JP2000163615A - 車上課金装置 - Google Patents
車上課金装置Info
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Abstract
課金頻度を安定化する。 【解決手段】 課金エリアへの車両の進入をGPS測位
にて判定し、課金エリアの通行に対応してカ−ド残金を
更新する車上処理において、1つの課金領域j内に進入
すると、その直前にいた課金エリアkあてのレジスタR
AEkをクリアして、課金領域j宛てのレジスタRAE
jに「1」を書込み、課金領域jを出たときには別の課
金領域Lに進入したときにレジスタRAEjをクリアし
てレジスタRAE Lに「1」を書込む。別の態様で
は、車両が課金領域jを出たときにタイマTRjをスタ
−トしこのタイマは再度課金領域jに入るとキャンセル
し、車両が別の課金領域Lに入ったこととタイマTRj
のタイムオ−バの2条件が同時に成立したときにレジス
タRAEjをクリアしてレジスタRAE Lに「1」を
書込む。
Description
て、車両が課金エリアを通行したときに所定の条件が成
立したタイミングで、課金エリアの利用料金支払のため
のデ−タ処理を行なう課金装置に関する。
設けて、そこで車両を止めて課金作業を行なっており、
このような課金方法では、料金徴収に多大の労力が費や
され、時間が消費され、また料金所渋滞を生じてしま
う。そこで、複数のル−ト上に車両通過判定器を設置
し、複数のル−ト上のどのル−トを走行してきたかを判
定して課金するシステムが提案されている。その一例が
特開平9−212794号公報に提示されている。この
システムは、分岐ル−トならびに出入口(インタ−)が
少く、インタ−間距離が比較的に長い有料道路網では、
車両通過判定器の設置個数が少くて済み、システム設定
が容易である。
ドを用いて、有料道路を出るときには、車両から、どの
ル−トを走行してきたかを示す情報をアンテナ・タ−ミ
ナルに送信し、アンテナ・タ−ミナルが、走行ル−トに
対応する料金を算出してこれを車両に送信し、車両はプ
リペイド・カ−ドから該料金を引落すことから、料金支
払のために車両を停止する必要はない。しかし、分岐ル
−トならびに出入口(インタ−)が多く、インタ−間距
離が短い区間が多いが、道路網全体としての延べ距離数
が大きい有料道路網などでは、車両通過判定器の設置個
数が多くなり、その設置費用とメンテナンス費用が高額
となる。
減,地域財源確保等の一手段として、特定地域すなわち
特定エリアに対して課金することが考えられる。高速道
路網が、狭幅線連続分布の課金領域であるのに対して、
このような特定エリアの課金領域は、広面積の孤立領域
となる。この場合、領域内道路網が複雑である可能性が
高く、車両を止めて料金徴収を行なう料金所の設置は不
合理であり、プリペイド・カ−ドを用いる自動課金処理
システムの採用が望ましい。
金は、GPS測位装置および又はジャイロ航法の測位装
置を車両に搭載して、それによって車両が特定エリア内
にあるかを認識し、特定エリアの1回の通過に対して、
特定エリア内の走行距離に対して、もしくは特定エリア
内の滞在(存在)時間に対して、管理者が定めた課金額
分を、プリペイド・カ−ドの残高から差し引き、残額を
プリペイド・カ−ドに残高として更新記録する。ところ
で、測位装置の測位誤差により、特定エリアの外輪郭の
近辺の走行中には、正しくは特定エリア外(又は内)で
あるのに、エリア内(外)と認識する誤検出が発生する
確率が高い。これによって、車両ドライバの認識(推
定)と、測位装置の位置認識に基づいた自動課金処理
(カ−ド残高の書替え)とが大きく相違する結果となる
ことが考えられる。
入しそして出る1回の通行)につき、管理者が定めた金
額を支払う、進入1回当りに課金するシステムの場合
に、支払金額が大きくばらつく結果となる。例えば、図
19の(a)および(b)に示すように、課金エリア1
内を1回直進通行するとき、道路が課金エリア1の外輪
郭近くであるので、測位装置による課金エリア1に対す
る内,外検出は2点鎖線で示すように、内,外とふらつ
くことが考えられる。このふらつきにより、正しくは1
回の通行であるのに、例えば3回進入したと自動認識さ
れて、3倍の課金が行なわれてしまう。図19の(a)
に示すように、隣り合う課金エリア間の空隙が短いと、
課金エリア1に対して3回進入したと自動認識されるば
かりでなく、課金エリア2にも2回進入したと自動認識
される。例えば図19の(b)に示すように、隣り合う
課金エリア間の空隙を広く設定することにより、実際に
は進入していない隣接課金エリアに対して進入したとの
誤検出は回避しうる。しかし、課金エリア1に対して3
回進入したとの誤検出は回避できない。
通行に対する課金頻度を安定化することを目的とする。
報(残高)を記憶する記憶手段(CRD);該記憶手段(CRD)か
らクレジット情報を読出し該記憶手段(CRD)にクレジッ
ト情報を書込む、読み書き手段(5);自己がある課金領
域内かその外かを検出する領域内外検出手段(20〜26,
2);課金領域jの内にいることを示す状態情報が無い(R
AEj=0)ときに該領域内外検出手段(20〜26,2)が該課金領
域j内であることを検出したときにj状態情報(RAEj=1)
を生成し、他の課金領域(k)にいることを示す(k)
状態情報は消去し、他の課金領域(k)の内にいること
を示す(k)状態情報が無いときに領域内外検出手段(2
0〜26,2)が他の課金領域(k)内であることを検出した
ときに他の課金領域(k)宛ての(k)状態情報を生成
し、j状態情報を消去する情報操作手段(2);および、
各状態情報が保持されている間の各課金領域(j,k)の課
金料に従って、前記読み書き手段(5)を介して前記記憶
手段(CRD)のクレジット情報(残高)を更新する課金処理
手段(2);を備える車上課金装置。なお、理解を容易に
するためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の
対応要素の符号又は対応事項を、参考までに付記した。
入したときに、それまでに車両がいた他に課金領域
(k)にいたことを示す該他の課金領域(k)宛ての状
態情報が消去されて、課金領域jにいることを示す状態
情報(RAEj=1)が生成される。したがって例えば図19の
(b)に示すように車両が課金エリア1および2を通行
する場合には、課金エリア1を通行中に、領域内外検出
手段(20〜26,2)の検出がエリア1内,外,内とふらつい
ても、課金領域jにいることを示す状態情報(RAEj=1)が
継続して維持され、課金エリア1の1回の通行のとき
に、何回も出入りしたような状態情報の変化(RAEj=1/0)
を生じない。課金エリア4の通行に関しても同様であ
る。
課金領域jの内にいることを示すj状態情報が無い(RAE
j=0)ときに領域内外検出手段(20〜26,2)が課金領域j内
であることを検出したときにj状態情報(RAEj=1)を生成
し、その後課金領域jの内か外かの検出が、内から外に
変化すると経過時間の計測を開始し、外から内へ変化す
ると該計測を無効にし、j状態情報(RAEj=1)は継続して
保持し、経過時間の計測値が設定値(TRj)を越えしかも
領域内外検出手段が他の課金領域内であることを検出し
たときにj状態情報を消去し他の課金領域宛ての状態情
報を生成する。
図19の(a)に示すように隣接エリア間の空隙が狭い
ときには、例えば課金エリア1の通行中に、領域内外検
出手段が、車両は課金エリア2にある、と誤検出するこ
とがありその場合には、課金エリア1に存在することを
示す状態情報が消されて課金エリア2に存在することを
示す状態情報が生成されるので、課金エリア1の1回の
通行のときに、課金エリア1および2を何回も通行した
ような状態情報の変化を生ずる。本実施態様(2)で
は、領域内外検出手段が、車両が課金エリア1を外れた
と誤検出してから設定時間(TRj)内に課金エリア1内に
あると正しく検出すると、情報操作手段(2)は、課金エ
リア1に車両が存在することを示す状態情報を継続して
維持するので、領域内外検出手段のエリア内存,否判定
が、設定時間(TRj)内で、エリア1内,エリア2内と動
揺しても、状態情報の切換えは起らず、図19の(b)
の態様の走行のとき、ならびに、図19の(a)の態様
の走行のときでも、課金エリア1の1回の通行のとき
に、課金エリア1と2に何回も出入りしたような状態情
報の変化(RAEj=1/0)を生じない。 (3)前記情報操作手段(2)は、イグニションキ−スイ
ッチ(IGsw)がオフの間も情報を保持するメモリに、前記
状態情報(RAEj=1)を保持する。
ッチオフ:エンジン停止)し、そして走行を再開(イグ
ニションキ−スイッチオン:エンジン運転)するとき、
状態情報(RAEj=1)が消失しないので、2度払いになるこ
とがない。 (4)更新した値がマイナス値の場合は、記憶手段(CR
D)の交換をうながす報知手段(2,4B5,10,SP);交換があ
