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101856243A (zh) * 2010-07-13 2010-10-13 深圳市德力凯电子有限公司 颈部血流检测装置
JP2017108761A (ja) * 2015-12-14 2017-06-22 株式会社村田製作所 生体信号検出装置
WO2019164073A1 (ko) * 2018-02-24 2019-08-29 연세대학교원주산학협력단 흡착 컵형 혈류변화 측정 센서와 이를 이용한 혈류변화 측정 장치 및 측정방법

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