JP2017097852A - 投射型画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1においては、投影された原稿画像と手書き画像との対応関係が明瞭となる画像投影制御装置が開示されている。特許文献2においては、投射画像に対して重畳するように加筆された加筆画像を投射画像と合成して投射するプロジェクタが開示されている。
例えば、急速に普及したサーバやPCをはじめとする情報機器、さらにはネットワークの技術を取り入れて、前記した新しいシステムの開発を進めることが期待される。
本発明の目的は前記した状況に鑑み、会議の円滑化を促進する映像情報端末装置及び映像表示システムを提供することにある。
例えば、本発明は、映像情報を処理して外部の映像表示部に表示する会議室用の映像情報端末装置であって、映像情報を格納する記憶部と、当該の記憶部に記憶された映像情報を読み出して前記映像表示部に表示する映像出力部と、前記映像情報端末装置のユーザが有する外部のユーザ端末装置と通信をする通信部と、前記映像情報端末装置の動作を制御する制御部を有し、前記制御部は、前記通信部を介して得た前記ユーザからの会議室の予約に係る情報に基づき、前記会議室の予約時間、予約者、内容に係る情報を含む予約リストを生成して前記記憶部に格納し、前記映像出力部を介して前記映像表示部に表示するように前記映像情報端末装置の動作を制御することを特徴としている。
また、前記した映像表示システムは、前記した映像情報端末装置が有する記憶部に格納されているディジタルデータに変換された映像データと、前記した映像表示部からキャプチャしディジタルデータに変換して得た映像データとを、前記した映像情報端末装置が合成して当該の映像情報端末装置が有する記憶部に格納し、前記した映像表示部に表示することを特徴としている。
また、前記した映像表示システムは、前記サーバをはじめとする記憶部に前記した映像情報端末装置が合成した映像データを映像ファイルとして格納し、前記した映像情報端末装置が前記サーバをはじめとする記憶部から前記映像ファイルを読み出して前記した映像表示部に表示することを特徴としている。
図1は、一実施例における映像表示システム1の第1のブロック図である。
映像表示システム1は、液晶プロジェクタをはじめとする映像表示機能を有する映像情報端末装置10を有する。映像情報端末装置10は、例えば会議室に設置される。また、映像表示システム1は、ホワイトボード、或いは黒板をはじめとする映像表示部11を有する。映像表示部11にはユーザがマーカーペンをはじめとする筆記具を用いて、文字や図面を手書きすることができる。映像表示部11は、例えば会議室に設置され、前記映像情報端末装置10から供給された映像を表示する。前記映像情報端末装置10が液晶プロジェクタであれば、映像表示部11には光学的に投射された映像が映出される。
また、映像表示システム1は、当該システム内の各装置が情報を共有するためのサーバ12を有する。サーバ12は例えばネットワークを介して映像情報端末装置10と接続され、またネットワークを介して、各ユーザが有するPCや携帯端末をはじめとするユーザ端末装置13と接続される。ここでは、ユーザ端末装置13として4台の装置13A〜13C及び13Sを示しているが、当然ながら数を限定するものではない。また、ユーザ端末装置13のうちのいずれかが、映像情報端末装置10が設けられた会議室に固定的に設置されていても良い。
前記アプリケーションは、サーバ12に格納されていても良く、映像情報端末装置10に格納されていても良い。後記するように、ネットワークを使用しない小規模な実施例も考えられるが、その場合前記アプリケーションは映像情報端末装置10に格納される。
映像情報端末装置10は、例えば従来の液晶プロジェクタとは異なり、会議室の予約情報に係る多くの機能を有する。例えば当該装置が設置された会議室で当日開催される会議の一覧表を映像表示する機能、会議の当日に参加者、遅刻者、欠席者を管理し、遅刻者にメールを用いたフォローを行う機能、設定された予約終了時刻に基づき会議中に残り時間を表示し、或いは音声で会議の終了を促す機能などを有する。
映像情報端末装置10は、液晶プロジェクタのような投射型の装置であれば、マーカーペンによるアナログ議事録に対してディジタル議事録を投射することで、双方の議事録を視覚的に合成することができる。
映像情報端末装置10は、ディジタル議事録を、映像ファイルにエンコードして例えば前記サーバ12に保存する機能、及び、一旦中断した会議を再開するに際して、サーバ12から議事録の保存ファイルを読み出して、制御部101にてデコードして、記憶部107の有するVRAMに展開することで、ディジタル議事録として映像表示部11に表示する機能を有する。もちろん、当該のファイルを映像情報端末装置10が内蔵するメモリ、
或いは外付けされた外部記憶媒体に格納しても良い。以下の説明では、ディジタル議事録を映像ファイルにエンコードして保存したファイルを、議事録ファイルと呼ぶことがある。
映像情報端末装置10は、ユーザが有するPCや携帯端末をはじめとする個人端末装置13A〜13C及び13Sから資料ファイルを受信して、前記会議室の予約情報が有する“会議に使用する資料”に追加する機能を有する。
映像情報端末装置10は、後記するような日程表示やポストイット機能をはじめとする会議に有効な機能を有する。
なお、図1では個人認証部14が示されているが、これは映像情報端末装置10、映像表示部11をはじめ、ユーザが操作し易い構成要素が有すると良い。例えば、そのユーザインタフェース部を映像表示部11が有しても良い。その目的については後記する。
サーバ12に対して、会議室予約が行われ、参加者、日時、内容が登録される。もちろん、当該の内容とは会議資料を伴っても良い。会議の関係者であるメンバAが有するユーザ端末装置13Aへは、サーバ12から例えば前記主催者からの開催通知がメールで送付され、これに応じてメンバAがユーザ端末装置13Aからサーバ12へ出欠登録を行う。出席であれば会議の参加者として管理される。また、メンバBが前回の会議議事録の閲覧を希望する場合は、メンバBが有するユーザ端末装置13Bからサーバ12にアクセスして閲覧することができる。また、メンバCが会議に使用する資料を追加したい場合は、メンバCが有するユーザ端末装置13Cからサーバ12にアクセスして追加登録することができる。もちろん、この場合はメンバB又はメンバCが主催者と同一の人物であっても良い。
