JP2000165904A - カラー受像管の消磁装置 - Google Patents

カラー受像管の消磁装置

Info

Publication number
JP2000165904A
JP2000165904A JP10337359A JP33735998A JP2000165904A JP 2000165904 A JP2000165904 A JP 2000165904A JP 10337359 A JP10337359 A JP 10337359A JP 33735998 A JP33735998 A JP 33735998A JP 2000165904 A JP2000165904 A JP 2000165904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
degaussing
axis
coils
color picture
picture tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10337359A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Nakane
和則 中根
Tadashi Uchiumi
忠 内海
Masakuni Ozoegawa
政邦 小副川
Yoshio Suzuki
芳夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10337359A priority Critical patent/JP2000165904A/ja
Publication of JP2000165904A publication Critical patent/JP2000165904A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消磁装置の構成を複雑にすることなく、かつ
小さな消磁電流で十分に消磁できるカラー受像管消磁装
置を構成することを目的とする。 【解決手段】 消磁コイル25と、この消磁コイルに供給
する交番減衰波形電流を発生する消磁電流電源部とを備
えるカラー受像管の消磁装置において、消磁コイルを少
なくとも1組のコイル24a,24b で構成し、この少なくと
も1組のコイルをカラー受像管の管軸に直交する長軸を
挟んで短軸方向に対向配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー受像管製
造後の検査工程などで用いられるカラー受像管の消磁装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカラー受像管は、図3に示すよう
に、有効部1の周辺部にスカート部2が設けられた実質
的に矩形状のパネル3と、このパネル3のスカート部2
に接合された漏斗状のファンネル4とからなる真空外囲
器を有し、そのファンネル4のネック5内に配設された
電子銃6から放出される3電子ビーム7B ,7G ,7R
をファンネル4の外側に装着された偏向ヨーク8の発生
する磁界により偏向し、パネル3の有効部1内面に設け
られた3色蛍光体層からなる蛍光体スクリーン9を水
平、垂直走査することにより、カラー画像を表示する構
造に形成されている。
【0003】このようなカラー受像管は、上記パネル3
の内面に設けられた蛍光体スクリーン9に対向かつ接近
してその内側に、3色蛍光体層に入射する3電子ビーム
7B,7G ,7R を選別するシャドウマスク11が配置
されている。また、このシャドウマスク11に取付けら
れて、ファンネル4の内側に地磁気を遮蔽する内部磁気
遮蔽体12が配置されている。また、パネル3のスカー
ト部2の外側には、真空外囲器の爆縮を防止する補強バ
ンド14が取付けられている。通常、これらシャドウマ
スク11、内部磁気遮蔽体12および補強バンド14
は、磁性材料からなる。
【0004】そのため、カラー受像管は、設計どおり精
度よく製造されても、地磁気などの外部磁界により、上
記外囲器の内外に配置される磁性材料からなるシャドウ
マスク11や内部磁気遮蔽体12、および補強バンド1
4などが着磁して、3電子ビーム7B ,7G ,7R の軌
道を変化させ、3色蛍光体層に対するビームランディン
グがずれ、色純度の劣化が生ずる。
【0005】この外囲器の内外に配置される磁性部材の
着磁によるビームランディングのずれをなくすため、通
常、カラー受像管は、製造後の各種特性を検査する検査
時や、カラー受像管をセットに組込むとき、上記磁性部
材の着磁を消す消磁がおこなわれる。
【0006】従来、その消磁は、図4に製造後の特性検
査時の消磁について示すように、検査装置16に設置さ
れたカラー受像管17のパネル3の有効部1の前面側に
消磁コイル18を配置し、この消磁コイル18に、図5
に示すように、できるだけ対称波形をなすように極性の
変化する交流電流が次第に減衰する交番減衰波形電流1
9を流すことによりおこなわれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、カラー
受像管は、外囲器の内外に磁性部材が配置されており、
これら磁性部材が、地磁気などの外部磁界により着磁し
て、電子ビームの軌道を変化させ、3色蛍光体層に対す
るビームランディングのずれによる色純度の劣化が生ず
る。そのため、製造後の特性検査時やセットに組込むと
き、上記磁性部材の着磁を消す消磁がおこなわれる。従
来、その消磁は、パネルの有効部の前面側に消磁コイル
を配置し、この消磁コイルに交番減衰波形電流を流すこ
とによりおこなわれている。
【0008】しかし、従来の消磁コイルは、上記のよう
にパネルの有効部の前面側に配置され、そのコイル径が
パネルの外形寸法に対して相対的に大きいため、中心付
近の磁力が弱く、消磁能力が不十分であることがわかっ
た。
【0009】これを解決する方法として、コイル径の縮
小、消磁電流の大電流化、消磁コイルをできるだけパネ
ルに近づけるなどの手段が考えられるが、このような手
段では、十分に消磁能力の不足を補うことができなかっ
た。特に製造後の特性検査については、検査装置に複数
個のカメラが配置されているため、消磁コイルの大きさ
や配置が制限されるという問題がある。
【0010】この発明は、上記問題点を鑑みてなされた
ものであり、消磁装置の構成を複雑にすることなく、か
つ小さな消磁電流で十分に消磁できるカラー受像管消磁
装置を構成することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】実質的に矩形状のパネル
とこのパネルに接合された漏斗状のファンネルからなる
カラー受像管の外囲器の外側に配置され、その外囲器内
に配置された磁性部材の着磁を消す消磁コイルと、この
消磁コイルに供給する交番減衰波形電流を発生する消磁
電流電源部とを備えるカラー受像管の消磁装置におい
て、消磁コイルを少なくとも1組のコイルで構成し、こ
の少なくとも1組のコイルをカラー受像管の管軸と直交
する長軸を挟んで短軸方向に対向配置した。
【0012】また、少なくとも1組のコイルがパネルと
ファンネルとの接合部付近に配置した。
【0013】さらに、消磁コイルの各コイルの管軸と直
交する方向の径を管軸方向径よりも大きくした。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。
