JP2000166070A - ボディ管ダクトスリーブと固定板との連結装置 - Google Patents

ボディ管ダクトスリーブと固定板との連結装置

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JP2000166070A
JP2000166070A JP33134698A JP33134698A JP2000166070A JP 2000166070 A JP2000166070 A JP 2000166070A JP 33134698 A JP33134698 A JP 33134698A JP 33134698 A JP33134698 A JP 33134698A JP 2000166070 A JP2000166070 A JP 2000166070A
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JP
Japan
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fixing plate
duct sleeve
outer peripheral
body tube
side wall
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JP33134698A
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Ikuhiko Takada
育彦 高田
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Nippon Tsushin Denzai KK
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Nippon Tsushin Denzai KK
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  • Electric Cable Installation (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】鞘管を保護するボディ管及び固定板を固定保持
するためのマンホールあるいはハンドホールの側壁孔の
仕上げ加工や、側壁孔への取り付けを、熟練を必要とす
ることなく、容易に素早くなし得ることができ、材料コ
スト及び作業コストの低減などを達成できるボディ管ダ
クトスリーブと固定板との連結装置を提供する。 【解決手段】本発明の連結装置1は、側壁孔62をもつ
マンホール6あるいはハンドホールとボディ管5とを、
ボディ管ダクトスリーブ2を介して該側壁孔62に連結
する装着部を備えるとともに、ボディ管5内に挿通され
る鞘管4の一端部4aを固定する係止貫通孔30をもつ
固定板3を、該装着部によって該側壁孔62に連結した
電線路敷設用管路であって、前記装着部は、前記ボディ
管ダクトスリーブ2の外周部21と前記固定板3の外周
部33とを直接あるいは間接的に巻回して締め付ける締
め付部材34、35a、E、35bをもつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボディ管の固定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば通信ケーブル等を配設する
地下管路のマンホール位置あるいはハンドホール位置に
おいて、通信ケーブル等を個別に通した鞘管の外周側に
配設されるボディ管を固定する場合、以下に示す固定手
段が採用されている。前記従来の固定手段としては、図
6〜図8に示すー例のように、マンホール6の壁(周
壁)部61の側壁孔(横孔)62にレジンコンクリート
製の筒状ブロック65を装着し(図8参照)、この後、
前記筒状ブロック65の取り付け筒部66に一端部8a
が挿通、連結された筒状スライド継ぎ手8の他端部8b
に、鞘管4を保護するボディ管5の一端部5aを挿通、
固定する構成が用いられている。
【0003】また、前記筒状スライド継ぎ手8は、その
一端部8aが筒状ブロック65の取り付け筒部66の内
周面660側に耐震ゴムK1を介して挿通され、かつ外
周面80aを前記取り付け筒部66の外周面661とを
