JP2540918Y2 - 聴診器用人間工学的胸当て片 - Google Patents

聴診器用人間工学的胸当て片

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JP2540918Y2
JP2540918Y2 JP1992006126U JP612692U JP2540918Y2 JP 2540918 Y2 JP2540918 Y2 JP 2540918Y2 JP 1992006126 U JP1992006126 U JP 1992006126U JP 612692 U JP612692 U JP 612692U JP 2540918 Y2 JP2540918 Y2 JP 2540918Y2
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リバート ダフレスン ジョエル
ポール ディーケン アラン
ホステイガー カート
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    • A61B7/02Stethoscopes

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は聴診器に関し、さらに詳
細には聴診器用の胸当て片、特に胸当て片上に配置され
た操作制御器を有する電子聴診器に関する。
【0002】
【従来の技術】聴診器は聴診上の音を聴取するため医師
によって長い間使用されてきた。典型的には聴診器はヘ
ッド又は胸当て片と、音伝達機構と、耳当て片組立体と
からなっている。胸当て片は患者の皮膚に接して置かれ
聴診音を集めるようになっている。音伝達機構は集めた
音を医師がこの音を聴取する耳当て片に伝達する。
【0003】普通の聴覚による聴診器の胸当て片は通常
は物理的には全く簡単なものである。これは通常円盤形
状で時には2重側面と頂部と底部とを有し、胸当て片の
いずれかの側が患者の皮膚に接触し、異なる周波数範囲
の聴診音を集めることができるようにしている。
【0004】Pfeiffer の米国特許第4,071,69
4号の聴診器は、電子的能力と音響的能力との両方を備
えた聴診器を開示している。このPfeiffer 特許に記載
された聴診器の胸当て片は普通の形状で通常の作用を行
うものである。この胸当て片は円くほぼ扁平ではっきり
見え同様に作動するようにし、普通の聴診器と同様な人
間工学的なものである。
【0005】最近は、聴診器の聴診音の収集、伝達及び
分配機能は、電子的な収集又は伝達によって補足され又
は取って代えられるようになった。
【0006】聴診器の中への電子回路素子の組付けは技
術者にとって大きな設計上の問題であった。典型的に
は、電子回路素子は聴診器一式の物理的寸法を増大させ
る。典型的には、胸当て片の寸法が劇的な寸法に増大さ
れるかあるいは電子部品を収容する余分の囲いが胸当て
片と耳当て片との間に又はその両方に配設されるかであ
る。この両方の場合に、得られる聴診器はかさ張り、扱
いにくく、使用と使用の間の保管が容易でない。したが
って結果的に著しく人間工学的でない聴診器となる。
【0007】聴診器、特に電子聴診器を人間工学的にす
るという問題はAndriesの米国特許第3,790,71
2号の電子聴診器システムが参照される。このAndries
特許は大きな矩形の扱いにくい箱に似た大きさと形状の
電子聴診器について記載している。この大きな扱いにく
い箱が聴診器の電子回路素子を収納している。この箱は
皮膚の表面と係合するための前方唇状部分16を備えた
突出部材15を有している。この突出部材15は中央に
位置する音用開口18を設けた円錐形状の内壁を有して
いる。
【0008】Walshe の米国特許第4,170,717
号電子聴診器に記載されている聴診器は、患者の身体に
接して置かれる環状リング21aを含む本体片21を担
持する細長いハウジング20を有する胸当て片を備えて
いる。薄肉のダイヤフラム22がリング21aにより形
成された開口を横切って延び、マイクロホン23に音響
的に連結されている。さらに、Walshe 特許4,17
0,717号に記載されている聴診器の胸当て片は大き
くてかさ張り、一端が丸くされた細長いほぼ矩形状とな
