JP2000162665A - 往復移動制御機構及びこれを用いたカラー/モノクロ切り換え式カメラ - Google Patents

往復移動制御機構及びこれを用いたカラー/モノクロ切り換え式カメラ

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JP2000162665A
JP2000162665A JP10339731A JP33973198A JP2000162665A JP 2000162665 A JP2000162665 A JP 2000162665A JP 10339731 A JP10339731 A JP 10339731A JP 33973198 A JP33973198 A JP 33973198A JP 2000162665 A JP2000162665 A JP 2000162665A
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movable body
moving
filter device
color
drive mechanism
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JP10339731A
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English (en)
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Koji Imaki
浩司 今木
Koichiro Takahashi
恒一郎 高橋
Katsuji Hase
勝治 長谷
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベース上で往復移動を案内されたフィルター
装置9に往復駆動機構100を連繋したカラー/モノクロ
切り換え式カメラにおいて、単一のフォトインタラプタ
ーを用いて、フィルター装置9を2つの移動端に精度良
く位置決めする。 【解決手段】 ベースに突設された一対のストッパー71
b、71cと、一定位置に配設されたフォトインタラプター
と、ベースに突設されてフォトインタラプターの発光部
と受光部の間に侵入すべき遮蔽板94とを具え、遮蔽板94
は、フィルター装置9の移動中は発光部と受光部の間に
介在し、フィルター装置9が移動端に達する直前に発光
部と受光部の間から脱出する。フォトインタラプターの
出力に基づいて往復駆動機構100の動作を制御し、フィ
ルター装置9の移動中、フォトインタラプターの出力が
切り替わってから一定時間経過後、駆動を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー撮影を行な
うためのカラーモードと、モノクロ撮影を行なうための
モノクロモードの間で、撮影モードの切換え設定が可能
なカメラ、並びにこの種カメラのモード切り換えに好適
な往復移動制御機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー専用カメラにおいては、例えば図
21(a)に示す様に、ハウジング(1)内に、CCD(8
1)、保護ガラス(85)、及び色補正のための光学フィルタ
ー(95)が配備され、該ハウジング(1)に対して、対物レ
ンズ(21)を具えたレンズユニット(2)がねじ込み固定さ
れており、光学フィルター(95)は、2枚の複屈折用水晶
板(96)(97)の間に色補正フィルター板(99)を挟み込んで
構成されている。例えばフランジバックが12.5mm
のカメラの場合、光学フィルター(95)の厚さtは4.3
8mm、CCDの保護ガラス(85)の厚さは0.75m
m、保護ガラス(85)の表面からCCD(81)の撮像面(焦
点面)までの距離sが1.94mm、レンズユニット(2)
のねじ込み量bが5.6mmに設定される。この場合、
光学フィルター(95)の屈折率nを1.5とすると、光学
フィルター(95)及び保護ガラス(85)を通過することによ
って生じる光路長の伸びλは、 λ=(1−1/n)×(4.38+0.75)=1.71mm となるため、ハウジング(1)のレンズ取付け基準面Aか
らCCD(81)の撮像面までの距離aは、フランジバック
(12.5mm)と光路長の伸びλ(1.71mm)の合計値
である14.21mmとなる。
【0003】一方、図21(b)に示すカメラは、上述の
サンドイッチ構造の光学フィルター(95)に代えて、互い
に貼り合わせた2枚の複屈折用水晶板(96)(97)の片面に
色補正フィルター膜(98)を蒸着によって形成した光学フ
ィルター(91)を採用したものである。該カメラにおいて
は、光学フィルター(91)の厚さt′が2.78mmとな
り、この光学フィルター(91)及び保護ガラス(85)を通過
することによって生じる光路長の伸びλ′は、 λ′=(1−1/n)×(2.78+0.75)=1.18m
m となるため、ハウジング(1)のレンズ取付け基準面Aか
らCCD(81)の撮像面までの距離a′は、フランジバッ
ク(12.5mm)と光路長の伸びλ′(1.18mm)の合
計値である13.68mmとなる。
【0004】ところで、カラー専用の監視カメラは、明
るい場所での撮影には問題がないが、夜間や暗い場所で
は、最低被写体照度に限界があり、白黒専用の監視カメ
ラに比べて、性能が劣ることになる。そこで本発明者ら
は、対物レンズ(21)からCCD(81)へ至る光路中に前述
の光学フィルター(95)(91)を介在させたカラーモード
