JP2000163331A - マルチメディア電子メール方法および装置 - Google Patents

マルチメディア電子メール方法および装置

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JP2000163331A
JP2000163331A JP33312998A JP33312998A JP2000163331A JP 2000163331 A JP2000163331 A JP 2000163331A JP 33312998 A JP33312998 A JP 33312998A JP 33312998 A JP33312998 A JP 33312998A JP 2000163331 A JP2000163331 A JP 2000163331A
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智 安藤
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裕之 吉田
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    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
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  • Computer And Data Communications (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 そこに含まれる各メディア情報が時間的・空
間的に関連付けられているようなマルチメディア電子メ
ールをネットワークを通じて送受信することができ、し
かもネットワークを伝送される情報量が少なくてすむよ
うなマルチメディア電子メール方法および装置を提供す
る。 【解決手段】 受信メールに含まれるオブジェクトを流
用して返信メールを作成し(ステップS107)、それ
を、流用したオブジェクトを除くその返信メールに含ま
れる全てオブジェクトと、その返信メールに含まれる全
てのオブジェクトに関する制御情報とを含むマルチメデ
ィア電子メールの態様で、発信元のコンピュータ・シス
テムへと送信する(ステップS108)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール方法お
よび装置に関し、より特定的には、テキストやイメー
ジ、音声情報等の複数のメディア情報を含むマルチメデ
ィア電子メールをネットワークを通じて送受信するため
のマルチメディア電子メール方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチメディア電子メールシステ
ムでは、テキスト(文字情報)に付随するイメージ(画
像情報)や音声情報等は、例えば、テキストファイルに
添付する添付ファイルの態様で送信されていた。この場
合、受信側において受信したマルチメディア電子メール
を開封すると、画面上には、テキストと、添付ファイル
を示すアイコンとが表示される。そして、ユーザがマウ
スを操作して画面上のアイコンをクリックすると添付フ
ァイルが開かれ、画面上にイメージが表示されたり、ス
ピーカから音声が出力されたりする。しかし、上記のよ
うなイメージや音声情報を添付ファイルとして送るよう
なタイプの従来のシステムでは、例えばテキストの表示
と同時にそれを朗読する音声を出力したり、さらに朗読
の進行に合わせていくつかのイメージを切り換えつつ表
示するような電子メールを送ることができなかった。な
ぜなら、添付ファイルを開くタイミングは受信側のユー
ザに任されているので、必ずしも送信側のユーザの意図
したタイミングでその添付ファイルが開かれるとは限ら
ないからである。
【0003】そこで、複数のメディア情報(テキスト、
イメージ、音声情報等)を含むマルチメディア電子メー
ル送信する際に、各メディア情報をそれぞれ1つのオブ
ジェクトとして扱い、各オブジェクトの提示時刻、提示
位置などを示す制御情報を併せて送信するようなタイプ
のマルチメディア電子メールシステムが提案された。こ
のタイプの従来のシステム(以下、新たな従来のシステ
ム)では、送信側は、複数のオブジェクトに各オブジェ
クトの提示時刻・提示位置などを示す制御情報を付加し
て送信し、受信側は、その制御情報に従って各オブジェ
クトを提示する。
【0004】図25は、上記新たな従来のシステムに設
けられる送信端末の機能的な構成を示すブロック図であ
る。また、図26は、同システムに設けられる受信端末
の機能的な構成を示すブロック図である。なお、全図を
通じて同一参照番号は同一対象物を示す。図25および
図26に示すタイプのシステムは、例えば特開平6−7
7992号公報に開示されている。
【0005】図25において、従来のマルチメディア電
子メールシステムに設けられる送信端末は、テキスト入
力部2501と、音声入力部2502と、画像入力部2
503と、入力情報制御部2504と、入力情報記憶部
2505と、入力情報編集部2506と、入力情報提示
部2507と、送信制御部2508とを備えている。テ
キスト入力部2501は、テキスト(文字情報)を入力
する。音声入力部2502は、音声情報を入力する。画
像入力部2503は、画像情報を入力する。入力情報制
御部2504は、入力された各メディア情報(以下、入
力情報)をそれぞれ一つのオブジェクトとして制御す
る。入力情報記憶部2505は、入力情報を記憶する。
すなわち、入力された文字・音声・画像情報は、入力情
報制御部2504によってオブジェクト識別子を付与さ
れ、その後、入力情報記憶部2505に書き込まれる。
入力情報編集部2506は、入力された各入力情報の空
間的・時間的属性を編集する。入力情報提示部2507
は、入力情報編集部2506の編集結果を提示する。つ
まり、ユーザは、入力情報提示部2507を参照して、
入力情報編集部2506の編集結果を確認する。送信制
御部2508は、入力情報記憶部2505に記憶されて
いる各入力情報に入力情報編集部2506の編集結果を
示す制御情報を付加した後、それら入力情報をマルチメ
ディア電子メール形式に構造化する。そして、得られた
マルチメディア電子メールを、図示しないネットワーク
へと送出する。
【0006】図26において、従来のマルチメディア電
子メールシステムに設けられる受信端末は、受信制御部
2601と、入力情報記憶部2602と、入力情報提示
部2603とを備えている。受信制御部2601は、ネ
ットワークからマルチメディア電子メールを受信して入
力情報を取り出し、入力情報記憶部2602に書き込
む。その後、各入力情報に付加された制御情報に従っ
て、それら入力情報を空間的・時間的に配置し、それに
よって、送信側のユーザの意図したメールを復元する。
さらに、復元したメールを入力情報提示部2603を介
して受信側のユーザに提示する。なお、上記の送信端末
と受信端末とは互いに独立させてもよいが、通常は一体
のものとして構成される。つまり、上記新たな従来のシ
ステムを利用する各ユーザは、図25に示す送信端末と
図26に示す受信端末とが一体構成されたような送受信
端末を保有している。
【0007】以下には、図25および図26に示す従来
のマルチメディア電子メールシステムの処理動作を、図
27〜図29を用いて説明する。図27は、図25の入
力情報編集部2506において用いられるメール作成ウ
インドウの構成を視覚的に示す図である。図28は、作
成したマルチメディア電子メールを図27のメール作成
ウィンドウ内に表示した場合の一例を示す図である。図
29は、作成したマルチメディア電子メールの内部デー
タ構造を示す図である。なお、図中の「#番号」は、各
入力情報(オブジェクト)を識別するためのオブジェク
ト識別子である。
【0008】最初、送信側のユーザは、図25に示す送
信端末と図26に示す受信端末とが一体構成されたよう
な送受信端末の図示しないキーボードを操作して文章を
打ち込み、応じて、テキスト入力部2501がテキスト
入力を行う。入力情報編集部2506は、入力されたテ
キストにオブジェクト識別子#1を付与して、入力情報
記憶部2505に格納する。以降、入力されたテキスト
は、オブジェクト#1として識別される。次に、送信側
のユーザは、図示しないスキャナやテレビカメラ等を操
作して画像の取り込みを行い、応じて、画像入力部25
03が画像入力を行う。入力情報編集部2506は、入
力された人物および風景の画像情報にそれぞれ識別子#
2および#3を付与して、入力情報記憶部2505に格
納する。以降、入力された人物画像はオブジェクト#2
として、風景画像はオブジェクト#3として識別され
る。次に、送信側のユーザは、図示しないマイクロフォ
ン等を操作して音声を収録し、応じて、音声入力部25
02が音声入力を行う。入力情報編集部2506は、入
力された音声情報に識別子#4を付与して、入力情報記
憶部2505に格納する。以降、入力された音声情報
は、オブジェクト#4として識別される。次に、送信側
のユーザは、図示しないキーボード等を操作して、図示
しないディスプレイに表示された図27に示すメール作
成ウインドウを参照しながら、上記各オブジェクト相互
の二次元空間的・時間的関係を指定する。以上で、メー
ル作成処理が終了する。作成されたメールは、入力情報
提示部2507を通じてディスプレイに表示される(図
28参照)。図28では、各オブジェクトに識別子が付
加されると共に、それぞれの提示位置、提示開始時刻、
提示終了時刻が視覚的に認識可能に示される。作成され
たメールは、図29に示すような内部データ構造を有す
る。
【0009】次に、送信制御部2508において、上記
のようにして作成されたメールを送信メール形式に構造
化する処理が行われる。得られた送信メールは、図示し
ないネットワーク・インターフェイスを介してネットワ
ークへと送出される。こうして送信されたメールは、ネ
ットワークを伝搬し、受信側のユーザの送受信端末へと
到達する。
【0010】受信側のユーザの送受信端末では、受信制
御部2601がネットワークから上記の送信メールを受
信し、そこから各入力情報(オブジェクト)を取り出し
て入力情報記憶部2602に格納する。そして、各入力
情報に付加された制御情報に従って、それらオブジェク
トを空間的・時間的に再配置し、それによって、図28
に示すようなメールを復元する。復元されたメールは、
入力情報提示部2603を通じてユーザに提示される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、図25
および図26に示すような新たな従来のマルチメディア
電子メールシステムでは、複数のメディア情報を含むマ
ルチメディア電子メール送る際に、各メディア情報をそ
れぞれ1つのオブジェクトとして扱い、各オブジェクト
の提示時刻・提示位置等を示す制御情報をそれらオブジ
ェクトに付随させて送るようにしたので、そこに含まれ