っている。
【0009】Walshe の米国特許第4,254,302
号の電子聴診器に記載されている聴診器の胸当て片12
0は、環状上方部分160と、比較的大きな環状下方部
分161と、特に医師の第1と第2の指で指の間に把持
されるようになっている縮径された即時制御部分162
とを有している。これらの電子聴診器の制御装置は、検
知のため縮径即時制御部分162の上に位置している。
【0010】Shue の米国特許第4,723,555号
多機能ラジオ/ワイヤ聴診装置とShue の米国特許4,
878,501号多機能ラジオ/ワイヤ聴診装置に記載
されている聴診器は、内臓の音を集めるための一側のダ
イヤフラムと他側のベルとを備えた胸当て片を有してい
る。この胸当て片は、患者の皮膚に接触するようになっ
ている円錐体の開口端部を各側に備えた截頭円錐体を有
するような形状となっている。この円錐体の截頭部分は
円錐体の開口端部より小径の円形部分を形成する円筒体
と相互に連結されている。
【0011】Packardの米国特許第4,440,258
号同調可能聴診器は、第1のほぼベル形状の凹所と、ダ
イヤフラムと、ダイヤフラムを本体部材に連結する吊下
げ部材と、第1の凹所内に配置された固定手段とを有す
る本体部材を含む胸当て片(聴診器ヘッド)を備えた聴
診器を記載している。この吊下げ手段は、ダイヤフラム
の形状又は横方向の緊張に変化を与えることなしに、ダ
イヤフラムの平面にほぼ直角な方向のダイヤフラムの運
動をもたらす。このダイヤフラムの運動は聴診器が聴音
に対し同調できるようにする。
【0012】上記Packard特許に記載されている聴診器
の胸当て片は、普通の材料で形成された本体部材11を
有している。この本体部材11は実質的に円盤状の部分
18とこれから延出する柱状部19とを有する。柱状部
19の頂端20は実質的に平坦である。柱状部19の前
方部分21は頂端20から傾斜し、凹面形状であり円盤
状部分18の頂面と合致するようわん曲している。側方
部分22及び23と後方部分24は円弧形状となってい
る。本体部材11の形状は、医師が人差し指を前方部分
21上に親指と中指を柱状部19の両側に円盤18に近
接して置き取付け具15がこれら両指の間を通るように
して、頂部から柱状部19を掴むことができるようにす
る。
【0013】Packard特許に記載された聴診器の胸当て
片の柱状部19は胸当て片を医師が容易に掴むことがで
きるようにする。柱状部19は凹面の側壁を有するほぼ
円筒形状をしている。柱状部19の円筒形状は医師の指
が胸当て片に対し前方に向かって滑りやすくなり、また
そのため胸当て片から滑ってはずれることは医師にとっ
て厄介な状態をひき起こし、少なくとも瞬間的に聴診音
の連続聴取を妨げることになる。
【0014】
【考案が解決しようとする課題と課題を解決するための
手段】本考案の胸当て片は医師によって容易に把持され
医師の手の中に快適に納まるようになっている。基体部
材の頂面は医師の指が患者の皮膚に直接接触するのを阻
止しまた十分な保持と握りの能力を与える。高くした中
央部分は、医師の指が胸当て片に対して前方に滑りそし
て胸当て片から滑ってはずれるのを防止する物理的なス
トッパを有している。本考案の好ましい実施態様におい
ては、この胸当て片の物理的ストッパは、外側に張り出
て医師の指が前方に向かって滑るのを防止する把持面に
よって形成された実質的に垂直な凹面側壁によってもた
らされる。
【0015】胸当て片の高い中央部分は胸当て片の前方
に向かって下方に傾斜し胸当て片が医師の手のひらの中
に快適に納まるようにする。
【0016】聴診器の胸当て片の高い中央部分の傾斜し
た頂部が医師の手のひらの中に納まりまた医師の指が側
壁を快適に保持し前方に滑るのが阻止されるので、人差
し指は1つ又は複数の操作制御装置を作動するのに使う
ことができる。これらの制御装置は好ましくは凹所を設
けるようにして、高い中央部分の前方部分の頂端に配置
される。
【0017】したがって、1つの実施態様において本考
案は、身体からの聴診音を受けまた使用者のための耳当
て片に連結されるようになっている聴診器用の人間工学
的胸当て片を提供する。この胸当て片は使用者の親指と
少なくとも1つの指とにより把持されるようになってい