ダクトラバー9によって被覆するようにして装着されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の各
固定手段は、ボディ管2を固定する準備として、筒状ブ
ロック65をマンホール6の側壁部61に装着するため
の側壁孔62を設ける必要がある。側壁孔62は、工場
にて型枠を用いマンホール6の製造時に形成したり、マ
ンホール6を設置作業現場に搬送後加工することによっ
て形成したり、予め前記のように型枠を用いて形成され
たものを前記設置作業現場にて側壁孔62を拡大するた
めの仕上げ加工(修正加工)が施される。 (1)ここで、作業現場にて円筒カッターを用い原寸合
わせでマンホール6の壁部61に形成される側壁孔62
の加工値を精度良く正確に仕上げ加工できる場合には、
仕上げ加工後、得られた側壁孔62と筒状ブロック65
との間の隙間が少なく、隙間に埋めるレジンコンクリー
トの使用(充填)量を低減でき材料コストを低減できる
反面、精度良く仕上げ加工するための作業技術に熟練を
必要とすることや、工数が増え作業コスト面で不利とな
る。 (2)また、工数及び作業コスト面を低減するために、
加工精度にこだわらずに側壁孔62を孔明け加工した場
合では、加工後、得られた側壁孔62と筒状ブロック6
5との間の隙間が大きく、隙間に埋めるレジンコンクリ
ートの使用(充填)量が増え材料コストに反映し、好ま
しくない。 (3)さらに、前記従来のボディ管2の固定手段の場合
には、高価なレジンコンクリート製の筒状ブロック6
5、筒状のスライド継ぎ手8、ダクトラバー9などの部
品などの取り付け作業及び工数を必要とし、作業時間が
増える。
【0005】なお、前記各不具合は、ハンドホールにつ
いても同様である。本発明は、鞘管を保護するボディ管
を挿通するボディ管ダクトスリーブ及び固定板を固定保
持するためのマンホールあるいはハンドホールの側壁孔
の仕上げ加工や、側壁孔への取り付けを作業技術に熟練
を必要とすることなく、容易に素早くなし得ることがで
き、作業性の向上、材料コスト及び作業コストの低減な
どを達成できるボディ管ダクトスリーブと固定板との連
結装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のボディ管ダクト
スリーブと固定板との連結装置は、地中に埋設され側壁
孔をもつマンホールあるいはハンドホールと、地中に埋
設されるボディ管とをボディ管ダクトスリーブを介して
該側壁孔に連結する装着部を備えるとともに、ボディ管
内に挿通される鞘管の一端部を直接あるいは間接的に固
定する係止貫通孔をもつ固定板を該装着部によって該側
壁孔に連結した電線路敷設用管路であって、前記装着部
は、前記ボディ管ダクトスリーブの外周部と前記固定板
の外周部とを直接あるいは間接的に巻回して締め付ける
締め付部材をもつ。
【0007】前記本発明のボディ管ダクトスリーブと固
定板との連結装置(以下、連結装置と称す)は、マンホ
ールあるいはハンドホールを埋設現場の地中に設置する
場合、予め、装着部で連結された固定板とボディ管ダク
トスリーブとを、マンホールあるいはハンドホールの側
壁孔に挿通し、取り付けるのみで固定保持できる。この
ため、例えば、工場で型枠を用いたマンホールあるいは
ハンドホールの製造時に形成した側壁孔に従来必要とし
ていた仕上げ加工を加えることなく、目的とする正規の
位置に固定板及びボディ管ダクトスリーブを精度よく取
り付けることかでき、かつ従来の側壁孔の中心半径及び
ピッチ精度の問題を解決できる。
【0008】さらに、マンホールあるいはハンドホール
の側壁孔に対し、従来のレジンコンクリート製の筒状ブ
ロックを用いずに、あるいは側壁孔の隙間をレジンコン
クリートで埋めることなく、材料コストを低減できる。
また、ボディ管の装着作業は、前記側壁孔に装着された
後のボディ管ダクトスリーブの他端部に、ボディ管の一
端部を挿通するのみの極めて簡単な操作で短時間のうち
に素早く装着作業を完了でき、かつ作業技術に熟練を必
要とすることなく作業性を向上でき、作業コストを低減
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】前記締め付部材は、請求項1記載
の構成において、ボディ管ダクトスリーブの外周部と固
定板の外周部に挿通される筒状あるいはリング状の連結
