JP2002065105A - 人工川 - Google Patents
人工川Info
- Publication number
- JP2002065105A JP2002065105A JP2000305531A JP2000305531A JP2002065105A JP 2002065105 A JP2002065105 A JP 2002065105A JP 2000305531 A JP2000305531 A JP 2000305531A JP 2000305531 A JP2000305531 A JP 2000305531A JP 2002065105 A JP2002065105 A JP 2002065105A
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- Japan
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- water
- river
- heating
- water supply
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- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 季節や天候の影響を受けることなく、年間を
通して渓流魚釣り、川魚の養殖、水生植物の栽培など
が、どこででも行えるようにすることが課題である。 【解決手段】 水温を渓流魚が活動しやすい水温に保っ
たり、水性植物が成育しやすい水温に保つために、人工
川を作り、その流水中に設置した水温計の検知水温に従
って、送水部に設置した熱交換器によって水温調節が行
えるようにした。
通して渓流魚釣り、川魚の養殖、水生植物の栽培など
が、どこででも行えるようにすることが課題である。 【解決手段】 水温を渓流魚が活動しやすい水温に保っ
たり、水性植物が成育しやすい水温に保つために、人工
川を作り、その流水中に設置した水温計の検知水温に従
って、送水部に設置した熱交換器によって水温調節が行
えるようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】岩魚、山女、鱒、鮎などの渓
流釣り、川魚の養殖、水生植物の栽培などを行うのに好
適な人工川に関する。
流釣り、川魚の養殖、水生植物の栽培などを行うのに好
適な人工川に関する。
【０００２】
【従来の技術】人工池の釣堀や水槽に流れを作った釣堀
は存在するものの、屋外に設けた釣堀では、冬期は水温
低下による魚の不活発化、夏期は水温上昇や酸欠による
魚の脆弱化などの問題がある。
は存在するものの、屋外に設けた釣堀では、冬期は水温
低下による魚の不活発化、夏期は水温上昇や酸欠による
魚の脆弱化などの問題がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この人工川は渓流釣
り、川魚の養殖、水生植物の栽培などが、季節を問わず
何所ででも可能とすることを目的としている。すなわち
解決すべき課題は、 （１）季節や自然に左右されず何時でも渓流魚釣りを可
能にすること。 （２）季節に関わりなく川魚の養殖、水生植物の栽培を
可能にすること。 （３）放流魚や養殖魚を雨などの増水の流失から守るこ
と。
り、川魚の養殖、水生植物の栽培などが、季節を問わず
何所ででも可能とすることを目的としている。すなわち
解決すべき課題は、 （１）季節や自然に左右されず何時でも渓流魚釣りを可
能にすること。 （２）季節に関わりなく川魚の養殖、水生植物の栽培を
可能にすること。 （３）放流魚や養殖魚を雨などの増水の流失から守るこ
と。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明では水を循環させる人工川５を作り、ポンプ
１によって水を送水・循環させ、流水を常に濾過する濾
過器４を設ける。この人工川が季節的影響を受けないた
めの水温調節手段は、水中に設置した水温計３による水
温と、任意に設定した水温との間に温度差が生じた場
合、流水の水温を設定温度に近づけるよう加熱／冷却す
る熱交換器２をポンプ１吐出後の送水部に設けるもので
ある。
め、本発明では水を循環させる人工川５を作り、ポンプ
１によって水を送水・循環させ、流水を常に濾過する濾
過器４を設ける。この人工川が季節的影響を受けないた
めの水温調節手段は、水中に設置した水温計３による水
温と、任意に設定した水温との間に温度差が生じた場
合、流水の水温を設定温度に近づけるよう加熱／冷却す