る各メディア情報が時間的・空間的に関連付けられてい
るようなマルチメディア電子メールをやりとりすること
ができる。具体的には、例えばテキストの表示と同時に
それを朗読する音声を出力したり、さらに朗読の進行に
合わせていくつかのイメージを切り換えつつ表示するよ
うなメールを送ることができるようになる。こうした多
様なマルチメディア電子メールのやりとりが可能となる
結果、電子メールの利用が大いに促進されることが期待
される。
【0012】しかしながら、マルチメディア電子メール
の利用が増えるのに応じて、伝送される情報量が飛躍的
に増大し、その結果、ネットワークの容量が不足する事
態が予想される。一方、ユーザにとっては、通信にかか
る時間と費用とが問題となる。なぜなら、音声/イメー
ジは、その情報量がテキストと比べて膨大だからであ
る。それにも関わらず、上記新たな従来のシステムで
は、伝送される情報量を削減するための対策は、何ら施
されていなかった。
【0013】それゆえに、本発明の目的は、そこに含ま
れる各メディア情報が時間的・空間的に関連付けられて
いるようなマルチメディア電子メールをネットワークを
通じて送受信することができ、しかもネットワークを伝
送される情報量が少なくてすむようなマルチメディア電
子メール方法および装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、複数のメディア情報とそれらメディア情報の時
間的・空間的配置を示す制御情報とを含むマルチメディ
ア電子メールを送受信するための方法であって、マルチ
メディア電子メールを受信するステップ、受信したマル
チメディア電子メールから当該マルチメディア電子メー
ルの発信元において作成された受信メールを復元するス
テップ、受信したマルチメディア電子メールに含まれる
メディア情報を記憶するステップ、受信メールに対する
返信メールを、受信したマルチメディア電子メールに含
まれるメディア情報を流用して作成するステップ、およ
び返信メールを、受信したマルチメディア電子メールに
含まれるメディア情報を除く当該返信メールに含まれる
全てのメディア情報と、当該返信メールに含まれる全て
のメディア情報の時間的・空間的配置を示す制御情報と
を含むマルチメディア電子メールの態様で、発信元へと
送信するステップを備えている。
【0015】上記第1の発明では、受信メールに含まれ
るメディア情報を流用して返信メールを作成し、それ
を、流用したメディア情報を除くその返信メールに含ま
れる全てのメディア情報と、その返信メールに含まれる
全てのメディア情報に関する制御情報とを含むマルチメ
ディア電子メールの態様で発信元へと送信する。この場
合、発信元では、受信したマルチメディア電子メールに
含まれる制御情報に従って、そのマルチメディア電子メ
ールに含まれるメディア情報と、送信したマルチメディ
ア電子メールに含まれるメディア情報とを配置すること
によって、受信メールを復元することができる。よっ
て、そこに含まれる各メディア情報が時間的・空間的に
関連付けられているようなマルチメディア電子メールを
ネットワークを通じて送受信することができ、しかも、
流用したメディア情報を発信元へ返送しない分、ネット
ワークを伝送される情報量が少なくてすむ。
【0016】第2の発明は、第1の発明において、受信
メールに対する返信メールを、受信したマルチメディア
電子メールに含まれるメディア情報を流用して作成する
際、当該メディア情報を分割し、分割して得られた分割
メディア情報を用いて返信メールを作成し、返信メール
を発信元へと送信する際、どのメディア情報をどの位置
で分割したかを示す分割制御情報をさらに含むマルチメ
ディア電子メールの態様で送信することを特徴としてい
る。
【0017】上記第2の発明によれば、返信メールを作
成する際に、一つのメディア情報を分割して、分割して
得られる複数の分割メディア情報のいくつかを削除した
り、複数の分割メディア情報の間(分割位置)に新規の
メディア情報を挿入できるようになる。そして、分割を
行った場合、どのメディア情報をどの位置で分割したか
を示す分割制御情報をさらに送信するので、一つのメデ
ィア情報の一部を削除/変更したとき、削除/変更後の
メディア情報の全データを送信する必要がなくなり、ネ
ットワークを伝送されるデータ量がさらに少なくてす
む。
【0018】第3の発明は、第1の発明において、送信
するマルチメディア電子メールに含まれるメディア情報
を記憶するステップをさらに備え、受信したマルチメデ
ィア電子メールから当該マルチメディア電子メールの発
信元において作成された受信メールを復元する際、当該
マルチメディア電子メールに含まれる制御情報に従っ
て、当該マルチメディア電子メールに含まれるメディア
情報と、送信したマルチメディア電子メールに含まれる
メディア情報とを配置することによって、受信メールを
復元することを特徴としている。
【0019】上記第3の発明によれば、受信メールが返
信メールである場合、受信したマルチメディア電子メー
ルに含まれる制御情報に従って、そのマルチメディア電
子メールに含まれるメディア情報と、送信したマルチメ
ディア電子メールに含まれるメディア情報とを配置する
ので、その受信メールを復元することができる。
【0020】第4の発明は、第3の発明において、受信
メールに対する返信メールを、受信したマルチメディア
電子メールに含まれるメディア情報を流用して作成する
際、当該メディア情報を分割し、分割して得られた分割
メディア情報を用いて返信メールを作成し、返信メール
を発信元へと送信する際、どのメディア情報をどの位置
で分割したかを示す分割制御情報をさらに含むマルチメ
ディア電子メールの態様で送信し、受信したマルチメデ
ィア電子メールから当該マルチメディア電子メールの発
信元において作成された受信メールを復元する際、さら
に、当該マルチメディア電子メールに含まれる制御情報
に従って、送信したマルチメディア電子メールに含まれ
るメディア情報を分割し、分割して得られた分割メディ
ア情報を用いて受信メールを復元することを特徴として
いる。
【0021】上記第4の発明によれば、受信メールが返
信メールである場合、受信したマルチメディア電子メー
ルに含まれる分割制御情報に従って、送信したメディア
情報を分割し、受信したマルチメディア電子メールに含
まれる制御情報に従って、そのマルチメディア電子メー
ルに含まれるメディア情報と、分割して得られた分割メ
ディア情報とを配置するので、その受信メールを復元す
ることができる。
【0022】第5の発明は、複数のメディア情報とそれ
らメディア情報の時間的・空間的配置を示す制御情報と
を含むマルチメディア電子メールを送受信するための装
置であって、マルチメディア電子メールを受信する手
段、受信したマルチメディア電子メールから当該マルチ
メディア電子メールの発信元において作成された受信メ
ールを復元する手段、受信したマルチメディア電子メー
ルに含まれるメディア情報を記憶する手段、受信メール
に対する返信メールを、受信したマルチメディア電子メ
ールに含まれるメディア情報を流用して作成する手段、
および返信メールを、受信したマルチメディア電子メー
ルに含まれるメディア情報を除く当該返信メールに含ま
れる全てのメディア情報と、当該返信メールに含まれる
全てのメディア情報の時間的・空間的配置を示す制御情
報とを含むマルチメディア電子メールの態様で、発信元
へと送信する手段を備えている。
【0023】第6の発明は、第5の発明において、受信
メールに対する返信メールを、受信したマルチメディア
電子メールに含まれるメディア情報を流用して作成する
手段は、当該メディア情報を分割し、分割して得られた
分割メディア情報を用いて返信メールを作成し、返信メ
ールを発信元へと送信する手段は、どのメディア情報を
どの位置で分割したかを示す分割制御情報をさらに含む
マルチメディア電子メールの態様で送信することを特徴
としている。
【0024】第7の発明は、第5の発明において、送信
するマルチメディア電子メールに含まれるメディア情報
を記憶する手段をさらに備え、受信したマルチメディア
電子メールから当該マルチメディア電子メールの発信元
において作成された受信メールを復元する手段は、当該
マルチメディア電子メールに含まれる制御情報に従っ
て、当該マルチメディア電子メールに含まれるメディア
情報と、送信したマルチメディア電子メールに含まれる
メディア情報とを配置することによって、受信メールを
復元することを特徴としている。
【0025】第8の発明は、第7の発明において、受信
メールに対する返信メールを、受信したマルチメディア
電子メールに含まれるメディア情報を流用して作成する
手段は、当該メディア情報を分割し、分割して得られた
分割メディア情報を用いて返信メールを作成し、返信メ
ールを発信元へと送信する手段は、どのメディア情報を
どの位置で分割したかを示す分割制御情報をさらに含む
マルチメディア電子メールの態様で送信し、受信したマ
ルチメディア電子メールから当該マルチメディア電子メ
ールの発信元において作成された受信メールを復元する
手段は、さらに、当該マルチメディア電子メールに含ま
れる制御情報に従って、送信したマルチメディア電子メ
ールに含まれるメディア情報を分割し、分割して得られ
た分割メディア情報を用いて受信メールを復元すること
を特徴としている。
【0026】第9の発明は、コンピュータ装置において
実行され、複数のメディア情報とそれらメディア情報の
時間的・空間的配置を示す制御情報とを含むマルチメデ
ィア電子メールを送受信するためのプログラムを記録し
た記録媒体であって、マルチメディア電子メールを受信
するステップ、受信したマルチメディア電子メールから
当該マルチメディア電子メールの発信元において作成さ
れた受信メールを復元するステップ、受信したマルチメ
ディア電子メールに含まれるメディア情報を記憶するス
テップ、受信メールに対する返信メールを、受信したマ
ルチメディア電子メールに含まれるメディア情報を流用
して作成するステップ、および返信メールを、受信した
マルチメディア電子メールに含まれるメディア情報を除
く当該返信メールに含まれる全てのメディア情報と、当
該返信メールに含まれる全てのメディア情報の時間的・
空間的配置を示す制御情報とを含むマルチメディア電子
メールの態様で、発信元へと送信するステップを備える
動作環境を、コンピュータ装置上で実現するためのプロ
グラムを記録している。
【0027】第10の発明は、第9の発明において、受
信メールに対する返信メールを、受信したマルチメディ
ア電子メールに含まれるメディア情報を流用して作成す
る際、当該メディア情報を分割し、分割して得られた分
割メディア情報を用いて返信メールを作成し、返信メー
ルを発信元へと送信する際、どのメディア情報をどの位
置で分割したかを示す分割制御情報をさらに含むマルチ
メディア電子メールの態様で送信することを特徴とする
動作環境を、コンピュータ装置上で実現するためのプロ
グラムを記録している。
【0028】第11の発明は、第9の発明において、送
