JP2000166874A - 眼底画像輝度補正方法、その装置及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

眼底画像輝度補正方法、その装置及びそのプログラムを記録した記録媒体

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JP2000166874A
JP2000166874A JP10344496A JP34449698A JP2000166874A JP 2000166874 A JP2000166874 A JP 2000166874A JP 10344496 A JP10344496 A JP 10344496A JP 34449698 A JP34449698 A JP 34449698A JP 2000166874 A JP2000166874 A JP 2000166874A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼底写真(画像)の周辺部の暗さを明るくし
見やすくする。 【解決手段】 画像を入力する入力部と、制御部と、入
力画像から撮影光量の分布を計測もしくは計算する光量
計測部と、光量計測部で得た光量分布から輝度補正曲線
モデルを作成する曲線モデル作成部と、入力画像から特
徴量を抽出する特徴抽出部と、輝度補正曲線モデルを画
像に対して適用し輝度を補正する輝度補正部と、前記入
力画像や輝度補正部で補正された輝度補正画像等を表示
する表示部と、入力画像,輝度補正曲線モデルや輝度補
正画像等を蓄積する画像蓄積部と、各画像,モデル及び
制御プログラム等のデータを記録する記録媒体とを備え
たコンピュータ構成の眼底画像輝度補正装置を用い、標
準の眼底モデルの眼底のフラッシュ撮影の写真から輝度
補正曲線モデルを作成し、入力画像の撮影光量分布を前
記モデルに基づいて補正して周辺部分が明るい輝度補正
画像を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼底カメラを用い
て撮影された眼底画像の輝度を補正して明るさが一様に
なる画像を作成する眼底画像輝度補正方法、その装置及
びそのプログラムを記録した記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の眼底画像は、フラッシュ
撮影されているため、撮影された眼底写真の中心が明る
く、周辺に行く程暗くなっていることが知られていた。
しかし、電子化はほとんど行われていないため、中央と
周辺で輝度の相違がある眼底写真をそのまま使用するこ
とが一般的であり、輝度を補正することは行われていな
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、撮影さ
れた眼底の周辺が暗いため、診断に適さないという問題
があった。実際の眼底は明るさが一様であるが、撮影さ
れた眼底写真では中心から周辺へ行くに従い、暗くなっ
ていく。撮影された眼底写真(画像)の周辺が暗くなる
のは、眼底が3次元の曲面構造をしており、フラッシュ
撮影し、2次元平面の眼底写真(画像)にすると、光の
反射が一様でないため、中央部と周辺部で輝度が異なっ
てしまうためである。
【0004】この様に、輝度が一定でないと、他の眼底
部分を撮影した眼底写真(画像)と比較した場合に、明
るさの相違により比較し難いことや合成など複数の写真
を重ね合わせる場合にも違和感を生じるという問題があ
る。
【0005】本発明の目的は、眼底写真(画像)の周辺
部の暗さ補正して全体を明るく見やすくできる輝度補正
技術を提供することにある。
【0006】本発明は、眼底カメラの光量分布から作成
した輝度補正曲線モデルを用いて、コンピュータ上で眼
底画像の輝度を一様にした眼底画像を作成することを目
的とする。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0009】(1)入力画像を入力する入力部と、シス
テムを制御する制御部と、撮影光量の分布を計測もしく
は計算する光量計測部と、光量分布から輝度補正曲線モ
デルを作成する曲線モデル作成部と、画像から特徴量を
抽出する特徴抽出部と、前記輝度補正曲線モデルを画像