ったときには該マイナス値の分、交換後の記憶手段のク
レジット情報を更新するクレジット情報処理手段(2,
5);および、前記記憶手段(CRD)の交換がなく、設定さ
れた条件が成立したときに、車外に異常報知をする手段
(2,4f2);を更に備える。 (5)設定された条件は、交換をうながす報知を2以上
の設定回数繰返すことである。 (6)設定された条件は、設定時間(Tw)の経過である。 (7)設定された条件は、設定距離(Lk)の走行である。
(CRD)のクレジット情報(残金)がマイナス値になると、
報知手段(2,4B5,10,SP)が、記憶手段(CRD)の交換をうな
がす報知を行なう。このときユ−ザ(ドライバ)が記憶
手段(CRD)の交換を行なわないと、それから、交換をう
ながす報知が設定回数(2)に達したときに、異常報知手
段(2,4f2)が、車外に異常報知をする。又は、記憶手段
(CRD)の交換がなく設定時間(Tw)が経過したときに、異
常報知手段(2,4f2)が、車外に異常報知をする。もしく
は、記憶手段(CRD)の交換がなく設定距離(Lk)を走行し
たときに、異常報知手段(2,4f2)が、車外に異常報知を
する。
味し、管理権限があるものは、この報知に基づいて、例
えば車両を停車させて、課金処理の完遂を求めることが
できる。
は、クレジット情報(残金)がマイナス値になってから、
所定時間間隔で交換要報知を3度繰返す交換催告(第1
回の交換催告)をやっても交換がなく、その後、課金処
理のため又はその準備のために記憶手段(CRD)の残金に
アクセスしたときにもマイナス値であってもう1回の交
換催告(第2回の交換催告)をやっても交換がない場合
に、発生する。また、第1回の交換催告をやってから、
設定時間Twが経過したとき、ならびに、第1回の交換
催告をやってから、設定距離Lkを走行したときにも、
残金がマイナス値であると、車外に向けた異常報知を発
生する。ユ−ザが、第1回の交換催告の開始時から、第
2回の交換催告の終了時までの間、かつ、設定時間Tw
内および設定距離Lk以内の走行、の間にカ−ドを交換
することにより、車外に対する異常報知は行なわれな
い。 (8)前記クレジット情報処理手段(2)は、更新した値
がマイナス値となったが記憶手段(CRD)の交換がなかっ
たときには、マイナス値をメモリ(異常履歴メモリ)に書
込む。課金処理によって記憶手段(CRD)の残金がマイナ
スになり、その精算が行なわれないときに、精算要額
(前記マイナス値)が、メモリ上にセ−ブされる。記憶手
段(CRD)が除去されても、精算要額が消失しない。 (9)前記クレジット情報処理手段(2)は、記憶手段(CR
D)の交換があったときそのクレジット情報をメモリのマ
イナス値を精算した情報に更新し、メモリのマイナス値
をクリアする。これにより、前記憶手段(CRD)に関する
精算要額(前記マイナス値)が、今回の交換後の記憶手段
(CRD)で精算され、前の不足額精算が確実に実現する。 (10)クレジット情報処理手段(2)は、更新した値が
マイナス値となったが記憶手段(CRD)の交換がなかった
ときには、異常情報を、発生時点情報と共に異常履歴メ
モリに書込む。これによれば、課金逃れが、その発生時
点情報(日時)と共に異常履歴メモリ(2)に書込まれるの
で、後の、課金逃れの確認と追求が可能になる。 (11)異常報知手段(2,4f2)は、車上課金の異常を車
外に向けて表示する表示手段(4f2)を含む。管理権限が
あるものは、この異常表示がある車両を視認にて確認す
ることができ、路上にて、該車両を停車させて、課金処
理の完遂を求めることができる。 (12)特定の入力に応じて前記異常履歴メモリのデ−
タを出力する異常情報読出し手段(2);および、該異常
情報読出し手段(2)がデ−タを出力したことを条件に消
去指示に応答して前記異常履歴メモリの異常を表わすデ
−タを消去する、異常デ−タ消去手段(2);を更に備え
れば、表示手段(2,W4f2,W4f3)の異常表示がある車両を
停車させた課金管理者(課金システム運営体の職員又は
委任を受けた警察官)は、特定の入力を異常情報読出し
手段(2)に与えて、異常履歴メモリ(2)のデ−タを出力す
ることができる。後述の実施例では、出力デ−タを車上
のディスプレイに表示しかつ課金管理者が持参するデ−
タコレクタのプリンタにてプリントアウトし、かつ該デ
−タコレクタ内の記憶手段に書込む。
してプリントデ−タに対する同意を求めて、未課金分の
精算を求めることができる。未課金料金を受領しかつ新
規の十分な残金がある記憶手段(CRD)を車上乗員が購入
すると、課金管理者は、消去指示(クリア指示)を異常デ
−タ消去手段(2)に与える。先にデ−タの出力をしてい
るので、この消去指示に応じて異常デ−タ消去手段(2)
が異常履歴メモリ(2)の異常を表わすデ−タを消去す
る。これによって、精算の済んだ不正情報がメモリから
消える。
の入力に対応したデ−タ出力と消去指示(クリア指示)の
入力を条件に行なわれるので、特定の入力を、課金管理
者のみが実行しうるようにしておけば、異常履歴メモリ
(2)上の異常(不正)情報の保全の信頼性が高い。
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
搭載された車載課金装置1は、内蔵された電話ユニット
8(後述)及びアンテナANTtを介して、報知局30
(管理局)と通信して、デ−タをやり取りする。また、
衛星からの電波をGPSアンテナANTgで受信し、内
蔵されたGPS測位装置(20〜28:後述)により車
両の位置および走行方向を認識して、走行地を表わす地
図と共に表示する。受信可衛星数が不足の場合あるいは
衛星からの電波受信が不可の場合には、ジャイロを用い
る方向検出と走行速度の積算による車両位置演算で不足
の情報を補う。あるいは車両位置認識を行なう。
図2を参照すると、車載課金装置1には、車両上のバッ
テリから直流電圧+Bが常時与えられ、電源回路PSC
が、GPS情報処理ECU20および課金制御ECU2
のCPUに動作電圧を与えている。これにより、課金制
御ECU2のCPUの内部メモリ、および、CPUの外
ではあるが課金制御ECU2の内部にある内部メモリに
デ−タが常時保持(保存)されている。
閉じると(車両走行可とする車両電源がオンになる
と)、電源回路PSCが、車載課金装置1の全回路に動
作電圧を与える。イグニションキ−スイッチIGswの開
(Si=L)は、課金エリア(課金エリア)内滞在時間
の計測停止(中断)を指示し、閉(Si=H)は、課金
エリア内滞在時間の計測継続を指示する。
ンテナANTg,GPS受信機21,GPS復調器2
2,表示装置24,圧電振動ジャイロ25,高度センサ
26,GPS情報処理ECU(電子制御装置)20,操
作ボ−ド23,地図検索エンジン27および地図デ−タ
ベ−ス28を備えている。GPSの各衛星から送られる
1.57542GHzの電波が、受信アンテナANTgを介し
てGPS受信機21で受信され、電波に乗った情報、即
ち衛星の軌道を示す関数,時刻等の情報がGPS復調器
22で復調され、GPS情報処理ECU20に入力され
る。GPS情報処理ECU20は、アルマナックデ−タ
メモリおよびデ−タバッファ用のメモリならびに入出力
インタ−フェ−ス(電気,電子回路)を備える、マイク
ロプロセッサ(CPU)を中心とするコンピュ−タシス
テムであり、CPUが、GPS衛星から送られる情報に
基づいて、自車の位置を示す情報(緯度,経度,高度)
を生成し、かつ、この位置情報の時系列推移に基づいて
自車の進行方向および進行速度を算出する。検索エンジ
ン27が、CPUが生成した位置情報に従って、地図デ
−タベ−ス28から、該位置を含む1頁(1画面)の地
図デ−タを読出してこれを表示装置24に表示して表示
上の現在位置に、進行方向をも示す現在位置指標を表示
する。
1,GPS復調器22及び表示装置24の基本的な構
成、ならびにGPS情報処理ECU20の基本的な動作
は、既に市販されている公知の装置の各構成要素と同様
である。
報処理ECU20のCPUの動作プログラムには、課金
制御ECU2からのデ−タ転送要求に応答して、車両
(車載課金装置1)の現在位置(対地位置),進行方
向,進行速度および現在日時を、課金制御ECU2に転
送し、かつ、課金制御ECU2が転送してくる課金領域
情報を読込んで内部メモリに格納し、表示装置24上の
表示地図上の、課金領域情報によって規定される領域す
なわち課金領域に、課金エリア表示(網掛け)を重ねる
プログラムが付加されている。
が出力するアナログ信号は、それぞれGPS情報処理E
CU20に入力され、ECU20のCPUは、A/D変
換器を介してデジタルデ−タに変換して読込む。GPS
復調器22から出力される情報及びGPS復調器22を
制御する情報は、GPS情報処理ECU20のI/Oポ
−トを介してCPUに入力又はCPUから出力される。
位演算」又は「4衛星測位演算」によって自車位置の三
次元座標Ux,Uy,Uzを算出する。