部材と、該連結部材の外周部に配置され、該連結部材を
介して該ボディ管ダクトスリーブの外周部と該固定板の
外周部とを締め付ける付勢部材と、より構成できる。
【0010】この場合には、固定板とボディ管ダクトス
リーブとの連結、固定操作が簡単になる。前記締め付部
材は、請求項2記載の構成において、筒状あるいはリン
グ状の連結部材と前記付勢部材との間に、該連結部材の
外周面に食い込む突起部をもつ滑り止め部材(鬼目構
造)を介置した構成とすることができる。
【0011】この場合には、固定板の外周部と、ボディ
管ダクトスリーブの外周部とを連結する締め付部材がそ
の外周側より付勢部材に付勢された滑り止め部材によっ
て、軸方向及び半径方向へ付与される固定、保持力が高
まる。従って、鞘管の内部を挿通するケーブルの引っ張
り移動時の摩擦力による影響で固定板が位置ズレするこ
とがない。
【0012】前記ボディ管ダクトスリーブは、請求項1
記載の構成において、前記マンホールあるいはハンドホ
ールの前記側壁孔にシール部材を介して装着する構成と
することができる。この場合には、水密にシールした状
態に保持できるため、仮に、マンホール内に雨水が入っ
てもシール部材によって遮断されるため、ボディ管ダク
トスリーブを介してボディ管に雨水が入ることがない。
【0013】前記ボディ管ダクトスリーブの外周部及び
前記固定板の外周部は、直接あるいは間接的に巻回して
締め付ける締め付け部材をもつ構成とすることができ
る。この場合には、締め付け部材による巻回して締め付
け作用によって、ボディ管ダクトスリーブと固定板とを
確実に連結、保持でき、かつボディ管ダクトスリーブと
固定板との一方が何らかの付勢力が傾斜方向に作用した
としても、正規の設置位置に固定された状態を保持でき
る。
【0014】ボディ管ダクトスリーブの材質としては、
硬質塩化ビニールなど硬質難燃性プラスチックなどを用
いることができる。ボディ管の材質としては、硬質塩化
ビニールなど硬質プラスチックや、ヒューム管など配筋
コンクリートを用いることができる。ボディ管の外周部
には、少なくとも、ボディ管ダクトスリーブに軸方向に
所定の長さ挿入される領域に、前記軸方向に所定の間隔
で配列されたリング状板形のリブを備えたものを用いる
ことができる。また、リブ同士の間隔にリング状の弾性
体を配置することが好ましい。
【0015】固定板の材質は、硬質塩化ビニールなど硬
質プラスチックを用いることができる。
【0016】
【実施例】本発明のボディ管ダクトスリーブと固定板と
の連結装置(以下、連結装置と称す)の実施例を図1〜
図5に基づいて説明する。図1、図2に示す実施例の連
結装置1は、ボディ管ダクトスリーブ2と、固定板3
と、ボディ管ダクトスリーブ2と固定板3とを連結する
とともにマンホール6の側壁孔(横孔)62に装着する
装着部3Aと、を具備する。
【0017】ボディ管ダクトスリーブ2は、マンホール
6の側壁孔62に挿通される一端側筒部2aと、一端側
筒部2aから軸方向Pに沿って順にテパー状接続筒部2
b、一端側筒部2aより径が大きくボディ管5の一端側
挿入筒部5aを挿通し固定保持する嵌合筒部2c、嵌合
筒部2cから拡径し、ボディ管5の一端側挿入筒部5a
の沿う挿入時に軸方向Pに沿って案内するテパー状案内
筒部2dとよりなる。ボディ管ダクトスリーブ2の嵌合
筒部2cの内径d1は、使用目的に合わせて設定され
る。
【0018】固定板3は、複数の鞘管4にそれぞれ連通
する複数の貫通孔30孔を備えている。この貫通孔30
には、固定板3の一面3a側(図2参照)および他面3
b側からベルマウス31および鞘管ジョイント32が装
着、係止される。また、鞘管ジョイント32には、鞘管
4の一端部4aが装着、係止される。装着部3Aは、シ
ール部を構成する筒状のゴムソケット22及び締め付け
バンド23と、締め付部材を構成する筒状のゴムソケッ
ト34及び締め付けバンド35a、35b、位置ズレ防
止部材Eと、よりなる。
【0019】ゴムソケット22は、ボディ管ダクトスリ
ーブ2の一端側筒部2aの外周部21に装着され締め付
けバンド23で固定、保持される。このゴムソケット2
2は、断面略U状形の先端シール部24および先端シー
ル部24の溝部240に配置された拡張付与部材25を
備え、その拡張作用によって先端シール部24をマンホ
