JP2000166422A - 水槽温度維持システム - Google Patents

水槽温度維持システム

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JP2000166422A
JP2000166422A JP10342553A JP34255398A JP2000166422A JP 2000166422 A JP2000166422 A JP 2000166422A JP 10342553 A JP10342553 A JP 10342553A JP 34255398 A JP34255398 A JP 34255398A JP 2000166422 A JP2000166422 A JP 2000166422A
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Japan
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water
tank
storage tank
temperature
heat storage
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JP10342553A
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English (en)
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Shigenori Kimura
茂朝 木村
Shinji Ishizuka
真司 石塚
Kyoji Aono
恭二 青野
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Digital Techno Kk
YONDEN HANBAI SERVICE KK
Shikoku Electric Power Co Inc
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Digital Techno Kk
YONDEN HANBAI SERVICE KK
Shikoku Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水槽の水の温度変動を小さくすることがで
き、且つ、ランニングコストを低くすることができる水
槽温度維持システムを提供する。 【解決手段】 水槽1の水を所定の温度に維持するため
に、熱交換用の水を貯蔵する蓄熱槽2と、蓄熱槽2の水
と水槽1の水を熱交換させる熱交換器3と、蓄熱槽2の
水を冷却するための冷却用熱交換器4及び冷凍機5と、
蓄熱槽の水を加温するための電気ヒータ17とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、温度調整が必要
な水槽、特に、活魚等を出荷調整のために一時保管した
り、魚類等を養殖育成する等に使用される水槽の水温維
持システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、活魚等を生育させるための水
槽の温度を維持する水槽温度維持システムとして、直膨
式、または、冷水チラー方式の冷凍機及び電気ヒータに
よって水槽の水を冷却・加温させるものが知られてい
る。この水槽温度維持システムは、水槽温度をモニター
し、水槽の水の温度が設定温度以上に上昇すると冷凍機
を稼動し、水槽の水の温度が設定温度以下に下降すると
電気ヒータを稼動し、水槽の水の温度を一定範囲に維持
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の水槽
温度維持システムは、水槽の水の温度が予め設定した設
定温度を超えて冷却が必要になった場合に、冷凍機を作
動させ、冷凍機の作動により水の温度が設定温度よりも
下回ったところで冷凍機の作動を停止させる。そして、
この冷凍機の作動・停止を断続的に行うことにより水槽
の水の温度を維持するものである。しかし、上記の水槽
温度維持システムでは、冷凍機の出力は一定であり、ま
た、冷凍機のON・OFF動作を頻繁に行うことは好ま