連立方程式に、3個の衛星から受信した3組のデ−タを
それぞれパラメ−タとして代入し、この連立方程式を解
くことにより、未知数である受信点の緯度,経度,及び
受信側の時計の誤差を求める。受信点の高度は、この例
では高度センサ26が出力する信号から計算により求
め、既知デ−タとして上記方程式に代入する。また「4
衛星測位演算」では、予め定めた4元連立方程式に、4
個の衛星から受信した4組のデ−タをそれぞれパラメ−
タとして代入し、この連立方程式を解くことにより、未
知数である受信点の緯度,経度,高度,及び受信側の時
計の誤差を求める。また、これらのいずれかの測位演算
を実行することにより、受信側の時計の誤差が得られる
ので、この誤差情報に基づいて内部時計の日時を校正す
る。
と、GPS情報処理ECU20は、前回算出した対地位
置と比較して車両の進行方向および進行速度を算出し、
今回算出した対地位置に基づいて地図デ−タメモリ28
から、該位置を含む1頁(1画面)の地図デ−タを読出
してこれを表示装置24に表示して表示上の現在位置
に、進行方向をも示す現在位置指標を表示し、そして課
金制御ECU2から受信し内部メモリにセ−ブしている
課金領域情報によって規定される領域すなわち課金領
域、の少くとも一部が、表示装置24上の表示領域に含
まれるときには、表示画面上の該当領域に、課金エリア
表示(網掛け)を重ねる。この付加表示により、運転者
は、表示装置24の表示面上で課金領域を認識すること
ができる。
−ス(電気,電子回路)を備える、マイクロプロセッサ
(CPU)を中心とするコンピュ−タシステムであり、
CPUは、アンテナANTt,電話ユニット8及びモデ
ム7を介して、報知局30との間で、各種情報を送受信
することができる。拡張シリアル入出力ポ−ト6は、デ
−タのシリアル入出力およびシリアル/パラレル変換入
出力を行なう。
は、音声認識ユニット9を介して、単語の文字を表すデ
ジタルデータに変換されて課金制御ECU2のCPUに
入力される。さらに、CPUは、音声合成ユニット10
及び切替スイッチSW11を介して、必要に応じて車載
スピーカSPで、運転者向けのメッセージ(出力情報)
を報知(発声)する。切替スイッチSW11は、CPU
から音声データが出力されてくると、車載オーディオと
スピ−カSPとの接続を、音声合成ユニット10とスピ
−カSPとの接続に切換える。この時CPUは、車載ス
ピーカSPより運転者に音声で伝えるメッセージを、同
時に表示装置4に文字で表示する。これにより運転者
は、聴覚と視覚によりCPUからのメッセージを確認す
ることができる。
(記憶手段)に対してデ−タの読取り,書込みを行なう
カ−ドリ−ダ5(読み書き手段)が接続されており、カ
−ドリ−ダ5は、そのカ−ド挿入スロットにICカ−ド
CRDが差し込まれたとき、ならびに課金制御ECU2
がデ−タ転送を要求したときに、該カ−ドCRDの記憶
デ−タを読出して課金制御ECU2に転送する。カ−ド
リ−ダ5は、課金制御ECU2より書込みデ−タを受け
ると、それをICカ−ドCRDに上書き(更新書込み)
する。
す。表1に示す例は、カ−ドの1回の発行額は1000
0円であり、カ−ド残高が10000円(未使用)であ
って発行者が与えたカ−ドのIDがMYCAR003、
申請した車種区分が小型車、車両ID(この例ではナン
バ−プレ−トの表記番号)がA123B568であるこ
とを示す。また課金テ−ブルのデ−タは、カ−ド発行直
後は、運転者が希望(申請)した課金エリアに関するも
のであり、これは申請に応じて発行者が書込む。発行時
に申請(書込み要求)がないと、書込みはない。
の課金テ−ブルは、進入1回当りで課金する場合の料金
表であり、進入(利用)回数に対応する料金を課金する
ものである。
(一点)のデ−タは、課金エリアの輪郭上の一点を表わ
す位置情報であり、2組のデ−タ(2点のデ−タ)のみ
が存在する場合、各組のデ−タが4角形(方形)の対角
コ−ナの位置を意味し、課金エリアは矩形である。その
一例を図19に示す。
−タが表わす位置(点)を、デ−タ組の書込み順に結ん
でゆき、最後の点と最初の点とを結ぶことによって現わ
れる多角形の領域が課金エリアであることを意味する。
表2に示す例は、位置(点)デ−タが2組であるので、
課金エリアは4角形(方形)である。料金情報は時間帯
別および車種区分別となっている。
し、テ−ブル有効領域情報は、課金領域情報で規定され
る課金領域の輪郭より外に略600m前後広がった、課
金エリアと略相似形状の輪郭を示すものである。このテ
−ブル有効領域情報は、複数の課金エリアが設定される
場合に、車両に、それに近い課金エリアの課金テ−ブル
を選択させるためのものである。なお、図19は、4つ
の課金エリア1〜4が隣接してある場合を示し、各課金
エリアに各課金テ−ブルが宛てられている。
−ド発行&精算所)71〜73が、ICカ−ドCRDを
発行する。これらのスポット(取扱所)は、報知局30
の近辺,報知局30の管轄区域内又は外等、課金エリア
が設定される地域に極力近い、運転者のアクセスが容易
な場所に設けられるものであり、たとえば課金エリアが
設定される地域の市役所又は出張所に設けてもよい。こ
れらのスポットでは、取扱人又は自動券売機にて、運転
者の求めに応じて、ICカ−ドの新規発行,紛失時の再
発行,未払金(マイナスのカ−ド残高)の精算および予
納金の積増し(カ−ド残高の増量)を行ない、これらの
処理を行なうと、処理デ−タを公衆回線および交換局6
0を介して報知局30に送信する。報知局30は、受信
した処理デ−タに応じて、新規発行,粉失時の再発行お
よび予納金の積増しの場合には監視デ−タベ−スWDB
のデ−タを更新し、未払金の精算があるときには未納デ
−タべ−スCDBのデ−タを更新する。
たケ−スの外観を示す。図2に2点鎖線ブロックで囲ん
で示す車載課金装置1の、操作,表示ボ−ド3は、図3
に示すケ−スの外にあって、GPS測位装置20〜28
の操作ボ−ド23の近くにあり、電気コ−ドを介して図
3に示すケ−ス内の課金制御ECU2と接続されてい
る。
は、車内の、運転席の前の、フロントガラスを通して外
部から容易に見える位置に固定されており、車両の前方
から見たとき前面となるケ−ス面に、4個の開口があ
り、それぞれ透明度が高い赤色透光板W4f1およびW
4f2,透明度が高い黄色透光板W4f3および透明度
が高い青色透光板Wf4で閉じられている。そして各窓
板に対向してケ−ス内に光反射用の曲面ミラ−があり、
その中心に高輝度ランプ4f1〜4f4(図2)があ
る。高輝度ランプ4f1〜4f4が点灯すると、その前
部にある透光板W4f1〜W4f4が、それぞれの色で
高るく輝やいて見える。
に車外前方からの、課金を適正に行なっているか否か
の、課金管理者(課金システム運営体の職員又は委任を
受けた警察官)の視認を可能とし、かつ状態報知(点灯
表示)のカメラによる撮影を可能とするためものであ
る。これらの高輝度ランプ4f1〜4f4に対応付け
て、課金装置1の車内側(ドライバに対向する側)の面
(車両前方から見ると裏面)に、発光ダイオ−ド4B1
〜4B5があり、また、課金ゾ−ン情報を表示するため
のキャラクタディスプレイ4B5がある。更に、カ−ド
リ−ダ5のICカ−ド挿入口5iがある。
1に、高輝度ランプ4f1の点滅パタ−ンデ−タ(点灯
周期および点灯デュ−ティ)を送信し、課金装置1は、
該点灯パタ−ンデ−タに従って、モニタ用ランプ4f1
および発光ダイオ−ド4B1の点滅を繰返す。モニタ用
ランプ4f1は、車外からの課金管理者の監視用のもの
であり、発光ダイオ−ド4B1は、車内でのドライバの
確認用のものである。点滅パタ−ンデ−タに含まれる同
期信号デ−タを読取ったときに、該点灯パタ−ンの点滅
を開始する。すなわち、実際の点滅を、報知局30が予
定するタイミングに同期化する。
取締装置は、車両上の課金装置1が動作しているか否か
をチェックするときには、報知局30が発信する点滅パ
タ−ンデ−タを受信して、その点灯期間と消灯期間にそ
れぞれ、車両のナンバ−プレ−トと窓板W4f1〜W4
f4が入る車両前部をカメラで撮影し、この撮影を、点
灯パタ−ン周期で2回以上行ない、4コマ以上の画像を
得る。課金装置1が正しく動作していると、奇数コマの
画像上では窓板W4f1が輝いて写り、偶数コマの画像
上では暗く写っている。課金装置1の高輝度ランプ4f
1が連続して消灯(課金装置不使用)のときや仮に点滅
を繰返していても、課金装置1が報知局30に応答して
いない点滅動作(不正改造など)の場合、窓板W4f1
が輝いて写るタイミングの画像で暗く写っているとか、
暗いはずのタイミングで輝いて写るなどにより、課金装
置1の使用違反(不使用又は改造)を証明する写真をと
ることができる。
着を含む),デ−タ異常(改造,変造カ−ド,残金不
足)などの、ICカ−ドCRDにアクセスする課金処理
が不可能なとき、課金制御ECU2は、「カ−ドエラ
−」デ−タ(異常を表わすデ−タ)を、課金制御ECU
2内の不揮発性半導体メモリの1領域に割り当てた異常