に対して適用し輝度を補正する輝度補正部と、前記入力
画像や補正された輝度補正画像等を表示する表示部と、
前記入力画像,前記輝度補正曲線モデルや前記輝度補正
画像等を蓄積する画像蓄積部と、前記入力画像,前記輝
度補正曲線モデル,前記輝度補正画像や制御プログラム
等のデータを記録する記録媒体とを備えた眼底画像輝度
補正装置を用いる眼底画像輝度補正方法であって、標準
の眼底モデルに対して眼底カメラでフラッシュ撮影して
光量の分布を計測もしくは計算する処理段階と、標準の
眼底モデルに対しての光量分布から輝度補正曲線モデル
を決定し蓄積する処理段階と、眼底を眼底カメラでフラ
ッシュ撮影し眼底画像の入力画像を得る処理段階と、入
力された眼底画像を画像処理により背景から眼底画像領
域を分離し、眼底画像領域の中心を求める処理段階と、
輝度補正曲線モデルによる画角と照度比とをパラメータ
とした輝度変化曲線に応じて眼底画像領域の中心からの
画角に応じた位置にある画素の輝度を補正する処理段階
と、輝度補正画像を表示する処理段階と、輝度補正画像
を蓄積する処理段階とを有する。前記標準の眼底モデル
に対して眼底カメラでフラッシュ撮影して光量の分布を
計測もしくは計算する処理段階と、前記標準の眼底モデ
ルに対しての光量分布から輝度補正曲線モデルを決定し
蓄積する処理段階は、一度でも輝度補正曲線モデルを得
て前記画像蓄積部に蓄積している場合は省略し、前記眼
底を眼底カメラでフラッシュ撮影し眼底画像の入力画像
を得る処理段階から処理を行う。
【0010】このような眼底画像輝度補正方法は以下の
眼底画像輝度補正装置によって行われる。
【0011】眼底カメラでフラッシュ撮影した入力画像
を入力する入力部と、システムを制御する制御部と、前
記入力部に入力された入力画像から撮影光量の分布を計
測もしくは計算する光量計測部と、前記光量計測部で得
た光量分布から輝度補正曲線モデルを作成する曲線モデ
ル作成部と、前記入力画像から特徴量を抽出する特徴抽
出部と、前記輝度補正曲線モデルを画像に対して適用し
輝度を補正する輝度補正部と、前記入力画像や前記輝度
補正部で補正された輝度補正画像等を表示する表示部
と、前記入力画像,前記輝度補正曲線モデルや前記輝度
補正画像等を蓄積する画像蓄積部と、前記入力画像,前
記輝度補正曲線モデル,前記輝度補正画像や制御プログ
ラム等のデータを記録する記録媒体とを備えたコンピュ
ータ構成の眼底画像輝度補正装置であり、標準の眼底モ
デルの眼底のフラッシュ撮影の写真から輝度補正曲線モ
デルを作成するとともに、眼底カメラでフラッシュ撮影
した入力画像の撮影光量分布を、前記輝度補正曲線モデ
ルに基づいて補正して周辺部分が明るい輝度補正画像を
作成するように構成されている。
【0012】このような眼底画像輝度補正方法において
は以下のプログラムを記録した記録媒体が使用される。
【0013】コンピュータによって眼底画像の輝度を補
正するためのプログラムを記録した記録媒体であって、
前記プログラムは、コンピュータに撮影する眼底カメラ
の特性に応じたフラッシュの光量分布を表現した輝度補
正曲線モデルを作成させ、輝度補正を行う眼底画像を読
み込ませ、入力された前記眼底画像を画像処理により背
景から眼底画像領域を分離させ、眼底画像領域の中心を
求めさせ、前記輝度補正曲線モデルによる画角と照度比
とをパラメータとした輝度変化曲線に応じて輝度を補正
させ、前記入力画像や輝度を補正した輝度補正画像等を
表示させ、入力画像,輝度補正曲線モデルや輝度補正画
像を蓄積させる。前記輝度補正曲線モデルは輝度補正曲
線関数および数値パラメータによって構成されている。
前記輝度補正曲線モデルが既に蓄積されている場合は、
前記輝度補正曲線モデルの作成をすることなく蓄積され
ている輝度補正曲線モデルを使用する。
【0014】前記(1)の手段によれば、予め標準の眼
底モデルに対するフラッシュ撮影による写真から光量の
分布を計測もしくは計算して輝度補正曲線モデルを決定
し、その後眼底を眼底カメラでフラッシュ撮影し、この
フラッシュ撮影による画像を前記輝度補正曲線モデルに
よる画角と照度比とをパラメータとした輝度変化曲線に
応じて眼底画像領域の中心からの画角に応じた位置にあ
る輝度を補正するため、従来中心部分に比較して暗い周
辺の画像部分も明るくなり、画像全体が見やすくなる。