【0015】図1(a)に示すように、カラー受像管
は、有効部1の周辺部にスカート部2が設けられた実質
的に矩形状のパネル3と、このパネル3のスカート部2
に接合された漏斗状のファンネル4とからなる真空外囲
器を有し、そのパネル3の有効部1の内面を設けられた
3色蛍光体層からなる蛍光体スクリーン9に対向して、
その内側に磁性材料からなるシャドウマスク11が配置
されている。また、このシャドウマスク11にファンネ
ル4の内側に位置する磁性材料からなる内部磁気遮蔽体
12が取付けられている。さらに、パネル3のスカート
部2の外側には、真空外囲器の爆縮を防止する磁性材料
からなる補強バンド14が取付けられている。
【0016】なお、図1(a)に示した6はファンネル
4のネック5内に配設された3電子ビームを放出する電
子銃、20はファンネル4の径大部に設けられた陽極端
子、21はパネル3のスカート部2に設けられたスタッ
ドピン、22はシャドウマスク11に取付けられ、上記
スタッドピン21に係止してシャドウマスク11を支持
する弾性支持体、8は偏向ヨークである。
【0017】このようなカラー受像管の外囲器の内外に
配置されたシャドウマスク11や内部磁気遮蔽体12お
よび補強バンド14などの磁性部材の着磁を消す消磁装
置は、少なくとも1組のコイル24a ,24b からなる
消磁コイル25と、この消磁コイル25に供給する交番
減衰波形電流、すなわち、できるだけ対称波形で極性の
変化する交流電流が次第に減衰する交番減衰波形電流
(図5参照)を発生する消磁電流電源部(図示せず)と
からなる。その1組のコイル24a ,24b は、直列に
接続されている。
【0018】特にこの実施の形態では、その消磁コイル
25のコイル24a ,24b が、管軸(Z軸)と直交す
る短軸(Y軸)方向のパネル3とファンネル4との接合
部付近の外側に長軸(X軸)を挟んでほぼ対称に対向配
置されている。図1(b)に示すように、そのコイル2
4a ,24b (コイル24a のみ図示)は、長軸方向の
径lx が管軸方向径よりも大きいほぼ矩形状に、具体的
な一例では、 lx =250mm lz =100mm の大きさに形成されている。
【0019】図2にカラー受像管製造後の特性検査時の
適用例を示す。この製造後の特性検査には、その検査装
置27の内側に1組のコイル24a ,24b (コイル2
4aのみ図示)は、カラー受像管17の管軸と直交する
長軸を挟んで対向するように、短軸方向のパネル3とフ
ァンネル4との接合部付近の外側に設けられ、特性検査
に先立って、上記各24a ,24b に交番減衰波形電流
を流すことによりおこなわれる。
【0020】上記のように管軸と直交する長軸を挟んで
対向するように、短軸方向のパネル3とファンネル4と
の接合部付近の外側に、少なくとも1組のコイル24a
,24b からなる消磁コイル25を配置して消磁する
と、消磁装置の構成を複雑にすることなく、小消磁電流
で安定かつ十分に外囲器の内外に配置された磁性部材の
着磁を消すことができる。
【0021】一例として、上記具体的寸法のコイル(l
x =250mm,lz =100mm)を用いて、16インチ
・90度偏向カラー受像管の消磁をおこない、3色蛍光
体層に対するビームランディングを最適に調整してラン
ディングエラーを測定したところ、消磁後の初期値から
の最大エラーが5μm であった。これに対し、従来の消
磁装置、すなわち、長軸方向径lx 、短軸方向径lY
が、 lx =560mm lY =520mm の消磁コイルを、図4に示したようにパネルの有効面の
前面に配置するおこなわれる従来の消磁では、消磁後の
初期値からの最大エラーが20μm であり、この従来の
消磁にくらべ、十分な消磁が得られることが確かめられ
た。
【0022】
【発明の効果】上述のように、消磁コイルを少なくとも
1組のコイルで構成し、このコイルをカラー受像管の管
軸と直交する長軸を挟んで短軸方向に対向配置すると、
消磁装置の構成を複雑にすることなく、かつ小さな消磁
パワーで十分に消磁できる消磁装置とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はこの発明の実施の一形態であるカ
ラー受像管の消磁装置の構成を説明するための図、図1
(b)はその消磁コイルを構成するコイルを説明するた
めの図である。
【図2】上記消磁装置が設けられたカラー受像管の特性
を検査する検査装置の図である。
【図3】カラー受像管の構成を示す図である。
【図4】従来の消磁装置が設けられたカラー受像管の特
性を検査する検査装置の図である。
【図5】消磁コイルに供給される交流減衰波形電流の波
形を示す図である。
【符号の説明】
3…パネル 4…ファンネル 11…シャドウマスク 12…内部磁気遮蔽体 14…防爆バンド 24a ,24b …1組のコイル 25…消磁コイル
フロントページの続き (72)発明者 小副川 政邦 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番2号 株式 会社東芝深谷電子工場内 (72)発明者 鈴木 芳夫 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番2号 株式 会社東芝深谷電子工場内 Fターム(参考) 5C060 CM03 CN05 CP05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に矩形状のパネルとこのパネルに
    接合された漏斗状のファンネルからなるカラー受像管の
    外囲器の外側に配置され、上記外囲器内外に配置された
    磁性部材の着磁を消す消磁コイルと、この消磁コイルに
    供給する交番減衰波形電流を発生する消磁電流電源部と
    を備えるカラー受像管の消磁装置において、 上記消磁コイルは少なくとも1組のコイルからなり、こ
    の少なくとも1組のコイルが上記カラー受像管の管軸と
    直交する長軸を挟んで短軸方向に対向配置されることを
    特徴とするカラー受像管の消磁装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも1組のコイルがパネルとファ
    ンネルとの接合部付近に配置されることを特徴とする請
    求項1記載のカラー受像管の消磁装置。
  3. 【請求項3】 消磁コイルの各コイルは管軸と直交する
    方向の径が管軸方向径よりも大きいことを特徴とする請
    求項1または2記載のカラー受像管の消磁装置。
JP10337359A 1998-11-27 1998-11-27 カラー受像管の消磁装置 Pending JP2000165904A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10337359A JP2000165904A (ja) 1998-11-27 1998-11-27 カラー受像管の消磁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10337359A JP2000165904A (ja) 1998-11-27 1998-11-27 カラー受像管の消磁装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000165904A true JP2000165904A (ja) 2000-06-16