履歴読み書き領域(これを以下、異常履歴メモリと称
す)に、日時を付して書込み、かつ、警告報知1を発生
する。
発光ダイオ−ド4B2を連続点灯して窓板W4f2を赤
く輝やかせ、しかも、車内のスピ−カSPにて「カ−ド
が異常です。正しいカ−ドを装着して下さい。」を合成
音声で報知する。GPS測位が可能であるのにGPS情
報処理ECU20が測位不能のとき、課金制御ECU2
は、「GPS測位エラ−」デ−タを異常履歴メモリに、
日時を付して書込み、かつ、警告報知2を発生する。
4f3ならびに発光ダイオ−ド4B2および4B3を連
続点灯して、窓板W4f2は赤く、窓板W4f3は黄色
に明るく輝やかせ、しかも、車内のスピ−カSPにて
「GPS測位が異常です。修理して下さい。」を合成音
声で報知する。車速パルスが発生しているはずであるの
に、車速パルスが発生していないとき、課金制御ECU
2は、「車速パルスエラ−」デ−タを異常履歴メモリ
に、日時を付して書込み、かつ、警告報知3を発生す
る。
4f3ならびに発光ダイオ−ド4B2および4B3を連
続点灯して、窓板W4f2は赤く、窓板W4f3は黄色
に明るく輝やかせ、しかも、車内のスピ−カSPにて
「車速検出が異常です。修理して下さい。」を合成音声
で報知する。
4B4は、課金装置1が動作中であることを示すための
ものであり、課金制御ECU2は、その図示しない主電
源がオンで、しかも車両のイグニションキ−スイッチI
Gswがオンの間、高輝度ランプ4f4および発光ダイオ
−ド4B4の点灯を継続する。高輝度ランプ4f4の点
灯によって、窓板W4f4が青色で明るく輝やく。
30には、コントロ−ラ32からの送信デ−タを電波信
号に変調してアンテナ40に送出し、アンテナ40を介
して電波を受信して受信デ−タを復調してコントロ−ラ
32に与える無線通信装置31がある。コントロ−ラ3
2は、入出力インタ−フェ−スを備える、マイクロプロ
セッサ(MPU)を中心とするコンピュ−タシステムで
あり、これに、端末(パソコン,ディスプレイ,キ−ボ
−ド,マウス,プリンタの一式)PC,課金デ−タベ−
ス(メモリ)FDBおよび情報管理ユニット33が接続
され、この情報管理ユニット33に、未納デ−タベ−ス
CDB,監視デ−タベ−スWBDおよび入出車デ−タベ
−スTBDが接続されている。
れ、コントロ−ラ32はこのモデム34ならびに公衆通
信回線の交換局60(図1)を介して管理センタ50
(図1)と、音声およびデ−タ通信を行なうことができ
る。
CPU)の、課金制御動作の概要を示す。まず図5を参
照する。課金制御ECU2は、イグニションキ−スイッ
チIGswが閉(Si:H)になるのを待ち、閉じられる
と、ランプ4f4および発光ダイオ−ド4B4を点灯す
る(ステップ1,2a,2b)。なお、以下においてカ
ッコ内には、ステップという語を省略して、ステップN
o.数字のみを記す。次に、異常履歴メモリに異常を表
わすデ−タがあるかをチェックして、「カ−ドエラ−」
デ−タがあると、上述の警報報知1を発生する(2c,
2d)。「GPSエラ−」デ−タがあると、上述の警報
報知2を、また「車速パルス異常」デ−タがあると、上
述の警報報知3を発生する(2e〜2h)。
Dのデ−タを内部メモリに読込む(3,4)。カ−ドC
RDの装着が無いと、装着されるのを待ち、装着された
らカ−ドCRDのデ−タを内部メモリに読込む。読込ん
だカ−ドデ−タの中のカ−ド残高は、表示装置4のディ
スプレイ4B5に表示す。「カ−ドチェック」(4)の
内容は、図7を参照して後述する。
ECU2は、Tc時限のタイマTcをスタ−トする
(6)。そしてGPS情報処理ECU20にデ−タ転送
を要求して、GPS情報処理ECU20から、現在位置
(対地位置),進行方向,進行速度および日時のデ−タ
を受信して内部メモリに書込む(7)。
ECU20から受信した日時が、内部メモリに読込んだ
課金テ−ブルの中のテ−ブル有効期間内であるか、ある
いは、GPS情報処理ECU20から受信した現在位置
が、内部メモリに読込んだ課金テ−ブルのテ−ブル有効
領域情報が示すテ−ブル有効領域内にあるかをチェック
する(8)。日時がテ−ブル有効期間外、又は、現在位
置がテ−ブル有効領域外であると、この場合には課金テ
−ブルが、現在日時又は現在地域に適合しないものであ
るので、課金テ−ブル要求をアンテナANTtで発信す
る(9)。このとき、カ−ドデ−タの中のカ−ドID,
残高(クレジット情報)および車両IDと、GPS情報
処理ECU20から得た現在位置(対地位置)および移
動方向を付して課金テ−ブル要求を発信する。報知局3
0は、この課金テ−ブル要求を受信すると、カ−ドI
D,残高および車両ID,現在位置および移動方向を、
カ−ドID宛てに内部メモリにセ−ブして、課金デ−タ
ベ−スFDBにある、課金テ−ブル(表2)を発信する
(図16の41〜44)。
CU2は、GPS情報処理ECU20から受信した日時
が、その課金テ−ブルの中のテ−ブル有効期間内である
か、あるいは、GPS情報処理ECU20から受信した
現在位置が、テ−ブル有効領域情報が示すテ−ブル有効
領域内にあるかをチェックする(10,11)。日時が
テ−ブル有効期間内、かつ、現在位置がテ−ブル有効領
域内であると、課金制御ECU2は、受信した課金テ−
ブルを内部メモリおよびICカ−ドCRDに上書き(更
新書込み)する(12)。そして、受信割込を許可する
(13)。「受信割込」は、アンテナANTtに電波信
号が到来し電話ユニット8の図示しない受信器が送信あ
り(信号受信あり)を示す着信信号を発生したときに、
これに応答して実行されるものである。この内容は、図
14を参照して後述する。受信割込を許可すると課金制
御ECU2は、課金テ−ブルの中の課金領域情報をGP
S情報処理ECU20に与える(14)。この課金領域
情報を受信するとGPS情報処理ECU20は、該情報
が表わす課金エリアに対応する、表示装置24上の地図
表示の対応領域に、課金エリア表示(網掛け)を付す。
CU2は、現在位置が各課金テ−ブルの課金領域情報が
表わす各課金エリア内であるか、あるいは課金エリア外
であるかを、Tc周期でチェックする(A13〜32−
1〜11−A13)。そして、進行方向前方の、まだ進
入していない課金エリアに接近する方向であって、位置
が課金エリアから500m以内になったときに、「課金
エリア 500m前方」と、課金テ−ブルの情報(ただ
し課金領域情報とテ−ブル有効領域情報は削除)とを、
表示装置4に表示すると共に、音声合成ユニット10と
スピ−カSPで、音声合成により「課金エリアが500
m前方にあります。」を報知する(A13〜19)。
以内になったときに、表示装置4上に表示中の「課金エ
リア 500m 前方」を「課金エリア 400m 前
方」に変更し、「課金エリアが400m前方にありま
す。」を報知する(13A〜16−20〜23)。
されるステップ14で、表示装置24の表示地図上に重
ね表示され、しかも表示地図上に、方向付指標で車両の
現在位置も表示されているので、運転者は、各課金エリ
アに対する車両の位置および進行方向を表示装置24の
表示から認識することができる。
(A13,24a)、課金エリアjの内側にある,外側
にあると、課金エリアjの外輪郭の外から内部への短い
距離を進行中に検出結果が動揺した場合の進入判定の不
安定を回避するために、数秒程度(例えば2秒)の時限
値trjのタイマtrjをスタ−トし、それがタイムオ
−バすると、すなわち経過時間の計測を開始して設定時
間trjが経過すると、それまでに所属していた課金エ
リアkを出たときに時限動作を開始したタイマTRkが
タイムオ−バしているかをチェックし(24e)、タイ
ムオ−バしていると、課金エリアjに進入したことを示
す「1」をレジスタRAEjに書込み、上記経過時間の
計測を行なっていることを示すレジスタFtrjならび
にタイマTRkの時限動作を開始していることを示すレ
ジスタFTRkの「1」をクリアし、そして課金エリア
外で500m以内,400m以内に入ったかを示す情報
(レジスタRPF,RPSのデ−タ)をクリアする(2
4a〜24e,25a,25b)。そして、それまでに
所属していた課金エリアkに宛てたレジスタRAEkを
クリアする(25b)。
イムオ−バするまでに現在位置が課金エリアjの外であ
ると検出したときには、そこで計時をキャンセルし(2
9c)、再度課金エリアjの内と検出してから再度タイ
マtrjをスタ−トするので、設定時間trj未満の間
隔で課金エリアjの内,外と検出結果が動揺しても、進
入を示す「1」はレジスタRAEjに書込まれない。先
に通行した課金エリアkを出てから設定時間TRkが経
過し、そして、設定時間trj以上継続して課金エリア
jの内と検出したときに、課金エリアkにいたことを示
すレジスタRAEkの「1」がクリアされ(25b)、
課金エリアjに進入したことを示す「1」がレジスタR
AEjに書込まれる(25a)。
理を行なうと課金制御ECU2は、課金エリアjに進入
