JP2019129469A - 画像処理装置 - Google Patents

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Yohei TOYOHARA
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Abstract

【課題】仮想光源の設定をユーザーが手動で行う必要があり、不便であった。【解決手段】入力画像に対して仮想光源を設置する仮想光源設定手段と、入力画像から被写体を選択する被写体選択手段と、選択した被写体の法線情報を取得する法線取得手段と、選択した被写体の輝度情報を取得する輝度取得手段と、選択した特定の被写体にリライティング処理を行うリライティング手段と、を備えた画像処理装置において、被写体の法線と輝度に基づいて予め設定した所定の条件を満たすように、仮想光源を設定することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置に関し、特に入力された画像の被写体に、仮想的な光源の影響を反映させる画像処理装置に関する。
従来、撮影後の画像中の被写体に対して、仮想的な光源からの光を照射し、リライティングを行う技術が知られている。これにより、被写体にユーザーが任意の陰影を付けることができる。
特許文献1では、被写体の陰影情報を解析し、あらかじめ定めた目標条件を満たすように、照射する仮想光源の向きを定めている。これにより、ユーザーが直接仮想光源の向きを指定することなく自動的にあらかじめ定めた条件に合う陰影を持つ被写体の画像を得ることができる。
特開2016−72692号公報
しかしながら、特許文献1に記載のリライティング手法では、仮想光源の大まかな向きしか求めることができず、仮想光源の照射強度や照射光の広がり具合までも自動化することができなかった。そのため、自動で設定できる仮想光源のパラメータに制限があった。
そこで、本発明の目的は、仮想光源の詳細な向き、照射強度、照射光の広がり具合などより詳細なパラメータを自動で設定できる画像処理装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る画像処理装置は、
入力画像に対して仮想光源を設置する仮想光源設定手段と、
入力画像から被写体を選択する被写体選択手段と、
選択した被写体の法線情報を取得する法線取得手段と、
選択した被写体の輝度情報を取得する輝度取得手段と、
選択した特定の被写体にリライティング処理を行うリライティング手段と、
を備えた画像処理装置において、
被写体の法線と輝度に基づいて予め設定した所定の条件を満たすように、仮想光源を設定することを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置によれば、仮想光源の詳細なパラメータを自動で設定することができる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラの画像処理部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る合焦度算出部203の処理フロー図である。 本発明の実施形態に係るリライティングによる反射成分の演算を示す図である。 本発明の実施形態に係る仮想光源情報算出部302の処理フロー図である。 本発明の実施形態に係る仮想光源情報算出部302で用いるヒストグラム算出のフロー図である。 本発明の実施形態に係る入力画像と被写体の法線情報とそのなす角を模式的に示した図である。 本発明の実施形態に係る仮想光源情報算出部302で用いるヒストグラムを示す図である。 本発明の実施形態に係る仮想光源情報算出部302での仮想光源パラメータの推定処理のフロー図である。 本発明の実施形態に係る仮想光源情報算出部302で推定する、仮想光源照射方向と被写体法線方向のなす角に基づく重みの関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る仮想光源情報算出部302でのヒストグラム上での仮想光源の影響をシミュレーションの様子を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態による画像処理装置は、例えばデジタルカメラである。図1は、本実施形態にかかるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
本実施形態におけるデジタルカメラは、光学系101、撮像素子102、A/D変換部103、画像処理部104、測距部105、顔検出部106、記録部107、制御部108、メモリ109、操作部110、表示部111を備えている。