と、光学フィルター(95)(91)に代えて光路長をカラーモ
ード時と同等値に補正するためのダミーガラスを介在さ
せたモノクロモードの間で、撮影モードの切り換えを可
能としたカラー/モノクロ切り換え式のカメラを開発し
た。
【0005】該カメラにおいては、光学フィルターとダ
ミーガラスを併設してなるフィルター装置を、カラーモ
ード位置とモノクロモード位置の2位置間で往復駆動
し、撮影モードを切り換える。フィルター装置の往復移
動の制御には、例えば、従来より広く採用されている光
学センサーを用いた往復移動制御機構を採用することが
出来る。即ち、フィルター装置の両移動端にそれぞれ、
発光部及び受光部からなるフォトインタラプター等の光
学センサーを設置しておき、該光学センサーからの信号
をマイクロコンピュータに供給して、往復駆動機構の動
作を制御するのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光学センサーを用いた往復移動制御機構においては、2
つの光学センサーが必要となるばかりでなく、組立工程
にてこれらの光学センサーの取付け位置に誤差が生じる
と、フィルター装置の位置決め精度が低下する問題があ
った。
【0007】そこで本発明の目的は、単一の光学センサ
ーを用いて、可動体を2つの移動端に精度良く位置決め
することが出来る往復移動制御機構、並びにこれを用い
たカラー/モノクロ切り換え式カメラを提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る往復移動制御
機構は、ベース体上に設けられて、可動体の両移動端を
規制するための一対のストッパーと、可動体又はベース
体の一方に配設され、発光部(83)及び受光部(84)からな
る光学センサーと、可動体又はベース体の他方に配設さ
れ、可動体の移動に伴って光学センサーの発光部(83)と
受光部(84)の間に侵入すべき遮蔽板(94)と、光学センサ
ーの出力に基づいて、往復駆動機構の動作を制御する制
御手段とを具え、遮蔽板(94)は、可動体が2つの移動端
の間を移動している過程では光学センサーの発光部(83)
と受光部(84)の間に介在し、可動体が各移動端に達する
直前に発光部(83)と受光部(84)の間から脱出するよう、
その長さが規定されており、制御手段は、可動体が移動
中の状態にて、光学センサーの出力が切り替わった時点
から一定時間経過後に、往復駆動機構の動作を停止させ
ることを特徴とする。
【0009】上記本発明の往復移動制御機構によれば、
ストッパーはベース体に一体成型することによってその
位置を高精度に形成することが出来る。又、往復駆動機
構は、光学センサーの出力が切り替わった後も一定時間
は可動体の駆動を継続するので、光学センサーの位置に
多少の誤差があったとしても、可動体は、一方のストッ
パーに受け止められる位置まで確実に移動する。この結
果、可動体は、2つのストッパーによって規制される2
つの移動端のそれぞれに、精度良く位置決めされること
になる。
【0010】具体的構成において、往復駆動機構は、モ
ータの回転が入力される入力部と、モータの回転を直線
運動に変換する動力変換部と、直線運動を可動体に出力
する出力部と、入力部と出力部の間に介在して伝達トル
クが一定値を越えたときに動作するスリップ機構とを具
え、前記一定時間は、この期間のモータの回転によって
可動体を移動端まで移動させるために必要な値に設定さ
れている。該具体的構成によれば、可動体がストッパー
に当たった後、モータが前記一定時間だけ回転を続行す
る過程で、伝達トルクの増大によってスリップ機構が動
作し、入力部が空転することになる。これによって、往
復駆動機構の損傷が防止される。
【0011】又、具体的構成において、制御手段は、制
御動作の開始に際して先ず可動体を所定の何れか一方の
移動端に初期移動させた後、可動体を指令に応じた何れ
か一方の移動端へ移動させるものである。これによっ
て、制御手段は、初期移動の後に可動体が何れか一方の
移動端に到達したとき、該移動端が何れの方向の移動端
であるかを認識することが出来る。
【0012】本発明に係るカラー/モノクロ切り換え式
カメラは、対物レンズから撮像素子へ至る光路中に、フ
ィルター装置(9)を介在させたものであって、フィルタ
ー装置(9)には、カラーモードにて必要な光学的処理を
施すための光学フィルター(91)と、モノクロモードにて
光路長をカラーモード時と同等値に補正するためのダミ
ーガラス(92)とが併設され、該フィルター装置(9)は、
往復駆動機構(100)に連繋されて、光学フィルター(91)
を光路中に介在させたカラーモード位置と、ダミーガラ
ス(92)を光路中に介在させたモノクロモード位置の間で
往復駆動される。又、フィルター装置(9)の移動を制御
するべく、上記本発明の往復移動制御機構を具えてい
る。該往復移動制御機構は、フィルター装置(9)の両移
動端を規制するための一対のストッパーと、発光部(83)
及び受光部(84)からなる光学センサーと、フィルター装
置(9)に突設されて、フィルター装置(9)の移動に伴っ
て光学センサーの発光部(83)と受光部(84)の間に侵入す
べき遮蔽板(94)と、光学センサーの出力に基づいて、往
復駆動機構(100)の動作を制御する制御手段とを具え、
遮蔽板(94)は、フィルター装置(9)が2つの移動端の間
を移動している過程では光学センサーの発光部(83)と受
光部(84)の間に介在し、フィルター装置(9)が移動端に
達する直前に発光部(83)と受光部(84)の間から脱出する
よう、その長さが規定されており、制御手段は、フィル