このほか、映像表示システム1は会議の円滑化を促進するための多くの機能を有しているが、以上述べた事項も含め、以下で詳しく説明する。
映像情報端末装置10は、映像と情報のアプリケーションに基づく処理を主な機能とするCPU(Central Processing Unit)101を有する。CPU101は、映像情報端末装置10の全体の動作を制御し、例えば格納された資料ファイルを表示する際のデコード処理を行う。またCPU101は、映像表示部11に表示する映像に対し、後記するようなナビゲーションバーを追加するためのOSD(On Screen Display)機能を有する。以下ではCPU101を制御部と呼ぶことがある。
映像出力部103は、資料ファイルを表示するためにCPU101がデコード処理して得た映像情報を、映像表示部11に供給する。映像情報端末装置10が液晶プロジェクタであれば、液晶パネルの透過度を映像に応じて変化させることで投射光を生成して、映像表示部11に供給する。
時計部105は、SNTP(Simple Network Time Protocol)、RTC(Real Time Clock)で代表されるように現在時刻の情報を取得又は生成して、CPU101に供給する機能を有する。或いは映像情報端末装置10のOS(Operating System)が有する時刻の情報を取得しても良い。時刻の情報は、例えば後記するように会議時間の超過を警告する際に使用される。
メモリ107は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)を有する。RAMは、CPU101が処理し、或いは映像表示部11に表示する映像情報を格納するためのVRAM、当該映像情報に重畳する例えば前記ナビゲーションバーの映像情報を格納するためのOSDRAMを含む。ROMは、例えば映像情報端末装置10で使用されるアプリケーションを格納する。
記憶部122は、先の映像情報端末装置10の記憶部107と同様にRAM、ROMを有し、例えば前記した議事録やサーバ12で使用されるアプリケーションを格納する。
図2では、サーバ12が1個の映像情報端末装置10と接続されているが、当然ながら複数の映像情報端末装置10と接続されて良い。この場合は、CPU121は複数の映像情報端末装置10を有する大規模な映像表示システム1の全体を制御する。
仕様として第1に、会議の主催者がサーバ12に対し、ユーザ端末13Sから映像情報端末装置10を介して、会議室の予約情報の登録を行う。これは、映像情報端末装置10、サーバ12及びユーザ端末13Sが当該する機能を有するアプリケーションを備えることで実現できる。
第2に、会議室の予約情報の登録に際して、サーバ12は主催者のスケジュールリストを更新して会議の日時を記憶部122に登録する。これは、サーバ12が当該する機能を有するアプリケーションを備えることで実現できる。以下、機能を実現するアプリケーションを有する構成要素が自明である場合には、構成要素の記載を省略する。
第4に、主催者を含め各メンバは、各自が有するユーザ端末装置13から、サーバ12に登録された会議室の予約情報に会議資料を添付し、また他のメンバが添付した会議資料を参照する。必要に応じて、会議資料は参加するメンバだけが参照できるようにして、セキュリティーを高めても良い。
第6に、前記開催通知を受信したメンバは、各自が有するユーザ端末装置13から、前記の通知に記載されたURL(Uniform Source Locator)を利用して、会議に参加するか不参加とするかをサーバ12に登録する。
第8に、映像情報端末装置10はサーバ12に登録された各会議室の予約情報を参照し、例えばユーザの指示に応じて映像表示部11に表示する。
以上示した第1から第8の仕様は、必ずしも全てが満足されなくても良い。
図3は、実施例1における映像表示システム1の第3のブロック図であり、特に複数の映像情報端末装置10と、サーバ12と、複数のユーザ情報端末13がある場合の、機能のフローを併せて示している。サーバ12は、連携して動作するメールサーバ12Mを有し、また会議室の予約、会議スケジュールを管理する。フローは括弧内に示す数字の順序で行われる。映像情報端末装置10Aは会議室A、映像情報端末装置10Bは会議室B、映像情報端末装置10Cは会議室Cと、互いに異なる会議室に備えられている。ユーザ端末装置13Sは会議の主催者が有する装置、ユーザ端末装置13Aと13Bは会議のメンバAとメンバBが有する装置である。メンバAは不参加又は未回答であり、メンバBは参加すると仮定する。
主催者と各メンバは、サーバ12に登録された会議室の予約情報、各人のスケジュールリスト、或いは会議資料を、自身が有するユーザ端末装置13から参照することができ、また、予約された会議室の映像情報端末装置10から参照することができる。
会議の主催者は、自身が有するユーザ端末装置13Sから映像情報端末装置10に対して、例えば時刻を含め会議の予約情報を登録する。また、会議の主催者はユーザ端末装置13Sからメールサーバ12Mに対して、メンバ宛てで会議の開催通知をメールで送信する。当該のメールに応じて、メールサーバ12Mは、各メンバに宛て開催通知を送信する。開催通知を受信したメンバの内、参加するメンバBは、自身が有するユーザ端末装置13Bから映像情報端末装置10のWEB部に対し、参加者として登録するよう通知する。映像情報端末装置10は自身が有する予約情報をメンバBからの応答に応じて更新する。
主催者と各メンバは、映像情報端末装置10に登録された会議室の予約情報、或いは会議資料を、自身が有するユーザ端末装置13から参照することができ、また、予約された会議室の映像情報端末装置10から参照することができる。図4は図3と異なり、主催者が会議室を予約する際に、特定の会議室を指定して問合せる。
この場合は、主催者や会議のメンバが発信する情報は、映像情報端末装置10に設けられたキーボードをはじめとするユーザインタフェースを介して、或いは外部記憶媒体に格納されて供給される。
図6は、実施例1における映像表示システム1の第6のブロック図であり、図5と異なり映像情報端末装置10は、外付けされた外部記憶媒体15に格納された会議室の予約情報のみを使用し、映像情報端末装置10が有するメモリに登録された特定の会議室の予約情報を更新する。図6は利便性に欠ける問題はあるが、システムは簡素となる特徴がある。