しくないので、冷凍機がONする水の温度と冷凍機がO
FFする水の温度との差をある程度大きくとる必要があ
る。
【0004】また、水槽の水の温度が予め設定した設定
温度以下になり電気ヒータを作動される場合にも電気ヒ
ータの出力が一定であるため、電気ヒータの作動・停止
の断続運転をする際には、ある程度の温度変動を生じて
いた。
【0005】このため、水の温度変動を好まない活魚
類、例えば、稚魚等は、このような温度差が原因となっ
て死滅してしまうという問題がある。
【0006】また、水槽内の水の温度が大きく変動し、
水槽内の水を短時間で冷却または加温させなければなら
ない場合、上記の水槽温度維持システムに使用される冷
凍機または電気ヒータは、出力が一定であるため、短時
間で水槽内の水を冷却することができない場合があると
いう問題があった。
【0007】一方、日中の電気料金は夜間の料金に比較
して高いので、コストの面からは夜間に冷凍機又は電気
ヒータを作動させる方が望ましい。しかし、上記の水温
維持システムは、水槽の温度が変動する都度作動するも
のであり、コストの安い夜間料金を効果的に利用するこ
とができず、ランニングコストの低下を図ることが困難
である。
【0008】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、水槽内の水の温度を一定に保つことがで
き、且つ、ランニングコストを低くすることができる水
槽温度維持システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、水槽内の水を所定の温度に維
持する温度維持手段を備えた水槽温度維持システムであ
って、前記温度維持手段は、熱交換用の水を貯蔵する蓄
熱槽と、前記蓄熱槽の水と前記水槽内の水とを熱交換さ
せる熱交換手段と、前記蓄熱槽内の水を所定温度にする
冷却・加熱手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、前記蓄熱槽と前記熱交
換手段とを結ぶ熱交換用循環経路と、前記蓄熱槽内の水
を前記熱交換用循環経路を循環させる熱交換用循環ポン
プと、前記熱交換循環経路を循環する水の流量を調整す
る電磁バルブを設けたことを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、前記水槽と前記熱交換
手段とを結ぶ水槽水循環経路と、前記水槽内の水を前記
水槽水循環経路に循環させる水槽水循環ポンプとを備
え、前記水槽水循環経路に設けた取水口から水を汲み上
げるとともにこの水を前記熱交換手段を介して水槽内に
取水可能にしたことを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、前記水槽水循環経路と
前記蓄熱槽とを連通する連通路を備え、前記水槽水循環
経路に設けた取水口から水を汲み上げるとともにこの水
を前記連通路を介して前記蓄熱槽に取水可能にしたこと
を特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、前記冷却・加熱手段
は、蓄熱槽内の水を加熱するヒータと、冷媒を有する冷
凍機と、該冷凍機の冷媒と蓄熱層内の水とで熱交換する
冷却用熱交換手段とを備えていることを特徴とする。
【0014】請求項6の発明は、前記蓄熱槽と前記冷却
用熱交換手段とを結ぶ冷却循環経路と、前記蓄熱槽の水
を前記冷却循環経路に循環させる冷却循環経路用ポンプ
とを備えたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る水槽温度維
持システムの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】図1に示す水槽温度維持システムは、水槽
1と、熱交換用の冷水または温水を貯蔵した蓄熱槽2
と、水槽1の水と蓄熱槽2内の水とで熱交換させる熱交
換手段である熱交換器3と、蓄熱槽2の水を冷却する冷
却用熱交換手段である冷却用熱交換器4と、冷凍機5
と、蓄熱槽2の水を加温する電気ヒータ17と、水槽1
と熱交換器3とを循環する循環経路6と,蓄熱槽2と熱
交換器3とを循環する循環経路7と、蓄熱槽2と冷却用