る。胸当て片はほぼ平らで身体の近くに置かれて聴診音
を受け取るようになっている底面を有している。また胸
当て片は底面の反対側の上方部分を有している。この上
方部分は高い中央部分を有し、この中央部分は左右の把
持面を区画形成し、左右の把持面はこれら把持面と底面
にほぼ平行でしかも底面と反対側の表面とによって区画
された2つの凹所を形成している。この左右の把持面は
使用者の親指と少なくとも1つの指とを、それぞれ受け
入れるようになっている。高い中央部分は、親指と少な
くとも1つの指とが上方部分の高い中央部を把持した時
これらの親指と少なくとも1つの指とが身体に接触しな
いようにするための物理的ストッパを形成する。
【0018】好ましい実施態様において、把持面は底面
にほぼ直角に配設された左右の壁によって区画形成され
る。好ましい実施態様では、この左右の壁は凹面であ
る。好適な実施態様においては、この人間工学的胸当て
片はほぼ円形であり、左右の壁は底面にほぼ直角な各軸
線周りの円筒体凹面である。ある好適な実施態様では、
高い中央部分の頂面は底面に対して傾斜しており、この
頂面は胸当て片の後側よりも胸当て片の前側で底面によ
り接近している。
【0019】ある好適な実施態様においては、人間工学
的胸当て片はさらに、高い中央部分上の使用者の人差し
指で容易に操作できる位置に置かれた少なくとも1つの
操作制御装置を有している。ある好適な実施態様では、
少なくとも1つの操作制御装置が胸当て片の高い中央部
分の頂面上に取付けられている。ある好ましい実施態様
においては、この少なくとも1つの制御装置は胸当て片
の高い中央部分の前方部分に置かれている。ある好適な
実施態様では、胸当て片は高い中央部分の頂面の前方部
分上に全てが位置する複数の制御装置を有し、この複数
の制御装置は全て使用者の人差し指によって操作される
ように配置されている。1つの好ましい実施態様では、
複数の制御装置の各々は凹まされて制御作用の偶発的な
作動が防止されるようになっている。
【0020】
【実施例】本考案の上記利点、構造及び作用は以下の記
載と添付図面とからさらに容易に明らかとなるであろ
う。
【0021】図1に示される聴診器10は、胸当て片1
2、又は聴診器ヘッドと、両耳用の組立体14と、連結
チューブ16とからなっている。両耳用組立体14は使
用者、典型的には医師又はその他の医療専門家の耳の中
に又は耳の近くに嵌まるようになっている2つの耳当て
片18及び20を有している。チューブ22と24、一
般的には補聴管が耳当て片18と20をそれぞれ、胸当
て片12に連結される連結チューブ16に連結する。
【0022】聴診器10の音伝達機構は従来技術におい
て周知のようにもっぱら聴覚的となっている。しかし、
聴診器10の音伝達機構はさらに電子式にすることが意
図されている。このような情況において、聴感─電子変
換器、すなわちマイクロホンが、典型的には胸当て片1
2の中又は非常に近くの、さらに典型的には胸当て片1
2の底面(図1には示されていない)の近くに位置する
胸当て片12の中の聴診音伝達通路に沿って配置され、
聴診音の源に近くなるようにしている。電子手段が典型
的には電気信号を増幅し、又は処理する。この電気信号
は、典型的には聴診器10の耳当て片22と24のさら
に近くに置かれた電気─聴感変換器、すなわちスピーカ
ーに、電気的に伝達される。もちろん、聴覚と電子との
組合わせの又は聴覚と電子の2部分からなる聴診器もま
た意図される。
【0023】好ましい実施態様においては、聴診器10
は聴覚と電子との両方の構造を有している。聴覚通路
は、胸当て片12からチューブ22と24に通じる連結
チューブ16に沿って両耳用組立体14の耳当て片18
と20にまで存在する。さらに、マイクロホンが胸当て
片12の内部に配置されている。このマイクロホンから
得られた電気信号は胸当て片12の中に配された普通の
電子回路素子によって増幅されかつ処理される。電気コ
ードがこの処理された電気信号を連結チューブ16内部
でこれに沿って伝達する。スピーカーがチューブ22及
び24と連結チューブ16との接合部に配置される。こ
のスピーカーは聴診音をチューブ22と24が聴覚音を
耳当て片18と20に伝達する聴覚分域に変形させる。