全体を総括するシステムルートフォルダには、各会議室に対応して設けられた会議室フォルダと、各会議室のスケジュールを並列に管理するスケジュール情報管理フォルダが属している。前記した会議室フォルダには、日付ごとに設けられた日付フォルダが属している。当該の日付フォルダには、指定された会議時刻に応じて設けられた予約時間フォルダが属している。当該の予約時間フォルダには、例えば議題、予約者、主催者、参加者を含む予約情報ファイルと、メンバが登録した添付資料ファイルが格納されている。
以上、図1から図7で示した映像表示システム1、又は、映像情報端末装置10によれば、会議室の予約、開催時刻の確認、参加者の事前把握、資料の事前検討を容易にでき、会議の円滑化を促進することができるという効果がある。
仕様として第1に、映像情報端末装置10は前記した会議室の予約情報と現在の時刻から会議室の予約リストを作成し、映像表示部11に表示する。この際に、映像情報端末装置10が現在時刻を取得する方法としては、通信部104を介して外部のSNTPサーバから取得する方法、映像情報端末装置10が有するOSの管理時間から取得する方法、及び映像情報端末装置10の時計部105がRTCを備え当該のRTCから取得する方法がある。前記SNTPサーバは図2のサーバ12が兼ねても良い。OSの管理時間を使用する場合は、当初は映像情報端末装置10のユーザが時刻を設定し、その後はCPU101を含む構成要素へ電源を常に供給する必要がある。RTCを使用する場合は、当初は映像情報端末装置10のユーザが時刻を設定し、小規模な電池から時計部105へ電源を常に供給する必要がある。
第3に、映像情報端末装置10は、前記した会議室の予約情報、現在時刻情報及び主催者入室情報から、これから開始する会議を判断して選択する。なお、セキュリティーレベルの低い会議であれば前記した主催者入室情報が無くとも、映像情報端末装置10は前記した会議室の予約リストを表示して、当該の予約リストからメンバが会議を選択するようにしても良い。
なお、個人認証部14においては、指紋認証等の生体認証を用いる場合、或いはカード認証を用いる場合等が考えられる。また、各会議室に設置された入室セキュリティー機能と連動することも考えられる。個人認証部14は、少なくもそのユーザインタフェース部が、入室したメンバの目につき易い映像表示部11に設けられると良い。
第6に、実施例1における第6の仕様と同様に、会議の参加者は、前記した開催通知のメールに記載されたURLを利用して、会議に参加するか不参加とするか、或いは遅刻するかを、サーバ12に随時改めて登録する。再登録された内容は開催中の会議室の予約情報に反映され、サーバ12は映像表示部11に表示される参加者リストを更新する。
第8に、会議の開始時刻となった場合、又は前記した予約リストか参加者リストに表示された会議の開始メニュー項目を選択すると、例えば前回の議事録をはじめとする会議に使われる情報を表示するステップに進む。当該のステップについては後記する。
第10に、メンバは前記した会議室の予約リスト表示を用いて、過去または将来の会議に係る情報を参照する。
第11に、会議の当日に急遽会議室の変更が必要となった場合、或いは会議が予約時間を超える場合に、空いている会議室を調査して別の会議室を予約する機能を有する。その際に映像情報端末装置10は、参加の回答をしながら未だ入室していないメンバのユーザ端末装置13に対し、会議室の変更を知らせるメールを送信する。
以上示した第1から第11の仕様は、必ずしも全てが満足されなくても良い。
図8は、実施例2における映像表示システム1の第1のブロック図であり、特に映像情報端末装置10が、会議室の予約者リストを生成して映像表示部11に表示し、その後、参加者リストを生成して映像表示部11に表示し、さらに更新するフローを併せて示している。フローは括弧内に示す数字の順序で行われる。
図9は、実施例2における会議の予約リストと参加者リストを示す図である。やはりフローを併せて示している。
表示される予約リストの例を、図9の上の段に示す。予約リストには、会議室名、現在の日時、会議室の予約時間、予約者(主催者と同じ場合もある)、予約者の電話番号、会議の内容が表示される。メンバは表示された予約者リストから、特定の会議の表示に指で触れるなどして、いずれかの会議を選択することができる。予約リストは、別の日の予約リストを表示させるためのスクロールキーを有しても良い。また、予約時間が現在時刻に最も近い会議は、他の会議とは異なる字体や色で表示されても良い。また、セキュリティーレベルが高い会議については、主催者が入室するまでは会議の内容を表示しないようにしても良い。
前記したようなセキュリティーレベルの高い会議においては、個人認証部14が例えば指認証を用いて主催者の入室を知った際に、映像情報端末装置10は該当する会議の参加者リストを作成し、前記予約リストに代えて映像表示部11に表示する。或いは、メンバが表示された予約者リストから特定の会議を選択した際に、映像情報端末装置10が映像表示部11の映像にて例えばパスワードを要求しメンバの応答が合致すると、映像情報端末装置10は該当する会議の参加者リストを作成し、前記予約リストに代えて映像表示部11に表示する。
また、セキュリティーレベルの高くない会議においては、現在時刻が会議の開始時刻に近付いた際に、又はメンバが表示された予約者リストから特定の会議を選択した際に、映像情報端末装置10は該当する会議の参加者リストを作成し、前記予約リストに代えて映像表示部11に表示する。
図中のDさんのように、あるメンバが参加の連絡をしながら未だ入室していない場合、リスト内に括弧で囲った場所にソフトキーが表示され、既に入室済みのメンバが“メール送信”のキーに触れると、Dさんに対して早急に入室するよう促すメールが送信される。これは、無断で遅刻したメンバに対するフォローとして活用できる。
参加者の状況が変わると参加者リストが更新され、新たな状況が映像表示部11に表示される。さらに、例えば主催者が“打ち合わせ開始”のキーに触れると、映像表示システム1は待機状態を終了して、参加者リストに記載された会議が開始される。
まず映像情報端末装置10は、サーバ12に空いている会議室を問合せる。これまで使用してきた、又は使用を予定していた会議室がX会議室であったとして、別のY会議室が使用できる場合には、サーバ12は映像情報端末装置10に対してその旨を連絡する。メンバがY会議室への変更を了解すれば、映像情報端末装置10はサーバ12に対してその旨を連絡する。この際に、これまでX会議室における該当する会議に係る予約情報は、Y会議室における予約情報に移動される。具体的には、図7において、該当する会議に係る予約時間フォルダ以下が、X会議室のフォルダの下からY会議室のフォルダの下へ移動される。その際に映像情報端末装置10は、参加の回答をしながら未だ入室していないメンバのユーザ端末装置13に対し、会議室の変更を知らせるメールを送信する。
