JP2000166723A

JP2000166723A - 棚装置

Info

Publication number: JP2000166723A
Application number: JP10348526A
Authority: JP
Inventors: Hisato Fujita; 寿人藤田
Original assignee: Okamura Corp
Current assignee: Okamura Corp
Priority date: 1998-12-08
Filing date: 1998-12-08
Publication date: 2000-06-20
Anticipated expiration: 2018-12-08
Also published as: JP4199865B2

Abstract

(57)【要約】【課題】収容物のサイズに合わせて、棚板上に載置す
る物品載置台の配置を変えることができるようにする。【解決手段】棚板１上に、収容物を収容する複数の物
品載置台２を、前後に並べて、かつそれぞれを棚板１上
面に設けた複数のガイドレール９〜１２’に沿って左右
方向に摺動可能として設けるとともに、最後部の物品載
置台２用のガイドレール９、９’に対して、その前方の
物品載置台２用のガイドレール１０、１０’１１、１
１’１２、１２’を、最後部の物品載置台２との間隔が
異なるように複数設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ビデオテ
ープやコンパクトディスク(以下ＣＤという)等の小型の
商品の陳列用の棚装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】例えば、ＶＨＳビデオテープ、８ｍｍビ
デオテープ、３．５インチフロッピーディスク(以下Ｆ
Ｄという)、ＣＤ、ＣＤ−ＲＯＭ等の収容物を収容する
棚装置には、棚板上に収容物を収容する複数の物品載置
台を棚板上に左右方向に摺動可能に設けたものがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこのよ
うな棚装置では、物品載置台のサイズを最も大きい収容
物のサイズに合わせていたので、サイズの小さい収容物
を収容する場合、デッドスペースが大きくなるという問
題があった。

【０００４】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、収容物のサイズに合わせて、物品載置
台の配置を変えることができるようにすることにより、
サイズが大きい収容物は少量、サイズが小さい収容物は
大量に収容でき、デッドスペースを小さくしうるように
した棚装置を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (１) 棚板上に、収容物を収容する複数の物品載置台
を、前後に並べて、かつそれぞれを前記棚板上面に設け
た複数のガイドレールに沿って左右方向に摺動可能とし
て設けるとともに、最後部の物品載置台用のガイドレー
ルに対して、その前方の物品載置台用のガイドレール
を、前記最後部の物品載置台との間隔が異なるように複
数設ける。

【０００６】(２) 上記(１)項において、最後部の物品
載置台の前方に、２個の物品載置台を、前後に並べて、
かつ物品載置台同士の前後の間隔を密にして、左右方向
に摺動可能として支持する複数のガイドレールと、１個
の物品載置台を、前記最後部の物品載置台との前後の間
隔を大として、左右方向に摺動可能として支持するガイ
ドレールとを設ける。

【０００７】(３) 上記(１)または(２)項において、各
物品載置台が、左右１対の側板と、これら両側板の下端
部同士を連結する底板と、前記両側板の後部同士を連結
する背板と、前記側板または底板より垂下し、前記ガイ
ドレールと摺動可能に係合する脚とを備えるものとす
る。

【０００８】(４) 上記(１)から(３)項のいずれかにお
いて、各ガイドレールを、各物品載置台の脚の内側に摺
接するように棚板上面に突設された突条を備えるものと
する。

【０００９】(５) 上記(１)から(３)項のいずれかにお
いて、各物品載置台の左右方向の長さを、棚板の左右方
向の長さの整数分の１とし、同一のガイドレール上に、
少なくとも１個の物品載置台分の空間が形成されるよう
に、複数の物品載置台を配置する。

【００１０】

【発明の実施の形態】図１〜図３は、本発明の一実施形
態を示す。(１)は、棚装置における図示を省略した左右
１対の支柱の前面に、ブラケットをもってほぼ水平に支
持される棚板、(２)は、棚板(１)上に左右方向に摺動可
能として載置される複数の物品載置台である。棚板(１)
の左右方向の長さは、物品載置台(２)の左右方向の長さ
の整数倍（この実施形態では３倍）とし、同じく前後方
向の長さは、物品載置台(２)の前後方向の長さのほぼ整
数倍（この実施形態では３倍）としてある。

【００１１】各物品載置台(２)は、左右１対の側板(３)
と、これら両側板(３)の下端部同士を連結する底板(４)
と、両側板(３)の後部同士を連結する背板(５)と、各側
板(３)の下端(または底板(４)の両端部)より垂下する前
後１対の脚(６)とを有し、上述したビデオテープやＣＤ
等の物品を、両側板(３)と背板(５)とにより囲まれた空
間内において、底板(４)上に立て掛けて収容しうるよう
になっている。

