JP2000166832A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2000166832A
JP2000166832A JP34287298A JP34287298A JP2000166832A JP 2000166832 A JP2000166832 A JP 2000166832A JP 34287298 A JP34287298 A JP 34287298A JP 34287298 A JP34287298 A JP 34287298A JP 2000166832 A JP2000166832 A JP 2000166832A
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electric blower
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microphone
vacuum cleaner
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JP34287298A
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Seiichi Ueno
聖一 上野
Takeshi Tokuda
剛 徳田
Yoshitaka Murata
▲吉▼隆 村田
Kazuhisa Morishita
和久 森下
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波音のレベルを最小値に設定し、静かな
掃除環境を有する電気掃除機を提供することを目的とし
ている。 【解決手段】 マイクロホン6と、このマイクロホン6
の出力を増幅する増幅手段7と、気流を発生させて、ゴ
ミを吸引させる電動送風機3と、この電動送風機3の動
作ポジションを設定する風量切換手段10と、前記増幅
回路7からの出力が最小値となるように前記電動送風機
3を制御する制御手段9で構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気掃除機から発
生する動作音の低減に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気掃除機は、近年高吸い込み力化が顕
著になってきている一方、小型化、軽量化が要求されて
きている。
【0003】他方では、高吸い込み力化を追求していく
ことと動作音が増加するという相反する傾向にあり、両
立することはなかなか困難であった。
【0004】従来、この種の電気掃除機は図9、10に
示すような構成が一般的であった。以下にその構成につ
いて図を参照しながら説明する。
【0005】図13に示すように、従来の電気掃除機
は、ゴミを吸引する電動送風機3と、その電動送風機3
の風量を強、中、弱の3段階に切換るための風量切換手
段2と、所定の電力値を記憶している記憶手段4と、前
記風量切換手段2で設定された風量に対応する前記記憶
手段4の電力値で前記電動送風機3を駆動させる制御手
段5で構成されている。
【0006】又、前記電動送風機3の特性は本体個々に
多少異なったものになっている。ここで、動作音(高周
波音)について述べると、電源が投入され動作を開始す
ると、電動送風機3が動作をする。この電動送風機3に
よってこの前方の空気を吸引しはじめる。吸引された空
気は電動送風機3内部を通過し、電動送風機3外へ放出
される。ここで、電動送風機3内部で空気を吸引する際
に吸引された空気が電動送風機3内の壁面等に衝突する
ことによって音が発生する。この音が電気掃除機1本体
外に放出され、使用者にとって違和感を感じる、不快な
音(高周波音と以後称する)となっている。この高周波
音は前記電動送風機3の回転にほぼ比例した周波数帯の
音であり、この回転に対する高周波音の音圧はそれぞれ
異なっている。高周波音の周波数帯は一般的に約1〜5
kHzぐらいである。
【0007】上記構成における動作について説明する
と、例えば”強”、”中”、”弱”の風量が設定できる
として、使用者が前記風量切換手段2によって”弱”の
風量を選択すると、この風量切換手段2の出力を受けた
前記制御手段5が前記記憶手段4の記憶値の中で、風
量”弱”に対応する電力値を選択し入力する。この場合
には、図14に示すように前記制御手段5は前記電動送
風機3を200Wで動作させる。この200Wでの前記