以上、図8から図10で示した映像表示システム1、又は、映像情報端末装置10によれば、主催者を含む会議のメンバが表示された画像から特定の会議を選択でき、会議室の入室者を管理でき、会議室が変更になった際も容易に対応することができるため、会議の円滑化を促進することができるという効果がある。
仕様として第1に、映像情報端末装置10は、映像表示部11に表示される映像の例えば上端部に、以下でナビゲーションバーと呼ぶ情報表示スペースを設ける。会議の進行中に映像情報端末装置10は、前記した会議室の予約リスト、参加者リスト、現在の時刻情報に基づき、前記ナビゲーションバーに例えば会議の議題(内容)、参加者、現在時刻、予約の残り時間を表示する。例えば前記映像が映像情報端末装置10でキャプチャされて、ディジタル議事録として使用される場合に、ナビゲーションバーに表示された情報が議事録に対して、タイトルを付加するように機能する。
第3に、前記した会議室の予約情報にメンバが議事録ファイルを添付した場合、会議が開始された後に映像情報端末装置10は、当該の議事録ファイルをエンコードしてディジタル議事録として、前記表示領域に表示する。これにより、メンバは過去に行われた会議の議事録に基づいて新たな会議を進行することができる。
第5に、予約した残り時間が所定の時間(例えば10分)以下になった場合には、映像情報端末装置10は、参加したメンバに対して例えばアラーム音を発生し、その旨を通知する。
第6に、会議の終了時には、映像情報端末装置10は自分自身への電源供給を停止する。又は、その動作を行うか否かをメンバが選択するためのメニューが映像情報端末装置10に備えられる。これにより、メンバにおける節電のための意識が高められる。
第7に、映像情報端末装置10がインタラクティブ部106を有する場合、インタラクティブ部106が前記ディジタル議事録の表示領域を操作し、例えば、表示場所を移動し、議事録中の表示範囲を変更する操作を行う。
以上示した第1から第7の仕様は、必ずしも全てが満足されなくても良い。
図11Aは、実施例3における映像表示部11に表示される映像の一例を示す図である。当該の映像は映像情報端末装置10が生成する。表示映像の上端部にはナビゲーションバーが表示されている。当該のナビゲーションバーには、会議の議題、参加者、現在時刻、残り時間、インタラクティブ機能を用いて表示画像を操作するためのソフトキーが表示されている。ナビゲーションバーの下側は、ディジタル議事録の表示領域であり、同時にアナログ議事録の記入領域である。例えば前回の会議でメンバが映像表示部11にマーカーペンで記入した図や文字を、映像情報端末装置10がキャプチャして生成されたディジタル議事録が表示される。
映像情報端末装置10が液晶プロジェクタであり、映像表示部11がホワイトボードである場合を考える。図11Aの表示画像で黒く示した部分では、映像情報端末装置10は映像表示部11に対して光を殆ど照射しない。このため、該当する部分は、視覚的にはホワイトボードの地肌の色、即ち白となる。
発明者は、光反射率の高い白い地肌を明るく輝かせる表示を検討した結果、ディジタル議事録を視覚的に鮮明に表示する効果があることを見出し、本実施例に適用している。
また、ディジタル議事録に対して新たにマーカーペンでアナログ議事録を追加した際には、当然ながらアナログ議事録は白い地肌の上に低い輝度で視認される。このため、参加者が会議中に双方の議事録を区別して把握でき、議事の進行内容を把握できる効果がある。
図11Bと図11Cは、実施例3における動作の流れを示すフロー図である。双方の図が一体となって一つのフロー図を形成する。フローの各ステップにはSを先頭にしたステップ番号を付している。なお、双方の図は(A)と(B)で示した部分で互いに接続される。また、S1107は双方の図で共有される。なお、図11Bは先の実施例2における動作の流れを示すフロー図でもある。
まず、図11Bから先に説明する。
S1102で、映像情報端末装置10はサーバ12から会議室の予約情報を取得し、時計部105から現在時刻の情報を取得するように試み、取得結果を判定する。
S1102での判定の結果、映像情報端末装置10が例えば会議室の予約情報を取得できない場合には、会議室を予約せずに急遽会議が開かれる場合と考えられるので、図中の(A)から図11CのS1111に至り、映像情報端末装置10は映像表示部11に前記したナビゲーションバーのみを表示して、映像情報端末装置10を利用した会議を開始するように促す。この場合は、当然ながらナビゲーションバーには参加者などは表示されない。
S1103で、映像情報端末装置10はS1102で取得した会議室の予約情報に基づき、図9の上の段に示したような予約リストを生成して、映像表示部11に表示する。表示された予約リストから、会議の参加者はいずれかの会議を選択する。
なお、予約リストに表示される情報は表示画面上でも随時更新される。また、予約リストを表示した後、所定の時間内に参加者が前記の選択をしない場合には、現在時刻に最も近く開催される会議を目立たせるような表示が行われても良い。
S1104で、映像情報端末装置10は前記予約情報に基づき、主催者が入室するまでは詳しい情報を表示すべきでないような、セキュリティーレベルの高い会議であるか否かを判定する。セキュリティーの高い会議であれば、図9のBさんの予約で示したように例えば“内容”のカラムが伏せられている。
S1104での判定の結果、会議のセキュリティーレベルが高いと判定された場合には、S1105に至る。
S1105で、映像情報端末装置10は、映像表示システム1が個人認証部14を有するか否かを判定する。
S1105での判定の結果、映像表示システム1が個人認証部14を有さないと判定された場合には、S1108に至る。
S1108で、映像情報端末装置10は、主催者入室情報判定のためパスワードの入力画面を映像表示部11に表示する。当該の表示例を図9の中の段に示す。
S1109で、前記入力画面から入力されたパスワードが、会議の主催者のパスワードであるか否かを判定する。
S1109での判定の結果、主催者のパスワードである場合には、主催者の出席のもとでセキュリティーが保たれると考えられるので、先のS1107に至り、映像情報端末装置10は映像表示部11に参加者リストを表示する。