ール6の側壁孔62の内壁面620に弾性的に当接し水
密にシールする。
【0020】締め付けバンド23は、ボディ管ダクトス
リーブ2の一端側筒部2aの外周部21に装着された状
態のゴムソケット22をその外周側より締め付け固定、
保持する。位置ズレ防止部材Eは、一般的に鬼目と称さ
れる構造を備え、ゴムソケット34の外周面340の曲
率半径と同じ程度に湾曲させた金属製の帯状板(リング
状板あるいは円弧状板)を利用できる。なお、鬼目と称
される構造とは、斜視した状態を示す図5のように、内
周e1側に、略三角形に起立する複数の爪部e10を備
えたものである。
【0021】筒状のゴムソケット34は、ボディ管ダク
トスリーブ2の一端側筒部2aの先端20aと固定板3
の他面3bとを当接させた状態で、前記一端側筒部2a
の外周面及び外周面33に配置されて固定板3の一面3
a及び前記外周面33に当接し、シールする内周面34
a、340をもつ。以下、実施例の連結装置1を用い
て、埋設現場の地中に設置されたマンホール6の側壁孔
62に固定板3及びボディ管ダクトスリーブ2を装着す
る場合を説明する。
【0022】まず、固定板3は、前記ボディ管ダクトス
リーブ2の一端側筒部2aの先端20aを他面3b側に
当接した状態でその外周面33に配置されて前記外周面
33に当接する内周面340をもつ筒状のゴムソケット
34と、ゴムソケット34の外周面341(図4参照)
上、軸方向Pに沿う位置に装着された第1締め付けバン
ド35a及びボディ管ダクトスリーブ2側寄りの第2締
め付けバンド35bと、ゴムソケット34の外周面34
1と前記第2締め付けバンド35bとの間に介置された
位置ズレ防止部材Eとによって、ボディ管ダクトスリー
ブ2に強固に連結されて一体化された後、マンホール6
の側壁孔62に配置、装着される。
【0023】前記位置ズレ防止部材Eは、ゴムソケット
34と第2締め付けバンド35bとで、固定板3とボデ
ィ管ダクトスリーブ2とを連結する場合において、例え
ば、使用例を示す図4のように、固定板3の外周面33
及びボディ管ダクトスリーブ2の外周面21に装着され
た筒状のゴムソケット34の外周面341に複数の爪部
e10が食い込む位置に配置された後、外周面e2側に
配置された第2締め付けバンド35bで締め付けられ
る。
【0024】そして、ゴムソケット34と第2締め付け
バンド35bとの間に介置された位置ズレ防止部材E
は、その複数の爪部e10でゴムソケット34を確実
に、一体的に固定保持する。このため、固定板3とボデ
ィ管ダクトスリーブ2との連結は、前記締め付け作用に
よってゴムソケット34が弾力性的でしかも、位置ズレ
防止部材Eにより定位置に保持する機能が付与される。
【0025】このため、マンホール6の側壁孔62に配
置、装着された固定板3は、ボディ管ダクトスリーブ2
に対して軸方向Pに確実に押しつけた状態に一体的に装
着、固定保持される。すなわち、固定板3とボディ管ダ
クトスリーブ2とは、互いに前記連結による一体化をよ
り強化され、かつ固定板3の他面3b側と、ボディ管ダ
クトスリーブ2の一端側筒部2aの先端20aとが当接
した状態に保持される。
【0026】従って、例えば、固定板3に保持された鞘
管4内にケーブルを挿通する場合にケーブルにかかる大
きな引っ張り力が付与されて鞘管4が軸方向の摩擦を受
けて移動しようとしても、鞘管4を保持する固定板3
は、ボディ管ダクトスリーブ2に一体的に固定保持され
ているため、軸方向Pに位置ズレしない。なお、ボディ
管5は、硬質プラスチック製の長尺状の筒体でその内部
5Sに鞘管4を収容し、保護する。ボディ管5は、内径
d2がボディ管ダクトスリーブ2の一端側筒部2aの内
径dとほぼ同じで、外周部50にはリング状板形のリブ
51が軸方向Pに沿って所定の間隔で複数個、形成され
ている。リブ51の外径D1は使用目的に合わせて設定
される。リブ51と51との間の溝52には、リング状
のシール部材(弾性体)53(図1では一つのみ示す)
が配置されている。このシール部材53の配置数は、少
なくともひとつである。溝52の巾wは使用目的に合わ
せて設定される。
【0027】マンホール6は、図略の芯材を内蔵したコ
ンクリート製あるいはレジンコンクリート製の有底角筒
状のもので、上方に開口60と開口60に連接され作業
員が出入り可能な容積を備えた内部空間Sを形成する壁