電動送風機3の動作によって発生する動作音は、前記電
動送風機3の個々の特性によってバラツキを持ってお
り、発生する音のレベルもバラツキを持っている。これ
は前記電動送風機3を生産する工程でのバラツキや電気
掃除機1本体の組立バラツキ等いろいろな要因を持って
いるものである。そしてこの発生する動作音3を抑える
ことはできずに電力値設定を固定値とし、設定してい
た。
【0008】又、風量は”強”、”中”、”弱”の3種
有るが、”強”、”中”の風量は他の本体への風の衝突
音等が大きく、高周波音はあまり聴感上気にならず、こ
こでは一番気になる”弱”の風量について代表して説明
した。
【0009】また、図15は、同じ仕様の電動送風機3
の電力量と高周波音レベルの関係を示した図であり、こ
れからも分かるように常にある一定の電力が低い高周波
音レベルになるとは限らず、電動送風機3自体の組立バ
ラツキ等によって高周波音レベルもばらついていること
が分かる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、数多くの部品によって構成されている電
気掃除機1であるため、それぞれの部品バラツキや聞き
手の感覚によって動作音のレベルが異なっていた。ま
た、前記電動送風機3の電力値設定を少しずらせば発生
音が下がるサンプルもあるといった場合も多々あった。
【0011】本発明は、以上のような従来の課題を解決
しようとするものであって、さらに電気掃除機の電動送
風機動作時の発生音を低減し、品質を高めた商品を提供
することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の目的を解決するた
めの本発明は、マイクロホンと、このマイクロホンの出
力を増幅する増幅手段と、気流を発生させて、ゴミを吸
引させる電動送風機と、この電動送風機の動作ポジショ
ンを設定する風量切換手段と、前記増幅手段からの出力
が最小値とように前記電動送風機を制御する制御手段と
したことにより、各風量での電力値を可変でき、電動送
風機の動作時の発生音を低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
マイクロホンと、このマイクロホンの出力を増幅する増
幅回路と、気流を発生させてゴミを吸引させる電動送風
機と、この電動送風機の動作ポジションを設定する風量
切換手段と、前記増幅手段からの出力が最小値となるよ
うに前記電動送風機を制御する制御手段を有したことに
より、電動送風機の動作時の発生音を所定電力値内で最
小値にできる。
【0014】本発明の請求項2記載の発明は、マイクロ
ホンと、このマイクロホンの出力を増幅する増幅回路
と、この増幅回路の出力を所定の周波数域のみ通過させ
るフィルタと、気流を発生させてゴミを吸引させる電動
送風機と、この電動送風機の動作ポジションを設定する
風量切換手段と、前記フィルタからの出力が最小値とな
るように前記電動送風機を制御する制御手段を有したこ
とにより、電動送風機の動作時の発生音を所定電力値内
で精度良く最小値にできる。
【0015】本発明の請求項3記載の発明は、マイクロ
ホンと、このマイクロホンの出力を増幅する増幅回路
と、この増幅回路の出力を所定の周波数域のみ通過させ
るフィルタと、気流を発生させてゴミを吸引させる電動
送風機と、この電動送風機の動作ポジションを設定する
風量切換手段と、前記フィルタからの出力が最小値とな
るように前記電動送風機を制御する制御手段と、前記マ
イクロホンの出力の位相を反転する反転手段と、この反
転手段の信号を出力するスピーカーとを有したことによ
り、電動送風機の動作時の発生音を小さくできる。
【0016】本発明の請求項4記載の発明は、所定時間
を計時するタイマーを設け、所定時間計時終了毎に制御
手段に計時終了信号を出力し、電動送風機の動作電力を
設定する制御手段の動作を、前記タイマーの計時終了毎
に行うことにより、電動送風機の特性経時変化やゴミ詰
まり等が発生しても動作時の発生音を所定電力内で最小
にできる。
【0017】本発明の請求項5記載の発明は、マイクロ
ホンの位置を、電動送風機の流出する風の流れを受けな
いようにしたことにより、電動送風機から流出する風の
本体衝突音や風切り音を入力せず、高周波音検知の精度
が向上する。
【0018】本発明の請求項6記載の発明は、風量の切
換を検出する風量切換検出手段を設け、風量切換時にこ