【0015】また、輝度補正曲線モデルは輝度補正曲線
関数および数値パラメータによって構成されていること
から、精度の高い輝度補正が達成できる。
【0016】また、一度輝度補正曲線モデルを作成した
後は、この輝度補正曲線モデルのデータが使用できるの
で、新たに輝度補正曲線モデルを作成しなくともよく、
輝度補正処理時間の短縮が達成できる。
【0017】本発明では、フラッシュ撮影に用いられる
光源は点光源、リングストロボなど何でも構わないが、
その光源の光量分布のデータを予め計測もしくは計算
し、この分布を元に輝度補正曲線を作成する。通常、計
測もしくは、計算によって得られる光量分布は、連続値
ではなく、量子化されたサンプリングデータであるた
め、このデータをB−スプライン関数等を用いて曲線近
似し、輝度補正曲線を作成する。
【0018】B−スプライン関数は、連続した曲面近似
を1つの式で表現したもので複数のセグメントで構成さ
れる。Piを曲線定義ポリゴンの位置ベクトルとすると
B−スプライン関数P(t)は、
【0019】
【数1】
【0020】で表される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を
説明するための全図において、同一機能を有するものは
同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0022】(実施形態1)図1乃至図6は、本発明の
一実施形態(実施形態1)である眼底画像輝度補正技術
に係わる図である。
【0023】本実施形態1の眼底画像輝度補正方法で
は、コンピュータによってフラッシュ撮影された眼底写
真の輝度補正を行う。この際、図3に示す眼底画像輝度
補正装置が使用される。
【0024】眼底画像輝度補正装置は、眼底カメラでフ
ラッシュ撮影した入力画像301を入力する入力部30
2と、システムを制御する制御部303と、前記入力部
302に入力された入力画像301から撮影光量の分布
を計測もしくは計算する光量計測部304と、前記光量
計測部304で得た光量分布から輝度補正曲線モデルを
作成する曲線モデル作成部305と、前記入力画像30
1から特徴量を抽出する特徴抽出部306と、前記輝度
補正曲線モデルを画像に対して適用し輝度を補正する輝
度補正部307と、前記輝度補正部307で補正された
輝度補正画像を表示する表示部308と、前記輝度補正
画像を蓄積する画像蓄積部309と、制御プログラムを
記録する記録媒体310とを備えたコンピュータ構成の
眼底画像輝度補正装置であり、標準の眼底モデルの眼底
のフラッシュ撮影の写真から輝度補正曲線モデルを作成
するとともに、眼底カメラでフラッシュ撮影した入力画
像の撮影光量分布を、前記輝度補正曲線モデルに基づい
て補正して周辺部分が明るい輝度補正画像を作成するよ
うに構成されている。
【0025】記録媒体310は内部記録媒体または内部
および外部記録媒体で構成されている。輝度補正はこの
記録媒体に記録されたプログラムによって行われる。
【0026】本実施形態1の眼底画像輝度補正方法は、
図1のスタートS101(段階:ステップ101)から
始まり、輝度補正曲線モデル作成処理S102,入力処
理S103,輝度補正処理S104,出力処理S105
を経て終了(エンド)S106する。
【0027】つぎに、図2のフローチャートを参照しな
がら本実施形態1について詳細に説明する。図2におい
てS201はスタートである。
【0028】S202は標準の眼底モデルに対して眼底
カメラでフラッシュ撮影して光量の分布を計測もしくは
計算する処理であり、S203は標準の眼底モデルに対
しての光量分布から輝度補正曲線モデルを決定し蓄積す
る処理であり、この2ステップによって輝度補正曲線モ
デル作成処理S102が行われる。
【0029】ここで、標準の眼底モデルとは、目の疾患
もなく視力も良好な標準的(平均的)な人の眼底であ
る。輝度補正曲線モデルは一人に対するフラッシュ撮影
から作成してもよく、また複数人に対するフラッシュ撮
影からデータを作成してもよい。輝度補正曲線モデル2
11は記録媒体310に蓄積される。
【0030】S204は眼底を眼底カメラでフラッシュ
撮影し眼底画像の入力画像を得る処理であり、入力処理
S103を構成する。すなわち、被検査者の眼底を眼底
