JPS6140724A - 鮎用養魚池 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水が自然に流出するように槽を傾斜させ天然産
に近い鮎を養魚するための活用養魚池に関する。

従来の活用養魚池はコンクリートで槽を作り。

その中に多数の玉石を固定せず敷設したものであるため
玉石に付着する藍藻類や小形緑藻類等のいわゆる水垢を
鮎が含む際、玉石とコンクリートあるいは玉石と玉石の
間に嵌り込み死んでしまったり、底面のコンクリートに
付着した水垢を鮎が門むとコンクリート面に鮎の歯跡が
付いて底面をざらざらにさせてしまい、このため鮎が水
の流れに沿って下流に流されると鮎の腹部がコンクリー
ト面のざらつきで傷付Ｓ鮎の商品価値が低下する等の欠
点があった。

本発明は上記欠点に鑑みこれを消去したものであり、つ
まり玉石をコンクリートで固定させると共に底面に表面
の滑らかな平切石を敷設することで鮎が玉石に嵌り込む
ことなく、更に底面で鮎の゛腹部を傷付けることもなく
、且つ複数本のパイプを水中に吊設することにより水垢
を多くシて天然の鮎と同様の餌を確保し、天然産に近い
商品価値の高い鮎を効率良く養魚する活用養魚池゛を提
供することを目的とする。

以下本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、（１
）は断面Ｕ字状で矩形に形成したコンクリート製の檜で
あり、線種（１）の底面（１ａ）に若干の傾斜を長手方
向に付け、その上面は矩形状の平切石（２１或いは平切
石（匂と若干の玉石（３）とで敷設し、それをコンクリ
ートで固定させる。又槽（１）の内側壁（Ｉ　ｂ’）に
は多数の玉石（３）を一部埋込んでコンクリートで固定
させ、Ｗｉ（１）の内側壁（１ｂ）の表面には玉石（３
）によって凹凸を形成し水垢が多く付着するようにしで
ある。（４は槽（１）の長手方向で、且つ水中に複数本
吊設する水垢の付着し易い合成樹脂製等のパイプであり
、該パイプ（４）は若干下流を下げて傾斜させ鮎がパイ
プ（４）内に入り易くさせである。尚、パイプ（４は槽
（１）を横架し外壁（ｌｃ）に固着した枠（５）によっ
て槽（１）の開口上方より適宜な吊架部材（６１で吊着
させている。（７１は４６　＋１）の上流側後端上方に
配設した給水口であり、該給水口（７）から河川水又は
地下水等を槽（１）の中に給水させる。（８）は槽（１
）の下流側先端で傾斜底面から適宜高さに配設させた排
水口であり、該排水口（８）には鮎の流出防止として金
網（９）等を覆設する。このように構成された槽（１）
を使用する場合には養殖の効率を高めるため、１個の槽
（１）でなく複数個配置させるのが常である。従って、
複数個配設したものについて説明すれば、第３図の如く
上段の槽（１）の底面（１ａ）は右下がりになるように
作り、中段の槽（１）は左下がりに、下段の槽（１）は
右下がりで、且つ上段から下段へ順次槽（１）内の水が
自然に流出するように全体を階段状に配設させる。（至
）は６槽（１）を接続する連通管であり、該連通管（至
）の一端は上段槽（１）の排水口（８）と、他端を給水
口（７′Ｉとにそれぞれ接続させである。　（ｆｌ）は
上面である。

次に本発明の作用について説明すれば、河川水又は地下
水を給水口（７）から槽（１）に給水すると槽（１）の
底面が傾斜しているため槽（１）内の水は排水口（樽に
向って自然に槽（１）内に流れ、排水口（８）から流出
する。更に複数の４１）！　＋１）を階段状に配設すれ
ば、順次各種（１）において第３図の矢印の示す如く水
は自然に６槽（１）を流れて流出されるのである。又檜
（１）の玉石［３１や平切石（２）の表面及びパイプ（
句の表面全体に水垢が多最に付着し、槽＋１）内に養魚
されている鮎はこれらに付着した天然の水垢を食み、水
の流れに逆らって上流に上ったり、流れに沿って下流に
流されたりすることを繰り返して成長するのである。

このように本発明は水が槽（１）内で常時流れ。

しかも天然の水垢を餌とするため自然条件とほぼ同等で
養魚−Ｃき、そのため鮎の身は引き締り鮎特有の香りを
醸し出し天然産と比べ見分けが付かない、又底面（１ａ
）に表面の滑らかな平切石Ｉ’ｌｌ　ｅ　を設させであ
るので、従来のコンクリートよりもはるかに硬く、この
平切石（２：Ｊに付着した水垢を食む時にも平切石（２
：Ｊの表面には自尊が全く付かず滑らかで鞠り、水の流
れに沿って下流に流されるときでも鮎を傷付ける恐はれ
なく。

商品価値の高い鮎を養魚出来ると共に玉石（３）をコン
クリートの内側壁（、Ｊｂ）に一部埋込んで固定させて
いるため、鮎が玉石（３）と玉石（３）あるいは玉石（
３）とコンクリートに嵌り込んで死ぬことなく、尚且つ
、槽（１）は複数個階段状に配設し連結させて効率の良
い養魚を可能とし、あくまで自然に近い状態の養魚とな
すものであり、水や餌の管理も必要なく、その維持管理
が極めて容易で手間が掛らぬ等の実用的効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明にかかる鮎用養魚池の実施例を示したもの
で、第１図は一部切欠した斜視図。 第２図は断面図、第３図は複数個の檜を階段状に配設し
た状態を示した斜視図である。 （１）・・・・・・・・・・・・　槽　　　（１ａ）・
・・・・・・・・底　面（１ｂ）・・・・・・・・・内
側壁　　（２）・・・・・・・・・・・・平切石（３）
・・・・・・・・・・・・玉　石　　（４１・・・・・
・・・・・・・パイプ（η・・・・・・・・・・・・給
水口　　（８）・・・・・・・・・・・・排水口部　　
　　上 第７図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 断面Ｕ字状で矩形に形成させたコンクリート製の槽（１
   ）の底面（１ａ）に表面の滑らかな平切石（２）を敷設
   し、前記槽（１）の内側壁（１ｂ）には多数の玉石（３
   ）を一部埋込んで固定させ、且つ水中に複数本のパイプ
   （４）を吊設すると共に前記槽（１）の一端に給水口（
   ７）、他端に排水口（８）をそれぞれ配設し、且つ前記
   槽（１）の底面（１ａ）には水が自然に流出するように
   若干の傾斜を設けたことを特徴とする鮎用養魚池。