ター装置(9)が移動中の状態にて、光学センサーの出力
が切り替わった時点から一定時間経過後に、往復駆動機
構(100)の動作を停止させる。
【0013】上記本発明のカラー/モノクロ切り換え式
カメラによれば、ストッパーはベース体に一体成型する
ことによってその位置を高精度に形成することが出来
る。又、往復駆動機構は、光学センサーの出力が切り替
わった後も一定時間は可動体の駆動を継続するので、光
学センサーの位置に多少の誤差があったとしても、フィ
ルター装置(9)は、一方のストッパーに受け止められる
位置まで確実に移動する。この結果、フィルター装置
(9)は、2つのストッパーによって規制される2つの移
動端のそれぞれに、精度良く位置決めされることにな
る。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る往復移動制御機構、並びに
これを用いたカラー/モノクロ切り換え式カメラによれ
ば、単一の光学センサーを用いて、可動体(フィルター
装置)を2つの移動端に精度良く位置決めすることが出
来る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を監視用カメラに実
施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。本
実施例の監視用カメラは、明るい場所では撮影モードを
カラーモードに設定するが、暗い場所では撮影モードを
モノクロモードに切り換えることが可能であって、カラ
ーモードにおいては、図21(b)に示す如く、レンズユ
ニット(2)とCCD(81)の間に、互いに貼り合わせた2
枚の複屈折用水晶板(96)(97)の片面に色補正フィルター
膜(98)を蒸着によって形成してなる光学フィルター(91)
を介在させて、赤外線遮断などの色補正処理を施す。こ
れに対し、モノクロモードでは、後述の如く、光学フィ
ルター(91)に代えて、光路長補正用のダミーガラスが配
置される。そして、CCD(81)から得られる輝度情報及
び色情報の内、輝度情報のみを用いて、画像の再生を行
なうのである。
【0016】本実施例の監視用カメラは、図1及び図2
に示す如く、フロントカバー(11)及びハウジング本体(1
2)からなる金属製のハウジング(1)を具え、フロントカ
バー(11)には、対物レンズ(21)を具えたレンズユニット
(2)が取り付けられている。具体的には、フロントカバ
ー(11)の開口部に、内ねじ(41)が形成された金属製の保
持リング(4)を固定すると共に、レンズユニット(2)に
ねじ筒(22)を突設して、該ねじ筒(22)を前記内ねじ(41)
にねじ込んで、ハウジング(1)にレンズユニット(2)を
取り付けるのである。又、ハウジング(1)の上面には、
フランジバックを調整するための指掛かり(38)が上方へ
突出すると共に、調整後のフランジバックを固定するた
めのロックねじ(14)がねじ込まれている。
【0017】保持リング(4)には、図6に示す如く、フ
ロントカバー(11)との対向面に、内ねじ(41)を包囲する
環状の凹部(42)が形成されて、該環状凹部(42)の外側
に、3本のビス(43)(43)(43)を螺合させるべき3つのね
じ孔(44)(44)(44)が形成されている。
【0018】フロントカバー(11)には、保持リング(4)
を取り付けるための略円形の開口(15)が形成され、該開
口(15)の内周壁には、調整リング(3)を保持するための
3つの突片(16)(16)(16)が互いに間隔をあけて形成され
ている。又、各突片(16)の近傍位置には、前記ビス(43)
が貫通する孔が開設されている。更に、フロントカバー
(11)の上壁の内面中央部には、円弧状凹部(17)が形成さ
れ、該円弧状凹部(17)に、前記ロックねじ(14)が螺合す
るねじ孔(18)が開設されている。フロントカバー(11)の
内面には、前記ねじ孔(18)の下方位置に、ピン(13)が突
設され、開口(15)の両側には、左右一対のねじ孔(19)(1
9)が形成されている。
【0019】フロントカバー(11)の内面には、開口(15)
の上部に、金属製の弾性部材(5)が設置されている。弾
性部材(5)は、水平面に沿って両側へ拡がる板バネ部(5
1)と、垂直面に沿って下方へ伸びる舌片部(52)とを具
え、舌片部(52)には円孔(53)が開設されている。弾性部
材(5)は、図9に示す如く、円孔(53)に前記ピン(13)を
貫通させると共に、板バネ部(51)を円弧状凹部(17)の両
側部に密着させて、フロントカバー(11)の内面に取り付
けられる。
【0020】更にフロントカバー(11)の内面には、図5
及び図6に示す如く、樹脂製の調整リング(3)が設置さ
れる。調整リング(3)は、円筒状のリング部(31)に扇形
の鍔部(35)を突設すると共に、該鍔部(35)に、前記指掛
かり(38)を突設したものであって、リング部(31)には、
ハウジング奥方側の端面に、円周方向に沿って高さが変
化する第1カム部(32)、第2カム部(33)及び第3カム部
(34)が突設されている。又、鍔部(35)には、前記フロン
トカバー(11)のピン(13)の先端部が嵌入する扇形の開口
(37)が形成されている。更に又、鍔部(35)の上面には、
開口(37)に沿って、調整リング(3)の回転軸上に曲率中
心を揺する円弧面(36)が形成されている。
【0021】調整リング(3)は、リング部(31)をフロン
トカバー(11)の3つの突片(16)(16)(16)の外側に配置し
て、保持リング(4)の環状凹部(42)に嵌め込むと共に、