カメラでフラッシュ撮影して眼底画像(写真)を撮ると
ともに、この入力画像301を入力部302に入力す
る。
【0031】S205は入力された眼底画像を画像処理
により背景から眼底画像領域を分離し、眼底画像領域の
中心を求める処理であり、S206は輝度補正曲線モデ
ルによる画角と照度比とをパラメータとした輝度変化曲
線に応じて眼底画像領域の中心からの画角に応じた位置
にある輝度を補正する処理であり、この2ステップによ
って輝度補正処理S104が行われる。
【0032】S207は輝度補正画像を表示する処理で
あり、S208は輝度補正画像を蓄積する処理であり、
この2ステップで出力処理S105が行われる。輝度補
正画像は画像蓄積部309に蓄積される。
【0033】本実施形態1の眼底画像輝度補正方法にお
いて、前記S202では、眼底カメラでフラッシュ撮影
する光量の分布を計測もしくは計算する。すなわち撮影
面において発光された光がどの程度撮影面から戻ってく
るかを光量計測部304にて計測もしくは計算する。例
えば、計算の場合は、ある撮影面の点において到達した
100本の光線のうち、何本の光線が戻ってくるかをシ
ュミレーションにより計算する。
【0034】また、計測の場合は、撮影した眼底画像上
の画像の中心からの輝度を輝度計を用いて計測し、光量
分布を求める。
【0035】フラッシュの撮影中心は、100%戻って
くるが、眼底は曲面構造をしているため、その他の場所
では光の反射・減衰が起こるため、100%戻ってこな
い。この光量分布を各眼底の撮影中心からの画角におけ
る照度比で表す。眼底が曲面で、光源が点光源やリング
ストロボ等点対称な場合、撮影中心から同心円の円周上
の点における照度比は等しくなる。画角と照度比の関係
を図4に表す。
【0036】図4は本実施形態1による撮影光量の分布
および曲線近似例を示すグラフである。ここで、401
は画角、402は照度比、403は曲線近似例1、40
4は曲線近似例2である。
【0037】つぎに、光量分布から輝度補正曲線モデル
を決定する処理S203を曲線モデル作成部305で実
施する。計測もしくは計算される照度比は量子化された
点での値であるので、曲線で近似し輝度補正曲線モデル
(補正式)を作成する。作成した輝度補正曲線モデル2
11は記録媒体310に格納される。
【0038】曲線近似には、測定の値を重視して測定点
を通る曲線で近似する方法、各測定点からの距離を最小
にするような曲線で近似する方法や、始点、終点のみ測
定点を通り他は各測定点からの距離が最小とあるように
近似する方法等があるが、いずれの方法でも構わない。
【0039】図4において、実線の曲線近似例1はB−
スプライン関数を用いて近似している例であり、点線の
曲線近似例2は、始点、終点のみ測定点をとおり、なお
かつ、他の測定点は最小二乗法を用いて近似している例
である。
【0040】以上の輝度補正曲線モデルを作成後、眼底
画像を入力する。
【0041】つぎに、眼底画像を入力し、輝度補正する
方法を説明する。
【0042】眼底を眼底カメラでフラッシュ撮影し眼底
画像の入力画像を得る処理S204としてデジタル眼底
カメラを用いて撮影された入力画像301が入力部30
2を通じて入力され、制御部303を通じて画像蓄積部
309へ蓄積する。その後、制御部303は特徴抽出部
306に対して入力された眼底画像を画像処理により背
景から眼底画像領域を分離し、入力された眼底画像を画
像処理により背景から眼底画像領域を分離し、眼底画像
領域の中心を求める処理S205を実施させる。
【0043】眼底画像では、背景は黒で、眼底画像領域
は赤色系の値を持っているため、背景からの分離は容易
に可能である。図5(a),(b)は眼底画像の原画像
と本実施形態1の眼底画像輝度補正方法によって補正さ
れた輝度補正画像の写真(写真の複写図)である。ま
た、図6は、説明の便宜上記載した図であり、前記輝度
補正画像の写真を白黒反転させた複写図である。ここ
で、501は原画像、502は輝度補正画像である。
【0044】背景から分離された眼底画像領域に対し
て、横(X軸)方向の直線で最大の長さを持つ直線の中
点のx座標xpと縦(Y軸)方向の直線で最大の長さを
持つ直線の中点のy座標ypを持つ点0(xp,yp)を
眼底画像領域の中心とする。点0(xp,yp)は、図6