【００１２】各側板(３)には、収容されている商品を見
通すための３本の水平なスリット(３a)が、また各側板
(３)の前縁には、物品の取り出しを容易にするための凹
部(７)がそれぞれ設けられている。各脚(６)の下端に
は、後述するガイドレールに対して滑りを良くするため
の樹脂製の摺動部材(８)が設けられている。

【００１３】棚板(１)の上面には、複数の物品載置台
(２)を、前後に並べて、かつ左右方向に摺動しうるよう
に案内する４対のガイドレール(９)(９')(10)(10')(11)
(11')(12)(12')が設けられている。

【００１４】各ガイドレール(９)(９')(10)(10')(11)(1
1')(12)(12')は、各物品載置台(２)の脚(６)の下端面が
載置される受け片(９a)(９a')(10a)(10a')(11a)(11a')
(12a)(12a')と、その前後いずれかの端部より起立する
起立片(９b)(９b')(10b)(10b')(11b)(11b')(12b)(12b')
とからなり、各対の後部のガイドレール(９)(10)(11)(1
2)の起立片(９b)(10b)(11b)(12b)は、各物品載置台(２)
の後部の脚(６)の前面に、また各対の前部のガイドレー
ル(９')(10')(11')(12')の起立片(９b')(10b')(11b')(1
2b')は、各物品載置台(２)の前部の脚(６)の後面に、そ
れぞれ摺接するようにしている。

【００１５】３対のガイドレール(９)(９')(10)(10')(1
1)(11')は、その上に載置される物品載置台(２)の前後
の間隔が密でかつ等間隔となるように配設され、残りの
１対のガイドレール(12)(12')は、その上に載置される
物品載置台(２)と最後部のガイドレール(９)(９')上に
載置される物品載置台(２)との間隔が、上記の間隔より
大となるようにして配設されている。

【００１６】本実施形態においては、ガイドレール(10)
と(９')、及び(11)と(10')とを、それぞれ前後に連結
し、１枚の鋼板を上向きコ字状に折曲することにより、
それらを一体として簡単に製造できるようにしている。
また、ガイドレール(11)の起立片(11a)の前面に、ガイ
ドレール(12')の起立片(12a')を当接させて、両ガイド
レール(11)(12')を棚板(１)上に固着することにより、
両起立片(11a)(12a')を倒れにくくしている。

【００１７】次に、棚板(１)上に物品載置台(２)を配置
する要領について説明する。各物品載置台(２)に、例え
ば、ＶＨＳビデオテープ、８ｍｍビデオテープ、３．５
インチＦＤ等の奥行きの小さい商品(13)を左右方向に並
べて陳列する場合は、第２図に示すように、棚板(１)上
の３対のガイドレール(９)(９')(10)(10')(11)(11')
に、１個または２個ずつの物品載置台(２)を、その前後
の脚(６)の内側に前後の起立片(９b')(９b)(10b')(10b)
(11b')(11b)が摺接するようにして載置し、前後３列と
した各物品載置台(２)に、上記のような奥行きの小さい
商品(13)をそれぞれ収容する。最後部のガイドレール
(９)(９')上には、３個の物品載置台(２)を、左右方向
に移動不能として載置してもよい。

【００１８】このようにすると、棚板(１)上に多数の物
品載置台(２)を載置し、奥行きの小さい商品(13)を多量
に陳列することができるとともに、後部の物品載置台
(２)に商品(13)を出し入れしたい場合には、その前方の
物品載置台(２)を左右いずれかの方向に摺動させて、前
方に空間を形成し、所望の商品(13)を出し入れし易くす
ることができる。

【００１９】また、各物品載置台(２)に、例えば、Ｃ
Ｄ、またはＣＤ−ＲＯＭのように、奥行きの大きい商品
(14)を左右方向に並べて陳列する場合は、第３図に示す
ように、棚板(１)上の最後部のガイドレール(９)(９')
と、その前方に若干離れて設けられたガイドレール(12)
(12')とに、１〜３個(ただし、３個は最後部のガイドレ
ール(９)(９')のみ)の物品載置台(２)を、その前後の脚
(６)の内側に前後の起立片(９b')(９b)(12b')(12b)が摺
接するようにして載置し、前後２列とした各物品載置台
(２)に、上記のような奥行きの大きい商品(14)をそれぞ
れ収容する。

【００２０】このようにすると、物品載置台(２)同士の
前後の間隔が大となり、物品載置台(２)の側板(３)の前
後方向の長さよりも奥行きが大きい商品(14)を、効率よ
く陳列することができる。

【００２１】このように、この棚装置では、最後部の物
品載置台(２)用のガイドレール(９)(９')に対して、そ
の前方の物品載置台(２)用のガイドレール(10)(10')(1
1)(11')(12)(12')を、最後部の物品載置台(２)との間隔
が異なるように複数設けているので、最後部の物品載置
台(２)とその前方の物品載置台(２)との間の間隔を物品
載置台(２)に収容する商品(13)(14)のサイズに応じて変
えることができ、デッドスペースを小さくすることがで
きる。