したことすなわち新規エリアへの「入車」を報知局30
に報知する(26)。このとき、カ−ドデ−タの中のカ
−ドID,残高および車両IDと、GPS情報処理EC
U20から得た日時,現在位置および移動方向を表わす
各デ−タを付して進入通知を報知局30に発信する。報
知局30は、この入車報知を受信すると、日時,カ−ド
ID,残高,車両ID,位置および方向を内部メモリに
セ−ブして、入出車デ−タベ−スTDBに、該カ−ドI
D宛ての管理局側移動履歴テ−ブルを作成してそれに書
込む。
(27)を実行する。その内容を図8に示す。ここでは
まず移動履歴デ−タサンプリング周期を定める1分タイ
マをスタ−トし(271)、次に、内部メモリに割り当
てている整数距離レジスタ,端数距離レジスタ,整数距
離レジスタ,端数距離レジスタおよび移動側履歴テ−ブ
ルをクリアする(272)。
金額の支払のためのデ−タ処理すなわち課金処理(27
3+CCU1)を行ってカ−ド残高を更新する。この
(273+CCU1)の内容は、図9〜11を参照して
後述する。
No.,日時,残高,位置,移動距離(整数距離レジス
タおよび端数距離レジスタのデ−タ),滞在時間(整数
時間レジスタおよび端数時間レジスタのデ−タ),カ−
ドリ−ダ5の状態(レディ:正常、レディでない状態:
異常),カ−ドリ−ダ5に対するカ−ドCRDの装着の
有無およびGPS状態(位置デ−タ生成の成否)を書込
む(274)。なお後述するが、この書込みはその後、
車両が課金エリア内にある間1分周期で実行される。表
3に、移動側履歴テ−ブルの内容の一例を示す。
て「入車」を報知局30に送信した後、課金エリア内に
ある間、課金制御ECU2は、「中間処理」(28)を
Tc周期で繰返し実行する。この「中間処理」(28)
の内容を図12に示す。
と課金制御ECU2はまず、端数時間レジスタのデ−タ
(端数値)を、経過時間Tc分大きい値に更新し(28
1)、更新した端数値が1分以上のものとなったかをチ
ェックして(282)、1分以上になっていると、整数
時間レジスタのデ−タを1インクレメントして、端数時
間レジスタのデ−タを、1分分小さい値に更新する(2
83)。次に、Tc間の走行距離 Dc=Tc(秒)×速度(Km/h)/3600 (Km) を算出する(285)。そして、端数距離レジスタのデ
−タ(端数値)を、Tc間の移動距離Dc分大きい値に
更新し(285)、更新した端数値が1Km以上のもの
となったかをチェックして(286)、1Km以上にな
っていると、整数距離レジスタのデ−タを1インクレメ
ントして、端数距離レジスタのデ−タを、1Km分小さ
い値に更新する(287)。
ェックして(288)、タイムオ−バしていると再度1
分タイマをスタ−トし(289)、その時点の課金エリ
アNo.,日時,残高,位置,移動距離(整数,端数距
離レジスタのデ−タ),滞在時間(整数,端数時間レジ
スタのデ−タ),リ−ダ状態(レディ:正常、レディで
ない状態:異常),カ−ド存否(装着有無)およびGP
S状態(位置デ−タ生成の成否)を書込む(290)。
この中間処理28の繰返しの実行と、1分周期の、移動
側履歴テ−ブルへのデ−タ書込みにより、表3に示すよ
うに、1分毎に、そのときの状態デ−タが移動側履歴テ
−ブルに記憶される。
が課金エリアjから出ると課金制御ECU2は、ステッ
プA13,A14を経て、時限値がTRj(例えば5
秒)のタイマをスタ−トする。このタイマは、その後ま
た課金エリアj進入を検出するとキャンセルするので、
タイマTRjは、時限値TRjの間継続して、課金エリ
アjの外、と検出されたときに、タイムオ−バする。
のエリア内に車両がいるか否かを示すレジスタRAEj
のデ−タ処理と全く同じデ−タ処理を、他の課金エリア
に関しても同様に実行する。これにより、車両が課金エ
リアkから課金エリアjに移ったときには、車両が課金
エリアkを出てから設定時間TRkの経過と、課金エリ
アjに車両が進入している、の2条件が同時に成立した
ときに、レジスタRAEkの「1」がクリアされて
「0」となり、レジスタRAEjに「1」が書込まれそ
して車両が課金エリアjからもう1つの課金エリアLに
移ったときには、車両が課金エリアjを出てから設定時
間TRjの経過と、課金エリアLに車両が進入してい
る、の2条件が同時に成立したときに、レジスタRAE
jの「1」がクリアされて「0」となり、レジスタRA
E Lに「1」が書込まれ、報知局30に「入車」が報
知され、「入車処理」により課金処理が行なわれる(2
6,27)。
オンの間のみならず、それがオフの間も課金制御ECU
2には最低限のデ−タ保持機能を維持する電源が供給さ
れ、これによってIGswオフの間もデ−タを保持しうる
メモリに、レジスタRAEj,k,Lが割り宛てられる
ので、IGswオフになっても、レジスタRAEj等のデ
−タ「1」は消失しない。したがって、課金エリアj内
で停車してIGswオフとし、そしてまたIGswオンにし
て走行するとき、もう1回課金エリアjの課金を支払っ
てしまうという不具合はない。なお、レジスタRAEj
等は、課金制御ECU2の外部電源のいずれが落ちても
記憶デ−タを保持する不揮発性メモリに割り宛ててもよ
い。
「カ−ドチェック」4の内容を、説明する。この「カ−
ドチェック」4に進むと、課金制御ECU2(のCP
U)は、カ−ドリ−ダ5のカ−ド装着状態センサの状態
信号をチェックしてICカ−ドCRDが装着されている
かをチェックし(131)、装着されているとデ−タ読
込みを行なって(132,133)、デ−タ読取ができ
るとカ−ド上の残高AOCをディスプレイ4B5に表示
する(134)。ここで残高AOCがプラス値である
と、異常履歴メモリの未納金額(未精算額:負値デ−
タ)ASCmを読出して残高AOCに加えて、両者の和
(AOC−未納金額)を残高として、カ−ドCRDに更
新書込みする(135,136)。そして、更新した残
高が正値であると、正しく精算が終わっているので、異
常履歴メモリの未納金額ASCmをクリアし(137,
138)、異常履歴メモリのカ−ドエラ−(異常情報)
をクリアし、警告報知1を解除する(139)。更新し
たカ−ド残高が負値であったときには、その分が未精算
であるので、異常履歴メモリの未納金額ASCmを、更
新した残高に更新する(137,140)。以上が、
「カ−ド読取処理」CDPの内容である。
−ド残高AOCがマイナス値(未精算額)であると、カ
−ド交換の催告をディスプレイ4B5に表示すると共
に、催告アナウンスを合成音声で報知し(141)、待
ち時間タイマ−をスタ−トしてそのタイムオ−バを待ち
(143)、カ−ドの交換があると再度カ−ド読込み
(133)を行なう。カ−ドの交換がなくタイムオ−バ
すると再度催告を行う。交換がない間、この報知を3回
まで行なう。これが1回の「カ−ド交換の催告」であ
る。3回行なっても正常にならないと、そこで「カ−ド
チェック」4を終了する。なお、上述の「カ−ド読取処
理」CDPに進んだときに、カ−ドの装着又はデ−タが
異常であったときには、カ−ド挿入の催告をディスプレ
イ4B5に表示しかつアナウンスを合成音声で報知し
(145)、待ち時間タイマ−をスタ−トしてそのタイ
ムオ−バを待ち(146)、タイムオ−バをすると再度
カ−ドチェック(131,132)を行ない、正常にな
っていないとカ−ド挿入をうながす報知をする。正常で
ない間、この報知を3回まで繰返す。これが1回の「カ
−ド挿入の催告」である。3回行なっても正常にならな
いと、「カ−ドチェック」4を終了する。以上が1回の
「カ−ドの挿入・交換の催告」AFCの内容である。
グニションキ−スイッチIGswがオンになった直後、す
なわち、エンジン始動直後に実行され、一般的には、こ
の時車両は停止しており、課金処理は行なわれないの
で、カ−ド未装着とか残金がマイナス値などは問題とな
らない。したがって、車外への課金不正告知に該当する
警告報知1(内容は後述)は発生せず、異常履歴メモリ
への異常情報書込みも行なわない。この「カ−ドチェッ
ク」4は、その後課金エリアに入ってから、ドライバ
が、あわててカ−ドを挿入するとか、交換するとかをし
なくてもよいように、一応カ−ドチェックを行ない、ド
ライバに注意を喚起する意味がある。
内容を説明する。これは図8に示しすでに言及した「入
車処理」27の中で行なわれ点に注目されたい。この課
金処理(273+CCU1)ではまず、課金エリアj宛
ての課金テ−ブルの課金額ATP(プラス値)を読出し
て、異常履歴メモリの未精算額(マイナス値)に加え
て、加えた値(マイナス値)ASCm−ATPに、異常
履歴メモリの未精算額を更新(書替え)する(27
3)。そして「課金異常チエック」CCU1に進んで、
そこでカ−ド残高の精算処理を行なう。「課金異常チエ
ック」CCU1の内容を、図9〜11を参照して説明す
る。まず図9を参照されたい。この「課金異常チエッ
ク」CCU1に進むと、課金制御ECU2(のCPU)
は、まず、上述の「カ−ドチェック」4の中のカ−ド読
取処理CDPと内容が同一の処理を行なう。この処理