に示してある。
【0045】なお、この際、眼底画像には、上下を示す
三角形の突起が付いている場合があるが、その場合には
その突起は含めずに直線の長さを計測する。図5(b)
および図6では、前記三角形は画像を処理する時にカッ
トすることから、低い台形として現れている。
【0046】つぎに、制御部303は、曲線モデル作成
部305にある輝度補正曲線モデルを用いて輝度補正部
307に対して、輝度補正曲線モデルによる画角と照度
比とをパラメータとした輝度変化曲線に応じて眼底画像
領域の中心からの画角に応じた位置にある輝度を補正す
る処理S206を実行させる。眼底撮影においては撮影
の画角が決まっている。たとえば、45度などである
が、実際の撮影有効画角は43度など短くなる場合もあ
るので、眼底カメラの仕様を確認し決定する。
【0047】眼底画像のX軸方向の長さの最大値が撮影
画角の最大値となるため(Y軸方向は、撮影方法によっ
ては、短く撮影されるため)、この時の長さ(画素数)
を撮影画角とし、各角度における画素数を求めておく。
このことにより撮影の中心から画角に対応した位置が求
まる。図4に示すような画角に対応した照度比に応じ
て、現在の画角に対応した点の輝度値を補正する。
【0048】具体的には、例えば、画角0.1に対応し
た点の照度比が0.87に対応する画像上の場所の画素
の輝度値が126であれば、当該場所の画素の輝度値を
126/0.87≒145に輝度補正する。この処理を
すべての点について実施し、輝度を補正する。
【0049】この補正によって得られた輝度補正画像が
図5(b)である。図5(a)は輝度補正を行わない原
画像である。前述のように、眼底画像は背景は黒で、眼
底画像領域は赤色系であることから、複写図である図5
は黒く不明瞭であるが、輝度補正を行わない図5(a)
では血管全体を見ることは難しいが、輝度補正を行った
図5(b)では血管が画像全体で目視できる。図6は点
0(xp,yp)を記入するために白黒を反転させたもの
である。
【0050】なお、補正精度は低下するが、光源が点光
源のみで、眼底を球面と仮定し(近似し)する場合に
は、以下の簡易補正手法が使える。すなわち、前記条件
下では、照度比は画角θに対応してcos4θで表現す
ることが可能であるため、簡易な輝度補正をすることが
可能である。光量分布が得られず、輝度補正曲線作成が
困難な場合には、球面反射成分を簡易に補正するこの方
法も有効である。
【0051】最後に輝度補正画像を表示する処理S20
7および輝度補正画像を蓄積する処理S208を行う。
この際、表示部(ディスプレイ)308への表示ばかり
でなくプリンタ等の出力媒体に出力しても良い。作成し
た輝度補正画像212は記録媒体310に格納される。
【0052】このような眼底画像輝度補正方法において
は、眼底画像輝度補正装置に下記のような構成の記録媒
体310が装着されて輝度補正画像作成処理が行われ
る。
【0053】記録媒体310は、コンピュータによって
眼底画像の輝度を補正するためのプログラムを記録(格
納)した記録媒体であって、前記プログラムは、コンピ
ュータに撮影する眼底カメラの特性に応じたフラッシュ
の光量分布を表現した輝度補正曲線モデルを作成させ、
輝度補正を行う眼底画像を読み込ませ、入力された前記
眼底画像を画像処理により背景から眼底画像領域を分離
させ、眼底画像領域の中心を求めさせ、前記輝度補正曲
線モデルによる画角と照度比とをパラメータとした輝度
変化曲線に応じて輝度を補正させ、輝度を補正した輝度
補正画像を表示させ、輝度補正画像を蓄積させる構成に
なっている。
【0054】記録媒体310におけるプログラムは、前
記輝度補正曲線モデルが輝度補正曲線関数および数値パ
ラメータによって構成されている。これにより、数値パ
ラメータの変更等によって輝度補正のバリエーションが
多くなり、所望の明るさの分布を有する輝度補正画像を
作成することができる。
【0055】記録媒体310は前記輝度補正曲線モデル
が既に蓄積されている場合は、前記輝度補正曲線モデル
の作成はしないで蓄積されている輝度補正曲線モデルを
使用する構成になっている。これによって、輝度補正曲
線モデルがある場合は輝度補正曲線モデルの作成が不要
になり、直接入力画像301の入力作業に入ることがで
