JP2005020921A - 接続用継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続部の壁面の凹凸や厚みに関係することなく止水性能を十分に発揮させることができると共に、長期間にわたって所望の止水効果を持続することができる接続用継手を提供することを目的とする。
【解決手段】筒状体4の挿入方向両側に前記接続部1の内面1B及び外面1Cにそれぞれ接当して該筒状体4を貫通孔1Aへ挿入した状態で固定するための一対の挟持部材5を備えさせ、前記挟持部材5のうちの少なくとも一方を該筒状体4の挿入方向に螺進自在に構成し、前記筒状体4の外面に、前記接続部の貫通孔1Aの周面と接触して該筒状体4の外面と該接続部の貫通孔1Aの周面との間をシール処理するためのパッキン部材6を設け、前記筒状体4に内挿された地中埋設管3の抜け止めを行うロック部材7を設けて接続用継手を構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、ハンドホールやマンホール等の接続部に凸部と凹部とが管軸芯方向で交互に位置する地中埋設管を接続するための接続用継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の接続用継手としては、螺旋波形状のFEP管(本願で言う地中埋設管)の外側に螺合可能な内径寸法を有し、かつ、一端に接続部の外面に接当する偏平なフランジを備えた円筒状の締め付け用部材と、一端に接続部の内面に接当する平型フランジを備え、かつ、前記FEP管の内側に螺合することにより該平型フランジと前記締め付け用部材のフランジとの共働でFEP管を接続部に内外両側から挟持固定する平型フランジ付きベルマウスとから主に構成され、前記締め付け用部材のフランジの接続部との接当面に、接続部外面とのシールを行う他、FEP管の外面とのシールを行うために締め付け用部材の内径よりも小さな内径の中心孔を有する伸縮性のあるスポンジ状合成ゴムからなる止水層を備えさせ、前記平型フランジ付きベルマウスの平型フランジの裏側(接続部との接当部分)に止水用のパッキンを備えさせている。そして以下に示すようにして接続用継手としてFEP管を接続部に接続している。まず、接続部に接続するFEP管の先端に前記締め付け用部材をそれのフランジとは反対側端から螺進させながら外装させていく。そして、フランジがFEP管の端部よりも螺進方向上手側に位置するまで締め付け用部材を回転させることにより、FEP管の外面に前記フランジから食み出した部分の止水層が乗り上げると同時に管径方向外方側へ押しやられることによる反力でFEP管の外面に食い込み、止水層のスポンジ状合成ゴムにてFEP管の外面とのシールを行うことができる。そしてこの外装された締め付け用部材の止水層にて止水処理された状態のFEP管を接続部の貫通孔に接続部の外部から挿入して止水層を接続部の外面に接当させた状態で、前記平型フランジ付きベルマウスを接続部の内部からFEP管の内部に螺入させることにより、接続部を平型フランジ付きベルマウスと締め付け用部材とで両側から締め付けて、FEP管を接続部の貫通孔に2つのフランジにて内外両側から挟持固定することができるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−90884号公報(第2−4頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、2つの偏平なフランジにて挟持している接続部は、コンクリート製のものがほとんどであり、そのようなコンクリート製の接続部の内面及び外面は、成型上の精度の点から完全な平面である場合が少なく、しかも表面には凹凸が多数存在している場合が多い。また、壁の厚さは部分によって異なっていることが多く、例えば貫通孔の上側に位置する壁の厚みと下側に位置する壁の厚みとでは異なることがある。つまり、壁面の凹凸や壁の厚みの差によって、従来の接続用継手では、接続部の内面と外面のそれぞれに止水用のパッキン及び止水層を接当面全域に渡って隙間の無い状態で均一に接当させることができず、場合によっては十分な止水効果を発揮させることができないことがあった。
また、長期間の使用に伴って部材の伸びや地震などの振動を受けて、前記締め付け用部材と平型フランジ付きベルマウスによる締め付けが緩くなってしまい、前記パッキン及び止水層による止水効果が弱くなり、外部から水等が侵入するおそれもあり、改善の余地があった。
【0005】