光学系101にはフォーカスレンズや絞り、シャッターが含まれる。この光学系は、撮影時にはフォーカスレンズを駆動し被写体のピント合わせを行い、絞りやシャッターを制御することにより露光量の調節をする。
撮像素子102は、光学系101において結像された被写体の光量を光電変換によって電気信号にするCCDやCMOS等の光電変換素子である。
A/D変換部103では、入力された電気信号をデジタル化する。デジタル化された画像信号は画像処理部104で同時化処理、ホワイトバランス補正処理、合焦度算出処理、リライティング処理、ガンマ処理、などを行い、記録部106に出力される。
測距部105は、撮影時の被写体までの距離情報を取得し距離マップを生成する。距離マップとは、撮影した画像の画素単位での被写体までの距離情報を示す二次元配列である。
顔検出部106は、画像処理部104で行うリライティング処理の被写体領域を決めるため、撮影画像中の人物の顔領域を検出する。この時、右目、左目、口などの顔器官座標を検出し、右目と左目の距離など各顔器官同士の距離を算出する。前記各顔器官同士の距離に基づいて、背景領域を含まないように、前記各器官座標の重心座標を中心とする楕円領域を設定し、前記楕円領域を顔領域として検出する。
記録部107は、画像処理部104から出力された画像情報をJPEG等の画像形式に変換し、記録する。
制御部108は、本実施形態の撮像装置、画像処理装置全体の動作制御を行う。例えば、撮影直前の被写体の明るさから、光学系101で目標とする露光量を算出する。他にも、撮影した画像に基づいて所定の評価値を算出し、画像処理部104で行う画像処理のパラメータを決定する。
メモリ109は、画像処理部104で用いる情報を格納してあり、必要に応じて画像処理部104に出力する。操作部110は、ユーザーが撮像装置に対し操作指示を行う部分である。
表示部111は、例えばカメラ背面に設置された液晶ディスプレイ等であり、撮影時の操作の補助を行うための画面や、記録部107に保存されている画像等を表示するものである。
次に画像処理部104についての詳細な説明を、図2を用いて行う。
図2は本実施形態にかかる画像処理部104の構成を示すブロック図である。
画像処理部104は、同時化処理部201、ホワイトバランス補正処理部202、リライティング処理部203、ガンマ処理部204を備えている。
画像処理部104の処理の流れについて説明する。A/D変換部103で変換された、ベイヤー配列の映像信号が画像処理部104に入力される。画像処理部104に入映像信号は同時化処理部201に入力され、入力されたベイヤー配列のRGB信号に対して同時化処理を行い、色信号R、G、Bを生成する。生成したR、G、Bの色信号はホワイトバランス補正処理部202に入力され、制御部107が算出したホワイトバランスゲイン値に基づいてRGBの色信号にゲインをかけてホワイトバランスを調整する。ホワイトバランスが調整された色信号RGBはリライティング処理部203に出力される。リライティング処理部203では、ホワイトバランス補正処理部202から色信号RGB、測距部105から距離マップD_MAP、顔検出部106から画像内の顔の座標や大きさを示した情報を受ける。前記色信号R、G、Bに対して、仮想光源を照射した画像を生成し、処理後の色信号R_out、G_out、B_outをガンマ処理部205に出力する。ガンマ処理部204はリライティング処理後信号R_out、G_out、B_outが入力され、ガンマ処理を施し、ガンマ後の色信号Rg、Gg、Bg記録部107出力する。
続いて、リライティング処理部203の処理についての詳細な説明を、図3を用いて行う。
図3はリライティング処理部203に構成を示すブロック図である。
リライティング処理部203は、法線取得部301、仮想光源情報算出部302、仮想光源拡散反射成分算出部303、仮想光源鏡面反射成分算出部304、仮想光源付加処理部305、仮想光源追加判定部306を備える。
リライティング処理部203は測距部105から距離情報の入力と、ホワイトバランス補正処理部202から色信号R、G、Bの入力と、顔検出部106からの顔領域情報の入力を受ける。
法線取得部301において、顔検出部106から入力された顔座標位置における被写体の法線を取得する。法線情報は、本実施形態では一般的な人物の顔の法線情報をメモリ109に予め格納しておき、顔検出部106から入力された顔の向きなどの情報を参照し、最も撮影時の被写体に近い顔の法線情報を取得する。このようにして取得した法線情報Nを仮想光源情報算出部302と、仮想光源拡散反射成分算出部303と、仮想光源鏡面反射成分算出部304へ出力する。