信するマルチメディア電子メールに含まれるメディア情
報を記憶するステップをさらに備え、受信したマルチメ
ディア電子メールから当該マルチメディア電子メールの
発信元において作成された受信メールを復元する際、当
該マルチメディア電子メールに含まれる制御情報に従っ
て、当該マルチメディア電子メールに含まれるメディア
情報と、送信したマルチメディア電子メールに含まれる
メディア情報とを配置することによって、受信メールを
復元することを特徴とする動作環境を、コンピュータ装
置上で実現するためのプログラムを記録している。
【0029】第12の発明は、第11の発明において、
送信するマルチメディア電子メールに含まれるメディア
情報を記憶するステップをさらに備え、受信したマルチ
メディア電子メールから当該マルチメディア電子メール
の発信元において作成された受信メールを復元する際、
当該マルチメディア電子メールに含まれる制御情報に従
って、当該マルチメディア電子メールに含まれるメディ
ア情報と、送信したマルチメディア電子メールに含まれ
るメディア情報とを配置することによって、受信メール
を復元することを特徴とする動作環境を、コンピュータ
装置上で実現するためのプログラムを記録している。
【0030】第13の発明は、コンピュータ装置におい
て実行され、複数のメディア情報とそれらメディア情報
の時間的・空間的配置を示す制御情報とを含むマルチメ
ディア電子メールを送受信するためのプログラムをネッ
トワークを通じて供給する方法であって、マルチメディ
ア電子メールを受信するステップ、受信したマルチメデ
ィア電子メールから当該マルチメディア電子メールの発
信元において作成された受信メールを復元するステッ
プ、受信したマルチメディア電子メールに含まれるメデ
ィア情報を記憶するステップ、受信メールに対する返信
メールを、受信したマルチメディア電子メールに含まれ
るメディア情報を流用して作成するステップ、および返
信メールを、受信したマルチメディア電子メールに含ま
れるメディア情報を除く当該返信メールに含まれる全て
のメディア情報と、当該返信メールに含まれる全てのメ
ディア情報の時間的・空間的配置を示す制御情報とを含
むマルチメディア電子メールの態様で、発信元へと送信
するステップを備える動作環境を、コンピュータ装置上
で実現するためのプログラムをネットワークを通じて供
給する。
【0031】第14の発明は、第13の発明において、
受信メールに対する返信メールを、受信したマルチメデ
ィア電子メールに含まれるメディア情報を流用して作成
する際、当該メディア情報を分割し、分割して得られた
分割メディア情報を用いて返信メールを作成し、返信メ
ールを発信元へと送信する際、どのメディア情報をどの
位置で分割したかを示す分割制御情報をさらに含むマル
チメディア電子メールの態様で送信することを特徴とす
る動作環境を、コンピュータ装置上で実現するためのプ
ログラムをネットワークを通じて供給する。
【0032】第15の発明は、第13の発明において、
送信するマルチメディア電子メールに含まれるメディア
情報を記憶するステップをさらに備え、受信したマルチ
メディア電子メールから当該マルチメディア電子メール
の発信元において作成された受信メールを復元する際、
当該マルチメディア電子メールに含まれる制御情報に従
って、当該マルチメディア電子メールに含まれるメディ
ア情報と、送信したマルチメディア電子メールに含まれ
るメディア情報とを配置することによって、受信メール
を復元することを特徴とする動作環境を、コンピュータ
装置上で実現するためのプログラムをネットワークを通
じて供給する。
【0033】第16の発明は、第15の発明において、
受信メールに対する返信メールを、受信したマルチメデ
ィア電子メールに含まれるメディア情報を流用して作成
する際、当該メディア情報を分割し、分割して得られた
分割メディア情報を用いて返信メールを作成し、返信メ
ールを発信元へと送信する際、どのメディア情報をどの
位置で分割したかを示す分割制御情報をさらに含むマル
チメディア電子メールの態様で送信し、受信したマルチ
メディア電子メールから当該マルチメディア電子メール
の発信元において作成された受信メールを復元する際、
さらに、当該マルチメディア電子メールに含まれる制御
情報に従って、送信したマルチメディア電子メールに含
まれるメディア情報を分割し、分割して得られた分割メ
ディア情報を用いて受信メールを復元することを特徴と
する動作環境を、コンピュータ装置上で実現するための
プログラムをネットワークを通じて供給する。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係るマルチメディア電子メール方法を示すフローチャー
トである。図2は、図1に示すマルチメディア電子メー
ル方法を実現するコンピュータ・システムのハードウエ
ア的な構成を示すブロック図である。図2において、コ
ンピュータ・システムは、ディスプレイ201と、ビデ
オRAM202と、スピーカ203と、ネットワーク・
インターフェイス204と、キーボード205と、CP
U206と、主記憶装置207と、外部記憶装置208
と、音声入力装置209と、ポインティング・デバイス
210と、画像入力装置211とを備えている。
【0035】ディスプレイ201は、テキスト(文字情
報)やイメージ(画像情報)を表示する。スピーカ20
3は、音声情報を出力する。ネットワーク・インターフ
ェイス204は、コンピュータ・システムを図示しない
ネットワークに接続するためのインターフェイス・デバ
イスである。キーボード205は、ユーザのキー操作を
受けて、それと対応するコード(文字データ)をCPU
206に入力する。音声入力装置209は、例えばマイ
クロフォンを含み、音声データをCPU206に入力す
る。ポインティング・デバイス210は、例えばマウス
を含み、ユーザのマウス操作を受けて、ポインタの軌跡
等を示すデータをCPU206に入力する。画像入力装
置211は、例えばスキャナやテレビカメラを含み、画
像データをCPU206に入力する。
【0036】外部記憶装置208は、例えばハードディ
スクや光ディスクを含み、CPU206へと入力される
上記各データを格納する。主記憶装置207は、CPU
206が動作するためのデータ類、例えば上記各データ
(画像データを除く)や、処理過程で生じる中間データ
等を記憶する。ビデオRAM202は、画像データを記
憶する。外部記憶装置208には、さらに、図1のフロ
ーチャートに示されるような処理を実現するためのプロ
グラムデータが格納される。そして、メールの送受信を
行う際に、外部記憶装置208に格納されているプログ
ラムデータが主記憶装置207へと転送される。CPU
206は、主記憶装置207に記憶されたプログラムデ
ータに従って上記各デバイスを制御し、それによって、
図1のフローチャートに示すような動作環境をコンピュ
ータ・システム上で実現する。
【0037】ここで、外部記憶装置208へとプログラ
ムデータを格納する方法としては、次の3つの方法があ
る。第1は、プログラムデータを記録した記録媒体から
そのプログラムデータを読み取って、それを外部記憶装
置208へと格納する方法である。第2は、ネットワー
クを通じて伝送されてくるプログラムデータを受信し
て、それを外部記憶装置208へと格納する方法であ
る。第3は、コンピュータ・システムの出荷時、プログ
ラムデータを予め外部記憶装置208へと格納しておく
方法である。
【0038】以下には、上記のように構成されたコンピ
ュータ・システムがネットワークを通じてマルチメディ
ア電子メールを送受信する処理動作を、図1のフローチ
ャートを用いて説明する。図示しないネットワークに
は、図2のコンピュータ・システム以外に、同様の構成
を有する複数の他のコンピュータ・システムが接続され
ている。図2のコンピュータ・システムは、それら他の
コンピュータシステムとの間で、ネットワークを通じて
マルチメディア電子メールをやりとりする。
【0039】やりとりされる電子メールは、従来の技術
の項目で説明したものと同様、そこに含まれる各メディ
ア情報が時間的・空間的に関連付けられているようなマ
ルチメディア電子メールである。すなわち、メールに
は、テキスト・イメージ・音声等の複数のメディア情報
(オブジェクト)と、各オブジェクト相互の時間的・空
間的関連性を示す制御情報とが含まれる。それら各オブ
ジェクトは、オブジェクト識別子によって区別されてい
る(詳細については、従来の技術の項目を参照)。ただ
し、受信したメールに対する返信メールを送る場合に
は、受信したメールの発信元のコンピュータ・システム
が保有しているオブジェクトを除く他のオブジェクトと
制御情報とを送信する点が異なる。
【0040】上記各コンピュータ・システムはそれぞ
れ、送信済みのオブジェクトと受信したオブジェクトと
を記憶しておくのに加えて、どのコンピュータ・システ
ムに対してどのオブジェクトを送信したかを示す送信履
歴情報と、どのコンピュータ・システムからどのオブジ
ェクトを受信したかを示す受信履歴情報とを保有してい
る。
【0041】いま、図2のコンピュータ・システムが起
動され、メールの送受信処理が開始されたとする。図1
において、図2のコンピュータ・システムは、最初、他
のコンピュータ・システムからのメールを受信したか否
かを判断する(ステップS101)。ステップS101
の判断の結果、メールを受信していない場合、ステップ
S110に進む。一方、メールを受信した場合、コンピ
ュータ・システムは、受信したメールが返信メールであ
るか否かを判断する(ステップS102)。返信メール
か否かの判断は、自己が保有している送信履歴情報を参
照して行う。すなわち、受信したメールに以前自己が送
信したオブジェクトが含まれている場合、返信メールと
判断し、そうでない場合は返信メールでないと判断す
る。
【0042】ステップS102の判断の結果、返信メー
ルでない場合、ステップS104に進む。一方、受信し
たメールが返信メールである場合、コンピュータ・シス
テムは、そのメールに含まれる制御情報に従って、その
メールに含まれる(新規の)オブジェクトと自己が記憶
している送信済みオブジェクトとを時間的・空間的に再
配置し、それによって返信メールを復元する(ステップ
S103)。そして、ステップS104に進む。なお。
ステップS103の返信メール復元処理は、自己が記憶
している送信済みオブジェクトを用いる点を除けば、従
来の技術で説明したメール復元処理と同様である。
【0043】ステップS104では、受信したメールに
含まれる新規のオブジェクトを記憶し、併せて、受信履
歴情報を更新する処理が行われる。その後、コンピュー
タシステムは、受信したメールを、ディスプレイ201
とスピーカ203を通じてユーザに提示する(ステップ
S105)。応じて、ユーザは、提示されたメールを視
聴する。そして、それに対する返信メールを作成するの
であればその旨の命令を、メールの送受信を終了するの
であればその旨の命令を、キーボード205等を操作し