鍔部(35)をフロントカバー(11)の内側に配置して、フロ
ントカバー(11)の開口部に取り付けられる。又、保持リ
ング(4)は、前記3本のビス(43)(43)(43)によってフロ
ントカバー(11)に固定される。この結果、調整リング
(3)のリング部(31)がフロントカバー(11)の突片(16)(1
6)(16)によって保持リング(4)の環状凹部(42)の内部に
拘持されて、調整リング(3)は、回転可能且つ軸方向に
は移動不能な状態に、フロントカバー(11)に取り付けら
れる(図7参照)。
【0022】この状態で、図10に示す如く、調整リン
グ(3)の指掛かり(38)はフロントカバー(11)の上面から
上方へ突出する。又、フロントカバー(11)の開口(15)に
は、3つの突片(16)(16)(16)の間から、調整リング(3)
の第1カム部(32)、第2カム部(33)及び第3カム部(34)
が臨出することになる。更に図11(a)に示す様に、調
整リング(3)の鍔部(35)の円弧面(36)と、フロントカバ
ー(11)の円弧状凹部(17)との間に、弾性部材(5)の板バ
ネ部(51)が挟圧され、板バネ部(51)はその弾性によって
図示の如く僅かに湾曲する。この結果、調整リング(3)
の鍔部(35)の円弧面(36)に対して、弾性部材(5)の板バ
ネ部(51)が面領域で圧接され、調整リング(3)の回転に
適度な摩擦抵抗を付与するのである。
【0023】調整リング(3)の指掛かり(38)を操作し
て、前記摩擦抵抗に抗して調整リング(3)を回転させる
と、図10に示す調整リング(3)の第1カム部(32)、第
2カム部(33)及び第3カム部(34)が、フロントカバー(1
1)の開口(15)から臨出した状態で、円弧線上を移動す
る。
【0024】ハウジング(1)の内部には、図3に示す如
くモード切換え装置(7)及び回路基板(8)を互いにねじ
止めして一体化したCCDユニット(6)が配備される。
モード切換え装置(7)は、カラーモードとモノクロモー
ドを切り換えるためのものであって、モード切換え装置
(7)には、前記光学フィルター(91)を搭載したフィルタ
ー装置(9)が取り付けられている。一方、回路基板(8)
には、CCD(81)の撮像面を保護ガラス(85)で覆ったC
CDパッケージ(80)が取り付けられている。
【0025】モード切換え装置(7)は、図7に示す如く
回路基板(8)側の一面が開口した箱状を呈する樹脂製の
ベース(71)を具え、該ベース(71)の両側面には左右一対
の耳片(72)(72)が突設されている。各耳片(72)には孔(7
3)が開設されている。モード切換え装置(7)は、2本の
段付きねじ(61)(61)によってフロントカバー(11)に固定
される。該段付きねじ(61)は、図4に示す如く、同軸上
に太軸部(62)と細軸部(63)を具え、細軸部(63)の先端部
にねじ部(64)を突設すると共に、太軸部(62)の基端部に
鍔部(65)を介して、ねじ込み操作用の頭部(66)を突設し
たものである。段付きねじ(61)の太軸部(62)にはコイル
スプリング(67)が嵌められ、この状態で段付きねじ(61)
の細軸部(63)がフロントカバー(11)の耳片(72)を貫通
し、ねじ部(64)がフロントカバー(11)のねじ孔(19)にね
じ込まれる。これによって、モード切換え装置(7)及び
回路基板(8)からなるCCDユニット(6)は、光軸に沿
って所定の範囲内で往復移動可能に支持されると共に、
コイルスプリング(67)によってフロントカバー(11)側へ
弾性付勢されることになる。
【0026】モード切換え装置(7)のベース(71)には、
前記フロントカバー(11)との対向面に、図8に示す如
く、前記調整リング(3)の内径と一致する外径を有する
円弧状の第1リブ(75)、第2リブ(76)及び第3リブ(77)
が突設され、これらのリブには、前記調整リング(3)の
第1、第2及び第3カム(32)(33)(34)に対応させて、第
1、第2及び第3カムフォロワー(75a)(76a)(77a)が一
体成型されている。又、ベース(71)には、前記CCD(8
1)と対向する位置に、レンズユニット(2)からの光線を
採り入れるための矩形窓(74)が開設されている。
【0027】図3に示す如く、フロントカバー(11)の内
面にCCDユニット(6)が取り付けられた状態で、調整
リング(3)の第1カム部(32)、第2カム部(33)及び第3
カム部(34)はそれぞれモード切換え装置(7)のベース(7
1)の第1カムフォロワー(75a)、第2カムフォロワー(76
a)及び第3カムフォロワー(77a)に摺接する。従って、
調整リング(3)の指掛かり(38)を回転操作して、調整リ
ング(3)を一方向に回転させると、第1カム部(32)、第
2カム部(33)及び第3カム部(34)がそれぞれ第1カムフ
ォロワー(75a)、第2カムフォロワー(76a)及び第3カム
フォロワー(77a)を光軸方向に押圧して、CCDユニッ
ト(6)を前記コイルスプリング(67)の付勢力に抗してフ
ロントカバー(11)から離間させる方向へ移動させる。こ
れによってフランジバックが変化することになる。
【0028】指掛かり(38)を操作して、フランジバック
を調整する過程で、指掛かり(38)から手を離したとして
も、図11(a)に示すように、弾性部材(5)の板バネ部
(51)が調整リング(3)の鍔部(35)の円弧面(36)に摺接し
て、適度な摩擦抵抗を与えているので、調整リング(3)
が前記コイルスプリング(67)の付勢によって逆転するこ
とはない。
【0029】この様にしてフランジバックを調整した後