本願発明は、接続部の壁面の凹凸や厚みに関係することなく止水性能を十分に発揮させることができると共に、長期間にわたって所望の止水効果を持続することができる接続用継手を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、ハンドホールやマンホール等の接続部に凸部と凹部とが管軸芯方向で交互に位置する地中埋設管を接続するための接続用継手であって、前記接続部の貫通孔に挿入可能な外径寸法を有し、かつ、前記地中埋設管を内挿可能な内径寸法を有する筒状体を設け、前記筒状体の挿入方向両側に前記接続部の内面及び外面にそれぞれ接当して該筒状体を貫通孔へ挿入した状態で固定するための一対の挟持部材を備えさせ、前記挟持部材のうちの少なくとも一方を該筒状体の挿入方向に螺進自在に構成し、前記筒状体の外面に、前記接続部の貫通孔の周面と接触して該筒状体の外面と該接続部の貫通孔の周面との間をシール処理するためのパッキン部材を設け、前記筒状体に内挿された地中埋設管の抜け止めを行うロック部材を設けて接続用継手を構成した。
したがって、地中埋設管を挿入する筒状体を一対の挟持部材によって接続部の内外から挟持すると共に、ロック部材によって地中埋設管の抜け止めを行うので、接着剤などを使用することが無く、地中埋設管と接続部を短時間に固定することができる。
前記接続部の貫通孔は、ドリルなどを用いて切削して形成することになるため、その貫通孔の周面は、貫通方向どの部位においても凹凸の無いほぼフラットな面に形成することが可能になる。しかも、このように形成された貫通孔の周面と挿入された筒状体の外面との距離を貫通方向のどの部位においてもほぼ同一になっていることから、本願発明のように筒状体の外面と接続部の貫通孔の周面との間にパッキン部材を設けることによって、貫通孔の周面に対してパッキン部材の接当面をどの部位においても隙間のない密着した状態でほぼ均一に接当させることができるだけでなく、貫通方向においてパッキン部材が移動しても、該接当関係が変化することがない。従って、従来のように貫通孔付近の内面及び外面の凹凸や壁の厚みの違いに関係すること無く止水性能を十分発揮させることができる。また長時間が経過して挟持状態が弱く(緩く)なっても、該パッキン部材による止水状態が変化することがない又は少なく、十分な止水効果を得ることができる。
【0007】
また、前記地中埋設管の筒状体への挿入側先端部外面に、該筒状体への挿入に伴って筒状体とのシール処理が可能となる環状の管用パッキン部材を備えさせて、筒状体に挿入された地中埋設管と該筒状体間の止水を行ってもよい。
【0008】
また、前記接続部の内面に一端が接当する前記挟持部材の他端に前記筒状体の内面よりも管軸芯側に延びる延出部を形成し、この延出部の管軸芯側端部に前記地中埋設管内に通線される電線やケーブルを接当案内するための湾曲面を備えさせてもよい。
【0009】
また、前記筒状体の外面に管軸芯方向に沿って複数の螺子部を所定間隔を置いて備えさせ、前記筒状体の管軸芯方向で隣り合う螺子部間に、前記接続部の厚みに応じて切断して前記筒状体の該接続部への挿入方向の長さを調節するための切断部を視認可能に設けて、接続部の壁の厚さに応じて筒状体の長さを調節してもよい。したがって、接続部の壁の厚さに対応した適宜の箇所で切断することができる。
【0010】
また、前記地中埋設管が、凹部と凸部とが管軸芯方向で交互に螺旋状に形成された螺旋管でなり、前記ロック部材を、前記筒状体の径方向外側に位置する環状の外側部と、前記筒状体の内面と地中埋設管の外面との間に位置する環状の内側部と、前記外側部と内側部の前記接続部の挿入方向で同一側となる端部同士を連結する環状の連結部とからなる断面形状がほぼコの字状のロック本体と、このロック本体の外側部の周方向で所定間隔を隔てて接続部側へ延出され、かつ、前記筒状体の接続部外部側端部に径方向外側に突出させた被係止部に係止可能な複数の係止爪と、前記ロック本体の内側部の径方向内面に径方向内側へ突出して前記地中埋設管の凹部に入り込む螺旋状の突出部とから構成してもよい。
【0011】
また、前記地中埋設管が、凹部と凸部とが管軸芯方向で交互に螺旋状に形成された螺旋管でなり、前記ロック部材を、前記筒状体の内面と地中埋設管の外面との間に位置する環状のロック本体と、このロック本体の周方向で所定間隔を隔てて接続部側へ延出され、かつ、前記筒状体の接続部外部側端部に径方向内側に環状の凹部からなる被係止部に開始可能な複数の係止爪と、前記ロック本体の径方向内面に径方向内側へ突出して前記地中埋設管の凹部に入り込む螺旋状の突出部と、前記ロック本体の径方向外側に突出され、かつ、前記筒状体と前記地中埋設管の間に該ロック本体全体が入り込むことを抑止する抑止部とから構成してもよい。
【0012】