の信号を受け、電動送風機の動作電力を設定する制御手
段の動作を行う様にしたことで風量の変化に対応した動
作時の発生音を所定電力内で最小にできる。
【0019】本発明の請求項7記載の発明は、電動送風
機の回転数を検出する回転数検出手段と、この回転数検
出手段からの出力でマイクロホンの出力を回転数に応じ
た高周波音の周波数が選択できる第2フィルタとを設
け、この第2フィルタの出力で電動送風機の動作電力を
設定する制御手段としたことにより、その時点での高周
波音が精度良く検出でき、電動送風機動作時の発生音を
所定電力内で最小にできる。
【0020】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の実施例1につい
て図1、2および図3を参照しながら説明する。図1に
おいて、6はマイクロホン、7は前記マイクロホン6の
出力を増幅する増幅手段、3は、気流を発生させて、ゴ
ミを含んだ空気を吸引させる電動送風機、10は、前記
電動送風機3の動作を設定する風量切換手段、9は、前
記増幅手段7からの出力の最小値となる電力で前記電動
送風機3を動作させる制御手段、1は、これらの各手段
を有する電気掃除機である。
【0021】上記構成において、この動作について説明
する。電気掃除機1の電源が投入され、風量切換手段1
0によって使用者が例えば”強”、”中”、”弱”等の
風量を設定すると、各手段が動作を始めるわけである
が、特に電動送風機3の動作音の中には、風切り音や様
々な周波数帯の高周波音が含まれている。この動作音を
常時マイクロホン6で受け、これを増幅回路7に出力し
ている。この増幅回路7は小さいマイクロホン6の出力
を増幅するための手段である。例えば、マイクロホン6
の出力が数mVのレベルで有れば、これをVレベルまで
増幅させる働きを有する。そしてこの増幅回路7は制御
手段9に出力を送る。制御手段9はこの信号を受けて前
記電動送風機3の動作を指示するのである。
【0022】例えば、使用者が図3の様な前記風量切換
手段10によって風量を”弱”に設定していたとする
と、制御手段9は、”弱”のポジションの電力(100
W〜200Wであったとする)内で、”弱”の電力設定
をまず100Wで前記電動送風機3を動作させる。動作
をさせた後、制御手段9は前記マイクロホン6からの信
号を入力するため待機する。前記マイクロホン6は上記
に示した動作を行い、増幅手段7へ信号を送り、この増
幅手段7から制御手段9に入力される。この信号を受け
制御手段9は100w時の前記電動送風機3の発生音
(高周波音)のレベルを認識する。(図2に示すよう
に、例えばレベル1、2、・・・あるとすると100w
時の高周波音レベルは”1”となる。)次に制御手段9
は50Wの電力量刻みでUPさせ150Wで前記電動送
風機3を動作させる。さて制御手段9によって電動送風
機3の電力量を150Wで動作させた後、制御手段9は
再度待機し前記マイクロホン6の出力待ちとなる。マイ
クロホン6は上記と同様に発生音の入力を行い、増幅手
段7を通過し制御手段9に入力される。(図2のよう
に、ここで150Wの場合、100Wに比べて高周波音
の周波数帯域が多少高くなっているが、これは前記電動
送風機3の入力がUPしたため、回転数が上昇し、発生
する高周波音も周波数帯域がUPしたことによる)入力
を受けた制御手段9は電力量が150W時の高周波音の
レベルを認識する。(ここではレベル2となる。)上記
動作を繰り返し最も高周波音の低いレベルでの電力値で
以降の電動送風機3の動作を行う。そしてその風量での
電力範囲内で最も小さい高周波音のレベルの電力値を選
定する。(この場合は200Wがレベル2であり、10
0Wが最も低い判断となる)この動作を風量が設定され
た直後に行い、以降の電動送風機3の動作の電力量を一
定にすることで、高周波音のレベルの最も低い状態とな
り、より快適な掃除環境を作ることが出来る。今回、電
力量のステップを50Wとしたが、ステップ量の小さい
方がより精度の高い検出ができ、また高周波音のレベル
を3段階で行ったが、このレベル段階もより小さくすれ
ば精度が向上することはいうまでもない。
【0023】また、上記実施例では出力測定として電動
送風機の電力で測定するようにしたが、電動送風機に流
れる電流を測定して、出力測定としても良い。
【0024】さらに、今回風量ポジションを”弱”で説
明したが、”中”、”強”の場合においても同様の動作
によって電動送風機3の動作を行う。