【００２２】なお、上記実施形態では、各物品載置台
(２)の前後の脚(６)の内側に、各ガイドレール(９)等の
起立片(９b)等が摺接するようにしているが、例えば、
各物品載置台(２)の前後の脚(６)の外側に、各ガイドレ
ール(９)等の起立片(９b)等が摺接するようにしたり、
または、棚板(１)の上面における上記各ガイドレール
(９)(９')(10)(10')(11)(11')(12)(12')に対応する位置
に、各脚(６)が摺動自在に嵌合するようにした左右方向
を向く凹溝を設けて、これをガイドレールとしてもよ
い。また、棚板(１)上における最後部のガイドレールの
前方に設けるガイドレールの数や、各ガイドレールに載
置する物品載置台(２)の数等は、棚板(１)の前後方向及
び左右方向の長さに応じて、適宜増減することができ
る。

【００２３】

【発明の効果】請求項１記載の発明によると、収容物の
サイズに合わせて、物品載置台の配置を変えることがで
きるので、寸法の異なる種々の収容物を、体裁よく陳列
することができる。

【００２４】請求項２記載の発明によると、サイズの大
きい収容物を収容する場合は、棚板上の物品載置台を前
後方向の間隔が大きい前後２列とし、サイズの小さい収
容物を収容する場合は、棚板上の物品載置台を前後方向
の間隔を密とした前後３列とすることができるので、サ
イズが大きい収容物は少量、サイズが小さい収容物は大
量に収容でき、デッドスペースを小さくすることができ
る。

【００２５】請求項３記載の発明によると、物品載置台
を簡単に製造することができるとともに、寸法の異なる
種々の収容物を確実に支持することができる。

【００２６】請求項４記載の発明によると、各ガイドレ
ールの突条が各物品載置台の前後の脚の内側に摺接する
ことにより、物品載置台が前後方向に位置ずれしたり、
棚板から脱落したりすることがなく、しかも物品載置台
を棚板上において左右方向に円滑に摺動させることがで
きる。

【００２７】請求項５記載の発明によると、棚板上に物
品載置台を無駄なく配置することができるとともに、後
方の物品載置台の前方に、１個の物品載置台の長さに相
当する空間を形成することができるので、後方の物品載
置台へ収容物を容易に出し入れすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態の斜視図である。

【図２】同じく、物品載置台を前後３列に配列したとき
の状態を示す側面図である。

【図３】同じく、物品載置台を前後２列に配列したとき
の状態を示す側面図である。

【符号の説明】

(１) 棚板 (２) 物品載置台 (３) 側板 (３a) スリット (４) 底板 (５) 背板 (６) 脚 (７) 凹部 (８) 摺動部材 (９)(９')(10)(10')(11)(11')(12)(12') ガイドレール (９a)(９a')(10a)(10a')(11a)(11a')(12a)(12a')受け片 (９b)(９b')(10b)(10b')(11b)(11b')(12b)(12b')起立片 (13)(14) 商品

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】棚板上に、収容物を収容する複数の物品
載置台を、前後に並べて、かつそれぞれを前記棚板上面
に設けた複数のガイドレールに沿って左右方向に摺動可
能として設けるとともに、最後部の物品載置台用のガイ
ドレールに対して、その前方の物品載置台用のガイドレ
ールを、前記最後部の物品載置台との間隔が異なるよう
に複数設けたことを特徴とする棚装置。
【請求項２】最後部の物品載置台の前方に、２個の物
品載置台を、前後に並べて、かつ物品載置台同士の前後
の間隔を密にして、左右方向に摺動可能として支持する
複数のガイドレールと、１個の物品載置台を、前記最後
部の物品載置台との前後の間隔を大として、左右方向に
摺動可能として支持するガイドレールとを設けたことを
特徴とする請求項１記載の棚装置。
【請求項３】各物品載置台が、左右１対の側板と、こ
れら両側板の下端部同士を連結する底板と、前記両側板
の後部同士を連結する背板と、前記側板または底板より
垂下し、前記ガイドレールと摺動可能に係合する脚とを
備えていることを特徴とする請求項１または２記載の棚
装置。
【請求項４】各ガイドレールを、各物品載置台の脚の
内側に摺接するように棚板上面に突設された突条を備え
るものとしたことを特徴とする請求項１〜３のいずれか
に記載の棚装置。
【請求項５】各物品載置台の左右方向の長さを、棚板
の左右方向の長さの整数分の１とし、同一のガイドレー
ル上に、少なくとも１個の物品載置台分の空間が形成さ
れるように、複数の物品載置台を配置したことを特徴と
する請求項１〜４のいずれかに記載の棚装置。