また、前記パッキン部材を入り込ませるための環状凹部を前記筒状体に備えさせてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、ハンドホールやマンホール等のコンクリート製の接続部1に形成されたほぼ円形の貫通孔(図では1個のみ示しているが、2個以上であってもよい)1Aに接続用継手2を介して地中埋設管3を接続したものが示されている。図では、接続部1の側壁に地中埋設管3を接続したものを示しているが、底壁や天壁に接続したものであってもよい。
前記貫通孔1Aは、ドリルなどの工具を用いて削り、削った周面に凹凸が形成されないと共に貫通方向においてほぼフラット面となるように仕上げることになる。
【0014】
前記地中埋設管3は、可撓性及び伸縮性をある程度有するようにポリエチレン等の合成樹脂でなり、図1で示すように、半円状に突出形成された山形状の凸部3Aと半円状に盛り下がった凹部3Bとが管軸芯方向において交互に位置する螺旋状に形成されたものから構成しているが、凸部3A及び凹部3Bの形状は半円状の他、正方形、三角形状、楕円形状、台形状等、どのような形状に形成してもよい。また地中埋設管3は凸部3Aと凹部3Bとが管軸芯方向において交互に環状に位置するリング状に形成されたものであってもよい。
【0015】
前記接続用継手2の各部材は、図1から図8(a),(b)で示すように、前記接続部1の貫通孔1Aに挿入可能な外形寸法を有し、かつ、前記地中埋設管3を内挿可能な内径寸法を有すると共に、径方向の寸法よりも管軸芯方向の寸法が長くなっている円形の筒状体4と、この筒状体4の挿入方向両側に備えさせると共に前記筒状体4を貫通孔1Aへ挿入した状態で固定するための一対の挟持部材5A,5B(5,5)と、前記筒状体4の外面の少なくとも一部に、前記接続部1の貫通孔1Aの周面との間をシール処理するためのパッキン部材6と、前記筒状体4に内挿された地中埋設管3の抜け止めを行うロック部材7とからなっている。このうち、前記筒状体4、挟持部材5、ロック部材7は、前記地中埋設管3と同様にポリエチレン等の合成樹脂からなっている。前記ロック部材7による地中埋設管3の抜け止めが不要である場合には、ロック部材7を省略してもよい。
【0016】
前記筒状体4の外面には、図1及び図2で示すように、管軸芯方向(長手方向)に沿ってほぼ同一長さを有する複数の螺子部8,…,8を備えている。そして、前記一対の挟持部材5A,5Bは、管軸芯方向両端に位置する螺子部8,8(残る螺子部は後述する)に沿って筒状体4の挿入方向に螺進自在となっており、各螺子部8の長さを変更することによって、挟持部材5A,5Bの螺進範囲を調節することができ、接続部1の厚み変動を螺子部8でもある程度吸収することができる利点がある。また、貫通孔1Aに貫通した状態の筒状体4の両側に螺合されている該挟持部材5A,5Bをそれぞれ接続部側に螺進させることにより、接続部1の内部の挟持部材5Aを壁の内面1Bに接当させると共に、接続部1の外部の挟持部材5Bを壁の外面1Cに接当させ、該筒状体4を接続部1に固定している。さらに、筒状体4は前記パッキン部材6を入り込ませるための環状凹部9を備えている。したがって、この環状凹部9にパッキン部材6を備えた筒状体4を接続部1の貫通孔1Aに挿入することによって、凹部の無い筒状体4の外面に直接外装させる場合に筒状体4に対してパッキン部材6が不測に移動することを阻止することができるだけでなく、筒状体4に対する貫通孔1Aの大きさをできる限り小さく抑えることができながらも、管径方向に厚みのあるパッキン部材を用いることが可能になり、貫通孔1Aの周面と筒状体4の外面との間のシール性能を十分発揮させて(貫通孔1Aの周面から径方向内側への力を受けて)、強固なシール処理を行うことができる。また、筒状体4を接続部1の外部から内部に挿入作業を行っているときには、パッキン部材6は貫通孔1Aの周面と接当により径方向内側に向かう力を受けて前記環状凹部9に強固に入り込み、この環状凹部9から外れることがない。なお、パッキン部材6としては、吸水膨張性を有するゴムを使用すると、筒状体4の挿入作業を容易に行うことができると共に、作業終了後はより高い止水効果を得ることができる。また、前記のように管径方向内側に凹んだ凹部9を形成することによって備えられる径方向に突出する壁部9Aが、筒状体4に挿入される地中埋設管3の挿入先端に接当して挿入深さを制限するための位置決め部に構成することができる利点がある。又、前記2つの挟持部材5A,5Bの両方を螺進自在に構成しているが、パッキン部材6を挟んでロック部材7側に位置する挟持部材5Bを筒状体4の所定位置に固定したものであってもよい。この場合、筒状体4に別体形成された挟持部材5Bを接着剤などにより固定したり、筒状体4を成型するときに挟持部材5Bも一緒に成型して構成したものであってもよい。
【0017】