き、輝度補正画像の作成処理が早くなる。
【0056】本実施形態1によれば以下の効果を有す
る。
【0057】(1)本実施形態では、眼底カメラのフラ
ッシュ撮影で生じた中央が明るく周辺が暗いという眼底
画像内の輝度相違を光量に応じて設計した輝度補正曲線
モデルを用いてコンピュータ上で補正することから、眼
底画像の中央部と周辺部の輝度差が補正され、全体とし
て同レベルの明るさの画像を作成することが可能とな
る。
【0058】(2)眼底画像全体の明るさが一様である
ことから画像が見易くなる。
【0059】(3)同一人物の異なる撮影位置の複数枚
の眼底画像を見る場合に違和感がないという効果があ
る。
【0060】(4)同一人物の異なる撮影位置の複数枚
の眼底画像を合成する場合に合成部分において明るさの
違いが少ないので合成してもその繋ぎ部分の違和感が無
く、良好な合成写真を作成することができる。
【0061】(5)輝度補正曲線モデルのパラメータを
変えることにより、全体的に明るめの画像にしたり、暗
めの画像にしたりすることが可能で、見る人にとって見
易い明るさにすることも可能となる。
【0062】以上、本発明者によってなされた発明を実
施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0063】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0064】(1)本発明によれば、フラッシュ撮影に
よって撮影した写真をコンピュータで処理することによ
り、眼底写真(画像)の周辺部も明るくすることができ
るので、全体が明るく見やすくなる輝度補正画像を作成
することができる。
【0065】(2)記録媒体に格納されたプログラムに
よるコンピュータ処理によることから、輝度補正画像の
作成速度も早く高精度になる。
【0066】(3)輝度補正に使用する輝度補正曲線モ
デルのパラメータを変えることにより、画像各部の明度
の調整が容易になり、合成写真の作成等においても明瞭
で違和感の無い画像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態(実施形態1)である眼底
画像輝度補正方法を示すフローチャートである。
【図2】本実施形態1の眼底画像輝度補正方法を示すフ
ローチャートである。
【図3】本実施形態1の眼底画像輝度補正装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】本実施形態1の眼底画像輝度補正方法の撮影光
量の分布および曲線近似例を示すグラフである。
【図5】眼底画像の原画像と本実施形態1の眼底画像輝
度補正方法によって補正された輝度補正画像の写真(生
物の形態)である。
【図6】本実施形態1の眼底画像輝度補正方法によって
補正された輝度補正画像の写真の白黒を反転した写真
(生物の形態)である。
【符号の説明】
301…入力画像、302…入力部、303…制御部、
304…光量計測部、305…曲線モデル作成部、30
6…特徴抽出部、307…輝度補正部、308…表示
部、309…画像蓄積部、310…記録媒体、401…
画角、402…照度比、403…曲線近似例1、404
…曲線近似例2、501…原画像、502…輝度補正画
像。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像を入力する入力部と、システム
    を制御する制御部と、撮影光量の分布を計測もしくは計
    算する光量計測部と、光量分布から輝度補正曲線モデル
    を作成する曲線モデル作成部と、画像から特徴量を抽出
    する特徴抽出部と、前記輝度補正曲線モデルを画像に対
    して適用し輝度を補正する輝度補正部と、前記入力画像
    や補正された輝度補正画像等を表示する表示部と、前記
    入力画像,前記輝度補正曲線モデルや前記輝度補正画像
    等を蓄積する画像蓄積部と、前記入力画像,前記輝度補
    正曲線モデル,前記輝度補正画像や制御プログラム等の
    データを記録する記録媒体とを備えた眼底画像輝度補正
    装置を用いる眼底画像輝度補正方法であって、 標準の眼底モデルに対して眼底カメラでフラッシュ撮影