てコンピュータ・システムに入力する。
【0044】受信したメールを提示した後、コンピュー
タ・システムは、返信メールを作成する命令が入力され
たか否かを判断する(ステップS106)。ステップS
106の判断の結果、作成命令が入力されなかった場
合、ステップS110に進む。一方、作成命令が入力さ
れた場合、コンピュータ・システムは、返信メールを作
成する処理を行い(ステップS107)、作成した返信
メールを、受信したメールの発信元のコンピュータ・シ
ステムに向けて送信する(ステップS108)。
【0045】以下、上記のステップS107の返信メー
ル作成処理、およびステップS108の返信メール送信
処理について詳細に説明する。ここでは、一例として、
図28に示すメールを受信した場合を想定し、それに対
する返信メールを作成して(図28に示すメールの)発
信元へと送信する一連の処理を説明する。ただし、図2
8に示すメールは、その発信元によって新規に作成され
たメールであるとする。その内部データ構造は、図29
と同様である。
【0046】最初、上記の一連の処理の概要を説明す
る。従来より、電子メールのやりとりでは、受信したメ
ールを編集・加工して返信メールを作成し、それを発信
元に返送するような返信方法がしばしば行われていた。
メールの編集・加工とは、例えば、受信したメールのテ
キストに質問事項が記載されているとき、そのテキスト
に直接返事を書き込んだり、受信したメールに添付され
ていたイメージを別のイメージと差し替えるなどの処理
である。それによって、返信メールを一から作成する手
間が省けるからである。
【0047】とりわけ、図28に示すマルチメディア電
子メールのように、複数のメディア情報と、各メディア
情報(オブジェクト)の提示時刻・提示位置等を示す制
御情報と含むメールをやりとりする場合、一から返信メ
ールを作成したのでは、各メディア情報の入力に加え、
各メディア情報の提示時刻・提示位置の指定も改めて行
わねばならないので、上記のような返信方法がより頻繁
に行われることが予想される。
【0048】そこで、(ア)図28に示すようなメー
ル、すなわち、複数のメディア情報と、各メディア情報
(オブジェクト)の提示時刻・提示位置等を示す制御情
報と含むマルチメディア電子メールを受信した場合、そ
れを編集・加工(本実施形態では、オブジェクトを追加
/削除したり、各オブジェクトの時間的・空間的位置関
係を変更することをいう)することによって返信メール
を作成する。これにより、返信メールを作成する処理が
軽減される。
【0049】また、(イ)作成した返信メールを発信元
に送信する際、ネットワークを伝送されるデータ量を少
なくするために、以下のような送信制御を行う。すなわ
ち、作成した返信メールそのもの(複数のオブジェクト
および各オブジェクトの提示時刻・提示位置を示す制御
情報)を送信する代わりに、追加した新規のオブジェク
トがあればそのオブジェクトと、追加/削除後の返信メ
ールに含まれる各オブジェクトの時間的・空間的位置関
係を示す制御情報とを送信する。なぜなら、発信元は、
送信済みのオブジェクトを保有しているので、新規のオ
ブジェクトと上記の制御情報とがあれば、返信メールを
復元できるからである。これにより、返信メールを送る
際にネットワークを伝送されるデータ量が大幅に削減さ
れる。
【0050】次に、上記の一連の処理の詳細を説明す
る。返信メール作成の際にディスプレイ201上に提示
されるメール作成ウインドウの構成は、図27と同様で
ある。図3は、図28に示す受信メールから作成された
返信メールを図27のメール作成ウィンドウ内に表示し
た場合の一例を示す図である。図4は、図28に示す受
信メールから作成された返信メール(図3に示すメー
ル)の内部データ構造を示す図である。図5は、図28
に示す受信メールから作成された返信メール(図3に示
すメール)の、送信時のデータ構造を示す図である。な
お、各図中の「#番号」は、各入力情報(オブジェク
ト)を識別するためのオブジェクト識別子である。
【0051】いま、ユーザは、他のユーザから図28に
示すマルチメディア電子メールを受け取り、それに対す
る返信メールを作成しようとしている。ユーザは、図2
8に示すメールを表示したディスプレイ201を見なが
ら、キーボード205等を操作して返事の文章を打ち込
み、オブジェクト#1の所定の一部を、打ち込んだ文章
に差し替えるよう命じる命令を入力する。応じて、コン
ピュータ・システムは、テキスト入力を行い、オブジェ
クト#1の所定の一部を、入力した新規のテキストデー
タに置き換える。そして、一部を置き換え後のオブジェ
クト#1に対して、新たな識別子#5を付与する。以
降、置き換え後のオブジェクト#1は、オブジェクト#
5として識別される。
【0052】次に、ユーザは、オブジェクト#2(人物
の画像データ)とオブジェクト#3(風景の画像デー
タ)とを削除するよう命じる命令を入力する。応じて、
コンピュータ・システムは、メール作成ウインドウ内の
オブジェクト#2およびオブジェクト#2を削除する。
【0053】次に、ユーザは、画像入力装置211を操
作して図形情報を取り込む。応じて、コンピュータ・シ
ステムは、画像入力を行い、入力した新規の画像データ
に識別子#6を付与する。以降、この新規の画像データ
は、オブジェクト#6として識別される。そして、メー
ル作成ウインドウ内の指定された位置にオブジェクト#
6を挿入する。
【0054】なお、返信メールに含まれるオブジェクト
#5および#6の位置関係を変更したければ、ユーザ
は、引き続き、その旨の命令を入力すればよい。応じ
て、コンピュータ・システムは、位置関係変更のための
処理を実行する。以上で、返信メール作成処理が終了す
る。作成された返信メールは、ディスプレイ201に表
示され(図3参照)、ユーザがそれを確認する。この返
信メールの内部データ構造は、図4のようになってい
る。
【0055】次に、ユーザは、作成した返信メールを送
信する旨の命令を入力する。応じて、コンピュータ・シ
ステムは、作成した返信メールを、所定の送信メール形
式に構造化した後(図5参照)、返信先のコンピュータ
・システムへ向けて送信する。以上で、ステップS10
7・S108の返信メール作成・送信処理が完了する。
【0056】なお、送信された返信メールは、ネットワ
ークを通じて返信先(つまりは、受信したメールの発信
元のコンピュータ・システム)へと伝送される。返信先
のコンピュータ・システムは、伝送されてきた返信メー
ルを受信して、上記のステップS101〜S105と同
様の処理を実行し、それによって、図28に示すような
返信メールを復元する。そして、復元したメールをユー
ザに提示する。
【0057】次に、図2のコンピュータ・システムは、
ステップS107・S108で作成・送信した返信メー
ルに含まれる新規のオブジェクトを記憶し、併せて、送
信履歴情報を更新する処理を行う(ステップS10
9)。その後、ステップS110に進む。
【0058】ステップS110では、メールの送受信を
終了する旨の命令が入力されたか否かが判断される。判
断の結果、終了命令が入力されなかった場合、ステップ
S101へ戻って上記と同様の処理を繰り返し、終了命
令が入力された場合、メールの送受信処理を終了する。
【0059】以上のように、図2のコンピュータ・シス
テムでは、受信メールに含まれるオブジェクトを流用し
て返信メールを作成し、それを、流用したオブジェクト
を除くその返信メールに含まれる全てオブジェクトと、
その返信メールに含まれる全てのオブジェクトに関する
制御情報とを含むマルチメディア電子メールの態様で、
発信元のコンピュータ・システムへと送信する。この場
合、発信元のコンピュータ・システムでは、受信したマ
ルチメディア電子メールに含まれる制御情報に従って、
そのマルチメディア電子メールに含まれるオブジェクト
と、送信したマルチメディア電子メールに含まれるオブ
ジェクトとを配置することによって、受信メールを復元
することができる。よって、そこに含まれる各オブジェ
クトが時間的・空間的に関連付けられているようなマル
チメディア電子メールをネットワークを通じて送受信す
ることができ、しかも、流用したオブジェクトを発信元
へ返送しない分、ネットワークを伝送される情報量が少
なくてすむ。
【0060】また、図2のコンピュータ・システムで
は、受信したメールが返信メールである場合、受信した
マルチメディア電子メールに含まれる制御情報に従っ
て、そのマルチメディア電子メールに含まれるメディア
情報と、送信したマルチメディア電子メールに含まれる
メディア情報とを配置するので、その受信メールを復元
することができる。
【0061】ところで、図28を図3と比較すればわか
るように、図3の返信メールに含まれるテキスト(オブ
ジェクト#5)は、図28の受信メールに含まれるテキ
スト(オブジェクト#1)の一部のデータを別のデータ
に差し替えたものである。このような場合、上記第1の
実施形態では、返信メールに含まれるテキストの全デー
タを新規のオブジェクト#5として送信していたが、次
に説明する第2の実施形態では、差し替えた一部のデー
タだけを送信するようにし、それによって、ネットワー
クを伝送されるデータ量をさらに削減する。
【0062】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態に係るマルチメディア電子メール方法は、図1のフロ
ーチャートに示す第1の実施形態に係るマルチメディア
電子メール方法において、ステップS103の復元処
理、ステップS107の返信メール作成処理およびステ
ップS108の返信メール送信処理を後述のように変更
したものである。また、本発明の第2の実施形態に係る
マルチメディア電子メール方法を実現するコンピュータ
・システムのハードウエア的な構成は、図2と同様であ
る。そこで、以下の説明にも図1および図2を援用し、
第1の実施形態と同様の点についての説明は省略する。
【0063】以下には、図1のステップS107の返信
メール作成処理およびステップS108の返信メール送
信処理を説明する。ここでは、一例として、図28に示
すメールを受信した場合を想定し、それに対する返信メ
ールを作成して(図28に示すメールの)発信元へと送
信する一連の処理を説明する。
【0064】最初、上記の一連の処理の概要を説明す
る。第1の実施形態では、(ア)図28に示すようなメ
ール、すなわち、複数のメディア情報と、各メディア情
報(オブジェクト)の提示時刻・提示位置等を示す制御
情報と含むマルチメディア電子メールを受信した場合、
オブジェクトを追加/削除したり、各オブジェクトの時
間的・空間的位置関係を変更することによって返信メー
ルを作成していた。また、(イ)作成した返信メールを
発信元に送信する際、ネットワークを伝送されるデータ
量を少なくするために、以下のような送信制御を行って
いた。すなわち、作成した返信メールそのもの(複数の
オブジェクトおよび各オブジェクトの提示時刻・提示位
置を示す制御情報)を送信する代わりに、追加した新規