【0025】(実施例2)以下、本発明の実施例1につ
いて図4、5を参照しながら説明する。図3において、
6はマイクロホン、7は前記マイクロホン6の出力を増
幅する増幅手段、8は、前記増幅手段7の出力を所定の
周波数域のみ通過させるフィルタ、3は、気流を発生さ
せて、ゴミを含んだ空気を吸引させる電動送風機、10
は、前記電動送風機3の動作を設定する風量切換手段、
9は、前記増幅手段7からの出力の最小値となる電力で
前記電動送風機3を動作させる制御手段、1は、これら
の各手段を有する電気掃除機である。
【0026】上記構成において、この動作について説明
する。電気掃除機1の電源が投入され、風量切換手段1
0によって使用者が例えば”強”、”中”、”弱”等の
風量を設定すると、各手段が動作を始めるわけである
が、特に電動送風機3の動作音の中には、風切り音や様
々な周波数帯の高周波音が含まれている。この動作音を
常時マイウロホン6で受け、これを増幅回路7に出力し
ている。この増幅回路7は小さいマイクロホン6の出力
を増幅するための手段である。例えば、マイクロホン6
の出力が数mVのレベルで有れば、これをVレベルまで
増幅させる動きを有する。そしてこの増幅回路7はフィ
ルタ8に出力する。このフィルタ8は、増幅回路7から
のデータについて所定の周波数帯域のみを選択できるも
のである。ここで、人間の耳に良く聞こえるとされてい
る音の周波数帯域は1〜5KHzとすると、この周波数
帯の音を低減する制御を行わなければならない。そのた
めに前記フィルタ8は例えば1〜5KHzの周波数帯の
音を選択し、この他の周波数帯の音はカットする。した
がって前記フィルタ8を通過する音は人間の耳に良く聞
こえるとされる音である。前記フィルタ8を通過した出
力は制御手段9に入力される。制御手段9はこの信号を
受けて前記電動送風機3の動作を指示する。つまり、制
御手段9は前記フィルタ8からの発生音レベルを入力
し、再度上記動作を繰り返し継続している。
【0027】この繰り返しのなかで制御手段9は、例え
ば前記風量切換手段10で使用者が風量”弱”を設定し
たとした場合について述べると、”弱”の電力が100
w〜200wであったとすると、制御手段9は”弱”の
電力設定をまず100wで前記電動送風機3を動作させ
る。動作をさせた後、制御手段9は前記マイクロホン6
からの信号を入力するため待機する。前記マイクロホン
6は上記に示した動作を行い、増幅手段7へ信号を送
り、この増幅手段7からフィルタ8を経て制御手段9に
入力される。この信号を受け制御手段9は100W時の
前記電動送風機3の発生音(高周波音)のレベルを認識
する。(図4に示すように、例えば、レベル1、2、3
とすると100W時の高周波音レベルは”1”とな
る。)次に制御手段9は50Wの電力量刻みでUPさせ
150Wで前記電動送風機3を動作させる。さらに、制
御手段9によって電動送風機3の電力量を150Wで動
作させた後、制御手段9は再度待機し前記マイクロホン
6の出力待ちとなる。マイクロホン6は上記と同様に発
生音の入力を行い、増幅手段7、フィルタ8を通過し制
御手段9に入力される。(図4のように、ここで150
Wの場合、100Wに比べて高周波音の周波数帯域が多
少高くなっているが、これは前記電動送風機3の入力が
UPしたため、回転数が上昇し、発生する高周波音も周
波数帯域がUPしたことによる)入力を受けた制御手段
9は電力量が150W時の高周波音のレベルを認識す
る。(ここではレベル2となる。)上記動作を繰り返し
行い、最も高周波音の低いレベルの電力値で以降の電動
送風機3の動作を行う。そしてその風量での電力範囲内
で最も小さい高周波音のレベルの電力値を選定する。
(この場合は200Wがレベル2、100Wがレベル1
であり、100Wの設定を行う)この動作を風量が設定
された直後に行い、以降の電動送風機3の動作の電力量
を一定にすることで、高周波音のレベルの最も低い状態
となり、より快適な掃除環境を作ることが出来る。今
回、電力量のステップを50Wとしたが、ステップ量の
小さい方がより精度の高い検出ができ、また高周波音の
レベルを3段階で行ったが、このレベル段階もより小さ
くすれば精度が向上することはいうまでもない。
【0028】(実施例3)以下に本発明の実施例3につ
いて図6、7を用いて説明する。上記実施例と同一部分
についての詳細な説明は省略する。
【0029】図5において、22はマイクロホン6から