仮想光源情報算出部302は、ホワイトバランス処理部202から色信号R、G、Bと、法線取得部301より法線Nの入力を受ける。後述する手法により、仮想光源の向きを示す3次元方向ベクトルLと、仮想光源照射強度を示すα、仮想光源の照射方向と被写体の法線の角度差に応じた重み関数であるwθを算出し、仮想光源拡散反射成分算出部303と、仮想光源鏡面反射成分算出部304へ出力する。また、後述する手法により仮想光源の追加が必要だと判断された場合、追加補正判定信号F_addを仮想光源追加部306へ出力する。
仮想光源拡散反射成分算出部303いて、拡散反射成分Rd、Gd、Bdを算出する。拡散反射成分の求め方について、図4を用いて説明する。
図4は撮影時のカメラ100と被写体401と仮想光源402との位置関係と、仮想光源の反射特性を示した図である。
カメラ100で撮影された撮影画像の水平画素位置H1(垂直画素位置は説明の簡略化のため省略)における拡散反射成分は、カメラ座標H1における法線N1と仮想光源の方向ベクトルL1の内積に比例し、仮想光源と被写体位置の距離K1の二乗に反比例する値となる。仮想光源による拡散反射成分強度Pdは(式1)で表すことができ、色ごとの拡散反射成分Rd、Gd、Bdは(式2)で表すことができる。
ここで、(式1)におけるNは被写体の3次元法線ベクトル、Kは仮想光源と被写体の距離である。kdは被写体の拡散反射率である。α、L、wθはそれぞれ仮想光源情報算出部302から入力を受けた仮想光源の強さ、仮想光源の3次元方向ベクトル、仮想光源の照射方向と被写体の法線方向の差による重み関数である。仮想光源の方向と仮想光源から注目画素への方向の角度差に応じて変化する特性をもつ。また(式2)におけるR、G、Bはホワイトバランス補正部202から入力された色信号R、G、Bである。Rw、Gw、Bwは仮想光源の色を示すパラメータである。
仮想光源鏡面反射成分算出部503において、鏡面反射成分Rs、Gs、Bsを算出する。拡散反射成分Rd、Gd、Bdの算出方法と同様に図4を用いて鏡面反射成分Rs、Gs、Bsの算出方法を説明する。鏡面反射成分の強度は、被写体に対する鏡面反射方向Sと被写体位置から撮影時のカメラの方向V(視線の方向)の内積に比例する。この関係を数式で表現すると仮想光源による鏡面反射成分強度Psは(式3)で表すことができる。
ここで、(式3)におけるSは仮想光源の鏡面反射ベクトル、Vはカメラから被写体位置への方向を示す視線方向ベクトル、ksは被写体の鏡面反射率である。また、βは反射した光の広がり具合を示す輝き係数であり、この値が大きくなると鏡面反射特性が急峻になる。
次に、鏡面反射成分強度Psを用いて仮想光源照射時に照射対象に反映される鏡面反射色を算出する。
仮想光源色を反映させる鏡面反射色成分Rs、Gs、Bsを光源色情報Rw、Gw、Bwを用いて(式4)のように表す。
仮想光源付加処理部305において、仮想光源拡散反射成分算出部303で算出した拡散反射成分Rd、Gd、Bdと、仮想光源拡散反射成分算出部304で算出した鏡面反射成分Rs、Gs、Bsを入力色信号R、G、Bに付加する処理を行う。仮想光源照射後色信号R_out、G_out、B_outは(式5)のように表すことができる。
このように算出した仮想光源照射後色信号R_out、G_out、B_outを仮想光源追加判定部306に出力する。
仮想光源追加判定部306は仮想光源負荷処理部305から仮想光源照射後色信号R_out、G_out、B_outの入力と、条件に応じて仮想光源情報算出部302から追加補正判定信号F_addの入力を受ける。仮想光源追加判定部306は、追加補正判定信号F_addの入力を受けた場合、仮想光源照射後色信号R_out、G_out、B_outをホワイトバランス処理部202の出力である色信号R、G、Bにそれぞれ上書きし、再度リライティング処理部203の一連の処理を行う。仮想光源情報算出部302から追加補正判定信号F_addの入力を受けなかった場合、仮想光源照射後色信号R_out、G_out、B_outを、それぞれR_out’、G_out’、B_out’としてガンマ処理部205へ出力する。
次に、仮想光源情報算出部302の処理について図5を用いて詳細に説明する。
図5は仮想光源情報算出部302の処理フローを示す図である。
S501において、顔検出部106から顔検出情報を、ホワイトバランス補正処理部202から入力画像の色信号R、G、Bを、法線取得部301より顔領域法線情報を取得する。