のオブジェクトがあればそのオブジェクトと、追加/削
除後の返信メールに含まれる各オブジェクトの時間的・
空間的位置関係を示す制御情報とを送信していた。
【0065】これに対し、本実施形態では、上記(ア)
において、さらに、返信メールを作成する際に、一つの
オブジェクトを分割して、分割して得られる複数のオブ
ジェクトのいくつかを削除したり、分割して得られる複
数のオブジェクトの間(分割位置)に新規のオブジェク
トを挿入できるようにする。そして、上記の(イ)にお
いて、オブジェクトの分割を行った場合、どのオブジェ
クトをどの位置で分割したか等を示す分割オブジェクト
情報をさらに送信するようにする。これによって、返信
メールを作成して送信する際に、一つのオブジェクトの
一部を削除/変更した場合、削除/変更後のオブジェク
トの全データを送信する必要がなくなり、返信メールを
送る際にネットワークを伝送されるデータ量が、第1の
実施形態と比べてさらに削減される。
【0066】次に、上記の返信メール作成・送信処理の
詳細を説明する。返信メール作成の際にディスプレイ2
01上に提示されるメール作成ウインドウの構成は、図
27と同様である。図6は、図28に示す受信メールか
ら作成された返信メールを図27のメール作成ウィンド
ウ内に表示した場合の別の例を示す図である。図7は、
図28に示す受信メールから作成された返信メール(図
6に示すメール)の内部データ構造を示す図である。図
8は、図28に示す受信メールから作成された返信メー
ル(図6に示すメール)の、送信時のデータ構造を示す
図である。
【0067】いま、ユーザは、他のユーザから図28に
示すマルチメディア電子メールを受け取り、それに対す
る返信メールを作成しようとしている。ユーザは、図2
8に示すメールを表示したディスプレイ201を見なが
ら、キーボード205等を操作して返事の文章を打ち込
み、オブジェクト#1の特定の一部を、打ち込んだ文章
に差し替えるよう命じる命令を入力する。応じて、コン
ピュータ・システムは、テキスト入力を行い、オブジェ
クト#1の所定の一部を、入力した新規のテキストデー
タに置き換える処理を実行する。以下、このオブジェク
ト#1の一部のデータを別のデータに置き換える処理を
説明する。
【0068】ユーザは、キーボード205等を操作して
オブジェクト#1の分割位置を指定する。応じて、コン
ピュータ・システムは、最初、例えば図9に示すような
分割オブジェクト情報(返信メールの内部データ構造)
を作成する。図9において、分割オブジェクト情報は、
メディア情報レコードおよび分割オブジェクト情報レコ
ードを含む。メディア情報レコードは、メディア情報を
一意に識別するメディア識別子フィールド、メディア情
報のタイプを格納するメディアタイプフィールド、メデ
ィア情報の実体(実情報)を指定するメディア情報フィ
ールド、メディア情報を提示するための位置情報フィー
ルド、メディア情報の提示を開始するための提示開始時
刻フィールド、メディア情報の提示を終了するための提
示終了時刻フィールド、およびメディア情報の提示時間
を格納するための提示時間フィールドからなる。ただ
し、メディア情報フィールドは、メディア情報の実体が
存在するアドレスを格納する。
【0069】一方、分割オブジェクト情報レコードは、
メディア情報を一意に識別するメディア識別子フィール
ド、メディア情報のタイプを格納するメディアタイプフ
ィールド、メディア情報の実体を指定するメディア情報
フィールド、メディア情報の分割情報を格納する分割情
報フィールドからなる。ただし、メディア情報フィール
ドは、メディア情報レコードのアドレスを格納する。な
お、ここででは、オブジェクト#1を分割して得られた
2つのオブジェクトは、オブジェクト#5およびオブジ
ェクト#6として識別されている。また、オブジェクト
#2〜#4は、第1の実施形態と同様にして削除されて
いるとする。
【0070】コンピュータ・システムは、次に、作成し
た分割オブジェクト情報(図9参照)より、図10に示
すような、メール作成ウインドウ上で扱う分割オブジェ
クトを作成する。図10では、オブジェクト#5におい
て第2パラグラフの終端(図中、”I”で示されてい
る)が指定され、それによって、受信メールに含まれて
いたオブジェクト#1は、オブジェクト#5とオブジェ
クト#6とに分割されている。その後、図11に示すよ
うに、オブジェクト#5の第2パラグラフが削除され
る。そして、第2パラグラフが削除されたオブジェクト
#5と、オブジェクト#6との間に、新規のオブジェク
ト#7が挿入される。
【0071】なお、オブジェクト#5の第2パラグラフ
削除時には、ユーザによって指定された分割位置に基づ
いて、図9の分割オブジェクト情報が作成される。図9
では、オブジェクト#5のアドレス&20〜&40で指
定される第2パラグラフを削除し、(第2パラグラフを
削除後の)オブジェクト#5の第1パラグラフの後に、
オブジェクト#7を挿入している。オブジェクト#5の
第2パラグラフ削除時には、アドレス&20〜&40に
関する入力情報の更新が実行され、更新後の入力情報
(テキストデータ)が記憶される。以上で、オブジェク
ト#1の一部のデータを別のデータに置き換える処理が
完了する。
【0072】ユーザは、次に、画像入力装置211を操
作して、図形情報を取り込む。応じて、コンピュータ・
システムは、画像入力を行い、入力した新規の画像デー
タに識別子#8を付与する。以降、この新規の画像デー
タは、オブジェクト#8として識別される。そして、メ
ール作成ウインドウ内の指定された位置にオブジェクト
#8を挿入する。こうして、図6に示すような返信メー
ルが得られる。得られた返信メールは、図7のような内
部データ構造を有する。
【0073】その後、ユーザは、作成した返信メールを
送信する旨の命令を入力する。応じて、コンピュータ・
システムは、作成した返信メール(新規のオブジェク
ト、制御情報および分割オブジェクト情報)を、所定の
送信メール形式に構造化した後(図8参照)、返信先の
コンピュータ・システムへ向けて送信する。
【0074】一方、ステップS103の復元処理では、
さらに、受信したメールに含まれる分割オブジェクト情
報より、分割オブジェクトを作成する処理が行われる。
この処理は、先に説明したステップS107で行った処
理と同様である。
【0075】以上のように、図2のコンピュータ・シス
テムでは、返信メールを作成する際に、一つのオブジェ
クトを分割して、分割して得られる複数の分割オブジェ
クトのいくつかを削除したり、複数の分割オブジェクト
の間(分割位置)に新規のオブジェクトを挿入できるよ
うになる。そして、分割を行った場合、どのオブジェク
トをどの位置で分割したかを示す分割オブジェクト情報
をさらに送信するので、一つのオブジェクトの一部を削
除/変更したとき、削除/変更後のオブジェクトの全デ
ータを送信する必要がなくなり、ネットワークを伝送さ
れるデータ量が、第1の実施形態と比べ、さらに少なく
てすむ。
【0076】また、図2のコンピュータ・システムで
は、受信したメールが返信メールである場合、受信した
マルチメディア電子メールに含まれる分割オブジェクト
情報に従って、送信したオブジェクトを分割し、受信し
たマルチメディア電子メールに含まれる制御情報に従っ
て、そのマルチメディア電子メールに含まれるオブジェ
クトと、分割して得られた分割オブジェクトとを配置す
るので、その受信メールを復元することができる。
【0077】(第3の実施形態)本発明の第3の実施形
態に係るマルチメディア電子メール方法は、図1のフロ
ーチャートに示す第2の実施形態に係るマルチメディア
電子メール方法において、ステップS107の返信メー
ル作成処理およびステップS108の返信メール送信処
理を、後述のように変更したものである。また、本発明
の第3の実施形態に係るマルチメディア電子メール方法
を実現するコンピュータ・システムのハードウエア的な
構成は、図2と同様である。そこで、以下の説明にも図
1および図2を援用し、第2の実施形態と同様の点につ
いての説明は省略する。
【0078】以下、図1のステップS107の返信メー
ル作成処理、およびステップS108の返信メール送信
処理について詳細に説明する。ここでは、一例として、
図12に示すメールを受信した場合を想定し、それに対
する返信メールを作成して(図12に示すメールの)発
信元へと送信する一連の処理を、図12〜図14を用い
て説明する。
【0079】返信メール作成の際にディスプレイ201
上に提示されるメール作成ウインドウの構成は、図27
と同様である。図12は、受信したマルチメディア電子
メールを図27のメール作成ウィンドウ内に表示した場
合の一例を示す図である。図13は、図12に示す受信
メールから作成された返信メールを図27のメール作成
ウィンドウ内に表示した場合を示す図である。図12、
図13において、「&番号」は、(音声)オブジェクト
の先頭からのアドレスを表すものとする。ただし、アド
レスは、音声をサンプリングしたサンプリング時間の昇
順で表される。
【0080】いま、ユーザは、他のユーザから図12に
示すマルチメディア電子メールを受け取り、それに対す
る返信メールを作成しようとしている。最初、ユーザ
は、図12に示すメールを表示したディスプレイ201
を見ながら、オブジェクト#4(音声データ)の一部の
データを削除するよう命じる命令を入力し、次いで、音
声入力装置209を操作して音声情報を収録する。そし
て、収録した音声情報を新たにそのメールに添付して返
信するよう命じる命令を入力する。応じて、コンピュー
タ・システムは、音声入力を行い、入力した新規の音声
データに対して、新たな識別子#7を付与する。以降、
入力した音声データは、オブジェクト#7として識別さ
れる。次に、図14に示すような分割オブジェクト情報
を作成し、作成した分割オブジェクト情報に基づいて、
分割オブジェクトを作成する。すなわち、メール作成ウ
インドウ内のオブジェクト#4を2箇所で分割し、得ら
れた3つのオブジェクトのうちの一つ(&9〜&14)
を削除する。このオブジェクト分割処理、削除処理は、
第2の実施形態で説明したものと同様である。
【0081】以上で、返信メール作成処理が終了する。
作成された返信メールは、ディスプレイ201に表示さ
れ(図13参照)、ユーザがそれを確認する。次に、ユ
ーザは、作成した返信メールを送信する旨の命令を入力
する。応じて、コンピュータ・システムは、作成した返
信メールを、所定の送信メール形式に構造化した後、返
信先のコンピュータ・システムへ向けて送信する。以上
で、ステップS107・S108の返信メール作成・送
信処理が完了する。
【0082】(第4の実施形態)本発明の第4の実施形
態に係るマルチメディア電子メール方法は、図1のフロ
ーチャートに示す第2の実施形態に係るマルチメディア
電子メール方法において、ステップS107の返信メー
ル作成処理およびステップS108の返信メール送信処
理を、後述のように変更したものである。また、本発明