また、前記筒状体4の接続部の外部側の端部には、図1で示しているように貫通孔1Aよりも径方向外側に突出させた被係止部10を備え、前記ロック部材7を係止可能としている。この被係止部10は、接続部1の外部側に位置し、筒状体4に円環状に備えられている。前記貫通孔1Aの直径よりも被係止部10の外径が大きいことから、被係止部10の無い端部から接続部1の貫通孔1Aに外部側から挿入することになるが、筒状体4に対する貫通孔1Aの大きさをできる限り小さく抑えることができ、外径の小さな挟持部材5A,5Bにすることができるだけでなく、ガタツキ難い状態で地中埋設管3を接続することができる。
【0018】
また、前記地中埋設管3の筒状体4への挿入側先端部3Cの外面には、該筒状体4への挿入に伴って筒状体4の内面とのシール処理を行う環状の管用パッキン部材11を備えている。この管用パッキン部材11は、吸水膨張性を有したゴムの方が、接続作業中は地中埋設管3を筒状体4に内挿しやすく、接続作業後は地中埋設管3と筒状体4との間に高い止水効果を得ることができる。又、前記管用パッキン部材11の内面は、それを地中埋設管3に螺合することでシール処理可能になるように螺旋状の凹凸部を備えさせており、前記管用パッキン部材11を地中埋設管3に螺合させるだけで装着させることができるようになっているが、接着剤などを用いて装着させてもよい。
【0019】
このように、パッキン部材6によって接続部1の貫通孔1Aの周面と筒状体4の外面との間の止水を行い、管用パッキン部材11によって地中埋設管3の外面と筒状体4の内面との間の止水を行うことができ、接続部1の止水を確実に行うことができる。また、接続作業終了後、長期間経過して前記挟持部材5A,5Bの挟持状態が緩くなり、パッキン部材6が貫通孔1A内で移動した場合でも、パッキン部材6が貫通孔1A内にあれば、その止水能力に変化はない又は殆ど無く、接続作業直後と同様の止水効果を得ることができる。同様に、管用パッキン部材11も、挟持部材5A,5Bによる挟持状態に関係することなく、地中埋設管3の外面と筒状体4の内面との間の止水能力が変化することは殆ど無いので、長期間経過後も、高い止水能力を持続することができる。
【0020】
前記ロック部材7は、図1及び図3に示しているように、前記筒状体4の径方向外側に位置する円形で環状の外側部12と、前記筒状体4の内面と地中埋設管3の外面との間に位置すると共に外側部12よりも管軸芯方向において短い寸法を有する円形で環状の内側部13と、前記外側部12と前記内側部13の前記接続部1の挿入方向で同一側となる端部同士を連結する環状の連結部14とからなる断面形状がほぼコの字状のロック本体と、このロック本体の外側部12の周方向で所定間隔を隔てて接続部1側へ延出され、かつ、前記筒状体4に備えられる前記被係止部10に係止する係止爪15と、前記ロック本体の内側部13の径方向内面に径方向内側へ突出して地中埋設管3の凹部3Bに入り込む螺旋状の突出部16とから構成されている。また、前記係止爪15の周方向の長さ(幅)は、隣り合う係止爪15間の長さに対して短く形成されていることから、撓み易くなっており、より小さな力で係止状態とすることができる利点があるが、同一又は長く形成してもよい。また、前記被係止部10の筒状体4の軸芯方向外側部分はテーパ面10Aに形成されている。したがって、ロック部材を回転させるだけで、前記螺旋状の突出部16は前記地中埋設管3の螺旋状の凹部3Bに沿って接続部側に螺進する。そして、前記係止爪15がテーパ面10Aに乗り上げ、この係止爪15が係止する管軸芯方向と直交するほぼ垂直な被係止面10Bに移動して、ロック部材7をスムーズに係止させることができるようにしている。したがって、ロック部材7を回転させるだけで、ロック部材を接続部側に移動させることができ、かつ、被係止部10のテーパ面10Aを利用して係止爪15を徐々に径方向外方側へ変形させることができ、小さな操作力で係止爪15を乗り上げさせて係止状態とすることができる。また、係止状態を解除するときには、ドライバーやバール等の工具で係止爪15を破断することで係止状態を解除することができるが、係止爪15の周方向の長さが他の係止爪15との間に対して短いので、破断させやすく、係止状態を解除しやすくなっている。
【0021】