S1109での判定の結果、主催者のパスワードでない場合には、主催者が会議室に不在と考えられるので、S1103に戻る。
S1106で、映像情報端末装置10は、個人認証部14から得た入室者情報に基づき、
会議の主催者が既に入室済であるか否かを判定する。
S1106での判定の結果、主催者が未だ入室していないと判定された場合には、S1103に戻る。
S1106での判定の結果、主催者が既に入室している判定された場合には、S1107に至り、映像情報端末装置10は映像表示部11に参加者リストを表示する。
以上、S1101〜S1109のステップを含むフローによる映像表示システムは、会議のセキュリティーレベルを配慮したうえで、予約リストと参加者リストを表示するように作用する。
S1107で、映像情報端末装置10は映像表示部11に参加者リストを表示しながら、会議を開始する旨を示す参加者からの指示を待つ。当該の指示があればS1110に至る。
S1110で、映像情報端末装置10は、先の会議室の予約情報に前回の会議に係る議事録ファイルが添付されているか否かを判定する。
S1110での判定の結果、議事録ファイルが添付されていないと判定された場合には、S1111に至る。
S1111で、映像情報端末装置10は、前記会議室の予約情報に係るナビゲーションバーを映像表示部11に表示する。当該のナビゲーションバーの例は、先の図11Aの左半分に示されている。
S1112で、映像情報端末装置10は、添付されていた議事録ファイルを、デコードし前記したように輝度を反転させた状態で、ディジタル議事録として、映像表示部11に表示する。映像表示部11がホワイトボードであれば、ディジタル議事録は、ホワイトボードの地肌を背景部として、書込まれた図や文字が輝くように表示される。
さらにS1111で、ナビゲーションバーの表示がディジタル議事録の表示に追加される。該当する例が、先の図11Aの右半分に示されている。
S1114では映像情報端末装置10は、参加リストが更新されればナビゲーションバーに表示する参加者名を更新する。
S1115では映像情報端末装置10は、現在時刻が会議の予約情報に記載された終了時刻に対して、所定の時間以内に近づいた際に、アラームを発生して参加者に注意を促す。
S1116では映像情報端末装置10は、参加者からの指示に応じて、アナログ議事録をキャプチャして、ディジタル議事録に変換し、映像表示部11に表示中のディジタル議事録と合成して、映像表示部11に表示する。
S1118では映像情報端末装置10は、映像表示部11における現在の表示に基づき、議事録ファイルを作成して、例えば記憶部107に保存する。
S1119で、映像情報端末装置10は例えばサーバ12に問い合わせて、空いている会議室を検索する。
S1120で、映像情報端末装置10はS1119で検索して得た会議室の情報に基づき会議室の予約情報を更新し、映像表示部11における現在の表示に基づき議事録ファイルを作成して、新たな会議室の予約情報に登録する。その後、図中の(B)を経て図11BのS1103に戻り、参加者が新たな会議室で会議を再開できるようにする。
S1121で、映像情報端末装置10は参加者に、映像表示部11における現在の表示に基づき議事録ファイルを作成するか否かを、例えば映像表示部11に表示を出して問合せる。
S1121での問合せの結果、議事録ファイルを作成する場合には先のS1118を経てS1122に至る。
S1121での問合せの結果、議事録ファイルを作成しない場合には、そのままS1122に至る。
S1122での問合せの結果、電源を切断しない場合には、図中の(B)を経て図11BのS1103へ戻って、映像情報端末装置10は電源を供給された状態で待機する。
S1122での問合せの結果、電源を切断する場合には、電源を切断してS1123で動作を終了する。
以上、図11Aから図11Cで示した映像表示システム1、又は、映像情報端末装置10によれば、会議の参加者はナビゲーションバーとディジタル議事録を用い、視覚的に見易い表示を見ながら効率良く会議をできるため、会議の円滑化を促進することができるという効果がある。
仕様として第1に、映像情報端末装置10は、ホワイトボードをはじめとする映像表示部11に、参加者がマーカーペンなどを用いて記載したアナログ議事録を、キャプチャする機能を有する。キャプチャ方法としては、例えば、ホワイトボードの持つキャプチャ機能に代表される撮像装置11A(プリンタ出力、外部記憶媒体への出力等)を利用する、或いは、カメラを使用してキャプチャする方法が考えられる。
第3に、映像情報端末装置10は、キャプチャしたディジタル議事録の背景部を判定し、背景部を透明として、先にキャプチャしたディジタル議事録と新しくキャプチャしたディジタル議事録との合成を行う。例えばホワイトボードを使用する場合には、輝度が所定の閾値より高ければ背景部と判定し、透明とする。
第5に、映像情報端末装置10として例えば液晶プロジェクタを用いて、映像表示部11であるホワイトボード板面上にディジタル議事録を映像投射することにより、元となったアナログ議事録と同様の位置に、ディジタル議事録を投射する。
これにより、映像情報端末装置10は、ホワイトボードの白い面に液晶プロジェクタで映像投射した時の、画面の眩しさを軽減、見易い表示を提供する。また、アナログ議事録とディジタル議事録を視覚的に容易に区別できる表示を提供する。
第9に、映像情報端末装置10は、外部記憶媒体15、或いはサーバ12に保存した議事録ファイルを読込むことで、一旦中断された会議を再開する際に用いる議事録を提供する。
第10に、映像表示部11として黒板を使用する場合には、映像情報端末装置10は表示する映像の輝度反転をせず、輝度が所定の閾値より低ければ背景部と判定し、透明とする。黒板を使用する場合においても、ディジタル議事録の背景は黒で表現され、議事録ファイルを保存した時には、輝度反転し、背景を白で表現する。
以上示した第1から第10の仕様は、必ずしも全てが満足されなくても良い。
図12は、実施例4における映像表示システム1の第1のブロック図であり、ホワイトボードをはじめとする映像表示部11に書込まれた文字や図を含むアナログ議事録をキャプチャし、映像情報端末装置10がディジタル議事録に変換し、当該のディジタル議事録を改めて映像表示部11に表示するフローを併せて示している。