(周壁)部61と、壁部61の下端側に連設された底壁
部63をもつ。開口60には、図略の蓋部材が着脱自在
に装着される。壁部61には、内部空間Sを介して対向
する水平位置に、2つの側壁孔62、62が形成されて
いる。
【0028】ここで、前記のように構成された連結装置
1によると、図3に示されるように、マンホール6位置
でボディ管5を装着、固定する作業を行う場合には、ボ
ディ管5の一端部5aを、ボディ管ダクトスリーブ2の
テパー状案内筒部2dに対向させ、軸方向Pに沿ってテ
パー状案内筒部2dに挿通する。すると、ボディ管5の
一端部5aは、テパー状案内筒部2dによって速やかに
案内されつつ、嵌合筒部2c内を移動し所定の位置に装
着、固定保持される。
【0029】なお、前記挿通時のボディ管5の一端部5
aは、複数のリブ51の先端510が嵌合筒部2cの内
周面20cに当接しているため、軸方向Pを基準とする
傾斜方向に傾斜しにくい利点がある。また、前記挿通時
のボディ管5の一端部5aは、ストッパー(位置決め)
として機能するテパー状接続筒部2bに、先端50aあ
るいはリブ51が当接する位置にまで挿入することもで
きる。
【0030】このように、実施例の連結装置1による
と、地中に埋設されたマンホール6の壁部61の側壁孔
62には、鞘管4の一端4a側およびボディ管ダクトス
リーブ2の一端20a側を固定保持する固定板3が装着
されている。また、ボディ管ダクトスリーブ2には、ボ
ディ管5の一端部5aを案内するためのテパー状案内筒
部2dが設けられている。
【0031】このため、以下の効果が得られる。すなわ
ち、 (1)マンホール6の壁部610の側壁孔62は、工場
で型枠を用いた製造時に形成したものをそのまま使用で
き、かつ側壁孔62に固定装置1を挿通するのみの、極
めて簡易な取り付け操作で目的とする正規の位置に固定
板3ボディ管ダクトスリーブ2を精度よく取り付けるこ
とかでき、しかも素早く取り付け作業を完了できる。
【0032】従って、従来、固定板3及びボディ管ダク
トスリーブ2をマンホール6の壁部61の側壁孔62に
固定した状態に取り付けるために、その前工程で必要と
していた側壁孔62の仕上げ加工が不要となり、かつ仕
上げ加工のための熟練技術及び必要工数が不要となる。 (2)鞘管4を保護するためのボディ管5を装着する場
合の作業は、ボディ管ダクトスリーブ2のテパー状案内
筒部2dを案内として、ボディ管5の一端部5aをボデ
ィ管ダクトスリーブ2の嵌合筒部2c領域に挿通するの
みの極めて簡単な操作で素早く装着され、かつ作業技術
に熟練を必要とすることなく、所定の位置に固定保持で
きる。
【0033】また、ボディ管5の装着作業は前記従来の
場合と較べ、作業性を向上でき、作業コストを低減でき
る。 (3)さらに、前記のようにボディ管ダクトスリーブ2
および固定板3は、マンホール6の側壁孔62へシール
された状態で配置されている。すなわち、ボディ管ダク
トスリーブ2は、固定板3の外周33に筒状のゴムソケ
ット34および締め付けバンド35を装着することによ
って、固定板3と連結されるとともに、一端側筒部2a
の外周部21に装着された筒状のゴムソケット22の先
端シール部24をマンホール6の側壁孔62の内壁面6
20に弾性的に当接し水密にシールした状態にある。
【0034】このため、マンホール6の側壁孔62の加
工大きさの精度が低い場合であっても、ボディ管ダクト
スリーブ2および固定板3を配置後の側壁孔62に隙間
が形成されないため、隙間に高価なレジンコンクリート
を充填する必要がないことや、あるいは側壁孔62に高
価なレジンコンクリート製の筒状ブロックを用いずにす
み、材料コストを低減できる。
【0035】
【発明の効果】本発明のダクトスリーブと固定板との連
結装置は、 (1)鞘管を保護するボディ管を挿通するボディ管ダク
トスリーブ及び固定板を固定保持するためのマンホール
あるいはハンドホールの側壁孔の仕上げ加工や、側壁孔
への取り付けを作業技術に熟練を必要とすることなく、
容易に素早くなし得ることができ、作業性の向上、材料
コスト及び作業コストの低減などを達成できる。 (2)地中に埋設されたマンホールあるいはハンドホー
ルの壁部の側壁孔に対し、従来のレジンコンクリート製
の筒状ブロックを用いずに、あるいは側壁孔の隙間をレ
ジンコンクリートで埋めることなく、ボディ管ダクトス