熱交換器4とを循環する循環経路8と、冷却用熱交換器
4と冷凍機5とを循環する循環経路9と、循環経路6と
取水口15とを連通する電磁バルブ10と水槽1の水を
循環経路6内に循環させるポンプ11と、循環経路6と
蓄熱槽2の連通路16とを連通する電磁バルブ12と、
蓄熱槽2の水を循環経路7や循環経路8に循環させるポ
ンプ13と、循環経路7と循環経路8とを連通する電磁
バルブ14とから構成されている。
【0017】ここで、冷却用熱交換器4と冷凍機5と電
気ヒータ17とで蓄熱槽2の水を所定温度にする冷却・
加熱手段を構成する。
【0018】また、蓄熱槽2と、熱交換器3と、冷却・
加熱手段である冷却用熱交換器4及び冷凍機5及び電気
ヒータ17とで、水槽1の水を所定の温度に維持する温
度維持手段を構成する。
【0019】水槽1は、淡水または海水を取り入れて、
活魚等の水生生物を一時保管、または、養殖等のために
生育させるものである。また、水槽1には、貯水量セン
サ1Aと水温センサ1Bとが取り付けられている。
【0020】蓄熱槽2は、水槽1と同様に淡水または海
水を取水し、熱交換用の水を貯蔵する。蓄熱槽2の周囲
は、貯蔵される水が外部と熱交換しないように断熱され
ている。また、蓄熱槽2には、貯水量センサ2Aと水温
センサ2Bとが取り付けられている。
【0021】熱交換器3は、内部に導入された水槽1の
水と蓄熱槽2の水とを熱交換させて水槽1の水を冷却ま
たは加温するものである。
【0022】冷却用熱交換器4は、蓄熱槽2の水をその
内部を通過させる過程で熱交換を行い、冷却するもので
ある。
【0023】冷凍機5は、通常用いられている圧縮冷凍
機であって、前記冷却用熱交換器4に冷媒ガスを通過さ
せて蓄熱槽2の水と熱交換を行う。
【0024】電磁バルブ10は、図1に示すように、循
環経路6の管6aと管6bとを連通させたり、取水口の
管15aと管6bとを連通させたりするものである。
【0025】ポンプ11は、循環経路6に水を循環させ
る他に、取水口15から水を汲み上げるときに使用され
る。
【0026】電磁バルブ12は、循環経路6の管6cと
管6dとを連通させたり、循環経路6の管6cと連通路
16の管16aとを連通させたりするものである。
【0027】電磁バルブ14は、循環経路7の管7bと
管7cとを連通させたり、循環経路7の管7bと循環経
路8の管8aとを連通させたりするものである。ここ
で、電磁バルブの弁の開度は、自由に調整することがで
きるようになっており、この弁の調整によって、循環経
路7を流れる水の流量を自由に調整することができる。
【0028】また、図2に示すように、水槽1に設けた
貯水量センサ1A、水温センサ1Bは、水槽の水の貯水
量及び水温に関する情報を、また、蓄熱槽2に設けた貯
水量センサ2A、水温センサ2Bは、蓄熱槽2の水の貯
水量及び水温に関する情報を制御回路20に与え、制御
回路20はこれらの情報と操作スイッチS1〜S6の操
作とに基づいて、循環経路6に設けた電磁バルブ10、
ポンプ11、電磁バルブ12、循環経路7に設けたポン
プ13、電磁バルブ14、電気ヒータ17及び冷凍機5
を制御する。操作スイッチS1〜S6は図示しない操作
パネルに設けられている。
【0029】図3は、この発明に係る水槽温度維持シス
テムを備えた実際の活魚用水槽を示している。31は水
槽1の隣りに設けたろ過槽、32は機械室である。機械
室32には、ポンプ11とポンプ13と熱交換器3と冷
却用熱交換器4と冷凍機5とが設けられている他、水槽
1内に設けられたエア給出口33及び後述するろ過槽3
1のエアブロア47にエアーを送り込むエアーポンプ3
4、後述の逆洗用エアブロア48にエアを送り込む逆洗
用エアポンプ35が設けられている。36は水槽1を支
持する架台であり、SUS型鋼から形成されている。
【0030】ろ過槽31には、図4に示すように、活性
炭層41とサンゴ層42とゼオライト層43とが設けら
れている。ゼオライト層43の下には、ゼオライト層を
通過する水を受ける受水部45が形成されている。この
受水部45には、エアブロア47及び逆洗用エアブロア
48が設けられている。エアブロア47は、図5に示す
ように、ろ過槽31を通る水のみを通し、小石状のゼオ
ライトを通さないようにメッシュを形成した筒状の外周