は、図11(b)に示す様に、ロックねじ(14)をねじ込ん
で、その先端によって弾性部材(5)の板バネ部(51)を強
く下圧する。これによって、弾性部材(5)の板バネ部(5
1)が調整リング(3)の円弧面(36)に圧着し、調整リング
(3)をロックする。ここで、ロックねじ(14)の先端は弾
性部材(5)の板バネ部(51)を介して調整リング(3)の円
弧面(36)を押圧するので、ロックねじ(14)の先端が調整
リング(3)の円弧面(36)に食い込むことはなく、面接触
によって確実なロック状態が実現される。又、調整リン
グ(3)の開口(37)にはフロントカバー(11)に突設された
ピン(13)が嵌入して、ロックねじ(14)による下圧力を受
け止めているので、該下圧力の作用によって調整リング
(3)の鍔部(35)が大きく変形する虞れはない。
【0030】モード切換え装置(7)においては、図7に
示す如くベース(71)の内部に、光学フィルター(91)及び
ダミーガラス(92)を併設したフィルター装置(9)が、往
復移動可能に取り付けられると共に、該フィルター装置
(9)を往復移動させるためのモータ(78)及び往復駆動機
構(100)が配備されている。
【0031】尚、ダミーガラス(92)は、図21(b)に示
す光学フィルター(91)による光路長の伸びλ′と同等の
光路長の伸びが得られる様に、その厚さが規定される。
即ち、同図に示す例においては、厚さが2.88mmの
ダミーガラス(92)を採用する。この場合、厚さ2.78
mmの光学フィルター(91)による光路長の伸びλ′は、
屈折率n1=1.5443として、 λ′=(1−1/n1)×2.78=0.9798mm であるのに対し、ダミーガラス(92)による光路長の伸び
λd′は、屈折率n2=1.5163として、 λd′=(1−1/n2)×2.88=0.980mm となる。従って、光路中に光学フィルター(91)を介在さ
せた場合の光路長と、光路中にダミーガラス(92)を介在
させた場合の光路長は同等となり、光学フィルター(91)
とダミーガラス(92)の差し替えによる焦点のずれは無視
し得るものとなる。
【0032】図7に示す如く往復駆動機構(100)は、ベ
ース(71)に互いに平行に架設されたねじ軸(79)とガイド
シャフト(70)を具え、ねじ軸(79)の一方の端部には前記
モータ(78)が連繋している。又、ねじ軸(79)及びガイド
シャフト(70)には、図12に示す如く樹脂製の往復駒(1
01)が係合している。
【0033】往復駒(101)は、枠体部(109)にアーム(10
2)を突設して、枠体部(109)とアーム(102)の間にねじ軸
(79)を挟持している。枠体部(109)には、ねじ軸(79)と
の対向面に、ねじ部(108)が形成され、該ねじ部(108)は
ねじ軸(79)と螺合している。又、枠体部(109)には、ガ
イドシャフト(70)へ向けて、第1凸部(103)及び第2凸
部(104)が形成され、両凸部(103)(104)をガイドシャフ
ト(70)が摺動可能に貫通している。
【0034】更に往復駒(101)の第1凸部(103)には、ガ
イドシャフト(70)と平行な軸部(105)が突設され、該軸
部(105)にトーションスプリング(110)が嵌まっている。
該トーションスプリング(110)の両端は互いに食い違い
方向に伸ばして、第1アーム部(111)と第2アーム部(11
2)を形成している。トーションスプリング(110)の第1
アーム部(111)は、往復駒(101)のアーム(102)に沿って
伸び、アーム(102)を枠体部(109)側へ弾性付勢してい
る。これによって、ねじ軸(79)がアーム(102)と枠体部
(109)の間に適度な側圧で挟圧され、往復駒(101)の成型
時の寸法バラツキや使用環境温度による形状変化に拘わ
らず、ねじ軸(79)とねじ部(108)の間に、安定した螺合
状態が維持される。又、トーションスプリング(110)の
第2アーム部(112)は、往復駒(101)の第2凸部(104)に
ガイドシャフト(70)とは直交する方向に突設した第1突
片(106)に係止されて、トーションスプリング(110)の抜
け止めが施されると共に、第2アーム部(112)の先端部
は、枠体部(109)にガイドシャフト(70)と平行に突設し
た第2突片(107)に係止されて、第2アーム部(112)に作
用する軸部(105)回りの回転力が受け止められている。
【0035】従って、前記モータ(78)の駆動によってね
じ軸(79)が回転すると、該ねじ軸(79)に螺合する往復駒
(101)がねじ推進力を受けて、ガイドシャフト(70)に沿
って往復移動することになる。
【0036】フィルター装置(9)は、図13に示す如く
枠状のホルダー(90)を具え、該ホルダー(90)に光学フィ
ルター(91)及びダミーガラス(92)が取り付けられてい
る。ホルダー(90)のガイドシャフト(70)側の端部には、
複数のアーム片(90a)(90b)(90c)が突設され、これらの
アーム片(90a)(90b)(90c)がガイドシャフト(70)の外周
面を両側から挟み込んで、ガイドシャフト(70)に摺動可
能に係合している。又、ガイドシャフト(70)の反対側の
端部が、ベース(71)の上壁内面に突設した複数のガイド
片(71a)(71a)(71a)によって摺動可能に係止されてい
る。そして、前記複数のアーム片(90a)(90b)(90c)の間
に、往復駆動機構(100)の往復駒(101)の第1及び第2凸
部(103)(104)が挟持されている。これによって、フィル
ター装置(9)は、往復駆動機構(100)の往復駒(101)と一