の信号を受け、信号を反転させる反転手段、23はこの
反転手段22からの信号を出力するスピーカーである。
【0030】つぎに動作について説明する。ここでは反
転手段22、スピーカー23についておもに説明する。
【0031】マイクロホン6によって、電動送風機3か
ら発生している音を検出している。この検出された信号
を受けた反転手段22は、入力された信号を位相に対し
て反転させてスピーカー23から出力する。(図6参
照)ここで、反転させた信号を出力することの意味であ
るが、ある複数の周波数を有した音に対して、その音の
位相を反転させた音を放射させることで、それぞれの周
波数成分同士が打ち消しあって全体の音が低減できる。
【0032】以上の動作により、電動送風機3の動作に
よって発生する音に対して、その音の位相を反転させた
音を作り、放出させることで、お互いに打ち消し合うた
め、全体音を低減させることができる。
【0033】(実施例4)以下に本発明の実施例3につ
いて図8、9を用いて説明する。上記実施例と同一部分
についての詳細な説明は省略する。
【0034】図5において、12は所定時間を計時する
タイマーであり、11は、このタイマー12が所定時間
計時終了毎に出力する計時終了信号を受ける制御手段で
ある。
【0035】つぎに動作について説明する。電気掃除機
1の電源が投入されるとタイマー12は所定時間の計時
をスタートする。(例えばここでは10分とする)そし
て、電源投入時に使用者によって風量の設定された直後
に請求項1、2に示したように高周波音の低い電力量で
の動作設定を行い、動作されている場合に、いくら入力
を一定にしても温度の変化や、前記電動送風機3の特性
変化やゴミ量の増加による圧損変化等の様々な条件によ
って、電源投入後の風量設定時に行った最低レベルの高
周波音レベルの電力設定が、最も低い高周波音レベルで
なくなる場合がある。そこで、タイマー12の所定時間
計時が終了する毎に前記制御手段11に計時終了信号を
送り、これを受けた制御手段11は、電源投入時に行う
高周波音の最低レベルの電力値設定と同様の動作を行
い、前記電動送風機3の電力量と高周波音のレベルを再
設定し、以後前記タイマー12の計時終了毎に上記動作
を繰り返す。
【0036】以上の動作により、所定時間毎に前記電動
送風機3の高周波音の最小レベルとなる電力で動作させ
ることが出来、電動送風機の特性経時変化やゴミ詰まり
等が発生しても動作時の発生音を所定電力内で最小にで
きる。
【0037】(実施例5)以下に本発明の実施例4につ
いて図10を用いて説明する。上記実施例と同一部分に
ついての詳細な説明は省略する。
【0038】図7は電気掃除機1の本体13の全体構成
図である。3が電動送風機、14が各手段を有する制御
部、6がマイクロホンである。このマイクロホン6の位
置を電動送風機3の流出する風の流れを直接または間接
的に受けないようにした位置に配置するために、前記制
御部14より前記電動送風機3のファンケース15側に
配置する。
【0039】前記電動送風機3の風の流れは図7の矢印
の通りであり、図7の矢印Aから吸引された空気は前記
電動送風機3内部を通過し、排気口16から電動送風機
3外へ放出される。そのため前記制御部14に前記マイ
クロホン6が位置していれば前記電動送風機3からの排
気風が当たることになり、前記電動送風機3の動作によ
る高周波音と、排気風による風の音とが混ざって精度良
く高周波音をとらえることが難しくなる。そこで図7に
示したような位置に前記マイクロホン6を設定すれば、
精度良く高周波音を検出できる。ここでマイクロホン6
の向きを前記排気口16と反する向きとするとなお効果
がある。
【0040】(実施例6)以下に本発明の実施例5につ
いて図11を用いて説明する。上記実施例と同一部分に
ついての詳細な説明は省略する。
【0041】17は、使用者が風量を設定する風量切換
検出手段、18は、この風量切換検出手段17の風量切
換時にこの信号を受け、電動送風機3の動作電力を設定
する制御手段である。ここで、風量切換検出手段17
は、例えば風量が”強”から”中”になった後再び、”
中”に戻る等を検出するものである。
【0042】上記構成によると電動送風機3が”弱”の
風量で100Wの電力量で動作を行っていたとする。こ
の状態で使用者が風量を切り換えて、所定時間だけ(床
等の掃除を行ったとして)”中”の風量に切り換えた
後、再度風量を”弱”にする。この切換を前記風量切換