壁47aと、この外周壁47a内に設けられるエア送出
管47bとを備えている。
【0031】エア送出管47bは、例えば、塩化ビニル
を材質とする。管47bには、エアを送り出すための穴
47cが複数設けられている。逆洗用エアブロア48
は、エアブロア47と同様の構造を有しているが、エア
を通す穴がエアブロア47よりも多数設けられていると
ともに多量のエアを噴出する点で異なっている。50
は、受水部45と水槽1側へ放水する放水口46とを連
通する連通水路である。
【0032】ろ過槽31を通過する水は、受水部45か
ら連絡水路50を介して放水口46を通って水槽1に流
入する。
【0033】循環経路6を通ってきた水は、このろ過槽
31中を通ることによって浄化される。即ち、活性炭層
41は、水中の浮遊物等の微粒子を吸着し、サンゴ層4
2は、水槽の活魚等の排泄物であるアンモニアをサンゴ
層42中に棲息する微生物に酸化的に処理させ、無害化
させる。ゼオライト層43は、小石状のゼオライトを敷
き詰めたものである。
【0034】エアブロア47は、ろ過槽31の下方から
ろ過槽31中へエアを送り込むものであり、ろ過槽31
中へ送り込まれたエアはろ過槽31を浸透する水を押し
上げように作用する。これにより、水がろ過槽31中に
滞留する時間が長くなる。また、エアの送り込みにより
ろ過槽31中の溶存酸素量が増加するのでサンゴ層42
中の微生物の活性が高くなり、アンモニアの浄化を促進
する。それらの結果、水を充分に浄化することができ
る。
【0035】逆洗用エアブロア48は、ろ過槽31の下
方から多量のエアを送り込むものであり、この多量のエ
アにより活性炭層41、サンゴ層42、ゼオライト層4
3をかき混ぜるような状態にしてろ過槽31中に溜まっ
た排泄物等のゴミをろ過槽31の上方に吹き上げさせ
て、排出管49から流してろ過槽31の洗浄を行うもの
である。この洗浄によりろ過槽31の目詰まりの防止を
図られる。
【0036】なお、排出管49と連絡水路50の下部に
設けた排出口50aには電磁バルブ49aと50bが設
けられ、これらの電磁バルブを操作して弁を開にすると
排出管49または排出口50aから水を排出することが
できる。
【0037】以上の構成の水槽温度維持システムの作用
を説明する。
【0038】まず、蓄熱槽2への給水運転について説明
する。
【0039】蓄熱槽2への給水は、図示しない操作パネ
ルに設けた給水スイッチS1及び蓄熱槽連通スイッチS
2を投入する。このスイッチS1の投入により制御回路
20は、電磁バルブ10を制御して弁(図示せず)の切
換えを行うとともにポンプ11を作動させて取水口15
から水を汲み上げる。そして、蓄熱槽連通スイッチS2
の投入により制御回路20は、電磁バルブ12を制御し
て弁(図示せず)の切換をおこない取水口15から汲み
上げた水を循環経路6を介して連通路16の管16aに
通し蓄熱槽2に水を流入させる。
【0040】蓄熱槽2に所定量の水が溜まると、蓄熱槽
2の貯水量センサ2Aがこれを検知し、制御回路20は
この検知に基づいてポンプ11を停止させるとともに電
磁バルブ10,12の弁を切換える。ポンプ11の停止
により水の汲み上げが停止され、電磁バルブ10,12
の切換により、取水口15及び連通路16を閉成する。
【0041】次に、蓄熱槽2の水の冷却及び加温運転に
ついて説明する。
【0042】蓄熱槽2の水の冷却及び加温は、蓄熱槽温
調スイッチS3を投入する。このスイッチS3の投入に
よって、制御回路20は、電磁バルブ14の弁を切換
え、この切換えによって循環経路8を連通させる。そし
て、ポンプ13を作動して、蓄熱槽2の水を循環経路8
に循環させる。同時に、冷凍機5又は電気ヒータ17を
作動させる。冷凍機5が作動した場合、冷凍機5の冷媒
ガスと蓄熱槽2の水とで熱交換させることにより、蓄熱
槽2の水は冷却される。また、電気ヒータ17が作動し
た場合、蓄熱槽2の水は加温される。
【0043】蓄熱槽2の水が所定の温度まで冷却又は加
温されると、蓄熱槽2の温度センサ2Bがこれを検知し
て、制御回路20は、ポンプ13及び冷凍機5又は電気
ヒータ17を停止させる。
【0044】次に、水槽1内への給水運転について説明
する。
【0045】水槽1内へ給水するには、給水スイッチS