映像表示部11から映像情報端末装置10に供給されたアナログ議事録のデータは、映像情報端末装置10が有するデコーダにおいてデコードされる。当該のデコーダとして、メモリドライバやプリンタドライバが用いられる。デコードされたデータは、CPU101の制御により、まず前記したように背景部を判定され、輝度を反転され、背景部以外の部分、即ち参加者が書込んだ部分を情報として、記憶部107が有するVRAMに格納される。この動作により、VRAMにはディジタル議事録が格納される。
その際に、ディジタル議事録に対しては前記した輝度の処理が行われているため、背景部はホワイトボードの地肌の色となり、参加者が書込んだ部分は投射光が高い反射率で反射されて輝く。このため、視覚的に明瞭に表示が得られる効果がある。
これに対して、前記した輝度の処理を行わない場合には、表示画像のうちで大きな面積を占める背景部において投射光が高い反射率で反射されて輝くこととなり、著しく見づらい表示画像となる。本実施例では、このような問題を解消している。
最近は、焦点距離の短い投射レンズを用いたプロジェクタが開発され、ホワイトボードの上方に一体となるよう取付けられることがある。これにより、会議の参加者にとってプロジェクタが障害物とならないようにしている。
記憶部107が有するVRAMは、1つのディジタル議事録を格納するための格納サイズとして、アドレスでM個分のサイズを必要とすると仮定する。通常のVRAMの使い方では、当然ながら1つのディジタル議事録の格納するアドレスをM個準備する。これに対して本実施例では、1つのディジタル議事録の格納するアドレスを(M+1)個以上準備する。新たに準備されたアドレスは、スクロールのための余白である。
このように本実施例の映像情報端末装置10は、ディジタル議事録をそのまま表示するだけでなく、参加者の使い勝手を向上するように加工して表示することに特徴がある。その際に、表示した映像を単にコピーして貼り付けるのではなく、VRAMにおける予め準備した格納部における読み出しアドレスを変更して行われることに特徴がある。
S150で会議が開始される。
S151で参加者は議事の進行に応じて、映像表示部11であるホワイトボードに最初のアナログ議事録を記入する。この段階ではアナログ議事録に対するキャプチャ動作は未だ行われていないので、映像情報端末装置10であるプロジェクタには、ディジタル議事録は格納されていない。当然ながら、視覚上では映像表示部11には背景部を地肌の色として、アナログ議事録がユーザの書込んだマーカーペンの色で表示されている。
S153で映像情報端末装置10は、記憶部107に格納されたディジタル議事録を読み出し、映像表示部11に表示する。
S154で映像表示部11は、書込まれたアナログ議事録を消去する。ディジタル議事録に対して前記した処理が行われているため、アナログ議事録を消去した後の映像表示部11には、視覚上では映像表示部11には背景部を地肌の色として、ディジタル議事録が明るく輝くように表示される。なお、S153とS154は、順序を逆にしても良い。
S156で参加者は映像情報端末装置10のインタラクティブ部106を操作することにより、先に図14で述べたようにして、アナログ議事録を記入した部分がスペースとなるよう、ディジタル議事録の表示をスクロールする。これにより、視覚上では映像表示部11には背景部を地肌の色として、スクロールされたディジタル議事録が明るく輝くように、新たに記入されたアナログ議事録が書込んだマーカーペンの色で表示されている。これにより、参加者は議事の進行を時系列で確認することができる。なお、S155とS156は、順序を逆にしても良い。
S158で映像情報端末装置10は、S157でキャプチャして得たデータと、記憶部107に格納された先のディジタル議事録を合成して、新たなディジタル議事録を生成する。
S157でキャプチャして得たデータに対しては、前記した輝度反転の処理が行われている。
このためS159で新たに記入されたアナログ議事録を消去した後、映像表示部11には、視覚上では背景部を地肌の色として、いずれのアナログ議事録から生成されたディジタル議事録とも、明るく輝くように表示される。なお、S158とS159は、順序を逆にしても良い。
S160で映像情報端末装置10は、生成したディジタル議事録をエンコードして、議事録ファイルとして、記憶部107、或いは外部記憶媒体15に格納する。外部記憶媒体15に格納する議事録ファイルに関しては、輝度を再度反転して見た目を戻すことで、汎用性のある映像ファイルとして格納する。
前記したようにディジタル議事録と議事録ファイルは、映像表示部11に表示されるデータと、外部記憶媒体15やサーバ12の記憶部122に格納されるデータとで、輝度が互いに反転した関係となる。一方、前記ディジタル議事録にOSD重畳されるナビゲーションバーのデータでは、輝度は反転していない。ナビゲーションバーの輝度を反転して表示すると、却って見づらい表示となる問題があるため、本実施例ではこれを避けている。
以上、図12から図16で示した映像表示システム1、又は、映像情報端末装置10によれば、アナログ議事録をキャプチャして得たディジタル議事録を、参加者に対して視覚上で分かりやすく表示することができ、会議の円滑化を促進することができるという効果がある。
仕様として第1に、映像情報端末装置10は、内蔵又は外付けしたカメラを用いて、映像表示部11に書込まれたアナログ議事録のキャプチャを行う。
第2に、映像情報端末装置10は、カメラにてアナログ議事録をキャプチャした場合においても、先にキャプチャして得たディジタル議事録と、新たにキャプチャして得たディジタル議事録との合成を行う。
第4に、映像情報端末装置10は、カメラで撮影した映像の前記利用範囲において、一番多い色を背景色として、映像表示部11がホワイトボード、或いは黒板に代表される装置のうちのいずれであるかを判定する。この判定結果に応じて、前記したキャプチャ時に背景部を判定するための閾値を設定しても良い。この判定動作をメニューに加え、必要なタイミングで判定動作を行っても良い。
以上示した第1から第4の仕様は、必ずしも全てが満足されなくても良い。
図17は、実施例5における映像表示システム1の第1のブロック図であり、映像情報端末装置10が液晶プロジェクタに代表されるプロジェクタ(図中ではPJと略記する)、映像表示部11がホワイトボードであり、カメラを用いて映像情報端末装置10がアナログ議事録をキャプチャする際の、表示画像を示す図である。