図1及び図2で示しているように、前記筒状体4の外面には、管軸芯方向(長手方向)に沿って複数の螺子部8,8,…(少なくとも挟持部材5Aを螺合させる螺子部8以外は省略して実施することもできる)が所定間隔を置いて連続しない状態で備えられている。前記筒状体4は、それの管軸芯方向中間部に形成した前記環状凹部9と被係止部10が形成された側とは反対側の一端(接続部1の内部側先端)との間に備えられている螺子部8,…,8の隣り合う螺子部間に、視認可能な切断部17(17A,17B,17C)を備え、接続部1の厚み(貫通孔1Aの長さ)に応じて特定の切断部17A又は17B又は17Cを切断して、該筒状体4の挿入方向(管軸芯方向)の長さを調節することが可能になっている。そして、前記のようにどの切断部を切断して筒状体4の長さを変更した場合でも、前記貫通孔1Aの周面の適宜の箇所にパッキン部材6を接当させてシールすることができると共に、前記一対の挟持部材5A,5Bによって筒状体4を接続部1に固定することができるようになっている。例えば、接続部1の厚みが30〜65mmの場合には、図7(a)に示すように前記環状凹部9から最も近い切断部17Aで切断して使用し、又接続部1の厚みが65〜100mmの場合には、図7(b)に示すように前記環状凹部9から二番目に近い切断部17Bで切断して使用し、又接続部1の厚みが100〜135mmの場合には、図7(c)に示すように前記環状凹部9から最も遠い切断部17Cで切断して使用し、又接続部1の厚みが135〜170mmの場合には、図1で示すように切断部17で切断をしないでそのまま使用することになる。従って、単一(1種類)の筒状体4を使用しながらも、接続部1の厚みに合わせて切断部17(17A,17B,17C)を切断することによって、4種類の寸法(長さ)の筒状体4を構成することができる。尚、前記切断部17は、1つ又は2つあるいは4つ以上であってもよいし、場合によっては切断部17を省略して実施することもできる。
前記切断部17は、V字型若しくはU字型に形成された環状の凹部であり、その深さは切断刃が入り込んで切断がし易いように位置決めできる程度の浅い(例えば、0.9mm)深さに設定しているため、その部分における筒状体4の強度が低下するようなことがない。このように、それら凹部(切断部)17を形成することによって、切断位置を視認可能とする他、塗料やマジックなどを用いて印すことにより切断位置を視認可能としてもよい。
【0022】
前記挟持部材5A,5B(5,5)は、図1及び図8(a),(b)で示すように、内面に螺子部を備えた円筒状の本体の一端に接続部1の内面1Bに接当する円形で環状のフランジ5aを備えた内部側挟持部材5Aと、内面に螺子部を備えた円筒状の本体の一端に接続部1の外面1Cに接当する円形で環状のフランジ5bを備えた外部側挟持部材5Bとからなり、前記内部側挟持部材5Aは、その外周面に把持部27を備え、筒状体4に備えられている螺子部8に沿って螺進させるために内部側挟持部材5Aを回転操作させる場合に、把持部27が指の引っ掛かり部として利用することができ、滑ることなく内部側挟持部材5Aを確実に回転操作することができるようにしている。また、内部側挟持部材5Aは、管軸芯側(管径方向内方側)に延びる延出部18を形成し、この延出部18の管軸芯側端部に湾曲面19を備えさせ、地中埋設管3内に通線される電線やケーブルを傷付けることなく接当案内することができるようにしてあり、内部側挟持部材5Aをベルマウスに兼用構成することができるようにしている。
前記外部側挟持部材5Bは、内部側挟持部材5Aと同様に外周面に把持部27を備え、筒状体4を螺進させるときに外部側挟持部材5Bを把持し易く、回転を確実に行えるようにしている。
【0023】
接続用継手2を用いて、地中埋設管3を接続部1に接続する手順を説明するが、説明する手順以外で行ってもよい。尚、接続部1の厚みに応じて、筒状体4の管軸芯方向(長手方向)の長さ調節が必要である場合には、前記切断部17(17A,17B,17C)で切断し長さを予め調節しておくことになる。
まず、図4に示すように、筒状体4の接続部1への挿入側先端部、つまり被係止部10から離間する側の端部から前記外部側挟持部材5Bを回転させながら、前記被係止部10付近まで螺進させて外装させる。続いて、前記パッキン部材6を、前記と同様に筒状体4の接続部1への挿入側先端部から外挿しながら前記環状凹部9に挿入する。さらに、図5に示すように、接続部1の外部から貫通孔1Aに、外部側挟持部材5B及びパッキン部材6を備えた筒状体4を挿入する。そして、貫通孔1Aを通して内部に突出した筒状体4の挿入側先端部(内部側先端部)に前記内部側挟持部材5Aを接続部1の内面1Bに接当する位置まで螺進させる。その後、図6に示すように、前記外部側挟持部材5Bを接続部1側に螺進させて、接続部1の外面1Cに接当させることにより、該接続部1を挟持部材5A,5Bにて内外で挟持し、該筒状体4を接続部1に固定する。