る熱交換器２をポンプ１吐出後の送水部に設けるもので
ある。
【０００５】〔実施例〕送水の加熱／冷却は、送水量が
多い場合など、ポンプの吸込部又はポンプ吐出部を加熱
／冷却送水と非加熱／非冷却送水とに分流し、加熱／冷
却後に両送水を合流させればよい。図２（ａ）はポンプ
吐出後の送水を分流したものであり、図２（ｂ）はポン
プの吸入部を分流したものである。
多い場合など、ポンプの吸込部又はポンプ吐出部を加熱
／冷却送水と非加熱／非冷却送水とに分流し、加熱／冷
却後に両送水を合流させればよい。図２（ａ）はポンプ
吐出後の送水を分流したものであり、図２（ｂ）はポン
プの吸入部を分流したものである。
【０００６】この人工川を部分的に使用する場合は、図
３の如く加熱／冷却水および非加熱／非冷却水を川の中
流部５ｍ周辺へ流し込む短絡水路ｆ３．ｆ４を設けるこ
とによって送水動力と熱交換エネルギーの節減が可能と
なる。
３の如く加熱／冷却水および非加熱／非冷却水を川の中
流部５ｍ周辺へ流し込む短絡水路ｆ３．ｆ４を設けるこ
とによって送水動力と熱交換エネルギーの節減が可能と
なる。
【０００７】図４は鮎の友釣りや岩魚・山女釣りを目的
に計画した人工川の一例である。川の上流部５ｕと下流
部５ｅの間に高低差を設け、川を何箇所も曲折させ、各
所に淵５ｄや浅瀬５ｓを作り流れに変化を与えてある。
川底は自然の川を模して大小の石やコンクリートブロッ
クで構成されている。川の上流部５ｕには循環水の鮮度
を保つために自然水の補給口Ｐ１が設けてあり、下流部
５ｅの濾過器４の前には循環水の一部を排出する排出口
Ｐ２が設けてある。最下流部の大型水槽６にゴミ等が沈
殿するのを防ぐために、この水槽の前に前記の濾過器４
が設置してあり、この濾過器４は大小のゴミを除去する
二重のフイルターで構成されている。すなわち４ａは粗
目のフイルターで大型ゴミを、４ｂは細目のフイルター
で細かいゴミを除去する。なお粗目のフイルター４ａは
全水流を濾過し、細目のフイルター４ｂは全水流の約２
０％を濾過している。この人工川は上流部５ｕと中流部
５ｍ及び下流部５ｅを接近させ、最下流部の大型水槽６
に流れ込んだ水を大容量の容積型ポンプ１で汲み上げ、
上流部５ｕ及び中流部５ｍへと送水している。加熱／冷
却送水と非加熱／非冷却送水はポンプ吐出後に分流さ
れ、熱交換器２を経た加熱／冷却送水と非加熱／非冷却
送水は、ともに上流部５ｕと中流部５ｍへ各２本の送水
管で送水されている。各送水管には送水量をコントロー
ルする遠隔操作の流量調節弁Ｖｆ１，Ｖｆ２，Ｖｆ３，
Ｖｆ４が設けてあり、この４箇の流量調節弁によって、
ポンプ吐出後の加熱／冷却送水と、非加熱／非冷却送水
との割合の調整及び各流域部で設定水温に忠実な水温調
節を行う。更にこの人工川を中流部以下で使用する場
合、上流部への送水路の開閉弁Ｖ１，Ｖ２を閉じて上流
部への送水停止が行えるようになっている。水温計３
ｕ，３ｍは加熱／冷却水と非加熱／非冷却水とが十分混
合した部分の上流部５ｕ及び中流部５ｍの川底に設けて
あり、水温を電気信号に換えてコントローラー（ＣＯ
Ｎ）に伝達する。設定水温は渓流魚が活動するために好
適な温度が水温設定器３ｓによってコントローラーにイ
ンプットされており、実際の水温と設定水温の差が許容
範囲を越えると警報音を発すると同時に熱交換量の変更
や加熱／冷却送水と非加熱／非冷却送水の割合の変更
を、コントローラーの指令によって図５のようなシステ
ムで自動的に行うようになっている。なおこれら熱交換
器の操作及び水量調整弁の操作は手動でも行えるように
なっている。
に計画した人工川の一例である。川の上流部５ｕと下流
部５ｅの間に高低差を設け、川を何箇所も曲折させ、各
所に淵５ｄや浅瀬５ｓを作り流れに変化を与えてある。
川底は自然の川を模して大小の石やコンクリートブロッ
クで構成されている。川の上流部５ｕには循環水の鮮度
を保つために自然水の補給口Ｐ１が設けてあり、下流部
５ｅの濾過器４の前には循環水の一部を排出する排出口
Ｐ２が設けてある。最下流部の大型水槽６にゴミ等が沈
殿するのを防ぐために、この水槽の前に前記の濾過器４
が設置してあり、この濾過器４は大小のゴミを除去する
二重のフイルターで構成されている。すなわち４ａは粗
目のフイルターで大型ゴミを、４ｂは細目のフイルター
で細かいゴミを除去する。なお粗目のフイルター４ａは
全水流を濾過し、細目のフイルター４ｂは全水流の約２
０％を濾過している。この人工川は上流部５ｕと中流部
５ｍ及び下流部５ｅを接近させ、最下流部の大型水槽６