体に、図14に示す一方の移動端と図15に示す他方の
移動端の間を往復駆動されることになる。尚、モード切
換え装置(7)のベース(71)の内面には、往復駆動機構(1
00)を挟んで両側に、往復駆動機構(100)の両移動端を規
制するためのストッパー(71b)(71c)が突設されている。
【0037】図13の状態からモータ(78)が一方向に回
転することによって、往復駆動機構(100)の往復駒(101)
が右方へ移動し、最終的に図14に示す如く往復駒(10
1)が右方のストッパー(71c)に受け止められた右方の移
動端に達すると、フィルター装置(9)の光学フィルター
(91)がCCD(81)の位置と合致して、カラーモードが設
定される。又、図13の位置からモータ(78)が逆方向に
回転することによって、往復駆動機構(100)の往復駒(10
1)が左方へ移動し、最終的に図15に示す如く往復駒(1
01)が左方のストッパー(71b)に受け止められた左方の移
動端に達すると、フィルター装置(9)のダミーガラス(9
2)がCCD(81)の位置と合致して、モノクロモードが設
定される。
【0038】上記往復駆動機構(100)においては、往復
駒(101)が何れか一方の移動端に達した後も、モータ(7
8)の回転を更に一定時間だけ継続させる制御方式が採ら
れている。これは、仮にモータ(78)の回転速度にばらつ
きがあったとしても、往復駒(101)を確実に移動端に位
置決めするためである。この場合、往復駒(101)がスト
ッパー(71b)(71c)によって移動を阻止されている状態
で、モータ(78)の駆動によってねじ軸(79)が回転するこ
とになるが、図12に示す様に、ねじ軸(79)は、往復駒
(101)の枠体部(109)とアーム(102)の間に挟持されて、
ねじ部(108)との螺合状態を保っているので、往復駒(10
1)が移動を阻止された状態でねじ軸(79)が回転した場
合、アーム(102)がトーションスプリング(110)の第1ア
ーム部(111)の付勢力に抗して弾性変形することによ
り、ねじ軸(79)とねじ部(108)の噛み合い位置がずれ
て、ねじ軸(79)が空転することになる。従って、ねじ軸
(79)の回転によって、ねじ軸(79)や往復駒(101)のねじ
部(108)のねじ山が破損する虞れはない。
【0039】フィルター装置(9)がカラーモード位置、
モノクロモード位置若しくはその中間位置の何れの位置
に存在するかを検出すると共に、フィルター装置(9)が
何れか一方の移動端に到達した後、モータ(78)の回転を
前記一定時間経過後に停止させるために、図16に示す
如く、回路基板(8)には、発光部(83)及び受光部(84)か
らなるフォトインタラプター(82)が設置される一方、フ
ィルター装置(9)のホルダー(90)には、フィルター装置
(9)の往復移動に伴ってフォトインタラプター(82)の発
光部(83)と受光部(84)の間を通過すべき遮蔽板(94)が突
設されている(図7参照)。電源投入時には、初期動作と
して、被写体の明暗に拘わらず、フィルター装置(9)を
図14に示すカラーモード位置まで移動させ、その後、
被写体の明暗を判定して、フィルター装置(9)を何れか
のモード位置まで移動させる。
【0040】図16は、フィルター装置(9)がカラーモ
ード位置に設定されている状態を表わしており、CCD
(81)の位置と光学フィルター(91)の位置が合致してい
る。このとき、遮蔽板(94)はフォトインタラプター(82)
を通過しており、発光部(83)からの光が受光部(84)へ入
射することになる。これによって、フォトインタラプタ
ー(82)の出力信号はローとなる。この位置からフィルタ
ー装置(9)が移動して、図17の如く遮蔽板(94)がフォ
トインタラプター(82)の発光部(83)と受光部(84)の間へ
侵入すると、発光部(83)から受光部(84)への光が遮蔽さ
れる。これによって、フォトインタラプター(82)の出力
はハイとなる。その後、更にフィルター装置(9)が移動
して、図18の如くCCD(81)の位置にダミーガラス(9
2)の位置が合致したモノクロモード位置に達すると、遮
蔽板(94)がフォトインタラプター(82)を通過し、再び発
光部(83)から受光部(84)へ光が入射することなる。これ
によって、フォトインタラプター(82)の出力はローとな
る。
【0041】上記フォトインタラプター(82)の出力は図
示省略する制御用マイクロコンピュータへ供給されて、
モータ(78)の制御に供される。即ち、図19(a)(b)に
示す様に、例えばカラーモードの状態から、モータ(78)
を反時計方向(CCW)に回転させてモノクロモードを設
定する場合、フォトインタラプター(82)からの信号が、
先ずロー(LO)からハイ(HI)へ切り替わり、その後、
ハイからローに切り替わる。そこで、そのハイからロー
への切り替わり時点から所定時間T2を計時し、所定時
間T2の経過時点でモータの回転を停止させるのであ
る。モノクロモードからカラーモードへの切り換え制御
も同様である。従って、モータ(78)の回転速度に多少の
バラツキがあったり、フォトインタラプター(82)の位置
に多少の誤差があったとしても、前記所定時間T2だけ
モータ(78)の回転を続行させることによって、フィルタ
ー装置(9)は確実に移動端に到達することになる。又、
モータ(78)の空転時間を所定値T2以内に制限すること
によって、往復駒(101)のねじ部(108)のねじ山の摩耗が
抑制される。
【0042】フィルター装置(9)の移動中に塵などの噛
み込みによって、フィルター装置(9)がロック状態(以