そして、図6に示すように、前記地中埋設管3にそれの筒状体への挿入側先端部3Cから前記ロック部材7を回転させながら筒状体4へ地中埋設管3を挿入可能な位置まで外挿した後、地中埋設管3の筒状体4への挿入側先端部外面に、前記管用パッキン部材11を前記のように備えさせる。つぎに、この管用パッキン部材11及びロック部材7を備えた地中埋設管3を前記接続部1に固定された筒状体4に接続部1の外部から挿入する。その後、前記ロック部材7を接続部側に螺進するように回転させて、ロック部材7の係止爪15を前記筒状体4の被係止部10に係止させて、地中埋設管3を接続部1に抜け止め処理された状態で接続することができるのである。ここでは、螺旋状凹凸部を備えた地中埋設管3を用いた場合を示したが、環状の凹凸部を備えた地中埋設管3を用いる場合には、地中埋設管3の抜け止めのためのロック部材を例えば上下又は左右に2分割された2つの半割部材から構成し、それら2つの半割部材を地中埋設管3が内挿された筒状体4を覆うと共にそれら両部材を係止などにより連結することで地中埋設管3を筒状体4から抜けることを阻止するようにすることになる。
【0024】
なお、図1及び図8(a)で示している内部側挟持部材5Aの湾曲面19は、筒状体4の管軸芯方向の外側に向かって突出させた突出部19Tの内面に形成しているが、図9で示すように、筒状体4の管軸芯方向の内側に向かって突出させた延出部18Aの内面に湾曲面19Aを備える挟持部材5Cを該筒状体4に備えさせ、前記電線やケーブルなどを接当案内可能としてもよい。
また、図1及び図9では、接続部1の内部に備えられる挟持部材5A,5Cによって、前記電線やケーブルなどを接当案内しているが、図10に示すように、筒状体4の接続部1の内部側端部に、径方向の内側に向かってUの字状に湾曲した凹部の内面に筒状体湾曲面20を備えさせて、前記電線やケーブルなどを接当案内可能としてもよい。この場合、接続部1の内部で挟持する挟持部材5Dと接続部1の外部で挟持する挟持部材5Bとは、同一の挟持部材5(5B,5D)を使用することができ、部品点数の削減化を図ることができる。
【0025】
さらに、図11で示すように、前記パッキン部材6Aを入り込ませる環状凹部9Bを径方向内側に向かってUの字状(山型状)となる凹部に形成することによって、環状凹部9Bの内面を湾曲面9Cに形成し、この湾曲面9Cを電線やケーブルなどを接当案内するベルマウスとして兼用構成してもよい。なお、筒状体4の内部側端部に地中埋設管3内に通線される電線やケーブルなどが、前記筒状体4の内部側端部に接触することが無いように、接続部1の内部側の挟持部5Eは、その内部側端部に筒状体4よりも管軸芯側に延びる延出部21を備え、該延出部21の管軸芯側端部を筒状体4の管軸芯方向中央部(長手方向中央部)が頂部となる円弧状に形成して、電線やケーブルなどを傷付けることなく接当案内することができるようにしている。
【0026】
また、図1、図9〜図11では、前記筒状体4の外面に被係止部10を突出させ、該被係止部10にロック部材7を係止して、地中埋設管の抜け止めを行っているが、図12で示すように、筒状体4Aの管軸芯方向一端側でかつ径方向内面に環状の溝からなる被係止部22を形成し、この被係止部22に係止する係止爪23を先端に備えたロック部材7Aを、該筒状体4Aと前記地中埋設管3の間に挿入可能で、かつ、筒状体4の内径寸法とほぼ同一の外径寸法を有する円筒状に構成し、ロック部材7Aの係止爪23を筒状体4の内面に備えた被係止部22に係止させて、抜け止めを行うこともできる。図12では、被係止部22を筒状体4の内面に形成し、これに係止する係止爪23をロック部材7Aに備えさせたが、図13に示すように被係止部22をロック部材7Aに備えさせ、これに係止する係止爪23をこれに係止する係止爪23を形成して実施することもできる。
前記ロック部材7Aは、前記係止爪23を先端に備えた円筒状のロック本体24と、ロック本体24の周方向で所定間隔を隔てて接続部側へ延出され、前記被係止部22に係止する複数の係止爪23と、該ロック本体24の径方向内面に径方向内側に突出して前記地中埋設管3の凹部3Bに入り込む螺旋状の突出部16と、該ロック本体24の径方向外側に突出され、かつ前記筒状体4Aと前記地中埋設管3との間に該ロック本体24の全体が入り込むことを抑止する抑止部25を備えている。なお、その他の部材などは図1で示している部材と同様の部材を使用している。図1等で示している筒状体4は、前記被係止部10が筒状体4の外面に備えられているが、図12及び図13で示している筒状体4Aは、前記被係止部22を筒状体4Aの内面に備えている。したがって、図12及び図13で示している筒状体4Aの厚さは、図1〜図11で示している筒状体4より厚く形成することによって、筒状体4の被係止部22の部分における強度が大きく低下することがないようにしている。被係止部22が内面に備えられている筒状体4Aは、その外面に突出部分(被係止部)を備えていないので、接続部1の貫通孔1Aに接続部1の内部側から外部側に向かって、筒状体4Aを挿入することができる。要するに、筒状体4をどちらの端部からでも貫通孔1Aに挿入することができ、接続作業面において有利になる。