検出手段17が検出し、風量切換前に設定された100
Wの電力量が最も高周波音が小さいレベルに変動が生じ
ている可能性がある。それは、ゴミ量の変化等によるも
ので、このゴミ量によって電動送風機3に対しての圧損
が変化することで高周波音レベルが変化する。そこでこ
の状態の場合においても前記電動送風機3の電力量と高
周波音レベルを再設定する。
【0043】風量を切り換えることによる電気掃除機1
本体の変化やゴミ詰まり状況が変化しても動作時の発生
音を所定電力内で最小にできる。
【0044】(実施例7)以下に本発明の実施例6につ
いて図12を用いて説明する。上記実施例と同一部分に
ついての詳細な説明は省略する。
【0045】19は電動送風機3の回転数を検出する回
転数検出手段、21は、この回転数検出手段19からの
出力で通過させる高周波音の周波数帯を可変させる第2
フィルタ、21は、この第2フィルタの出力で電動送風
機3の動作電力を設定する制御手段である。
【0046】ここで前記電動送風機3の回転数と高周波
音の周波数についてであるが、この関係は所定の定数を
もって比例関係にある。つまり、例えば電源周波数が6
0Hz時については、36000rpmの回転数で動作
したとき高周波音の基本波は3KHzであれば、定数は
36000/3000で12となり、この定数の12は
同じ電動送風機3であれば変化しない。この関係を利用
し、前記回転数検出手段19によって回転数を検出し、
この検出値を前記第2フィルタ21に出力し、この第2
フィルタ21を通過する周波数帯の精度を向上させる。
つまり、例えば1〜5KHzの周波数帯を通過させてい
たものに対して、3KHzの高周波が最も低い周波数で
あると分かればその周波数より低いレベルは必要なくな
るわけであり、この3KHz〜例えば5KHzまでを第
2フィルタ21で通過させることで検出レベルの向上に
なる。
【0047】よって、その時点での高周波音が精度良く
検出でき、電動送風機3動作時の発生音を所定電力内で
最小にできる。
【0048】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明の請求項1記載の発明によれば、電動送風機を所定の
電力範囲で動作させ、高周波音の最小値となる電力で動
作させることにより、高周波音が低い、掃除時の環境を
向上できる。
【0049】本発明の請求項2記載の発明によれば、電
動送風機を所定の電力範囲で動作させ、精度良く高周波
音の最小値となる電力で動作させることにより、高周波
音が低い、掃除時の環境を向上できる。
【0050】本発明の請求項3記載の発明は、電動送風
機から発生する音を低減でき、高周波音を含めた騒音の
低い掃除時の環境を向上できる。
【0051】本発明の請求項4記載の発明は、所定時間
毎に高周波音の最小値を更新することができ、電動送風
機の特性経時変化やゴミ詰まり等が発生しても、高周波
音の低い環境を維持できる。
【0052】本発明の請求項5記載の発明は、マイクロ
ホンの位置を、電動送風機の流出する風の流れを受けな
いようにしたことにより、電動送風機から流出する風の
本体衝突音や風切り音を入力せず、高周波音検知の精度
が向上する。
【0053】本発明の請求項6記載の発明は、風量切換
前後で高周波音の最小値を更新できるため、風量の変化
に対応した動作時の高周波音を最小にできる。
【0054】本発明の請求項7記載の発明は、電動送風
機の回転数を検出できるため、その時点での高周波音が
精度良く検出でき、電動送風機動作時の発生音を所定電
力内で最小にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気掃除機の回路
ブロック図
【図2】同電気掃除機の各手段の出力図
【図3】同電気掃除機の風量切換手段の一例図
【図4】本発明の第2の実施例を示す電気掃除機の回路
ブロック図
【図5】同電気掃除機の各手段の出力図
【図6】本発明の第3の実施例を示す電気掃除機の回路
ブロック図
【図7】同電気掃除機の各手段の出力図
【図8】本発明の第4の実施例を示す電気掃除機の回路
ブロック図
【図9】同電気掃除機のタイミングチャート
【図10】本発明の第5の実施例を示す電気掃除機本体
の外観斜視図
【図11】本発明の第6の実施例を示す電気掃除機の回
路ブロック図
【図12】本発明の第7の実施例を示す電気掃除機の回
路ブロック図
【図13】従来の電気掃除機の回路ブロック図