の第4の実施形態に係るマルチメディア電子メール方法
を実現するコンピュータ・システムのハードウエア的な
構成は、図2と同様である。そこで、以下の説明にも図
1および図2を援用し、第2の実施形態と同様の点につ
いての説明は省略する。
【0083】以下、図1のステップS107の返信メー
ル作成処理、およびステップS108の返信メール送信
処理について詳細に説明する。ここでは、一例として、
図15に示すメールを受信した場合を想定し、それに対
する返信メールを作成して(図15に示すメールの)発
信元へと送信する一連の処理を、図15〜図17を用い
て説明する。
【0084】返信メール作成の際にディスプレイ201
上に提示されるメール作成ウインドウの構成は、図27
と同様である。図15は、受信したマルチメディア電子
メールを図27のメール作成ウィンドウ内に表示した場
合の一例を示す図である。図16は、図15に示す受信
メールから作成された返信メールを図27のメール作成
ウィンドウ内に表示した場合を示す図である。図15、
図16において、「&番号」は、(ポインタ軌跡)オブ
ジェクトの先頭からのアドレスを表すものとする。ただ
し、アドレスは、ポインティング・デバイス210の動
作(画面上のポインタの軌跡=筆跡)をサンプリングし
たサンプリング時間の昇順で表される。
【0085】いま、ユーザは、他のユーザから図15に
示すマルチメディア電子メールを受け取り、それに対す
る返信メールを作成しようとしている。最初、ユーザ
は、ポインティング・デバイス210を操作してその動
き(筆跡)を記録する。そして、図15に示すメールを
表示したディスプレイ201を見ながら、図15のオブ
ジェクト#2(筆跡情報)の一部を、上記の記録した筆
跡に置き換える命令を入力する。応じて、コンピュータ
・システムは、筆跡データ入力を行い、入力した新規の
筆跡データに対して、新たな識別子#6を付与する。次
いで、図17に示すような分割オブジェクト情報を作成
し、作成した分割オブジェクト情報に基づいて、分割オ
ブジェクトを作成する。すなわち、メール作成ウインド
ウ内のオブジェクト#2を二分割し、得られた一方(新
たに記録した筆跡で置き換えられる方)を削除する。分
割して得られた他方には、新たな識別子#5を付与す
る。そして、オブジェクト#5と連続する位置に、オブ
ジェクト#6を挿入する。このオブジェクト分割処理、
削除処理は、第2の実施形態で説明したものと同様であ
る。
【0086】以上で、返信メール作成処理が終了する。
作成された返信メールは、ディスプレイ201に表示さ
れ(図16参照)、ユーザがそれを確認する。次に、ユ
ーザは、作成した返信メールを送信する旨の命令を入力
する。応じて、コンピュータ・システムは、作成した返
信メールを、所定の送信メール形式に構造化した後、返
信先のコンピュータ・システムへ向けて送信する。以上
で、ステップS107・S108の返信メール作成・送
信処理が完了する。
【0087】(第5の実施形態)本発明の第5の実施形
態に係るマルチメディア電子メール方法は、図1のフロ
ーチャートに示す第2の実施形態に係るマルチメディア
電子メール方法において、ステップS107の返信メー
ル作成処理およびステップS108の返信メール送信処
理を、後述のように変更したものである。また、本発明
の第5の実施形態に係るマルチメディア電子メール方法
を実現するコンピュータ・システムのハードウエア的な
構成は、図2と同様である。そこで、以下の説明にも図
1および図2を援用し、第2の実施形態と同様の点につ
いての説明は省略する。
【0088】以下、図1のステップS107の返信メー
ル作成処理、およびステップS108の返信メール送信
処理について詳細に説明する。ここでは、一例として、
図18に示すメールを受信した場合を想定し、それに対
する返信メールを作成して(図18に示すメールの)発
信元へと送信する一連の処理を、図18〜図20を用い
て説明する。
【0089】返信メール作成の際にディスプレイ201
上に提示されるメール作成ウインドウの構成は、図27
と同様である。図18は、受信したマルチメディア電子
メールを図27のメール作成ウィンドウ内に表示した場
合の一例を示す図である。図18は、図17に示す受信
メールから作成された返信メールを図27のメール作成
ウィンドウ内に表示した場合を示す図である。図18、
図19において、「&番号」は、(動画像)オブジェク
トの先頭からのアドレスを表すものとする。ただし、ア
ドレスは、動画像のフレームの昇順で表される。いま、
ユーザは、他のユーザから図18に示すマルチメディア
電子メールを受け取り、それに対する返信メールを作成
しようとしている。最初、ユーザは、画像入力装置21
1を操作して動画像を取り込む。そして、図18に示す
メールを表示したディスプレイ201を見ながら、図1
8のオブジェクト#2(人物の静止画像)の一部を削除
し、さらに、オブジェクト#3(風景の動画像)の一部
を、上記の取り込んだ動画像に置き換える命令を入力す
る。
【0090】応じて、コンピュータ・システムは、動画
像データ入力を行い、入力した新規の動画像データに対
して、新たな識別子#6を付与する。次いで、図20に
示すような分割オブジェクト情報を作成し、作成した分
割オブジェクト情報に基づいて、分割オブジェクトを作
成する。すなわち、メール作成ウインドウ内のオブジェ
クト#2を二分割し、得られた2つのオブジェクトの一
方を削除する。他方には、新たな識別子#4を付与す
る。また、オブジェクト#3を二分割し、得られた2つ
のオブジェクトの一方を削除する。他方には、新たな識
別子#5を付与する。そして、オブジェクト#5と連続
する位置に、オブジェクト#6を挿入する。このオブジ
ェクト分割処理、削除処理は、第2の実施形態で説明し
たものと同様である。
【0091】以上で、返信メール作成処理が終了する。
作成された返信メールは、ディスプレイ201に表示さ
れ(図19参照)、ユーザがそれを確認する。次に、ユ
ーザは、作成した返信メールを送信する旨の命令を入力
する。応じて、コンピュータ・システムは、作成した返
信メールを、所定の送信メール形式に構造化した後、返
信先のコンピュータ・システムへ向けて送信する。以上
で、ステップS107・S108の返信メール作成・送
信処理が完了する。
【0092】(第6の実施形態)図21は、本発明の第
6の実施形態に係るマルチメディア電子メールシステム
に設けられる送信端末の機構的な構成を示すブロック
図、図22は、同システムに設けられる受信端末の機能
的な構成を示すブロック図である。
【0093】図21において、本発明の第6の実施形態
に係るマルチメディア電子メールシステムに設けられる
送信端末は、テキスト入力部2101と、音声入力部2
102と、画像入力部2103と、入力情報制御部21
04と、入力情報記憶部2105と、入力情報編集部2
106と、入力情報提示部2107と、送信制御部21
08とを備えている。テキスト入力部2101は、テキ
スト(文字情報)を入力する。音声入力部2102は、
音声情報を入力する。画像入力部2103は、画像情報
を入力する。入力情報制御部2104は、入力情報を制
御する。入力情報記憶部2105は、入力情報を記憶す
る。すなわち、入力される文字・音声・画像情報は、入
力情報制御部2104によって入力情報記憶部2105
に書き込まれる。
【0094】入力情報編集部2106は、入力情報の空
間的・時間的属性を編集する。入力情報提示部2107
は、入力情報編集部2106の編集結果を提示する。つ
まり、ユーザは、入力情報提示部2107を参照して、
入力情報編集部2106の編集結果を確認する。送信制
御部2108は、入力情報記憶部2105に記憶されて
いる各入力情報に入力情報編集部2106の編集結果を
示す制御情報を付加する。送信制御部2108はまた、
送信先と送信履歴情報とを管理しており、それらに基づ
いて、マルチメディア電子メールを図示しないネットワ
ークへと送出する。
【0095】図22において、本発明の第6の実施形態
に係るマルチメディア電子メールシステムに設けられる
受信端末は、受信制御部2201と、入力情報記憶部2
202と、入力情報提示部2203とを備えている。受
信制御部2201は、ネットワークからマルチメディア
電子メールを受信して、そこに含まれる入力情報を入力
情報記憶部2202に書き込む。受信制御部2201は
また、受信履歴情報を管理しており、各入力情報に付加
された制御情報に従って、受信履歴情報を用いて入力情
報を空間的・時間的に配置し、それによって、送信側の
ユーザの意図したメールを復元する。そして、復元した
メールを、入力情報提示部2203を介して受信側のユ
ーザに提示する。
【0096】なお、上記の送信端末と受信端末とは互い
に独立させてもよいが、通常は一体のものとして構成さ
れる。つまり、マルチメディア電子メールシステムを利
用する各ユーザは、図21に示す送信端末と図22に示
す受信端末とが一体構成されたような送受信端末を保有
している。
【0097】上記のような図21に示す送信端末と図2
2に示す受信端末とが一体構成されたような送受信端末
は、例えば、図2に示すようなコンピュータ・システム
によって実現される。そして、図1のフローチャートに
示されるものと同様の処理を実行し、それによって、第
1の実施形態と同様の効果を奏する。
【0098】(第7の実施形態)図23は、本発明の第
7の実施形態に係るマルチメディア電子メールシステム
に設けられる送信端末の機構的な構成を示すブロック
図、図24は、同システムに設けられる受信端末の機能
的な構成を示すブロック図である。
【0099】図23において、本発明の第7の実施形態
に係るマルチメディア電子メールシステムに設けられる
送信端末は、テキスト入力部2301と、音声入力部2
302と、ポインティング・デバイス210動作入力部
2303と、動画像入力部2304と、静止画像入力部
2305と、入力情報制御部2306と、入力情報記憶
部2307と、入力情報編集部2308と、入力情報提
示部2309と、送信制御部2310と、分割オブジェ
クト情報作成部2311と、分割オブジェクト作成部2
312と、入力情報分割実行部2313とを備えてい
る。
【0100】テキスト入力部2301は、テキスト(文
字情報)を入力する。音声入力部2302は、音声情報
を入力する。ポインティング・デバイス210動作入力
部2303は、ポインティング・デバイス210の動作
(筆跡情報)を入力する。動画像入力部2304は、動
画像情報を入力する。静止画像入力部2305は、静止
画像情報を入力する。入力情報制御部2306は、入力
情報を制御する。入力情報記憶部2307は、入力情報
を記憶する。すなわち、入力される文字・音声・ポイン
タ軌跡・静止画像・動画像情報は、入力情報制御部23
06によって入力情報記憶部2307に書き込まれる。
【0101】入力情報編集部2308は、入力情報の空
間的・時間的属性を編集する。なお、入力情報編集部2
308が行う編集には、入力情報の分割が含まれる。入