【0027】
なお、図12で示しているロック部材7Aは、接続部側の端部に前記係止爪23を備えているが、図13で示しているロック部材7は、テーパ状のロック本体24と、このロック本体24の径方向内側に地中埋設管3の凹部3Bに入り込む突出部16と、該ロック本体24の全体が筒状体4Aの内部に入り込むのを抑止する抑止部25と、前記被係止部22に係止する係止部26を備えている。
【0028】
【発明の効果】
以上の如く、接続部の内部と外部の双方に備えられる挟持部材によって筒状体が固定されることにより、短時間で接続作業を行うことができる。しかも、凹凸面がないように削られてフラット面に形成される接続部の貫通孔の周面と接触して筒状体の外面と貫通孔の周面との間をシール処理するパッキン部材を筒状体に備えさせることによって、従来のように貫通孔の壁面で止水を行わないので、接続部の壁面の凹凸や厚みの差に関係することがなく、止水性能を十分に発揮させることができる。又、長時間経過して挟持部材による挟持が緩くなったときでも、止水効果が変化することはない又は殆ど無く、信頼性の高い接続用継手を提供することができる。
【0029】
また、地中埋設管の筒状体への挿入側先端部外面に、筒状体と該地中埋設管間のシール処理が可能な環状の管用パッキン部材を備えているので、筒状体に地中埋設管を挿入するだけで、筒状体と地中埋設管との間の止水処理(シール処理)を行うことができる。
【0030】
また、接続部の内部に位置する挟持部材は、内部側端末部に筒状体よりも管軸芯側に延びる延出部と、この延出部の管軸芯側端部に湾曲面を備えて、地中埋設管に通線される電線やケーブルなどを接当案内することができるので、該挟持部材が、ベルマウスと同様の効果を得ることができ、電線やケーブルなどを滑らかに曲げることができるようになり、部材点数の削減化を図ることができる。
【0031】
また、筒状体の外面には複数の螺子部を備え、この筒状体の管軸芯方向の隣り合う螺子部間に、接続部の厚みに応じて切断可能な切断部を備えているので、接続部の厚みに応じて、筒状体の挿入方向(管軸芯方向)の長さを調節することができる。したがって、単一の筒状体を使用しながらも、接続部の厚みに合わせて切断部を切断することによって、多数の長さの筒状体を作製することができ、製造面及び在庫管理面のいずれにおいても有利になる。
【0032】
また、地中埋設管が螺旋管の場合には、ロック部材に備えられた突出部が地中埋設管の凹部に入り込むので、ロック部材を回転させるだけの小さな力でロック部材を筒状体に容易に係止させることができる。
また、係止爪は筒状体の径方向外側に位置し、かつ、ロック部材の周方向で所定間隔を隔てて接続部側へ延出されているので、係止爪を破断することで抜け止め状態を容易に解除することができる。
【0033】
また、係止爪が筒状体の内面と地中埋設管の外面の間に位置する場合には、筒状体の外面に被係止部を備える必要が無いので、筒状体を接続部の内部から外部に向かって挿入することができる。
【0034】
また、筒状体にパッキン部材を入り込ませる環状凹部を備えているので、貫通孔に筒状体を挿入するときには、この環状凹部がパッキン部材を入り込ませて移動を防ぐことができると共に地中埋設管の挿入深さを規制する位置決め部材として利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】厚肉な壁を有する接続部に地中埋設管を接続用継手を介して接続した状態で、接続用継手の上半分のみを断面にした分解断面図である。
【図2】地中埋設管及び接続用継手の分解側面図である。
【図3】ロック部材の正面図である。
【図4】外部側挟持部とパッキン部材を筒状体に外挿した状態で、接続用継手の上半分のみを断面にした分解断面図である。
【図5】筒状体を接続部に挿入し、内部側挟持部材が接続部の内面に接当している状態で、接続用継手の上半分のみを断面にした分解断面図である。
【図6】接続部を挟持部材にて内外で挟持し、筒状体に地中埋設管を内挿した状態で、接続用継手の上半分のみを断面にした分解断面図である。
【図7】3種類の厚さの壁を有する接続部のそれぞれに接続用継手を介して地中埋設管を接続した状態を示した側面図である。
【図8】挟持部材を示し、(a)は接続部の内部に備えられる挟持部材の正面図であり、(b)は接続部の外部に備えられる挟持部材の正面図である。
【図9】接続部内部側の挟持部材の別実施状態を示す、接続用継手の上半分のみを断面にした分解断面図である。
【図10】筒状体の接続部内部側先端部に湾曲面を備えた接続用継手の上半分のみを断面にした分解断面図である。
【図11】筒状体の環状凹部に湾曲面を備えた接続用継手の上半分のみを断面にした分解断面図である。