に流れ込んだ水を大容量の容積型ポンプ１で汲み上げ、
上流部５ｕ及び中流部５ｍへと送水している。加熱／冷
却送水と非加熱／非冷却送水はポンプ吐出後に分流さ
れ、熱交換器２を経た加熱／冷却送水と非加熱／非冷却
送水は、ともに上流部５ｕと中流部５ｍへ各２本の送水
管で送水されている。各送水管には送水量をコントロー
ルする遠隔操作の流量調節弁Ｖｆ１，Ｖｆ２，Ｖｆ３，
Ｖｆ４が設けてあり、この４箇の流量調節弁によって、
ポンプ吐出後の加熱／冷却送水と、非加熱／非冷却送水
との割合の調整及び各流域部で設定水温に忠実な水温調
節を行う。更にこの人工川を中流部以下で使用する場
合、上流部への送水路の開閉弁Ｖ１，Ｖ２を閉じて上流
部への送水停止が行えるようになっている。水温計３
ｕ，３ｍは加熱／冷却水と非加熱／非冷却水とが十分混
合した部分の上流部５ｕ及び中流部５ｍの川底に設けて
あり、水温を電気信号に換えてコントローラー（ＣＯ
Ｎ）に伝達する。設定水温は渓流魚が活動するために好
適な温度が水温設定器３ｓによってコントローラーにイ
ンプットされており、実際の水温と設定水温の差が許容
範囲を越えると警報音を発すると同時に熱交換量の変更
や加熱／冷却送水と非加熱／非冷却送水の割合の変更
を、コントローラーの指令によって図５のようなシステ
ムで自動的に行うようになっている。なおこれら熱交換
器の操作及び水量調整弁の操作は手動でも行えるように
なっている。
【０００８】
【発明の効果】以下詳述した通り、本発明によれば、次
のような効果が得られる。 （１）季節や天候などの自然条件に左右されず、何時で
も渓流釣りが可能になる。 （２）季節に関わりなく、川魚の養殖、水生植物の栽培
が可能となる。 （３）放流魚や養殖魚の雨などの増水による流水を防げ
る。 （４）この施設は自然水源の有無にかゝかわず、何所に
でも作ることができる。
のような効果が得られる。 （１）季節や天候などの自然条件に左右されず、何時で
も渓流釣りが可能になる。 （２）季節に関わりなく、川魚の養殖、水生植物の栽培
が可能となる。 （３）放流魚や養殖魚の雨などの増水による流水を防げ
る。 （４）この施設は自然水源の有無にかゝかわず、何所に
でも作ることができる。
【図１】水温調節を行う人工川の基本構成図である。
【図２】分流による加熱／冷却方法を示す図である。
（ａ）はポンプ吐出後に分流し、（ｂ）はポンプ吸入部
を分流したものである。
（ａ）はポンプ吐出後に分流し、（ｂ）はポンプ吸入部
を分流したものである。
【図３】人工川の中流部以下を使用する場合の短絡水路
を示す図である。
を示す図である。
【図４】鮎友釣り、岩魚、山女釣りを目的に計画した人
工川の一例を示す図である。
工川の一例を示す図である。
【図５】人工川の水温設定及び水温調節を行う制御シス
テムの一例を示す図である。
テムの一例を示す図である。
１ 送水ポンプ １ａ 加熱／冷却用送水ポンプ １ｂ 非加熱／非冷却用送水ポンプ ２ 熱交換器 ３ 水温計 ３ｕ 水温計（上流部） ３ｍ 水温計（中流部） ３ｓ 水温設定器 ４ 濾過器 ４ａ 粗目フイルター ４ｂ 細目フイルター ５ 人工川 ５ｕ 上流部 ５ｍ 中流部 ５ｅ 下流部 ５ｄ 淵 ５ｓ 浅瀬 ６ 大型水槽 ｆ０ ポンプ吸水部 ｆ１ 加熱／冷却送水（上流部） ｆ２ 非加熱／非冷却送水（上流部） ｆ３ 加熱／冷却送水（中流部） ｆ４ 非加熱／非冷却送水（中流部） Ｖ 開閉弁 Ｖ１ 開閉弁（上流部加熱／冷却送水用） Ｖ２ 開閉弁（上流部非加熱／非冷却送水用） Ｖｆ１ 流量調整弁（上流部加熱／冷却送水用） Ｖｆ２ 流量調整弁（上流部非加熱／非冷却送水用） Ｖｆ３ 流量調整弁（中流部加熱／冷却送水用） Ｖｆ４ 流量調整弁（中流部非加熱／非冷却送水用） Ｐ１ 補水口 Ｐ２ 排水口 ＣＯＮ コントローラー
Claims (1)
- 【請求項１】 ポンプを用いて水を循環させ、流れの途
中に濾過装置を設けた人工川に於て、当該人工川の流れ
の途中に水温センサーと、水温センサーの検知水温に基
づいて流水を加熱／冷却して水温調節する熱交換装置を
設置したことを特徴とする人工川。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000305531A JP2002065105A (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | 人工川 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000305531A JP2002065105A (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | 人工川 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002065105A true JP2002065105A (ja) | 2002-03-05 |