1と水槽水循環スイッチS4を投入する。このスイッチ
S1の投入により制御回路20は、電磁バルブ10を制
御して弁(図示せず)の切換えを行い、取水口15の管
15aと循環経路6の管6bとを連通させる。そして、
水槽水循環スイッチS4の投入により、制御回路20
は、電磁バルブ12を制御して弁(図示せず)の切換を
おこなうとともにポンプ11を作動させて取水口15か
ら循環経路6、熱交換器3を介して水槽1に水を流入さ
せる。
【0046】このとき、取水口15から汲み上げられた
水を冷却又は加温するために蓄熱槽水循環スイッチS5
を投入する。このスイッチS5の投入によって、制御回
路20は、電磁バルブ14を制御して弁の切換えを行
い、管7bと管7cを連通させるとともにポンプ13を
作動し、蓄熱槽2の水は循環経路7を介して蓄熱槽2と
熱交換器3との間を循環する。そして、熱交換器3にお
いて、水槽1の水と蓄熱槽2の水とが熱交換されること
により、水槽1へ流入される水は冷却又は加温される。
【0047】なお、水槽1の水と蓄熱槽の水とが熱交換
されて蓄熱槽2の水の温度が上昇又は下降した場合に
は、水温センサ2Bがこれを検知し、制御回路20は、
電磁バルブ14を制御して弁の切換えをおこない管7b
と管7cとを連通すると同時に管7bと管8aとも連通
し蓄熱槽2の水を循環経路7と循環経路8との両方に循
環させ、温度上昇時には、冷凍機5の作動によって冷却
された冷媒ガスを冷却用熱交換器4に循環させて蓄熱槽
2の水を冷却する。または、温度下降時には、電気ヒー
タ17の作動によって蓄熱槽2の水を加温する。
【0048】次に、水槽1の水の温度維持について説明
する。
【0049】水槽1の水の温度を維持させるには、水槽
温度制御スイッチS6を投入する。スイッチS6を投入
すると、制御回路20は、水槽1に設けた貯水量センサ
1A、水温センサ1Bと蓄熱槽2に設けた貯水量センサ
2A、水温センサ2Bからの情報に基づき、電磁バルブ
10,12,14、ポンプ11,13、冷凍機5、電気
ヒータ17を制御する。
【0050】即ち、水槽1の水の温度が上昇又は下降し
て設定温度を外れたとき、水温センサ1Bの検知によっ
て、制御回路20は、電磁バルブ10、電磁バルブ1
2、ポンプ11を制御して水槽1の水を循環経路6に循
環させる。同時に、電磁バルブ14、ポンプ13を制御
して蓄熱槽2の水を循環経路7に循環させる。そして、
熱交換器3において、水槽1の水と蓄熱槽2の水とが熱
交換され、水槽1の水は冷却又は加温される。
【0051】ここで、水槽1の水の冷却又は加温は、熱
交換器3を通過する蓄熱槽2の水との熱交換によってな
されており、電磁バルブ14の弁の開度を調整すれば、
熱交換器3での熱交換量を自由に調節できる。
【0052】また、蓄熱槽2の水の温度が水槽1との熱
交換によって上昇又は下降した場合、水温センサ2Bの
検知によって、制御回路20は、電磁バルブ14とポン
プ13を制御して蓄熱槽2の水を循環経路8に循環させ
るとともに、冷凍機5を作動させ、冷却用熱交換器4に
おいて、蓄熱槽2の水を冷却するか、電気ヒータ17の
作動により加温する。
【0053】また、水槽1及び蓄熱槽2の貯水量に変動
があった場合には、制御回路20は、電磁バルブ10,
12、ポンプ11を制御して、取水口15から水を水槽
1又は蓄熱槽2に給水する。
【0054】このように、蓄熱槽2と熱交換器3とを設
け、蓄熱槽2の水と水槽1の水とを熱交換器3で熱交換
させることにより水槽1の水を冷却又は加温し、熱交換
器に流入する蓄熱層2の水の流量は、循環経路7に設け
た電磁バルブ14によって調整できるようにしたので、
熱交換器3の熱交換量を自由に調整することができ、こ
のため、水槽1の水の温度変動を小さくすることがで
き、水槽1の水の温度を細かく制御することができる。
また、電磁バルブ14の弁の開度を大きくすれば、熱交
換器3に流入する蓄熱槽2の水の流量を大きくすること
ができるので、水槽の水の温度が大きく上昇又は下降し
た場合でも短時間で水槽1の水を冷却又は加温すること
が可能である。
【0055】また、蓄熱槽温調スイッチS3が夜間にな
ってから自動的に投入されるようにしておけば、蓄熱槽
2の水の冷却又は加温を電気料金の安い夜間に行う事が