【図12】筒状体の内面と地中埋設管の外面の間にロック部材が位置すると共に、係止爪がロック部材の接続部側先端に備えられている接続用継手の断面図である。
【図13】筒状体の内面と地中埋設管の外面の間にロック部材が位置すると共に、被係止部が筒状体の接続部外側先端部に備えられているときの接続用継手の断面図である。
【符号の説明】
1 接続部 1A 貫通孔
1B 内面 1C 外面
2 接続用継手 3 地中埋設管
3A 凸部 3B 凹部
3C 挿入側先端部
4,4A 筒状体
5,5A,5B,5C,5D,5E 挟持部材
5a,5b フランジ
6,6A パッキン部材
7,7A ロック部材 8 螺子部
9 環状凹部 9A 壁部
9B 環状凹部 9C 湾曲面
10 被係止部 10A テーパ面
10B 被係止面 11 管用パッキン部材
12 外側部 13 内側部
14 連結部 15 係止爪
16 突出部
17,17A,17B,17C 切断部
18,18A 延出部
19,19A 湾曲面
19T 突出部
20 筒状体湾曲面 21 延出部
22 被係止部 23 係止爪
24 ロック本体 25 抑止部
26 係止部 27 把持部

Claims (7)

  1. ハンドホールやマンホール等の接続部に凸部と凹部とが管軸芯方向で交互に位置する地中埋設管を接続するための接続用継手であって、前記接続部の貫通孔に挿入可能な外径寸法を有し、かつ、前記地中埋設管を内挿可能な内径寸法を有する筒状体を設け、前記筒状体の挿入方向両側に前記接続部の内面及び外面にそれぞれ接当して該筒状体を貫通孔へ挿入した状態で固定するための一対の挟持部材を備えさせ、前記挟持部材のうちの少なくとも一方を該筒状体の挿入方向に螺進自在に構成し、前記筒状体の外面に、前記接続部の貫通孔の周面と接触して該筒状体の外面と該接続部の貫通孔の周面との間をシール処理するためのパッキン部材を設け、前記筒状体に内挿された地中埋設管の抜け止めを行うロック部材を設けてなる接続用継手。
  2. 前記地中埋設管の筒状体への挿入側先端部外面に、該筒状体への挿入に伴って筒状体とのシール処理が可能となる環状の管用パッキン部材を備えさせてなる請求項1記載の接続用継手。
  3. 前記接続部の内面に一端が接当する前記挟持部材の他端に前記筒状体の内面よりも管軸芯側に延びる延出部を形成し、この延出部の管軸芯側端部に前記地中埋設管内に通線される電線やケーブルを接当案内するための湾曲面を備えさせてなる請求項1記載の接続用継手。
  4. 前記筒状体の管軸芯方向に沿って複数の螺子部を所定間隔を置いて備えさせ、前記筒状体の管軸芯方向で隣り合う螺子部間に、前記接続部の厚みに応じて切断して前記筒状体の該接続部への挿入方向の長さを調節するための切断部を視認可能に設けてある請求項1又は2記載の接続用継手。
  5. 前記地中埋設管が、凹部と凸部とが管軸芯方向で交互に螺旋状に形成された螺旋管でなり、前記ロック部材を、前記筒状体の径方向外側に位置する環状の外側部と、前記筒状体の内面と地中埋設管の外面との間に位置する環状の内側部と、前記外側部と内側部の前記接続部の挿入方向で同一側となる端部同士を連結する環状の連結部とからなる断面形状がほぼコの字状のロック本体と、このロック本体の外側部の周方向で所定間隔を隔てて接続部側へ延出され、かつ、前記筒状体の接続部外部側端部に径方向外側に突出させた被係止部に係止可能な複数の係止爪と、前記ロック本体の内側部の径方向内面に径方向内側へ突出して前記地中埋設管の凹部に入り込む螺旋状の突出部とから構成してなる請求項1記載の接続用継手。
  6. 前記地中埋設管が、凹部と凸部とが管軸芯方向で交互に螺旋状に形成された螺旋管でなり、前記ロック部材を、前記筒状体の内面と地中埋設管の外面との間に位置する環状のロック本体と、このロック本体の周方向で所定間隔を隔てて接続部側へ延出され、かつ、前記筒状体の接続部外部側端部に径方向内側に環状の凹部からなる被係止部に係止可能な複数の係止爪と、前記ロック本体の径方向内面に径方向内側へ突出して前記地中埋設管の凹部に入り込む螺旋状の突出部と、前記ロック本体の径方向外側に突出され、かつ、前記筒状体と前記地中埋設管の間に該ロック本体全体が入り込むことを抑止する抑止部とから構成してなる請求項1記載の接続用継手。
  7. 前記パッキン部材を入り込ませるための環状凹部を前記筒状体に備えさせてなる請求項1記載の接続用継手。
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JP2018148610A (ja) * 2017-03-01 2018-09-20 健 大江 電線管の取付構造

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