Family
ID=18786371
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000305531A Pending JP2002065105A (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | 人工川 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002065105A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103782948A (zh) * | 2014-02-07 | 2014-05-14 | 成都新朝阳作物科学有限公司 | Aos绿色、有机种植、养殖智能生态循环集成系统及其应用 |
| CN106355538A (zh) * | 2016-08-26 | 2017-01-25 | 中国地质科学院探矿工艺研究所 | 一种崩塌防治工程系统 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6140724A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-27 | 玄長 忠幸 | 鮎用養魚池 |
| JPH06335338A (ja) * | 1993-05-28 | 1994-12-06 | Uchida Tatsumaru | 魚の遡上、回帰装置 |
| JPH0743287U (ja) * | 1993-12-30 | 1995-08-22 | 光男 中村 | カワニナ飼育をかねた稚貝収集器 |
| JPH09154434A (ja) * | 1995-12-04 | 1997-06-17 | Shiii & I:Kk | 魚水槽水温調節装置 |
| JP2000166422A (ja) * | 1998-12-02 | 2000-06-20 | Shikoku Electric Power Co Inc | 水槽温度維持システム |
-
2000
- 2000-08-30 JP JP2000305531A patent/JP2002065105A/ja active Pending
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6140724A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-27 | 玄長 忠幸 | 鮎用養魚池 |
| JPH06335338A (ja) * | 1993-05-28 | 1994-12-06 | Uchida Tatsumaru | 魚の遡上、回帰装置 |
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| JP2000166422A (ja) * | 1998-12-02 | 2000-06-20 | Shikoku Electric Power Co Inc | 水槽温度維持システム |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103782948A (zh) * | 2014-02-07 | 2014-05-14 | 成都新朝阳作物科学有限公司 | Aos绿色、有机种植、养殖智能生态循环集成系统及其应用 |
| CN106355538A (zh) * | 2016-08-26 | 2017-01-25 | 中国地质科学院探矿工艺研究所 | 一种崩塌防治工程系统 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070808 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070809 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070808 |
|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101005 |