撮像した台形状の画像を長方形の画像に変換するために、台形の短辺側ほど解像度が低下する問題はあるが、議事録の画像は一般には高い解像度を要する画像ではないので、問題は比較的少ない。さらには、台形画像を長方形に補正するに当たって、欠落する情報を保管する機能を有しても良い。
一つは、ディジタル議事録をプロジェクタが表示している際にキャプチャすると、アナログ議事録とディジタル議事録との双方をキャプチャする。前記した輝度反転の処理を行ったうえで先に表示していたディジタル議事録と合成して、新たなディジタル議事録が生成されると、ディジタル議事録としてホワイトボードに表示されていた議事録が消去されるか不鮮明になる問題がある。従って、キャプチャする際にはディジタル議事録を一旦表示しないようにする。
まず、S180においては、参加者がホワイトボードに記入したアナログ議事録と、プロジェクタが有するディジタル議事録が、ホワイトボードにおいて視覚的に合成された状態で表示されている。
S181で、カメラはアナログ議事録を撮像するが、その際にはプロジェクタはディジタル議事録を投射せずに、例えば白色光による一様な照明光をホワイトボードに照射する。これにより、視覚的にはアナログ議事録のみが、部屋の明るさに対する依存性の少ない状態でホワイトボードに表示され、カメラによりキャプチャされる。
S183で、この段階では視覚上で邪魔になるアナログ議事録を消去する。なお、S182とS183の順序は逆であっても良い。
S1901では、開始された会議が進行しており、参加者は映像表示部11へ随時書き込みを行っている。映像表示システム1は次の指令を待ちながら、待機している。
S1902で、主催者を含む参加者の一人が、映像表示部11に書込まれたアナログ議事録を、キャプチャして取得するための指令を発する。当該の指令は、参加者が映像情報端末装置10、又は映像表示部11に設けられた、例えば押しボタンを操作することで発せられる。
S1903での判定の結果、カメラからキャプチャする場合には、S1904に至る。ホワイトボードからキャプチャする場合には、S1910に至る。
S1905で、カメラが映像表示部11に書込まれたアナログ議事録を撮影する。
S1906で、映像情報端末装置10は撮影されたデータに対し、前記したように利用範囲を切抜いたうえで、台形状の映像を長方形の映像に変換する処理を行う。当該の処理が終了するのを待ってS1907に至る。
S1908で、映像情報端末装置10はキャプチャしたアナログ議事録の背景部が黒か白かを判定する。当該の判定は所定の閾値を設定して行われる。
S1908での判定の結果、背景部が白と判定された場合にはS1912に至り、後記するようなホワイトボードの撮像装置11Aからキャプチャされた映像と同様な処理を行う。
S1908での判定の結果、背景部が黒と判定された場合には、映像表示部11が黒板、又は暗い色調の表示部を有すると考えられるため、そのままS1909に至る。
S1910で、例えば前記プリンタの撮像装置11Aがアナログ議事録の取得動作を行い、当該の動作が終了するのを待ってS1911に至る。
S1911で、映像情報端末装置10はS1910で取得したアナログ議事録のデコード動作を行い、当該の動作が終了するのを待ってS1912に至る。
S1909で、映像情報端末装置10は先にS1908で背景部が黒と判定された場合も含め、黒い背景部を透明としてS1913に至る。
S1913で、映像情報端末装置10はS1909での背景部に対する処理を行われたキャプチャデータを、記憶部107が有するVRAMに格納する。
以上、図17から図19で示した映像表示システム1、又は、映像情報端末装置10によれば、アナログ議事録をカメラでキャプチャして得たディジタル議事録を、参加者に対して視覚上で分かりやすく表示することができ、会議の円滑化を促進することができるという効果がある。
会議室の予約情報に資料を追加する方法としては、実施例1で述べたようにPCをはじめとするユーザ端末装置13から会議室の予約情報リスト対して、予め資料を添付する方法もあるが、実施例6の仕様としては、映像情報端末装置10に対し、タブレットPCに代表される携帯端末を用いて資料を送付することとする。
あるメンバが携帯端末13Tから会議で使用する追加資料の電子ファイルを、映像情報端末装置10に送信する。もちろん、そのメンバは当該の会議に出席中であっても良い。
映像情報端末装置10は、例えば送信者名と現在開催中の会議における登録されたメンバ名を照合するなどして、前記した追加資料の相応しい保存先を決定する。映像情報端末装置10は追加資料の電子ファイルをサーバ12に転送する。転送を受けたサーバ12は、図7で示したフォルダ構造に基づき、相応しい会議室、日付、予約時間のフォルダの下にある添付資料ファイルのフォルダに、前記電子ファイルを格納する。
以上、図20と図21で示した映像表示システム1、又は、映像情報端末装置10によれば、会議のメンバは追加資料を、小型で軽量な携帯端末を用いて随時提供することができ、会議の円滑化を促進することができるという効果がある。
図22は、実施例7における映像表示システム1の第1のブロック図である。映像情報端末装置10のCPU101が含むイメージプロセッサは、前記した外部の機器から供給された映像データの処理を行う。その際に、記憶部107が有するVRAMに対し、あるアドレスを書込み開始アドレス(図22では0xXXXXXXXX番地)として、前記映像データを格納する。
さらに前記内蔵アプリケーションは、前記映像データが貼り付けられたディジタル議事録を、前記映像データによる画像が映像表示部11に表示されるように開始アドレス(図22では0xYYYYYYYY番地)を設定して前記VRAMから読み出し、映像表示部11に供給して表示する。これにより、前記外部の機器から供給された映像を、ディジタル議事録とともに映像表示部11に表示することができる。
図23は、実施例7における映像表示システム1の第2のブロック図であり、図22とは異なり、容易に実現できる方法が示されている。ここでは、まず外部機器から入力された映像データをVRAMに格納する動作が完了した後、当該の映像データをディジタル議事録に貼り付けて表示するよう、処理ステップが時間軸上で分離されている。
さらに前記内蔵アプリケーションは、前記映像データが貼り付けられたディジタル議事録を、前記映像データによる画像が映像表示部11に表示されるように開始アドレス(図22では0xYYYYYYYY番地)を設定して前記VRAMから読み出し、映像表示部11に供給して表示する。これにより、前記外部の機器から供給された映像を、ディジタル議事録とともに映像表示部11に表示することができる。