でき、ランニングコストを低くすることが可能である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、水槽の水を細かく制御することができ、水槽内の水
の温度を一定に保つことができ、且つ、ランニングコス
トを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水槽温度維持システムを示す構成図で
ある。
【図2】本発明の水槽温度維持システムの制御系を示す
構成図である。
【図3】本発明の水槽温度維持システムを備えた水槽を
示す図である。
【図4】本発明の水槽温度維持システムに係わるろ過槽
を示す図である。
【図5】本発明に係わるろ過槽のエアブロアを示す図で
ある。
【符号の説明】
1 水槽 2 蓄熱槽 3 熱交換器 4 冷却用熱交換器 5 冷凍機 17 電気ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 茂朝 香川県高松市丸の内2番5号 四国電力株 式会社内 (72)発明者 石塚 真司 香川県高松市亀井町7番地高松電気ビル 四電販売サービス株式会社内 (72)発明者 青野 恭二 徳島県徳島市川内町宮西231番地39 デジ タル・テクノ有限会社内 Fターム(参考) 2B104 BA08 BA16 CA01 CA09 EA01 EC01 EC03 EC11 EC20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水槽内の水を所定の温度に維持する温度維
    持手段を備えた水槽温度維持システムであって、 前記温度維持手段は、熱交換用の水を貯蔵する蓄熱槽
    と、前記蓄熱槽の水と前記水槽内の水とを熱交換させる
    熱交換手段と、前記蓄熱槽内の水を所定温度にする冷却
    ・加熱手段とを備えたことを特徴とする水槽温度維持シ
    ステム。
  2. 【請求項2】前記蓄熱槽と前記熱交換手段とを結ぶ熱交
    換用循環経路と、前記蓄熱槽内の水を前記熱交換用循環
    経路を循環させる熱交換用循環ポンプと、前記熱交換循
    環経路を循環する水の流量を調整する電磁バルブを設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の水槽温度維持シス
    テム。
  3. 【請求項3】前記水槽と前記熱交換手段とを結ぶ水槽水
    循環経路と、前記水槽内の水を前記水槽水循環経路に循
    環させる水槽水循環ポンプとを備え、前記水槽水循環経
    路に設けた取水口から水を汲み上げるとともにこの水を
    前記熱交換手段を介して水槽内に取水可能にしたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項2に記載の水槽温度維持
    システム。
  4. 【請求項4】前記水槽水循環経路と前記蓄熱槽とを連通
    する連通路を備え、前記水槽水循環経路に設けた取水口
    から水を汲み上げるとともにこの水を前記連通路を介し
    て前記蓄熱槽に取水可能にしたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項3に記載の水槽温度維持システム。
  5. 【請求項5】前記冷却・加熱手段は、蓄熱槽内の水を加
    熱するヒータと、冷媒を有する冷凍機と、該冷凍機の冷
    媒と蓄熱層内の水とで熱交換する冷却用熱交換手段とを
    備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項4に記
    載の水槽温度維持システム。
  6. 【請求項6】前記蓄熱槽と前記冷却用熱交換手段とを結
    ぶ冷却循環経路と、前記蓄熱槽の水を前記冷却循環経路
    に循環させる冷却循環経路用ポンプとを備えたことを特
    徴とする請求項5に記載の水槽温度維持システム。
JP10342553A 1998-12-02 1998-12-02 水槽温度維持システム Pending JP2000166422A (ja)

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