【0024】胸当て片12の頂面が図1に見られる。胸
当て片12の表面(底面)は聴診音の源の近くに置かれ
るようになっており、又は好ましい実施態様では患者の
皮膚に接触するようになっている。胸当て片12は高い
中央部分26を有し、この中央部分は使用者の指のうち
の親指と1本の指とにより、典型的には親指と中指とに
より把持されるようになっている。この高い中央部分2
6の把持面28と30は使用者の把持用付属器官(親指
と他の指)に係合するようになっている。把持表面28
と30は、胸当て片12の底面にほぼ直角な1つ又は複
数の軸線にほぼ沿った凹面である壁によって区画形成さ
れ、さらにまた底面と反対側の胸当て片の表面32によ
って区画形成されている。好ましい実施態様では、把持
面28と30を区画形成する壁はほぼ垂直である。把持
面28及び30と表面32の壁によって形成される区域
は使用者の親指と少なくとも1本の指とを受け入れるよ
うになっている左と右の凹所を区画形成している。
【0025】高い中央部分26に形成された左右の凹所
は、把持面28と30が、使用者の指又は親指が使用中
前方に滑るのを防止しこれらの指及び/又は親指が胸当
て片12から滑ってはずれないようにする物理的ストッ
パとして、作用することができるようにする。この滑り
は聴診音の聴取の妨げとなり、またさらに使用者及び/
又は患者に苦痛及び/又は障害をもたらす。把持面の凹
面形状が胸当て片の直接前方外側にある角度で張り出し
ていることは物理的ストッパとしての作用を促進する。
この角度は前方に向かう直線から少なくとも30度であ
るのが好ましく、さらに好ましくは、この角度は少なく
とも約45度であるが、快適のためには胸当て片12の
前方に向かう直線から実質的に90度より少なくすべき
である。
【0026】この人間工学的胸当て片12はほぼ円形の
形状を有することが好ましい。さらに、胸当て片12の
形状がほぼ円形である場合把持表面28と30によって
形成される左右の壁は底面にほぼ直角な軸線の周りの円
筒体凹面であるのが好ましい。
【0027】操作制御装置、すなわちこの実施態様では
揺動スイッチ34が高い中央部分26の頂面上に位置し
ている。揺動スイッチ34は高い中央部分26のおおよ
そ中央に把持面28と30のほぼ前方に位置している。
この位置で、揺動スイッチ34は、把持面28と30が
使用者の親指と中指とにより把持された時使用者の人差
し指により容易に操作することができる。揺動スイッチ
34の典型的な利用は、この揺動スイッチ34が第1の
方向又は第2の方向に揺動された時聴診器10への電力
を供給又は遮断すること、又は同様に使用者に送られた
聴診音の量を増大しもしくは減少することである。
【0028】胸当て片12の詳細な側面図、前面図、及
び背面図は図2,3及び4にそれぞれ示されている。好
ましくはほぼ平面の底面36は聴診音の源の近くに置か
れるようになっており、そして好ましくは患者の皮膚上
に置かれるようになっている。把持用凹所を区画形成す
るのを助ける表面32もまた好ましくはほぼ平面で底面
36によって形成される平面に平行となっている。図1
において見られたように、胸当て片12は高い中央部分
26を有し、この中央部分に把持面28と30が壁によ
って区画形成される。さらに、把持面28と30を形成
する壁は使用者の指のための物理的前方ストッパを形成
するよう張り出している。
【0029】高い中央部分26の頂面は好ましくは胸当
て片12の後側から前側へと下方に向かって傾斜され、
使用者の手のひらの中に容易に形成されるような表面を
形成するようになっている。したがって、高い中央部分
26は胸当て片12の後側が胸当て片12の前側よりも
高く、すなわちより厚くなっている。
【0030】連結チューブ16(図2,3及び4には図
示しない)が胸当て片12の後側の開口38で胸当て片
12に連結される。
【0031】図5及び6は胸当て片12の好適な実施態
様の側断面図と分解側面図とを示している。底面36は
ほぼ平面であるように描かれている。ダイヤフラム40
が、聴診音が胸当て片12の中に入ることができる底面
36の開口を横切って張り渡される。マイクロホン42
が胸当て片12の内部に取付けられ、ダイヤフラム40