    して光量の分布を計測もしくは計算する処理段階と、 標準の眼底モデルに対しての光量分布から輝度補正曲線
    モデルを決定し蓄積する処理段階と、 眼底を眼底カメラでフラッシュ撮影し眼底画像の入力画
    像を得る処理段階と、 入力された眼底画像を画像処理により背景から眼底画像
    領域を分離し、眼底画像領域の中心を求める処理段階
    と、 輝度補正曲線モデルによる画角と照度比とをパラメータ
    とした輝度変化曲線に応じて眼底画像領域の中心からの
    画角に応じた位置にある画素の輝度を補正する処理段階
    と、 輝度補正画像を表示する処理段階と、 輝度補正画像を蓄積する処理段階とを有することを特徴
    とする眼底画像輝度補正方法。
  2. 【請求項2】 前記標準の眼底モデルに対して眼底カメ
    ラでフラッシュ撮影して光量の分布を計測もしくは計算
    する処理段階と、前記標準の眼底モデルに対しての光量
    分布から輝度補正曲線モデルを決定し蓄積する処理段階
    は、一度でも輝度補正曲線モデルを得て前記画像蓄積部
    に蓄積している場合は省略し、前記眼底を眼底カメラで
    フラッシュ撮影し眼底画像の入力画像を得る処理段階か
    ら処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の眼底画
    像輝度補正方法。
  3. 【請求項3】 眼底カメラでフラッシュ撮影した入力画
    像を入力する入力部と、システムを制御する制御部と、
    前記入力部に入力された入力画像から撮影光量の分布を
    計測もしくは計算する光量計測部と、前記光量計測部で
    得た光量分布から輝度補正曲線モデルを作成する曲線モ
    デル作成部と、前記入力画像から特徴量を抽出する特徴
    抽出部と、前記輝度補正曲線モデルを画像に対して適用
    し輝度を補正する輝度補正部と、前記入力画像や前記輝
    度補正部で補正された輝度補正画像等を表示する表示部
    と、前記入力画像,前記輝度補正曲線モデルや前記輝度
    補正画像等を蓄積する画像蓄積部と、前記入力画像,前
    記輝度補正曲線モデル,前記輝度補正画像や制御プログ
    ラム等のデータを記録する記録媒体とを備えたコンピュ
    ータ構成の眼底画像輝度補正装置であり、標準の眼底モ
    デルの眼底のフラッシュ撮影の写真から輝度補正曲線モ
    デルを作成するとともに、眼底カメラでフラッシュ撮影
    した入力画像の撮影光量分布を、前記輝度補正曲線モデ
    ルに基づいて補正して周辺部分が明るい輝度補正画像を
    作成するように構成されていることを特徴とする眼底画
    像輝度補正装置。
  4. 【請求項4】 コンピュータによって眼底画像の輝度を
    補正するためのプログラムを記録した記録媒体であっ
    て、前記プログラムは、コンピュータに撮影する眼底カ
    メラの特性に応じたフラッシュの光量分布を表現した輝
    度補正曲線モデルを作成させ、輝度補正を行う眼底画像
    を読み込ませ、入力された前記眼底画像を画像処理によ
    り背景から眼底画像領域を分離させ、眼底画像領域の中
    心を求めさせ、前記輝度補正曲線モデルによる画角と照
    度比とをパラメータとした輝度変化曲線に応じて輝度を
    補正させ、前記入力画像や輝度を補正した輝度補正画像
    等を表示させ、入力画像,輝度補正曲線モデルや輝度補
    正画像を蓄積させることを特徴とする記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記輝度補正曲線モデルは輝度補正曲線
    関数および数値パラメータによって構成されていること
    を特徴とする請求項4に記載の記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記輝度補正曲線モデルが既に蓄積され
    ている場合は、前記輝度補正曲線モデルの作成をするこ
    となく蓄積されている輝度補正曲線モデルを使用するこ
    とを特徴とする請求項4または請求項5に記載の記録媒
    体。
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