S502において、顔検出部106より取得した顔領域内における輝度情報を算出する。輝度の算出方法は、たとえばホワイトバランス補正処理部202から入力を受けた色信号R、G、Bを所定の比率で合成する方法であり、ここでは、色信号R、G、Bを3:6:1の比率で合成した信号を輝度信号とする。
S503において顔領域内における法線方向毎の輝度レベルを示すヒストグラムを作成する。法線方向毎の輝度レベルを示すヒストグラムを作成する方法について、図6、図7を用いて説明する。
図6は、ヒストグラム算出のフローを示した図である。図7は3次元法線ベクトルと画像平面の関係を示した図である。
まず、S601において、S501で取得した顔内3次元法線ベクトル情報と、S502で算出した顔内輝度情報の入力を受ける。
次に、S602において、S601で入力された3次元法線ベクトルを本画像処理装置に入力された画像平面に対して水平・垂直方向になす角に変換する。画像平面と3次元法線ベクトルの関係は図7に示すように表現でき、XY平面上に画像平面が展開され、3次元法線ベクトルNはXYZ軸に対応する3要素を持つベクトルである。水平方向のなす角701は、3次元法線ベクトルNを正規化したベクトルとX軸方向の単位ベクトルとの内積であり、垂直方向のなす角702は、3次元法線ベクトルNを正規化したベクトルとY軸方向の単位ベクトルとの内積である。
次にS603において、S601で入力された顔内輝度情報と、S602で算出した水平方向の法線のなす角を参照し、顔領域内の同一の水平方向のなす角を持つ画素の輝度平均値を算出する。
そして、S604において、図8に示すように横軸が水平方向になす角、縦軸に輝度値を示すヒストグラムを生成する。
S605、S606において、S603、S604と同様の処理を垂直方向に対しても行う。
S504において、S503で作成したヒストグラムがあらかじめ設定した条件を満たしているか判定し、満たしていなければS505に移行し、満たしている場合はS506に移行する。本実施例において、水平方向ヒストグラムの分散値e_hがあらかじめ設定した閾値th_hよりも小さく、かつ、垂直方向ヒストグラムの分散値e_vがあらかじめ設定した閾値th_vよりも小さいことを条件とする。
S505において図9に示すフローに沿って仮想光源のパラメータを設定する。図9は目標条件を満たすための仮想光源のパラメータを求めるフロー図である。
まずS901において仮想光源の照射方向パラメータLを推定する。照射方向の水平成分はS604で生成した水平方向のヒストグラムを用いて推定する。水平方向ヒストグラムの輝度値を参照し、最も低い輝度値を示す水平方向のなす角を仮想光源の照射方向の水平成分とする。仮想光源の照射方向の垂直成分も同様に、S606で生成した垂直方向ヒストグラムの輝度値を参照し、最も低い輝度レベルを示す垂直方向のなす角を仮想光源の照射方向の垂直成分とする。仮想光源の照射方向の水平成分と垂直成分を合成し、3次元ベクトルに変換したものを仮想光源の照射方向パラメータであるLとする。
次にS902において仮想光源の照射強度パラメータαを推定する。まず、S503で生成した水平・垂直のなす角毎の輝度ヒストグラムを参照し、仮想光源の照射方向の水平成分に対応する輝度値と、仮想光源の照射方向の垂直成分に対応する輝度値とを取得する。次に、水平・垂直の照射方向に対応する輝度値のうち、輝度値の高い方と、あらかじめ定めた目標輝度値との差分輝度値を算出する。差分輝度値に応じた仮想光源の照射強度値をαとする。
次にS903において、仮想光源の照射方向と被写体の法線方向の角度差による重み関数wθを推定する。重み関数wθは図10に示すように、仮想光源の照射方向と被写体の法線方向の角度差が大きくなるにつれて、重みが小さくなる特性をもつ。S903では、図10に示す重みが0になる重み上限角度差θ_limitを推定する。503で生成した水平・垂直のなす角毎の輝度ヒストグラムを参照し、それぞれのヒストグラム上で、あらかじめ用意した目標輝度値を上回る輝度値を持つ角度をすべて取得する。水平と垂直のそれぞれのヒストグラムから取得した角度と、仮想光源の照射角度のそれぞれの成分との差分を算出し、差分値のうち最も小さい値を重み上限角度差θ_limitとする。このようにして求めた重み上限角度差θ_limitを仮想光源の照射方向と被写体の法線方向の角度差による重み関数wθに反映させる。
S505ではこのようにして仮想光源のパラメータを推定する。
S506では、仮想光源から光を照射しない場合に相当するパラメータを設定する。具体的には仮想光源照射強度αを0とすることで実現可能である。仮想光源照射方向L、仮想光源照射方向と被写体法線方向の角度差による重み関数wθに関しては自由な値を設定する。