以上、図22と図23で示した映像表示システム1、又は、映像情報端末装置10によれば、会議のメンバは外部の機器から映像表示システム1に供給された映像データを、ディジタル議事録とともに映像表示部11に表示することができ、会議の円滑化を促進することができるという効果がある。
仕様として第1に、映像情報端末装置10は、例えばサーバ12において図7に示したように格納された、会議室の予約情報における添付資料を再生し、映像表示部11に表示する。
第3に、図11Aで示したナビゲーションバーに示されたメニューより、会議の参加者がインタラクティブ部106を用いて、映像表示部11に表示する添付資料を選択する。
第4に、再生して得た映像は、ディジタル議事録の表示エリアにおけるいずれの位置にも貼り付けられて、映像表示部11に表示される。
以上示した第1から第4の仕様は、必ずしも全てが満足されなくても良い。
図24は、実施例8における映像表示システム1のブロック図である。
前記した添付資料は、サーバ12、映像情報端末装置10が有する記憶部107が含むROM、外部記憶媒体15のいずれに格納されていても良い。サーバ12の記憶部122に格納されている場合には、図示するように会議室の予約情報における前記添付資料が係る日付フォルダ、時刻フォルダの下に格納されている。もちろん、一つの時刻フォルダの下に格納される添付資料は一つとは限らない。
これに応じて、映像情報端末装置10はサーバ12から添付資料のファイルを供給されて、当該のファイルをディジタル議事録における指定されたエリアに貼り付ける。当該の動作は記憶部107が含むVRAMの上で行われる。前記した貼り付けエリアの指定に応じて、添付ファイルの全体が表示されるよう、前記VRAMの上で映像表示エリアが定められる。これに応じて映像表示部11に表示されていたディジタル議事録は、例えばスクロールされて、前記添付ファイルの全体が映像表示部11に表示される。もちろん、ディジタル議事録の一部も表示されて良い。
以上、図24で示した映像表示システム1、又は、映像情報端末装置10によれば、会議のメンバは多様な記憶媒体に格納された会議の添付資料を、映像表示部11に表示して参照することができ、会議の円滑化を促進することができるという効果がある。
仕様として第1に、映像情報端末装置10のユーザは、図11Aに示したナビゲーションバーが有するメニューより、インタラクティブ部106を用いてディジタル議事録を編集する。
第2に、映像情報端末装置10は、基本的なお絵かきツールに対応した映像編集機能を有する。例えば、書込みを追加し、画像上の選択範囲を移動し、前記選択範囲を拡大或いは縮小し、前記選択範囲を削除し、前記選択範囲の色を変更するような映像編集機能を有する。
以上示した第1から第3の仕様は、必ずしも全てが満足されなくても良い。
図25は、実施例9における映像情報端末装置10のブロック図である。映像情報端末装置10は、インタラクティブ部106を有する。インタラクティブ部106は、例えば映像情報端末装置10に対して外部接続されるマウス、ペンタブレット、カメラをはじめとする装置であって良く、また、映像情報端末装置10に内蔵されるタッチパネルであって良い。いずれであれ、インタラクティブ部106は、表示する画像における位置情報を取得するための構成要素であれば良い。
会議の参加者は、例えば映像表示部11に表示されているディジタル議事録に対して、新たな情報を追記し、表示をスクロールする。さらに編集して新たに生成されたディジタル議事録を記憶部107に保存する。また、前記インタラクティブ部106を用いて、映像表示部11に表示されているディジタル議事録に対して、一点又はある範囲を指定する。
会議を終了する際には、ディジタル議事録に編集内容が反映された状態で、ディジタル議事録を議事録ファイルにエンコードして、サーバ12または記憶部107に格納する。
以上、図25で示した映像情報端末装置10によれば、会議のメンバは前記したディジタル議事録を編集することができ、会議の円滑化を促進することができるという効果がある。
仕様として第1に、映像情報端末装置10は、例えば実施例1、実施例6、実施例8で示した添付資料ファイルを、ディジタルポストイット機能を用いてグループに分ける。
第2に、当該のディジタルポストイット機能は、前記グループに応じて色分けをして、映像表示部11に表示する。
これらの添付資料ファイルのうちFが、前記ポストイット機能を用いて第2のグループから第1のグループに移動されたとする。その際に、添付資料ファイルFは緑色から黄色に色を変更されて映像表示部11に表示される。
以上、図26で示すポストイット機能を用いた映像情報端末装置10は、複数の添付資料ファイルのアイコン表示を分かり易く分類して表示することができ、会議の円滑化を促進することができるという効果がある。
仕様として第1に、映像情報端末装置10は前記したディジタル議事録の表示領域に、日程表(カレンダー)を表示する。
第2に、ユーザは前記したカレンダーの縮尺を選択し、スクロールする。
第4に、前記した議事録ファイルのデータとは別に、映像情報端末装置10はキャプチャした日程データを記憶媒体に書込み、また読み出す。
以上示した第1から第4の仕様は、必ずしも全てが満足されなくても良い。
ここまで示した実施例1乃至実施例11の実施形態は一例であって、本発明を限定するものではない。本発明の趣旨に基づきながら異なる実施形態を考えられるが、いずれも本発明の範疇にある。
Claims (1)
- 投射型画像表示装置であって、
画像情報および会議に関する情報を格納する記憶部と、
前記記憶部に格納された前記画像情報を読み出して投射する画像投射部と、
前記画像投射部から投射する画像を包含する範囲をカメラで撮像して該撮像画像に基づいてキャプチャ画像を生成するキャプチャ画像生成部と、
前記投射型画像表示装置の動作を制御する制御部を有し、
前記制御部は個人認証機器からの情報に基づいて、前記会議に参加する参加者に関する情報を含む参加者リストを生成して前記記憶部に格納し、前記キャプチャ画像生成部で生成したキャプチャ画像に、前記記憶部に格納されている参加者リストに含まれる参加者の名前をスタンプするキャプチャ画像編集処理を実行可能である
ことを特徴とする投射型画像表示装置。
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