下、メカロックという)に陥ったときは、このメカロッ
クを解除するために、次の制御方式が採られている。例
えば図20(a)(b)に示す如く、カラーモードの状態か
ら、モータを反時計方向に回転させてモノクロモードを
設定せんとした場合において、フィルター装置(9)の移
動中にメカロックが発生したときは、モータ起動後の経
過時間T1が所定の閾値Tmaxを越えてもフォトインタ
ラプター(82)がローに切り替わらないので、閾値Tmax
の経過時点でモータを逆転させる。これによって、フォ
トインタラプター(82)の出力がハイからローに切り替わ
ると、その後、所定時間T2が経過した時点でモータを
停止させる。この結果、フィルター装置(9)は元のカラ
ーモード位置に確実に戻ることになる。その後、再度、
モータを反時計方向に回転させて、カラーモードからモ
ノクロモードへの切り換えを試行するのである。モノク
ロモードからカラーモードへの切り換え時にメカロック
が発生した場合も同様である。
【0043】微細な塵の噛み込み等の軽度な異常によっ
て発生したメカロックの場合は、モード切り換えを2回
若しくは3回程度、試行することによって、噛み込んだ
塵が排除されて、メカロックは自動的に解除されること
になる。但し、重大な異常の発生によってメカロックが
発生したとき、この様なメカロックはモード切換えの繰
り返しによっては解除されないので、動作を停止し、エ
ラーメッセージを発する。
【0044】上述の如く本発明に係る監視用カメラによ
れば、特別な工具を用いることなく、指掛かり(38)を直
接に操作することによってフランジバックを調整するこ
とが出来、微調整も容易である。又、調整の途中で指掛
かり(38)から手を離したとしても、調整がずれることは
ないので、フランジバックの調整後、両手を用いてロッ
クねじ(14)のねじ込みを行なうことが出来、フランジバ
ックの固定作業が極めて容易となる。
【0045】又、2枚の複屈折用水晶板(96)(97)の片面
に色補正フィルター膜(98)を形成してなる薄型の光学フ
ィルター(91)が採用されているので、その薄型化分だ
け、レンズ取付け基準面と撮像面の間のスペースが拡大
する。この結果、フランジバックが12.5mmのCS
マウントレンズを採用した監視用カメラにおいても、前
記スペースにフィルター装置(9)を配置することが出
来、これによって、カラー/モノクロの切り換えが可能
となっている。
【0046】更に又、一対のストッパー(71b)(71c)はベ
ース(71)に一体成型することによってその位置を高精度
に形成することが出来、又、往復駆動機構(100)は、フ
ォトインタラプター(82)の出力が切り替わった後も一定
時間はフィルター装置(9)の駆動を継続するので、フォ
トインタラプター(82)の位置に多少の誤差があったとし
ても、フィルター装置(9)は、一方のストッパーに受け
止められる位置まで確実に移動する。従って、単一のフ
ォトインタラプター(82)を用いて、フィルター装置(9)
を両移動端に精度良く位置決めすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る監視用カメラの外観を示す斜視図
である。
【図2】該監視用カメラにおいて、ハウジングからレン
ズユニットを取り外した状態の斜視図である。
【図3】該監視用カメラの要部を表わす一部破断側面図
である。
【図4】CCDユニットの弾性支持状態を表わす側面図
である。
【図5】調整リングの取付け状態を表わす断面図であ
る。
【図6】フロントカバー、保持リング及び調整リングの
分解斜視図である。
【図7】フロントカバー、モード切換え装置及び回路基
板の分解斜視図である。
【図8】モード切換え装置のベースの正面図である。
【図9】フロントカバーの背面図である。
【図10】フロントカバーに調整リングが取り付けられ
た状態の背面図である。
【図11】フランジバックの調整時(a)及び固定時(b)
における弾性部材及びロックねじの状態を表わす背面図
である。
【図12】往復駆動機構の斜視図である。
【図13】フィルター装置が移動している過程における
モード切換え装置の背面図である。
【図14】フィルター装置がカラーモード位置に達した
状態におけるモード切換え装置の背面図である。
【図15】フィルター装置がモノクロモード位置に達し
た状態におけるモード切換え装置の背面図である。
【図16】フィルター装置がカラーモード位置に達した
状態におけるフォトインタラプターと遮蔽板の位置関係
を表わす一部破断正面図である。
【図17】フィルター装置が移動している過程における
フォトインタラプターと遮蔽板の位置関係を表わす一部
破断正面図である。
【図18】フィルター装置がモノクロモード位置に達し
た状態におけるフォトインタラプターと遮蔽板の位置関
係を表わす一部破断正面図である。
【図19】モード切り換えのためのモータの制御方式を
説明する信号波形図である。
【図20】メカロック発生時のモータの制御方式を説明
する信号波形図である。
【図21】カメラの光学系の構成及び配置を示す模式図
である。
【符号の説明】