リーブの一端部とともに固定板を装着する構成であり、
材料コストを低減できる。 (3)ボディ管の装着作業は、マンホールの壁部の側壁
孔に装着された後のボディ管ダクトスリーブの他端部
に、ボディ管の一端部を挿通するのみの極めて簡単な操
作で短時間のうちに素早く装着作業を完了できる。 (4)従って、本発明のダクトスリーブと固定板との連
結装置を用いることによって、鞘管を保護するボディ管
を所定の位置に装着、固定保持するための作業を作業技
術に熟練を必要とすることなく容易に素早くなし得るこ
とができ、作業性の向上、材料コスト及び作業コストの
低減などを達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボディ管ダクトスリーブと固定板
との連結装置の使用例を示す断面図である。
【図2】図1におけるボディ管ダクトスリーブと固定板
との連結装置を拡大した状態を示す断面図である。
【図3】図2におけるボディ管ダクトスリーブと固定板
との連結装置にボディ管を装着する状態を示す断面図で
ある。
【図4】図2における締め付部材と付勢部材との間に、
締め付部材の外周面に食い込む突起部をもつ滑り止め部
材を介置した一部を拡大した状態を示す断面図である。
【図5】図4における滑り止め部材をその内周面側から
視認した状態を示す斜視図である。
【図6】従来のボディ管ダクトスリーブと固定板との連
結装置の使用例を示す断面図である。
【図7】図6における一部を拡大した状態を示す断面図
である。
【図8】図7におけるマンホールの側壁孔にレジンコン
クリート製の筒状ブロックを挿入する状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
1…ボディ管の固定装置 2…ボディ管ダクトスリーブ 2a…一端側筒部 2b…テパー状接続筒
部 2c…嵌合筒部 2d…テパー状案内筒
部 3…固定板 3A…装着部 E…滑り止め部材 4…鞘管 5…ボディ管 6…マンホール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地中に埋設され側壁孔をもつマンホールあ
    るいはハンドホールと、地中に埋設されるボディ管とを
    ボディ管ダクトスリーブを介して該側壁孔に連結する装
    着部を備えるとともに、ボディ管内に挿通される鞘管の
    一端部を直接あるいは間接的に固定する係止貫通孔をも
    つ固定板を該装着部によって該側壁孔に連結した電線路
    敷設用管路であって、 前記装着部は、前記ボディ管ダクトスリーブの外周部と
    前記固定板の外周部とを直接あるいは間接的に巻回して
    締め付ける締め付部材をもつボディ管ダクトスリーブと
    固定板との連結装置。
  2. 【請求項2】前記締め付部材は、ボディ管ダクトスリー
    ブの外周部と固定板の外周部に挿通される筒状あるいは
    リング状の連結部材と、該連結部材の外周部に配置さ
    れ、該連結部材を介して該ボディ管ダクトスリーブの外
    周部と該固定板の外周部とを締め付ける付勢部材と、よ
    りなる請求項1記載のボディ管ダクトスリーブと固定板
    との連結装置。
  3. 【請求項3】前記締め付部材は、前記筒状あるいはリン
    グ状の連結部材と前記付勢部材との間に、該連結部材の
    外周面に食い込む突起部をもつ滑り止め部材を介置した
    請求項2記載のボディ管ダクトスリーブと固定板との連
    結装置。
  4. 【請求項4】前記ボディ管ダクトスリーブは、前記マン
    ホールあるいはハンドホールの前記側壁孔にシール部材
    を介して装着される請求項3記載のボディ管の固定装
    置。
JP33134698A 1998-11-20 1998-11-20 ボディ管ダクトスリーブと固定板との連結装置 Pending JP2000166070A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106088156A (zh) * 2016-08-10 2016-11-09 青岛松立软件信息技术股份有限公司 一种用于固定杆件的预埋件

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