Family

ID=18307889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10337359A Pending JP2000165904A (ja) 1998-11-27 1998-11-27 カラー受像管の消磁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000165904A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4556821A (en) Color image display system having an improved external magnetic shield
JP2000165904A (ja) カラー受像管の消磁装置
JPH0721938A (ja) カラー陰極線管
KR900001701B1 (ko) 칼라음극선관
JP3257055B2 (ja) 陰極線管
US6741022B2 (en) Shrinkage band and cathode ray tube comprising the same
JP2716091B2 (ja) インライン型カラー受像管装置
JP2000165910A (ja) カラー受像管の消磁装置
JPH08340544A (ja) 陰極線管の消磁方法
JPS6042445Y2 (ja) カラ−ブラウン管装置
JP2000165903A (ja) カラー受像管の消磁装置
JPH10327425A (ja) 陰極線管の消磁方法
JP2000165902A (ja) カラー受像管の消磁方法
US20070108883A1 (en) Unified magnetic shielding of tensioned mask/frame assembly and internal magnetic shield
JP2000102027A (ja) カラー映像受像機
JPH0357144A (ja) カラー受像管
JP2702830B2 (ja) カラー陰極線管
JPS639985Y2 (ja)
JPH06133325A (ja) コンバーゼンス装置
JP2000057966A (ja) カラー受像管装置
JPH07322277A (ja) 陰極線管の磁気転写方法および装置
JPS60229585A (ja) カラ−テレビジヨン受像機
JPH1196936A (ja) カラー受像管装置
JPH0576022A (ja) カラー受像管装置
JPH06289798A (ja) 陰極線管