(1) ハウジング (11) フロントカバー (12) ハウジング本体 (2) レンズユニット (21) 対物レンズ (3) 調整リング (5) 弾性部材 (6) CCDユニット (7) モード切換え装置 (71) ベース (78) モータ (79) ねじ軸 (8) 回路基板 (81) CCD (82) フォトインタラプター (85) 保護ガラス (9) フィルター装置 (90) ホルダー (91) 光学フィルター (92) ダミーガラス (94) 遮蔽板 (100) 往復駆動機構 (101) 往復駒 (110) トーションスプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷 勝治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 2H002 AB01 FB39 GA33 JA08 JA11 2H083 AA03 AA26 AA34 AA54

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース体上の所定の2位置間で往復移動
    を案内された可動体と、該可動体に連繋された往復駆動
    機構とを具えた往復装置において、可動体の移動を制御
    する機構であって、 ベース体上に設けられて、可動体の両移動端を規制する
    ための一対のストッパーと、 可動体又はベース体の一方に配設され、発光部(83)及び
    受光部(84)からなる光学センサーと、 可動体又はベース体の他方に配設され、可動体の移動に
    伴って光学センサーの発光部(83)と受光部(84)の間に侵
    入すべき遮蔽板(94)と、 光学センサーの出力に基づいて、往復駆動機構の動作を
    制御する制御手段とを具え、 遮蔽板(94)は、可動体が2つの移動端の間を移動してい
    る過程では光学センサーの発光部(83)と受光部(84)の間
    に介在し、可動体が各移動端に達する直前に発光部(83)
    と受光部(84)の間から脱出するよう、その長さが規定さ
    れており、制御手段は、可動体が移動中の状態にて、光
    学センサーの出力が切り替わった時点から一定時間経過
    後に、往復駆動機構の動作を停止させることを特徴とす
    る往復移動制御機構。
  2. 【請求項2】 往復駆動機構は、モータの回転が入力さ
    れる入力部と、モータの回転を直線運動に変換する動力
    変換部と、直線運動を可動体に出力する出力部と、入力
    部と出力部の間に介在して伝達トルクが一定値を越えた
    ときに動作するスリップ機構とを具え、前記一定時間
    は、この期間のモータの回転によって可動体を移動端ま
    で移動させるために必要な値に設定されている請求項1
    に記載の往復移動制御機構。
  3. 【請求項3】 制御手段は、制御動作の開始に際して先
    ず可動体を所定の何れか一方の移動端に移動させた後、
    可動体を指令に応じた何れか一方の移動端へ移動させる
    請求項1又は請求項2に記載の往復移動制御機構。
  4. 【請求項4】 カラー撮影を行なうためのカラーモード
    と、モノクロ撮影を行なうためのモノクロモードの間
    で、撮影モードの切り換え設定が可能なカメラにおい
    て、対物レンズから撮像素子へ至る光路中に、フィルタ
    ー装置(9)が介在し、該フィルター装置(9)には、カラ
    ーモードにて必要な光学的処理を施すための光学フィル
    ター(91)と、モノクロモードにて光路長をカラーモード
    時と同等値に補正するためのダミーガラス(92)とが併設
    され、該フィルター装置(9)は、往復駆動機構(100)に
    連繋されて、光学フィルター(91)を光路中に介在させた
    カラーモード位置と、ダミーガラス(92)を光路中に介在
    させたモノクロモード位置の間で往復駆動されるカメラ
    であって、更に、 フィルター装置(9)の両移動端を規制するための一対の
    ストッパーと、 発光部(83)及び受光部(84)からなる光学センサーと、 フィルター装置(9)に突設されて、フィルター装置(9)
    の移動に伴って光学センサーの発光部(83)と受光部(84)
    の間に侵入すべき遮蔽板(94)と、 光学センサーの出力に基づいて、往復駆動機構(100)の
    動作を制御する制御手段とを具え、 遮蔽板(94)は、フィルター装置(9)が2つの移動端の間
    を移動している過程では光学センサーの発光部(83)と受
    光部(84)の間に介在し、フィルター装置(9)が移動端に
    達する直前に発光部(83)と受光部(84)の間から脱出する
    よう、その長さが規定されており、制御手段は、フィル
    ター装置(9)が移動中の状態にて、光学センサーの出力
    が切り替わった時点から一定時間経過後に、往復駆動機
    構の動作を停止させることを特徴とするカラー/モノク
    ロ切り換え式カメラ。
  5. 【請求項5】 往復駆動機構は、モータの回転が入力さ
    れる入力部と、モータの回転を直線運動に変換する動力
    変換部と、直線運動を可動体に出力する出力部と、入力
    部と出力部の間に介在して伝達トルクが一定値を越えた
    ときに動作するスリップ機構とを具え、前記一定時間
    は、この期間のモータの回転によって可動体を移動端ま
    で移動させるために必要な値に設定されている請求項4
    に記載のカラー/モノクロ切り換え式カメラ。
  6. 【請求項6】 制御手段は、制御動作の開始に際して先
    ずフィルター装置(9)を所定の何れか一方の移動端に移
    動させた後、フィルター装置(9)を指令に応じた何れか
    一方の移動端へ移動させる請求項4又は請求項5に記載
    のカラー/モノクロ切り換え式カメラ。
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