(図7のステップ136〜138)で、異常履歴メモリ
の上述のように書替えた未精算額ASCmが、カ−ド残
高より引落とされ、これが不足なく完了すると、異常履
歴メモリの未精算額ASCmがクリアされ、しかもカ−
ドCRD上の残高が、引落された金額分少い値に更新さ
れる。
理の結果残金がマイナス値であったときには、カ−ド読
取処理CDPから、やはり上述の「カ−ドチェック」4
の中の「カ−ド挿入,交換の催告」AFCと内容が同一
の処理を行なう。ここでカ−ドCRDがカ−ドリ−ダ5
に未挿入のときあるいは挿入されていてもデ−タ読取異
常又は残高がマイナス値のときには、前述の所定時間を
置いて繰返す3回の報知を1回とする「カ−ドの挿入の
催告」又は「カ−ド交換の催告」を行ない、これによっ
て、プラス値のカ−ド残高を読取ると、次の、図10に
示すGPS測位エラ−の有,無チェックに進む。
催告」AFCで1回の「カ−ドの挿入の催告」又は「カ
−ド交換の催告」をしても、カ−ド読取可かつ過去の未
納金の精算が完了しカ−ド残高がプラス値、にならなか
った「カ−ド不備」のときには、状態レジスタFCRの
デ−タが”1”であるかをチェックする。この”1”
は、この「カ−ド不備」の認知を、1回以上(ただし、
「カ−ドチェック」4でのカ−ド不備の認知は、この回
数には入らない)行なっており、今回が2回目以上であ
ることを意味する。
回の「カ−ド不備」の認知が、1回目(ただし、「カ−
ドチェック」4でのカ−ド不備の認知は除く)であるこ
とを意味する。このときには、車外に向けて異常報知を
する「警告報知1」の発生は保留し、状態レジスタFC
Rに”1”を書込む(152)。そして、タイマ−用の
レジスタITRに、ドライバが新規カ−ドをカ−ドリ−
ダ5に装着するのを待つ、余裕がある待ち時間値(設定
値;固定値)Twを書込み、測距用のレジスタIRDに
は、ドライバが新規カ−ドをカ−ドリ−ダ5に装着する
のを待つ間の、余裕がある車両走行距離値(設定値;固
定値)Lkを書込み、レジスタITRの時間値のプログ
ラムタイマ−をスタ−トし、かつ、レジスタIRDの距
離値分の車速パルス数をカウントするプログラムカウン
タをスタ−トし、該タイマ−のタイムオ−バに応答する
内部割込(タイマ割込)および該カウンタのカウントオ
−バに応答する内部割込(カウンタ割込)を許可する
(153)。
Pに進むものであり、かつ先行して発生した内部割込
が、もう一方の内部割込を禁止する。したがって、1回
目の「カ−ド不備」の認知をしてから、設定時間値Tw
の経過と設定距離Lkの走行、の一方が成立したとき
に、カ−ド読取処理CDPが実行され、そこでまた「カ
−ド不備」を認知し「カ−ド挿入,交換の催告」AFC
(第2回目以降となる)を実行してもカ−ド不備が改善
しないと、課金制御ECU2は、「警告報知1」を発生
し(154)、異常履歴メモリに、日時と共に、カ−ド
エラ−を示す異常情報を書込む(155)。
チェックを経ると、課金制御ECU2は、GPS情報処
理ECU20にデ−タ転送を要求して、GPS情報処理
ECU20から、GPS測位可否,現在位置(対地位
置),進行方向,進行速度および日時のデ−タを受信す
る(102)。そしてGPS測位可否デ−タをチェック
して(103)、それがGPS測位可を示すものである
と、ランプ4f2,4f3および発光ダイオ−ド4B
2,4B3を消灯する(112)。
(経過時間の計測)を開始して(104,105)、停
車(車両のシフトレバ−がニュ−トラルN位置又はパ−
キングP位置)すると停車の間計時を止め(106,1
07)、車両走行が再開すると計時を続けて、車速パル
スに基づいて算出する車速に反比例する時間値TVaを
算出して、計時値が時間値TVa以上になったかをチェ
ックする。車両に最も近い課金エリアにおいて、GPS
電波受信が不可となる走行距離の最長値をLs (m)とす
ると、その距離Lsを走行する時間TLs (sec)は、車
速をVv (Km/h)とすると、TLs=Ls/(Vv×1
000/3600)=3.6Ls/Vvであり、TVa
=TLs+αに定める。この実施例ではαを10秒程度
に定めている。GPS測位装置に故障がないと、GPS
測位不可になってもそれから車両速度VvでTVaの間
走行すると必ずGPS測位可になるはずであり、そうな
らないときにはGPS測位装置が故障、例えばGPSア
ンテナATgが受信不可に遮蔽されている、と考えられ
る。そのときには、課金制御ECU2は、ステップ10
8,109を経て、警告報知2を発生し(110)、異
常履歴メモリに「GPSエラ−」を日時と共に書込む
(111)。
チェックを経ると、課金制御ECU2は、車輪の所定微
小角度の回転につき1パルスの電気パルスすなわち車速
パルスを発生する車速パルス発生器のパルス信号線の電
気信号を監視を開始しかつTp時限値のタイマ−をスタ
−トする。時限値Tpは、ジヤイロ25の角速度センサ
が車両旋回の角速度を実質上検知し得ない極低速の車両
速度に対応するパルス周期に相当する値である。このタ
イマ−がタイムオ−バするまでに車速パルスが現われる
とパルス周期の計測(経過時間の計測)を開始する。そ
して、時限値Tp内に車速パルスが現われなかった場
合、ならびに、車速パルスが現われても、それからTp
内にもう1回車速パルスが現われることがなかった場合
は、車両が停車中(車両のシフトレバ−がニュ−トラル
N位置又はパ−キングP位置)であるかをチェックし
て、停車中であると、ランプ4f2,4f3および発光
ダイオ−ド4B2,4B3を消灯する(120)。
ず、停車中でもないときには、車両は走行しているのに
車速パルスが正常に発生しない車速パルス異常の可能性
もあり得る。そこでGPS測位に基づいた車速算出値
が、その信頼性が認められる値以上の設定値Vp以上で
あるかをチェックし(116)、そうであると車速パル
ス発生(又は信号線)に異常があるとして、警告報知3
を発生して(118)、異常履歴メモリに、車速パルス
異常を日時と共に書込む(119)。GPS測位に基づ
いた車速算出値が設定値Vp未満のときには、該車速算
出値の信頼性が低い。そこで、ジヤイロ25が設定値以
上の角速度を検出しているかをチェックする。車両が走
行しかつ旋回(進行方向変化)をしなければ角速度は発
生しないが、ジャイロ25が角速度を発生していること
は車両が走行していることを意味する。該角速度が、車
両走行中と見なせる設定値以上であると、警告報知3を
発生して(118)、異常履歴メモリに、車速パルス異
常を日時と共に書込む(119)。
ル要求を受信したときに、そのID宛てに、該課金装置
1の現在位置周りの課金領域のそれぞれ宛ての「課金テ
−ブル」を発信する。また数分程度の定周期で、全車両
宛てに「課金要求」を発信し、数分程度の定周期又は不
定周期で各ID宛てに順次に「移動履歴要求」を発して
各IDから移動側履歴テ−ブルのデ−タを集収する。
到来し電話ユニット8の図示しない受信器が送信あり
(信号受信あり)を示す着信信号を発生したときに、こ
れに応答して課金制御ECU2が実行する「受信割込
1」DRI1の内容を示す。課金制御ECU2は、受信
割込DRI1に進むと、名宛てが自己のカ−ドID(全
車指定の場合も含む)かをチェックして(402)、そ
うであると受信デ−タが、課金要求か、移動履歴要求
か、課金テ−ブルか、あるいはメッセ−ジかを判定する
(403)。
CU2は、図14の「カ−ド読取処理」CDPに進む。
図14の「カ−ド読取処理」CDP,「カ−ド挿入,交
換の催告」AFCおよびステップ161〜165の処理
の内容は、すでに説明した図9に示すものと同様であ
る。ここでは、カ−ドエラ−の有無チェックを行なうこ
とになる。例えば先行する前述の課金処理(273+C
CU1)が、カ−ド未装着又はカ−ド残高が負で終って
いた場合、その後残高が十分にある正規のカ−ドが正し
くカ−ドリ−タ5に装着されている可能性もあり、その
場合には、今回の「課金要求」は、これまでの、異常履
歴メモリに格納している未精算額ASCmの精算を行な
わせるものとなる。又は、現時点でもカ−ド未装着又は
カ−ド残高が負のままであったときには、カ−ド挿入,
交換の催告AFCを起動して注意をうながし、しかも図
14のステップ407〜411の実行によって、車外に
対して異常報知をする警告報知1を起動するものとな
る。したがってここでの「課金要求」は、未精算金の精
算要求である。
きには課金制御ECU2は、移動側履歴テ−ブルのデ−
タならびに異常履歴メモリのデ−タを報知局30に送信
し(414)、移動側履歴テ−ブルをクリアする(41
5)。受信デ−タが「課金テ−ブル」であったときに
は、すでに説明したステップ12(図5)のカ−ドデ−
タの更新に進む。受信デ−タがメッセ−ジであると、そ
れをディスプレイに表示すると共に、音声合成で報知す
る。
課金制御ECU2は、メッセ−ジ指標デ−タが点滅パタ
−ンデ−タを示すものであると、点滅パタ−ンデ−タ
(点滅周期およびオンデュ−ティ)から点滅周期および