S507において、S505またはS506で求めた仮想光源のパラメータによる実画像への影響を、S503で生成した水平・垂直のなす角毎の輝度ヒストグラム上で、シミュレーションする。図11は設定した仮想光源のパラメータをヒストグラム上でシミュレーションする際の図である。図11(a)はS503で生成したヒストグラムを示し、図11(b)は図11(a)から推定した仮想光源のパラメータによる想定輝度変化量をしめした図である。図11(c)は図11(a)に図11(b)の効果が反映されている状態を示し、図11(a)(b)の加算した結果である。
S508において、図11(c)に対してS504と同様の条件を満たすか判定する。満たさない場合はS509に移行し、満たす場合はS510に移行する。
S509において、S505またはS506で推定した仮想光源のパラメータα、L、wθと、仮想光源追加判定信号F_addを仮想光源情報算出部302より出力する。
S510において、S505またはS506で推定した仮想光源のパラメータα、L、wθを仮想光源情報算出部302より出力する。
本実施例において、リライティング処理による仮想光源の照射対象の被写体は人物であり、画像中の被写体領域を撮影時に自動取得するために顔検出部106を用いている。しかし、仮想光源の照射対象の被写体は人物に限らず、被写体に応じた被写体領域取得手段を用いても良い。
また、本実施例では法線情報をメモリ109から直接取得する例について説明したが、法線情報ではなくても、被写体の立体形状を示すものであればどのような情報であってもかまわない。例えば、被写体の立体形状を示す3次元のワイヤーフレーム情報であってもかまわない。この場合、ワイヤーフレームの各点の角度情報から法線を算出することができる。
また、本実施例では仮想光源情報算出部302における目標を顔内の輝度差が低減するような仮想光源の照射としたが、ほかの目標でも構わない。また、目標に応じてS505でのパラメータ推定方法も目標に合わせたものに変更して良い。たとえば、顔内のコントラストが強調するような仮想光源の照射を目標としてもかまわない。この場合、S505で推定するパラメータは、次の方法で求める。S901で推定する仮想光源の方向は、最小の輝度値を示す方向ではなく最大の輝度値を示す方向とする。S902で推定する仮想光源の強度はヒストグラム上での最大輝度値と最小輝度値の差分に基づいた値とする。S903で推定する重み上限角度差はヒストグラム上の輝度最大値と輝度中央値の角度差とする。
101 光学系、102 撮像素子、103 A/D変換部、
104 画像処理部、105 測距部、106 顔検出部、107 記録部、
108 制御部、109 メモリ、110 操作部、111 表示部、
201 同時化処理部、202 ホワイトバランス補正処理部、
203 リライティング処理部、204 ガンマ処理部、301 法線取得部、
302 仮想光源方法算出部、303 仮想光源拡散反射成分算出部、
304 仮想光源鏡面反射しえ分算出部、305 仮想光源付加処理部、
306 仮想光源追加判定部

Claims (4)

  1. 入力画像に対して仮想光源を設置する仮想光源設定手段と、
    入力画像から被写体を選択する被写体選択手段と、
    選択した被写体の法線情報を取得する法線取得手段と、
    選択した被写体の輝度情報を取得する輝度取得手段と、
    選択した特定の被写体にリライティング処理を行うリライティング手段と、
    を備えた画像処理装置において、
    被写体の法線と輝度に基づいて予め設定した所定の条件を満たすように、仮想光源を設定することを特徴とする画像処理装置。
  2. 仮想光源設定手段において、被写体領域内の、法線毎の輝度レベルを示すヒストグラムを作成し、あらかじめ設定した所定の条件に対して過不足を補うように仮想光源を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 仮想光源設定手段において、第一の仮想光源照射ではあらかじめ設定した所定の条件を満たせない場合に、第二の仮想光源を照射することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 仮想光源設定手段において、仮想光源の影響を法線毎の輝度レベルを示すヒストグラム上で算出し、仮想光源設定が条件を満たしているか判定することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の画像処理装置。
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