に接近して配置される。聴覚通路44が聴覚信号を同時
伝達できるようにする。揺動スイッチ34が高い中央部
分26の前方部分に取付けられる。揺動スイッチ34は
伝導性ゴムパッド46を有するシリコンゴムキーパッド
を作動させる。好ましくはScotchdamp SJ−2015
DL、型1210の材料のような振動減衰材料48が使
用される。揺動スイッチ34はプリント回路ボード50
を作動させる。連結チューブ16が図5に示され、胸当
て片12の後側で開口38に連結される。
【0032】図7,8,9及び10は、本考案の胸当て
片12の他の実施態様を示す。第1の実施態様のよう
に、胸当て片12は平らな底面36と、前側把持面28
と30に向かって下方に傾斜している高い中央部分26
とを有している。これらの図面に示される胸当て片12
の実施態様は操作制御装置の数、配置及び形状において
相違している。
【0033】摺動スイッチ52が頂面上にかつ高い中央
部分26の前方部分に配置されている。押しボタンスイ
ッチ56がまた凹所54の内部に配置されている。凹所
54自体は円弧状で把持面28によって形成された壁と
同様の高い中央部分26の外側縁に向かって傾斜してい
る。さらに、回転スイッチ58(電位差計)が胸当て片
12の高い中央部分の前縁の近くの凹所に位置してい
る。このスイッチ58の回転作用は底面36の平面に平
行な平面上でなされる。典型的な作用では、摺動スイッ
チ52が、周波数応答のような、聴診器10の作用又は
作動モードを制御するのに用いられ、押しボタンスイッ
チ56が聴診器10への電力を制御するのに用いられ、
回転スイッチ58が聴診器10の容量を制御するのに用
いられる。これら制御装置の全てが容易に使用できまた
使用者の人差し指によって容易に操作される。
【0034】胸当て片12の他の実施態様が図11,1
2,及び13に示されている。第1及び第2の実施態様
のように、胸当て片12は平らな底面36と、表面32
の補助をする凹所を区画形成する前側把持面28と30
に向かって下方に傾斜する高い中央部分26とを有して
いる。これらの図面に示されている胸当て片の実施態様
は操作制御装置の数、配置及び形状において相違してい
る。
【0035】この実施態様においては、第1及び第2の
押しボタンスイッチ60と62が頂面上の高い中央部分
26の前方部分に配置されている。押しボタンスイッチ
60は聴診器10の、周波数応答のような第2の作用又
は作動モードを制御するのに用いられる。これら制御装
置の全てが容易に使用できまた使用者の人差し指により
容易に操作される。
【0036】したがって、胸当て片12は使用に際し医
師又は他の健康管理専門家によって極めて人間工学的に
作動する。
【0037】胸当て片12は医師によって容易に把持さ
れ医師の手の中に快適に納まる。底面36は医師の指が
患者の皮膚に直接接触するのを防止しまた十分な保持及
び把持力をもたらす。高い中央部分26は医師の指が胸
当て片12の前方に滑りまた胸当て片から滑ってはずれ
るのを防止する物理的ストッパを有している。胸当て片
12のこの物理的ストッパは、外側に張り出し医師の指
の前方への滑りを防止する実質的に垂直な凹面側壁によ
って、もたらされる。
【0038】胸当て片12の高い中央部分26は胸当て
片12の前方に向かって下方に傾斜し、胸当て片12が
医師の手のひらの中に快適に納まることができるように
する。
【0039】聴診器の胸当て片12の高い中央部分26
の傾斜した頂面が医師の手のひらの中に納まり、医師の
指が把持面28と30を快適に保持しかつ前方に滑るの
が防止されることにより、人差し指を1つ又は複数の操
作制御装置を作動するのに使用することができる。これ
らの制御装置は好ましくは凹まされて、高い中央部分2
6の前方部分の頂面に配置される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1つの実施態様による胸当て片を組込
んだ聴診器を示す頂面図である。
【図2】本考案の胸当て片の実施態様の側面図である。
【図3】本考案の胸当て片の実施態様の前面図である。
【図4】本考案の胸当て片の実施態様の後面図である。
【図5】本考案の胸当て片の実施態様の側断面図であ
る。
【図6】本考案の胸当て片の実施態様の分解側面図であ