点灯時間を算出して、ランプ4f1を点滅制御するラン
プコントロ−ラへの出力ラッチに更新設定する(41
6)。ランプコントロ−ラは、このデ−タ更新がある
と、ランプ4f1および発光ダイオ−ド4B1を点灯
し、点滅周期および点灯時間をそれぞれ時限値とする周
期タイマおよび点灯時間タイマをスタ−トする。そして
点灯時間タイマがタイムオ−バするとランプ4f1およ
び発光ダイオ−ド4B1を消灯し、周期タイマがタイム
オ−バすると、またランプ4f1および発光ダイオ−ド
4B1を点灯し、点滅周期および点灯時間をそれぞれ時
限値とする周期タイマおよび点灯時間タイマをスタ−ト
する。以下、これを繰返す。
したときに、上記点滅の点灯を開始するので、同一の時
刻の同一の発信情報を受信した複数の課金装置は、同一
位相および同一パタ−ンの、ランプ4f1の点滅を繰返
す。報知局30は、必要に応じて、また定期的に点滅パ
タ−ンデ−タを変更して発信する。
公報メッセ−ジや車両ドライバ個々に対する個別メ−セ
−ジであるときには、課金制御ECU2は、それをディ
スプレイ4B5に表示しかつスピ−カSPを介して合成
音声で報知する(416)。図16に、報知局30のコ
ントロ−ラユニット32の、割込処理の内容を示す。こ
の割込処理DRI2は、通信装置31の、アンテナ40
への電波信号の到来(着信)検出又はモデムユニット3
4への着信に応答して実行されるものである。着信を受
けるとユニット32は、車両の課金装置1の課金制御E
CU2からの着信であると、これを受信して(42)、
それが課金テ−ブル要求であると、それに付加された日
時,カ−ドID,残高,車両ID,位置および方向を表
わすデ−タを内部メモリにセ−ブして、この要求に応答
して、デ−タベ−スFDBの課金テ−ブルをアンテナ4
0で発信する(41〜44)。そして、受信したカ−ド
ID又は車両IDが、監視デ−タベ−スWDBに記憶さ
れているトラブル(過去に使用エラ−,粉失,盗難,再
発行にて廃棄,不法複製)カ−ドID又は盗難,事故車
両IDであるかを、管理ユニット33を介して検索する
(45)。そしてそのようなものであると、カ−ドI
D,車両ID=車両No.,トラブルの内容および現在
位置(受信デ−タ)および現在時刻を、監視デ−タセッ
トとして、端末PCのディスプレイに表示しプリントア
ウトすると共に、管理センタ50およびカ−ド発行&精
算スポット71〜73に送信する。これらの機関は、ト
ラブルの内容に応じたデ−タ登録やアクションをとるこ
とができる。
リアから出たことを示す出車報知デ−タを発信し、報知
局30のコントロ−ラ32がこれを受信すると、コント
ロ−ラ32は、日時,カ−ドID,車両ID,現在位
置,移動距離(未課金処理分),滞在時間(未課金処理
分),方向およびカ−ド残高を内部メモリにセ−ブし
て、入出車デ−タベ−スTDBの該ID宛ての管理側履
歴テ−ブルに課金装置の使用エラ−情報があるか、ある
いはカ−ド残高が負(−)かをチェックして、使用エラ
−情報が無くかつカ−ド残高が正であると、該ID宛て
の管理側履歴テ−ブルを消去する。なお、使用エラ−情
報は、後述の「料金徴収&移動履歴集収」CRC(図1
7)において、管理側履歴テ−ブルの履歴デ−タに基づ
いて、それが使用エラ−を示すものであるときに、管理
側履歴テ−ブルに書込まれるものである。次に、位置デ
−タに基づいて退出道路(エリア入出口)を特定して、
入出車デ−タベ−スTDBの該退出道路宛ての出車量を
1インクレメントする(48)。
端末PCにこのデ−タ(カ−ドID,車両ID,現在位
置,方向およびカ−ド残高)を与えてディスプレイに表
示しプリントアウトすると共に、管理ユニット33を介
して未納デ−タベ−スCDBに該当カ−ドID又は該当
車両IDがあるかをチェックして、あれば未納デ−タベ
−スCDBの該当のもののカ−ド残高を今回値に更新す
る。該当が無かった場合には、今回の入手デ−タ(カ−
ドID,車両ID,現在位置,方向およびカ−ド残高)
を未納デ−タベ−スCDBに新規登録する(49,5
0)。そして、すでに説明したIDチェック等(45,
46)を行なう。
操作,表示ボ−ド3には、緊急通報スイッチがあり、運
転者がこれを操作すると課金制御ECUは、車両ID,
現在位置および方向を含む救求デ−タをアンテナANT
tで、所定周期で発信する。これを受信すると報知局3
0は、救求発生と車両ID,現在位置および方向を端末
PCに表示しプリントアウトすると共に、救求デ−タを
管理センタ50に転送する(51,52)。
課金エリアに入ったことを示す「入車」報知デ−タを発
信し、報知局30のコントロ−ラ32がこれを受信する
と(53)、コントロ−ラ32は、該課金装置1のカ−
ドIDに割り当てた管理側移動履歴テ−ブルを入出車デ
−タベ−スTDB上に生成し、そこに受信した日時,残
高,位置,移動距離(0),滞在時間(0),リ−ダ状
態,カ−ド有無およびGPS状態を書込み、位置デ−タ
に基づいて進入道路(エリア入出口)を特定して、入出
車デ−タベ−スTDBの該進入道路宛ての入車量を1イ
ンクレメントする(54)。そしてすでに説明したID
チェック等(45,46)を行なう。
精算デ−タ(カ−ドID,車両IDおよびカ−ド残高)
が送られて来るとコントロ−ラ32は、受信したカ−ド
残高が+であると未納デ−タベ−スCDBの該当IDの
デ−タを消去(未納登録を消去)する。カ−ド残高がな
お負(マイナス)であると該当IDのカ−ド残高を受信
カ−ド残高に更新する(41,55〜57)。
びTDBのデ−タは、端末PCおよび管理センタ50で
管理(読出し,転送,出力,書き込み,消去)すること
ができる。端末PC又は管理センタ50がコントロ−ラ
32にアクセスすると、コントロ−ラ32はそれの指示
に従ったデ−タ処理(読出し,転送,出力,書き込み,
消去)を行なう(58)。管理センタ50は、課金エリ
ア内,外の交通管理および料金徴収管理、ならびに、ト
ラブルカ−ドおよび車両の監視および追跡を行なうもの
である。管理センタ50は交通管理のために、定期的お
よび適宜に入出車デ−タベ−スTDBのデ−タを参照し
て、課金エリア内の車両滞留量(各エリア入出口の入車
量の和−出車量の和),その微分値(渋滞傾向,緩和傾
向)を所定時間帯区分で算出して交通量の動向を把握
し、短時間視点では交通情報広報を行ない、長時間視点
では、課金テ−ブルの修正,撤廃等を行なう。料金徴収
管理においては、未納デ−タベ−スCDBの、カ−ド残
高の負値の絶対値が大きい車両(の所有者)に対して未
払料金の徴収作業を行なう。監視デ−タベ−スWDBの
デ−タは、トラブルカ−ドおよび車両の発見に利用され
る。
は、受信割込2(DRI2)が起動されない場合は定周
期で、図17に示す「料金徴収&移動履歴集収」CRC
を実行する。この処理に進むとユニット32は、定周期
(数分程度)又は、悪意のユ−ザの課金逃れの処理を難
かしくするために、数分程度のピッチではあるが不定周
期に設定された料金徴収タイミングになると、課金要求
を通信装置31およびアンテナ40で発信する(61,
62)。また、同様に定周期又は不定周期に設定された
移動履歴集収タイミングになると、入出車デ−タベ−ス
TDBに管理側移動履歴テ−ブルを生成している各ID
宛てに移動履歴デ−タ要求を順次に発信して各IDの移
動履歴デ−タを順次に受信して各ID宛ての管理側移動
履歴テ−ブルに書込む(64〜70)。すなわち、入出
車デ−タベ−スTDBには、各ID宛ての管理側移動履
歴テ−ブルが、「入車」日時順に生成されている。その
最も早い日時のID宛てに移動履歴デ−タ要求を発信し
て(64,65)、タイマTwをスタ−トして(6
6)、それがタイムオ−バするまで、該IDからの返信
(移動側履歴テ−ブル)を待つ(67,68)。返信が
あると、それを該ID宛ての管理側移動履歴テ−ブルに
追記する(69)。それを終えると、あるいは返信がな
くタイマTwがタイムオ−バすると、書込み日時が次に
早いID宛てに移動履歴デ−タ要求を発信する(70,
65)。このようにして、入出車デ−タベ−スTDBに
管理側移動履歴テ−ブルが生成されている全IDに対す
るデ−タ要求および受信(すなわちポ−リング)を終え
ると、入出車デ−タベ−スTDBの各ID宛ての管理側
移動履歴テ−ブルのデ−タに基づいて、各ID(カ−ド
ID)の課金装置使用エラ−の有無をチェックする(7
1)。
新たな課金領域内に「入車」した直後、第1回の移動履
歴集収を行なうまでは、該ID宛ての管理側移動履歴テ
−ブル(の第1欄)には、それが「入車」したときのデ
−タ、すなわち図6のステップ26で報知局30に送信
されたデ−タ(日時,残高,位置および方向)がある。
そして第1回の移動履歴集収で、例えば表3に示す履歴
デ−タを集収するとそれを管理側移動履歴テ−ブル(の
第2欄以降)に追記する。そして負の残高,カ−ドリ−
ダ不正常,カ−ド無しあるいはGPS不正常の場合は、
使用エラ−情報を管理側移動履歴テ−ブルに書込む。ま
た、管理側移動履歴テ−ブル上の並び順(欄No.)