力情報提示部2309は、入力情報編集部2308の編
集結果を提示する。つまり、ユーザは、入力情報提示部
2309を参照して、入力情報編集部2308の編集結
果を確認する。分割オブジェクト情報作成部2311
は、分割オブジェクト情報を作成する。分割オブジェク
ト作成部2312は、分割オブジェクト情報に基づい
て、分割オブジェクトを作成する。入力情報分割実行部
2313は、入力情報を分割する。
【0102】送信制御部2310は、入力情報記憶部2
307に記憶されている各入力情報に入力情報編集部2
308の編集結果を示す制御情報を付加する。送信制御
部2310はまた、送信先と送信履歴情報とを管理して
おり、それらに基づいて、マルチメディア電子メールを
図示しないネットワークへと送出する。
【0103】図24において、本発明の第7の実施形態
に係るマルチメディア電子メールシステムに設けられる
受信端末は、受信制御部2401と、入力情報記憶部2
402と、オブジェクト復元部2403と、入力情報提
示部2404とを備えている。受信制御部2401は、
ネットワークからマルチメディア電子メールを受信し
て、そこに含まれる入力情報を入力情報記憶部2402
に書き込む。オブジェクト復元部2403は、受信履歴
情報を管理しており、各入力情報に付加された制御情報
に従って、受信履歴情報を用いて入力情報を空間的・時
間的に配置し、それによって、送信側のユーザの意図し
たメールを復元する。そして、復元したメールを、入力
情報提示部2404を介して受信側のユーザに提示す
る。
【0104】なお、上記の送信端末と受信端末とは互い
に独立させてもよいが、通常は一体のものとして構成さ
れる。つまり、マルチメディア電子メールシステムを利
用する各ユーザは、図23に示す送信端末と図24に示
す受信端末とが一体構成されたような送受信端末を保有
している。
【0105】上記のような図23に示す送信端末と図2
4に示す受信端末とが一体構成されたような送受信端末
は、例えば、図2に示すようなコンピュータ・システム
によって実現される。そして、図1のフローチャートに
示されるものと同様の処理を実行し、それによって、第
2〜第5の実施形態と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るマルチメディア
電子メール方法を示すフローチャートである。
【図2】図1に示すマルチメディア電子メール方法を実
現するコンピュータ・システムのハードウエア的な構成
を示すブロック図である。
【図3】図28に示す受信メールから作成された返信メ
ールを図27のメール作成ウィンドウ内に表示した場合
の一例を示す図である。
【図4】図28に示す受信メールから作成された返信メ
ール(図3に示すメール)の内部データ構造を示す図で
ある。
【図5】図28に示す受信メールから作成された返信メ
ール(図3に示すメール)の、送信時のデータ構造を示
す図である。
【図6】図28に示す受信メールから作成された返信メ
ールを図27のメール作成ウィンドウ内に表示した場合
の別の例を示す図である。
【図7】図28に示す受信メールから作成された返信メ
ール(図6に示すメール)の内部データ構造を示す図で
ある。
【図8】図28に示す受信メールから作成された返信メ
ール(図6に示すメール)の、送信時のデータ構造を示
す図である。
【図9】分割オブジェクト情報の一例(図6の返信メー
ルの内部データ構造)を示す図である。
【図10】図9の分割オブジェクト情報より作成された
分割オブジェクト(返信メール)を示す図である。
【図11】図10の分割オブジェクトにおいて、オブジ
ェクト#5の一部が削除された様子を示す図である。
【図12】受信メールの一例を示す図である。
【図13】図12の受信メールに対する返信メールの一
例を示す図である。
【図14】図12の受信メールから図13の返信メール
を作成するための分割オブジェクト情報を示す図であ
る。
【図15】受信メールの別の例を示す図である。
【図16】図15の受信メールに対する返信メールの一
例を示す図である。
【図17】図15の受信メールから図16の返信メール
を作成するための分割オブジェクト情報を示す図であ
る。
【図18】受信メールのさらに別の例を示す図である。
【図19】図18の受信メールに対する返信メールの一
例を示す図である。
【図20】図18の受信メールから図19の返信メール
を作成するための分割オブジェクト情報を示す図であ
る。
【図21】本発明の第6の実施形態に係るマルチメディ
ア電子メールシステムに設けられる送信端末の機構的な
構成を示すブロック図である。
【図22】本発明の第6の実施形態に係るマルチメディ
ア電子メーシステムに設けられる受信端末の機能的な構
成を示すブロック図である。
【図23】本発明の第7の実施形態に係るマルチメディ
ア電子メールシステムに設けられる送信端末の機構的な
構成を示すブロック図である。
【図24】本発明の第7の実施形態に係るマルチメディ
ア電子メーシステムに設けられる受信端末の機能的な構
成を示すブロック図である。
【図25】一従来例に係るマルチメディア電子メールシ
ステムに設けられる送信端末の機構的な構成を示すブロ
ック図である。
【図26】一従来例に係るマルチメディア電子メールシ
ステムに設けられる受信端末の機構的な構成を示すブロ
ック図である。
【図27】図25の入力情報編集部2506において用
いられるメール作成ウインドウの構成を視覚的に示す図
である(第1の実施形態において返信メールを作成する
際にも用いられる)。
【図28】作成したマルチメディア電子メールを図27
のメール作成ウィンドウ内に表示した場合の一例を示す
図である(第1、第2の実施形態では、このメールが受
信メールとなる)。
【図29】作成したマルチメディア電子メール(図28
のメール)の内部データ構造を示す図である。
【符号の説明】
201 ディスプレイ 202 ビデオRAM 203 スピーカ 204 ネットワーク・インターフェイス 205 キーボード 206 CPU 207 主記憶装置 208 外部記憶装置 209 音声入力装置 210 ポインティング・デバイス 211 画像入力装置 2101,2301 テキスト入力部 2102,2302 音声入力部 2103 画像入力部 2104,2306 入力情報制御部 2105,2202,2307,2402 入力情報記
憶部 2106,2308 入力情報編集部 2107,2203,2309,2404 入力情報提
示部 2108,2310 送信制御部 2201,2401 受信制御部 2303 ポインティング・デバイス動作入力部 2304 動画像入力部 2305 静止画像入力部 2311 分割オブジェクト情報作成部 3212 分割オブジェクト作成部 2313 入力情報分割実行部 2403 オブジェクト復元部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 裕之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 川口 雄一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B089 GA21 GB03 JA31 JB06 JB23 JB24 KA08 KC41 LA07 MC03 5E501 AA13 AB16 AC01 AC34 BA04 DA02 EB20 FA41

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメディア情報とそれらメディア情
    報の時間的・空間的配置を示す制御情報とを含むマルチ
    メディア電子メールを送受信するための方法であって、 マルチメディア電子メールを受信するステップ、 受信したマルチメディア電子メールから当該マルチメデ
    ィア電子メールの発信元において作成された受信メール
    を復元するステップ、 受信したマルチメディア電子メールに含まれるメディア
    情報を記憶するステップ、 前記受信メールに対する返信メールを、受信したマルチ
    メディア電子メールに含まれるメディア情報を流用して
    作成するステップ、および前記返信メールを、受信した
    マルチメディア電子メールに含まれるメディア情報を除
    く当該返信メールに含まれる全てのメディア情報と、当
    該返信メールに含まれる全てのメディア情報の時間的・
    空間的配置を示す制御情報とを含むマルチメディア電子
    メールの態様で、前記発信元へと送信するステップを備
    える、マルチメディア電子メール方法。
  2. 【請求項2】 前記受信メールに対する返信メールを、
    受信したマルチメディア電子メールに含まれるメディア
    情報を流用して作成する際、 当該メディア情報を分割し、 分割して得られた分割メディア情報を用いて返信メール
    を作成し、 前記返信メールを前記発信元へと送信する際、どのメデ
    ィア情報をどの位置で分割したかを示す分割制御情報を
    さらに含むマルチメディア電子メールの態様で送信する
    ことを特徴とする、請求項1に記載のマルチメディア電
    子メール方法。
  3. 【請求項3】 送信するマルチメディア電子メールに含
    まれるメディア情報を記憶するステップをさらに備え、 受信したマルチメディア電子メールから当該マルチメデ
    ィア電子メールの発信元において作成された受信メール
    を復元する際、当該マルチメディア電子メールに含まれ
    る制御情報に従って、当該マルチメディア電子メールに
    含まれるメディア情報と、送信したマルチメディア電子
    メールに含まれるメディア情報とを配置することによっ
    て、受信メールを復元することを特徴とする、請求項1
    に記載のマルチメディア電子メール方法。
  4. 【請求項4】 前記受信メールに対する返信メールを、
    受信したマルチメディア電子メールに含まれるメディア
    情報を流用して作成する際、 当該メディア情報を分割し、 分割して得られた分割メディア情報を用いて返信メール
    を作成し、 前記返信メールを前記発信元へと送信する際、どのメデ
    ィア情報をどの位置で分割したかを示す分割制御情報を
    さらに含むマルチメディア電子メールの態様で送信し、 受信したマルチメディア電子メールから当該マルチメデ
    ィア電子メールの発信元において作成された受信メール
    を復元する際、さらに、 当該マルチメディア電子メールに含まれる制御情報に従
    って、送信したマルチメディア電子メールに含まれるメ
    ディア情報を分割し、 分割して得られた分割メディア情報を用いて受信メール
    を復元することを特徴とする、請求項3に記載のマルチ
    メディア電子メール方法。
  5. 【請求項5】 複数のメディア情報とそれらメディア情
    報の時間的・空間的配置を示す制御情報とを含むマルチ
    メディア電子メールを送受信するための装置であって、 マルチメディア電子メールを受信する手段、 受信したマルチメディア電子メールから当該マルチメデ