る。
【図7】本考案の胸当て片の他の実施態様の頂面図であ
る。
【図8】本考案の胸当て片の他の実施態様の側面図であ
る。
【図9】本考案の胸当て片の他の実施態様の他の側面図
である。
【図10】本考案の胸当て片の他の実施態様の前面図で
ある。
【図11】本考案の胸当て片の他の実施態様の頂面図で
ある。
【図12】本考案の胸当て片の他の実施態様の側面図で
ある。
【図13】本考案の胸当て片の他の実施態様の前面図で
ある。
【符号の説明】
10…聴診器 12…胸当て片 26…中央部分 28…把持面 30…把持面 32…表面 34…揺動スイッチ 36…底面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 カート ホステイガー アメリカ合衆国,ミネソタ 55144− 1000,セント ポール,スリーエム セ ンター(番地なし)

Claims (10)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体からの聴診音を受け取るようになっ
    ておりかつ使用者のための耳片組立体に連結されるよう
    になっている、聴診器用の人間工学的胸当て片であっ
    て、使用者の親指と少なくとも1つの指とにより把持さ
    れるようになっており、前記聴診音を受け取るため前記
    身体の近くに置かれるようになっているほぼ平面の底面
    と該底面の反対側の上方部分とを有している胸当て片に
    おいて、前記上方部分が左右の把持面が区画形成された
    高い中央部分を有し、該左右の把持面が、これら把持面
    と前記底面にほぼ平行でかつこれと反対側の表面とによ
    って区画される各凹所を形成し、前記左右の把持面が前
    記使用者の親指と少なくとも1つの指とをそれぞれ受け
    入れるようになっており、前記高い中央部分が、前記親
    指と少なくとも1つの指とが前記上方部分の高い中央部
    分を把持した時前記身体に前記親指と少なくとも1つの
    指とが接触しないようにするための物理的ストッパを形
    成していることを特徴とする聴診器用人間工学的胸当て
    片。
  2. 【請求項2】 前記把持面が前記底面にほぼ直角に配設
    された左右の壁によって区画形成されている請求項1に
    記載の人間工学的胸当て片。
  3. 【請求項3】 前記左右の壁が凹面である請求項2に記
    載の人間工学的胸当て片。
  4. 【請求項4】 ほぼ円形で、前記左右の壁が前記底面に
    ほぼ直角の軸線周りの円筒状凹面である請求項3に記載
    の人間工学的胸当て片。
  5. 【請求項5】 前記高い中央部分の頂面が前記底面に対
    し傾斜され、前記頂面が、前記胸当て片の前側の方が前
    記胸当て片の後側よりも前記底面に近くなっている請求
    項4に記載の人間工学的胸当て片。
  6. 【請求項6】 前記高い中央部分の、前記使用者の人差
    し指により容易に操作される位置に配置された少なくと
    も1つの操作制御装置を、さらに具備している請求項5
    に記載の人間工学的胸当て片。
  7. 【請求項7】 前記少なくとも1つの操作制御装置が前
    記胸当て片の前記高い中央部分の頂面上に取付けられて
    いる請求項6に記載の人間工学的胸当て片。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも1つの操作制御装置が前
    記胸当て片の前記高い中央部分の前方部分に配置されて
    いる請求項7に記載の人間工学的胸当て片。
  9. 【請求項9】 前記胸当て片が前記胸当て片の後側で前
    記耳当て片に連結されている請求項8に記載の人間工学
    的胸当て片。
  10. 【請求項10】 前記胸当て片が前記高い中央部分の頂
    面の前方部分に全てが配置された複数の制御装置を有
    し、前記複数の制御装置が全て前記使用者の人差し指に
    よって操作されるように位置している請求項9に記載の
    人間工学的胸当て片。
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