で、同一項のデ−タの推移と他の項のデ−タとの対比演
算によって、正常な課金処理では現われない変化又は不
変化をチェックし、それがあると使用エラ−情報を管理
側移動履歴テ−ブルに書込む。これらの使用エラ−が無
かったときには、今回読込んだ移動側履歴テ−ブルのデ
−タ分を残して、それより前に記録したデ−タを、管理
側移動履歴テ−ブルより消去する。使用エラ−情報があ
る場合は、このようなデ−タ消去は行なわず、集収する
たびに管理側移動履歴テ−ブルに蓄積記録する。
収」CRCの実行による、報知局30のコントロ−ラユ
ニット32による、料金徴収のためのデ−タ処理は、車
上の課金装置1が適正であって適正に動作していること
を条件とする。課金を逃がれるために、装置1の電源線
を断線にしたり、アンテナANTt,ANTgを遮蔽し
たり、カ−ドリ−ダ5あるいはICカ−ドを機能不全に
したりした場合には、報知局30による料金徴収のため
のデ−タ処理は実現しない。
めに本実施例では、ランプ4f1〜4f4,異常履歴メ
モリが付加され、課金装置1の課金制御ECU2に、主
に課金逃れに結びつく異常の、車上報知(図5の2b〜
2h),車上での「課金異常チェック」CCU1,CC
U2の各機能が付加されている。異常履歴メモリは、課
金制御ECU2内の不揮発性読み書きメモリの一領域に
割り当てられており、一般的には、そのデ−タの読み書
きはユ−ザにおいて不可能である。しかし、不正の摘発
をすべき管理者は、該メモリのデ−タの収集が可能であ
るのが好ましい。また、ユ−ザが不正をただして未払料
金を精算した場合には、異常履歴メモリの異常デ−タを
消去する必要がある。
に、図2に示すように、外部インタ−フェ−ス19を介
して赤外線レ−ザを媒体とするデ−タ交換用の、双方向
(発受信型)のフォトカプラ20が接続されており、課
金制御ECU2に、図5に示すように、「異常履歴メモ
リのデ−タ処理」MDPが付加されている。そして課金
管理者は、取締装置を所持し、該取締装置には、フォト
カプラ20と対をなす、赤外線レ−ザを媒体とするデ−
タ交換用の、双方向のフォトカプラ,送受信通信コント
ロ−ラ,高容量のデ−タメモリ,デ−タ表示用のキャラ
クタディスプレイ,プリンタおよび入出力操作ボ−ドが
備わっており、取締装置は課金制御ECU2とデ−タの
やり取りをすることができる。ここで道路端に、課金団
体から委任を受けた交通警察官が、上述の取締装置を持
って、走行車両に注目している、とイメ−ジされたい。
ような異常を検出したときに警告報知1,2又は3を発
生してランプ4f2,4f3,発光ダイオ−ド4B2〜
4B3を点灯する。これらは、該当の異常がなくなるま
で点灯し、異常がなくならないときには、イグニション
キ−スィッチIGswが開(オフ)に戻ったとき、すなわち
車両が停止しエンジンが停止したときに消灯される(図
5のステップ33)。走行中の車両に、ランプ4f2,
4f3が点灯したものがあると、交通警察官は、それに
停車を命じ、車両が停止しエンジンが止められる(イグ
ニションキ−スィッチIGswがオフになると)、取締装
置のフォトカプラを、該車両上の課金装置1のフォトカ
プラ20に向けて、デ−タ出力を指示入力する。
は、イグニションキ−スィッチIGswがオフになったの
に応答して、異常表示素子の発光を停止し(図5のステ
ップ33)、そして「異常履歴メモリのデ−タ処理」M
DPに進む。
理」MDPの内容を示す。ここではフォトカプラ20に
入力信号(フィルタを通しての、所定波長の赤外線レ−
ザ光の到来)があるかをチェックし(81)、それがあ
るとデ−タ読込みを行なう(82)。そして読込んだデ
−タの中に、「異常履歴メモリのデ−タ処理」MDPの
プログラム上に登録している第1の管理者IDに符合す
るデ−タがあるかをチェックする(83)。それがある
と、異常履歴メモリのデ−タを最新の日時のものから読
出してディスプレイ4B5に表示し、そして異常履歴メ
モリのデ−タを、課金装置1のIDと共に、フォトカプ
ラ20に送出する(84〜86)。取締装置は、そのフ
ォトカプラ20が受けたデ−タをデ−タメモリに書込
み、そしてプリンタでプリントアウトする。交通警察官
は、このプリントアウトに従って、取締処理を行ない、
これが良好に完了すると、メモリデ−タのクリア指示を
取締装置およびフォトカプラ20を介して、課金制御C
PU2に与える。このとき自動的に、該取締装置から第
2の管理者IDが同時に課金制御CPU2に与えられ
る。課金制御CPU2は、入力があったIDが「異常履
歴メモリのデ−タ処理」プログラム上の第2の管理者I
Dに合致し、また入力デ−タが該プログラム上のクリア
指示デ−タに合致すると、異常履歴メモリをクリアし
(87,88)、ディスプレイ4B5に異常履歴メモリ
をクリアしたことを表示する。なお該ディスプレイ4B
5は、それから設定時間後に電源オフとなる。
の、外部機器へのデ−タ転送(デ−タ転送のためのプロ
トコルのやり取りと、メモリデ−タの送出)が完了しな
ければ、メモリデ−タをクリアしないので、フォトカプ
ラ20に外部機器を通信結合しないで、あるいは、取締
装置の通信装置のデ−タ通信アルゴリズムに合わない通
信装置を結合してクリア指示を与えても、異常履歴メモ
リのデ−タは消去されない。
1〜4f4が点灯していない車両についても、上述の、
取締装置によるデ−タ収集を行なうことができる。
デ−タ処理のほとんどは、上述の第1実施例のものと同
一であるが、第2実施例の課金制御ECU2の、課金エ
リア進入,退出を表わすレジスタRAEjのデ−タ処理
が、図18に示すように、第1実施例の対応箇所の処理
(図6)とは異っている。すなわち第2実施例の課金制
御ECU2は、車両が課金エリアkから出て課金エリア
jに進入したときに、レジスタRAEkをクリアしてレ
ジスタRAEjに「1」を書込む(24a〜24d,2
5a,25b)。車両が課金エリアjから出て課金エリ
アLに進入したときに、レジスタRAEjをクリアして
レジスタRAE Lに「1」を書込む。第1実施例のタ
イマTRk,j,Lのは省略しているので、図19の
(a)に示すように課金エリアが接近又は部分的に重複
しているときには、1回のエリア1通行の間に、何回も
エリア1と2を通行したとのレジスタRAEjのデ−タ
の変化を生ずるが、図19の(b)に示すように、1つ
のエリアを通行中には、他のエリア通行中と誤検出しな
いようにエリア間に広い空間を置いた場合には、そのよ
うな問題を生じない。第2実施例の他の機能は、第1実
施例と同様である。
示すブロック図である。
ック図である。
たケ−スの外観を示す斜視図である。
図である。
の一部を示すフロ−チャ−トである。
の残部を示すフロ−チャ−トである。
すフロ−チャ−トである。
ロ−チャ−トである。
内容の一部を示すフロ−チャ−トである。
の内容の他の一部を示すフロ−チャ−トである。
の内容の残部を示すフロ−チャ−トである。
フロ−チャ−トである。
受信に応答した割込処理1 DRI1の内容の一部を示
すフロ−チャ−トである。
受信に応答した割込処理1 DRI1の内容の残部を示
すフロ−チャ−トである。
理」MDPの内容を示すフロ−チャ−トである。
通電装置31又はモデムユニット34からの着信信号に
応答した割込処理2 DRI2の内容を示すフロ−チャ
−トである。
繰返し実行する「料金徴収&移動履歴集収」CRCの内
容を示すフロ−チャ−トである。
動作の一部を示すフロ−チャ−トである。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】クレジット情報を記憶する記憶手段;該記
憶手段からクレジット情報を読出し該記憶手段にクレジ
ット情報を書込む、読み書き手段;自己がある課金領域
内かその外かを検出する領域内外検出手段;課金領域j
の内にいることを示すj状態情報が無いときに該領域内
外検出手段が該課金領域j内であることを検出したとき
にj状態情報を生成し、他の課金領域にいることを示す
状態情報は消去し、他の課金領域の内にいることを示す
状態情報が無いときに領域内外検出手段が他の課金領域
内であることを検出したときに他の課金領域宛ての状態
情報を生成し、j状態情報を消去する情報操作手段;お
よび、 各状態情報が保持されている間の各課金領域の課金料に
従って、前記読み書き手段を介して前記記憶手段のクレ
ジット情報を更新する課金処理手段;を備える車上課金
装置。 - 【請求項2】前記情報操作手段は、課金領域jの内にい
ることを示すj状態情報が無いときに領域内外検出手段
が課金領域j内であることを検出したときにj状態情報
を生成し、その後課金領域jの内か外かの検出が、内か
ら外に変化すると経過時間の計測を開始し、外から内へ
変化すると該計測を無効にし、j状態情報は継続して保
持し、経過時間の計測値が設定値を越えしかも領域内外
検出手段が他の課金領域内であることを検出したときに
j状態情報を消去し他の課金領域宛ての状態情報を生成
する、請求項1記載の車上課金装置。 - 【請求項3】前記情報操作手段は、イグニションキ−ス
イッチがオフの間も情報を保持するメモリに、前記状態
情報を保持する、請求項1又は請求項2記載の車上課金
装置。
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