    ィア電子メールの発信元において作成された受信メール
    を復元する手段、 受信したマルチメディア電子メールに含まれるメディア
    情報を記憶する手段、 前記受信メールに対する返信メールを、受信したマルチ
    メディア電子メールに含まれるメディア情報を流用して
    作成する手段、および前記返信メールを、受信したマル
    チメディア電子メールに含まれるメディア情報を除く当
    該返信メールに含まれる全てのメディア情報と、当該返
    信メールに含まれる全てのメディア情報の時間的・空間
    的配置を示す制御情報とを含むマルチメディア電子メー
    ルの態様で、前記発信元へと送信する手段を備える、マ
    ルチメディア電子メール装置。
  6. 【請求項6】 前記受信メールに対する返信メールを、
    受信したマルチメディア電子メールに含まれるメディア
    情報を流用して作成する手段は、 当該メディア情報を分割し、 分割して得られた分割メディア情報を用いて返信メール
    を作成し、 前記返信メールを前記発信元へと送信する手段は、どの
    メディア情報をどの位置で分割したかを示す分割制御情
    報をさらに含むマルチメディア電子メールの態様で送信
    することを特徴とする、請求項5に記載のマルチメディ
    ア電子メール装置。
  7. 【請求項7】 送信するマルチメディア電子メールに含
    まれるメディア情報を記憶する手段をさらに備え、 受信したマルチメディア電子メールから当該マルチメデ
    ィア電子メールの発信元において作成された受信メール
    を復元する手段は、当該マルチメディア電子メールに含
    まれる制御情報に従って、当該マルチメディア電子メー
    ルに含まれるメディア情報と、送信したマルチメディア
    電子メールに含まれるメディア情報とを配置することに
    よって、受信メールを復元することを特徴とする、請求
    項5に記載のマルチメディア電子メール装置。
  8. 【請求項8】 前記受信メールに対する返信メールを、
    受信したマルチメディア電子メールに含まれるメディア
    情報を流用して作成する手段は、 当該メディア情報を分割し、 分割して得られた分割メディア情報を用いて返信メール
    を作成し、 前記返信メールを前記発信元へと送信する手段は、どの
    メディア情報をどの位置で分割したかを示す分割制御情
    報をさらに含むマルチメディア電子メールの態様で送信
    し、 受信したマルチメディア電子メールから当該マルチメデ
    ィア電子メールの発信元において作成された受信メール
    を復元する手段は、さらに、 当該マルチメディア電子メールに含まれる制御情報に従
    って、送信したマルチメディア電子メールに含まれるメ
    ディア情報を分割し、 分割して得られた分割メディア情報を用いて受信メール
    を復元することを特徴とする、請求項7に記載のマルチ
    メディア電子メール装置。
  9. 【請求項9】 コンピュータ装置において実行され、複
    数のメディア情報とそれらメディア情報の時間的・空間
    的配置を示す制御情報とを含むマルチメディア電子メー
    ルを送受信するためのプログラムを記録した記録媒体で
    あって、 マルチメディア電子メールを受信するステップ、 受信したマルチメディア電子メールから当該マルチメデ
    ィア電子メールの発信元において作成された受信メール
    を復元するステップ、 受信したマルチメディア電子メールに含まれるメディア
    情報を記憶するステップ、 前記受信メールに対する返信メールを、受信したマルチ
    メディア電子メールに含まれるメディア情報を流用して
    作成するステップ、および前記返信メールを、受信した
    マルチメディア電子メールに含まれるメディア情報を除
    く当該返信メールに含まれる全てのメディア情報と、当
    該返信メールに含まれる全てのメディア情報の時間的・
    空間的配置を示す制御情報とを含むマルチメディア電子
    メールの態様で、前記発信元へと送信するステップを備
    える動作環境を、前記コンピュータ装置上で実現するた
    めのプログラムを記録した、記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記受信メールに対する返信メール
    を、受信したマルチメディア電子メールに含まれるメデ
    ィア情報を流用して作成する際、 当該メディア情報を分割し、 分割して得られた分割メディア情報を用いて返信メール
    を作成し、 前記返信メールを前記発信元へと送信する際、どのメデ
    ィア情報をどの位置で分割したかを示す分割制御情報を
    さらに含むマルチメディア電子メールの態様で送信する
    ことを特徴とする動作環境を、前記コンピュータ装置上
    で実現するためのプログラムを記録した、請求項9に記
    載の記録媒体。
  11. 【請求項11】 送信するマルチメディア電子メールに
    含まれるメディア情報を記憶するステップをさらに備
    え、 受信したマルチメディア電子メールから当該マルチメデ
    ィア電子メールの発信元において作成された受信メール
    を復元する際、当該マルチメディア電子メールに含まれ
    る制御情報に従って、当該マルチメディア電子メールに
    含まれるメディア情報と、送信したマルチメディア電子
    メールに含まれるメディア情報とを配置することによっ
    て、受信メールを復元することを特徴とする動作環境
    を、前記コンピュータ装置上で実現するためのプログラ
    ムを記録した、請求項9に記載の記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記受信メールに対する返信メール
    を、受信したマルチメディア電子メールに含まれるメデ
    ィア情報を流用して作成する際、 当該メディア情報を分割し、 分割して得られた分割メディア情報を用いて返信メール
    を作成し、 前記返信メールを前記発信元へと送信する際、どのメデ
    ィア情報をどの位置で分割したかを示す分割制御情報を
    さらに含むマルチメディア電子メールの態様で送信し、 受信したマルチメディア電子メールから当該マルチメデ
    ィア電子メールの発信元において作成された受信メール
    を復元する際、さらに、 当該マルチメディア電子メールに含まれる制御情報に従
    って、送信したマルチメディア電子メールに含まれるメ
    ディア情報を分割し、 分割して得られた分割メディア情報を用いて受信メール
    を復元することを特徴とする動作環境を、前記コンピュ
    ータ装置上で実現するためのプログラムを記録した、請
    求項11に記載の記録媒体。
  13. 【請求項13】 コンピュータ装置において実行され、
    複数のメディア情報とそれらメディア情報の時間的・空
    間的配置を示す制御情報とを含むマルチメディア電子メ
    ールを送受信するためのプログラムをネットワークを通
    じて供給する方法であって、 マルチメディア電子メールを受信するステップ、 受信したマルチメディア電子メールから当該マルチメデ
    ィア電子メールの発信元において作成された受信メール
    を復元するステップ、 受信したマルチメディア電子メールに含まれるメディア
    情報を記憶するステップ、 前記受信メールに対する返信メールを、受信したマルチ
    メディア電子メールに含まれるメディア情報を流用して
    作成するステップ、および前記返信メールを、受信した
    マルチメディア電子メールに含まれるメディア情報を除
    く当該返信メールに含まれる全てのメディア情報と、当
    該返信メールに含まれる全てのメディア情報の時間的・
    空間的配置を示す制御情報とを含むマルチメディア電子
    メールの態様で、前記発信元へと送信するステップを備
    える動作環境を、前記コンピュータ装置上で実現するた
    めのプログラムを前記ネットワークを通じて供給する、
    プログラム供給方法。
  14. 【請求項14】 前記受信メールに対する返信メール
    を、受信したマルチメディア電子メールに含まれるメデ
    ィア情報を流用して作成する際、 当該メディア情報を分割し、 分割して得られた分割メディア情報を用いて返信メール
    を作成し、 前記返信メールを前記発信元へと送信する際、どのメデ
    ィア情報をどの位置で分割したかを示す分割制御情報を
    さらに含むマルチメディア電子メールの態様で送信する
    ことを特徴とする動作環境を、前記コンピュータ装置上
    で実現するためのプログラムを前記ネットワークを通じ
    て供給する、請求項13に記載のプログラム供給方法。
  15. 【請求項15】 送信するマルチメディア電子メールに
    含まれるメディア情報を記憶するステップをさらに備
    え、 受信したマルチメディア電子メールから当該マルチメデ
    ィア電子メールの発信元において作成された受信メール
    を復元する際、当該マルチメディア電子メールに含まれ
    る制御情報に従って、当該マルチメディア電子メールに
    含まれるメディア情報と、送信したマルチメディア電子
    メールに含まれるメディア情報とを配置することによっ
    て、受信メールを復元することを特徴とする動作環境
    を、前記コンピュータ装置上で実現するためのプログラ
    ムを前記ネットワークを通じて供給する、請求項13に
    記載のプログラム供給方法。
  16. 【請求項16】 前記受信メールに対する返信メール
    を、受信したマルチメディア電子メールに含まれるメデ
    ィア情報を流用して作成する際、 当該メディア情報を分割し、 分割して得られた分割メディア情報を用いて返信メール
    を作成し、 前記返信メールを前記発信元へと送信する際、どのメデ
    ィア情報をどの位置で分割したかを示す分割制御情報を
    さらに含むマルチメディア電子メールの態様で送信し、 受信したマルチメディア電子メールから当該マルチメデ
    ィア電子メールの発信元において作成された受信メール
    を復元する際、さらに、 当該マルチメディア電子メールに含まれる制御情報に従
    って、送信したマルチメディア電子メールに含まれるメ
    ディア情報を分割し、 分割して得られた分割メディア情報を用いて受信メール
    を復元することを特徴とする動作環境を、前記コンピュ
    ータ装置上で実現するためのプログラムを前記ネットワ
    ークを通じて供給する、請求項15に記載のプログラム
    供給方法。
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