【図14】同電気掃除機の電動送風機の電力値の一例を
示す図
【図15】同電気掃除機の電動送風機の電力値と高周波
音レベルの関係例を示す図
【符号の説明】
1 電気掃除機 2、10 風量切換手段 3 電動送風機 4 記憶手段 5、9、11、18、20 制御手段 6 マイウロホン 7 増幅手段 8 フィルタ 12 タイマー 13 電気掃除機本体 14 制御部 15 ファンケース 16 排気口 17 風量切換検出手段 19 回転数検出手段 21 第2フィルタ
フロントページの続き (72)発明者 村田 ▲吉▼隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 森下 和久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B057 DA02 DA06 DE01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロホンと、このマイクロホンの出
    力を増幅する増幅回路と、気流を発生させてゴミを吸引
    させる電動送風機と、この電動送風機の動作ポジション
    を設定する風量切換手段と、前記増幅手段からの出力が
    最小値となるように前記電動送風機を制御する制御手段
    を有した電気掃除機。
  2. 【請求項2】 マイクロホンと、このマイクロホンの出
    力を増幅する増幅回路と、この増幅回路の出力を所定の
    周波数域のみ通過させるフィルタと、気流を発生させて
    ゴミを吸引させる電動送風機と、この電動送風機の動作
    ポジションを設定する風量切換手段と、前記フィルタか
    らの出力が最小値となるように前記電動送風機を制御す
    る制御手段を有した電気掃除機。
  3. 【請求項3】 マイクロホンと、このマイクロホンの出
    力を増幅する増幅回路と、この増幅回路の出力を所定の
    周波数域のみ通過させるフィルタと、気流を発生させて
    ゴミを吸引させる電動送風機と、この電動送風機の動作
    ポジションを設定する風量切換手段と、前記フィルタか
    らの出力が最小値となるように前記電動送風機を制御す
    る制御手段と、前記マイクロホンの出力の位相を反転す
    る反転手段と、この反転手段の信号を出力するスピーカ
    ーとを有した電気掃除機。
  4. 【請求項4】 所定時間を計時するタイマーを設け、所
    定時間計時終了毎に制御手段に計時終了信号を出力し、
    電動送風機の動作電力を設定する制御手段の動作を、前
    記タイマーの計時終了毎に行う請求項1〜3記載の電気
    掃除機。
  5. 【請求項5】 マイクロホンの位置を、電動送風機の流
    出する風の流れを受けないようにした請求項1〜4記載
    の電気掃除機。
  6. 【請求項6】 風量の切換を検出する風量切換検出手段
    を設け、風量切換時にこの信号を受け、電動送風機の動
    作電力を設定する制御手段の動作を行う請求項1〜5記
    載の電気掃除機。
  7. 【請求項7】 電動送風機の回転数を検出する回転数検
    出手段と、この回転数検出手段からの出力でマイクロホ
    ンの出力を回転数に応じた高調波音の周波数が選択でき
    る第2フィルタとを設け、この第2フィルタの出力で電
    動送風機の動作電力を設定する制御手段とした請求項1
    〜6の何れか1項記載の電気掃除機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6625568B2 (en) * 2000-10-23 2003-09-23 James Tyson Sound-based vessel cleaner inspection
KR20190084811A (ko) * 2018-01-09 2019-07-17 엘지전자 주식회사 청소기

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KR102457135B1 (ko) * 2018-01-09 2022-10-19 엘지전자 주식회사 청소기
US11864717B2 (en) 2018-01-09 2024-01-09 Lg Electronics Inc. Cleaner

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